横溝参悟

登録日:2015/10/16 Fri 07:43:38
更新日:2025/04/12 Sat 21:40:33
所要時間:約 4 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。



□概要

静岡県警刑事部捜査一課の所属で階級は警部。年齢は35歳。
第6巻『天下一夜祭殺人事件』で初登場。その時は埼玉県警に所属しており、『闇の男爵殺人事件』の際に静岡県警に異動になった*1

実はキャリア組でもあり、初登場時は警部補だったが『見えない容疑者』の時には警部に昇進していた。
長身で珊瑚のようなボサボサ頭(小五郎曰く「むさ苦しい髪型」)が特徴で、顔の輪郭は四角くて眉毛は太く、目を点にすると『クレヨンしんちゃん』に登場する野原ひろしそっくりになる*2
一人称は「私」で口調も丁寧だが部下や親族に対してはそうでもなく、アニメ版では一度だけ「俺」と言っていた事がある。
担当声優である大塚さんは、彼を演じる際には「馬」をイメージして役作りをしているらしい。
名前の由来は『金田一耕助』シリーズで御馴染みの作家、「横溝正史」から。
アニメ版ではこの事を意識して、名前を「横溝正文」と設定されていた時期がある。

実は双子であり、弟の重悟は神奈川県警に所属している。


□人物

生真面目で温厚な性格。
なので子供だからという理由で江戸川コナンを邪険に扱う事は少なく、毛利小五郎が相手にしようともしないコナンの意見にも素直に耳を傾ける。
小五郎の事は素直に尊敬しており、彼が解決した(とされている)事件の新聞記事は全てチェックしている。なので事件現場で度々居合わせる彼の推理に毎回多大な期待を寄せている。
『密室にいるコナン』の時までは「小五郎の一番弟子」だと自負していたが、彼に安室透という弟子がいる事を知った時はかなり困惑していた。

なかなかの切れ者でもあり、『闇の男爵殺人事件』などでは優れた情報収集力を発揮している。
また眠りの小五郎(コナン)の推理を誰よりも早く理解し、推理のサポートに回る事もある。なのでコナンからすると推理ショーを披露しやすい相手であり、アニメ版では「小五郎のおっちゃんよりよっぽど頼りになる」と評されている。
コナンの事も「小五郎の影響でミステリー好きになった少年」と認識しており、彼が推理の後で「~って小五郎のおじさんが言ってたよ」と言うと大抵は納得してその推理を参考にしている。

だが、お人よしな性格でもある為、素の小五郎の迷推理を鵜呑みにしてしまう事もしばしばある。
原作では小五郎の迷推理に矛盾があるとそれを指摘する事も多いが、アニオリ回ではそういう場面は少ない*3
なので、アニメ版や劇場版のみを観ているファンからはしばしばポンコツ扱いされる事もある不憫な人。
ちなみにアニオリ回には、他県の刑事の中では最多出演だったりする*4

やや早とちりする傾向があり、過去に2回小五郎の隣にいた女性を彼の妻と誤解して接した事がある。
『最悪な誕生日』でようやく彼の妻・妃英理と対面したが、さすがに過去の失敗で学習していたのか彼女が小五郎の妻だとすぐに言い出す事はなかった。


人と話す時に思わず顔を近づける癖があり、張り切りすぎて声が大きくなる事もある*5
屈強な体格をしているが実はカナヅチ。幼少期に神奈川沖の一角岩でそれを克服しようとした事があるが、そこに伝わる一角龍の伝説がトラウマとなり未だに泳げない。
また最近では悪筆である事も判明した。
劇場版『漆黒の追跡者』では甘党である事が判明するが、現在は医者に糖分の摂取を制限されているらしい。
世話焼きなところがあり、現在独身である重悟に職場の同僚を紹介したり、『千速と重悟の婚活パーティー』では重悟が婚活パーティーに参加する事になった時には履いていけと上等な靴を渡している。

親族は、弟の重悟の他には会話中のみだが父親と母親が現時点で登場している。
父親は参悟と同じく珊瑚頭で、彼の愛用しているカツラを重悟が被れば兄と瓜二つになる。目つきは全然違うけど。
一度そのカツラを使って兄弟でトリックの実演をした事がある。

事件の捜査で子供向けホラー映画を小五郎と見ていた際に大げさに驚いたり、悪霊じみた話になった時に携帯電話のバイブに驚き思わず叫ぶなど、幽霊や妖怪の類が苦手なところがあり、妖怪退治の為に上司に掛け合って自衛隊の出動を要請した事もあった。
その為、彼が妖怪に驚いている様子しか見た事がない服部平次からは「あのヘッポコと変わらんな…」と不名誉な烙印を押されていたりする。


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最終更新:2025年04月12日 21:40

*1 実際の警察には転勤の制度はない。

*2 余談だが、『しんちゃん』のアニメ版でひろしを演じたのは藤原啓治氏(初代)と森川智之氏(二代目)であり、両名とも『コナン』では重要なキャラを演じている。なお、参悟役の大塚氏も劇場版に登場したゲストキャラを演じていた。

*3 『怪奇五重の塔伝説』などの初期の作品では原作どおり小五郎の推理に疑問を持つ場面もある。

*4 ただし、近年のアニオリ回では地方(他県)に行く事がほとんどなくなった為、出番が減っている。

*5 この事はアニメの「ネクストコナンズヒント」でコナンにも突っ込まれている。