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ゲゲゲの鬼太郎(原作)

登録日:2012/01/29 Sun 21:56:14
更新日:2026/11/05 Thu 00:13:51
所要時間:約 5 分で読めます




『ゲゲゲの鬼太郎』とは、水木しげるが描いた妖怪漫画。
本稿では、原則として水木しげるの手による漫画作品について記述する。

各アニメシリーズの項目はこちらを参照


【歴史】

『ゲゲゲの鬼太郎』のルーツは、1933年から公開されていた伊藤正美原作の紙芝居『ハカバキタロー』にある。
復員後、紙芝居屋として働いていた水木が勤め先の社長に勧められ、この名を伊藤から正式に借りて描いた紙芝居『墓場の鬼太郎』がすべての始まりであった。

史上最初の鬼太郎漫画は1960年に怪奇漫画専門誌『妖奇伝』で発表された『幽霊一家』。
『妖奇伝』はわずか2号で廃刊となるが、熱心な読者からのファンレターにより『墓場鬼太郎』は独立したシリーズとして出版されることになり、貸本として再スタートを切る。

ところが今度は原稿料の問題から水木が別の出版社へ移籍。その後も複数の出版社を転々としながら刊行を続けたが、売れ行きが伸びず、のちに『大海獣』の原案となる『ないしょの話』を最後に貸本版『墓場鬼太郎』は刊行されなくなる。

1965年に『週刊少年マガジン』で『墓場の鬼太郎』の連載が開始。
年少読者からの支持は芳しくなかったようだが、貸本時代を知るファンや大学生世代の支持を得て徐々に人気を高めていく。
アニメ化の話も持ち上がったものの、当時はテレビは家族団欒で見るのが一般的だったこともあり、スポンサーや放送局が「墓場」という文言に難色を示す。
途中『悪魔くん』の実写ドラマ化を挟みながら、タイトルを「ゲゲゲ」に変更することでGOサインが出され、1967年にアニメ第1作が放送開始。これに合わせる形で、漫画も『ゲゲゲの鬼太郎』へと改題された。
この「ゲゲゲ」というのは、水木氏の幼少期のあだ名である「げげ」から取られている。
幼い頃、自分の名前である「しげる」をうまく発音できず、「げげる」と発音していたことに由来するという逸話が知られている。

そして、このアニメ版が大ヒットしたことにより、『鬼太郎』は国民的妖怪漫画への第一歩をやっと踏み出したのだった。

なお、原作は新しいシリーズが始まるごとに設定が一新されるため、それに合わせてキャラクターの性格や設定がコロコロ変更されるのが特徴。
ただし、いくつかの作品は『墓場鬼太郎』、または『少年マガジン版』の続編というスタンスを取っている。ゴジラみたいなもんと思って頂いて結構。

【作風】

サザエさんやクレヨンしんちゃん、ルパン三世にも言えることだが、アニメを知って原作を読むと違和感を覚える者も多い。
アニメでは正義のヒーローとして描かれることの多い鬼太郎だが、原作漫画では必ずしも人間の味方とは限らず、仲間の妖怪たちもアニメ版からは想像もつかないほど過激で冷酷な言動を見せることさえあるからだ。

アニメ第3作以降定番となっている「妖怪との和解」や「人間と妖怪の共存」も、原作では必ずしも重視されているわけではない。敵対する妖怪も仲間の妖怪もあっさり死ぬし、事件に巻き込まれた人間もよく死ぬ。
もちろん作品や時期によって作風は多少異なるが、原作『ゲゲゲの鬼太郎』はあくまでも怪奇漫画なのである。

【代表的なシリーズ】

  • 少年マガジン版
1965年から『週刊少年マガジン』『別冊少年マガジン』にて連載。すべての始まり。
ネタ切れと体力の限界により1969年に連載を終了。翌1970年、連載が終了した漫画の主人公のその後を描く「その後のまんがスターシリーズ」の一環として発表された『その後のゲゲゲの鬼太郎』で大団円を迎えたはずだったのだが……。

  • 鬼太郎夜話
1967年から『月刊漫画ガロ』にて連載。
貸本『墓場鬼太郎』の『顔の中の敵』までを再構成したもの。

  • 鬼太郎のベトナム戦記
1968年に『月刊宝石』にて連載。原作は佐々木守と福田善之。
かつて「そんなに人類の平和のために奉仕してたらしまいにはベトナム戦争に介入しなきゃいけなくなる」と言っていた鬼太郎が本当にベトナム戦争に介入してしまうお話。
終盤は鬼太郎よりも「ベトナムのジャンヌ・ダルク」という異名を持つベトコンの美少女が話の中心になっていく。
原作担当がゴリゴリの左派だったのでアメリカ合衆国が悪役になっているが、水木としてはどちらの勢力にも特に肩入れしていたわけではなかったそうな。

  • 少年サンデー版
1971年に『週刊少年サンデー』にて連載。
同時期放送のアニメ第2作の放送に合わせて執筆された。最終回では鬼太郎がヤカンズルに飲み込まれ、「向こう7年は出て来られない」と語られて終わる。これでいいのか?

1974年に学研から刊行。原作は宮田雪(きよし)。
『その後のゲゲゲの鬼太郎』から続く続編。作画も話もコレジャナイ感が強い。

1976年に『週刊少年アクション』にて連載。
鬼太郎ファミリーが世界各地を旅しながら現地の妖怪と戦う。南方妖怪チンポの初出作として知られる。

1977年から1978年まで『週刊実話』にて連載。
『続ゲ』と『スポ狂』は高校生に成長した鬼太郎が次々とろくでもない目に遭う異色作。
熱心なファンからは怪作として半ば神格化される一方、あまり鬼太郎に詳しくない一般読者からは「水木しげるは明らかに迷走している」と思われていたらしく仕方ないね、水木自身も「鬼太郎にセックスを持ち込んだのは失敗だった」と述懐している。

『スポ狂』完結後は再び今まで通りのヒーローに戻り、今度は妖怪だけでなく宇宙人とも戦うようになる。
高校生だったはずなのに、『SF新鬼太郎』の第1話でいつもの格好に着替えたとたん子供になった。

  • 雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎
1980年から1981年まで『月刊少年ポピー』にて連載。
「鬼太郎の妹」が登場する唯一の作品。チンポと並んでとんでもないインパクトを誇る下ネタ妖怪、その名も糞仙人が登場することでも一部に知られる。

  • 新編ゲゲゲの鬼太郎
1986年から1987年まで『週刊少年マガジン』にて連載。
先んじて『コミックボンボン』で連載されていた『最新版ゲゲゲの鬼太郎』とアニメ第3作の好調を受けて開始された。
至って明朗な勧善懲悪劇で、古参ファンからは物足りないと言われる一方、アニメ人気で新規読者からのウケは良かった。
沖縄出身の妖怪・シーサーが新しく鬼太郎ファミリーに加わる。

  • 鬼太郎地獄編
1987年に『月刊少年マガジン』にて短期集中連載。
鬼太郎の母・岩子の存在に焦点が当てられたシリーズ。この作品でのみ、鬼太郎は人間と妖怪のハーフという設定になっている。

1990年から1993年まで『コミックボンボン』→『デラックスボンボン』にて連載。
従来の鬼太郎の世界観で描かれた最後の長期連載作品。

1996年に『ビッグゴールド』にて掲載。
従来とは全く異なる世界観で描かれる新たな鬼太郎シリーズ……になる予定だったが、大人の事情により頓挫。
1997年に続編が『週刊漫画サンデー』*1に掲載され、「鬼太郎もここらで長い休みをもらいますのでよろしく」と告げて完結する。

これら以外にも、貸本漫画や短編、読み切り作品、児童向けにアレンジされた作品などが数多く存在する。
掲載誌や発表時期によって物語の方向性が異なるため、シリーズ全体を通して一貫した「最終回」が存在するわけではない。個々の長編や連載作品にはそれぞれ結末が用意されているものの、「ある作品で一区切りついても別の雑誌で新作や続編が発表される」ということが繰り返されてきた。
同時期に複数誌で展開していた時期もあり、関わった会社だけでも十は軽く超える。

なお、水木が直接関わった最終作品は、2013年12月28日発売の『月刊少年ライバル』2014年2月号掲載の読み切り作品『ゲゲゲの鬼太郎 ねずみ猫の巻』である(水木しげる漫画大全集版18巻収録)。

他にも、他の漫画家による作品として
  • 兎月書房から刊行された、竹内寛行による貸本漫画『墓場鬼太郎』
    (出版社との事情によって水木が離れた後、竹内が引き継ぐ形で執筆したもの。水木本人の作品とは区別されるが、こちらも一定の読者を獲得していた)
  • 『コミックボンボン』連載の『最新版ゲゲゲの鬼太郎』『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』
  • 『コロコロコミック』連載の『松本しげのぶ版』
などがある。

ただでさえ日本屈指の長期連載・移籍連載漫画の上に、ひとつのシリーズでも設定の変更やリセットが何度も繰り返されたため、全貌の把握は非常に困難。
死んだキャラクターが何事もなかったかのように生き返ったり*2、妥協の余地などなかった強敵が普通に味方になっていたりと、変幻自在っぷりはもはや妖怪並み。
ファン同士でさえ会話が成り立たないというのはよくある話である。

【登場人物】

主人公。日本妖怪界では天皇陛下に等しい存在とも言われる*3「幽霊族」の最後の生き残り。
貧乏で常に腹ペコな自称「正義の味方」。
アニメとの最大の違いは髪の色で、アニメでは茶髪だが原作では銀灰色。
実写版でも、ウエンツ瑛士主演の2作品では茶髪ではない。
2017年12月16日に公開された『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』では、初めて茶髪でない鬼太郎が本格的にアニメで描かれた(原作デザインの鬼太郎自体は『連続テレビ小説 ゲゲゲの女房』オープニングアニメなどにも登場する)。

貸本版『墓場鬼太郎』とそのリメイク作『鬼太郎夜話』では、スレた疫病神みたいな性格で、関わりを持った人間に不幸をもたらす少年だった。
『墓場の鬼太郎』でも当初は「毛虫と遊びミイラと語る、怪奇少年墓場の鬼太郎」なんて肩書きで呼ばれていたが、『ゲゲゲの鬼太郎』に改題してからアニメに近い正義漢と言えるような人格になっていく。
それでも拾い食いはするわ、ゴミは漁るわ、酒は飲むわ、電柱を盗むわと貸本時代ほどではないが問題行動も多い。
原作では髪の毛針を使うと普通にハゲる。あと、妖怪オカリナや地獄究極奥義は原作には一切登場しないアニメオリジナル武器。
やがて高校生になり、相撲を始める。

鬼太郎の父親。
本来は包帯を全身に巻いたゴツい図体だったが、病気で死んでしまい、息子が心配で目玉だけになって生き返る。
古今東西の妖怪に詳しい、鬼太郎ファミリーの知恵袋的存在。
幽霊族なだけに見かけによらぬ不死身っぷりで、食われても潰されても元に戻る。
敵が目玉おやじを食べることそれ自体が死亡フラグになっており、意外と勝率が高い。

鬼太郎の悪友で半妖怪(妖怪と人間のハーフ)。通称「ビビビのねずみ男」。
生まれについてはさまざまな説があり、安定しない。
『鬼太郎地獄編』では本名は「ペケペケ」*4だとされているが、この設定はその後一度も出てこない。
基本的に善悪ではなく金と性欲のために動くトリックスター。頭の回転が早く、機転も利く。
作中で最も人間臭く、大先生が一番好きなキャラクターでもある。そのため鬼太郎シリーズ以外の多数の作品で狂言回しを担当しており、その数たるや文庫本が1冊出せるほど*5。
とある短編漫画ではそっくりな顔をした姉が登場した。

猫の特性を持つ女の子。通称「猫ちゃん」。
アニメでは鬼太郎と行動することが多いが、原作初期のマガジン版では「猫娘とねずみ男」の一度しか登場しなかった。
「妖怪大裁判」では、モブとしてその他大勢の妖怪たちとともに敵軍団に交じって再登場している*6。

その後、1971年に少年サンデーに移ってからレギュラー化。
当時は「猫子」と呼ばれ、ボサボサの髪に花柄の和服という違いはあるが、丸い頬や吊り上がった目、猫化した時の顔などの基礎デザインはマガジン版から引き継いで確立。
その後も服装や髪形をちょくちょく変えつつ常連化し、『新編』でやっと現在イメージされる姿となる。

  • 一反もめん
鬼太郎たちのアッシー君。
原作独自の設定として、真っ二つにされても水を浴びると瞬時に再生する。
しかし心臓を刺されると死ぬ。

  • 砂かけばばあ
その名の通り砂をかけるのが得意な婆さん。
短気で口が悪く、すぐ手が出るタイプ。ねずみ男の次にビンタをかます回数が多い。
話し合いの途中で先制攻撃したり、包丁を持って襲い掛かったり、いきなり肘打ちしたり、棒で後ろから殴ったりと、なかなかダーティーな戦い方をする。

  • 子泣きじじい
敵の背中におぶさり、石化して潰すのが得意な爺。
『鬼太郎のベトナム戦記』ではさらにスケールアップし、米軍の原潜まで沈没させた。
エロ分野に貪欲で、砂かけばばあにどつかれることが多い。

  • ぬりかべ
日本妖怪きっての巨体の持ち主。基本的な役割は盾。
実は口や鼻があり、目玉もシリーズによって一個だったり二個だったりする。
腹に穴が開いても縫い合わせれば再生可能。岩なのに縫うのか?

  • 雪姫
『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』にのみ登場する鬼太郎の妹。赤ん坊(途中で2歳に成長)だが知能は高く言葉も喋る。
ねずみ男が墓場から拾ってきたため、親父すら自分の娘として信じなかったが、一緒に「血統書」と「閻魔大王の保証書」も付いていたため、あっさり信用。
「雪姫」という名前は童話の「白雪姫」に因んで付けられた。
幼女でありながらタコに求婚されたりタンを呑まされたり西洋妖怪に誘拐されかけたりと酷い目に遭う。

  • 呼子
笠を被った一本足の妖怪。アニメ版では5期を除けば出番は少ないものの、原作では多くのシリーズにおいて鬼太郎ファミリーとしてレギュラー出演している。
初めて「呼子」と呼ばれたのは『国盗り物語』で、「鏡合戦」では「山小僧」、「妖怪大裁判」では「山びこ」と呼ばれる。
長らく活躍はなかったものの、『国盗り物語』において意外な活躍を見せた。

  • 油すまし
『新編』『国盗り物語』『鬼太郎霊団』において鬼太郎ファミリーの一員として登場*7。
『新編』ではゲゲゲの森の村長を務めており、将棋が得意で将棋の駒の妖怪「玉(ぎょく)」相手に活躍。
『地獄編』では首だけになった鬼太郎に魂を分け与えたこともある。
「連載が中止になってしまうでねえか」「それは…後編でしゃべる!!」などやたらメタ発言が多い。

  • から傘お化け
『電気妖怪』でカサやんと呼ばれる個体が鬼太郎と子泣き爺を運んでいたのが印象深いだろう。
カサやんと呼ばれたのはこの一度だけだが、『サンデー版』や『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』に登場する敵の傘化けと区別するため関連書籍などでは味方の傘化けがカサやんと呼ばれていることがある。

マガジン版『牛鬼』で鬼太郎を苦しめた強敵……のはずだが、なぜかサンデー版『釜鳴』で味方として再登場。
その後は『鬼太郎 対 悪魔くん』や『新編』でも味方として登場し、『地獄編』では十鬼を口の中に放り込むワイルドなファイティングスタイルを見せた。

  • 魔女(『魔女人形』)
『妖怪大戦争』に登場したのとは別人。単身はるばる日本にやって来て、ボロ小屋をねぐらに、魔法や魔術で作り出したおもちゃを使って子供たちに悪さをしていた。
当初は鬼太郎を苦しめたが、敗北して魔力を失い、故郷へ帰ることもできなくなってしまう。
その後はただのお婆さんとして「幸運を呼ぶ魔女の藁人形」や手作りのおもちゃを生活のためにせっせと作るものの、まったく売れず、困窮した日々を送ることになる。
そんな彼女の境遇を不憫に思った鬼太郎は陰ながら子供たちに魔女のおもちゃの評判を広めたり自ら変装して宣伝のための芝居を打ったりと売れるようにあれこれ手を尽くし、ようやく魔女の暮らしにも明るい兆しが見え始めた。
当時の子供向けとしては非常に重い話で、この魔女は水木の祖母がモデルであることを当時の雑誌で明かしており、「いかに漫画の中の悪役とはいえ、お年寄りを苦しめること、特に母親にも似た彼女に対しては、どうしても非情になりきれなかった」という趣旨の述懐を残している。

アニメではボスを務める妖怪だが、原作ではセコいオッサン。ボスですらない。垂れ目に背広姿。
猫娘同様『少年マガジン版』における1話限りのゲストキャラ。しかも彼女が次第に出番を増やしていったのに対し、彼の出番はシリーズ全体を見渡してもほとんどなかった。
だが、アニメ以上に残酷な面もある。なにせ60年代当時に都心で無差別爆破テロをやらかしているのだから。
鬼太郎の「先祖流しの術」で原始時代に追放されるが、『最新版』では悠久の時を経てパワーアップし、軍服姿で現代へ戻ってくる。
『鬼太郎国盗り物語』では羽織袴姿で二十数年ぶりに登場。ムー帝国の地上侵攻を阻止するべく、鬼太郎と同盟を結び、輪入道部隊や一つ目小僧部隊、狸部隊を指揮して戦った。

【名言(迷言)】

  • 鬼太郎
    「“命短し恋せよ乙女”という歌がある。そうなんだ、ボヤボヤしてると歳老いてしまう。人生は1日でも楽しまなくちゃ」

  • 鬼太郎
    「僕まだ高校生なんですけど」ドキドキ
    (見知らぬ女性に押し倒された時の台詞)

  • 鬼太郎
    「あっ、ねずみ男だな。子守りもしねぇでこんな所で寝るなんて無責任な奴だ。
    目覚ましに小便でもかけてやれ」シャー 
    (気絶しているねずみ男に対して)

  • 目玉おやじ
    「鬼太郎、こりゃあ困った事じゃ。第一まぎらわしい」
    (全身が溶けて目玉だけになったねずみ男に対する台詞)

  • ねずみ男
    「喧嘩はよせ。腹が減るぞ」

  • ねずみ男
    「困ってる人を助けないのが僕の趣味だ」

  • ねずみ男
    「聖なる大事業に使うのだ。何人も喜んで我々に提供するのが当たり前だ。お前も喜んで手伝え。天国は近い」
    (電柱を盗む時の台詞)

  • ねこ娘
    「けがれた人間の血が半分混ざった「半妖怪」だもの」
    (ねずみ男を評して)

  • 砂かけばばあ
    「大きな声だすな。黙ってもらっとけ。」
    (金を渡す時のセリフ)

  • 砂かけばばあ「ちょっと」
    アナウンサー「はあ」
    砂かけばばあ「アナウンス代わってくれや」
    アナウンサー「はあ?」
    砂かけばばあ「はあじゃねぇ!」ボギッ!

  • 猫子
    「手をかみ切るまで待って!!」
    ねずみ男「じょ、冗談じゃないよ!!」
    (出会いがしらのセリフ。この時点ではねずみ男は声を掛けただけ。)


【余談】

先生の人生を振り返る自伝漫画『神秘家 水木しげる伝』(ムック本「怪」vol.0020~vol.0023)では、最終話にて水木先生が描いたアニメ第5期デザイン準拠の鬼太郎たちの絵*8を見ることができる。
『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』(ほしの竜一)のように第5期デザイン準拠の漫画は存在するが、先生自らの漫画でアニメのキャラデザの鬼太郎や猫娘がそのまま描かれるのはかなり珍しいと思われる。

以降は商品展開などで用いられる猫娘のデザインも、「あんた誰?」と言いたくなるぐらいに絵タッチが変更されているものもあり、米子~境港間を走る鬼太郎列車の中には、あざとい雰囲気の猫娘のデザインをあしらった「ねこ娘列車」が存在する(境線)。
原作では、『月刊少年ライバル』に掲載された読み切り短編「ねずみ猫」*9にこのデザインで登場している。



ゲッゲッ ゲゲゲのゲ

追記・修正を願うゲゲゲの歌がこだました

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最終更新:2026年11月05日 00:13

*1 実業之日本社が発行している漫画雑誌。小学館の『週刊少年サンデー』との混同に注意。

*2 鬼太郎ファミリーは全員1回以上死んだ経験がある。

*3 『スポーツ狂時代』での砂かけばばあのセリフより。

*4 水木氏が戦時中に世話になった部族の言葉で「大便」を意味する。

*5 ちくま文庫『妖怪ワンダーランド ねずみ男の冒険』。

*6 後年、同族の別人と設定された。

*7 マガジン版『妖怪大裁判』では鬼太郎の敵として登場し、『蓮華王国』ではなぜか呼子が油すましと呼ばれている。

*8 但しペン入れはアシスタントの村澤昌夫によるもの。

*9 生前の水木氏が描いた最後の鬼太郎漫画。