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真炎の爆発(遊戯王OCG)

登録日:2014/06/04 Wed 09:17:28
更新日:2026/06/26 Fri 00:20:19
所要時間:約 7 分で読めます





真炎(しんえん)爆発(ばくはつ)とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

真炎(しんえん)爆発(ばくはつ)/Rekindling》

通常魔法
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。



概要

第6期第5弾パック「ANCIENT PROPHECY」で登場した通常魔法。

「守備力200」をコンセプトとしたフレムベルをサポートするようにデザインされたと思われ、事実同パックには《フレムベル・ヘルドッグ》などDT関連のモンスターやサポートカードも収録されている。

初登場時のレアリティはノーマルレアだったので入手が難しかったが、「DUEL TERMINAL -破滅の邪龍 ウロボロス!!-」と「ストラクチャーデッキ炎王の急襲-」にてノーマルで再録された為、入手しやすくなった。
「DUELIST EDITION Volume 4」ではウルトラレアで再録されている。




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……あれ、見間違いかな?




















自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。




自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。




(゜Д゜;)!?




そう、このカード、

条件を満たしたモンスターを好きなだけ自分の墓地から特殊召喚する

という、前代未聞のブッ壊れマジキチカードだったのだ!!

対応範囲は「炎属性・守備力200」とかなり限定されているが、コンマイは「フレムベル」という、まさに「特殊召喚してくれ」と言わんばかりのテーマを作っており、蘇生先は実に豊富。
無論、その中にはチューナーも含まれている

つまり、条件さえ整えば、このカード1枚でフィールドを埋め尽くすほどのモンスターを墓地から呼び出せてしまう

発動に成功してしまえば、チューナーも含めてフィールドに出したい放題、もちろんそこからシンクロモンスターも出したい放題。
相手はそれを起点に繰り出される即死級の大火力で息の根を止められるのを黙って見ている他無い。

特殊召喚されたモンスターはターンの終わりに除外されてしまうが、そもそもこのカードを使う場面は、S・X・L素材などにするか、そのターン中のフィニッシュを狙う場合が大半なので、事実上デメリット無し


こんな異常な馬鹿力を持ちつつも、このカードにはさらに3つの大きな特徴がある。
それは……

  • 発動コスト・発動条件がない
  • 1ターンに発動できる枚数に制限がない
  • 無制限カードなのでデッキに3枚フル投入できる




なんとこのカード、使用にあたって一切の制約がない
規制されたことも無いので3枚フル投入できるし、1ターンに2枚、3枚と連続使用も可能。発動に際しての条件やコストも一切無い。
1枚でさえ即死級の破壊力を持つこのカードが2枚、3枚と襲いかかってきたら対戦相手が一体どうなるのか。もはやオーバーキルレベルである。

そもそも大量展開カードとしては《次元融合》や《異次元からの帰還》が既に登場しているが、あちらは決して安くないライフコストを代償として要求しながら、今もなお禁止カードに指定されている*1
それを考えると、ノーコスト・ノーリスクなのにそれら禁止カードと同レベルの結果を叩き出すこのカードが、いかに異常な存在であるかを否応なしに認識させられる。

あのトリシューラ地獄を産み出した《インフェルニティガン》でさえ、ハンドレスという厳しい条件を課しながら1度に2体までしか蘇生出来ないのに、元制限カードである。
と言うかガンはサーチ出来るせいでデーモン特殊召喚するだけで実質6体蘇生と爆発よりヤバいので、制限になって当然だったのだが。

そんなわけで、いつしか炎属性モンスターの間では「守備力200か、そうでないか」という判断基準まで生み出してしまう程、絶大な影響を与えたカードである。


とはいえ、このカードにも弱点はある。
いくら強力な蘇生効果であろうが墓地に蘇生対象がいなければ意味がない。
このカードの爆発力を存分に活かすためには、あらかじめ蘇生対象を大量に墓地に溜め込まなければならない。

ついでに上記の《インフェルニティガン》などと違ってカテゴリ名を持っていないので、サーチ手段にも乏しい。
せいぜい「万能時間差サーチの黄金櫃で持ってこれればいいなー」、程度。

また、このカードの存在を知っている相手なら、
といったプレイングでこのカードにつなげられないようにしてくるはずなので、それを見越して先手を打つ必要も出てくる。
つまり、このカードが真価を発揮するためには入念な下準備が必要なのだ。


環境での活躍

上述した通り、このカードは本来フレムベルのサポートとしてデザインされたと思われる……

のだが、肝心のフレムベルは、効率的に墓地にモンスターを送り込む手段が欠落している
せっかく強力なカードがあるのに、それを活かすための環境を作ることを苦手としているのである。

初期にはライトロードや《カードガンナー》などと組み合わせて墓地を肥やそうとする試みも見られたが、それは同時に「切り札であるこのカードもまとめて墓地に落ちてしまう」リスクをも背負うことを意味している。

つまり、効果は強力なのに生かし切れるテーマが存在しないという不遇な環境だったのだ。

それ故このカードは強力さの割にあまり話題に上ることは無いのであった……




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だが奴は…弾けた。




















新勢力の登場

時は流れて、およそ1年後となる第7期
OCGには新たな勢力が台頭の兆しを見せていた……そう、ラヴァルである。
このテーマも「守備力200」のモンスターを複数擁したテーマという点でフレムベルと共通している。

しかしラヴァルには、フレムベルと決定的に違う、大きな強みを持っていた。

それは……効率的な墓地肥やし手段である。

《ラヴァルの炎車回し》によりデッキから一気に大量のモンスターを墓地に落とし、それに《ラヴァル炎火山の侍女》を巻き込むことで、大量のモンスターを墓地に溜め込むことができるようになったのだ。
ようやくマトモにこのカードを活かせる可能性のあるテーマが出ることとなり、このカード自体もぽつぽつと話題に上るようになり始めた。

とはいえ、《ラヴァルの炎車回し》は戦闘破壊によってしか効果を発動できない。
警戒した相手は間違いなく効果で除去しようとしてくるため、上手く効果を発動させるためには自爆特攻といったリスキーな手段を取る羽目になる。
しかもバトルフェイズ終了後に特殊召喚しても、そのターンで決着がつけられず結局そのまま押し切られてしまうといったジレンマも抱えていた。

結局新たな可能性を見出せはしたものの、“中堅程度のファンデッキ”という立ち位置から抜け出すことは叶わなかった……


猛火の如き躍進

しかし、更に時が流れて1年半が過ぎた頃。




奴は……再び弾けた。




炎熱伝導場(えんねつでんどうば)/Molten Conduction Field》

通常魔法
(1):デッキから「ラヴァル」モンスター2体を墓地へ送る。




!!?




これでラヴァルが抱えていた問題は全て解決した。
なんとこれ1枚で、あの制限カード《おろかな埋葬》2枚分もの効果があり、《ラヴァル炎火山の侍女》と絡めることでバトルフェイズ突入前にモンスターが一気に5枚も墓地に揃うことになる。

まるで《真炎の爆発》で蘇生することを前提にデザインされたかのような、いっそすがすがしいほどの壊れカードである。
場合によっては、「相手フィールド上を徹底的に掃除した挙げ句《シューティング・クェーサー・ドラゴン》降臨&手札消費実質0」という事態まで発生する有様。
やられる相手からしたら地獄である。

結果、《炎熱伝導場》を使って大量のモンスターを墓地に溜め込んだ後、《真炎の爆発》で大☆爆☆発させてそのまま息の根を止めるという「爆発ゲー」とまで言われるほどの馬鹿力デッキが作り出され、時折大会上位に食い込むほどの躍進を遂げることとなったのだった。


更に更に時が流れて第8期、【魔導】&【征竜】環境に時代が下る前後の時代において、再びこのカードに注目が集まった。
それは【炎星】・【炎王】と呼ばれるデッキにおいてであり、高い展開力の補助を着目されていた。

特に《真炎の爆発》に対応するカードが多く墓地肥やし以上にサーチに優れた【3軸炎星】においては、非常に優秀なカードという扱いを受けるようになる。
炎舞で強化された《天狼王ブルー・セイリオス》は《闇のデッキ破壊ウイルス》を使える事も手伝って、【炎星】は対【魔導】に対するカウンターとしても優秀だった事もあり、大会で高い成績を幾つか納めた。

ちなみに、後に一旦禁止カード入りとなる子征竜の《炎征竜-バーナー》も《真炎の爆発》に対応するので、結果的に【炎王】や【ラヴァル】も意味不明な強さを手に入れた事になっていた。


更に第9期に突入すると、こんなカードまで出て来た。

《クリバンデット/Kuribandit》

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 700
(1):このカードが召喚したターンのエンドフェイズに
このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードは全て墓地へ送る。

属性のシナジー自体は無く、タイミングも少々遅いものの、一度で大量に墓地を肥やしながらデッキを掘り進め、しかもそこに《真炎の爆発》が含まれていた場合は落とさず回収することが出来る。
素晴らしい相性を有するこのカードのおかげで、更に爆発のさせやすさは向上した。

一体何処まで弾け続けるというのだ、真炎。




追記・修正お願いしま……




ボカーンッ!!🌋

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最終更新:2026年06月26日 00:20

*1 厳密にはこれらのカードは「蘇生」ではなく「(除外ゾーンからの)帰還」なので、一様に《真炎の爆発》と比較する事はできないが。