スキル(MHF‐G)

登録日:2016/07/06(水) 05:59:23
更新日:2023/08/22 Tue 14:44:34
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モンスターハンターフロンティアZ』には、元々あった既存スキルの単なる上位版から、メインシリーズには無い仕組みのスキルまで数多くの独自スキルが存在した。
中にはメインシリーズのプレイヤーから見て「こっちにもあったらいいのに…」と思わず羨むようなスキルもあるのではないだろうか。
サービス終了までかれこれ12年もの息の長いサービスを続けたオンラインゲームであるが故の賜物であり、様々な複合スキルや二つ名スキル等が登場したメインシリーズにも引けを取らないバリエーションを誇る。
基本的には大型アップデート毎に何かしらのスキルが随時追加されていき、発動できる防具が少なかったり、G級帯の防具にだけスキルポイントが付与されていたりと方針は様々であった。


G級では性能だけ見ると強力なスキルが数多く揃っているが、自動発動スキル付きの武具、『MHF-Z』以降の辿異スキル(スキル枠拡張)といったケースを除くと、平常時はG級防具5部位でも最大12個までしか発動できない制約がある。
そのため、武器種、武器、戦法、モンスターとの相性等などを考慮したスキルの取捨選択能力が求められる。
装飾品や防具とにらめっこしながらああでもないこうでもないと試行錯誤を重ねるのもまた楽しみの一つ。
作った数だけ装備の自由度も増していくので、長い目でG級ライフを楽しんでいこう。


各武器種の秘伝スキルはこちらの項目を参照。
また、メインシリーズから途中輸入された既存スキルについては、新段階以外はここでは割愛する。


※スキル欠けがあったら追記求む



通常


  • 圧力【小】/【大】
モンスターの取引価格を上昇させる。
【小】は+30%、【大】は+30~150%で変動。
取引価格ってなんじゃらホイと思うかも知れないが、MH2の仕様を引き継ぐMHFでは狩猟時に報酬金とは別の「モンスター毎の(G)ゼニー価格」が設定されているのである。
欠点は金策が充実している環境下ではほぼ不要になる事であり、G級での用途は何かと資金不足に陥りやすい序盤に限られるだろう。


  • いたわり+1~3
発動ハンターの攻撃で、味方をこかしたり吹っ飛ばしたりする事が無くなる。逆に受ける場合も同様。
いたわり+1はNPCまで、+2以降は有人ハンターに適用される。
G級では+2までの効果が無効になり、+3だけが有効。
スキル実装当時は殆どの武器種に今ほどSAが付与されていなかった為、いかに味方をこかさないかが重要視されていたこともありユーザー同士の議論で荒れに荒れた経緯がある。
昔どこかで「らんらんす」なんて単語を聞いた事がある人もいるかも知れないが、それはその時の名残である。
というか旧アニヲタwikiにもいたわりの単体項目が実際にあった(削除されたのかサルベージされてないのか不明だが)。


  • 格闘王 (体術)
スキル「体術」の上位版。ちなみにMHFの体術はパンチやキックの威力を強化するだけ
納刀時のキックモーション等が回し蹴り、跳び蹴りに変化する。
これだけでは只のネタスキルだが、穿龍棍では滑空蹴りの高度上昇などに影響する重要スキルと化す。


  • 餓狼+1~2 (断食)
スタミナが最低値、かつ強走効果が発動していない時に限り
「会心率+50%(見切りスキルと重複可能)」「回避性能+1~2」の効果を発動させる変わった複合スキル。
しかも+2では会心ダメージの倍率が+0.1倍、つまり元の1.25倍から1.35倍にまで引き上げられる。
この上昇効果は後述の一閃と重複する。
遷悠防具バンギスシリーズはこの餓狼+2を自動発動スキルに備えているため、特定状況下で強力な複合スキルになりうる。


異性ハンターがPTにいる時だけ発動するという変わったスキル。
男性が発動した時は武器倍率+5、女性は防御力+40。
異性がいればいいのでPT内の人数バランスは問わない。


  • 救援
ラスタ等NPCが離脱から戻ってくるまでの時間を短縮する。


  • 警戒
モンスターが生成した落とし穴に落ちなくなる。
落とし穴にハマると根性スキルが発動しなくなるため、それを文字通り警戒するなら必要。


  • 血気活性
希少スキルの一つ。モチーフはグレアドモス
体力100以上に限り攻撃力を1.1倍に引き上げる。単純ながら強力。
『MHF-Z』以降は上昇倍率が更に強化される。


  • 結晶耐性
アクラ種などが付与してくる結晶化を無効化。


  • 剣術+2
スキル「剣術(+1)」の上位版。
同一部位に2ヒットするようになる。2ヒット目は威力が大きく下方修正されるがそれでも物理ダメージだけでなく属性値もしっかり与えるため、単純に火力増加と考えれば強力。
ただし、武器種とモーションによっては2ヒット目のヒットストップが原因で逆にダメージ効率を低下させる可能性がある
ヒットストップが大きいと操作時の違和感もバリバリに増すので、単に弾かれ無効が欲しいだけなら剣術+1で。
穿龍棍、スラッシュアックスFなどのようなヒットストップが小さい武器種では問題なく扱える。
『MHF-Z』以降はヒットストップ問題が改善され、どの武器種でも使いやすくなる。


  • 広域化+3/-1
スキル「広域化」の最上位スキルとマイナススキル。
広域化+3は従来だと未対応であった回復薬グレートも対象になる。
一方、広域化-1は味方からの粉塵・広域回復を受けられなくなるが、火事場プレイで体力を維持したい時は方法次第だが使えるか。


  • 攻撃力UP【特大】/【絶大】 (攻撃)
スキル「攻撃力UP」の上位・最上位版。
それぞれスキルポイント50・80という莫大な要求量の割に、上昇値は【絶大】でも+50程度と全く見返りに合わない。
基本的にここまで出そうと思うのなら剛種防具系統のスキルグレードアップ効果は必須。


  • 支援
希少スキルの一つ。モチーフはガルバダオラ
発動者の左腕が赤く光り、常に武器倍率+20、防御力+50の効果をもたらすのだが、真価は発動者の周囲にいるハンター達に発揮される。
彼らは左腕が黄色く光り、上記の効果に加えて「状態異常無効」「絶倫」「ダメージ回復速度+2」が付与されるのである。
文字通り他のハンター達への支援に向いたスキルであるが、難点は発動者だけはステータスUPしか恩恵に預かれないので、別途状態異常への対策が必要となることか。


  • 雌伏
希少スキルの一つ。モチーフはヴォージャン
モンスターの攻撃をガードすればするほど攻撃力が上昇し(上限10回)、吹っ飛びリアクションの攻撃を受けるとリセットされてしまう。
武器種によって上昇量は異なる。
性質上ガード主体の(ガン)ランスはもちろん、(天・嵐ノ型)大剣、嵐ノ型スラアクではかなり有効なスキルで、吹っ飛びさえしなければ後述の巧撃クラスかそれ以上の火力強化が得られる。


  • 集中+2
スキル「集中」の上位版。より溜め行動の時間が短縮される。
何気にMHFの全スキル中最低の優先順位なので、いざつけようとするとスキル構成で結構悩むことに。
なお弓の溜め撃ちはこのスキルでは短縮されないので注意(MH2の仕様を受け継いでいるので弓はスキル「速射」が集中代わりとなる)。


  • 状態異常追撃 (変撃)
希少スキルの一つ。モチーフはヤマクライ
モンスターが発症中の状態異常と同じ属性で攻撃すると、属性値分だけ肉質無視ダメージを与える。
睡眠のみ肉質+10の効果になる。
睡眠以外は属性剣晶だと効果が半減してしまう。


  • 状態異常無効【多種】 (耐状態異常)
「状態異常~」の最上位スキルであり、MHFに存在する大量の状態異常を無効化する強力な保護スキルの集合体。
その内訳は従来の「毒」「麻痺」「睡眠」無効に加えて、「脱臭」「耐雪」「声帯麻痺毒*1無効」「鉄面皮」「酒豪*2」「磁力耐性」「結晶耐性」「爆破耐性」「凍結耐性*3」と盛りだくさん。
ただし、気絶だけは含まれていないため別のスキルで。


  • スローイングナイフ+1~2 (ナイフ使い)
ナイフ投げの本数が増える(=状態異常値の蓄積が増える)。+2では投げ方のモーションが変わる。
当初はアビオルグ防具の目玉スキルとして宣伝されていたのだが…


希少スキルの一つ。モチーフはディオレックス
MHFプレイヤーならその名を知らぬ者はいないであろう、かつて物議を醸した問題児スキルでもある。
詳細は個別項目で。


  • 絶倫 (スタミナ)
スキル「ランナー」の上位版。更にスタミナ消費量が低下する。
名前が名前だからって決してやましい妄想をしてはいけない。


  • 煽動
希少スキルの一つ。モチーフはメラギナス
発動者がモンスターを攻撃すると、暫くの間モンスターのヘイトを固定させられるようになり防御力が上昇する。
双頭襲撃戦のような高難度の2頭同時クエストで真価を発揮する。
『MHF-Z』以降は攻撃力も上昇するように。


  • 耐震+2
スキル「耐震(+1)」の上位版。
主にHCクエストのモンスターが繰り出す強振動を無効化する。
ただし、後述の超高級耳栓、暴風圧無効ともども、G級ではとあるモンスターがこれをもってしても防げない妨害行動を行うので過信は禁物。


  • 超高級耳栓 (聴覚保護)
スキル「耳栓」の最上位版。
主にHCクエストのモンスターが放つ特大咆哮を無効化する。


  • 適応撃+1~2
希少スキルの一つ。モチーフはゼルレウス
モンスターに攻撃した時、その部位に対して最も有効な物理属性でダメージ算出を行う。
肉質次第でガンナーの弾で尻尾切断したり、打撃が必要なダイミョウザザミのヤドを大剣で破壊したりといった芸当が可能になる。


  • 凍結耐性
トア・テスカトラの攻撃と特殊能力「氷界創生」による凍結状態を無効化し、更に凍傷を無効化する。
装飾品2個で簡単に発動できるため、現在では後述の冬将軍よりも使い勝手のいい凍傷対策としても用いられる。


  • 闘覇
希少スキルの一つ。モチーフはヴァルサブロス
抜刀中に攻撃力が1.2倍される代わりに常時スタミナを消費していく
武器種によってハンターの立ち回り方を大幅に変えてしまうピーキーなスキルであり、他のスキルによるスタミナ面の補強は必要不可欠。


  • ド根性/真根性 (根性)
スキル「根性」の上位・最上位版。
ド根性以降は体力70以上で根性効果が発動する。
いたわり同様にG級ではド根性までが無効化されてしまい、最上位の真根性のみ有効となる。
真根性はかつて発動するたびに攻撃力ダウンのペナルティが発生していたが、G3以降撤廃された。


  • 研匠 (研ぎ師)
スキル「砥石使用高速化」の上位版。
研ぎ時間の短縮に加え、斬れ味が必ず最大まで回復し、研いでから30秒間「斬れ味レベル+1」の効果が付与され、効果終了まで斬れ味を一切消費しないという凄まじい効果を持つ。


  • 夏女夏男 (耐暑)
スキル「暑さ○○」の最上位版。
暑さ無効の効果に加えてダメージ回復速度+1が発動する。


  • 狙い撃ち (精密射撃)
スキル「ぶれ幅DOWN」の上位版。
ボウガンのぶれ幅を抑制するだけでなく、クリティカル距離で弾がヒットすると肉質+5でダメージ計算される
ただしボウガン、とある事からも分かるように弓は適用されない。


  • 爆破耐性
遷悠種ブラキディオスの爆破やられを無効化する。
MHFでは脱臭スキルによる無効化はできないので注意。


  • 万全の構え/磐石の構え (平常心)
アイテム使用、採取などといった行動の最中にモンスターの攻撃を受けても怯まなくなる。
磐石ではなんと吹っ飛びすらも無効化する。


  • ハンター満喫 (狩人)
スキル「ハンター生活」の上位版。
地図・釣り・肉焼きに加えて自動マーキングが発動する。


  • 氷界創生
希少スキルの一つ。モチーフはトア・テスカトラ
自身にスキル「冬将軍」の効果を付与し、なおかつモンスターを攻撃すると冷気のフィールドが周囲に発生する。
攻撃を絶え間なく重ねることでフィールドは大きくなり、範囲内のモンスターには肉質無視のスリップダメージを、ハンターには段階ごとに強化された「業物」「スタミナ急速回復」が付与される。
逆に何もしないでいるとフィールドが縮小・消滅してしまう。
やはりメインはスリップダメージであり、どんなに硬いモンスターにも一定の効果が見込める。
しかも発動人数分だけスリップも重複する。


  • ひらめき
クエスト開始時にランダムで「各耐性+5」「暑さ無効+寒さ無効」「気絶無効」「早食い」「状態異常無効」「挑発」「各耐性-20」の中から一つの効果が発動する。
今では装飾品一つで即発動できるとはいえ、正直言って確実性に欠けるネタスキルだが、明確にデメリットとなりうる耐性-20は、そもそも相手が無属性もしくは状態異常主体だった場合には意味が無い。
装備貸与で付けられる装飾品が限定されるようなクエストでは意外と役に立つかも…


  • 武器捌き
武器の抜刀・納刀モーションが高速化する。
なおHR帯の親方印武器と、G級技巧武器はデフォルトでこの効果を備える。


  • 冬将軍 (耐寒)
スキル「寒さ○○」の最上位版。
寒さ無効に加えて凍傷を無効化し、寒い場所ではスキル「ランナー」が発動する。


  • 砲術神 (砲術師)
スキル「砲術師」の最上位スキル。メインシリーズの「砲術マスター」に相当する。
一つ前の「砲術王」以上に迎撃兵器やガンランス等の砲撃ダメージを上昇させる。


  • 暴風圧無効 (風圧)
スキル「風圧無効」の最上位版。
一部のモンスター達が放つ強烈な暴風圧を無効化する。


  • 業物+2 (斬れ味)
スキル「業物」の上位版。
業物(+1)同様に斬れ味消費を減らすだけでなく、一定確率で斬れ味消費が0になる。
消費の激しい双剣では必須クラスとも。


  • 罠匠 (高速設置)
スキル「罠師」の上位版。
基本的に罠師と同じだが、元々早くなっていた罠設置スピードが更に上昇する。


  • ○○の赦し/○○の抱擁 (審判)
メインシリーズにもある「○○の加護」のMHF版。
プラスの「女神」は被弾時にダメージを一定確率で0にし、マイナスの「死神」は被弾時に一定確率で強制即死を受けるという両極端な効果を持つ。
どんなに激烈なダメージもチャラにできる点から女神の抱擁は特に有り難がられているが、全体の優先度が低く付けづらいのが難点。
なお、歌姫に歌ってもらうことでも同様の女神効果が得られる。


  • ○○剣+1~3
MHFの独自アイテム「○○剣晶」を狩猟中に扱うために必要なスキル。
対応した剣晶を戦闘中にセットする事ができ、武器にその剣晶の属性を残数の限り付与・上書きして使える。
ただしセット中は斬れ味消費2倍のデメリットもつく。
属性(スキル)バリエーションは火、雷、水、氷、龍、麻痺、毒、睡眠、爆撃の9個。スキル段階に応じて属性値も上がる。
爆撃は爆破属性よりも前に実装されたもので、モンスターに武器種ごとに違う量の肉質無視ダメージを与えるというもの。
ただし爆発エフェクトで目の前が見えにくくなるという地味な弊害もある。



G級

G級防具を精錬して作った装飾品を使えばラスタでも発動可能。


  • 赤魂/青魂 (喝)
それぞれスキルポイント+10、-10で発動するというユニークなスキル。
発動ハンターに武器倍率+15/防御力+50をもたらすだけでなく、味方を殴ることで一定時間この2倍のステータスアップを付与する
更に赤魂ハンターが青魂ハンターを殴ると、青魂ハンターの武器攻撃に僅かながらスタン値を付与させ、逆の場合は女神の抱擁と同じ効果を赤魂ハンターに与える。
更に更に、青魂ハンターが味方を殴った時には毒、麻痺、腐食やられ、磁力やられを治療することも可能。
普通は一人のハンターがこの2スキルを共存させる事は出来ないが、後述の紅焔の威光を併用する形で青魂と共存させる事は可能。
ちなみにその状態で味方を殴れば、エフェクトが重なって紫色の光が現れる。
狩猟笛の音爆演奏で広範囲に付与することも可能なため、カリピストがつけていくと喜ばれるかも。


  • 一閃+1~3
会心率を若干引き上げ、なおかつ会心時のダメージを増加させる。
一閃+1の時点で+5%、ダメージ増加率は元の1.25倍→1.35倍となかなか強力であり、+2は+10%と1.4倍、最高の+3は+20%に1.5倍
スキルの性質上、会心率が高ければ高いほど相乗的に効果を発揮するため、+3を利用する際には会心率を重視した装備構成が求められる。


  • 移動速度UP+1~2
ハンターが納刀時の移動速度を上昇させる。
スキルポイントを持った防具が少ないのが難点だが、移動速度UP+2と同等の効果はG級技巧武器がデフォルトで備えている。


  • 一匹狼
エリア内のハンターが発動者一人だけの場合に限り、武器倍率+100の強力な効果をもたらす。
基本的には他のハンターやNPC(ホルクはOK)を一切抜いたソロプレイ専用のスキルであり、特にモノブロス族やナナ・テスカトリといった完全ソロ専用のモンスターとの戦いでは狩猟時間短縮に役立つ。


  • 穏射+1~3
複合スキルの一種。
「装填数UP」に加え、スキル段階ごとに「反動軽減+1~3」が発動する。


  • 恩寵+1~3
複合スキルの一種にしてシャンティエンの防具専用スキル。
「攻撃力UP【絶大】」「一閃+3」「高級耳栓」「風圧【大】無効」「耐震+1」「回避性能+1」「ガード性能+1」「女神の赦し」「武器捌き」が常に発動する。


…のだが、実は致命的な問題を抱えており、スキルを付けると恩寵自身を含めて防具のスキル枠10個を占有するのと同じ扱いになる
そしてスキル段階の数値よりも少ない数値で他のスキルを収めないと、恩寵のスキル効果は全く機能しなくなってしまう(+2なら1個、+3なら2個まで)。
なんでこんな使いづらさ極まりないのかと言うと、元々G級は「HCクエストが無いノーマル大前提」の設計になる構想が当初はあり、その設計下でならこの仕様でも十分通用するはずだった。
保護スキルが微妙に物足りないのもそのため。
が、本スキルの実装と同時期に始まった、G級改新によるテコ入れと環境大激変に恩寵はてんでついていけず、ハンター達からは「生まれる前から死んでいたスキル」という最低の烙印を押されている。



  • 吸血+1~2
希少スキルではないが、バルラガルをモチーフにしたスキル。
モンスターに武器攻撃を当てた時、一定確率で少量回復する。
吸血+2で回復量と発動確率が上がる。
ある程度は攻撃の手を休めずに自給自足ができる心強いスキルであり、火事場プレイで些細な削りダメージによって減らされた体力を補う手段にも使える。
『MHF-Z』以降は吸血成功のたびに攻撃力も上昇する。上昇システムは前述の雌伏と同じだが、ダメージを受けただけで解除されてしまう(スリップ系は対象外?)。


  • 劇物取扱皆伝 (劇物の心得)
状態異常属性値の分だけ武器倍率を少し上昇させ、属性値を約3分の1に下げる代わりに常時蓄積されるようになる
このスキルの登場によって麻痺剣がお役御免に追い込まれたとも。
真価は状態異常追撃と併用した時だろう。常に肉質無視ダメージが見込める。


  • 激励+1~2 (鼓舞)
複合スキルの一種。
自身に「笛吹き名人」、自身と周囲に例外なく「気絶半減/無効」「回避性能+1~2」を付与する強力な保護スキル。
特にラスタで発動させると喜ばれる定番スキルでもある。


  • 剣神+1~3
複合スキルの一種。
「斬れ味レベル+1」「業物+1~2」「剣術+1~2」を内包しており、いわゆる「刀匠テンプレ」の固定化に風穴を開けた。
+3では15秒分の「研匠」の効果も内包されている。

  • 紅焔の威光+1~2 (炎寵)
複合スキルの一種。
「火事場力+1~2」「赤魂」「爆撃剣+2~3」「砲術王/砲術神」「暑さ無効/夏男夏女」「地形ダメージ減少【小】/【大】」「火属性攻撃強化【小】/【大】」「ボマー」「火耐性+20~30」の9項目が無条件で発動する
いくつかはマイナーなスキルの詰め合わせであるが、なくても困らないがあると場合によって便利なスキルもある。
単純に赤魂の発動・ガンランス用スキルとして重宝される他、やけにスキルポイントを備えた防具がやたらと多い。


  • 剛撃+1~6
スキル「攻撃力UP」のG級版。
剛撃+3の時点で従来の攻撃力UP【絶大】相当の+50だが、更に+4で+80、+5で+150、+6で+200という激烈な数値に。
武器倍率200というのはだいたい下位クエスト後半~上位上がりたてくらいで手に入る武器の攻撃力である。
更に近接武器なら斬れ味補正がかかるので、MHFの最高の斬れ味である空色ゲージでは剛撃+5だけで期待値が270ほど上昇する。
メインシリーズで例えるなら最終強化した燼滅刃武器一本分、このスキルで攻撃力がアップする。


  • 巧撃
モンスターの攻撃を回避すると、一定時間武器倍率が+100される。
時間は武器種ごとに異なる。
性質上、闘覇スキルとは対を成す存在であり共存は不可能といってもいい。
メインシリーズではMHR:S月迅竜防具のスキルとしてまさかの逆輸入。
…流石にMHF-G以降のインフレした環境ではないのでLv3でも武器倍率+30止まりではあるが。


  • 豪放+1~3 (三界の護り)
複合スキルの一種。
「耳栓/高級耳栓/超高級耳栓」「風圧【大】/龍風圧/暴風圧無効」「耐震+1~2」をいっぺんに付けられる。
耐震のみ豪放+2までは耐震+1なので注意。
G級ハンターなら必須とまで言われるほど超メジャーなスキルだが、前述したように豪放へのメタファー的なとあるモンスターの存在には注意。


  • 巧流
モンスターの攻撃を回避すると、斬れ味が少し回復する。
回復量は武器種によって異なる。
うまく使えば砥石を殆ど消費せずに立ち回れる。
ちなみにメインシリーズでは、MH4Gセルレギオスの近接武器が固有ギミックとして似たような効果を持っている。
MHF的に言うなら、セルレギオス武器が自動発動スキルとして巧流を内包しているようなものだろうか。


  • 最期ノ閃告 (黒ノ命脈)
希少スキルではないが、超高レベルの極征ミラボレアスをモチーフにした複合スキル。
力尽きると体力・スタミナ全快で黒いオーラと赤黒い光と共に復活し、「条件無視の火事場力+2&餓狼+2」「常時怯み完全無効」「豪放+3」「研匠」「防御+120」「暑さ&寒さ無効」が一斉に発動する。
だが、同時に体力も徐々に減少していき、しかも回復・根性効果が完全無効化されるので最終的にどう足掻いても死は避けられない。
根性スキルと違いどっちみち死ぬので非常に使いづらかったが、後述の不退ノ構では唯一の保険(延命という意味で)として機能したため再注目を浴びることに。


  • 尻上がり
クエスト開始から一定時間経過するたびに武器倍率がアップ。
開始1分の時点で+20され、3分で更に+30、5分で更に+30……という具合にどんどん上積みされていき、最終的に開始から20分経過で累積+200という凄まじい値になる。
普通のクエストで使う分にもそこそこ強めだが、真価を発揮するのは20分以内の迅速な討伐が求められる至天征伐戦や、難易度上昇につれて凶悪なタフネスに強化される辿異種モンスター戦だろう。

ちなみにこの効果になったのは『MHF-Z』からの話であり、それ以前は開始から15分後にようやく上がり始め、35分経過でやっと累積+200に上がるという気の長すぎる時間設定だった。
大半のモンスターがPTを組めば数分と経たず狩れるようになったG10.1までの環境下では当然需要なぞ皆無に等しいわけで…
恩寵と同様、G級初期の想定とかけ離れた環境変化についていけない型落ちスキルのひとつに数えられていた悲劇のスキルだったのである。そして何もテコ入れされなかった恩寵涙ふけよ


  • 消費特効 (贅撃)
剣士は無条件で武器倍率+100、弓ガンナーはビンの威力補正+0.2倍する代わりに、剣士なら業物でも軽減不可能な斬れ味消費が、弓ガンナーならビンを倍消費するというペナルティがついてまわる上級者向けスキル。
何も考えなしに発動させるとしょっちゅう斬れ味が落ちるわ、砥石を使いまくるわで却って戦闘を阻害されてしまう。
そのため剣士は単純にゲージの長い武器が好まれやすく、例え紫でも非常に長ければ実用に耐えうる。
なお弓は後述の弾丸節約術を発動させれば、一定確率でビン消費を1個で済ませられる。


  • 扇射+1~3
狙い撃ちと攻撃力UPの複合スキル。剣士のスキル「刀匠」のガンナー版と言えば分かりやすいか。
こちらは前述のクリティカル距離における肉質+5効果が弓にも適用されるのがポイント。
狙い撃ちは共通で、+1は攻撃力【大】、+2は【特大】、+3は【絶大】となる。


  • 閃転
会心率を+30%し、なおかつ従来の100%上限を突破できるようになる
この時に生じた余剰分だけ攻撃力が上昇するため、会心率が高いほど大幅なダメージアップが望める。
スキルポイントが+10で簡単に発動できる点から、100%超えが目的でなくとも見切り+3の代用として気軽に使える。

会心率が100%を超えるというのは、メインシリーズでは大剣使い以外馴染みの無い感覚だろうが*4、MHFでは
見切り+5、一閃+3、秘伝書の特殊効果(秘伝スキルに非ず)、斬れ味補正(MHP2Gにまであったシステム。素の会心率が1%以上、斬れ味が青以上だと会心率にボーナスが入る)を組み合わせて防具のみで会心率を100%以上上げることが可能である。
その為このスキルが実装されるまで、武器の元々の会心率は『達人のスキルポイントを節約できる』以外に価値の無い状態だった。


  • 装着+1~3
複合スキルの一種。
「装填数UP」に加え、スキル段階ごとに「装填速度+1~3」が発動する。


  • 属性特効 (属撃)
弱点特効の属性版であり、モンスターに攻撃した時に属性肉質が20以上なら属性ダメージを増大させる。
ダメージの上昇幅は武器種によって異なるのが弱点特効との違い。


  • 狙撃
前述の扇射が持つ「ガンナーでクリティカル距離だと肉質+5」効果と「連射」の複合スキル。
弓向けのスキルである一方、ボウガン2種は連射の仕様上反動が固定されてひどく足を引っ張るスキルと化すため運用に向かない。


  • 代償
「攻撃力UP【絶大】」「見切り+4」「斬れ味レベル+1」「回避性能+2」「死神の抱擁」の複合スキル。
効果としてはかなり強力なのだが、文字通りの代償か最後の付与スキルが全てをぶち壊しにしてしまっており、他に火力強化のアプローチが無数に存在する現環境では超ニッチなスキルと化している。


  • 弾丸節約術
一定確率でボウガンの弾、弓のビンの消費を無効にする。
いわばガンナー版業物。
ただしライトの超速射、ヘビィの排熱弾には適用されない。


  • 超回避
『MHF-Z』から新登場のスキル。
「回避性能+2」「回避距離UP」という強力な回避スキルの上に、段階がなくこれ一つで発動可能。


  • 調合師
複合スキルの一つ。
「調合成功率」「最大弾生産」を備えるガンナー涎モノのスキル。


希少スキルではないが、トリドクレスの生態を反映したユニークなスキル。
詳しくは項目で。

  • 抜納術+1~2
抜刀時と納刀時で効果が異なるという変わった複合スキル。
抜刀時は「ランナー/絶倫&回避性能+1/+2」が、納刀時は「ダメージ回復速度+1/+2&スタミナ急速回復【小】/【大】」が発動する。
その性質上、闘覇との相性がとっても抜群。
『MHF-Z』以降は常時武器捌きも発動するため、普通に使っても強力ではある。


  • 反射+1~3
モンスターの攻撃をガードした時に反射エフェクトが発生し、範囲内のモンスターにダメージを与える。
ただし近くの味方にも当たる(流石にダメージは与えない)ので注意。
『MHF-Z』以降は味方に当たらなくなる。


  • 不退ノ構 (不退)
火力面だけを見ればMHF最強の火力増強スキルラヴィエンテのG級防具にだけスキルポイントが付与される。
「武器倍率+100」「会心率+100%」「会心ダメージ1.5倍」「常に物理&属性肉質軟化」「扇射」「斬れ味レベル+1」「火事場力+2」という超絶的な戦力強化がもたらされる
以前よりハンター側のインフレが進みつつあったMHFのインフレそのものを体現したかのようなスキルである。
しかし同効果の火力スキルとは重複せず、武器倍率+100は剛撃+5発動時だとそちらが優先される。物理肉質軟化は纏雷と重複可。

その上、この強大な力を振るうには根性スキルあるいは根性効果のあるアイテム・特殊効果、スキル「絶対防御態勢」が一切無効化されるという重大なペナルティを受け入れなければならない。
つまり、不退を主体とした一からの完全な装備刷新が求められ、
アイテムやスキルに頼らず自力で回避するというモンスターハンターの原点に立ち返った戦い方が求められる
何よりラヴィエンテのG級防具自体、発動させるだけならまだしも実用レベルのGX段階、なおかつ装飾品精錬の段階まで強化するには秘伝防具レベルの膨大な作業量が要求されるため、並のハンターがおいそれと手に入れることは出来ない。
早い話、不退(込みの実用装備構築・精錬)自体がG級ラヴィエンテと同じエンドコンテンツの一種のようなもの
まさにメゼポルタの極みを目指すハンターのために用意されたスキルである。


  • ブチギレ (怒)
スキル「逆鱗」の上位版。
真根性を内包するのは逆鱗段階と共通で、MHFだと逆鱗は火事場力+1、ブチギレは従来どおり火事場+2となる。


  • 薬仙人 (薬草学)
回復アイテム使用時に赤ゲージ部分を回復する。
このスキルの真価は2人以上で発動した場合。「広域化」と同様の効果が発生する上、人数が多いほど回復量も多くなる。
また、本来なら回復量の小さい薬草でも赤ゲージを回復する分には凄く安上がりとなり、回復薬の節約にも使える。
敵のダメージが激烈に高い、スリップダメージで赤ゲージが残りやすいようなクエストでは役に立つ。


  • 要塞+1~2
複合スキルの一種。
「ガード性能+1~2」「ランナー/絶倫」「武器捌き」が同時に発動する。
性質上ガード主体の武器種向け。
ちなみに初めて要塞スキルが付与されたのは素材で作れるシジルがことごとく太刀関連ばかりなG級クシャルダオラの防具だった。ネタが分かる人はこれ一式で太刀担ごう*5


  • 猛進
攻撃、ガードを一定数繰り返すごとに2段階で攻撃力が上昇する。
1段階目で+50、2段階目で更に+80の計+130と強力。
しかも2段階目には一部アクションのスタミナ減少量緩和、抜刀ダッシュ時のスタミナ消費無効という超便利な効果も付与される。
が、納刀した瞬間に全効果リセットというきついペナルティもつくため、猛進を最大限活かすには常に抜刀しっ放しの戦法が強く求められる。
回復は基本外部に頼る形となるが、前述の吸血と併用すれば自給自足&火力増強も可能。


辿異スキル

発動には該当の辿異武具か辿異スキルカフが必要。
()内の数値は複数同時発動させた時の上限値。


段階分強化

  • 耳栓(+3)/風圧(+4)/耐震(+2)強化
各保護スキルに対応。
既にスキルが最高段階の状態で発動させた場合、それぞれ通常は防げない超咆哮、超風圧、超震動を無効化できる。


  • 耐睡眠/耐毒/耐麻痺強化(すべて+2)
各耐状態異常スキルに対応。
これも既に最高段階で発動させた場合、耐睡眠は「熟睡状態」を睡眠にランクダウンさせ、耐毒は「超毒状態」のスリップダメージを軽減する。


  • 閃転強化(+2)
スキル「閃転」発動時、武器自体の会心率に応じて更に攻撃力をアップさせる。
コイツのように凄まじい会心率を持った武器を担げば…


  • 巧撃強化(+2)
スキル「巧撃」発動時、回避成功を重ねるたびに最大+220まで武器倍率を上昇させる。
回避が上手いハンターなら強気に攻められる。


  • 纏雷強化(+2)
スキル「纏雷」発動時、効果時間が+1では20秒、+2では60秒延長される。
最大の+2まで来ると前述の常時肉質軟化の恩恵をかなり長く受けられるため、非常に強力。


  • ガード性能強化(+2)
スキル「ガード性能」に対応。
既に最大段階で発動させた場合、ガード範囲と削りダメージ減少値、スタミナ消費量減少が強化される。


  • 適応撃強化(+2)
スキル「適応撃」に対応。
既に最大段階で発動させた場合、ダメージ補正値が更に上方修正される。


  • 弾丸節約術強化(+2)
スキル「弾丸節約術」に対応。
「節約達人」から更に発動させた場合、弾の消費0の確率がより高まる。


  • 鼓舞強化(+2)
スキル「鼓舞」に対応。
既に最大段階で発動させた場合、自動付与スキルに絶倫とスタミナ急速回復【大】が追加される。


  • スキル枠拡張(+7)
スキル発動数の枠を+1する。
辿異スキルを持つ辿異防具自体がシステム上はG級防具に属するため、5部位スキル枠辿異防具+辿異武器+辿異カフで固めると脅威のスキル枠19個が実現する。
問題はそこまで大量に発動するだけのスロット数も足りないということだが…


単発強化

  • 属撃強化
スキル「属性特効」発動時、条件ラインである属性肉質が15からに緩和される。


  • 氷界創生強化
スキル「氷界創生」発動時、フィールドが縮小するまでの時間が4秒延長される。
元々普通に使っても強いスキルだが、これがあると安定性は増す。


  • 吸血強化
スキル「吸血」発動時、吸血成功の確率を上昇させる。
単純に回復能力をより引き上げるだけでなく、攻撃力の早い上昇にも繋がる。


  • 劇物強化
スキル「劇物取扱皆伝」発動時、状態異常値の補正が半分弱にまで引き上げられる。
やはり状態異常追撃との併用が恐ろしく強い。


  • 支援強化
スキル「支援」発動時、周囲ハンターに付与する「状態異常無効」が【多種】にランクアップする。
PTで狩りに行く時に発動すれば君も人気者だ。



スキル「アカウント取得」
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最終更新:2023年08月22日 14:44

*1 MH2・MHFのオオナズチが使用する状態異常。チャットを封じる上にスタミナ最大値が最低になる

*2 パリアプリアの攻撃などに付与される泥酔状態を無効化する

*3 スキルの内包効果で凍傷も無効化する

*4 MHFには抜刀術スキルは存在しない。ただし日によって特定武器種の性能が向上する「フィーチャーウェポン」で大剣が発揮する効果はMHP3以降の抜刀術【技】と同じである。

*5 ちなみに、同じ太刀でも極ノ型だとガードアクションが使えるので、要塞に限らずガード系スキルが無駄になることはない。