弓長警部

登録日:2020/03/09 (月) 02:01:27
更新日:2024/03/09 Sat 23:13:19
所要時間:約 5 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。

CV:徳弘夏生

概要

警視庁刑事部捜査一課火災犯捜査一係の警部。
無精ひげが特徴的なハードボイルドな風貌の中年刑事。年齢は40代後半~50代前半。
初登場した事件では現場で咥え煙草をしていたが、再登場してからは現場で煙草を吸わなくなっている。
毛利小五郎が警視庁捜査一課火災犯捜査一係に配属された時の上司であり、小五郎からは「一課の火事オヤジ」または「弓長さん」「弓長警部殿」と呼ばれている。
名前の由来は三国志に登場する武将の張飛であり、張飛は酒に酔って失敗するのに対し、弓長自身もかつては小五郎と一緒に度々やらかしていた為消防から怒られている。
或いはアール・デア・ビガーズの推理小説シリーズに登場する刑事「チャーリー・張(チャン)」警部からと思われる。
なお、原作初登場からかなりの年数が経過しているにもかかわらず、下の名前は今だに不明だが、スーパーダイジェストブックによると、原作者青山剛昌先生のイメージは「弓長飛男」(とびお)であるという。

かつては火事を放火と決めつけては現場に踏み込み、遺留品を踏み荒らす度に消防署に怒られていたが、現在は念入りかつ真摯に捜査に取り組むスタイルとなっている。
また、子供である江戸川コナンの意見も素直に聞き入れている。
なかなかの切れ者でもあり、『燃えるテントの怪』等ではコナンの推理を参考にトリックと真犯人を見抜いている。
『ショコラの熱い罠』では果実酒にも詳しい一面が描かれている。


以下、主な活躍

初登場。
とある男性を有力な容疑者としていたが、弓長はある理由で犯人ではないと信じていた。
その理由は男性は弓長が吸っていた煙草の吸い殻を探しており、男性の父親が亡くなった火事の原因である事に気づき、そんな人物が火をつけるわけがないと思っていた為であり、その男性が自首しても無実である事を信じ続けていた。
なお、この回の弓長は最初はコナンや服部平次の事を不審に思っていたものの、2人の提案に乗って真犯人の放火トリックを仕掛けている現場を押さえており、今回の事件以降はコナンの推理力に理解を示すようになり、彼の事を「警察顔負けの活躍をする少年」と称している。


今回の事件で、灰原歩美元太光彦沖矢と出会っている。
火災の現場となったアパート「木馬荘」の現場で捜査をしており、コナンの意見を積極的に聞き入れている。
この事件の犯人は、デイトレードで稼いだ大金があったが納税が嫌でその事を隠し、それを「木馬荘」の大家に見つけられて問い詰められて突き飛ばした後にアパートに火をつけて逃走していた。
真相が発覚した後の犯人の「燃えちゃったら何もかもリセットできると思って」という理不尽な台詞に対して弓長は激怒し、


リセットだと!?わかってんのか!

お前がやった事はゲームに負けたから電源を切るのとはわけが違う!

何十年も培ったこのアパートとその思い出を一夜にして黒焦げにしたんだ!

リセットなんかさせやしねぇぞ!

お前さんの人生ゲームはまだまだ終わっちゃいねぇ!

たっぷりと償わせてやるから覚悟しとけ!


という某2時間ドラマの帝王が演じる火災調査官ばりの名セリフを言っている。
なお、犯人はデイトレードで2億円は稼いでいたので、手錠かけられた犯人に「稼いだ金でアパート建て直してやるんだな」と言っている。


阿笠博士と出会ったのはこの話。
被害者の豪華な別荘で爆発事故が発生し、被害者が咥え煙草をしていた事もあって最初は事故と考えていたが、コナンが殺人事件の可能性があるといった事で関係者から詳しく話を聞いて捜査。
その結果、犯人が火災の火種に静電気を使っていた事がわかり、この静電気の事を利用し、最終的にはコナン、阿笠、沖矢と一緒に犯人を罠にかけて逮捕している。


管理官の黒田兵衛に呼ばれて事件現場のキャンプ場に駆け付け事件の捜査を担当している。
最初は事故と考えるもコナンが焼け跡から不審な証拠を見つけた事で放火の線で捜査し、最後になんだかんだありながらも事件は解決をしている。
ちなみに『憎しみの青い火花』以来の登場だが、アニメではこの間に下記の『ショコラの熱い罠』にも登場している。


  • 98巻「太閤名人の将棋盤」
出番こそ少ないものの、将棋棋士殺人事件の第3の事件では火災が発生した為、その現場にいた。
その時に脚が3つ取られた将棋盤を発見している。


アニオリ回初登場エピソード。
洋菓子店のオープニングセレモニー中に世界大会で金賞を受賞したパティシエが焼死する事件が発生。
捜査をして衣類の静電気で引火した事故と考え、決めつけるのは早いと反論するコナンを弓長は珍しく相手にしなかった。
なお、事件自体は最終的に眠りの園子を使って解決している。

  • アニメ版第1113話「ラスト・ディナーをあなたに」
上記の『ショコラの熱い罠』から約12年ぶりにアニオリ回に登場となり、小五郎とは『炎の中の赤い馬』以来なんと約21年ぶりの共演。また、小五郎役が小山力也に交代してからは初共演となる。
イタリア料理店で火災が発生し、店のシェフが何者かに刺殺された状態で発見されるという事件が発生。
火災が発生という事で登場しているが、ほとんどが小五郎と一緒に事件を捜査している為、コナンと会話するシーンはなし。
なお、このエピソードでは弓長が眠りの小五郎を初めて目撃している。

現時点で弓長がアニオリ回に登場したのはこの2回だけあり、別の火災事件『ダイヤと絵画と大女優』では別の刑事が担当し、『呪いの宝石ボルジアの涙』『謎解き水上バス』等でも火災を扱うシーンがあったものの登場しなかった。

また、劇場版でも何度か火災が扱われているが、出火原因の殆どが爆弾だからなのか、弓長のいる火災犯係の出番はなく強行犯係か公安部が担当している。


追記・修正させてやるから覚悟しとけ!

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最終更新:2024年03月09日 23:13