登録日:2019/03/17 Sun 16:01:20
更新日:2026/06/01 Mon 09:52:19
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1968年1月3日から1969年3月30日までフジテレビ系列で放送された、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズの
最初のアニメ化作品。全65話。
アニメーション制作は東映動画(現:
東映アニメーション)。
各シリーズの項目はこちらを参照
概要
本作の第一の特徴は、鬼太郎シリーズの史上初のアニメ化作品ということに尽きる。
当時、原作鬼太郎シリーズは『
墓場鬼太郎』からヒーロー向けに設定やストーリーを一新した新シリーズを始めていた。
しかし、当時は、前シリーズを継承した『墓場の鬼太郎』というタイトルだった。
この「墓場」というのが
スポンサー的に不吉なので、当時テーマソングに使われていた「ゲゲゲ」の言葉を使用し、改題することとした、と同作のDVD-BOXのサイトには書かれている(なおこのテーマソングはアニメ化以前からリリースされており、当時のタイトルはこちらも墓場鬼太郎だった。)。
その後は原作・アニメともに
タイトルをすべて『ゲゲゲの鬼太郎』に統一するという奇策を披露している。
なお、この説は長らくあやふやであったが、後に原作者の
水木しげるが「幼少期の愛称『ゲゲ』から着想を得て改題したもの」という説に統一されている。
これにより、鬼太郎シリーズは「墓場」と区別した「ゲゲゲ」として完成し、以後長きにわたるシリーズとして歴史を刻むこととなる。
なお、
野沢雅子が初めてテレビで主役を張ったのも本作であった。
作品としての特徴はなにより白黒作品であることだろう。
日本アニメで初めて本格的なカラー作品として完成したのは、1965年の『
ジャングル大帝』とされる。
当時はまだ試行錯誤の時代であったが、1966年の『
ウルトラマン』のようにカラー作品は徐々に増え始め、1968年時点ではすでにアニメ界もカラー作品が主流と見做されていた。
最後のモノクロームアニメとなった『
珍豪ムチャ兵衛』も1968年の作成だが「既にカラー化が主流なのに、モノクロで作られても困る」という理由でお蔵入りになった(『珍豪ムチャ兵衛』はその後、何故か1971年に放映され、
日本史上最後の白黒作品としての名誉を残した)。
だが、この1期鬼太郎は既に時代遅れとなっていたモノクローム作品として制作されたのだ。
勿論、後のシリーズは全てカラー作品であり、本作は異彩を放っている。
作風は、基本的に水木しげるが週刊マガジンで連載していた作品群をベースとしている。
しかしながら、それら原作が
アニメ化できないぐらい短かったり、放送出来ないぐらい過激だったりしたものだから、大胆なアレンジが色々と加えられており、原作再現度は意外と低い。
3期ほどではないが、比較的明るくコミカルな作風であり、シリアス度は少ない。
原作の過激さや下品さはかなりマイルドにされているものの、それでも「気狂い」「脳膜炎」「盲」「聾」「奇形児」などの現代では放送できないセリフも潜んでいる。
登場人物
声:
野沢雅子
主人公。
原作では1954年生まれの設定なため、年齢は14歳から15歳ぐらいであり、少年らしい見た目と合致しているが、意外と言動は落ち着いていて、寧ろ大人びている。
ただし、初期の鬼太郎はかなり口が悪く、事件のため遠出するのに付き合いの悪い目玉おやじに対して悪態をついたり、ねずみ男評に関して「屑みたいな奴」と歯に衣着せぬ物言いをするなど、結構ませガキみたいなキャラ付けもされている。
とはいえ、事件関係者との間では極めて丁寧に話し、大人達と真面に交渉する場面も多い。
声:田の中勇
鬼太郎の父親だが、第7話は未登場で、第9話、第35話、第59話では出番が少ない。
実はこの時点では知恵袋として活躍する場面は少なく、自力で対策を考えた鬼太郎に対して「何をするつもりじゃ?」と尋ねたり、
結果を見てから「流石儂の息子じゃ!」と喜ぶ場面が多かった。所謂親馬鹿キャラである。
そのため、鬼太郎へ付いて行かないことを明確に告げる回まであったりする。
この作品のみ、泣く時に目玉全体から水分が垂れる。
ちなみに、演者は本作の前に放送された『オバケのQ太郎(第1作)』の後半でも野沢声の息子(長男)を持つ父親を演じ、次男が拾ってきた大食いオバケ族が家に居候していた。
声:
大塚周夫
鬼太郎親子と共に唯一のレギュラーキャラクターで、第2話から登場しているため、第1話以外は原作では未登場の回においても全て登場している。
二言目には「妖怪研究家」「怪奇愛好家」を名乗り、甲高い声でまくし立てては事件を起こす。
鬼太郎の霊界ポストから手紙を盗む、封印を破って妖怪たちを復活させるなどして
自分から事件を引き起こし、鬼太郎が尻拭いさせられるというパターンが非常に多い。
流石にワンパターンだったためか、2期からはいわゆる「鬼太郎ファミリー」が増えた(とはいえ定着には至っておらず、概念としても成立してはいなかった)。
声:杉浦宏策(第1話・第39話)
鬼太郎の家で照明をやっているが、妖怪ランプと呼ばれることの方が多い。
鬼太郎親子の子分のようになっており、テレパシーで「妖怪ランプよ来い!」と念じると、何処からともなく現れる。
ぶっちゃけ、後述の面々よりも出番と活躍は多い。
声:山口奈々
登場は第20話のみ。しかも、ストーリーを延長したため、彼女が途中退場するというあんまりな結果に。
2期のねこ娘とは同一人物とされているが、姉御肌だったり「鬼太郎ちゃん」と呼んだりするなどほぼ別人。
一応、敬語を自然に使うところや意外と冷淡なところが共通するが、現在は同一人物説は怪しまれている。
少なくとも当時のスタッフがそんなところまで気が回っているとは思えないというのが実際のところだが。
声:杉浦宏策(第10話)→富田耕吉(第22話)
鹿児島弁ではない。口調はだいぶ奇妙なイントネーションになっている。まあそれ以前にしゃべらないことが多いのだが。
第10話、第22話、第27話、第52話、第54話にのみ登場。
声:小串容子
出てくる度に顔や骨格が全然違う。作画の差異というレベルではなく、鼻が魔女のように長く伸びているのもいる。
演者の芝居も異なっており、同族の別人が何人もいると考えるべきだろう。
ちなみに全部で5種類有り、1人目は第7話、2人目は第10話、第11話、3人目は第24話、4人目は第27話、第30話、第37話、第54話、現在でも有名な5人目は第29話、第39話、第52話、第53話、第60話に登場している。
回数は全ての個体を合わせても13回しかないが、これでも当時の「鬼太郎の仲間」としては一番多い。
声:北川国彦(第7話)→永井一郎、代役:富田耕吉(第27話、第29話)
基本デザインは統一されているが、こっちは上記の回では声が違う。
第7話、第10話、第11話、第25話、第27話、第29話、第30話、第46話、第52話、第53話、第60話にのみ登場。
声:北川国彦(第10話)→杉浦宏策(第29話)→
内海賢二(第57話)→富田耕吉(第60話)
身体に対して目玉の大きさの占める割合がかなり大きく、肉体もぶ厚い。第10話、第29話、第52話では、やけににやついた目つきが印象的。全く喋らないということはないが、基本的には無口である。
第10話、第27話、第29話、第52話、第57話、第60話にのみ登場。
主題歌
オープニング
作詞:水木しげる
作曲:いずみたく
編曲:大柿隆
歌:熊倉一雄
曲調は眠たげでのんびりした抑揚になっている。本楽曲は、後に幾度となくカヴァーされる名曲となる。
映像では、寝ている鬼太郎や茶碗風呂に入る目玉おやじ、墓場で運動会に勤しむ妖怪たちなど、後のシリーズの定番が既に確立されている。
歌唱を担当した熊倉一雄はアニメシリーズの方は一度も出演しなかったが、後に鬼太郎関連作品では『
ゲゲゲの鬼太郎〜異聞妖怪奇譚〜』で目玉おやじの声を担当した。
SUZUKIのCMではゲゲゲの鬼太郎の替え歌を披露したこともある。
晩年の2010年には『ゲゲゲの女房』繋がりでNHKの『思い出のメロディー』と『
NHK紅白歌合戦』(企画コーナー)で本曲を披露した。
エンディング
作詞:水木しげる
作曲:いずみたく
編曲:親泊正昇
歌:
加藤みどり、みすず児童合唱団
明るく高い曲調で、児童合唱団のコーラスも混じっている。
真っ黒な背景の中を鬼太郎親子とねずみ男がうろついたり謎のポーズを取ったりする。
なお「たたえる虫たち~♪」のところで出てくるのは、9割方哺乳類であり、虫ではない。
- 鬼太郎ナイナイ音頭(第27話・第28話・第31話・第32話)
作詞:水木しげる
作曲:いずみたく
編曲:親泊正昇
歌:熊倉一雄、みすず児童合唱団
水木しげるらしい作詞だが、内容があまりにもシュール。
作詞:木谷梨男
作曲:いずみたく
編曲:親泊正昇
歌:熊倉一雄
当時、タイムリーなメキシコオリンピックの応援歌として作られた曲。
追記・修正お願いします。
- EDだと、41~43話に鬼太郎オリンピックが流れてたなぁ。 -- 名無しさん (2019-03-17 22:47:27)
- ガキの頃これのぬらりひょんと吸血鬼が収録されてたビデオテープ持ってたが、吸血鬼の回が怖かったなあ…。血を吸うリスト?にあなたの名前も載ってるかもしれませんよ、とメタ発言で脅してくる。 -- 名無しさん (2019-10-27 17:07:20)
- 2023/9/25にすべてのエピソード項目が凍結されてしまった。鬼太郎シリーズの場合、同じエピソードが何十年越しにどう変化してるかを記録してて、他のエピソード項目とは違う価値があったのに惜しい。 -- 名無しさん (2023-10-09 07:39:43)
- 声優陣、後の青二プロ創設メンバーの皆さんだよね -- 名無しさん (2025-01-08 14:48:05)
- 残されたネタが復活のT以外にあるかな -- 名無しさん (2025-12-10 17:14:07)
- 58話は水木先生が鬼太郎と出会うという最終回でもよさそうだけど一般回で、最終回の65話は特別なこともない普通の話だった。あんまりその辺は意識してなかったのかね -- 名無しさん (2026-04-12 01:25:30)
最終更新:2026年06月01日 09:52