占術姫

登録日:2016/02/05 (金) 22:20:00
更新日:2025/04/21 Mon 20:55:57
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これがカードの運命を司る聖なる巫女 タロットレイの力!


占術姫(せんじゅつき)とは、遊戯王OCGのカテゴリである。
遊戯王ARC-V方中ミエルが使用したアニメ出身のカテゴリなのだが、アニメカテゴリとしては唯一無二の特徴がある。

カテゴリ内の全てのモンスターがリバースモンスターか儀式モンスターである。

……アニメの遊戯王シリーズを視聴していない人はピンと来ないかもしれないが、両者はアニメでの出番も活躍も非常に少ないのだ。
ZEXAL以前はモンスターを守備表示で通常召喚した場合も表側表示だったのでリバースモンスターどころか裏側表示のモンスターすら稀、
儀式召喚も出番は少ないわGX時代のカードは1枚もOCG化されないわ5D’s時代はライディングデュエルで魔法カード使うリスクが高すぎるせいで出る余裕がないわ超久々に登場したら銀河眼の餌になるわLDSでもその他大勢扱いだわそれはもう酷い扱いではあった。

そんな中、颯爽と(?)現れたミエルちゃんのリバース効果と儀式召喚に熱を上げた人は多く、ARC-V勢の中でも特にOCG化が強く望まれていたカード群の1つであった。
ただ、(一部除く歴代サブヒロインはイロモノデッキが多く、例に漏れずクセのある占術姫はOCG化するにしてもずっと先……と、思われていた。
しかし、『コレクターズパック-運命の決闘者編-』にて割と早い段階でミエルちゃんの劇中使用カードが全てOCG化。全国の儀式召喚ファンは満足した。
その後も占術姫と相性のいいカードが継続的に出ている辺り、制作側も人気を理解しているようだ。
一方で、シンクロ次元編以降ミエル本人も儀式召喚も劇中に登場しない悲しみを背負った。

カード一覧

所属するモンスターはすべて天使族であり、カード名に占いの道具を含む。

リバースモンスター

  • 占術姫コインノーマ
リバース・効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻 800/守1400
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
手札・デッキからレベル3以上のリバースモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「占術姫」モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。

現れなさい、占術姫コインノーマ!

語源:コイン占い+地の精霊「ノーマ(ノームの女性読み)」

遊戯王OCG史上初となるリバースモンスターの汎用リクルーター。
……と、いうかリバースモンスターを指定したサポート自体実に11年ぶりである。
(一方で、初期のリバースモンスターにアレなカードが多かったせいか、メタカードはやたらと多い癖して、高速化した最近の環境では遅い。
そんな訳で、サイクルリバースはおろかリバースした時の効果をもつ非リバースモンスターより使いにくいという評価だった)

そのリバース効果は自身を含めた特定レベル以上のリバースモンスターをデッキからセットするという非常に対応幅の広い効果。
特に、セットするのに一苦労する上級リバースモンスターを容易にセットできるのはデカイ。
一方で、リクルート後は占術姫以外のモンスター効果を使えないため次のターンまで何としても守り切りたいところ。

リバースした場合に同名カードをデッキからリクルートするカードは多かったが、手札からも同名カードを展開できるのはこいつだけである。
……ミエルちゃんの中の人が昔無限回集していた《デスハムスター》もリバースリクルーターだったがもしかして元ネタなのだろうか。

ちなみに、アニメでは無制約で手札デッキ墓地から下級リバースモンスターをセットするというどう考えてもコワレノーマな代物だったが、流石に許されなかった模様。


  • 占術姫アローシルフ
リバース・効果モンスター
星4/風属性/天使族/攻1000/守1400
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える。

現れなさい、占術姫アローシルフ!

語源:弓占い+風の精霊「シルフ」

儀式魔法をサーチ・サルベージするリバース効果。
儀式魔法のサルベージ効果は貴重だが、わざわざリバースしてまで使いまわしするよりは《マンジュ・ゴッド》や《儀式の下準備》などで後続を引っ張ってきた方が手っ取り早いし、
当の《聖占術の儀式》など墓地効果をもつ儀式魔法も多い為イマイチ噛み合わないような気がしなくもない。

  • 占術姫クリスタルウンディーネ
リバース・効果モンスター
星5/水属性/天使族/攻1400/守2200
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から儀式モンスター1体を選んで手札に加える。

出番よ、占術姫クリスタルウンディーネ!

語源:水晶占い+水の精霊「ウンディーネ」

《占術姫アローシルフ》と対になり、儀式モンスターのサーチ・サルベージを司る。
《占術姫アローシルフ》と問題点は同じで、更にこちらは上級モンスターというのが厄介で、なかなかセットしにくい。どうしても使いたい場合は《占術姫コインノーマ》でセットするべきだろう。
なお《聖占術姫タロットレイ》を除き、唯一の上級占術姫なので占術姫オンリーで《聖占術姫タロットレイ》の儀式召喚をする場合、《聖占術姫タロットレイ》自身か《占術姫アローシルフ》《占術姫クリスタルウンディーネ》の組み合わせ以外はモンスターを3枚消費するのでそっち用途では何気に重要。

ちなみに、原作・アニメ併せた遊戯王シリーズ史上初のアドバンスセットされたモンスターである。

  • 占術姫ペタルエルフ
リバース・効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻 800/守 700
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て守備表示にする。この効果で守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。

目覚めなさい!占術姫ペタルエルフ!

語源:花弁(はなびら)占い+エルフ

表示変更&形式固定のリバース効果。
攻撃こそ止められるが、リリースや素材に使用されることを止めることは出来ない。
そちらの用途に特化するなら《砂塵のバリア―ダスト・フォース》などがあるため、差別化するなら何度も使いまわししたい所。

  • 占術姫ウィジャモリガン
リバース・効果モンスター
星3/闇属性/天使族/攻1300/守 0
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
そのターンのエンドフェイズに相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。

語源:ウィジャ盤+ケルト神話の戦と死の女神「モリガン」

相手の守備表示を殲滅し、破壊数に応じたバーンダメージを与える。
特徴的なのが、発動さえ成功できればエンドフェイズに自身がいなくても効果が強制発動する点。
上記の《占術姫ペタルエルフ》など相手を守備表示にするカードと組み合わせれば夢が広がリングである。

  • 占術姫ビブリオムーサ
リバース・効果モンスター
星9/地属性/天使族/攻2500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリリースされ墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「占術姫ビブリオムーサ」以外の「占術姫」モンスター1体と儀式魔法カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの儀式モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

語源:ビブリオ+ギリシャ神話の文芸を司る9柱の女神「ムーサ」

2022年7月の「DARKWING BLAST」でいきなり登場した新規カード。
所謂「決闘者モチーフのモンスター」枠で、イラストのキャラの髪形や全体の色合いはミエルちゃんを意識したことがうかがえる。
リリースされる事で自己蘇生できる効果と、自身以外の占術姫と儀式魔法をサーチするリバース効果を持ち、リバース効果の発動まで持っていければ1枚で儀式召喚の準備が整う。
更に、場にいる限り自分の儀式モンスター全てに《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》と同じ耐性を付与するので、《聖占術姫タロットレイ》の場持ちが非常に良くなる。

総じて、儀式召喚のコスト・儀式関連カードのサーチ・儀式モンスターへの耐性付与を1枚でこなす、痒い所に手が届く1枚。
手早く儀式召喚のコストにするか場に出したいところだが、このカード自身はレベル9というのがネック。


儀式モンスター

  • 聖占術姫タロットレイ
儀式・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻2700/守1200
「聖占術の儀式」により降臨。
「聖占術姫タロットレイ」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示にする。
(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
(3):自分エンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。

すべてを見通す太古の巫女よ
いにしえの秘術によりて今 よみがえれ!
儀式召喚!
レベル9 聖占術姫タロットレイ!

初代DM以来となるOCG化されたアニメ発の最上級儀式モンスター。(一応、同パックには《ロード・オブ・ザ・レッド》がいるが)
(1)(2)の効果は要約すると、誘発即時効果になった《太陽の書》もしくは《月の書》。
両者の攻防面における応用性の高さは既に知られている通りなので特に追記する事はない。
強いて言うなら、限定解除の自壊デメリットを自身を裏守備にすることによって強引に踏み倒すことができる事ぐらいか。
更に、リバースモンスターカテゴリーの切り札らしく(3)の効果でリバースモンスターをセットでき、相手ターンのサイクルリバースの準備を整えることができる。

問題点は、レベル9という儀式召喚が地味に難しい数字な所と2700という地味に低い打点。
効果への耐性もないため、上の表示変更効果でちくちく相手に嫌がらせしたいところ。

アニメでは、自分ターンに攻撃する代わりに自分フィールドのリバースモンスターをすべて裏守備にする「フルスリープ」、
相手ターンに自分フィールドのセットモンスターを表側攻撃にする「フルリバース」の2種類の効果を持っていた。

  • 冥占術姫タロットレイス
儀式・リバース・効果モンスター
星9/闇属性/天使族/攻1200/守2700
「冥占術の儀式」により降臨。
このカードは儀式召喚及び「聖占術姫タロットレイ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキからリバースモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスターを任意の数だけ選んで裏側守備表示にする。

すべてを見透かす運命の巫女よ
太古の秘術翻し、今こそ変幻せよ!
儀式召喚!
冥占術姫タロットレイス!

「DARKWING BLAST」の新規で登場した、まさかのリバースモンスターの儀式モンスター
ステータス、およびカード名から《聖占術姫タロットレイ》と対になる存在。
リバース効果は単純に《占術姫コインノーマ》のリクルート効果の強化版で、あちらのようなレベル指定も誓約もない。
対応する儀式魔法や《聖占術姫タロットレイ》の効果があるため裏守備での展開も容易。
特に正規の特殊召喚方法として“《聖占術姫タロットレイ》の効果”が記されているため、儀式召喚せずに墓地に置かれたとしても《聖占術姫タロットレイ》の効果でセット出来るのがポイント。
更に、自分フィールド限定かつ1ターンに1度限定だがフリーチェーンかつ好きな枚数を指定できる表示形式変更効果を持っている。
アニメ版《聖占術姫タロットレイ》を強化したようなこの効果は非常に小回りと応用性に富むため、どう活かすかは決闘者の腕次第だろう。


関連カード

  • 聖占術の儀式
儀式魔法
「聖占術姫タロットレイ」の降臨に必要。
(1):自分の手札・フィールドから、レベルの合計が9以上になるようにモンスターをリリースし、
手札から「聖占術姫タロットレイ」を儀式召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「占術姫」モンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

《聖占術姫タロットレイ》専用の儀式魔法。
除外することで占術姫をサーチする墓地効果も持っている。

アニメでの発動演出がかっこいいと評判。


  • 冥占術の儀式
儀式魔法
「占術姫」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
自分の手札・墓地から「占術姫」儀式モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示で儀式召喚する。
(2):自分フィールドに「占術姫」儀式モンスターが存在する場合、
自分・相手のスタンバイフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから儀式モンスター以外の「占術姫」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。

《冥占術姫タロットレイス》に対応する新規の儀式魔法。
《聖占術の儀式》と比較すると、墓地からの儀式召喚も可能で、上述した《冥占術姫タロットレイス》の特性を生かす為に前代未聞の裏側表示での儀式召喚も可能。
墓地効果で互いのスタンバイフェイズにデッキの占術姫を引っ張ってこれるのも優秀で、《占術姫コインノーマ》や《占術姫ビブリオムーサ》の他にも下級の妨害カードという選択肢も一応ある。
ここまで効果を盛っている1枚だが、最大にして唯一の欠点が《儀式の下準備》に非対応という点だろう。

  • 黒猫の睨み
通常罠
(1):自分フィールドに裏側守備表示モンスターが2体以上存在する場合、
相手バトルフェイズに発動できる。そのバトルフェイズを終了する。
(2):墓地のこのカードを除外し、「占術姫」モンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。

アニメにありがちな劣化和睦シリーズ。
このカードの本領は後半の墓地効果だろう。
フリーチェーンで相手モンスターを裏守備にしながら、こちらのサイクル・リバースの準備を整えることができる。


  • リバース・リユース
通常罠
(1):自分の墓地のリバースモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で相手フィールドに特殊召喚する。

リバースモンスターを相手フィールドにシュゥゥゥーッ!!
墓地のリバースモンスターを相手に送りつける罠カード。
ただ単に送り付けても相手を喜ばせるだけなので、《ファイヤーソーサラー》や《悪魔の偵察者》などの相手が困るリバース効果持ちのモンスターをプレゼントしたりと運用には工夫が必要。

アニメでは説明フェイズにのみ登場。この手のカードのOCG化は稀ではある。

相性のいいカード

占術姫をメインにするというよりは、リバースモンスター軸のテーマに《占術姫コインノーマ》と《聖占術姫タロットレイ》だけを採用する構築が多い。

メインデッキのモンスターが全てリバースモンスターで、墓地送りでも効果を発動できる彼らは当然好相性。
レベル9の罠モンスターである影依の原核やシャドール融合モンスターの特殊召喚メタもありがたく、
《聖占術姫タロットレイ》(+時々《占術姫コインノーマ》)を出張させた混合デッキである【占術シャドール】が確立している。

これらは10期に登場したリバーステーマ。それぞれ自身のテーマ名を指定する効果が多いので噛み合いづらいが、《聖占術姫タロットレイ》とはどれも相性が良い。

キーカードに墓地効果を持った魔法・罠が多い為、相手ターンでも能動的にそれらをリクルートし落とせるこのカードも採用候補。
カードの効果自体がサイクルリバースの補助になる、落としたいカードの1つである《黒猫の睨み》の効果発動条件も満たせるなどその他の方面でも相性は悪くない。

  • 禁忌の壺
リバース・効果モンスター
星9/地属性/岩石族/攻2000/守3000
「禁忌の壺」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローする。
●フィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
●相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。

強欲な壺》《ハリケーン》《サンダー・ボルト》《強欲な番兵》の禁止カード4種を模したリバース効果を内蔵する恐るべき壺モンスター。
その強力さの代償として、レベル9かつやたら高いステータスのせいでまともなリクルーターにも対応しないため、セットするのも一苦労である……普通のデッキならば。
ぶっちゃけると、このカードの正体は露骨なまでの占術姫販促カードである。占術姫で使えそれ以外で使えるもんなら使ってみろ」という鉄の意志を感じる仕上がりとなっている。
占術姫ならば《占術姫コインノーマ》から余裕でリクルートできるし、効果こそ使えないもののそのターンでも守備3000の壁にはなる。
何より、《聖占術姫タロットレイ》をこのカード1枚のリリースで儀式召喚でき、エンドフェイズに蘇生させればそれだけで相手へのプレッシャーになるなどシナジーは最高レベル。

  • 機怪神(デウス)エクスクローラー
リバース・効果モンスター
星9/地属性/昆虫族/攻2000/守3000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、
このカードを表側守備表示にして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが発動した効果は無効化される。
(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードとは元々の種族・属性が異なる
レベル9モンスター1体をデッキから手札に加える。

クローラーの1枚で、上記の《禁忌の壺》と同じレベル・ステータスを持つリバースモンスター。
こちらは相手のカードの発動を無効化する強力な永続効果を持ち、
セット時は実質的な対象効果への耐性まで持ち合わせている。
除去されても、《聖占術姫タロットレイ》のサーチが行えるため総じて好相性の1枚。

  • 星遺物の胎導
レベル9サポートその1。レベル9モンスターを手札からSS、または《聖占術姫タロットレイ》《冥占術姫タロットレイス》を対象に上記2枚をデッキからSSとどちらも展開をサポートする効果。SS後はエクシーズやリンクを狙っていきたい。

  • 九字切りの呪符
レベル9サポートその2。レベル9モンスターをコストに2ドローするシンプルな効果で、占術姫ではモンスターの墓地利用が多いため相性がいい。

  • ガード・ドッグ
  • 真空イタチ
リバースしたターンに相手の特殊召喚を禁じる《ガード・ドッグ》と、その魔法罠版の《真空イタチ》の2枚。
効果は強力だがリバース故の遅さからあまり存在感がなかったが、《冥占術姫タロットレイス》の登場で
《冥占術姫タロットレイス》をリリースして《聖占術姫タロットレイ》を儀式召喚
→エンドフェイズに《聖占術姫タロットレイ》の効果で《冥占術姫タロットレイス》をセットして即座にリバース
→《冥占術姫タロットレイス》の効果で《ガード・ドッグ》or《真空イタチ》を裏守備リクルートし、即座に自身を再セット
→相手ターンに《聖占術姫タロットレイ》の効果で《冥占術姫タロットレイス》を再度リバースし、《冥占術姫タロットレイス》の効果でもう片方を裏守備リクルート
→《冥占術姫タロットレイス》の効果で《ガード・ドッグ》と《真空イタチ》を同時にリバース
と相手ターンに2体同時にリバースして相手の行動を大幅に制限する事が可能となったためにわかに注目を浴びる事となった。

  • 裏風の精霊
効果モンスター
星4/風属性/天使族/攻1800/守 900
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキからリバースモンスター1体を手札に加える。

《占術姫コインノーマ》に引き続き、リバースモンスターの汎用サポートが登場。
通常召喚するだけで、あらゆるリバースモンスターをサーチできるという非常に優秀な効果を持つ。
打点も1800と高く、昔だったら壊れ呼ばわりは不可避であろう1枚。
《占術姫コインノーマ》と違いレベル2以下のリバースもサーチできるが、何の工夫もしない場合「召喚してサーチする⇒次の自分ターンでセットする」という二度手間がかかり、その間にやられては元も子もない。
とはいえ、OCG公式でも紹介された通りこのデッキでは《禁忌の壺》をサーチして《聖占術姫タロットレイ》の召喚コストに回し、エンドフェイズに壺を蘇生できるためあまり気にならないだろう。
ちなみに、同じぐらい相性がいいと思われるシャドールでは風融合体の性能がお察しの為、採用したくてもしにくい模様

  • 儀式の下準備
儀式召喚の革命的な汎用サポート。
元々モンスターも専用儀式魔法も優秀な効果を持つ《聖占術姫タロットレイ》との相性はもちろんいい。


占術戦術

ミエル「ミエルのターン!
    《裏風の精霊》召喚《禁忌の壺》サーチ《儀式の下準備》《聖占術姫タロットレイ》サーチ《禁忌の壺》リリース儀式召喚《聖占術姫タロットレイ》カード2枚伏せてエンドフェイズ墓地《禁忌の壺》セット。
    さぁ、勝負よダーリン!
遊矢「」(今日は、ファンデッキ寄りなんだけど……)

中堅以上のデッキにガチ構成で挑む場合は、どのような構築であれいかに早い段階で《聖占術姫タロットレイ》と《禁忌の壺》を並べるかがカギになる。

一度並べてしまえば都合のいいタイミングで《サンダー・ボルト》をぶちかまし相手が動けなければ2ドローなりハンデスなりし厄介な永続効果持ちは裏返して封印しとかなりうざったい戦い方ができる。

弱点はやっぱり儀式とリバースの遅さを兼ね備え、しかもレベルが高くリリースも揃えにくいところ。ついでに当然モンスター効果頼みの宿命として《ブレイクスルー・スキル》は天敵。


追記修正は、運命(フォーチューン)がミエル方がお願いします。

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最終更新:2025年04月21日 20:55