捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)(艦隊これくしょん)

登録日:2017/11/30 (木) 20:32:57
更新日:2024/04/05 Fri 17:59:34
所要時間:約 40 分で読めます








「時雨、大丈夫よ」



「私たち、第三部隊、7隻」



「一緒にスリガオ海峡を抜けましょう」



今度こそ―――







艦隊これくしょん -艦これ-の、2017年秋に開催の期間限定イベント
11/17開始、期間は3週間程から、少し伸びて12/11終了。

なお初日のメンテナンスは当初22:00終了予定が、結局日付が変わる0時頃まで延長され、
最終海域解放の11/19オンメンテも、20:40完了予定が23時頃までずれこんだ。いつも通り
かなり悪戦苦闘していたのか、解放直後も不具合が続き、
  • 資材が一時的に0になる(キャッシュクリアか任務報酬で受け取ると元に戻る)
  • 演習で獲得経験値が0になる
  • 照明弾を使用すると通信エラーが発生する
といった事態が見られたが、しばらくして修正された。



「やべーぞ、レイテだ!!」

――それを冗談として笑えたのは、この日が最後だった。


が、イベント終了から1年ほど経た2019年1月4日、再び「やべーぞ、レイテだ!!」と叫ぶことになるのを提督達はまだ知らなかった。



今回のイベントは、艦これのイベントでは初となる、二期に渡って分けられる分割開催。
今秋イベントと来冬イベントでは両イベントに渡り、レイテ沖海戦がモチーフとなる。
太平洋戦争の大海戦の一つ…というより、人類史上最大の海戦であり、日本海軍が実質的に壊滅した最終決戦である。

提督の間でいつかは来るだろうと予想されていた戦いが、ついに到来。
分割された分、規模は中規模山城「何が中規模だよ!」だが、難易度はあまり慢心できない。
前回の超大規模ほどではないとはいえ…。

また一部プレイヤーの間では、もしかしたら次回イベントまで札が引き継がれるのでは?とも危惧されている。
だとすれば詰みかねない鬼仕様なので、現在告知されてないということはそうではないのではとの予想も多く、
実際開始された後篇では完全に札がリセットされていた。



レイテ沖海戦





MI作戦以来の、史実での敗北の運命を乗り越えるための戦いとなる。

秋イベントではこのうち、前半海域が志摩艦隊、そして最終海域が西村艦隊突入まで。
西村艦隊の面々は、最終海域まで温存しておいた方がいいだろう。

西村艦隊の7隻……山城、扶桑、最上、時雨、満潮、朝雲、山雲はイベント前から限定ボイスがつき、
満潮には改二実装、扶桑姉妹の鉢巻き姿に合わせて他の4人も、決意を新たに鉢巻きをつけた決戦姿のグラフィックになるなど、力が入っている。
扶桑姉妹と時雨は母港ボイス以外に戦闘ボイスも決戦モード。中でも山城の裂帛の気合と共に叫ぶ砲撃ボイスは、かっこいいと評判。一方、西村艦隊を起用した場合には扶桑姉妹の次の打順になる最上の戦闘ボイスはいつも通りであるため、山城の咆哮・扶桑の覚悟の言葉に続いて「五月雨を、集めてはやし~」と呑気なセリフを吐いて緊迫感が一気に台無しになることが……

余談だが、偶然にも本イベント開催期間中、
現実のスリガオ海峡の海底探査プロジェクトにて、朝雲、山城、扶桑、満潮、山雲と見られる船体が相次いで発見されている。
どのあたりに沈んでたのかと尋ねる史実に詳しくない提督にE-4のマスを例えに出す史実に詳しい提督が現れたりもした
発見者のポール・アレン氏は2年前には武蔵を、その後には伊58が撃沈した米重巡インディアナポリスを発見していたりする。



主な新システム


前回イベントが大規模イベントにもかかわらず、敵艦以外新要素があまりなかった反動からか、今回は新システムが多数ある。
特にイベント開始後の新要素は、これらの理解度も攻略に影響するだろう。

前回イベント~イベント開始前まで




イベント開始後



他には、敵軽空母ヌ級およびヌ級改が、旧型の通常艦載機ではなくたこ焼き機を搭載するように。
これにより、今まで大したことがなく、ヌ級改唯一の弱点であった航空戦火力までもが油断ならなくなっている。

また、道中の潜水艦マスや夜戦マスの燃料弾薬消費が少なくなっており、*2戦闘数を重ねても、ボスマスでペナルティが出にくくなっている。
逆に言えば、その分道中の戦闘数が増えていることも多いのだが。

そして最終海域では、さらに新しい戦闘仕様もあるが……詳細はそちらで。

ちなみに、イベント途中の11/29のランカー報酬配布以降、
多摩と木曾が増設バルジ(中型艦)を装備できるようになる、地味な追加もあった。というか次の多摩改二の予告のようなものであった



出撃制限

志摩艦隊:E-1・E-2
主力艦隊:E-3
西村艦隊:E-4(遊撃部隊時)

E-3までが札ありで、E-4は全て出撃可だが、
最終局面のE-4遊撃部隊で出撃した艦には西村艦隊の札がつく。
E-4自体は全艦出撃可で、遊撃部隊以外なら出撃には札はつかない。
よって、実質の札は2枚で、西村艦隊札は攻略後の掘りに影響するだけである。




新規実装艦娘


佐渡と涼月が海域突破報酬、対馬と伊400がドロップ限定。

大型艦はないが、それぞれに稀少性のある艦が多い。
涼月は、イベントより前の観艦式にて実装することが事前発表されていた。
英国駆逐艦の実装も発表されていたが、次のイベントに持ち越しとなった。

上記のとおり今回は偵察戦力緊急展開!「光」作戦以来の新規艦全員が日本艦だが、既存ドロップですら海外艦が一隻もいないという珍しい事態となった。
ちなみに報酬もドロップも海外艦なしなのはAL/MI作戦以来だったりする。
まあその反動で後篇が海外艦祭りになったんだけどね



BGM


新規BGM

  • 捷号決戦前夜:E-1~E-2海域マップ
  • 捷一号作戦:E-1~E-3道中
  • 激戦!遊撃部隊:E-1~E-3ボス、E-4道中
  • 海峡へ:E-3~E-4マップ
  • 西村艦隊の戦い:E-4ボス

イベント前半海域の曲は、多くは明るい曲が多いのに対し、
今回は前半海域から真剣な雰囲気が漂っている。
最終海域ボス戦は沈メタルではないものの、払暁戦という特殊な展開に合わせて曲が移り変わっていき、西村艦隊の死闘を演出する。

既出BGM

  • 迎撃隊、発進!:基地空襲時





海域解説


今回は4海域……だが、
ゲージ数は合計7本の上、甲作戦の場合、全海域でギミックがある。
ギミックはこなさないとボスへ行くことすら不可能なものがほとんどで、
特に最終海域のギミックはとてつもなく複雑、かつ難しい箇所も。

なお、今回はE-1から全海域で基地航空隊が使用可能。


E-1 第二遊撃部隊、抜錨!

奄美群島沖/台湾沖




E-2 捷一号作戦、発動準備

台湾沖/ルソン島沖




E-3 捷一号作戦、作戦発動!

捷一号作戦 作戦海域






E-4 あの海峡の先へ――

スリガオ海峡沖

最終海域のE-4は、11/19の深夜からの解放。



余談







提督。本当に、おつかれさまでした。

僕たち、提督のおかげで、あの夜を、越えたよ。

見届けてくれて、ありがとう



そんなわけで「西村艦隊が己の運命を乗り越えた事を喜び合う」という感動的な結末を迎えたわけだが、
2017年12月11日のイベント終了のアップデート後に提督が見たのは、今回のイベントに翻弄されて決戦への準備ができなかったのであろうある艦娘の修羅場の始まりというとんでもないオチであった。
いつものことながら、この運営はやることが一々おかしい




そして……


「そろそろか…。よし、行くとするか。なぁ、相棒」

「瑞鶴、心配しないで。私がいる。そして、皆も」

「そう、翔鶴姉がいるんだ!負けない、絶対に!!」



次回


















追記修正は、スリガオ海峡を抜けてからお願いします

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最終更新:2024年04月05日 17:59

*1 潜水艦は沈没しても沈没の事実自体を把握しづらく、帰ってこないことで喪失扱いとされることが多い。

*2 潜水艦マスは燃料8%、空襲戦マスは燃料6%弾薬4%、夜戦マスは燃料10%弾薬10%、PT小鬼群マスは燃料4%弾薬8%とのこと

*3 大淀も軽巡だが、LV1で対潜値が0の場合には対潜攻撃しない

*4 ZZ2マスの「各艦は我を省みず前進し~」はご存知山城の中破台詞の元ネタからの引用だが、ボスマスの「我、レイテ沖に向け突撃。敵を殲滅する」は史実では山城が「我、レイテ沖に向け突撃。玉砕する」と逆の内容を電文を送る予定だった。

*5 通称紫電改、紫電改二の陸上用