ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

登録日:2019/11/02 (土) 02:41:37
更新日:2023/04/08 Sat 07:05:27
所要時間:約 31 分で読めます





立ち上がれ、もう一度


ガンプラで世界を救え


ガンダム
ビルドダイバーズ
Re:RISE




概要

2019年10月10日より配信を開始したガンダムシリーズ最新作。全26話。
ガンプラとそれを用いたバトルを描くビルドシリーズの第4弾であり、『ガンダムビルドダイバーズ』の正統な続編となる。

ガンダムシリーズとしては始めて動画配信が放送のメインとなっており、YouTubeのガンダム公式チャンネル「ガンダムチャンネル」にて無料配信されていた。
最新話配信は木曜の夜20時。よくある1週間無料とかではなく1話から最新話まで全部無料という大盤振る舞い。
13話終了後に20年4月から続きを放送する分割2クールであることが発表され、同時に地上波や衛星放送での放送も告知された。
しかし、新型コロナウイルスの影響で制作現場がストップしてしまったことから、
18話で一旦配信(放送)を休止し、2カ月弱の間を開けて7月9日から配信が再開された。
再開後は多少のトラブルもありつつ*1無事完結。本編の無料公開は2020年11月30日をもって終了となった。
2021年現在はdアニメストアで全話配信されている。

なお、休止期間中は過去のガンダムシリーズ作品から、本作に登場するメカと縁のあるエピソードを抜粋した「Re:RISEセレクト」が配信されていた。

監督はトライ及び前作を手掛けた綿田慎也氏が続投するも、プロデューサーは小川正和氏から岡本拓也氏に交代。
脚本及びシリーズ構成は、UCアニメ版を手掛け閃ハサ劇場版を担当するむとうやすゆき氏となっている。
その他のスタッフはエグゼクティブプロデューサー小形尚弘をはじめ概ね前作準拠だが、解散して一部がサンライズに吸収されたXEBECの羽原信義氏や高見明男氏といったスタッフが合流しているほか、
メカ少女界隈の大御所である島田フミカネ氏もメカデザインでクレジットされている。*2
2ndシーズンからは閃ハサの森本靖泰氏と前作にも参戦していた鷲尾直広氏が加わり、シリーズでも屈指のメカデザイナー参戦数となっている。

ビルドシリーズの新作は、発表の度に近年のTVガンダム作品の使用権利についての話題が取り沙汰されるが、
今作は該当する機種を使う者がおらず、放送体系が変わった事もあってか推察は現在できない。


テーマ及び作風

これまでのビルドシリーズは「明るく楽しいガンプラバトル」をテーマにしていたが、
毎度同じ作風では飽きられてしまうという考えから、キャラクター1人1人をじっくりと描くドラマ性も重視する態勢となっている。
本作の主人公は(ビルド)シリーズで始めての高校生であるが、これは新しい視点を入れるためとされている。

実際、舞台を一新しつつも従来のビルドシリーズらしいお祭り作品の面が強かった前作に対し、
今作はメインキャラの4人とその周辺にスポットを絞り、ゲストキャラクターもメイン4人に絡む形でしかほとんど登場せず、
さらにビルドシリーズ恒例のクソ改造機も控えめで、敵に出てくるのはデスアーミーをベースとした改造機とそのバリエーションばかり。
ストーリーは縦軸が強いガンダム本編に近い作りとなっており、従来のビルドシリーズとは一線を画している。
また、ビルドシリーズで頻出していた露骨なガンダムパロネタも抑えられている。
無いわけではないが、前面に押し出されることはだいぶ少なくなった(コーラサワーは除く)。

そして、Re:RISEというタイトル通りキャラクターの再浮上もテーマとなっている。つまり、一度落とされるのである。

この作品を一言で表すなら『異世界転移ケモノSFアナザーガンダム(ビルドシリーズ)』という合体事故のような字面になるか。


主題歌

  • オープニングテーマ
『リライズ』歌:スピラ・スピカ(1話~13話,26話ED)
『HATENA』歌:PENGUIN RESEARCH(14話~26話)

  • エンディングテーマ
『MAGIC TIME』歌:スダンナユズユリー(1話~13話)
『Twinkle』歌:スピラ・スピカ(14話~19話,21話~25話)
『ハートフル』歌:スピラ・スピカ(20話特殊ED)

主な設定

基本的な設定は前作の項を参照

ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)

2年前の第二次有志連合戦以降、大きな事件も無く順調にアップデートを重ねている。
本編開始の少し前に「Ver.1.78」への大型アップデートが実施され、ディメンションや各種コンテンツの規模は拡大、グラフィックも大幅に向上した。
新機能としてダイバーがプレイ中に受けた感覚を現実の肉体にもフィードバックすることで、より臨場感のあるプレイが楽しめるようになった。修行したら疲れるじゃねえか!
ノンプレイヤーダイバー (NPD)も様々な世界観・文化をもった物が多数追加されている。
なおログインには制限時間が設けられていることが小説で明らかになった。

★クリエイトミッション
自由にミッションを制作・プレイする機能。
バトルやイベントの予行演習に使ったり、製作したミッションを他のプレイヤーに提供する事もできる。
前作に登場したミッション「ロータス・チャレンジ」もこれを用いて製作されたと明言されているため、機能自体は前作の時点で実装されていた模様。

EL(エル)ダイバー
GBN内で生まれる電子生命体の総称。
GBNにガンプラをスキャンしたデータを転送した際に生じる、総容量100万分の1程の余剰データが蓄積されて誕生する(と言われている)。
最初に存在が確認されたサラ以降も続々と発見され、本作の開始時点で87名が保護されている。
一般プレイヤー間への認知も進んでおり、さほど特別視はされていない模様。なお、外伝によると男女比は女性の方に偏っている事が示唆されている。
保護に関しては、新たに設立されたELダイバー保護用の施設「ELバースセンター」が行っており、
前作でサラの保護を行ったコウイチとツカサも中心人物として所属している。

★第二次有志連合戦
GBN全土で発生したバグの原因であり、GBNで初めて発見されたELダイバー・サラの処遇を巡り起こった事件。
最上位フォース『AVALON』を中心とした有志連合と、サラの所属フォースである『ビルドダイバーズ』(とその協力者)との間で大規模変則ガンプラバトルが行われた。
圧倒的な戦力差を覆して『ビルドダイバーズ』が勝利したこの事件は、2年後もダイバー達の間で語り草になっており、GBNの用語をまとめた「GBNまとめwiki」にも記事が作成されている。

★隠しミッション
主人公たちが挑戦する特殊ミッション。
NPDたちが構成する世界を舞台に戦闘を複数回こなしていく連続ミッションとなっている。
登場人物の個性が強く、不随する話の内容が凝っている事から開発が噂されていたストーリーミッションであると推察されているが、詳細は不明。
イベント進行は最初のミッションプレイ時に登録したメンバーのみに限られ、途中の変更・離脱は不可能。
1人でもメンバーが抜けた場合、最初からやり直しになると考えられている。
現実での時間経過に合わせてNPD側の物語も進行し、条件が合致した際に登録メンバー全員がログインしていた場合、
半強制的にNPDたちの世界に召集され、ミッションに参加という形となる。


ストーリー

伝説のフォース、『ビルドダイバーズ』がELダイバーを救った第2次有志連合戦から2年。
その舞台となったガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)は感覚をフィードバックしてより臨場感のあるプレイが楽しめるようにバージョンアップしていた。

しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。
傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。
憧れの存在を目指し、様々なパーティを渡り歩くが孤高のお調子者ダイバー、カザミ。
ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。
協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの初心者ダイバー、パルヴィーズ。

それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成してしまうことになる。
ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNを超える果てしない超体験だった。
※公式サイトより引用

登場人物

GBN内の名前は、リアルでの本名はで表記。
旧来のビルドダイバーズのほうは『ビルドダイバーズ』と表記。

★ビルドダイバーズ

隠しミッションのプレイを契機にチームを組む事になってしまった4人のダイバーたち。
前作の主人公フォースと同じチーム名だが、これはチーム名登録の際に表示された『BUILD DIVERS』の文字列を変えるだけの時間が無かったため。
メイの機転から英語での綴りを一文字変えてBUILD DiVERSとして登録しているためBUILD DIVERSと完全に同じ名前ではない。バッタもんくさくなったが。

近しい友人達やその関係者の集まりだった前作の『ビルドダイバーズ』と比較すると、
結成以前は縁もゆかりも無かった面々であるため、序盤はギクシャクしており、戦闘時も上手く噛み合わない事が少なくなかった。
ミッション上での共闘やリアルでの対面などでコミュニケーションを重ね、
さらに各々が精神的な成長を遂げたことで、着実に1つのチームとして纏まりつつある。


ヒロトクガ・ヒロト
声:小林千晃
ガンプラ:コアガンダム→コアガンダムⅡ(プラネッツシステム)

本作の主人公。17歳の高校生。GBNのダイバー歴は長く、ファイター、ビルダーの両面で高い実力を持っている。
しかし、GBNにはガンプラバトル以外の目的でログインしているらしい。
詳細は該当項目を参照。


カザミトリマチ・カザミ
声:水中雅章
ガンプラ:ガンダムジャスティスナイトガンダムイージスナイト、ジャスティッガイ*3

ヒロトがひょんな事から出会ったダイバー。
動画共有サービス「G-TUBE」(ジーチューブ)で動画配信をしており、人気ジーチューバーであるキャプテン・ジオンに憧れている。

調子のいい性格で、相手がNPDという先入観故に余計なことを口走ったり遊び感覚が強かったりして時折マイヤ達を怒らせたりもするが、
ビルドダイバーズにおいてはその性格がムードメーカー的な側面も果たしており、憎めない人物である。

名誉欲が強く、クリアする事で珍しい称号が手に入ると見込んで隠しミッションに参加。
ミッションの内容については世界観がガンダムらしくない、ストーリー部分が長い、NPDのキャラ付けが濃すぎる、など愚痴をこぼしているが、何だかんだで楽しんでいる。

チームリーダーを自称し、常に大言壮語を語っている。
しかし戦闘では先陣を切りはしても上手く敵を仕留めきれず、多数相手やボスどころか雑魚とのタイマンですら返り討ちに合う事も多く、口ほどに強い訳ではない。
その気質が問題視され、本編以前は様々なフォースを転々としていた模様。ただし、作中で見る限りでは負けたことを他人のせいにする描写はない。
先陣を切りたがるのも「今度こそ一番手柄をあげるぞ」という前向きな気持ちからきていると考えられる。
本人は「勝利するのがかっこいいヒーロー」「敗北は恥」と考えていたが、キャプテン・ジオンが敗北しながらも戦い続ける動画を見て考えを改め、
乗機を破壊されながらも初めて敵を撃墜して任務を達成し、ヒロトたちからも認められる。
それ以降はノリこそ変わらないものの軽率な言動は控えるようになり、ミッションでもチームワークを意識するようになった。
なお、第一期終盤では非常に厳しい局面でありながらしっかり回避して生存し続けていたので、突撃癖を抑えて本領発揮出来ている時の力量は意外と高いらしい。

かつて渡り歩いていたフォースの中には前作チャンピオンがリーダーを務めていた「AVALON」も含まれており、1話でヒロトにいきなり馴れ馴れしく話しかけていたのもその時知り合った為と推測される。(ただしヒロト側は全く覚えていなかったようだが)

発言の節々からリアルでは漁師疑惑で、山の民のお祭りにジャスティッガイで駆けつけた際には大漁旗を持ってきていた。
リアルではヒロトよりも小柄な少年で、GBN内でのマッチョなアバターは理想の姿である。

本編後の販促コーナーは彼の動画という形式をとっており、本編で活躍したガンプラの商品版仕様を簡単に紹介してくれる。
こちらは的確に解説してくれるので、決して地頭が悪いわけではない……と思いたい。
ただ、本編が明るく終わらなかった回でもノリノリで紹介するので、良くも悪くも雰囲気ブレイカーのコーナーと化している。


メイ
声:渕上舞
ガンプラ:ウォドムポッド/モビルドールメイ

サイバネティックスな恰好をしたミステリアスな女性ダイバー。ぴっちりスーツで強調されたボディラインがセクシー。
隠しミッションの詳細を探る最中、ヒロトとカザミに出会い、一緒に隠しミッションに参加する事に。
前作に登場したマギーとは知り合いで、彼女の依頼である人物を探している。

口調は男勝りだが基本的に無表情で雰囲気は無機質的。
作戦立案等の必要最低限のことしか話そうとしないが、意外と気が利いたり、多少の冗談なら通じる一面もあるなど、決して冷血な人物ではない。
また、物思いに耽るヒロトに声を掛ける等、チームメイトや周囲に割と気を配っている描写も見られる。

普段の言動故にバックボーン等を嗅ぐわせる描写が非常に少なく、登場人物の中でもかなり謎が多かったが、
後にELダイバーであり、マギーがリアルでの彼女の保護者を務めていることが判明。前作に登場したサラ、ナナミ、コウイチ、ツカサとも顔見知り。
前作最終盤のサラのように、リアルではGBN内の姿を忠実に再現したガンプラに意識を移して行動しているが、
保護者の趣味でドーベン・ウルフカラーのフリフリドレスを着ていることが多い。この姿でガンプラ化してほしいものである。

バトルでは冷静かつ最善の戦略を駆使して相手を追い詰めるスタイルを取るが、
愛機のウォドムポッドが堅牢&重火力と言うこともあって、意外と荒々しいアクションをすることも。
ヒロトと同じくチーム戦は不得手だが、ヒロトと違って経験がまるでないのが原因。
時折右手を見る描写があるがこれは最終回にて明らかになる。


パルヴィーズパトリック・アレクサンドル・レオナール・アルジェ
声:南真由
ガンプラ:ヴァルキランダー(アヴァランチヴァルキランダー)→エクスヴァルキランダー

人狐の少年のような姿をした初心者ダイバー。愛称は「パル」。可愛い。兎に角可愛い。
兄の一人=シャフリヤールに勧められてGBNを始め、仲間とのパーティプレイやフォース結成に憧れているが、引っ込み思案な性格のために一歩を踏み出せないでいた。
バトル自体は初心者だがビルダーとしての腕は確かで、ビルダーとして実績を持つヒロトからも褒められている。
ヒロトのバトルを偶然鑑賞し、興味を持った事から接触しようとした際に成り行きで隠しミッションへ参加する事に。

序盤から高所を怖がる様子が見られ、実際に「空」に関するトラウマを抱えていたが、チームのピンチに奮起し克服することが出来た。
初心者と言う事で最初は操作もおぼつかない様子だったが、元々の素質なのかメキメキと上達している。

自分達と似通った姿や「聖獣」と形容されるヴァルキランダーの姿から、山の民達からも広く受け入れられ、尊敬の念を集めている。
パルの方も、4人の中では早くから山の民たちに親しみを感じている模様。

リアルでは電動車いすを使用しているが、これはかつてグライダーに乗った際に事故にあったため。空へのトラウマの原因でもある。
パルにGBNを勧めた兄については、パルのアバターが孤系、パルがガンプラへの愛について語る、何よりリアルでの姿と本名から、前作に登場したシャフリヤールであることは当初から予想されていた。
また、シャフリ以外にも多くの兄姉がいることが判明している。


★その他のダイバー

仮面の男(シド)シドー・マサキ
声:斉藤壮馬
ガンプラ:ガンダムゼルトザーム/ガンダムテルティウム

ヒロト達の前に突然現れては、淡々と攻撃を仕掛けてくる謎の男。以前は山の民たちと協力関係にあった模様。
洗脳されているかのような素振りが見られ、ゼルトザームが傷つけられた際には、一時的に洗脳が弱まったのか苦しむ姿を見せていた。
その正体はシドという名前で活動していたSランクダイバー。
+ ネタバレ
かつてはガンダムMk-Ⅲをベースにしたガンダムテルティウムを駆り、
ソロで高難易度ミッションをクリアしていた最上位ランカーだった。
劇中の動画に対するコメントではシドの復帰を喜ぶものもあり、人気のあるダイバーだった模様。

しかし、半年前にログアウトの記録もないままGBNから姿を消し、リアルでは原因不明の昏睡状態が続いている。
彼のダイバーの捜索を依頼されたのがメイであり、ゼルトザームは魔改造を施されたテルティウムである。
そのためある程度バランス調整が成されるガンプラと違い、周辺のMSをまとめて吹き飛ばしたり高出力の合体攻撃を単騎で押し切るなどの常軌を逸したパワーを発揮している。

彼の姉曰く、リアルでは感情表現が苦手ながらも困っている人を放っておけない性格で、「GBNで凄いことをやる」「誰かを本当に守ることができる」と話していたらしい。
当初エルドラに渡った経緯は分からなかったがクアドルンが古き民の痕跡を辿った末にGBNに辿りつき、彼に救援を求めたことが判明。
第1話でカザミが路地裏でドラゴンから隠しミッションを受けられることを口にしていたがこれはこのことを指している。
クアドルンを通じてレジスタンスと出会っており、テルティウムの足元でムランたちと並んで撮影した写真も残っていることから、確かな信頼関係を築いていた。
それだけに事情を知らなかったムランは彼の裏切りから当初ヒロト達を信用しなかったが、彼の事情を理解し無事であったことを知ると胸をなでおろしていた。
ビルドダイバーズとの死闘で救出され、同時にリアルも無事に目覚める。
衛星砲攻略戦ではクアドルンとともにガンダムアドバンスドテルティウムで駆けつけ、雑魚の群れを一掃する。

本来の彼は入院前は大荷物を抱える老婆を自分のバイクで送り届ける*4
病み上がり直後に自らバイクで赴いて礼を告げたり、入院中の子供たちにせがまれてガンプラ作成をレクチャーする等、
基本的には誠実かつ真面目な好青年。
だが、何かあるたびにやたらを例えにする癖がある(怒る姉に対しても同様)という天然ぶりを見せたことでマサキ=熊とユーザーには認知されている。
そのため実力こそあるが天然キャラが災いしソロだったのでは?と考察するユーザーもいる。

小説では正式メンバーではないもののヒロト達との交流は続いており、時折ヒロト達とチームを組んだり、
リアルでも姉の後輩であるヒナタにガンプラ作成のレクチャーをしたり、彼女にプレゼントを贈っていることが分かっている。
なおやたら熊に拘るのは23話だけのネタかと思われたが熊に拘るのは素だと判明、ヒナタの苗字も間違って覚えている*5などやはり天然であった。


イヴ
声:水瀬いのり

ヒロトが捜している女性ダイバー。ヒロトとは短くない時間を共にしていた模様。
第2次有志連合戦(前作終盤の戦い)の直前に消失しており、以降のヒロトにとって大きな心の傷となっている。
ガンプラと会話が出来るとおぼしき言動をしており、その正体は前作を知る人なら容易に想像ができるだろう。
+ ネタバレ
その正体は予想通りのELダイバー。そしてその名前から察するに、サラよりも前に生まれた原初のELダイバーであると考えられる。
GBN黎明期にGBNへ初ログインしたヒロトと出会ったことで交流が始まり、やがてイヴはヒロトがGBNをする大きな理由となっていった。
また、ヒロトの乗機であるコアガンダムの発展にも彼女が深く関わっており、ある意味コアガンダムの母とも言える存在である。

自身の後に生まれたELダイバーのサラは妹と認識しており、彼女が前作で起こした奇跡の代償にGBNにばら撒かれたバグを人知れず取り込んでいたが、
バグを取り込み続けた結果、ついにはイヴ自身がGBNを脅かすバグとなりかけてしまう。
そしてイヴは、GBNを守るためにはバグごと自身を消滅させるしかないと考え、それを託せるのはヒロトしかいないとして事情を告白。
ヒロトはそもそもイヴがELダイバーであること自体知らなかったこともあり、大切な人を(当人からの願いとはいえ)消滅させることを躊躇するが、
既にイヴ本人すら抑え込めないほどにバグが彼女の身を蝕んでいることと、GBNを揺るがしかねないバグの影響力を知り、最早抜き差しならない状況にあることを察して了承。
自らがヒロトと共に作り上げたコアガンダムのビームに貫かれたイヴは、ヒロトが自分の願いを叶えてくれたことを涙ながらに感謝し、
「誰かのために頑張れるヒロトでいてね」と遺言して、ヒロトの目の前で消滅していった。

なお、ヒロトとイヴが出会い、仲を深めていく回想は19話を丸々使って描かれたため、その後イヴとヒロトが離別することを知る視聴者からは、
「これから地面に叩きつけて粉々にする壺の価値を丁寧に説明する回」と称された。


キャプテン・ジオン
声:速水奨
ガンプラ:ν-ジオンガンダム

GBNに深い情熱を注ぐ赤いヒーロースーツ姿のダイバー。
「GBNの守護神」「マナーの伝道師」を自称し、他のダイバーに迷惑行為を行う者に対してお仕置きする傍らジーチューバーとしてその活動を動画配信している。*6
声は同じだが、第七機甲師団のリーダーとはおそらく別人……だよね?

なお名前や衣装の元ネタは0080のスタッフによる書籍「MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集」*7に掲載された同名のジオンのプロパガンダキャラだと思われる。
ただし、ν-ジオンガンダムのコンセプトなど、ジオン的なノリや考えでプレイしているわけではなく、『連邦やジオンなどの垣根なく、マナーを守って遊びましょう』という考えらしい。


ゴジョウサガリユウリ
声:山下誠一郎、千本木彩花、千葉翔也

カザミがかつて所属していたフォース『Mu Dish』のメンバー。それぞれ沙悟浄、三蔵法師、孫悟空風のアバターを使用している西遊記なフォース。
リーダーのゴジョウはかつての仲間であるカザミを気にかけているが、他の2人は逆にまったく期待していない模様。
機体はゴジョウがガンバレルダガー、サガリがバクゥ戦術偵察タイプ、ユウリがAWACSディンというC.E.な編成。


リゼ
声:広瀬裕也
外伝漫画『ビルドダイバーリゼ』の主人公でありELダイバー。
最終決戦にてガンダムアニマリゼとともにゲスト出演していた。彼と一緒に居た周りの面子にも注目?

ミスターMS
声:興津和幸
外伝漫画『ビルドダイバーリゼ』の登場人物。
どこぞのガンプラ心形流の男そっくりな男だが、今作では顔は映らず声のみの出演。やっぱり原典と同じ声優が担当している。
最終決戦でウミトライオンを駆って登場。地上に落ちていたプチカプルを回収する。リゼより目立ってるんですけど!


★前作からの登場人物

マギー
声:村田太志

前作に引き続いて登場するプリ尻ママ。GBN内でもバーを経営しており、結構繁盛している模様。
メイの保護者でもあり、ミッションの中で少しずつ人間らしさを会得するメイを暖かく見守っている。


クジョウ・キョウヤ
声:笠間淳
ガンプラ:ガンダムTRYAGEマグナム

フォース「AVALON」の隊長にして、依然としてチャンプの座を守り続けている、名実ともにGBN最強のプレイヤー。
ヒロトにとっては古巣の隊長であり、第二次有志連合戦の後にフォースを去ったヒロトのことを気にしていた。


リク
声:小林裕介
ガンプラ:ガンダムダブルオースカイメビウス

前作の主人公。本家『ビルドダイバーズ』のリーダーにして、現在のGBNで最もチャンプに近いと言われる超新星。
2年間ずっとGBNで活躍しており、心身ともに成長している。ただし1vs1で未だにキョウヤに勝ったことはないらしい。
ヒロトとは面識はないが、ヒロトは第二次有志連合戦での出来事故に、リクや彼が率いる『ビルドダイバーズ』に複雑な思いを抱いている。


サラ
声:照井春佳

GBNで初めて確認されたELダイバー。リク達と一緒に平穏な日々を送っている。
こちらもリク同様に成長しており、容姿がぐっと大人っぽくなった。
メイとは面識があり、メイはサラのことを「姉さん」と呼んでいる。
ペットのモルちゃんは何故か増えている(メイの顔の動きを考えると、パートナーと子供ができた可能性が高め)。

カルナ
声:中島ヨシキ
ガンプラ:インパルスガンダムランシエ

フォース「AVALON」の副隊長の1人。
ヒロトがAVALONにいた頃の先輩であり、ヒロトにとって良き兄貴分だった。
第二次有志連合戦の前後に様子がおかしくなったヒロトのことを心配しており、何かあったら自分に相談するように言うなど親身に接していたが、
ヒロトはカルナに相談することなくフォースを去ってしまい、それきりとなっていた。
その後もヒロトのことを気にしておりマギー経由で復帰していたことを知ったため不満を抱いていた。
バトルでは彼の弱点も熟知していたようでお仕置きと称して弱点を指摘しないでいたがエミリアにばらされた。


ロンメル
声:速水奨
ガンプラ:グリモアレッドベレー
第七機甲師団のリーダー。ロータスミッションver.エルドラで他のフォースとともに敵として立ちはだかる。
やたら声がそっくりなダイバーが作中で登場しており、大ファンであるカザミの発言に気を取られたりその熱弁に喜ぶなど視聴者から正体ではないかと怪しまれていたが…?


シャフリヤール
声:逢坂良太
ガンプラ:セラヴィーガンダムシェヘラザード
パルヴィーズの語る兄としてたびたび示唆されていたが、2期OPおよびロータスチャレンジにて本格登場。
兄弟であることはGBN内では内緒らしく(シャフリが有名人なのもあるだろうか)、また実は作中では一応、明言されたことも一度もなかったりする。
なおリアルでは富豪であることは前作から分かっていたが特殊部隊の指揮官をしていることが小説で明かされた。


ゲームマスターカツラギ
声:竹本英史
ガンプラ:ガンパンツァー*8
GBNの運営責任者。
相変わらずのガンダイバー姿だが、最終話にてリアルの姿が登場。ストレスを溜め込んでいそうな精悍な男性。

トリさんミス・トーリ
声:中原麻衣
GBN開発者。今回は終始カツラギと行動を共にしている。
こちらも最終話にてリアルの姿が登場。セクシー美女。

パトリック・コーラサワー

機動戦士ガンダム00に登場したパトリック・コーラサワーのアバター。
前作から引き続き毎回どこかに映っている。
+ 各話コーラサワーの出演箇所
1話 GBNのロビーで女性を連れて歩いている
2話 ビルドダイバーズがGBNで話し合う場面の手前側に一瞬だけ映る
3話 ビルドダイバーズがGBNで話し合う場面のヒロトの後ろで画面外へ向けて歩いている
4話 キャプテンジオンの動画のサムネイルにヒーロー衣装で登場
5話 GBN内に浮いている飛行船ビジョンにララァの衣装を着て映っている
6話 パルが見ていたデータの中に乗機と共に
7話 Mu Dishメンバーの後ろで地球連邦軍の衣装を着てドリンクを飲んでいる
8話 ヒロトとメイが並んで歩いているシーンでランバ・ラルの衣装を着てハモン姿の女性と共に歩いている
9話 冒頭でアッガイと共に水抜きをしている
10話 Gペディアのページで管理者?として利用者に呼び掛けている
11話 ハマーンのコスプレをした集まりに(ハマーンコスをして)紛れている
12話 強制的にGBNのロビーへ戻されたシーンでコレンの衣装を着ている
13話 GBNのロビーに連邦軍の制服を着て嫁のような人物と一緒に居る
14話 フレディが見ているGBNの映像に映っている
15話 Gペディアの検索ワードの一番上に居る(名前のみ)
16話 病院に居た親子が持っているバッグの柄
17話 GBNに戻った際の街頭ビジョンに映っている
18話 アルスがヒロトの過去映像を見ているシーンの下の方にあるウィンドウ
19話 水中ミッション?でヒロトに救出されている
20話 GBNのロビーで第二次有志連合戦を観戦している
21話 GBNのロビーで一人佇んでいる
22話 マギーの投稿に対して一番最初に反応している
23話 カザミの動画を見ているうちの一人?((遠くに居て判別が難しいが、髪色と服はそれっぽい))
24話 魂太のオノコと握手をしている&動画のサムネイルとして映っている
25話 観戦するマギーの後ろに居る
26話 G-TuberのトリプルCの一人


★山の民

ミッションの舞台である惑星エルドラに居住するのような獣人NPDたち。
『ビルドダイバーズ』の事を創造主と特別視している。ちなみに創造主が居たのは大昔の事だという。
ヒトツメと呼ぶ謎のMSたちに襲われており、レジスタンスを組織して創造主が残した遺物を使い抵抗しているが、成果はあまり芳しくない。
普通のNPDと異なりストーリーとは無関係のところでもNPD同士で会話をしたり、収穫した作物を食べようとする動作も見せるなど、かなり凝った設定となっている。
+ ネタバレ
その正体は、地球から30光年離れた惑星エルドラに居住する異星人。
2ndにて実際のビルドダイバーズは山の民とは無関係であり、フレディが遺跡にある石碑をいじっていた際、
たまたまGBNでのビルドダイバーズの活躍の映像(前作での第七機甲師団とのバトル、第二次有志連合戦など)を見たことで、「ダイバー=ビルドダイバーズ=創造主」と誤認していた事が判明した。

○フレディ
声:加隈亜衣

ヒロトたちを召喚した少年。隠しミッションにおける案内人のような役目を担う。
途中からは成り行きでガンプラのコックピットに同乗することに。でも獣臭いらしい。
自他共に認める勝利の女神。だが男だ。
13話終了後、公式サイトトップ絵には彼が1人で描かれており、さらに時間帯によって絵が変わるという凝った仕様になっていた*9


○マイヤ
声:三村ゆうな

フレディの姉。戦う事しか考えていない男たちに反発しており、最初に接触した際のカザミの軽はずみな言動からビルドダイバーズにも良い感情を抱いていなかった。
しかし村や子供を守ったりしてくれるビルドダイバーズと徐々に心を通わせていく。
なお、カザミに対して一目惚れっぽい反応*10をしており、照れ隠しからかカザミにだけはその後も厳しめに接したり、見ている場面や接触頻度も明らかに多い。


○ストラ
声:藍原ことみ

マイヤの幼馴染の若者。レジスタンスへの加入を希望しており、ヒロト達を召喚できることで重宝されるようになったフレディにやや嫉妬している。


○アシャ、トワナ、フルン
声:高田憂希、泊明日菜、村瀬迪与

山の民の子どもたち。活発な女の子がアシャ、頼もしい性格の男の子がトワナ、ジリクの孫でおとなしい性格の男の子がフルン。
1stガンダムのカツ・レツ・キッカを連想した人も多いだろう。


○トノイ
声:田中完

フレディの父で山の民の村長。村民に分け隔てなく敬意をもって接する人格者。


○ジリク
声:相馬康一

山の民の有力者である老人。不毛の土地を苦労して開墾してきたためか、村で戦闘を行うことに関しては快く思っていない。


○ジェド
声:柳田淳一

フレディとマイヤの兄。現在は村を離れてレジスタンス第8小隊の隊長を務めている。
戦いに参加したがっているストラには手を焼いている。


○カリコ、ザブン
声:沖野晃司、真木駿一

ジェドの部下の2人組の副隊長。プライドが高くやせているのがカリコ、おっとりした性格で恰幅がいいのがザブン。
お調子者でドジが多く、レジスタンス側のコメディリリーフ的ポジション。
二人の故郷の村は一つ目に焼かれている。


○ゴルス
声:山口太郎

レジスタンスのリーダー。過去の激戦で左目を失っており、石製の眼帯で覆っている。


○ムラン
声:川田紳司

レジスタンスの小隊長。
過去の経験やカザミの軽率な発言から「ビルドダイバーズ」に懐疑的な立場を取る。
後にマサキとは戦友だったがアルスに捕まり、洗脳されたことを知らなかったため懐疑的な立場を取ったが
ヒロト達の活躍によりその態度も軟化させ、レジスタンスとして協力を惜しまなくなる。


★その他の人物


ムカイ・ヒナタ
声:若山詩音

ヒロトの幼馴染。控えめだが心優しい少女。学校では弓道部に所属している。
両親は病院勤務の医療関係者らしく、両親への用事で病院へ行く事は珍しくなく、また翻訳家であるヒロトの母が医療系の翻訳の際にヒナタの家に行く事もある模様。
無口なヒロトの気持ちを察したり、どうするべきか悩む彼の背中を優しく押したりと、彼の理解者の一人である。
GBNはプレイしていないが、THE GUNDAM BASE内のカフェでアルバイトを始める。
ガンダムに詳しくないが故に客のガノタのネタフリにマジレスしてしまったりもするが、
ヒロトが貸してくれたガンダム百科などを見て勉強し、徐々に職場に慣れていっている。
最終話エピローグでGBNデビューし、ダイバー姿を披露。また、小説版によると使用ガンプラは「HG ガンダム BEYOND GLOBAL」とのこと。

○マツムラ・ケン
声:上田燿司

THE GUNDAM BASEの店長を務める中年のおじさん。
ヒロトとは昔からの馴染みであり、彼がGBNを離れている間も心配していたりと気のいい人物。一方でヒロトとヒナタの中を邪推していらぬ気を回す事もしばしば。
またガンプラマイスターでもあり、ヒロト達のガンプラ製作をサポートする事も。
機動戦士Ζガンダムのヘンケン・ベッケナーのファンであり、自身の口ひげを似せてセットしたりとお茶目。
勿論と言うべきかダイバールックもヘンケンっぽいセッティングだが、髪型のみリアルと同じく上に跳ねたものになっている。
劇中では輸送機としてガンペリーを使用していたが、普段から常用している愛機なのか、バトルなどでは別のガンプラを使っているのかは不明。



○アルス
声:石田彰

ビルドダイバーズの前に現れた謎の存在。
真っ白い肌を持つ人間の男性のようだが、全裸にハゲスキンヘッド、更に立体映像のような姿などとても奇妙な存在。
山の民を敵視しており、どうやらヒトツメを送り込んでいる張本人のようだが……?
+ ネタバレ
その正体は、かつてのエルドラの住民「古き民」が異星からの侵略といった外的驚異から星を守るために生み出した人工知能。
侵略者との戦いが終わり、荒廃したエルドラから古き民が去って宇宙や時空へと旅立ったため、アルスも月の遺跡で長い眠りについていた。
眠っている間にエルドラにはフレディ達の先祖にあたる新たな種族「新しき民」が生まれ繁栄しており、

本編の少し前に目覚めたアルスは新しき民をエルドラの環境を破壊する侵略者と認識。
古き民から授かった使命を全うすべく自身の攻撃端末であるヒトツメを生み出し攻撃を開始した。
その過程で旧知であるクアドルンとも争ったが、彼と同じくたどり着いたGBNの情報を利用してMSサイズのヒトツメを作り出している。
山の民を殲滅することに躊躇は無く、ガンプラの民にも敵対的な一方、自身の創造主たる古き民とのいつ叶うとも知れぬ再会を切望している。
なお、これらの事実が明らかになった回では、アルスの髪型が後天的なものであることも明かされている。

最終的にはELダイバーへと生まれ変わったがELダイバーで初めて赤ん坊*11の姿で転生した。
名前も「ノヴァ」になったことが小説で明かされ、マギーには「ノンちゃん」とあだ名をつけられ可愛がられている。
メイも何かとアルスを気にかけ倒す以外の選択肢を模索したこともあってか、ノヴァを抱いていないと落ち着かないくらいには可愛がっているようである。


○クアドルン
声:土師孝也

山の民から聖獣と崇められる、のような生物。
ミラーグの山に住んでおり、さまざまな伝承でその姿を伝えられている。
巨大な黒いボディに白い翼を持つが、左の翼が傷ついている。
+ ネタバレ
その正体はアルス同様、古き民と共に侵略者と戦った存在。
古き民が去った後もエルドラに残り、その後星に生まれた新しき民たちを見守っていた。
だが、目覚めたアルスが彼らを攻撃し始めたため、それを止めようと彼を制御できる古き民の足跡を追って電子世界を巡った末に地球のGBNを発見。
GBNで古き民の足跡は途絶えており、更に何らかの事情からかGBNで古き民を見つけることは叶わず手詰まりに陥る。
そこで自身の呼びかけに反応してくれたガンプラの民・マサキをエルドラに招き、彼やムランと共にヒトツメと戦った。
そしてアルスもまたGBNを発見しMSサイズのヒトツメを生み出すなど戦いは激化していき、遂には自身が手傷を負ったうえマサキがアルスに囚われてしまい、責任を感じていると共に、かつての戦友だったアルスを正してやれなかった事も気に病み続けている。

終盤、エルドラに放置したガンプラのパーツが分解されない事から着想を得たパルの提案で、HGペーネロペーのパーツを用いた義翼を取り付けられ、戦う力を取り戻した。
当初咎を負ったマサキを彼を呼び寄せた自らの手で殺めようとしたがヒロトの説得により彼にマサキ奪還を託した。
奪還に成功し蟠りも解消できたことで再び彼と共に戦場を駆け、衛星砲攻略に苦戦するヒロトたちの進路を阻む敵を共に一掃し一騎当千ぶりを見せた。
その後アルスをエルドラに戻らせないためにコアユニットをマサキと共に破壊、長年の同志であった彼に別れを告げた。
その後は自身の寝床をかつてセグリがあったクレーターに下ろし、エルドラの民と歩む道を選んだ。
デザインは森木靖泰氏によるものなので、頭部にどことなくペーネロペー味を感じる。


主な登場メカ

☆ビルドダイバーズ

コアガンダム/コアガンダムⅡ
ヒロトが使用するガンプラ。モチーフはRX-78だが、ベース機は無いオリジナル。また、デザイナーが同じで機体コンセプトも近いAGE-1にも似ている。*12
通常のガンプラよりも小柄であり、普通のガンプラと並べると大人と子供くらいの差がある。
太陽系の惑星名をイメージした各種アーマーを装着することで、機体特性を根本的に変化させる連携合体換装システムプラネッツシステムを採用しており、
状況や敵に応じて換装することで臨機応変に戦局に対応できる。換装すると身長も伸び、他のガンプラと並ぶくらいに。
1stシーズン最終回でコアガンダムⅡへと改装され、コアガンダム単体での変形、飛行が可能となった。
後述のバトローグでは新たにティターンズ・G3カラーのコアガンダムⅡが別に制作されたことが分かっている。

ガンダムジャスティスナイト
カザミが使用するガンプラ。 ベース機は∞ジャスティスガンダム
正義騎士」というコンセプトをもとに原型機の多彩な武装を整理しつつ重量バランスを見直すことで扱いやすい機体に仕上がっているが、その分ダイバーの技量がモロに反映される。
主武装はなどの実体兵装とショットランサーに内蔵されたビームガンだが、防御性能を高めた機体特性と大型の突撃槍を扱う膂力の持ち主故に素手の殴り合いにも強い。
なおSEED機ベースということでしっかり型番や異名も設定されている。
元ネタはおそらく∞ジャスティスの変更前の名称であるナイトジャスティスガンダム

ガンダムイージスナイト
カザミがどうすれば役に立てるかを追求し、広域での防御性能を重視しイージスガンダムのコンセプトと融合させる形で作り上げた機体*13
防御を重視した正義の騎士というジャスティスナイトのコンセプトを引き継ぎつつも、可変機構、シールドと武器の合体などの実戦を考慮した多彩なギミックが盛り込まれている。
また、プラモ自体の出来も「手間のかかった丁寧な仕上げだ」(byメイ)と評価されており、ジャスティスナイトに比べ大きく進歩している。
なおベース機で考えればイージスに戻っているがこれはカザミにとってイージスが漁師の父親に買ってもらった思い出の代物なため。

○ウォドムポッド/モビルドールメイ
メイが使用するガンプラ。ウォドムを参考にしたオリジナルモデル。
原型機(全高40m)に比べてかなり小型化されている。それでも普通のガンプラよりは大きいが。
理詰めのバトルを得意とするメイに合わせた多彩な武装を持つ一方で、頑強な機体構造を活かした荒々しい格闘戦も得意とする。
特に足を使った踏みつけや蹴り飛ばしが印象的。

内部にはモビルドールメイが格納されており、いざという時はウォドムの殻を脱ぎ捨てて登場する。
モビルドールメイは運動性が高く、戦い方も2丁のビームガンと体術を主としたスタイリッシュアクション。
ビームガンはスモーのそれによく似たものであり、ボディにもターンA的な意匠が見られるが、ビームシールドはF91のものを使っている*14*15
モビルドールとしての姿を見せる前から、ウォドムポッドに何らかのギミックが隠されていることは匂わされていた。

2ndシーズンではカザミのとある提案をきっかけに追加装甲兼スラスターのプラスアーマーを装備した「ウォドムポッド+」に換装。背中の追加アーマーはやけにガンダムの腰フロントアーマーに似ている。
終盤ウォドムポッドをゲームのコントローラーのようなものを使って操作するシーンがあるが、これは遠隔操作時のみのものではなくデザインした海老川氏によると
ウォドムポットの操縦は格納されているモビルドールメイが内部でコントローラー操作しているとのこと。
同じようにゲーム機風のコントローラーでパワードスーツを操作する方式のキャラに『武者○伝』の鎧丸がいるが、参考にしたのか、偶然の一致なのかは不明。
プラモによると機体はメイの自作だがツカサがプロデュースしている、地味にこれは最終回の伏線ともとれる。

○ヴァルキランダー
パルヴィーズが使用するSDガンプラガンダムアストレアTYPE-Fをベースに、ガンドランダーの要素を組み込んでいる。
ガンドラゴンモードと竜合身モードを使い分ける変形機。どちらのモードも大きな翼を持つので空中戦が可能。
宇宙戦には翼の代わりにアヴァランチユニットを装着したアヴァランチヴァルキランダーで挑む。
またトランザムシステムのアレンジ版ガンドランザムを搭載しているが、パルの操縦技量の問題で封印されている。
パルは密かにモルジアーナという別称を付けており、何やら深い思い入れがある模様。ナタクみたいなものだろうか。
ガンドラゴンモードの姿は山の民の伝承に登場する聖獣クアドルンに似ていることから、同一視され崇められている。
モルジアーナという別称から分かるように性別は女の子。胸部アーマーを外すとなにやら膨らみが……?

○エクスヴァルキランダー
ヴァルキランダーのパワーアップ機。相変わらずアストレアがベースだが、赤アストレアから白アストレアになるという元とは逆の変化に。
ドラゴンモードの姿はクアドルンを模した物になっている。


☆ヒトツメ

○エルドラアーミー
Gガンダムデスアーミーをモチーフにした改造機。
山の民たちから「ヒトツメ」と呼ばれており、散発的な襲撃を繰り返している。
人型のアーミー以外にも強化版として四脚型のブルート、戦車型のブルブルート、ホバー型のホバーブルート、空戦型のエアブルート、水中用のシーブルートなど多彩な派生機も存在する。

エルドラドートレス
ガンダムXドートレスをモチーフにしたヒトツメ機。
高火力のマルチプルバレルライフルを装備する。
また、サイコガンダム級の超大型ドートレスタイプも存在する。

エルドラウィンダム
種死ウィンダムをモチーフにしたヒトツメ機。
汎用タイプだがエルドラアーミーなどと比べるとややスペックが高い。

○ガードアイ
ヒトツメの正体。目玉の付いた球状のボディからメカ触手が伸びて自律行動する。
MSサイズのヒトツメが現れる以前から山の民を襲っていた機体で、現在も斥候役の他、エルドラアーミーなどの内部に組み込まれその操縦などを行っている。

ガンダムゼルトザーム/ガンダムテルティウム
ヒロト達の前に時折現れる異形の機体。ベース機はガンダムMk-Ⅲ
元々はガンダムテルティウムという白と薄紫を基調としたカラーリングが特徴のガンプラで、正統派のガンダムタイプだったが、
現在は極端に大型化した右腕や5つのカメラアイと歪んだツノ(アンテナ)を持つ頭部など、歪なカスタマイズが施されている。
マギーによるとテルティウムからゼルトザームへの改造は、GBN内ではシステム的に不可能*16であり、
にもかかわらずテルティウムのガンプラはリアルに綺麗なまま残されているため、不可解な状態だという。
戦闘能力は凄まじく、1stシーズンではヒロト達を圧倒し続けた。
2ndシーズンではヒトツメとともに村を襲ったかと思いきやヒトツメたちを撃破するなど、不可解な行動をとるようになっている。

背中にマウントした大型ランスと、左肩のシールドランチャー、
脛部に格納されたビーム砲はテルティウム時代からの武装で、ゼルトザーム固有の武装は巨大な右腕だけだったり。
ランスの背負い方や、善と悪の姿が存在するという点から、同じMk-Ⅲベースの騎士ガンダムがモチーフになっていると思われる。

アルスコアガンダム
アルスがコアガンダムを模して生み出した機体。
不気味なデザインだがプラネッツシステムも模倣しており、各種アーマーを装着することでアルスアースリィガンダムや、フェイクニューガンダムデュビアスアルケーガンダムリバースターンXへと変化する。
基本的な仕様はコアガンダムとアーマー元になった機体に準じているが、パワーがダンチ。


☆その他

ν-ジオンガンダム
キャプテン・ジオンが使用するガンプラ。 ベース機はνガンダム
νガンダムにサザビーの意匠を加えたような特徴的なデザインで、黒ベタの影が落ちたアメコミチックなテイストで作画されている。
タクティカルアームズの機能を踏襲した可変大剣「ジオニックソード」を装備している。

○ガンダムTRYAGEマグナム
チャンプの新たなる剣。まさかのトライエイジにすら精通していたチャンプがそれからインスピレーションを得て作成。
パーフェクトレア報酬のトライエイジシステムを搭載しており、原形機の持つMS召喚機能がそのまま使える。GET READY TRY AGE SYSTEM
純粋なスペックも異様に高い。チャンプの機体だから仕方ない。

ガンダムダブルオースカイメビウス
チャンプを追い続けるリクの進化したダブルオースカイ。青と白の嫁カラー落ち着いたカラーリングになった。

○ガンダムアドバンスドテルティウム
シドー・マサキが最終決戦に向けてカスタマイズしたテルティウム。
大型ランスとシールドランチャーに代わりロングビームライフルとディフェンサーユニットのような追加ブースターを装備。
元々の完成度と相まってヒトツメの機体を圧倒する性能を発揮する。
名前の由来は宇宙世紀機のカスタムということでおそらく「アドバンスド・ヘイズル」だろう。
作中ではテッカマンよろしくクアドルンの背に乗って移動していた。

○ロードアストレイダブルリベルク
コーイチとツカサによる合作機でロードアストレイがベースになっている。
二人乗りでベース機が機体の前後を入れ替えることが出来るため射撃戦用の「クアドロ」、格闘戦用の「レベルソ」、二つのモードを切り替え戦うトリッキーな機体。
クアドロは比較的ベースとなったアストレイぽさが残っているものの、レベルソではどこかで見たことあるような外観アクションを披露していた。
当初それぞれの特性に合わせた別々の機体を作る予定をコーイチがあえて変形という形で1機にまとめること提案。
ツカサは拒否するもコーイチの猛プッシュに押されて作られたことが判明した。
ネタで愛の巣とか言ってたのに本当に愛の巣じゃないか。


ビルドダイバーズ バトローグ

セカンドシーズン開始から間もなく、製作が発表された短編映像作品。
本編終了から3か月後の11月に、本編と同じくガンダムチャンネルで公開された。
今回はガンプラ40周年記念の投票で選ばれた機体が登場するという形式を取っているため、本編で登場した各々のガンプラは登場しない(背景にはいる)。
尺自体も10分程度と短く、8割がバトルシーンで占められているが、内容はかなりの濃さを誇っている。



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最終更新:2023年04月08日 07:05

*1 24話が1日早く公開されてしまいかけたり、25話がYoutubeのトラブルで規定の時間通り配信できず1時間遅れだった

*2 以前にもビルドシリーズにスポット参戦したことはあったが、放送開始時からクレジットされるのは初となる。

*3 ジャスティスナイト風プチッガイ

*4 その大荷物の中身はHGペーネロペーが混ざっているが、いくらHGとはいえ子供には難易度が高いと思われる

*5 カムイ・ヒナタだと思っている。

*6 作中ではカザミを始め彼を英雄視している人物は少なくないようだが、やっていることは晒しに近く、ピンチの際に改心したかつての敵がタイミングよく助けに来るなどどことなくやらせ感も見受けられる。我々の現実では彼がお仕置きしている人々とさして変わらない悪質行為であり、あくまでフィクションだから許容されている事は忘れないように。

*7 再刊行版タイトルはM.S.ERA 0099 機動戦士ガンダム戦場写真集

*8 プラモ化は行われておらず、米国では完成品トイが販売されたものの日本国内ではごく少数抽選プレゼントされたのみのレアもの。

*9 トップ絵が2期のキービジュアルに変わると終了

*10 カザミがちょっとした言い争いのあとにマイヤの持ってきた飲み物を飲んで笑顔で味を褒めた時

*11 性別は女性。男性のELダイバーはリゼなどごく少数存在するが、非常に珍しい。

*12 ちなみに回想シーンでのヒロトのスケッチにおいて、プラネッツシステムの機構の参考としてAGE-1が挙げられているのが確認できる。

*13 変形スタイルなどが別物なのでベース機というには微妙なライン

*14 デザインを担当したフミカネ氏が、メイの服のデザイン(肩部)をモビルドールメイに落とし込む際に、F91のシールドが丁度いい形だったため

*15 アニメ1期でのビームサーベルはピンク色だったが、2期からはガンプラと同じ黄緑色に修正された

*16 改造範囲が広すぎるため