紫雨こころ/キュアキュンキュン

登録日:2025/03/30 Sun 00:09:30
更新日:2025/10/06 Mon 23:36:07
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GR∞VE L∞P かわいい ここちゃん こころはかわいいスライム しっかり者 へそ出し アイドル アイドルプリキュア アホ毛 キミとアイドルプリキュア♪ キュアキュンキュン キュアコメコメ キュキュキュ ココロレボリューション スライム ダンス ツインテール バイオレットヒロイン ファンサ プリキュア プリキュア個別 ヘソ出し レーザー 中学生 会長 健気 後輩 急に歌うよ 恐怖を乗り越えた 戦うアイドル 挫折からの跳躍 歌は気にするな 母子家庭 紫キュア 紫雨こころ 結構暗い過去持ち 結構重い過去持ち 絶対領域 繊細 行動力の化身 過去作のOGが演じたプリキュア 領域展開 高森奈津美



心キュンキュンしてます!



紫雨(しぐれ)こころとは、アニメ『キミとアイドルプリキュア♪』の登場人物である。


CV:高森奈津美
キャラクターソング:「GR∞VE L∞P」


【概要】

初登場は第2話。第5話最後でも僅かに登場し、第6話より物語に本格的に絡む。はなみち中学校に今年入学してきた中学1年生の女の子。
紫髪のツインテールと頭頂部のアホ毛が特徴。瞳の色も紫。身長はうたななに比べ小柄。

幼少期からダンスに打ち込んでおり、小学生時点でもその筋ではそこそこの有名人だった模様で、中学でもダンス部の寸田先輩から直接勧誘を受ける程だったが、
入学直前にたまたまキュアアイドルの無断撮影したステージ動画を見て心がキュンキュンし、入学早々*1に「キュアアイドル研究会」を設立、1年生ながら会長に就任。グッズを作ったり皆でライブ映像を見る等のファン活動を開始*2まぁ1年生で部活を作るのは前例があったが、あっちは3年生の部員をちゃんと部長に立てている。

キュアウインク登場後は「Pretty Holic」のCMに出たキュアアイドル達を見て、更に感銘を受け研究会にキュアウインクの名前も追加。だが、ある日例によって本人のうっかりによりプリルンと遭遇。

プリルンがキュアアイドル達と一緒に写っていたことを思い出したこころはプリルンを問い詰め、色々あって彼女らと会えることになり、実際に会うことができ感動。
なお、サイン用に色紙を2枚分用意していたものの、2人に会えた感激からかサインを書いてもらうのを素で忘れた模様*3
そしてこころは自分もアイドルプリキュアになりたいと強く願うようになり、それを聞いたプリルンは即OKし、彼女にアイドルハートブローチを渡す。

あまりにも拍子抜けした加入に呆気にとられるもひとまず喜ぶ中、プリルンがマックランダーの気配を察するとその場に連れて行かれ、プリキュアに変身するよう促されるのだが…


え、何言ってるの…?


プリルンがプリキュアの使命を直前まで全く教えていなかった事に加え、こころもプリキュアがただのアイドルだと思い込んでいた*4ため、彼女は目の前の怪物にただ怯え、逃げることしかできなかった。結局その後駆けつけたうたとななが彼女の前でプリキュアに変身して事を収めた。
プリキュアの正体がつい先日知り合ったばかりの先輩達だと知ると同時に、プリキュアの真相を知ったこころは恐怖に震えながら…


わたし、心キュンキュンしてません…


自分には無理だと言い*5、プリルンにブローチを返して涙を流しつつ走り去る。

その後、自作グッズをしまおうとする等塞ぎ込んでしまい、ダンスに打ち込む事で未練を断ち切ろうとするも、プリキュアの事を忘れる事ができなかった。心配して自分に会いに来たうたとななから「我慢しなくていい」と言われると、今までこらえてきた感情が大爆発するかの如く大泣きする。
あれ?プリルンからの謝罪は…?
それでスッキリしたのか少し元気になり、うたとなな、プリルンとの対話を通してアイドルプリキュアが好きである事を改めて自覚する。

その翌日、「キュアアイドル&キュアウインクのなんかすごいライブ」が行われると知った事で足を運んでみようとするが、それはチョッキリ団のザックリーが3人目のプリキュア(仮)を誘き寄せるために仕掛けた罠であった。
こころが会場に着いた時には既に多くの観客が集まっており、その中にはダンス部の寸田先輩の姿も。
寸田先輩が最もキラキラしながらライブを待ちわびていた事からザックリーは彼に目を付け、寸田先輩を素体にマックランダーが誕生。
ザックリー自身が1人で頑張って作ったであろう偽のライブステージを無残にも破壊するマックランダーを見て、仮初だったとはいえアイドルプリキュアを侮辱する行為にこころは…


忘れるのなんて無理…

可愛い、かっこいい、二人みたいになりたい!

戦うとしたって、一緒にステージに立ちたい!

好きは止められないんです!


遂に怒りが恐怖心を凌駕しプリキュアへの憧れを叫ぶこころにマックランダーの攻撃が直撃しそうになった瞬間、突如出現したバリアが彼女を守り、更にはプリキュアリボンが降臨する。うたとななと共に駆けつけていたプリルンのポシェットから飛び出したアイドルハートブローチをキャッチしたこころはその勢いのままキュアキュンキュンに変身。自分が変身できた事に喜ぶとマックランダーに敢然と立ち向かい、アイドルとウインクの協力もあって浄化に成功。
そしてザックリーが作ったと思われる偽のライブステージも浄化完了後に元通りになった。


こうして、こころは3人目のアイドルプリキュアになるのだった。

ちなみにプリキュアになった後も研究会は続けているが、流石に自分自身を研究対象にするのには抵抗あるのか*6研究会の名前にキュアキュンキュンの名前を冠するのには難色を示していたが、結局みこと達の熱意に押され名前が追加されることになった。
その後、キュアズキューン&キュアキッス登場を期にうたとななも入会することになった。
そして、ズキューンキッスことプリルンとメロロンが人間態を得て田中ぷりん&田中めろんとしてはなみち中学校に転入し、入会したことで研究対象全員が実は会員というカオスな状態になった。

【人物】

一人称は「わたし」で、嬉しいことがあると「心キュンキュンしてます!」と言うことが多い。
ちなみに第2話・第5話でのこころは、このセリフしか喋ってない。

入学早々部を立ち上げる等行動力は抜群で、若輩ながら部長も務めあげるしっかり者。
無論、先輩であるうたやななにも敬語で接したり「先輩」と呼ぶ等礼儀も弁えている*7。第8話ではお泊り会ではしゃぎすぎたアイドルに対して「(うた)先輩」と呼んだのだが、変身後のメンバーを「先輩」呼びする事はプリキュア全体でも珍しかったりする。
また、自分でアイドルプリキュアのグッズ(アクリルスタンド・ポスター・缶バッジ・ぬいぐるみ)を作成するなど、手先もかなり器用。
母曰く、「好きなもの関することへの集中力が凄まじい」とのこと。

だが、祖母曰く「何でも1人で我慢してしまう」所があるようで、悩みを中々誰かに言うことができない等、繊細さも持ち合わせている。

実はなな以上のあがり症だったらしく、レコーディングの際には緊張のあまり溶けてしまった*8
ちなみに1年前にはライバル作品主人公達、5ヶ月後には別のライバル作品の主人公も似たような状態になった。

仲間になってからはうたやななに「こころ」と呼び捨てにするように言ったものの、第8話冒頭では変わらず「こころちゃん」と呼ばれたことで「『ちゃん』はいらないです」とジト目+三角口で不満そうにしていた。
その指摘を受けてうたはすぐに呼び捨てで呼ぶようになったが、ななは他人を呼び捨てする事に慣れてないからか未だに「ちゃん」付けで呼んでいる。
もともとファン側だったこともあり、4人にアイドルのなんたるかを何故かスーツ姿で講義することもある。

ちなみに祖母からは「ここちゃん」と呼ばれているが、こちらのちゃん付けは特に何とも思っていないようだ。

好きな食べ物はピーマンの肉詰めとおばあちゃんが作るおにぎり。ピーマンの肉詰めは第14話、おにぎりは第22話にて好物として登場している他、映画公開前にSNSの投稿で公開されたプロフィールには両方が記載されている。
ピーマンが苦手でないというのは今どき女子としては珍しいし、後者はどう見ても3年前の桃キュアを彷彿とさせる…

【家族】

  • 祖父:西村誠
  • 祖母:西村恵子(CV:要田禎子)
  • 父:紫雨信二(CV:???)*9
  • 母:紫雨愛(CV:川島悠美)

家はごく普通の一軒家で、父はこころが幼い頃に他界している。
祖父母の名字が異なるのは母方の両親だからだと思われる。

母は仕事で家にいない時が多く、朝早くから出勤しては夜遅くに帰って来る事が多いが、互いに思い合える程に親子仲は良い。
祖父は第6話と第14話、第23話に出ており存命だが、台詞は今のところ無し。背景キャラかな?

14話では幼かった頃のこころの回想シーンがあり、父もその回想内にて登場。
詳細こそ語られなかったものの、入院中の父→葬式と流れたため、彼は病気が原因で亡くなったのではないかと推察される。
なお、父の遺影はこころの部屋にもあるのだがキュアアイドルとキュアウインクの自作アクスタに挟まれる形で置いてあったりする。
遺影は中央…つまりはセンターの位置なので今熱中しているアイドルよりも大事な存在だったのだろう。推しで故人を挟むのが良い事なのかどうかは置いておくとして…


【キュアキュンキュン】



プリキュア、ライトアップ!


キラキラ、ドレスチェンジ♪ YEAH♪


キミと YEAH♪  一緒に YEAH♪



キミと踊る、ハートのリズム!


心キュンキュン、キュアキュンキュン!


こころが変身するプリキュア。イメージカラーは紫。
TV本編初*10名前の由来が日本語*11のプリキュアで、主人公より年下の子*12が紫色の戦士に変身するのも初。

髪型はこころ時と同様ツインテールだが、結び目を団子状に束ねており、水色のメッシュが入っている。アホ毛も水色となり長くなっている。瞳の色も金色に変化している。

衣装は紫色の4つボタン付きワンピース風となっており、上半身は左肩のみ露出、スカートもバルーンスカートとなっている。そのためショーで見る姿のスカートのボリュームが凄いことに…
また、両足には紫色のニーソックスを着用している。

戦闘スタイルはダンサーだけにアクロバティックな動きを得意とし、素早い動きで敵を翻弄する。ただ、持久力やパワーはやや低い模様。
また、OPやキービジュアルでも見せている変身した際などのファンサのポーズは両腕を頭に当ててハートを象るもの。
グレートサイヤマンとかなんちゃってのポーズとか言ってはいけない!


【使用技】

  • キュンキュンレーザー

先輩のように目からではなく、ツインテールを結んでいるリボンから複数のレーザー光線を放つ。味方の拘束のみを破壊したり敵の弾幕を相殺する等等精密性にも優れる。
また、収束して威力抜群の極太ビームにすることもできる。
OPでは複数のマックランダーを同時に攻撃している

  • プリキュア・キュンキュンビート

クライマックスはわたし!準備はオーケー!?

浄化技。
キュアアイドル・ウインク同様周囲をステージに変え、持ち歌「ココロレボリューション」を踊りながら歌った後、紫のビームを放ってマックランダーを浄化する。
初使用時にはプリルンによって無断アップロードされてしまったことは言うまでもない。ピカリーネ様からも最後通告をされてしまったし。
その後、プリキュア・ハイエモーション習得後は長らく使用されなかったが26話で久々に使用。クラヤミンダーを浄化した。


【余談】




  • 臆病な子や怖がりな子はシリーズに数多くいれど、怪物への恐怖から変身を最初は拒絶したのはこころが初だったりする*14


  • 誕生日は5月11日。本放送の2025年では日曜日であり、誕生日当日に母の日回と誕生日回が行われた。
    • タナカーン役の諏訪部順一氏はXにて、当日が誕生日の人を祝う投稿を毎日行っているが、2025年5月11日の投稿の画像の背景がキュアキュンキュンと同じカラーリングのチェック柄、「Happy Birthday」の文字色がメッシュ等と同じ水色になっている。


追記・修正すると心キュンキュンします!

この項目が面白かったなら……\心キュンキュンしてます!/

最終更新:2025年10月06日 23:36

*1 というか2・3年生のクラス表が張り出されている時点なのでおそらく入学式すら済ませていない。

*2 会員もうた達のクラスメイトである東中みこと含め男女問わずそれなりの人数がおり、部室には映写機がある等充実している。

*3 書いてもらう描写が省かれただけにも思えるが、持って来た色紙2枚の白地部分に何も書かれていなかった事から頼むのを忘れた説が有力。なお、当のこころはサインそっちのけでアイドル達と実際に出会い、会話できた事に感激していた。

*4 この時点でのこころはライブ映像と「Pretty Holic」のCMでしかキュアアイドル達の活動を見ておらず、マックランダーという存在がいる事やキュアアイドル達がそれと戦っている事については初見だった。

*5 あくまで、自分にはできないと言ってるだけでプリキュアがマックランダーと戦うこと自体は否定していない。そもそもうたとなながあっさりと戦えたのは知人がマックランダーにされたのを直に知って奮起した所が大きいというのもある。

*6 曰く、「キュンキュンはまだまだ」とのこと。

*7 自分より年下の子供にも敬語で話すため、口癖でもある模様。

*8 そもそもココロレボリューションは2人の曲より早口気味なので難度高めなのもあるが。

*9 第14話の回想内で喋っていたがノンクレジット。同話内の男性声優の誰かが兼任しているのだと思われる。

*10 TV本編に限らなければ、『Dancing☆Starプリキュア』のキュアカグラが初。

*11 「キュン」は感動等の感情表現を表すオノマトペであり、日本語独自の擬音である。

*12 アスミ/キュアアースは誕生したて、エル/マジェスティは赤ちゃんだが急速成長して主人公と同じもしくは年上に見える姿になるが、彼女らは出生が特殊な上に学校に通っていないのでで年上か年下かは微妙。

*13 映画も含めれば種﨑敦美氏(プーカ→キュアフレンディ)も該当する。

*14 初回または初変身後に「心の迷い」「相棒との不和」等々で変身失敗または一時的に不可能になった例は散見されるが「戦いへの恐怖で」というのは前例がない。