ジョーカー(仮面ライダー剣)

登録日:2024/03/04 Mon 11:29:40
更新日:2024/04/12 Fri 08:20:11
所要時間:約 30 分で読めます





【注意】この項目は『仮面ライダー剣』中盤以降の重大なネタバレを含みます。


始。

来るな…!もうすぐ俺は、アンデッドを倒すことしか考えられない、獣に戻る…。

大丈夫だ。必ずお前のカードを取り戻してくる。…取り返したのか。

だが…もうこのカードの力では役に立たない…。

何故だ….カテゴリーAでジョーカーを抑えていたんだろう?

剣崎…お前の新しい力は……危険だ…。

ぐっ……うぅぅぅあぁーーっっ!


ジョーカーとは、『仮面ライダー剣』に登場するアンデッドの一体。


演:森本亮治


概要


一旦戦いを始めれば、俺はお前を倒すしかない。俺の体は意志とは関係なく動く。

身長 219cm
体重 116kg
種族 アンデッド
生物モチーフ いかなる生物の祖でもない
スート 不明
カテゴリー なし
特色・力 ラウズカードによる変身
カード名 ジョーカー
クリーチャーデザイン 韮沢靖
初登場回 『剣』第35話「危険な変身!?」


如何なる生物の始祖でもない53番目のアンデッドであり、相川始仮面ライダーカリスの正体。
始は物語の序盤から緑色の血を流し、人間ではないかのような反応を多々取っており、早々に剣崎たち及び視聴者にも人間ではないことを感づかれていたが、中盤にその正体を現した。

封印されたラウズカードはJOKER
ラウズした際の効果は不明であり、(本編に関連する)映像作品で使用されることはなかった(ディケイドでの効果は後述)。
本編では烏丸の非公開記録に封印された状態のラウズカードと共にそのデータが残されており、劇場版ではブレイドにより封印されたものを志村純一が所有していたが、レンゲルのリモートで解放された。
また、封印にあたってはコモンブランクを使用するようで、劇場版ではブレイドがコモンブランクを投げつけて封印し、37話では未遂に終わったものの、ブレイドの手元にはコモンブランクが握られていた。

玩具版では「ジョーカー -黒-」の名義で商品化しており、「ラウズカード パート4」ではホイル仕様が、「ラウズカード パート5」ではノーマルが収録されていた。
当時のDX玩具ではDXキングラウザーにのみバーコードが対応しており、COMPLETE SELECTION MODIFICATIONではブレイラウザー・ギャレンラウザーにも対応している。


物語の開始以前、広瀬義人の手で解放されたアンデッドの一体であり、解放されてからはハートスートのカテゴリーA・マンティスアンデッドを筆頭としたアンデッドの封印を続けていた。
アンデッドの封印を続ける中で1万年前にはかつて自身を封印したヒューマンアンデッドと遭遇するも、ヒューマンは戦うことなく封印され、彼が精神に干渉することにより人の心が芽生えるようになる。
そして雪山であるアンデッド(後述)と一戦交えた際に命を落とした栗原遥香の夫にして栗原天音の父・栗原晋から写真を託されたことにより喫茶店ハカランダに辿り着き、相川始を名乗って人間社会に紛れ込んでいた。

物語の序盤で暗躍していた伊坂/ピーコックアンデッドが正体を知っていたかは不明だが、中盤以降に遭遇した上級アンデッドからはジョーカーと呼ばれることも増え、全てを滅茶苦茶にしようと目論むキング/コーカサスビートルアンデッドの仕業により所有していたプライムベスタを奪われてしまい、ジョーカーとしての本能を抑えられなくなった中でジョーカーに近い存在と言われるブレイド キングフォームの登場も重なったことでジョーカーとしての姿を現してしまう。

また、バトルファイトに勝ち残ると世界が滅ぶ、と度々言われており、真実を知った剣崎たちもこれを懸念していたが、中々判断を下すことが出来ず、処遇は保留扱いとなっていた。
剣崎の活躍でハートスートのプライムベスタを取り戻してワイルドカリスに変身することでジョーカーの本能を抑え、その後も危機に直面しながらも危機を乗り越えたが、ギラファアンデッド封印により現代のバトルファイトの勝者になってしまい、最終盤では大混乱が起こってしまう。
そして物語の結末においては……


戦闘能力

始自身はこの姿になることを忌み嫌っているが、伝説のアンデッドに相応しい戦闘力を有し、冷酷な殺し屋と恐れられていた。
事実、ジョーカーを倒そうと目論んでいた・恐れていたアンデッドは劇中でも多数確認されている。

最大の特色は腹部のバックル「ジョーカーラウザー」ラウズカードをラウズすることで他のアンデッドに擬態すること。
52体のアンデッドの腹部に確認されるアンデッドバックルとは大きく意匠が異なり、上級アンデッドと違い人間には化身出来ないものの、この能力により♥A・CHANGEをラウズしてマンティスアンデッドに、♥2・SPIRITをラウズしてヒューマンアンデッドに擬態、前者に好んで擬態して戦闘を繰り広げ、後者の能力を活かして人間社会に紛れ込み、相川始を名乗っていた。
戦いの中でマンティスアンデッド・ヒューマンアンデッド以外への擬態も可能なことが判明し、高原/イーグルアンデッド♥A・CHANGEを奪われた際には♥4・FLOATをラウズしてドラゴンフライアンデッドに擬態する能力も見せていた。

橘が発見した烏丸の非公開記録によるとこの世界におけるライダーシステムはジョーカーがアンデッドに擬態する能力を基に作られていることが判明している。

右腕から生えた鎌「マンティス」は鋭い切れ味を誇る武器であり、ブーメランのように扱うことも可能なほか、アンデッドに対しては封印することを可能とし、ある人物の手元に置かれていることにより統制者及びモノリスが機能していない現代のバトルファイトにおいてはブランクを所有するライダーシステムと並んで絶大な有利性を誇ると言える。


ダークローチ


身長:不明
体重:不明
特色/力:生物を感知する触覚、麻痺毒がある両腕の爪

ジョーカーがバトルファイトの勝者となった際に現れる怪生物。
ジョーカーの眷属とも言うべき存在だが、ビジュアルはゴキブリに似ている。
ジョーカーの勝利により発生する『バトルファイトのリセット』、すなわち全生物の消去を実行するためのシステム的存在で、すべての生物を消去するまで「モノリス」やジョーカーの影から無限湧きし続ける。

戦闘では集団で行動しつつ触覚で生物を探し、感知すると麻痺毒がある両腕の爪で一斉に襲いかかる。
そしてダークローチの無限出現はシステム処理の範疇に過ぎず、ジョーカーの意思では一切制御できない点が最も厄介である。


本編での活躍

仄めかされていた存在

前述のように元から人ではないかのような行動を取る・緑色の血を流すなどしていた中で、吉永みゆき/オーキッドアンデッドが高原に対して「封印された者の姿を借りるアンデッドがいる」と語る、一戦交えた大地/エレファントアンデッドから"ヤツ"と言われる、嶋昇/タランチュラアンデッドそっくりさんと出会った中で戦ったあずみ/サーペントアンデッドから"ジョーカー"という名を呼ばれるなどして度々存在が仄めかされていた。
特に温厚な嶋昇との会話の中では栗原親子を愛していることを指摘されており、これに始は人間と同化してはいないと返すものの、嶋と同様にアンデッドでありながら人に味方していたイレギュラーな存在であることは確かだった。

現した真の姿

ジョーカーの姿を現すまでの経緯だが、31話で始は何もかも滅茶苦茶にしたいと目論むキング/コーカサスビートルアンデッド及び彼の配下であるスカラベアンデッドに拉致され、♥2・SPILITを除く所有していたハートスートのプライムベスタを奪われていた。
カリスに変身する瞬間をハカランダに送りつけると脅された中で力を解放、なんとかキングのアジトから脱出したが今度はスパイダーアンデッドに取り込まれていた睦月に襲われる。
始を煽るために大量のジョーカーのカードをばら撒くのだが、何セットトランプを購入したんだ…
抵抗出来ない中で剣崎が駆けつけたことにより撤退に成功、その後キングとスカラベアンデッドが再び襲い来るも、ブレイドはスカラベの封印に成功する。

次は烏丸の非公開記録を目撃した中でジョーカーの危険性を懸念したが現れ、剣崎の言い分に耳を貸すことなくジョーカーを封印しようとしており、始を信じる剣崎はギャレン ジャックフォームと対決して勝利するものの、始の容態が悪化。
ハカランダで天音の看病を受けても回復の兆しは見えなかったが、見舞いへ駆けつけた剣崎はウルフアンデッドを封印したWJ・FUSIONを託していた。

その後、睦月がハカランダを訪れ、2人のみならず睦月を待っていた山中望美も巻き込みたくない始は別の場所へ移り睦月と対決。
執拗な攻撃を受けてジョーカーへと変貌しかけるがここで剣崎から託されたWJ・FUSIONをラウズして*1ウルフアンデッドに擬態、短時間ながらもレンゲルと渡り合う活躍を見せ、撃退に成功する。

一方で剣崎はハートスートのプライムベスタを奪い返すべくキングと対決、戦闘前にキングが睦月にベスタを渡していたためベスタを奪い返すことは出来なかったものの、封印に成功する。
次はかねてより剣崎を狙っていたトライアルDとの戦いになり、ブレイドはキングフォームへ変身してトライアルDを粉砕したのだが、ブレイドがキングフォームに変身した影響により変貌の兆候が見えてしまう。
ブレイドのキングフォームはカテゴリーKとの融合ではなく、アンデッド13体と融合しているジョーカーに近い存在であるため、ジョーカーも暴走するリスクを含むものであった。

トライアルDを撃破するも、疲労状態の剣崎は家族を失っていた家出少女の生原羽美に捕まり、彼女と行動を共にする中で広瀬からの連絡を受けて急行した先で見たことのないアンデッド…ジョーカーの姿を目撃し戦う。
対決する中でジョーカーは何かを伝えようとしていたものの、その真意には気づけなかった。

その後付近を彷徨う中でジェリーフィッシュアンデッドを封印した後に出会った城光/タイガーアンデッドから話を聞かされたことにより封印を目論むようになったレンゲルと再び対決。
レンゲルはマンティスアンデッドを解放するも、苦戦していたために2VS1の戦いを仕掛けるが一歩も引かない戦闘力を発揮してマンティスを封印、愛用していた♥A・CHANGEを取り戻すことに成功し、カリスに変身してから怖気付く睦月を追撃することなく始の姿になり、苦しみながらもハカランダへ帰還しようとする。

2度もジョーカーに勝てなかった苛立ちを募らせる睦月は光と再び出会い、彼女と戦う中でスーツが残っていたハートスートのアンデッド5体*2を解放し、懲りずにジョーカーを倒そうと目論んでいた。
始はアンデッドが一気に5体も解放された影響で闘争本能を刺激されてしまい、ハカランダを目前にして虎太郎と出会うも、やむを得ず離れることになる。

同時並行で剣崎はトライアルEに勝利、疲労の影響で病院へ入院して羽美と別れた後にアンデッドサーチャーで解放された5体を確認し、病み上がりながらも封印へ向かおうとした際に始と出会い、項目冒頭の会話を交わす中で始はジョーカーに変貌、遂に剣崎の前で真の姿を現す。
解放された5体をあっさり封印して5枚を再び手中に収めたのだが、暴走は続き、天音も襲おうとする中で駆けつけたブレイドと激突。
ブレイドはキングフォームに変身、ストレートフラッシュでジョーカーを沈静化させ、封印しようとしたがこれまでの始を知っているため封印を躊躇、活動を再開した中で暴走の理由を察知したタイガーが割って入ったことにより逃してしまう。


取り戻したカード

先の戦いの後、白井邸でプライムベスタを13枚揃えるとどうなるのか、という話題になり剣崎はジョーカーがベスタを13枚手に入れると自分とは別の形に進化するのでは、と考えていた。
栞はもっと恐ろしい怪物になることを懸念するが、剣崎はカリスやヒューマンアンデッドの力でジョーカーを抑えこんだように強い力で元の始に戻れると返し、カードを取り戻すべく睦月の元へ向かう。

先程スーツが存在しないため解放されなかった残る4枚のハートスートのカード(♥3・CHOP♥6・TORNADO♥9・RECOVER♥Q・ABSORB)を取り返すために睦月にラウズアブゾーバーとの交換を持ち掛けて4枚を入手し、残るはハートのカテゴリーKのみとなった。
また、白井邸で事情を知った橘から広瀬義人に協力するという約束を交わした上でブレイバックルを預け、保管されていた♥K・EVOLUTIONを譲り受ける。
こうして剣崎の手元に5枚のハートのプライムベスタが揃い、ジョーカーが身を隠す森へ向かおうとしたのだが、トライアルFが現れて襲いかかってきた。
なんとか追撃を交わし、森へ辿り着いた剣崎はジョーカーにカードを渡そうとする中、トライアルFがまたもや現れる。
ジョーカーは苦しみながらもカリスに変身、託された♥K・EVOLUTIONをラウズするとワイルドカリスへ強化変身を遂げ、封印できないトライアルFを消滅させた。

ワイルドサイクロンを放った余波により昏睡状態の剣崎は駆けつけた橘に回収され、広瀬の研究所へ預けられることになり、こうして一時的とはいえジョーカーの脅威は去ったのだが、他界した妻の蘇生を目論む広瀬は剣崎をキングフォームへの変身を多用させることでジョーカーへと変貌させようとしており、睦月を唆して剣崎を襲わせ、キングフォームへ変身させようと企んでいた。
目論見通りアブゾーバーを返却されたブレイドはキングフォームへと変身、暴走するも駆けつけた始はワイルドカリスへ変身してキングフォームの前に立ちはだかり、これまでとは逆に始が剣崎を食い止める活躍を見せた。

その後はトライアルGをキングフォームとの連携で撃破する、姿を現した金居/ギラファアンデッドと互角以上に立ち回るなどし、タイガーアンデッド封印により睦月を長らく苦しめていたスパイダーアンデッドの一件が終止符を迎えた後、睦月を暴走させていた合成アンデッド・ティターンとの戦いに発展。

始はハカランダへ戻り、天音の書いた絵を見ていた中で剣崎が来店したのだが、天音の書いた絵の始の部分をフォークで突き刺す、客へ渡すお冷を割るという奇妙な行動を取っていた。
ティターン捜索を続ける中で始はギャレンに銃撃され、睦月と合流した始は剣崎と遭遇、剣崎に拳をぶつけ、橘も駆けつけるが睦月が橘を救おうと変身、カリスはブレイドと、レンゲルはギャレンと対決。
ティターンが背後にいることにも気づかず、ワイルドカリスに変身してブレイド キングフォームと戦闘を繰り広げるが、ブレイドが変身を解除したことで停戦。
2人からはアンデッドの気配を感じられないものの、始は疑いが解けるまで見張ることになった。
監視を続ける中、自身は買い出しをしていた剣崎にレモン汁を浴びせられ、次に出会った剣崎はフライパンを頭で叩いた後に不気味な笑みを浮かべるという奇妙な行動を取るが、包帯が巻かれていなかったため偽物の正体を掴むことに成功した。

4人は再度白井邸に集まり、証拠を集めていく中で始はジョーカーの力に飲まれていた。
その背後にはまたもやティターンが確認されており、金居も傍観する中、遂にジョーカーの姿を現してしまい、剣崎・橘・睦月にも攻撃を仕掛ける。
ジョーカーとの戦いを躊躇する剣崎はやむを得ずブレイドに変身、3VS1でジョーカーを追い詰めるがブレイラウザーを振り下ろせない。
そんな状況を好機と見たティターンが乱入するのだが、ギャレンとレンゲルが素早くティターンを取り押さえる。
4人はティターンを誘き出すために芝居を打っており、ジョーカーが生き残れば世界が滅びるため倒したい、というアンデッドの本能を利用したものだった。

ジョーカーは始の姿に戻った上でカリスに変身、4人でティターンを追い詰める。
途中、天音に化けてやり過ごそうとしていたのだがカリスはこれを見破り攻撃、最後はキングフォームがフォーカードでティターンを打ち破った。
そしてティターンの元となったカメレオンアンデッド・スコーピオンアンデッドはそれぞれギャレン・レンゲルに封印され、残るアンデッドは始と金居だけになった。

最終章

ティターンを失った天王路だが、人造アンデッド・ケルベロスを生み出し、ライダー達の殲滅を目論んでいた。
始はケルベロスと戦闘、ワイルドカリスへ変身しようとするがカードを吸収され、残るカードもキングの時と同様に奪われたことでジョーカーとしての姿を現してしまう。*3
ケルベロスの攻撃を受けて満身創痍のところを橘に発見され、自己催眠をかけて廃屋で匿われる。
ケルベロスの戦闘力は凄まじく、レンゲル・ギャレンからも所有するカードを奪い戦闘不能へ陥らせるも、ブレイドは暴走の危険を考慮しながらも意を決してキングフォームへ変身、なんとかケルベロスに勝利して3人のカードを奪い返すことに成功する。
奪い返したカードでジョーカーは始の姿へ戻り、白井邸へ帰還した始は目を覚ました…が、その声はヒューマンアンデッドのもので、テレパシーで語りかけてきた。

同じ頃、天王路はケルベロスと融合しケルベロスIIへ変貌したが、ジョーカーは始としての意識を取り戻し、4人は力を合わせてケルベロスIIと対決。
ワイルドカリスへ変身してキングフォームとの連携でケルベロスIIを撃破、天王路を変身解除へと追い込み、手駒を失った天王路はギラファに殺害され、ケルベロスの脅威は去ったのだった。

だが今度は本性を露わにした金居*4がハカランダを訪れていた。
始は自室へ金居を連れ込んで停戦を提案するが、金居がある写真を発見する。
物語が始まる以前、雪山でジョーカー*5とギラファは一戦交えており、2人の戦いに巻き込まれて命を落としたのが遥香の夫にして天音の父・栗原晋であり、ここで晋に写真を託されたことがハカランダで居候をするきっかけとなったのだった。
金居は挑発を続け、対決は避けられない事態に発展し、人気のない森で戦闘が開始されるが「お前は俺を封印する事は出来ない。俺を封印した時、お前の勝利が確定する。ジョーカーの勝利…それはバトルファイトのリセット。全ての生命の消滅を意味する。あの親子も消滅する。お前の所為で…。ジョーカー、それがお前の宿命……。」と言われたことで全力を出せず一方的に痛めつけられる。
剣崎と虎太郎が駆けつけ、剣崎はブレイドに変身してギラファに向かっていくも、ギラファが天王路から奪取したWA・CHANGEの力で強制的に変身を解かれ、カリスへの擬態が解けた始は深手を負ってしまう。
生身でもギラファを食い止めようとする剣崎と虎太郎の奮戦で始はなんとかその場を離れることに成功、倒れていたところを睦月に発見される。

睦月と合流した橘は人類を滅ぼさないべく、リモートでヒューマンアンデッドを解放した上でジョーカーとギラファを封印してバトルファイトの勝者をヒューマンアンデッドにすることを睦月に提案。
だが剣崎を信じる睦月には拒否され意見が対立、それぞれギャレンとレンゲルに変身して戦闘するもギャレンがあっさり勝利、満身創痍の始にギャレンラウザーの銃口を向けた時、始の携帯に天音からの着信が。
心配する天音に対し始は銃口を向けられながらも「内緒の買い物なんだ。それは後のお楽しみ。すぐに帰る。剣崎も、みんな一緒に。約束する。」と返す。
これを目の当たりにした橘の心境は変化、ギラファとの対決に臨み、差し違える形とはいえ封印に成功した。

しかしこれで現代のバトルファイトの勝利者がジョーカーとなり、モノリスが始の前に出現、始の意志とは関係なく無尽蔵にダークローチが生み出されてしまう。
時を同じくして始は姿を消してしまい、ダークローチは戦闘力こそ高くないものの、ブレイドとレンゲルの2人が対処にあたっても無限に現れる。

そんな中、始を探していた天音はハカランダへ戻っていた。
様子を見ていたジョーカーはローチにハカランダへは近づかないよう指示、カリスへ変身してローチを攻撃するも、すぐにジョーカーに戻ってしまう。
自身でもどうにも出来ない事態を終わらせるべく命を断とうとするも、不死故に果たせなかった。
剣崎と睦月がジョーカーの元に現れ、睦月はレンゲルに変身してローチと戦闘。
終わりの見えない戦いを前に剣崎は睦月に♣️10・REMOTEの使用を提案、タランチュラアンデッドの解放を試みるも、52体が封印されたことによりバトルファイトが終結したため解放出来ず失敗する。
剣崎もブレイドに変身、レンゲルに加勢しダークローチを蹴散らすがジョーカーには攻撃できず変身を解除、逆に拳を喰らい出血する。
ジョーカーが何処かへ去り、レンゲルが追撃する一方でジョーカーに傷つけられた頬の血を見た剣崎は「そうか…」と呟いていた。

レンゲルは引き続き始と対峙、封印を試みるも、攻撃を受けた始はジョーカーへ変身、レンゲルに反撃して睦月を戦闘不能に陥らせてしまう。*6

来い剣崎…俺を封印するのは…お前だ…!


永遠の切り札


そして迎えた最終回・49話。
ブレイドはこれまでと打って変わってキングフォームに変身してローチと戦闘。
その場にいたローチを一掃したものの、始を封印する覚悟は出来ていなかった。
虎太郎に体調を心配されながらも決着をつける、と宣言する…。

ダークローチの脅威は去るどころか更に勢いを増しており、剣崎は尚も対処にあたる。
キングフォームに変身してローチを蹴散らしていた際に襲われていた烏丸と再会し、再会を喜ぶ中でキングラウザーを叩き落とされて窮地に陥るも、烏丸に救われていた橘がキングラウザーを振るいローチを撃退、なんとかその場を凌いだが、剣崎は度重なる連戦の影響でその場に倒れ込んだ上に全国には『非常事態宣言』が出される事態にまで陥っていた。

橘は剣崎が眠っている間にブレイバックルを持ち出そうとしたが、剣崎は考えもなしに戦っていたわけではないと言い、ジョーカーとの決戦へ向かった。
決着を着けるべく始が滞在していた廃屋へ到着、言葉を交わす中で始はジョーカーの力を抑えきれず廃屋を破壊し、破壊の余波で互いに吹き飛ばされるも、ブレイドとカリスに変身し激突。
互角の戦闘を繰り広げる中でカリスはワイルドカリスに変身、ライトニングソニックに対抗してワイルドのカードを使用しようとするがライトニングソニックを軽くあしらうと本気で戦うつもりはないこと・わざと封印されようとしていたことを指摘される。

俺の体はもう俺の意志ではどうにもならない。攻撃を受けるほど俺は、1匹の獣に戻り、戦いのことしか考えられなくなる。そんな俺を倒せるのは、お前だけだ。

始…。
アンデッドは全て封印した…お前が最後だ…ジョーカー

俺とお前は…戦うことでしか分かり合えない!

始は自らの意志でジョーカーへ変身、剣崎も再びブレイドに変身すると現れたダークローチを蹴散らし、「始…それで良い…本気で来い!ジョーカーの力を全て、俺にぶつけろ!」と戦いを促す。
果てしない戦いが続く中でブレイドはキングフォームに変身、ロイヤルストレートフラッシュ*7を放っても決着はつかず、互いに武器を失い己の肉体のみで殴り合った時、ブレイドに異変が起こる。
白井邸や睦月が入院していた病院にまで現れたダークローチは消滅した一方、アンデッドサーチャーにはジョーカーの反応が2体確認されていた。
ブレイドが変身を解くと剣崎からはアンデッドと同じ緑色の血が流れていた上に腹部にはジョーカーと同じジョーカーラウザーが装着されていた。

剣崎…。
お前…お前は…アンデッドになってしまったというのか…。最初から…そのつもりで…。

度重なるキングフォームの酷使で剣崎はアンデッドであるジョーカーへと変貌してしまったが、これが剣崎の狙いだったのだ。
アンデッドが2体いることを確認した統制者は2人の前に現れ、最後の1人になるまでバトルファイトを続けるよう促す。

統制者が言っている。アンデッドを2体確認。バトルファイトを再開しろ、と…。

最後の1体になるまで、か…。

剣崎は統制者に拳を振りかざすと統制者は何処かへ去っていった…。

俺は…戦わない…!

剣崎…

来るな!

剣崎…

俺とお前は、アンデッドだ。俺たちがどちらかを封印しない限り、バトルファイトは決着せず、滅びの日は来ない。だから俺たちは戦ってはいけない。近くにいては…いけない。

いくら離れたところで統制者は俺たちに戦いを求める。本能に従い戦う…それが、アンデッドの運命だ。

俺は運命と戦う。そして勝ってみせる。

それが…お前の答えか。

お前は、人間たちの中で生き続けろ…。

どこへ行く…?

俺たちは二度と会うこともない、触れ合うこともない。それで良いんだ…。

剣崎…

剣崎は始の前から去り、橘と睦月が始の元に駆けつけた時には全てが終わっていた…。
天野浩成「剣崎はカモメになった」

戦いが終わった後。
アンデッドが封印されたプライムベスタは♥2・SPILIT(及びJOKER)を除いた51枚が烏丸に回収され、その役目を終えた。
姿を消した剣崎を除いて戦いに携わった面々はこれまでと変わらない生活を送る中、始は遥香に頼まれた買い出しを終えた帰りにベンチに座っていた見覚えのある男…剣崎一真の姿を目撃するが、それは幻だった。

-お前は、人間たちの中で生き続けろ…。-

二度と会えなくなった友からの言葉を胸に、複雑な表情を浮かべながらも人間たちの中で生き続けることになった怪物は真っ直ぐな道を歩いていく。
どこか分からないある場所ではバイクのエンジン音が鳴り響き、こうして『仮面ライダー剣』の物語は幕を閉じたのであった……。


劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE

冒頭から最後のアンデッドとして大雨が降る中、ブレイドと対決、ライトニングブラストを喰らって封印された。

一方、封印に伴い始が行方不明になったことがこの世界における14歳の天音の心の傷にして非行を繰り返す原因でもあり、剣崎はこの件に関して負い目を感じていた。

その子に…その子に近づくな!

物語の終盤でレンゲルのリモートにより復活、カリスに変身してアルビローチに狙われる天音の危機に駆けつけて蹴散らすも、アルビノジョーカーに敗北、天音をバニティカードに封印されてしまう。

その後、ブレイド・ギャレン・レンゲルと合流しアルビノジョーカーが変貌した巨大邪神14と対決。
圧倒的なパワーの前に対し、剣崎は自分がバニティカードに封印されようとしたものの、封印される寸前に始が生贄となり、その状態で剣崎がカードが破壊したことにより14は弱体化。

最終決戦には参加出来なかったものの、♥4・FLOATのカードをレンゲルが使用する形で間接的に参加し、このシーンがネタにされてるのは置いておいて、14はブレイド キングフォームに撃破されたのであった。

戦いの後も始は依然戻らないものの、天音は元の優しい心を取り戻し、その顔には笑顔が浮かんでいた。

本編以降の作品でのジョーカー

仮面ライダーディケイド

9話「ブレイドブレード」に登場。

カリスに変身していたBOARD理事長・四条ハジメが4つのベルトと封印されたカテゴリーAのアンデッド4体の細胞、そして菱形サクヤと黒葉ムツキの細胞を元に生成した人造ラウズカード・JOKER*8をカリスラウザーにラウズして*9ジョーカーに変身した。

変身すると同時に既にブレイドに変身する術を失っていた剣立カズマを用済みとして抹殺しようとする中でディケイド龍騎が乱入、ブレイバックルを奪い返されてしまうが鎌田ことパラドキサアンデッドも加勢、胸から放つ光線でディケイド龍騎を変身解除へと追い込んだ。

引き続きカズマを抹殺しようとするも、ディケイドに、カズマはブレイドに再び変身。
2VS2の戦いとなったがディケイドはブレイドをファイナルフォームライド
最後はディケイドエッジで2体纏めて爆散した。

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

門矢士率いる大ショッカーの一員として登場。
本編では封印中のロンなど、設定を無視したと思われる怪人が多いため、別個体の可能性が高い。

仮面ライダージオウ

ジョーカー自体は登場しないが、『剣』最終回を経た剣崎と始及び天音がEP29・30「ブレイド・ジョーカー!?2019」「2019:トリニティはじめました!」に登場。

始はハカランダを去り、隠れ家である山小屋を拠点にカメラマンとして活動を続けていたが、白ウォズの策略により始に会いたいという気持ちを押し殺していた天音がアナザーブレイドに変貌させられてしまう。

待て。

始さん…!?

誰…!?

その子に手を出すな。

始と再会を果たすべくフォトスタジオを襲撃していたアナザーブレイドをジオウが迎え撃つ中、現れた始はアナザーブレイドの正体が天音である事に気付いた様子で、カリスに変身してジオウに向かっていき圧倒する。
だが始がジョーカー(アンデッド)の力を使ったことで、そこへ引き寄せられるように剣崎が姿を現しブレイドに変身、バトルファイトが再会されるという状況に陥ってしまう。
戦闘が中断されたことで始は天音の前から再び姿を消したものの、山小屋にて天音と再開を果たす。

だが白ウォズのノートの力で剣崎と戦うよう仕向けられてしまい、再び白ウォズが天音を唆したことによりアナザーブレイドに再び変貌。
天音が変身した存在を前に2人がかりでも思うように戦うことが出来ず劣勢となり変身解除に追い込まれてしまう。
更に2人はアナザーブレイドに力を奪われてしまい、アナザーブレイドは2人のジョーカーの力を吸収したことで、右胸に赤いハートの紋章、左胸に緑色のジョーカーの紋章が出現。
アンデッドである剣崎と始は力を奪われた影響により、何と傷から滲む血液がアンデッドの緑色ではなく赤色となっていた。

これによりアナザーブレイドは擬似的にジョーカーと同等の存在と化し、統制者から「ただ1人のアンデッド=バトルファイトの勝利者」と見なされ、上空に巨大なモノリスが出現、モノリスからは原典とは異なりダークローチではなく無数のジョーカーらしき怪人が湧き出そうとしていた。

2人の力を吸収したアナザーブレイドはゲイツウォズ、遅れて駆けつけたジオウの3人がかりでも寄せ付けない程にまで強化されていて苦戦させるが、白ウォズからジオウトリニティライドウォッチを受け取っていたジオウは仮面ライダージオウトリニティに変身、トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョンでアナザーブレイドを撃破。
アナザーブレイドウォッチが破壊されたことにより天音は無事に元の姿に戻り、モノリスも消滅して世界の滅亡は防がれたと同時に「最後のアンデッド」となったアナザーブレイドの存在が消滅すたことで古代から長らく続いたバトルファイトは完全に終結することとなった。

また、ブレイド・カリスの力を吸収したアナザーブレイドからはブレイドライドウォッチとカリスライドウォッチが排出されており、2つはソウゴの手に託された。


ゲーム作品でのジョーカー

『仮面ライダー剣』(PS2)

隠しキャラとして参戦。
このゲームの仕様として同キャラ及び同一人物では対戦が出来ないというルールがあり、カリス及びワイルドカリスとは戦えない残念仕様。
そっくりさんとは戦えるのだが。


『仮面ライダー 超クライマックスヒーローズ』

ジョーカー自体は登場しないが、同作ではカリスが初参戦を果たし、ブレイドが対戦相手だと最終回の戦闘前の掛け合いが再現され、ギャレン・レンゲルとの掛け合いも存在している他、同じくジョーカーの名前を冠するライダーが対戦相手だと戦闘前に「あんたも、ジョーカー?」と言われる。


仮面ライダー バトライド・ウォー

1作目と2作目『仮面ライダー バトライド・ウォーⅡ』に登場。


仮面ライダー サモンライド!

クソゲーオブザイヤー2014の大賞を受賞してしまった伝説のクソゲーだが、ボスの一体としてカリスが登場しており、カリスの体力が減るとジョーカーへ変貌するギミックが搭載されている。
ちなみに本作は『仮面ライダー バトライドウォー』シリーズとグラフィックを共有しているものの、バトライドウォーシリーズの次回作・バトライド・ウォー 創世にカリスは参戦出来なかった…。


『仮面ライダーバトル ガンバライジング』

前作『仮面ライダーバトル ガンバライド』では004弾で排出されたスペシャルカードのみだったが、本作ではめでたくプレイアブルキャラとして参戦。
当初は敵専用キャラだったが、リリリミックス3弾のシークレットとしてレンゲルよりも先に収録された。


余談

  • デザインモチーフはカミキリムシ。長い触角が二股の帽子を被ったジョーカーの絵柄に似ていることから採用された。

  • 演者の森本亮治氏は始・カリス・ジョーカー・三上了・マンティスアンデッド・ヒューマンアンデッドと、実に6つもの役を演じられた。
    ティターンの擬態した始も含むなら7つになり、作品こそ違えど後年の『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』の鈴木一馬も含めると8つになる。

  • 商標登録の都合によりジョーカーアンデッドという名義で商品化することもある。
    実際、放送当時に発売されていたソフビやSHODO-Oではこの名義で商品化している。


俺の項目はもう俺の意志ではどうにもならない。編集を受けるほど俺は1人の荒らしに戻り、項目のことしか考えられなくなる。そんな俺をアク禁出来るのは、お前だけだ。

始…。
住人は全てアク禁した…お前が最後だ…ジョーカー

俺とお前は…追記・修正し合うことでしか分かり合えない!


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最終更新:2024年04月12日 08:20

*1 カードをラウザーに近づけた際にワイルドベスタから本来のスートが加わったプライムベスタに変化している。

*2 解放されたのはドラゴンフライアンデッド、シェルアンデッド、プラントアンデッド、モスアンデッド、センチピードアンデッド。オーキッドアンデッドはサーペントアンデッドにスーツが改造されていた

*3 同時並行で剣崎は激しい頭痛に襲われている。

*4 遥には「友達でも剣崎たちとは雰囲気が違う」と評されていた。

*5 カリスの姿でギラファと交戦しており、晋から写真を託される際には始の姿になっているため、少なくともマンティスアンデッドとヒューマンアンデッドを封印した後の一件にあたる

*6 ここでレンゲルのライダーシステムは破壊されたようで、最終回でダークローチに襲われた際もレンゲルに変身していなかった。

*7 キングラウザーにカードをラウズすることなく放った。ジョーカー化が進んだ影響と指摘される

*8 『剣』本編のものとは異なり、絵柄の四隅にスペード・ハート・ダイヤ・クラブのスートが配されたものとなっている。

*9 DX玩具におけるカリスラウザーはジョーカーのラウズカードに対応しておらず、「ジョーカー」という音声はDXキングラウザーの音声の流用である