登録日:2020/02/09 Sun 14:05:00
更新日:2024/12/09 Mon 18:10:12
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勘違いしてもらっては困りますね。
ライダーは我が社の社員であり、ライダーシステムは我が社の所有物です。
それを使いたいなら、それなりの…『お金』が必要です。
四条ハジメとは、特撮テレビドラマ『
仮面ライダーディケイド』の登場人物である。
本項目では彼が変身する
仮面ライダーカリスと人造アンデッド・
ジョーカーについても記載する。
演:累央
【概要】
【人物像】
「会社とは…社員の熾烈な生存競争で成長していく」と断言する、極端なまでの成果主義者。
特に人事権は彼1人に委ねられているようで、利益に貢献した者は経歴不詳の
門矢士でもランク
Kの管理職に昇進させる一方、
失態を犯した者への対応は冷淡そのもので、社員としては最上位のエース=仮面ライダーであっても、たった1つの命令無視で大きく降格させ、最終的にはベルトを没収した挙句、クビにしている。
また、アンデッドの封印も彼の許可が下りない限り不可能であるなど、総じて
典型的なワンマン社長と言えるだろう。
【真の目的】
君ら下々の者に経営者の苦しみは分かるまい。
アンデッドの脅威が無くなれば我が社の存在意義は無くなる…!
国からの予算を得る為には、さらなるアンデッドの脅威が必要なのだよ!
と言いながら
剣立カズマに牙を剥く辺り、やはり悪役と言った方が相応しく、士からはその姿勢を
「笑わせるぜ……! 金と名誉に目が眩んだ……成金野郎が!」と酷評されている。
最期は自ら人造アンデッド・ジョーカーに変身し、
仮面ライダーディケイドと
仮面ライダーブレイドを抹殺しようとするが、逆に2人に倒され消滅、死亡した。
彼の死後は、カズマが空白となった社長の座に就いたのだった。
【『ブレイドの世界』における仮面ライダーカリス】
貴様か!?この世界を破滅させるライダーというのは…!
俺ほどハートフルなライダーはいないぜ?『ハートのライダー』さん。
ほざけ!
四条ハジメがカリスラウザーと♥A・CHANGEの
ラウズカードを用いて変身する仮面ライダー。
カリスそのものの詳細については
個別項目を参照。
『剣』と同様に「伝説の仮面ライダー」と称されており、『ブレイドの世界』においてその存在はBOARD社員達にもほぼ秘匿されていた模様。
なお、社長である四条自身が秘密裏にハートスートの仮面ライダーに変身している都合なのか、BOARDの社員名簿にはハートスートが存在しない。
『剣』で
相川始が変身していたものとは異なり、人間がライダーシステムで変身したものであるが、やはり戦闘力は高く、ディケイドとも互角に戦えるほど。
社員の仮面ライダーに対しては圧倒的で、ブレイド・
ギャレン(菱形サクヤ)・
レンゲル(黒葉ムツキ)の3人とそれぞれ交戦し、あっさりベルトを奪い取っている。
しかし、レンゲル戦でレンゲルバックルを奪取したはいいものの、自身もまたレンゲルラウザーの一撃でカリスラウザーを外されて変身解除に追い込まれている。
そして、カリスが四条である事を知ったムツキとサクヤを
「君達にも我が社の繁栄の為に働いてもらおうか……」と口封じも兼ねて拉致すると、2人を
依願退職としてBOARDから追放し、ジョーカー生成の為の道具にしたのだった。
【人造アンデッド・ジョーカー】
『恐怖』と『安心』のバランスは私が決める!
Change!
最強のライダー・カリスの力と……!
JOKER!
最強のアンデッド・ジョーカーの力を使ってなァ……!
ライダーとアンデッドが手を組み、世界の統率者となるのだ! お前もその為に働け…!
身長 |
219cm |
体重 |
116kg |
種族 |
アンデッド |
カード名 |
ジョーカー |
特色・力 |
右腕の鉤爪 |
|
怪光線による攻撃 |
四条が4つのライダーシステムと封印済みのカテゴリーAのアンデッド4体の細胞、そしてサクヤとムツキの細胞を元に生成した人造ラウズカード・ジョーカーを使い、カリスから変身した怪人態。
『剣』本編のジョーカーの詳細は
こちらを参照。
バトルファイト最強とされるアンデッドで、胸の緑色の結晶体からは一撃で
ディケイド龍騎を昏倒させる威力を誇る緑の怪光線を放つ。
鎌田の協力もあってジョーカーとなった四条は、自身を止めるべく立ち塞がるディケイド・ブレイドと交戦。
だが、覚悟を決めた2人の前には終始劣勢で、最期は「ディケイドエッジ」でパラドキサアンデッド諸共切り裂かれて爆散。
皮肉な事にアンデッドでありながら生き永らえる事は叶わずに滅び去るという、『剣』でのジョーカーが
剣崎一真の
自己犠牲によって人間の中で生きる道を歩んだ結末とはまるで逆の末路を辿ることとなった。
【余談】
- 名前の由来は原典『剣』におけるカリスの変身者・相川始と、人類基盤史研究所『BOARD』所長・烏丸啓から。
- 『剣』におけるカリスは53体目のアンデッドであるジョーカーがマンティスアンデッドの姿に変身していた存在という、ハジメとは逆の存在だった。
また、「人造アンデッド」という要素としてのモチーフは恐らく『剣』でも猛威を振るったトライアルシリーズとケルベロス辺りか。
- 第9話に登場した人造ラウズカード・ジョーカーのデザインは『剣』本編のものとは異なり、絵柄の四隅にスペード・ハート・ダイヤ・クラブのスートが配されたものとなっている。
- あくまで「『ディケイド』オリジナルのラウズカード」という扱いなのか、このバージョンは2011年にプレミアムバンダイ限定で受注販売された「仮面ライダー剣 ラウズカードアーカイブス」、2014年の「10thアニバーサリーエディション」、及び2019年の「BOARD COLLECTION」には付属しなかったが、代わりに2012年受注の「仮面ライダーシリーズ カードアーカイブス対応バインダー」の方に仮面ライダーアビスのアドベントカード共々付属している。
君達にもアニヲタWiki(仮)の繁栄の為に追記・修正してもらおうか……。
- 「剣」が本来描くべきだった「職業としての仮面ライダー、企業としてのBOARD」を描いた一つの可能性、なのかなあ。確かにアンデッドを全て封印したらBOARDは仕事なくなるし。 -- 名無しさん (2020-02-09 16:17:04)
- 天王路のケルベロスⅡポジ。彼のカリスラウザーは人間がマンティスアンデッドの姿に変身できるシステムなのか。 -- 名無しさん (2020-02-09 16:35:40)
- 目的はディケイドの世界全体で見てもかなりショボい(実際は怪人による管理なので結構なモンだが)けど、「恐怖と安心のバランスは私が決める!」のセリフは悪役界で一二を争うくらいカッコ良い。この台詞は統制者意識なのかな -- 名無しさん (2020-02-10 00:11:04)
- スーツの劣化かそれとも意図的か、四条ジョーカーの耳に相当するトゲの先は右が上、左が下を向いている。また人工物であるカリスラウザーは装着時にDX版カリスラウザーの音声がなるなど始との区別を兼ねると同時に四条が所詮、変身アイテムで変身するしかないただの人間であるという皮肉に拍車をかけている。 -- 名無しさん (2020-03-01 01:01:34)
- 数が限られているアンデッドの更なる脅威がどういったものかは不明だが、ダークローチ大量発生、もしくはアンデッドを模したローチ怪人(ディエンドの世界のボスローチ)なるものを生み出そうとしていたのでは?と思う。 -- 名無しさん (2020-03-01 01:05:15)
- 同じかぶと虫でもカブト編はあんなに面白かったのに、ブレイドは改悪のオンパレードで見るに耐えなかった。一言で言うなら比喩抜きのクソ -- 名無しさん (2020-03-27 21:44:16)
- ↑素材と作劇がちぐはぐな感じがするな。ありあわせの材料で無理に話を構成したというか、カリスの扱いがそれはどう考えても無理があるわとしか -- 名無しさん (2020-06-13 12:12:59)
- ↑ディケイドってジオウどころか響鬼以上に脚本家同士の連携取れてないんだよね。しかもメインで書いてたライターが重要な設定をぼかし続けるもんだからスタッフ間でも連携グチャグチャだったのかも -- 名無しさん (2021-05-01 23:14:04)
- ↑何を言う、剣編・響鬼編・てつを編以降は演出重視で設定二の次の米村だぞ。 -- 名無しさん (2021-06-05 19:26:23)
- ↑そう考えると、演出重視しすぎたからこそ、響鬼編・てつを編は名作になったのかもしれない(なお、ラスト4話・・・)。 -- 名無しさん (2021-10-16 20:29:21)
- 実はこの人、二代目社長なのかなと妄想している。先代社長からトップの座とカリスラウザーを奪って暗躍していたとかありそう。。 -- 名無しさん (2022-07-18 18:14:45)
- こっちのバージョンのハートの2は、能力はどうなってるんだろうか(原典は変身解除・・・に見せかけたヒューマンアンデッドへの擬態)・・・。 -- 名無しさん (2022-07-18 18:33:16)
- ちなみに彼が人造アンデッド・ジョーカーとして戦った場所はディケイドがテレビ朝日の開局50周年を別の回の冒頭で祝ったロケ地でもある。 -- 名無しさん (2023-12-31 22:36:49)
最終更新:2024年12月09日 18:10