登録日:2020/01/21 Tue 08:43:26
更新日:2025/02/12 Wed 20:27:42
所要時間:約 8 分で読めるよ!
誕生日:1/20
【概要】
身長153cm。濃いめのピンク髪とピンク色の瞳が特徴的な中学2年生の女の子。口癖は「めちょっく」。これはめっちゃショックの略称であり、彼女の家族も使っている。
物語開始前は別の中学校に通っていたが、とある事情で私立ラヴェニール学園に転校してくることになった。
その際「イケてるお姉さん」になる為に自分で髪を切って髪型を変えていたが、デザインを気にし過ぎて前髪ぱっつんの髪型になってしまった。
しかし本人はこれを気に入っており、いつか自分のなりたい理想の自分になるために努力を続けている。
登校初日に遅刻してしまうというトラブルに遭うものの、持ち前の明るさで理想の自分を目指すために頑張ろうとするはな。
その日の夜、願い星に願い事をしていた彼女は空から落ちてきた
赤ちゃん・はぐたん、そして喋る
ネズミ…っぽい生物ハリーと出会う。
ハリーからはぐたんのお世話を頼まれるも、戸惑いを見せてしまったはな。
そのせいで一度彼等は姿を消してしまう。
翌日学校へ登校するも、そこにクライアス社の係長チャラリートが出現。
トゲパワワから怪物オシマイダーを生み出し、学園をトゲパワワで覆い尽くしてしまう。
たまたまそこを訪れていたはぐたんとハリーを守る為、オシマイダーに立ち向かうはな。
そんな彼女の想いに応えるかのように彼女から生まれたミライクリスタル・ピンクをハリーから託された変身アイテム・プリハートにはめ込むことで彼女はプリキュアに変身。
以後、クライアス社との戦いに身を投じる事になる。
【人物像】
性格は明るく元気でおっちょこちょい、といういわば
ドジっ子。よく転び、よく池に落ちる事は当たり前である。
しかし本人はそういった事にもめげず、困難に当たってしまった時でも
「そんなの私のなりたい野乃はなじゃない!」とくじけずに乗り越えようとする強い精神力を持つ。
しかしその反面、周囲と自分を比べてしまう事があり、
「皆は何でもできるのに、どうして自分は何もできないんだろう」と悩むこともある。
後述のとある事情の影響もあって自分に自信が持てないためか思い通りに自分の体や頭が動かせず勉学面や運動面や音楽面で苦戦している描写がされている。
第10話ではこれが原因で後述のキュアエールに変身できなくなってしまい、それが原因で起きてしまった事態に思い詰めてしまった結果、続く第11話ではプリキュアをやめると宣言したことがあるなど、
メンタル面的にもろい部分も見られる。
しかし、母のすみれ、父の森太郎、お子ちゃまとおちょくりつつも何だかんだで心配する妹のことりに支えられ、そんな精神状態からも立ち上がっていくまさしく七転び八起きを体現した人物である。
一方で他人を応援を応援することに余念がなく、さあやほまれといった悩みを持った人間を応援してあげる優しい部分がある。
また頑固な面もあり、ハリーから「
ルールーに騙された」と言われるも
「騙されてない!」と言い張るなど、
自分の想いをこれでもかと言い張る面もある。
【家族構成】
のびのび町のホームセンターで店長を務めている。
やたらとがっしりした体格で当時のSNSでは彼が登場するたび体格に注目されていた。
中の人は後の
カバトンでもある。
記者として活動しており、壮絶な過去を送ったはなが立ち直ったのは母すみれの存在が大きい。
ルールーによって記憶を改ざんされてしまうが、はな達と和解して記憶が元通りになった後も引き続き彼女を家族の一員として温かく迎えた。
姉よりしっかり者で子供扱いする事も多いが姉妹仲は良好。
個人ブログをやっており第34話で姉がプリキュアと察したが胸のうちにしまう事にした。
姉は後述でまさかの展開を迎えたが、ことりの中の人は放送終了後から少しした後に結婚した。
和菓子屋を経営しており、はなの口癖のルーツでもある。
年齢から引退も考えたがはな達の活躍によりもう少し頑張る事を決めた。
ことりと同じく孫がプリキュアと察している。
中の人が中の人だけに当時のSNSではネタになっていた。また、かつての番慶子や
ベニーギョでもある。
【キュアエール】
はなが前述のようにプリハートにミライクリスタル・ピンクをはめることで変身するプリキュア。
全身がアスパワワで覆われた後、それがコスチュームに変換され、髪の毛が薄桃色に変化。
口紅が塗られることで変身が完了する。
全体的にチアガールを思わせる外見になっており、
キュアドリーム以来のへそ出しコスチュームに加え、薄く口紅が塗られているその姿はどことなくエロ…イケてるデザインである。
「コスチュームクロニクル」によればチャームポイントはシューズとの事。
両腕のリストバンドはアスパワワを込めることで巨大なポンポンへ変化し、誰かを応援したりアームハンマーで敵を攻撃したりと多彩な使い方が出来る。
バトルスタイルは
初代の物を思わせるかのように豪快かつ華麗な戦い方で、
キュアホワイトのように敵の攻撃を受け流したりしながら敵を攻撃したり、
キュアブラックのように真正面から攻撃を受け止めてそのまま投げ飛ばすといったような戦法を主としている。
必殺技
プリハートをハート型に変形させ、そこから巨大なハートの形をしたエネルギー弾を敵に飛ばす。
命中した相手は浄化され、そのまま昇天する。\ヤメサセテモライマ〜ス/
11話で登場した新アイテム・メロディソードをエールタクトに変形させることで発動。
タクトの先から薔薇型のエネルギー弾を発射する。
【フォームチェンジ】
31話から登場した強化形態。
全員共通の特徴として、ボンネット状のヘッドドレスと虹色の
リボンが付いたヴェールが装着される。
エールの場合はヘソ出しの部分が消え、露出度が少なくなった代わりに、透明な小さめのフリルと白いスカートタイプのフリルが追加され、腕に透明なパフスリーブが追加されている。
39話から登場する最終形態。
チアフルスタイルから4枚の蝶の羽根を思わせる虹色の羽が追加された。
【はなの衝撃の過去と二つの未来】
それは歴代プリキュアの主人公でもトップクラスに凄惨な過去だった。
転校前のシャインヒル学園在籍時にいじめの現場を「格好悪い」と諌めた結果、逆に自分がイジメのターゲットにされてしまい、それを誰も助けてくれずにクラス内で孤立してしまったのである。
具体的な描写はさすがにボカされていたが、当時のはなはこのことで心を苛み、最終的には引きこもりになりかねない状況にまで追い詰められていた様子である。
更に第31話ではさらにいくつかの事実が明らかになったが、それはより救いのないものであった。
はながイジメから庇ってあげた子は実ははなの親友だったが、はながいじめられるようになってからは距離をとるようになり、はながイジメられている様子を見て見ぬ振りをし続けたのである。
その当時のはなの心のダメージは、親友に見捨てられたショックが大きなウェイトを占めていたようだ。ホントいじめはクソだな!
さあややほまれ、
えみる等、今作のプリキュアは全員何かしらの悩みや暗い部分を秘めていたが、
主人公のはなが一番の地獄を見てきたのである。
それが原因で彼女は引きこもりになってしまうが、母からの励ましで立ち直り、転校して現在に至るのである。
そう、1話の髪切りは過去との決別を象徴していたのだった。
同話にてその時彼女を見捨てた親友エリが登場、彼女を通して仲間達にはなの過去が明かされることになった。
はなはそれをきっかけに自分の過去と思いを打ち明ける。しかしさあや達はそれを戸惑う事も嘲笑することもなく受け入れ、無理にかつての親友に会いに行かなくてもいいと助言する。
しかしはなは、「みんなのおかげで、今日になって前に進むことができた」と目を潤ませながら感謝し、再びかつての親友に会いに行くことを決意する。
その後は彼女と和解し、長い間止まっていたはな自身の時間が動き出したのである…。
なお、はなが髪を切らずはぐたんとも出会わないまま迎えた未来がクライアス社の存在する未来であった事が「ある少女の物語」として
ジョージ・クライから断片的に、そして主要スタッフの後日インタビューで語られている。
こちらの未来のはなはプリキュアの剣に選ばれたプリキュアとして覚醒しており、剣を用いて戦い続け「花咲き乱れる理想の王国」を作り上げたという。
その後の経歴は不明だが、あまりいい事情でなく亡くなっているとの事である。
はなを失った未来およびジョージ・クライの行動については本人の項目を参照されたし。
この事から本編の世界は、はぐたん達やクライアス社が未来から
タイムトラベルしてきた為に起こったタイムパラドックスによる並行世界といえる。
プリキュアの主人公は基本的に外界で起こっている騒動に巻き込まれて物語に関わっていくパターンが大半だが、はなは本人の存在自体が物語の根幹を担っているという歴代でも珍しい主人公である。
クライアス社との戦いが終わり、はぐたん達が未来に帰ったことでプリキュアに変身できなくなってしまったはな。
しかし彼女は親友達と共に新しい未来を歩んでいくのだった。
そして月日は流れ11年後。
デザイン企業「アカルイアス社」の社長となった彼女は文字通りのイケてるお姉さんとして頑張っていた。
やがて彼女は
最終回の終盤、まさかの出産シーンを披露することになる。
助産婦として対応するさあや、陣痛に苦しむはなを応援しに駆けつけたほまれ。
そんな中はなはとある一人の少女の声を聴く。「ママ」と呼んだその声は未来のプリキュア・キュアトゥモロー…すなわちはぐたん。
…お分かり頂けただろうか。
やがて無事に
赤ちゃんを産んだはな。
元気な女の子を産んだ彼女を祝福するさあやとほまれに出会った頃の姿をフラッシュバックしつつ、思いついた
赤ちゃんの名前は…。
ちなみに父親が誰かは明言されていないが、キャラの背景を考えるとおそらく
彼であろう。
誰だ、孕ませ系の薄い本って言った奴は。
【余談】
- 担当声優の引坂氏は本作が始まって間もなくとあるクソアニメにも出演しており、一時期はキュアベーコンとネタにされていた。
- 上述の出産シーンの影響で、最終回の放送日である2019年1月27日に、Twitter(現X)のトレンドにて別の作品の男性キャラクターが出産という謎のワードが入ってしまうという笑撃的な事件が起こった。詳細は該当項目を参照。
追記・修正は輝く未来を抱きしめてからお願いします。
画像出典:HUGっと!プリキュアより(2018年2月4日から2019年1月27日まで放送)@東映アニメーション,東堂いづみ,テレビ朝日,佐藤順一
- 歴代プリキュアで順当に成長した姿が描かれたのは彼女だけか? -- 名無しさん (2020-01-21 09:15:53)
- 出産シーンのおかげで何故か朝加圭一郎が出産する話題になったのホント笑う -- 名無しさん (2020-01-21 11:20:50)
- スタプリ終了間際にようやく前シリーズの主人公の項目が立ったか。 -- 名無しさん (2020-01-21 12:04:30)
- キュアアンジュさんとキュアエトワールさんは? -- 名無しさん (2020-01-21 14:11:23)
- ↑↑↑何がどうしてそうなった!? -- 名無しさん (2020-01-21 15:40:56)
- ↑詳しくは朝加圭一郎の記事を参照 -- 名無しさん (2020-01-21 16:02:56)
- へそ出しだがセパレートではないのよな。変身前は元気っ子で可愛いが変身後は大人っぽい感じで大変魅力的である。 -- 名無しさん (2020-01-21 16:42:57)
- まず花束を払い除けるのは止めましょう -- 名無しさん (2020-01-21 17:50:44)
- ジョージとの関係性は下手な深夜アニメも真っ青な展開過ぎた…… -- 名無しさん (2020-01-21 18:19:16)
- アナザールートつまりロン毛の彼女では仲間とは出会わなかったそうだからさあや達はそこではどういう人生歩んだのだろう? -- 名無しさん (2020-01-21 21:01:01)
- ラスボスとの因縁とか時間関係をもうちょいちゃんと説明して欲しかった、なんかふわふわし過ぎてた -- 名無しさん (2020-01-21 21:26:21)
- ↑↑多分、さあやとえみるは表面上は恵まれてても、本当にやりたいことを見つけられない空っぽの人生だったと思う。ほまれなんかはそのままスケート引退してろくな人生になってなかったろうし… -- 名無しさん (2020-01-21 21:50:29)
- ↑2説明したら子供の虐待とかいろいろ制約があったせいで表面にそういう話出すと面倒なことになるから出さなかったタイプだしな…… -- 名無しさん (2020-01-21 22:11:45)
- ↑2いずれも妥協した人生を歩んだとおもう。ただほまれは1話でもぐもぐを助けようと車道を飛び出しアンリと同様に再起不能になったか最悪あそこで.... -- 名無しさん (2020-01-21 22:20:46)
- 十中八九ジョージ=はぐたんの父親でやったことは世界停止に娘の仲間抹殺、実娘を拉致監禁と関係を明言するといろんな意味でヤバい。 -- 名無しさん (2020-01-21 22:33:14)
- ジョージが本来いた世界でもそれなりに幸せだったんだろうけどもでもだからこそ世界の為に自分を身売りしちゃったんだろうなってのが本編見ててもわかるレベルだからな… -- 名無しさん (2020-01-21 23:29:18)
- クラスメートの一人に惚れられている主役 -- 名無しさん (2020-01-22 06:51:23)
- 本編で”近年では珍しいっドジっ子全開タイプ”だったのは、いじめで自分に対する自信がすっかりなくなり積極的に動いて失敗するのが怖くなってしまった、というトラウマの枷部分が多いかもしれない -- 名無しさん (2020-01-22 08:21:57)
- 「いじめっ子に仕返ししたり見返さなかったのがモヤモヤする」って意見が当時ちょいちょいあって、そんな人間ならプリキュアにならねえよ…と思ったっけ。復讐は見てる側もすっきりするかもしれんけど、もっと大事なのは振り切って前進むことなのよな。 -- 名無しさん (2020-01-22 08:27:54)
- 会社社長になり子供も生まれ幸せになっている時点でいじめっ子に対する仕返しにはなっていると思う -- 名無しさん (2020-01-22 18:54:17)
- 最も効果的な復讐とは相手のようにならないことである、って言うしな。綺麗事と思えるかもしれないが、実際いじめっ子が社長のはなを見てどう思うかを考えると、マジでこれが一番の復讐方法だと思う。 -- 名無しさん (2020-01-22 22:44:39)
- はなを転校に追い込むという事態にまで発展したのに、加害者側がいじめを反省・後悔しない以前に罪悪感すら一切抱かずに終わったというのが苦言を呈される理由であるような気がします。そういう所にリアリティを盛り込まれても……みたいな感じで。はなの家族が「虐められるお前一人だけが全部悪い!ざまあwww」と加害者の味方をしなかったのが、せめてもの救いなのやも知れませんね……。 -- 名無しさん (2020-01-22 23:33:28)
- 初めて名前聞いたとき、相方はキュアラガーかと思ったのは俺だけだろうか…… -- 名無しさん (2020-01-23 00:11:37)
- ↑3、4こち亀にそういう話があった、両さんがいじめられてる子供に得意の勉学で偉くなって見返せばいいと、そういう意味で彼女は仕返しを果たしたと言える。 -- 名無しさん (2020-01-23 07:32:58)
- プロスポーツ選手複数に大女優の娘、大金持ちの娘等等が友達で、クラスメイトには惚れられ、大人になっても彼女らと親交が続き、会社立ち上げて結婚して子ども産む、リア充にも程がある環境になったんだから、転校して正解だよね -- 名無しさん (2020-01-23 07:44:30)
- 彼女のようにいじめを庇った側が虐められる、というのは現実でも多くて問題になっていたりする。そういうところを含めて「そんな連中に負けるな、仕切ってやり直しったっていいんだよ」というエールだったのかもしれん。 -- 名無しさん (2021-10-04 17:36:03)
- ジョージが惚れて死別した世界では剣を振るうプリキュアだったそうだけど、ひょっとするとあちらの時間軸ではキュアセイバーという名前でワンマンアーミーだったのかも・・・。 -- 名無しさん (2021-10-08 19:29:57)
- ↑ クライ曰く「何も無い少女を選んだ」とのことだし「セイバー」より寧ろその相棒に近い精神性だったんだろうけどね。そしてその時間軸での成れの果ては言うまでも無くアーチャーな訳で…ただそこでエールは「人類を守るためにこの体は脆すぎる」とアーチャーとは別の「正義の味方」みたいな理論に行きついてしまったと -- 名無しさん (2021-11-27 19:02:49)
- 「凄惨な過去」という意味ではのちに登場したのどかも負けてないけどね。ベクトルは違うが、暗さは同じ程度だろう。順番からいうと、ゆいも何かありそうで怖い -- 名無しさん (2022-03-16 21:59:47)
- ↑4 ほんとそれ、最終回で大人になるプリキュアシリーズで特に最高のハッピーエンド迎えたのはなちゃんやみらいちゃんぐらいじゃないか? -- 名無しさん (2022-05-09 00:58:35)
- ↑ごめん、最初の矢印の数字、5だった -- 名無しさん (2022-05-09 01:00:28)
- 今期のプリキュア、はなと髪型が似てるね。 -- 名無しさん (2023-01-08 09:19:39)
- ↑敵幹部の声、はなパパだったわ -- 名無しさん (2023-02-05 20:07:40)
- 「実は一次選考で落ちてたけどはな役に合いそうな人は見つからず再オーディションが開かれて合格」「自分よりも声優歴が上のさあややほまれの中の人に力量差を感じて自信を無くしかける」中の人もリアルにはなみたいなエピソードの持ち主 -- 名無しさん (2024-01-06 10:08:49)
最終更新:2025年02月12日 20:27