登録日:2020/02/09 Sun 12:46:30
更新日:2025/03/07 Fri 17:01:51
所要時間:約 9 分で読めます
最も力の強い者が判決を下す……。これがお前達の定めた事だ。
この場で私が…死刑を申し渡す!
演:入江雅人
【概要】
社内で発生した桃井玲子編集長の刺殺事件により
光夏海が逮捕され、彼女を裁くべく、
『仮面ライダー裁判』が行われると事件関係者として
仮面ライダーアビスに変身する。
アビスの詳細は該当項目参照。
なお、事件当時は本社ビルの真下で
コーヒーを味わっていた。
鎌田曰く
「出社前にコーヒーを味わうのが、私のスタイル」との事。
当初は夏海を有罪だと語っていたが、事件当日に桃井と会う予定のあった
羽黒レン=仮面ライダーナイトの存在が明らかになると、
今度は
「そう言えば、彼もライダーバトルに参加しているとか…」と告げた。
だが、レンが決死の覚悟で
仮面ライダーオーディンを倒し、タイムベントの力で事件の真相を探ろうとすると態度を一変。
オーディンとの戦いで消耗し切ったレンを変身した状態で襲撃しようとするも、士=
仮面ライダーディケイドに阻止された。
桃井玲子殺害の犯人は他ならぬ鎌田であった。
その正体は『龍騎の世界』に潜伏していた人外の存在であり、自身の正体に感づいた桃井玲子編集長を殺害、夏海に罪を着せた。
右腕から真空波を放つという人外の力を使ったおかげで完全犯罪ではあったが、
警察が結構無能だったり、裁判制度がアレな世界だったりでそんなに意味はなさそうだった。
夏海を有罪にする為、アビスとしてライダー裁判に参加するが、レンからカードを受け取ったシンジのタイムベントにより犯人と暴かれ、
ディケイドと龍騎相手に戦い、敗北。
本作ではライダー裁判という性質上、
ミラーワールドで倒されたライダーは (たとえ爆発しても) 生存するのだが、彼は自ら士とシンジを確実に殺す為に現実世界で決戦を行った結果、逆にそのまま倒された。
追記・修正に参加しているWiki篭りは、私達だけではない。
君の手の内、見せてもらいますよ。
登録日:2020/02/09 Sun 12:46:30
更新日:2025/03/07 Fri 17:01:51
所要時間:約 9 分で読めます
彼の名は、ハートのカテゴリーK。またの名を…“パラドキサアンデッド”!
【その正体】
ディケイドと龍騎の
必殺技・ディケイドドラグーンを受けた鎌田は生きていた。
それも五体満足ながら
身体のあちこちから緑色の血を流した姿で。
さらに腰には黄金と骨のバックルを湛えたベルト…
アンデッドバックルを身に着けていた。
呆然と佇む異様な姿の鎌田の横にオーロラと共に
鳴滝が出現。
士とシンジに「実験」と称して鎌田=パラドキサアンデッドを『龍騎の世界』に送り込んでいた事を告げて立ち去る。
なお、これが士と鳴滝のファーストコンタクトだった。
『龍騎の世界』を破壊しようとしていたのはいったいどちらなのだろう。
鎌田は鳴滝と手を組んでおり、『ディケイド』で通算4話に渡り士の前に立ちはだかる。
続く『ブレイドの世界』ではライダーシステムを擁する大企業
BOARDの理事長として登場。
BOARD社長の
四条ハジメの背後で暗躍し、
剣立カズマ=
仮面ライダーブレイド達のライダーシステムを集め、
最強の人造アンデッド「ジョーカー」誕生を目論んでいた。
四条をジョーカーに変貌させ、共に世界を支配しようとするが、ディケイドとブレイドに打倒され、
不死生物でありながらそのまま撃破されて消滅した。
ちなみに原典『
仮面ライダー剣』も含めると、これでカテゴリーKは全て通常フォームの仮面ライダーに倒された事になる。
ただし、彼らと違い何らかの意図があったり、強化フォームを圧倒する描写があった訳でもないので…
結局鳴滝が何をしたかったのか、何故『龍騎の世界』に赴いていたのかは不明のままだった。
最終的に滅ぼされたが、戸籍がないであろう『龍騎の世界』ではジャーナリスト、しかも副編集長の立場になった上、
自分の元居た世界では大企業の理事長になるという職には恵まれたおっさんである。
また不死なのに滅ぼされたことについては、ディケイドの無茶苦茶ぶりから
「世界の破壊者に不死の設定ごと破壊されたのでは?」なんて考察もある。
【パラドキサアンデッド】
私が行こう。
ライダーとアンデッドが手を組み、世界の統率者となるのだ……。フフフフフフ……!
身長 |
227cm |
体重 |
127kg |
種族 |
アンデッド |
生物モチーフ |
パラドックスカレハカマキリ |
スート |
ハート |
カテゴリー |
K |
特色・力 |
真空の刃による攻撃 |
カード名 |
エボリューションパラドキサ |
クリーチャーデザイン |
韮沢靖 |
初登場回 |
第6話「バトル裁判・龍騎ワールド」 |
|
第7話「超トリックの真犯人」 |
|
第8話「ブレイド食堂いらっしゃいませ」 |
|
第9話「ブレイドブレード」 |
|
第31話 (最終回) 「世界の破壊者」 |
鎌田に化身していた『ブレイドの世界』出身のアンデッド。
パラドックスカレハカマキリの祖たる不死生物であり、原典『剣』本編では
既に封印後のラウズカードとしてのみ登場し、
改造実験体・トライアルシリーズの一体である
トライアルFの誕生にデータが使用されていた。
このアンデッドの登場により、J・Q・K計12体の上級アンデッドは全て映像作品に登場した事になる。
アンデッドとしての姿を現したのは第8話。この姿でも右腕から真空波を放っている。
『龍騎の世界』ではこれを本社ビルの真下から放って桃井を殺害したが、
タイムベントで
過去に跳んできた士達によって阻止された。
ちなみにこの真空波、一部のファンからは
「鎌田カッター」と呼ばれる事もある。
命令に背きブレイバックルを持ち逃げしたカズマからベルトを奪うべく出現。
その場にいたディケイドと交戦し、後に再出現したカプリコーンアンデッドと共にディケイドを苦しめるも、
ディメンションキックを前にカプリコーンを
ガードベント (物理)にして回避。
四条が変身した
仮面ライダーカリスや
海東大樹が召喚した轟鬼の乱入もあったが、
当初の「ベルトを回収する」という目的は四条がブレイドと
ギャレンのベルトを奪った事で果たされた。
後に四条が
レンゲルバックルを回収すると、BOARD理事長の研究室で4本のベルトとカテゴリー
Aのラウズカード4枚から抽出したアンデッドの細胞、
更にカリスが四条である事を知ったギャレン=菱形サクヤとレンゲル=黒葉ムツキの細胞を基にジョーカーのラウズカードを完成させる。
そこに駆け付けたカズマや
小野寺ユウスケに襲い掛かるが、士にブレイバックルを奪還され戦闘に。
四条が変貌したジョーカーと共にディケイド、ブレイドと戦うが、最期は
ブレイドブレードによる必殺技
「ディケイドエッジ」を受けて両者とも爆散。
アンデッドではあるが、前述のように完全に消滅する形で死亡した。
…アビスの時の方が強かった気が…
【「仮面ライダーディケイド』におけるアンデッドとBOARD】
『ブレイドの世界』におけるアンデッドは、大企業BOARDの社員が変身する仮面ライダーによって封印されている。
だが、BOARD社長の
四条ハジメはその地位と『伝説のライダー』カリスの力を悪用し、鎌田と結託して
世界の覇権を手に入れようとしていた。
なお、劇中の描写から各種カテゴリーAとスペード4~7とダイヤ2~10、ハート7は既に封印されている様子。
ちなみに出現した時の警報は
オンドゥルルラギッタンディスカ-!でお馴染みのあのサイレン。
バッファローの祖たる不死生物で、カテゴリーはスペードの8。
第8話冒頭で市街地に出現し、駆け付けたブレイド・ギャレンと交戦。
最後はブレイドのライトニングブラストを受けて封印された。
「どの道飛べない」でお馴染み、象の祖たる不死生物で、カテゴリーはクラブの
J。上級アンデッドの一体。
廃工場に現れてブレイド・ギャレンと戦うが、その場に乱入したディケイドと戦闘。
ディケイド龍騎のドラグクローファイヤーにより、
アンデッドでありながら完全に倒された。
なお、これがきっかけで士はランク2から一気に
Kまで昇進した。
【派生作品におけるパラドキサアンデッド】
GACKT氏が歌う『ディケイド』主題歌『
Journey through the Decade』のPVではパラドキサアンデッドが敵として登場している。
ちなみにこのPVでは何故かGACKT氏が真空波を放っており、これも
「鎌田カッター」と呼ばれたりする。
GACKT氏の曖昧な描写の所為で、
「鎌田=パラドキサ≒GACKT」という捉え方も出来なくはない。
結城丈二は鎌田だったのか……。
最終的に廃墟の中でディケイドのディメンションキックを受け、倒された。
ディケイドの設定破壊能力の関係か、相変わらず封印されない。
パラドキサアンデッドのデザインは原典『剣』のアンデッド達と同様に韮沢靖氏が手掛けている。
他のスートのカテゴリーKは対応するスートのカテゴリーAと酷似した姿をしているが、このパラドキサに関しては「原典への敬意を表する」という意味を込めて意図的にカリスらしくない姿にデザインされている。
これは本来のカリス=
マンティスアンデッドは固有能力で外装「カリスベイル」を纏う事が出来る為。
また、パラドキサはあくまで『ディケイド』の
パラレルワールドにおける怪人という事もあるのかもしれない。
なお、
プレミアムバンダイ限定アイテムの『仮面ライダー剣 ラウズカードアーカイブス』付属のブックレットでは、パラドキサアンデッドの怪人態に「?」マークが付いている。
この点を踏まえると、原典『剣』におけるパラドキサの姿はまた違うものなのかもしれない。
【過去と未来の鎌田が……一つに!】
第7話で士が発した
迷名言。
タイムベントにより、士とシンジが桃井編集長が殺害される前の過去へ飛んだ際、一緒に飛んできた
鎌田が過去にいた鎌田を吸収した際に発したものである。
まぁ言葉通り、鎌田が一つになっているのだが、見たまんまの状況を言葉にするというあまりのシュールさからネタにされている。
まして鎌田はカテゴリーKの上級アンデッドなのだが、過去の鎌田は未来の自分自身に恐怖を隠し切れず、「お、お前……誰!?」と口走っていた。面目丸潰れである
また、一部のファンからは「Double-Action Abyss form」やら、「KAMATA form」やら言われて、視聴者間で動画まで作られている。
【余談】
原典『剣』においてハートのカテゴリーKのアンデッドは既に封印済みで登場しなかった為、ファンの間ではその人間態について「他のカテゴリーKと並んで
イケメン姿なのでは」「カテゴリーQの一人が男だったし、意外に女性なのでは」と度々議論されていた。
そして、遂に『ディケイド』にてベールを脱いだハートのカテゴリーKは、鎌田というまさかのくたびれたおっさんだった。
(パラレルとはいえ)この事に『剣』ファンは色んな意味で衝撃を受けた。
しかも、『龍騎の世界』のオリジナルライダーとして、続いて『ブレイドの世界』ではBOARDの理事長として士と敵対するというボスキャラとしての風格を見せた。
以上の事から『ディケイド』のキャラでは
ニーサンこと海東純一と並んでカルト的な人気を誇り、特に
2ちゃんねるでは彼をネタにして盛り上がっていた。
放送前の児童誌に掲載された妙にシュールなスチールを素材にした
コラ画像もかなり豊富。
勿論、カルト的なネタ人気のみならず、ガチ方面での人気も普通に高い。
演じた入江氏は『サラリーマンNEO』等でおなじみのベテラン。
ブログでは「『仮面ライダー』直撃世代で「変身」と言えてよかった」と喜びを示しており、子供の頃の思い出についても語っている。
何だかんだで、ファンにも中の人にも愛されているのだった。
現在は出てこないが、
某氷の妖精の名前でGoogle検索した際に出てきた実在の人物名の影響でその妖精が鎌田呼ばわりされる羽目になり、
各イラストサイトでは
ディケイドの鎌田がコスプレするというカオスなイラストが出回る羽目になったという。そりゃ水色ベースの色だけどさ…
お、お前……誰!?
お前は……“私”だ。
過去と未来の追記・修正が……一つに!
この項目が面白かったなら……\エボリューションキング/
- ちなみにディケイドの設定無視能力はファンの考察に留まってたと思う。 -- 名無しさん (2020-02-09 14:02:48)
- ジカンデスピア「鎌シスギ!!」 -- 名無しさん (2020-02-09 15:21:40)
- 確か「剣原典への敬意として、あえてワイルドカリスとも他のカテゴリーKとも似ても似つかない姿にした」そうだから、剣本家でのパラドキサアンデッドは違う姿の可能性も? -- 名無しさん (2020-02-09 15:31:17)
- 見た目はくたびれたおっさんなんだけどとにかく声が良い -- 名無しさん (2020-02-09 16:34:33)
- ミラーライダーシステムを使ったアンデッド -- 名無しさん (2020-02-09 16:37:01)
- ↑↑入江さんはビックリマン2000でバカラを演じていました -- 名無しさん (2020-02-09 19:54:59)
- カリスと一緒に映った場面は見ようによってはカテゴリーAとキングが揃った珍しいシーンとなる -- 名無しさん (2020-02-09 23:45:21)
- 過去と未来の鎌田が一つになったのって何か意味あるの?どうしてもよくわからないよ -- 名無しさん (2020-02-09 23:47:00)
- ↑3 そちらもトランプ関連でしたね...気付かなかった( 汗 。ところで...項目の韮澤さんとことと、デザイン画を見ると...パラドキサアンデッドの「身体が白なのに黒になったのは、スタッフのミス 」って言うのは...もしかして、デマ? -- 名無しさん (2020-02-10 00:02:54)
- ↑すみません、間違えました。「白なのに~ect×」→「身体がワイルドカリスを意識した赤だったのに黒になったのは、スタッフのミス?」というのは、もしかしてデマなのかな? -- 名無しさん (2020-02-10 00:05:45)
- 原点の天王寺理事長とは -- 名無しさん (2020-02-10 06:27:23)
- ↑ミス 原点の天王路理事長とはウッチャンナンチャンのやるならやらねばのコント・ウチムラセブンで共演してたりする -- 名無しさん (2020-02-10 06:28:50)
- カリスとの共通点は首回りを包むやつがある、鎌のような触角を持つくらいだが、一応似てるという法則は守っている。似てないが共通点があるAとKはクラブのスパイダーとタランチュラも同様でどちらも半透明な仮面を持つ。 -- 名無しさん (2020-02-10 12:19:20)
- ゴセイジャーでも過去と未来のアラタが一つになってたよね? -- 名無しさん (2020-02-17 16:14:59)
- 再生怪人でもいいからジオウでもアナザーブレイドによってカードから解放されたマンティスアンデッドとパラドキサアンデッドとして出てきてほしかった。 -- 名無しさん (2020-02-29 14:35:37)
- サバイブ除く龍騎ライダーでこいつ撃破出来るやつ居るのか -- 名無しさん (2020-03-09 11:25:46)
- ↑変身者とライダーのスペック的に手塚と佐野マンはまず難しそうだし、そこそこ腕っ節のいい蟹刑事も性能的に相性悪いし、不意打ち得意なアーサーと英雄は持久戦でボロが出そうだし、コンファイン持ちのガイは実力で劣りそうだし、メイン4人+リュウガ、クソ運営、香川先生辺りなら勝機はありそうかも -- 名無しさん (2020-03-09 21:50:39)
- >情けない。上級アンデッドとは一体…… とかいう駄文要らねえだろ、大してユーモアも無いし。 -- 名無しさん (2022-03-25 04:39:00)
- 過去と未来の鎌田が1つになった意味ってあるんだっけ? -- 名無しさん (2022-10-27 11:29:18)
- アウトサイダーズでは本人ではないが、ラウズカードが登場。『剣』の世界でも鎌田だったのか本当に気になる。 -- 名無しさん (2023-08-23 08:51:54)
- 尺の都合もあっただろうが、鎌田以外の上級アンデッドが下級アンデッドのような扱いである事から、実は鎌田はパラドキサアンデッドのカードでアンデッド化した元人間(ついでに血も緑になった)だったのでは?という解釈もある。そう考えるとパラドキサアンデッドがワイルドカリス(赤はパラドキサにも使われるはずだった)と似てないのも当然。 -- 名無しさん (2023-08-28 20:38:31)
- ディケイドにおけるパラドキサアンデッドとその人間体が鎌田とされるが、未だに賛否両論あり。自分としてはパラドキサのデザインに何の違和感も疑問もないが、鎌田だけは元人間かハートKのカードを取り込んだトライアルFで、カズマ達がいる剣の世界は天王路が万能の力で造った似非人類が暮らす世界で鎌田は天王路のバックアップとして遺したトライアルシリーズが自我を持った存在とも妄想できる。 -- 名無しさん (2023-11-15 14:24:39)
- リマジ剣の世界にも本人じゃないとはいえ原典と同じ姿のカリスがいるから本家と違う可能性があると言われてもなぁ〜 -- 名無しさん (2024-12-06 17:12:50)
- リマジとはいえミラーライダーに変身したアンデッドというクロスオーバーならではのキャラ。15年後には王蛇がサバイブ、ギャレンがキングフォームと強化変身を果たし、ハートKを用いた必殺技で援護。共闘しているライダーの中にはミラーライダーの力で復活したデザストがいて、敵のゼインはディケイドのカード技術を応用しているなどかなりカオスだが、鎌田はその先駆けと言える。 -- 名無しさん (2025-01-24 15:34:05)
- こういう感じのクロスオーバー怪人はかなり好き -- 名無しさん (2025-03-07 17:01:51)
最終更新:2025年03月07日 17:01