ビーファイターカブト(番組)

登録日:2014/02/09 (日) 14:17:37
更新日:2019/09/03 Tue 04:36:23
所要時間:約 6 分で読めます








超重甲!!





『ビーファイターカブト』とは東映の特撮「メタルヒーローシリーズ」の第15作目。
全50話。
1996年3月3日から翌97年2月16日まで放映された。



【概要】
本作は前年に放送された『重甲ビーファイター』の正式続編でありメタルヒーローでは唯一ヒーロー名を前作から引き継いでいる。
設定・脚本も前作の要素引き継いでおり、「侵略者と戦うヒーロー」というシンプルなコンセプトもそのまま。
レギュラーキャラは老師グルを除き入れ替わっているものの前作の主人公たちも登場した。
1996年2月終了のビーファイタ―の5年後と言う事から本作の時代設定は2001年になるが放送当時の1996年の趣もある。


その一方、
  • より整ったヒーローっぽいデザインとなった主人公勢のスーツ
  • 中盤以降から敵・味方双方に追加戦士として新たなビーファイターが登場(既存メンバーも合わせると計14名)
  • 人型巨大ロボ同士のバトル
等、前作に比べるとビジュアル的に派手な要素が増えたりもしている(しかしこれにより前番組であるスーパー戦隊シリーズと路線が被ってしまった部分もある)。

また、安定してはいるものの玩具の売り上げは前作には劣っている。


『悪の犯罪組織、犯罪者たちと戦う正統的ヒーロー』という意味では、本作が最後のメタルヒーローというコメントもある。また『スーパーヒーロー大戦Z』のパンフレットや公式サイトでもメタルヒーローの紹介は本作まででカブタックやロボタックは掲載されていないことから公式でも本作を最終作と認めている向きもある。



【主題歌】
OP:ビーファイターカブト(歌:樫原伸彦)
ED:大声で歌えば(歌:樫原伸彦)




【あらすじ】
ビーファイターと異次元侵略軍団ジャマールの戦いが終結してから5年。
平和を取り戻した地球に太古の眠りから目覚めた侵略者・メルザード一族の魔の手が忍び寄る。
地球を守るため生み出された新世代の昆虫戦士・ビーファイターに選ばれた若者たちはそれぞれの決意を胸に戦いに赴く。



【登場人物】

◆第2世代ビーファイター
新たな脅威の出現に備え、コスモアカデミアと老師グルが初代ビーファイターのデータを基にに新たに作り出した昆虫戦士。
《インセクトアーマー》を凌駕する《ネオインセクトアーマー》を纏う。
尚、個々のアーマー名称も日本語中心で子供に分かり易いものになった。


鳥羽甲平/ビーファイターカブト(演:中里栄臣)
聖聖(セントホーリー)学園高校に通うスポーツ万能な高校生。17歳。
直情型の熱血漢。自然を愛する心と人々を守る勇気からビーファイターに選ばれた。
アーマーはパワーと火器制御に長けている。
新必殺技が登場すると初期の必殺技は使われなくなる印象があるが、
カブトの場合、初期必殺技のライナーブラストを使い続け、ムカデリンガー以外のビークラッシャーへの事実上の決め手になり、ライジャ(強化後)も倒している。
ブルービートの後任だが、キャラとしては、ジースタッグ寄り。
尚、カブトという名前は前作『ビーファイタ―』の老師グルの息子と同じ名前であるが、グルの息子と甲平は別人である。
本作のタイトルをカブトにした奴は何を考えてるのだろうか?

◇橘健吾/ビーファイタークワガー(演:安達直人)
コスモアカデミアに勤務の青年。22歳。
参謀役であり、冷静な判断力を見せ、格闘技にも長ける。
アーマーはカブトとは逆にスピードと格闘能力に長けている。
本当はカブトになりたかった為、初期は甲平と衝突したが自身の役割を理解し、コンビネーションを見せるようになった。
ジースタッグの後任だが、キャラとしては、ブルービート寄り。
年長者で名前が橘かつクワガタに変身するが別にボドボドにはならない


鮎川蘭/ビーファイターテントウ(演:栗栖ゆきな)
天才プログラマー。18歳。
お転婆かつ自信家な女性。優秀だが、その性格ゆえちょくちょく突飛な行動にでることもある。実家は老舗の旅館。
基地やネオビートマシンのプログラムを構築した。
アーマーは情報分析能力に長けている。
レッドルの後任だが、メスのカブトムシがマイナーだったためか、テントウムシに変更。キャラとしては、2代目レッドル寄り。


◇小山内勝(演:山口良一)
ビーファイターを支える日本コスモアカデミア支部長。
若い三人を見守る茶目っ気の多いオジサン。バイクと盆栽が趣味。
前作に登場した向井博士は大学の先輩にあたる。


◇ビット(声:半場友恵)
ビートルベースのコンピュータ内にいる人工生命体。
子供っぽい性格だが情報の分析や蘭の手伝いをしている。
声は1年後にGGGで『プログラム…ドリャーイブッ!!』と承認ボタンのガラスカバーをぶっ叩く命姉ちゃんの人。


◇鳥羽ゆい(演:麻生かおり)
甲平の妹。
シスコン兄の面倒を見つつその優しさを理解している良い娘。
健吾と良い雰囲気である。


◇老師グル
前作に引き続き登場する昆虫界の長。
しかし、某オウム事件の為、劇中では「老師」としか呼ばれなくなった。
コスモアカデミアでもアーマーの製作に協力する。第33話ではビークラッシャー四鎧将に捕われてしまい、ジェットコースターや射的で絶叫させられていた。第47話では初代ビーファイターとダーグリフォンとの対決の最中、両者から発せられた光と闇の波動を自ら浴び、ダーグリフォンを戦意喪失に追い込むが、そのために力を使い果たし死亡した。遺体は拓也によって普段住んでいる並びに拓也と出会った洞窟に葬られた。この際、前作第1話「昆虫戦士だ!!」の拓也との出会いのシーンが挿入されている。


◆メダル戦士
次元の裂け目から飛来した昆虫パワーの結晶「インセクトメダル」から誕生した新たな昆虫戦士たち。
中盤以降登場するが人数が多くなりすぎるためかゲストとして一人ずつしか登場せず、全員揃うことは稀。設定は『獣電戦隊キョウリュウジャー』のスピリットレンジャーの元になった。

マック・ウィンディ/ビーファイターヤンマ
アメリカの高校生。別命・風の戦士。
蘭から「アメリカ版甲平」と揶揄されるように、スポーツ万能で陽気な性格。寿司が大好物。
アーマーはスピードとジャンプ力に優れている。
当初は吹き替えだったが、途中から変身前はマック役のルーベン・ラングダン本人が充てるようになった。
尚、吹き替えの声は、同年の『勇者指令ダグオン』で同様に高校生ヒーローを担当。

フリオ・リベラ/ビーファイターゲンジ
南米アンデスの考古学者。別命・光の戦士。
蘭に好意を抱かれるようになる。
アーマーは光をエネルギーに変換する機能を持つ。
中の人は、カブトのスーツアクターでもある高岩成二

李文(リー・ウェン)/ビーファイターミン(演:安斎秀樹)
中国の教師。別名・音の戦士。
戦いを嫌っていたが、戦いを終わらせるために戦う決意を固める。子供好きで料理が得意。
アーマーは援護型で超音波攻撃も行う。

ソフィー・ヴィルヌーブ/ビーファイターアゲハ(演:橋本麗香)
フランスのバイオリニスト。別名・花の戦士。
甲平に好意を抱く。
アーマーは重火器の扱いに優れたタイプ。



◆重甲ビーファイター
前作でジャマールの脅威から地球を守り抜いた伝説の戦士たち。
現在は海外支部に異動しているが中盤と終盤には三人揃って重甲。先輩としてカブトたちと共闘する。

甲斐拓也/ブルービート
片霧大作/ジースタッグ
鷹取舞/レッドル




◆メルザード一族
今作の敵。
2億年の眠りから醒めた邪悪な一族。地球上の生命を抹殺することを目的に破壊活動を開始する。
眠っていたためかビーファイターの存在を全く認知していなかった。

◇皇祖女帝マザーメルザード(声:山崎和佳奈)
メルザード一族を束ねる全能の神。
白く巨大な体を持ち、生物の化石を取り込み卵として産み落とすことで怪人を誕生させる。メルザード怪人にとっては文字通り「マザー(母)」。
地球生物の抹殺を望むが大まかな指示を出すだけで子供に対しては基本放任主義。冷酷な母親とその兄弟など『救急戦隊ゴーゴーファイブ』災魔一族に近い。
その正体はガオームと共に”闇の意思”が残した末裔。終盤は”闇の意思の後継者”として覚醒しより巨大な「ジャドーメザーラ」へと変化した。
口からの火炎、目から光線、長い尻尾、右腕からガスを出して暴れまわるが復活したカブテリオスとクワガタイタンの前に敗れ去った。
尚、外見・性格共におどろおどろしいが声は蘭ねーちゃん


恐竜武人ライジャ
メルザードの幹部。長男。
トリケラトプスに似た外見をしており性格も直情型。詳しくは上記項目参照。


深海魚人デズル(声:塩沢兼人)
メルザードの幹部。次男。
魚のような外見でずる賢い。詳しくは上記項目参照。


昆虫剣士ミオーラ
陸の古代生物の頭をしたライジャ親衛隊を率いる女怪人。時には人間に変身して作戦を遂行することもある。
カマキリに似たセクシーな姿で両手の鎌を武器にする。
ライジャに対する忠誠心はかなり高い。


石貝侍従ドード(声:増岡弘)
海の古代生物の頭をしたデズル親衛隊を率いる怪人。
二頭身で背丈が低く頭部に巨大なアンモナイトが付いており、文字通り頭でっかち。
扇子を持っており語尾に「ゲス」と付く。


ビークラッシャー四鎧将
メルザードが手に入れた四枚のインセクトメダルから誕生した悪の昆虫戦士。
中盤から登場しビーファイターを苦しめる。詳しくは上記項目参照。





【光の意思と闇の意思】

太古の昔。
全次元を創造した”光の意思”とその次元を破壊する”闇の意思”が存在していた。
両者は様々次元で争ったが最後は”光の意思”が勝利し”闇の意思”は次元の狭間へと消えて行った。

しかし”闇の意思”は自らの後継者を遺しており、それが前作に登場したガオームと今作に登場したマザーメルザード。
一方、”光の意思”の下で戦った優秀な”昆虫次元の戦士”の末裔がビーファイターであり、ビーファイターの戦いは永きに渡る”光の意思”と”闇の意思”の果てしなき戦いでもあったのだった。

【その他】
徳間書店『テレビランド』の漫画版では月面決戦でテレビ版では実現しなかったビーファイターが10人勢ぞろいする。

次回作『ビーロボカブタック』のVシネマ『ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!』にはスターピースが実体化した設定でビーファイタ―カブトが登場。役者も出ているが一般人としての出演で鳥羽甲平としての出演ではない。
ちなみに予告編でのみが甲平本人がビーファイタ―カブトに変身してカブタックを助けるシチュエーションであった。
カブタックが1997年、本作が2001年の時代設定なのでその時点でビーファイタ―カブトは開発されていないはずだが。

『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』ではギャバンタイプGが唐突に持ってきたメタルヒーローキーでゴーカイイエローがビーファイタ―カブトにゴーカイチェンジした。





行け
軽やかに
行け
爽やかに

そうさ

若さこそパワー




追記・修正は地球の自然を愛しながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/