インフェルニティ・デーモン(遊戯王OCG)

登録日:2012/01/21(土) 23:52:38
更新日:2020/03/26 Thu 12:18:26
所要時間:約 12 分で読めます




「ヒャーッハッハッハ!! この項目で満足するしかねぇ!!」






鬼柳さん「こんな始まり方じゃ……満足…できないぜ……」






インフェルニティ・デーモン
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
(1):手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「インフェルニティ」カード1枚を手札に加える。
この効果は自分の手札が0枚の場合に発動と処理ができる。

鬼畜と名高いゲームWorld Champion Ship2009に収録された、我らが鬼柳さんのキャード。

満足で有名なインフェルニティデッキのエンジンを務める一枚。

下級としてはそこそこ高めな攻撃力1800、ランク4の素材になるレベル4であり、
「ヘルウェイ・パトロール」に対応する悪満族である点も優秀。
闇属性であることも重要であり、「終末の騎士」や「ダーク・グレファー」で墓地肥やししやすい。
また、「デーモン」のカテゴリに属するがゆえに「トリック・デーモン」でサーチできるのも見逃せない。


最大の肝はサーチ効果であり、インフェルニティと名の付いたキャードであれば種類を問わない。
基本的に「死者蘇生」2発分となる「ガン」を持ってくることが多いが、
「インフェルニティ・ビショップ」や2枚目の「デーモン」でエクシーズ素材を調達したり、「ミラージュ」を2枚目以降の「ガン」とすることもできる。

罠カードの候補は、
フリーチェーンの破壊効果を持つ「インフェルニティ・ブレイク」と、対応範囲の広いカウンター罠「インフェルニティ・バリア」。

このサーチ効果の連打こそが【インフェルニティ】のコンセプトであり、手札0枚の状態でも戦えるのは彼のおかげ。
「デーモン」を特殊召喚するためにありとあらゆる方法が駆使され、並のデッキでは歯が立たないほどのアドバンテージを生み出してくれる。

特殊召喚の方法は色々あり、
墓地に落としてから「ネクロマンサー」「ガン」「ミラージュ」で蘇生したり、「ヘルウェイ・パトロール」やP召喚を利用するのが一般的。
ファイアウォール」を出した後ならばモンスターを素材として墓地に落とすだけでよい。


また、手札が0枚の時にドローすると自身を特殊召喚できる
フィールドが空になってしまっても、手札0枚の状態で「デーモン」を引ければ召喚権を使わずに好きな「インフェルニティ」をサーチできる。
ゾンビキャリア」で手札の「デーモン」をデックトップに置いて「スターダスト・チャージ・ウォリアー」をシンクロすれば、
シンクロ召喚時の1ドローによって速やかに特殊召喚できる。
ラヴァルバル・チェイン」が現役の頃はデックトップに固定して次のターンに備えることもできた。
「インフェルニティはデックトップが強い」と言われるのはこの効果によるものである。

仕事のできるイケメン(?)である。


彼が最も輝いていたといわれるのは、インフェルニティが環境で最も広く使われていた2010年だった。
「THE SHINING DARKNESS」で「ガン」が登場すると、DUEL TERMINALに収録された氷結界の龍 トリシューラを展開するコンボが注目されたのだった。
「デーモン」「ネクロマンサー」「ビートル」の3枚でレベル9となり、「デーモン」で新たな「ガン」をサーチ可能。
もはや「インフェルニティガン」をデッキからサーチする事を「強いられているんだ!」という状況だった。

何度も相方のネクロマンサーとビートルと共にフィールドと墓地を行ったり来たりを繰り返し、氷結界の龍 トリシューラを3体並ばせる彼とその仲間達の仕事っぷりに戦慄した人もいるだろう……

しかし、トリシューラ3体という世紀末な光景をKONAMIが許す筈が無く、2010年9月1日の改訂で「ガン」と「トリシューラ」は制限カードとなった。

こうして当時のインフェルニティは大きく弱体化。
禁止・制限リスト公開直後は、カードショップにデーモンが大量発生する事態が起こった場所もあるという……

環境の流れだけでカードを手放すというのは、決闘者として嘆かわしい事である……

だが、「せっかく組んだデッキだろ!?まだまだ使って満足しようぜ!!」と言う満足決闘者がいるのも事実。


というか、「トリシューラ三連打」ができなくなっただけであり、【インフェルニティ】のコンセプト自体は健在。
時代ごとの新たな召喚法を取り込んで様々な使われ方をした。

その後の活躍については当該項目を参照してほしい。




ちなみにこのキャード、一時期はかなり高かった。
始めはファンデッキの切り札程度に……という感じのキャードだったので、当初はそれほど高価ではなかった。
だが、インフェルニティが環境に通用する強さになって一変。
ゲームソフトの特典ということで一気に高騰し、このウルレアはシングルで2000円とか余裕で叩き出していた。

そのせいで満足できない人も多かったが、2010年9月の改訂以降は値下がりした。

2012年にDUEL TERMINALで再録。いままで高価だったデーモンのレアリティはなんと字レア
ノーレアでもなく普通の字レアだったことで、価格はおよそ400円くらいで落ち着いた。

2014年の年末には「THE RARITY COLLECTION」にて、3種類のレアリティで再録。
スーレア仕様のカードが大量に出回ったので、もはや100円程度で手に入るカードとなった。
同時に、コレクターズレアとシークレットのバージョンも登場したので、高レアリティのカードでデッキを固めたいデュエリストも満足させた。

こうして「デーモン」は徐々に安くなっていったのだが、
結局のところエクストラは必須であり、長らく再録されなかった「ヘルウェイ・パトロール」や、
定期購読特典の「インフェルニティ・ビショップ」の関係で【インフェルニティ】が安価に組めるかどうかは一概にはいえないことではある。

大分敷居が下がったのは事実だけどね。


満族の愉快な仲間達

インフェルニティ・ネクロマンサー
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。
また、自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。
1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の
「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

満足界の死霊術師。
「デーモン」の過労死が主な仕事。
墓地のインフェルニティを蘇生するという汎用性の高い効果ゆえに「デーモン」と並んで最初期から使われる戦友。
攻撃力こそ0だが、「サモプリ」よろしく勝手に守備表示になるので問題はない。
むしろ、攻撃表示で出すと相手が勝手に伏せバリアを警戒してくれるので勇気ある方はチャレンジしてみよう。
召喚権を使ってなければそのままビートルかリベンジャーをサーチすることでシンクロまで行ける。

「仕事だ(無言の蘇生)」
デーモン「この鬼畜上司っぷりよ…」


インフェルニティ・ビートル
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、
デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。

レベル2チューナーの満足甲虫。
手札が0ならセルフ昆虫採集してくれる。
よくマンサーデーモンと共にトリシュしていたデーモンの友達。
第9期からはデーモンサーチ→分裂→メタファイズホルスショウフクの流れで2アドも取れるようになった。

「おばあちゃんが言っていた…分裂isアドとな」
デーモン「ぜってぇ言ってないだろそれ」


インフェルニティ・リベンジャー
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、
「インフェルニティ・リベンジャー」以外の自分フィールド上のモンスターが
相手モンスターとの戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、
このカードを墓地から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
その戦闘によって破壊された自分のモンスターの元々のレベルと同じレベルになる。

インフェルニティ屈指の萌えキャラ(?)。
手札が0枚の時倒されたモンスターと同じレベルになって復讐しにくる……のだが所詮は攻守0。
もっぱらレベル1チューナーとして使われ、普通にデーモンとシンクロするとヘル・ツイン・コップという暴走族(笑)になる。
アイドラループを行う為には必須の存在。

「僕とシンクロして暴走族になってよ!」
デーモン「うわ…やだ…」


インフェルニティ・ミラージュ
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースし、
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
モンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚する。

二枚目以降のインフェルニティガンとして扱えるインフェルニティ蜃気楼。
アイドラループに必須の存在その2。
ワン・フォー・ワンで出すと手札で腐ってるインフェルニティを処理した上に召喚権も使わないため便利。
蘇生できないために事故要因になりやすかったが、ファイアウォールの登場で使いやすくなった。

(無言の消滅)
デーモン「せめてしゃべれよ!」


インフェルニティ・ビショップ
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1000/守2000
「インフェルニティ・ビショップ」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分の手札が0枚である限り、
自分フィールドの「インフェルニティ」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。

忘れた頃に原作出身の強化キャードとしてやってきた満足僧。
デーモンの効果の性質上、こいつを手札に加えれば即座に特殊召喚できる。
そしてどちらもレベル4なので即座にランク4のエクシーズ召喚ができるし、リベンジャーかビートルがいればシンクロ召喚も可能。
また、上のワン・フォー・ワンやインフェルニティ・インフェルノなどで墓地に落としてもよい。
自身を除外する事で「インフェルニティ」モンスターを戦闘・効果両方の破壊から守れるので、「ここで勝負を動かす!」という時に相手からの妨害を食い止めてくれる為非常に優秀。

「全体破壊なら私1人でインフェルニティ全てを守れますよ?」
デーモン「(除外やバウンスに弱いのは秘密な)」


効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守1500
自分の手札が0枚の場合、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外し、 自分の墓地に存在するレベル3以下の 「インフェルニティ」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

満足唯一の最上級モンスター。詳しくは項目参照。


インフェルニティ以外の仲間達


ダーク・グレファー

墓地肥やしに定評のある変態。よくデーモンとチェイン先輩(後述)になる。
「いいのかい、そんなにホイホイオーバーレイしちまって。オレはどんなデーモンでも構わず喰っちまう男なんだぜ?」
デーモン「アッーーー!!」



初代満足龍。インフェルニティでの投入率は高いが直接戦闘はあまり行わない。
お腹を痛めてデーモンとネクロマンサーを産んでくれるみんなのお母さん。
「生まれてきてくれて…ありがとう…」
デーモン「母さーん!」



チェイン先輩。デーモンをデッキから墓地に叩き込む怖い先輩。
でもデーモンをデッキトップに送る事もある。ツンデレ?
ただし雇うにはデーモンより金がかかる。現在大体1000円前後…だったのも昔の話。
今はレアリティコレクションに採録されたおかげで500円前後とかなり財布にやさしくなった。
「べ、別にアンタに活躍して欲しいって訳じゃ……は、早くデッキトップに行きなさいよ!!」
デーモン「先輩…かわいいなぁ…」


ヘルウェイ・パトロール

墓地から除外する事で手札でだぶつく悪魔族をフィールドに連れ出してくれる地獄の警察官。
闇堕ち変態を使って墓地に落として手札のデーモンを呼び出しチェインのエクシーズに繋げたり、墓地に十分満族が溜まった所で手札のミラージュを召喚して蘇生に繋げたり出来る。
以前はかなりの高額カードで「インフェルニティ構築の最大の壁」とも呼ばれたが、
再録により入手が容易になった。
「手札の悪魔は本官にお任せであります!」
デーモン「むしろそれしか仕事無いがな!」


アニメでの活躍


初登場はダグナー鬼柳さんと遊星の1回目のデュエル。
その時は「デプス・アミュレット」で手札から捨てられたり、攻撃を「くず鉄のかかし」で防がれたり不遇だった。
彼が本気を出したのはクラッシュタウンでの、遊星とタッグを組んだロットンとのデュエル。
フィールドに「インフェルニティ・ゼロ」しかいない時(もちろんハンドレス)にこのキャードをドローし、フィールドに特殊召喚された。
効果によって「インフェルニティ・ミラージュ」を手札に加え、ミラージュ効果で墓地からビートルとビーストを蘇生し、
ビートル効果でデッキからビートル2体と、インフェルニティの展開力を見せつけた。
ダグナーの時と比べ物にならない活躍である。

生きる喜びを取り戻そうとする鬼柳さんに、彼は力を貸したのだろう。

まさに「インフェルニティ・デス・ドラゴン」と並ぶ鬼柳さんのもう一人の切り札と言える。

コカパクアプゥ&百眼龍「………」


攻撃名は「ヘル・プレッシャー」
空に魔法陣を出現させ、そこから炎に包まれた巨大な腕が敵を襲う……という攻撃力1800かと疑うほどの気合いの入った演出がされている。


現在、様々な形のデッキタイプが生まれている【インフェルニティ】。これからも彼の過労死により、その可能性が広がっていくだろう…



満足さん「満足させてもらおうじゃねぇか……! 行け! インフェルニティ・デーモン! 追記・修正!!」

デーモン「オレかよ!?」


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