ツバキ(FE)

登録日:2018/02/07 (水) 09:21:23
更新日:2023/11/05 Sun 16:43:26
所要時間:約 6 分で読めます






俺はやっぱり、完璧であり続けたい……そうでない俺に、価値なんてないんですよー。

出典:ファイアーエムブレムif ビジュアル資料集 ペルシード・クリスタル
徳間書店、2019年4月25日



概要

『ツバキ』とは『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』の登場人物。
主に白夜編に登場し仲間になるユニット。
初期クラスは天馬武者

CV:茂木たかまさ

誕生日2月7日で、軍の中で一番手が綺麗。
人気投票男性部門16位、第1回英雄総選挙総合部門155位。第2回英雄総選挙総合部門272位。

白夜王族に代々使えている一族に生まれ、現在は白夜王女のサクラに仕えている。
お転婆侍のカザハナは同僚。

眉目秀麗であり、あらゆる事を標準以上でそつなくこなす完璧人間。
身だしなみにも人一倍気を使っており、毎朝お風呂に入り、風呂から出ると椿油で髪をとかし、皺ひとつない洗い立ての綺麗な服を着ている。

語尾を伸ばす口調をしており、一見軽そうに見えるが実は掴み所のない性格であり、かなり真面目に物事を取り組んでいる。
実力も剣術こそカザハナに及ばないが、常に皆を観察しているためその対処法は完璧に覚えており、一本取る事も出来る。
そのためサイゾウから白夜王家の臣下の中で随一の実力者と褒められており、本人はサイゾウも含めた臣下の中で一番強いのは自分であると認識している。

その万能の才覚は軍の皆から非常に頼りにされており、カザハナは皆に「あの非の打ちどころのないツバキさんの傍にいられるなんていいな~」と羨ましがられている。
さらに自分より優れている人物を発見すれば嫉妬はほどほどに、他の仲間にその事を伝え広め軍に役立てようとする。


一見すれば非の打ちどころのないツバキであるが、実はその完璧さはツバキがそう振る舞っているだけで彼は天才ではない。
彼の実家は王家に仕えているため、ツバキは幼い頃から見た目や立ち振る舞いなどを王族の前に出ても大丈夫なように育てられてきた。
彼が常に優秀な成績を残し完璧に振る舞えるのは、幼い頃から弛まぬ努力をしてきたからであり、
同時に、他の仲間に自分が天才ではない事を気付かれないように常に気を張り巡らせているからである。
そのため、常々完璧であり続けるために悩みを抱えやすく、他者に相談もできないという弱点も抱えている。

ツバキが本当は完璧ではない事を知っているのは、本編開始時点ではサクラとカザハナの二人だけ。
実はサクラに仕える少し前、二人の前で訓練中に天馬の上から落馬したのだ。それも頭から。
他人の前、それも王族の前で偶にしかしない失敗をしたため落ち込んでいたが、
サクラは失態を犯した自分を起用してくれたため、感謝の気持ちを返すためにサクラの名声をあげようとさらに完璧に振る舞うようになった。

しかし、いくら油断しないようにしているとはいえツバキも人間、支援中に訓練や失敗を他人に見られてしまう事が多々あり、
特に支援会話ではツバキが完璧ではないと知る人間が上記の二人以上に増えていくことになってしまう。


主君の姉であるヒノカとは天馬武者見習いだった頃の同期。
当時暗夜憎しで心が埋まってたせいで天馬を上手く操れなかったヒノカに適切なアドバイスをしていたという。

暗夜祭では特別枠として、血を吸う魔物に仮装したイラストが用意された。
……ちなみに、白夜編の臣下枠としての人気投票の結果は2位である(1位はサイゾウ)。
まあ、1位のサイゾウがこういった催し物に進んで参加するような性格ではないので、ツバキが選ばれたのも妥当だろう。


娘は同じく天馬武者のマトイ
彼女からは偉大な父として尊敬されているが、当のマトイは天性の才覚を持って生まれ、父への憧れから努力を欠かさない「努力する天才」であり、
実のところ「完璧さ」では既に自分を超えられているのだが、ツバキは父の威厳を保つべく努力を重ねている。


ちなみに シリーズ初の男性ペガサスナイト でもある。
まぁ厳密には天馬とペガサスは別の生物らしいが(天馬はペガサスとは違い男性でも乗れる)。


性能

初期クラスは天馬武者。
成長率は一番高いのでHPの55%、次いで技の50、守備の45と続く。
反面速さは20%、魔防にいたっては5%しかない。
専用スキルはHPが満タンの時、命中、回避+15になる『完璧主義』

成長率自体はバランス型なのだが天馬武者は速さと魔防を上昇させるクラスのためツバキと噛み合わず、歪なバランス型になりがち。
しかし高い技と『完璧主義』のおかげで非常に高い命中率を持つため、回避の高い相手を任せたりするといい。

なおステータス的には壁役に向いているのだが、前述の通りダメージを受けるとスキルが発動できない。
レベルアップしてHPが上がったことで満タン状態ではなくなった場合も発動しない。
ツバキのように『完璧主義』に拘り過ぎると上手く運用できなくなる。
どうしても活かしたい場合、アサマとのバディで山伏資質を得て『回復』を習得するという手もある。
ついでに『魔法カウンター』も習得すれば低い魔防もカバーできる。
山伏なら天馬武者と武器が同じなのでレベル上げをしやすいというのもある。

資質にがあるのだが、それなら同僚のカザハナがいるし、リョウマという高すぎる壁が……。
まあ、それでも長所を伸ばせるという点では十分選択肢のうちに入る。CC先の兵法者との相性も悪くない。

殆どのプレイヤーから言われる評価として「 天馬武者に向いていない
スキルの妙な使いづらさもあり、残念ながらイラナイツとまでは行かずとも2軍落ちしてしまうこともザラにあるユニットである。所謂「ダセナイツ」「ツカワレナイツ」とも言える。
それ故に支援Sの相手はよく考えて選ばないと、娘のマトイが名前負けするほど非常に残念な性能になってしまう。



親世代の女性陣と結婚できる。
支援内容はその完璧についてものや、素の自分を知られてしまうものもある。
透魔編ではルーナとも支援会話があり、娘のこともあってルーナとくっつける覚醒プレイヤーは多かったと思われる。
他に透魔編で支援を組めるのはニュクスゼロの二人。

完璧なツバキといえど「フェリシアのドジに巻き込まれてはたまらない」と距離を取ろうとしていたが、最終的に彼女の手伝いをする羽目に。
身嗜みに無頓着なヒナタを綺麗にすべく、清潔感を保つためのあれこれを教えた。

カムイとの支援ではお腹の音を聞かれるという失態をしてしまい、以降は量と栄養を計算しながら常に何かを食べるようになる。
しかし逆にカムイを心配させてしまい食べる事を止め、カムイが相談相手をしてくれるようになる。


台詞

  • ああ、ヒナタじゃないかー! 今日はいつも以上に俺の身だしなみが、完璧だと思ってね。見惚れてたんだー。
  • 俺は……あなたみたいな人をずっと探してたのかもしれません。大好きです! 完璧じゃない俺を好きになってくれて……ありがとう。
  • お……俺だって、 他人をそんな風に貶めようとするカザハナなんて、サクラ様の臣下に相応しくないと思うけどー!
  • ありがとうございます……じゃあこれからはあなたの一番近くで、あなたのこと……どんな悲しみからも守ってみせますね……。
  • えへへ……すみません。俺、ヒノカ様のことが好きなんですー。この前未来の話をしましたよね? 俺たちの背を追う者が、また次の世代に……って。
    その時、次の世代に見せるのは……あなたの隣にいる俺がいいなって思ったんです。この役目は、誰にも渡したくない。
  • ありがとう……俺がこれまで自分自身の様々な技量を高めてきたのは、もしかしたら全部……君を助けるためだったのかもしれないなー。
  • 今度戦うときは、俺を見ていてー。召喚師さまに見守ってもらえてたら俺、いつも以上に完璧に戦える気がするんだー。
  • ねえ、エクラ。何度も一緒に戦場に出てるから俺……君にかっこ悪い所随分見せちゃったよねー。
    俺は「英雄」だから、前の世界よりもずっと完璧でいないといけないはずなのに……なんで君は気にしないの? 
    ……へ? それを言ったら自分なんて異界の大英雄のはずなのに失敗ばかりだ? たまに指示も間違えるって……それ本当ー!? 
    ……あはは、なんだか元気が出たよ。英雄なんて呼ばれて気負ってたけど、君も同じだったんだねー。じゃあ抜けてる者同士、支え合おっかー。
    二人でならいつか、完璧になれるよね。その日まで俺、ずっと傍にいるからー!



白夜王国の天馬武者、ツバキだよー。

呼ばれたからには期待に応えなくちゃね。完璧にお役に立ってみせるよー。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにも主君と同僚と共に初期から参加。イラストは由良氏。
青属性の槍使い。飛行ユニット。
英雄戦に登場するので、ツバキが登場する日になったら入手は安易。

武器スキルは3すくみ有利だと、さらに攻撃+20%。3すくみ不利だと、さらに攻撃-20%になる『蒼海の槍+』
補助スキルに自分と対象の位置を入れ替える『入れ替え』を星3で取得。

Aスキルに魔防を+3にする『魔防3』
Bスキルに自分のHPが70%以上で、敵から攻撃された時、絶対追撃できる『切り返し3』

飛行ユニットとしては高水準の物理耐久を誇り、戦渦の連戦などで敵として出現した場合は特攻の弓でも一撃では倒せない可能性もあるほど。
反面、攻撃性能は控えめ。蒼海の槍によって赤属性には強気に出られるものの、力の値が低く速さも現在では中速域を出ないため火力は出しにくい。

青属性には彼以上に優秀な飛行ユニットも多いため彼自身にお呼びがかかることはあまりないが、
スキル継承実装後はBスキルの『切り返し』が足の遅い耐久型ユニットにとって強力なスキルとして台頭し始めた。
ツバキの場合は☆4で2段階までしか継承は出来ないが、これでも充分に実戦的なラインで扱えるため、ガチャで獲得した場合は貴重な継承要員として重宝するだろう。

2019年11月で専用武器『ツバキの金薙刀』が登場。
奥義が発動しやすいキラー系武器効果に加え、戦闘開始時敵の攻撃が自分より3以上高い時、戦闘中自分の全ステータスを+3する。
特殊錬成ではHP+3と戦闘開始時HPが70%以上なら、ダメージを+7する。
当たり前だがデフォルトでは奥義を持たないので、そのままだとキラー系武器効果は腐る。何らかの奥義は継承しておこう。


追記・修正は完璧にお願いします。

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最終更新:2023年11月05日 16:43