登録日:2019/09/13 Fri 00:50:42
更新日:2025/02/18 Tue 14:53:56
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「マーマーマーマー」
「カーカーカーカー」
「ローローローロー」
あと一文字で完成する…
「何やってんのみんな!?真面目にやろうよ!」
「ビュティの番 ビュティの番」
「最後の文字 最後の文字」
「え?一文字?しょうがないなぁ・・・」
「・・・『ン』?」
「「「マカロンだ――――!!!」」」
「誰―――!?」
「あんた達ふざけすぎー!!!」「「「ぎゃあああああ!!!ごめんなさーい!」」」
……はい、茶番はここまでにして、ここから真面目に解説します。
マカロンとは、お菓子の一種である。
●目次
【解説】
焼き上げて作る西洋菓子。小麦粉は入れないのでクッキーではないがそれに作り直すことはできる。
生地の部分は卵白と砂糖(たまに
蜂蜜)でできたメレンゲに
アーモンド粉末を加え、色がほしかったら適当な色素も入れておく。
生地を混ぜ合わせる際には泡を潰す「マカロナージュ」に留意すること。これをしないと気泡が残り、
僕たちの夢のように(激寒)無駄に膨らんで割れてしまう。
しかし、気泡が消えすぎると粘り気と空気が足りず
女の子のように(妄想)ふわふわにならないのでやっぱり注意しよう。
それをお好みの大きさ(2~8cm)で薄めの円状に引いてしばらく乾燥させ、焼き上げる。
乾燥はせめて手にくっつかない程度にまで待つこと。きちんと固く焼けない限り上から出られない空気が押してできるマカロンの縁の下の膨らみ部分、「ピエ」ができないからだ。
ピエとはpiedと書き、
日本語で訳せば「足」という意味である。下から飛び出るからって安易な名づけと言ってはいけない。
焼くときは(大声)、まず高温高速で焼き上げ、ちょっと温度を下げてまた焼くとカリカリにできあがる。
このように作った円形二枚の間に
チョコレートクリーム(ガナッシュ)やバタークリーム、餡子(!?)や
ジャムをフィリングとしてサンドし、冷やして出来上がり。ついでに果実類やそのピューレなどを入れてもよいだろう。
この長々した説明でわかりにくいかもしれないが簡単に言うと、皆さんもケーキ屋などでよく見かけるミニチュアサイズの
ドラ焼きみたいなアレである。
食紅・ココアパウダー・ピスタチオなどの味つけ兼色素を混ぜることもあるので、カラーバリエーションが豊富で、並べるととてもカラフル。
日本では抹茶を混ぜ込むパターンもあるが、タケノコや醤油、七味や柿の種を混ぜるローカルバージョンも存在する。
しかしカワイイ見た目とは裏腹に、生地もフィリングも砂糖をバンバンぶち込んでいるので、一個でご飯一杯分くらいのカロリーになる。
食べ過ぎには注意しよう。ご飯の代わりにしたい?がんばれ
ちなみに、項目冒頭の3バカと
ビュティさんのやり取りの様にマカロニと混同することがあるかもしれない。
両方とも語源は古ギリシア語のmakaría(大麦のケーキ、くらいの意味)で、更にイタリア語のmaccherone(繊細な生地、くらいの意味)につながり、ひいてはマカロニとマカロンになったのだろう。
また、マコロンというややこしい焼き菓子もある。
基本的にはマコロンとはmacaroonと書き、お菓子だけにザックリ言うと(激寒)アーモンド・ココナッツ系のクッキーなので材料は一部被っている。
仙台市や
名古屋市の名物お菓子で、「まころん」というさらにややこしいものがあるが簡単に言うとアーモンドではなく落花生を使ったマコロンである。
今のイメージで言うマカロンが日本で初めて発売されたのは1968年「ルコント」と記録され、またマコロンが伝わったのはそれより古いとされている(ただしかなり伝不詳)のでこんなややこしいことになるわけである
発祥の説はいろいろあるが、めんどくさいので省略。ただ、やっぱりマコロンと混同されている可能性も高い。
【バリエーション】
マカロンの中でも一般的にイメージされるタイプ。
「マカロン・ムー」「マカロン・リス」「マカロン・ジェルベ」とも。
めんどくさいので意味は仏和辞典で探せ。ジェルベは関連する菓子職人の名前。
1930年、お菓子の中心地パリの名門店「ラデュレ」にてピエール・デフォンテーヌが、メレンゲ仕立てのマカロンの間にガナッシュをサンドすることを思いついてできたと伝わっている。
ラデュレは現在でもマカロンの名門として知られている。
8世紀生まれのフランスのコルムリー修道院で作られてきたタイプ。修道士のへそを模した穴の開いたアーモンドクッキー。
ぶっちゃけマコロン。
13世紀から作られているタイプ。フランス南西部のサン=テミリオンで作られている。
アーモンドの香ばしい香りのするクッキー系生地にクリームを挟んで食べることが通なんだとか。
16世紀から作られているタイプ。フランス北部のアミアンが発祥。
クッキーっぽい見た目だが、蜂蜜を使い生地が厚いのでからしっとりかつねっとりしている触感が特徴である。
17世紀のルイ十四世結婚の祝いで捧げられたと伝えられるタイプ。フランス=スペイン間のバスク地方が発祥。
当時から現在まで残る店「メゾン・アダム」で現在も作られている。生地はさっくりで中身はしっとりって感じの特徴。
マカロン・ド・ナンシーとも。
18世紀に作られたタイプ。フランス北部のナンシーの修道院が発祥地である。故に「スール(修道女)」という
ひび割れた煎餅状のマコロンという感じ。
花の代わりに色とりどりのマカロンを飾ったブーケ。
勿論食べる事も可能だが、強度を高めるためか若干サクサクしているらしい。
【マカロンにゆかりあるあれこれ】
ボーボボ達3バカとビュティのやりとりで登場した大男。マカロニの袋を破いた。
キラキラ☆プリキュアアラモードの登場人物。
類まれなる美貌と猫のようなしなやかさ、そして気まぐれな性格が特徴の美人高校生。
美しさとときめきをレッツ・ラ・まぜまぜすることで、キュアマカロンに変身する。
詳しくは項目で。
なお、他にも当初悪役として登場し後に改心した妖精にマキャロンヌと言う名前の者がいる。
アニメ「
ブラック★ロックシューター」の登場人物。
戦車に乗って攻撃する戦法を得意としており、戦車からマカロンを爆弾のように大量に発射して攻撃する。
なんでマカロン?
埼玉出身のお笑いコンビ。
- 《焼菓子の超人》(デュエル・マスターズ)
プチョヘンザとワチャゴナが作り上げたのは友情のフィールド...。
ではマグラカヅラのフィールドはなんなのだ!?
焼菓子の超人 VR 火/自然文明 (8) |
クリーチャー:ジャイアント 8000+ |
W・ブレイカ- |
自分のジャイアントすべてに「スピードアタッカー」と「パワーアタッカー+3000」を与える。 |
DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」に登場した火/自然文明のジャイアント。
自分のジャイアントすべてに「スピードアタッカー」と「パワーアタッカー+3000」を与える能力を持つ。
実は好物がマカロン。
(元)黒森峰生徒としては周りが
カレーライスだったり
ハンバーグだったりと、湛える冷たい雰囲気と好物の子供っぽさのギャップでネタにされている一方で、
みほの場合は見た感じから連想されるイメージそのまんまの可愛らしいものが好物であるため、視聴者からはほっこりした目で見られている。
余談だが、同じ名有り黒森峰生徒である赤星小梅の好物は
チャーハンとされることもあるが、これは二次創作ネタであり公式には小梅の好物は設定されていない。
二次創作物では好物がチャーハンの扱い……
どこかで聞いた話である。
ボーカロイド曲。曲中にマカロンが出て来る。
『
笑点』の桃色のドヤ顔落語家と若草色の天才落語家。
着物の色と
林家たい平師匠の一声がきっかけで、
「チームマカロン」と呼ばれるようになった。
ビッグボスことスネークの出会ったフランス人の女性で、彼女とのブリーフィングファイルでマカロンが登場する。
「レーションにお菓子を加えてみてはどうか」と提案した際にマカロンの名をあげるが、なんやかんやで途中から入ってきたカズのせいで機嫌を損ねてしまった。
ちなみに、この時彼女が列挙していたお菓子のほとんどは長期保存や屋外での長時間携帯に向いていないものばかりである。
【余談】
ファッション業界などで聞く用語。
マカロンのような色合いという意味で、パステルカラーよりちょっと濃いめの色。
明るく元気な雰囲気と柔らかで優しげな雰囲気の両方を併せ持つ。
もしかすると読者の皆さんも見たことがあるかもしれないが、大相撲の千秋楽においては諸外国からの友好杯も授与される。
そんな授与されるあれやらこれやらの中には、巨大マカロンも紛れ込んでいる。
和装をした係員が神妙な面持ちで巨大マカロンを捧げ持つ光景はなんともシュール。
そのサイズは公式ツイッターによれば直径が41センチ、高さが23センチ。通常のマカロンの100倍である。
その正体は友好杯「日仏友好杯」の副賞。
始まりは2011年7月の名古屋場所。八百長やら野球賭博事件、果ては東日本大震災で相撲界も世間も揺れまくっていた時期に副賞を刷新した際に爆誕した。
なおマカロンを作っているのはなんとあのピエール・エルメ・パリ。
ただし、巨大マカロンは模型で、食べる事はできない。しょんぼり。
その代わり優勝した力士のもとには金箔コーティングされた特製ゴールデンマカロンが寄贈されるそうな。
追記・修正は、全てのマカロンをコンプリートして並べてからお願いします。
「マーマーマーマー」
「カーカーカーカー」
「ローローローロー」
「あら?何してるの、3人とも?」
「ゆかりさんの番、ゆかりさんの番」
「あと一文字、あと一文字」
「なんか入れてー!」
「え?しょうがないわね…」
「『フ』」
画像出典:アニメ「FAIRY TAIL」第102話「鉄の魂」より@テレビ東京系,A-1 pictures,真島ヒロ
- まさかのオチww 項目作成者最高か! -- 名無しさん (2019-09-13 01:59:11)
- MGSPWのブリーフィングファイルにセシールがマカロンの話をするのがあるけど、最後カズがいらんこと言ってセシール怒らせてたのが笑えるwあれ、そもそもはセシールが「レーションにお菓子をいれてみたら?」って提案するとこから始まるんだけど、名前列挙してるお菓子ってほとんど長期保存とか出来ないやつだったような… -- 名無しさん (2019-09-13 05:58:38)
- ドラマ版銭ゲバでは主人公にとっては金持ちの食物だった -- 名無しさん (2019-09-13 06:37:23)
- 最後マカロニですらないとはwww マカロンって作るの難しいらしいね -- 名無しさん (2019-09-13 09:02:13)
- 期待が大きすぎて食ってみるとそこまででもない菓子筆頭な気がする。 -- 名無しさん (2019-09-13 10:56:49)
- 焼菓子の超人じゃない冒頭のドラゴンは誰なんだよ -- 名無しさん (2019-09-13 11:37:38)
- ビクティニが食べてる印象が強い -- 名無しさん (2019-09-13 11:40:31)
- ↑4「マカロニ」と聞いて松田優作演じる「なんじゃこりゃー!」と殉職した刑事だよなと思ったらそっちはジーパンだったw マカロニは萩原健一の「かあちゃん…暑いな…」のほうだったわw -- 名無しさん (2019-09-13 15:20:31)
- 海外の有名店のものなどは美味しいが高い。あれ一つで300円とか400円とかザラ。 -- 名無しさん (2019-09-13 18:15:16)
- ↑×4 謎の大男マカロンのポーズと似てた使ったんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2019-09-13 20:38:41)
- パップラドンカルメの正体という一説がある -- 名無しさん (2021-01-29 10:58:00)
- この言葉を知ったのは「天からトルテ!」だったが当時はマイナーなお菓子扱いで、どんなものか想像出来んかった -- 名無しさん (2021-09-18 11:39:40)
- 食べてると口の中の水分を吸い取られまくって喉カラカラになる -- 名無しさん (2021-09-18 11:56:02)
- 食べたことがないけれど、味のバリエーションが少なさそう -- 名無しさん (2022-07-04 17:44:05)
- 美味しいものは本当に美味しい、ただ高いので頻繁に食べれるものではない -- 名無しさん (2023-03-08 22:15:26)
- コンビニで微妙に高くてあまり美味しくないものを購入するのならば、ちゃんとしたものを買ったほうが後悔はしない -- 名無しさん (2023-03-08 22:16:51)
- アンパンマンとマカロンさん(それいけ!アンパンマン) -- 名無しさん (2024-11-02 12:16:56)
最終更新:2025年02月18日 14:53