咲良うた/キュアアイドル

登録日:2025/02/09 Sun 00:08:03
更新日:2025/07/06 Sun 21:52:35
所要時間約 5 分で読めるよ♪





すっごくすっごくキラッキランラン~♪




咲良(さくら)うたとは、アニメ『キミとアイドルプリキュア♪』の登場人物である。


CV:松岡美里



【概要】

本作の主人公。はなみちタウンに住む中学2年生の女の子。
茶髪のロングヘアと赤茶色の瞳が特徴。頭には♪のついた赤いカチューシャを付けている。
誕生日は3月27日。この日はさくらの日である。また、『わんぷり』の兎山大福の誕生日もこの日である。血液型はB型。演者である松岡氏も同じくB型であり、また歴代プリキュアでB型は雪城ほのか/キュアホワイトに続き2人目である。



ある日、散歩中に川から大きな桃がドンブラコと流れてくるのを目撃、好奇心から拾ってみると、中からプリルンと名乗る妖精が出現する。
プリルンを連れて帰宅するものの家族や周囲の人間にはぬいぐるみとしか認識されず、うた自身も夢だとして寝ようとした所、再びプリルンが動き出す。

曰く、プリルンは故郷であるキラキランドを救ってくれるアイドルプリキュアを探しており、それがうたじゃないかと目星をつけたという。自分は違うと言いはるうただったが、プリルンの熱意に押され町に探しに行くことに。

その後、町中で途中力士のくりきゅうたさんを巻き込んだりホットドッグに小遣いを使い果たしたりしながらも探し回っていると、キラキランドを滅ぼしたダークイーネの手下・チョッキリ団の一人であるカッティーが生み出した怪物・マックランダーと遭遇。

その怪物に知り合いの漫画家の小宮絵真が閉じ込められていると知ると、うたは危険も顧みずマックランダーの前に立ちはだかって歌いだす。


キラッキランランにしたい、わたしの歌で!


その勇気に応えたのか、うたの眼前にプリキュアリボンが出現し、更にプリルンのポシェットから飛び出したアイドルハートブローチを咄嗟に受け取ったうたはキュアアイドルに変身してマックランダーを浄化して絵真を救い出したのだった。

こうしてうたはアイドルプリキュアとなり、キラキランドを救う謎に満ちた物語に身を投じていくこととなる。



【人物】


一人称は「わたし」で、嬉しいことに対し「キラッキランラン」と叫ぶ癖がある。

主人公らしく明るく元気な性格で、褒められると照れがち。
調子に乗りやすい所もあり、プリルンのせいでキュアアイドルが巷で人気になった*1と知るや有頂天になり、マックランダーとの2戦目で早くも危機に陥ってしまったが、自分の身の振り方を即座に反省し、活を入れて気合を入れ直す等切り替えも早い。
ただ、隠し事をするのは苦手のようである。
苦手な科目は数学で、第9話のテストでは赤点を取ってしまった。

その名の通り、歌うことが大好きで、気持ちを即興で歌にして歌うことができる。
実家の喫茶店でも行っており、常連客にも評判である模様。
また、マックランダーに生身のまま吹っ飛ばされてもすぐに立ち上がる等タフネスも相当なもの。

他にも幼少期にはピアノをやっていたが、あまり素質はなかった上に発表会の本番では突然歌いだす始末で、そこで挫折してしまった。何で参加できた&会場追い出されなかったんですかね…
しかし、そこで後にクラスメイト兼プリキュア仲間となる蒼風ななと出会っており、彼女に教えた緊張をほぐすためのおまじないは今でもななの心の支えになっている。当初はかつて面識があった事にお互い気付いてなかったが、発表会の集合写真を見た事がきっかけで思い出したのだった。

性格上の最大の難点として、特定の対象に極度に「キラッキランラン」してしまうとその事柄以外の事にほぼ無頓着になってしまう点があり、劇中でも最大のピンチをキュアズキューンに助けられて以降、彼女に夢中*2になり授業中でも上の空になる等の奇行を繰り返すようになってしまった。

それに加えて、ふとしたことから焦燥感に駆られるなど、後輩兼プリキュア仲間の紫雨こころと同様に繊細な一面もあり、第19話にてキュアズキューンがプリルンであったことを知るも、当のプリルンが記憶を失っている事実にショックを受けただけでなく、続く第20話ではタナカーンからプリルンが記憶を代償にキュアズキューンへと覚醒した事実を知り、あらゆる手を尽くしてでもプリルンの記憶を戻そうとするも叶わず、さらに自分が戦う中プリルンがかつてのようにキラキライトで応援してくれたのを見たこと、そしてプリルンがキラキライトを失くしてしまった*3ことで「プリルンは何かを思い出しかけているのかもしれない」という焦燥感に駆られ、雨が降りしきる中独断でキラキライトを探しまわった結果、雨に打たれたこととこれまでの焦りによる疲労が祟り、高熱を出して倒れてしまった。

さらに続く第21話では自宅で療養しており、見舞いに来てくれたななとこころの前では気丈に振る舞えたものの、2人が帰った後でプリルンとの思い出の写真や動画を見て、寂しさから一人大泣きしてしまう。
しかし、沢山泣いたおかげで少しはスッキリしたのか、翌日には熱もすっかり下がっていた。そして朝食時にうっかり牛乳を零してしまうが、その際の父の「これから失敗しなければ全然OK」という助言の「これから」というワードをきっかけに、「無くなった思い出をこれからまた作ればいい」と気持ちを切り替えたのだった。(その後の展開についてはプリルンの項目を参照。)


【家族】


  • 父:咲良(かず)(CV:江頭宏哉)
  • 母:咲良(おと)(CV:北原沙弥香)
  • 妹:咲良はもり(CV:飯田友子)
  • 飼い犬:きゅーたろう(CV:津田健次郎)

家族で喫茶店喫茶グリッター」を営んでいる。勿論超古代の巨人とは関係ない。
また、野乃はな/キュアエール以来7年ぶりとなる妹持ちの主人公でもある。但し姉キュア主人公としてはソラ・ハレワタール/キュアスカイ以来2年ぶり。
ちなみに音役の北原女史は『ハロー!プロジェクト』の研修組「ハロプロエッグ」出身(つまりガチの元アイドル)。
飼い犬であるきゅーたろう演じる津田氏もかつて主人公キュアの父親を演じていた。

【キュアアイドル】



プリキュア、ライトアップ!


キラキラ、ドレスチェンジ♪ YEAH♪


キミと YEAH♪  一緒に YEAH♪


キミと歌う、ハートのキラキラ!


笑顔ニッコリ、キュアアイドル!


うたが変身するプリキュア。イメージカラーはピンク。そして3年連続でタイトル名を冠する主人公プリキュアとなっている。
髪型は茶髪からピンクのメッシュが入った金髪へと変化。何気に瞳の色も水色に変化している。
また、プリキュア・アイドルスマイリング使用時には「アイドルハートインカム」というインカムを装着している。

衣装もピンクを基調としたものとなっており、へそ出し。
腕のフィンガーレスグローブは右腕のみが長くなっている。

今作では2年ぶりに格闘戦が復活。
主人公らしく前にガンガン出て積極的に攻め込んでいく戦闘スタイルをとる。

ちなみにアイドルハートブローチをキャッチしてから初変身を終えるまでの流れ(変身中の動作や台詞など)はうたも無自覚だったらしく、変身直後はコミカルな表情で困惑していた。更に自分の変身した姿がプリキュアである事に気付いたのは戦闘後のプリルンとの会話の中だった。


【使用技】


  • アイドルグータッチ

ピンク色のエネルギーを込めた右ストレートを放つ。
どう見てもパンチだがあくまで「グータッチ」である…らしい。


  • プリキュア・アイドルスマイリング

クライマックスはわたし!盛り上がっていくよー!!

浄化技。
周囲がライブステージとなり、キュアアイドルが持ち歌「笑顔のユニゾン♪」を歌った後にハート型のビームを放ち、マックランダーを浄化する。
その間マックランダーは客として扱われ着席させられている*4また、6話のこころのように近くにいた一般人も強制的にこの空間に入れられてしまう模様。
こらそこ、領域展開とかウイニングライブとか制限時間5時間の某融合戦士とか言うな。
ちなみに、うたが普段口ずさんでいるのはこの曲でプリキュアに変身するより前から歌っており、その時の気持ちを即興で歌詞にする。

  • プリキュア・ハイエモーション

キュアウインク・キュアキュンキュンとの合体浄化技。
3人でED曲「Trio Dreams」を歌った後、3人でビームを放ってマックランダーおよびクラヤミンダーを浄化する。
初期で習得する合体技としては珍しく、新アイテムの習得ではなく自力で編み出している。
第16話ではカッティーがダークイーネによって変貌させられたカッティンダーに対して使用するも、破られてしまった。
初期メンバーによる合体技が初使用からわずか一か月で破られるのはシリーズでも最速であり、また第17話以降はズキューンキッスの合体技「プリキュア・ズキューンキッスディスティニー」に実質役目を譲ってしまっていることもあって使われていない。
こらそこ、販促の都合とか言わない

【余談】


  • 演じる松岡氏は、前作『わんだふるぷりきゅあ!』にてキラリンウサギ等を演じており、前々作『ひろがるスカイ!プリキュア』のベリィベリーと『わんぷり』の猫屋敷ユキ/キュアニャミーを担当した松田颯水氏に続き、2年連続で前作の準レギュラーが翌年のプリキュア役に抜擢される事になった。
    ちなみに妹のはもりを演じる飯田氏も『わんぷり』にてキラリンペンギンや大熊みつ子等を演じており、姉妹揃ってキラリンアニマルからの続投となった。


  • 『わんぷり』最終回にも、猫屋敷まゆが見ていたスマホの画面越しにキュアアイドルの姿で登場。「最近話題のアイドル」*7として噂になっていた。
    その後、Cパートにてキュアワンダフルと共演し、恒例のバトンタッチを行った。


歌って踊って追記・修正して、キミと一緒に!キラッキランラン~♪

この項目が面白かったなら……\ファンサ/

最終更新:2025年07月06日 21:52

*1 学校では新入生の紫雨こころによって「キュアアイドル研究会」なるものまで発足されていた。

*2 助けてくれたのはキュアキッスも同じなのだが、彼女にはそれほど言及していない

*3 メロロンに変身を急かされた際に落としてしまっていた。

*4 クラヤミンダーに進化後は着席拒否されてしまうため、後述のハイエモーションに役目を譲った

*5 一応うたも前述のように怪物に生身で吹っ飛ばされたり握りつぶされそうになってもめげないタフネスさは持ち合わせているが

*6 ちなみに彼女たちは変身中に歌う。

*7 おそらくプリルンが勝手に撮影した映像。