登録日:2020/08/31 Mon 16:39:47
更新日:2024/08/29 Thu 01:40:04
所要時間:約 32 分で読めます
ワイワイ賑やか みんなの笑顔がはじける鎮守府生活 抜錨!
DMM.com提供のブラウザゲーム『
艦隊これくしょん -艦これ-』のメディアミックス作品の一つ。
2021年7月の時点で全17巻が発売中。
ファンからの愛称は「
公式4コマ」「
吹頑」など。
提供:DMM.com
漫画:桃井涼太
◆概要
艦これのメディアミックス作品の一つにして、数ある中でも最古参の作品。
艦これの黎明期から存在しており、初期の艦これの人気を支えた影の功労者と言えよう。
タイトルにある通り、主人公は特型駆逐艦一番艦・吹雪が務めている。
連載開始当時はまだ吹雪の人気や認知度は現在ほど高くなく、心無い言葉を浴びせられる事も多かったが現在では大いに受け入れられている。
ファミ通コミッククリアにて掲載されており、当初は隔週金曜日に更新だったが後に毎週更新となった。
また当初は深夜0時更新だったのが最近には昼の12時更新となった。お陰でコミッククリアのサイトは12時前後は激重状態である。
また2018年6月8日の更新分を以って
毎月第二金曜日更新、従来の3話分の分量の一挙掲載
となった。
作者自身が十月十日の超大型建造に入ったため、2019年9月更新分より掲載話数が徐々に少なくなっていき、2020年1月に無事建造完了した事を公表。
同月より休載となり、6月の更新再開後も1話分のみ掲載となっているため、更新ペースは若干ダウンしている。休載している間に新規艦が増えたため、作者本人も「新規艦が大行列になってしまってる」と苦笑い気味のコメントをしている
この事が尾を引いたのか、更新ペースが戻る事無く2021年3月に突如「来月で最終回」と発表され、2021年4月の230話を以て完結した。
第一話は、駆逐艦吹雪が立派な艦娘となるべく、多くの駆逐艦娘たちと共に「艦隊育成学校"鎮守府"」で1年間艦娘としての知識を学ぶ……という所から始まるが、
途中で進水式を迎えた現在では吹雪や駆逐艦達も正式に艦隊に属しており、実戦にも何度となく駆り出されている。
初期は正に「鎮守府所属の艦娘となる為の訓練」の様子を描いたものだったが、
進水式後は季節ごとのイベントやお祭り、改二の紹介、新規艦娘の紹介、イベント海域攻略の様子を描いたものが中心となった。
桃井涼太先生のTwitterによると「初期の予定では、隔週金曜日更新で連載期間は6ヶ月。つまりは全12話の予定だった」とのこと。
ソシャゲやブラゲにはよくある連載開始前宣伝漫画であり、連載初期に独自設定が多かったのはそのためだと思われる。
基本的にはギャグ四コマであるが、たまにしんみりした空気にもなる。しかし大抵は直後にギャグに引き戻される。
史実に関するディープなネタも多めに含まれており、その多くは作中で解説されないため、
初見で完璧に笑いどころを理解するにはある程度の史実知識が必要となる。
この点についてはコミックスに解説ページが設けられている。
イベント回や新規艦娘紹介回等では、ゲームシステムは勿論、ゲーム中に発生したバグや小ネタ、プレイヤー間で巻き起こった話題までネタにされており、
それらが作者による独自解釈で如何にストーリーや設定に落とし込まれるかも見所の一つとなっている。
あと、たまにこの後のゲームの展開を予言している。
◆艦娘
人物像などは基本的に原作に則っているが、オリジナルの設定が加わっている者も多い。
画風や作風もあり、クールな艦娘や年長者であっても表情が崩れる事は多く、全体的に原作より幼く見える。
戦闘時は他の多くのメディアミックスやアニメと同様、そのままの姿で水上を滑走し、身に付けた装備で戦闘する。
燃料は経口摂取で補給している様子が度々描かれている。
また空母や航空戦艦の様に航空機を扱う艦娘はボーキサイトも食べるが、吹雪ら駆逐艦には硬すぎて噛み切れなかった。
どちらも人体には有毒であるため、これらを食べても平気な彼女らはまず間違いなく普通の人間ではないことはうかがえる。
というか後述の通り片目が探照灯になってる艦娘やら日常的に爆発している艦娘やら体温で目玉焼きが焼ける艦娘やらが平然と歩き回っているため、そもそも真っ当な生物なのかも怪しい。
実際吹雪達は鳳翔の母性的な雰囲気に工廠の事を懐かしがる場面もある。
一方で深雪は「子供の頃は台風一過を台風一家だと思っていた」と艦娘になる以前の記憶があるような発言もしている他、時折明らかに戦時中の出来事を艦娘の姿で経験したかのような発言まで飛び出す等、ぶっちゃけよくわからない。
年齢は艦種に依存している様で、原作と同様に史実に関わらず上位艦種になるにつれ年上になって行く模様。
また駆逐艦は当初艦娘候補生という扱いだったため、軽巡以上の艦娘に基本的に「先輩」の敬称を付け敬語で話す決まりとなっている。
一応海防艦登場時は「駆逐艦は海防艦を先輩と呼ぶべきなのか」という話題になった。
この為原作とは一部呼称や口調が異なっている。
同一艦種の間では年齢差は特に描写されていない。
因みに吹雪らは節分で歳の数だけ豆を食べるという話題で、複数袋を丸ごと行かねばならないのでは?と戦慄する場面があるなど、
「実年齢」は実物の艦に準じている可能性がある。
艦娘の解体や合成についての描写は殆ど存在しない。最初期に深雪が電と衝突した後に何故か雷装+1されていたけど
「艦娘が解体されると資源になる」という認識も存在するのかしないのかは曖昧。
初雪が暑さで艤装が溶けてあれ(資源の山)になったなどと言ってサボろうとしたり、
同じく初雪が
暑さの余りにぐったりしている利根を覆い隠す様に資源を添える
というイタズラを仕掛けた時目撃した筑摩は悲鳴を上げていたりする辺り、
描写されていないだけかもしれない。
登場する艦娘の殆どは未改造の状態である。また鎮守府内での非戦闘中でも艤装は装備したままが基本。
このため、最近の二次創作物では改二の衣装が基本となっているbob艦なども改造前の衣装で登場する。
ただし、伊勢型や大井・北上などシーンによって戦艦と航空戦艦、軽巡と雷巡を行き来する艦娘もいる。
改二は「改装可能になったので、そのプランの紹介や新装備・衣装のフィッティング」といった形で紹介される事がほとんどである。
特に駆逐艦の改二については、初期には「先を越されたくない」という思いから他の駆逐艦娘が改二の前兆の妨害をする事態を起こしていた。
最近では「イベント海域専用装備」として、その攻略中にのみ使用が許可される特殊装備といった感が強い。改造前と改二を行き来できるという点では
アーケードの仕様に近い。
響とあきつ丸は少々特殊で、その時の心理状況や体調からウェールヌイ・あきつ丸改に「変化」するという形態を取っている。
基本的に未改造の状態が基本となるため、改二で髪が大幅に長くなった白露は「ウィッグを改二艤装扱いにして髪を長くしている」という解釈になっている。
どの艦娘も大戦中の出来事の記憶を有しているが、自身が沈んだ所までしか無い。
また、ほぼ全ての艦娘にとって自分が沈む原因となった要因は重度のトラウマとなっており、
それの関係ワードはおろか
似た響きの言葉
だけでも聞くだけで恐慌状態に陥ってしまう。
例えば潜水艦によって沈められた艦娘は「潜水艦」と聞くだけで取り乱し、味方の潜水艦さえ恐れて逃げる有様であった。
このため対潜任務や潜水艦紹介回では潜水艦を恐れて数名の駆逐艦が逃げ出してしまい、数人足りない状態で始まる事がお約束である。
舞風・香取などは、因縁深いアイオワの
主砲だけ
でも見るだけで激しく動揺したが、
こちらは戦争のやるせなさを思いつつアイオワの抱き枕としばらく一緒に寝るという特訓でなんとかトラウマを克服した。
スマホ等の存在から時代設定は現代と思われるが、一部の例外を除いて日本艦娘の多くは嗜好やセンスが全体的に渋い、ないし古い。
文字を横書きする時は大戦中の日本と同様に右から左が主で、洋食や洋風文化にも疎い様な描写が度々見られる。
伊19など遠征に持ち込んだおやつは
あんず
であった。そのおやつも「3銭まで」とされており、かの世界の日本の文化・風俗そのものが古い可能性もある。
作中で明言はされていないが近隣地区の情報などから本作の鎮守府は「横須賀鎮守府」であるとファン内で推察されている。
15冬イベントの際に一時的にトラック泊地が舞台になった事もある。
艦娘は艦種別に分けられた寮に住んでおり、基本的に2人部屋となっている。
部屋割りは概ね建造順だが厳密には定められていないらしく、同型艦が奇数なために1人部屋になっていたり、
新たに着任した艦娘に対応して引っ越しが行われるなど艦娘たちの裁量で自由に変更されている。
また海外艦や一部のカテゴライズ困難な艦娘は「海外艦寮」「特殊艦寮」で一纏めにされている。
◆登場人物
本作には連載末期を除くと掲載時点で実装されていた全ての艦娘が一度以上必ず登場しているため、
ここでは比較的登場頻度が高い、もしくは独自設定が特徴的な艦娘に絞って紹介する。
比較的非力な艦種故にか、成長する事や新装備・新機能の実装に貪欲な傾向が強い。
身体的にも未成熟な傾向が強いため、戦艦・空母といった大型艦の豊満ボディには羨望の眼差しを向ける事が多いが一方で潮・浜風などの胸部装甲が立派な駆逐艦は白い目で見られがちである。
本作の主人公。
基本的にゲームと同様の真面目な性格だが
どこか中二病的
な側面があり、
ドイツ語の響きに憧れたり「真の名前(改名前の艦名や計画番号など)」に目を輝かせるといった様子がある。
駆逐艦、特に駆逐艦のネームシップに徐々に改二が実装されて行く中、自分には中々発表が無かったため、一時は改二にやたらと拘っていた。
しばらくした後にようやく吹雪改二が実装されたと思ったら
今度はジョークだと思い中々信じなかった。
また非常におだてに弱く、「世界を驚愕させた駆逐艦」「いわば主人公」などと煽れば大抵のお願いを引き受けてしまう。
お陰で深雪や伊勢からは陰で「チョロい」とか言われる始末である。
史実ではサボ島沖海戦で轟沈したため、「サボり」は禁句。
最近は何かと姉ぶろうと深雪をチラチラ見たりする。
多くの回は彼女の視点で話が進み、メインではなくてもほぼ必ずどこかに登場する。
声帯の妖精さんのお陰で意外にも
ロシア語がヴェールヌイよりも堪能。さすがに知識までは反映されてないらしく、そちらは響の方が博識。
寮では白雪と同室。
第一話で吹雪が出会った艦娘。以降吹雪の親友として常に一緒に行動するようになる。部屋も同室である。
「少し弾幕が薄い気がしますが」という原作の台詞に由来してか、
どこかトリガーハッピー的な人格
になっており、
部屋には弾薬や魚雷がコレクションされている。
徐々にその要素は薄くなったものの、「12cm30連装噴進砲を節分で満面の笑みを浮かべながら愛用する」という点でトリガーハッピー要素が残っており
後に12cm30連装噴進砲改二も伊勢から借り受けて使用。どうも対空噴進弾幕の習得を目指しているらしき描写もある。
あと、吹雪との初対面で運命を感じて赤面したりと最初期は百合っぽい描写もあった。まるで大井っちである
吹雪の発言から、料理が得意らしい。
また初雪には及ばないが何かと物知りでもある。そして、たまにすさまじい天然ボケを見せる。
第一話で吹雪が出会った艦娘。やはり吹雪らの親友として一緒に行動するようになる。
案の定
第2話にして電と衝突して大破、その後間もなく復帰したが、
復帰した深雪には
衝突前後の記憶が無く、また何故か雷装が+1されていた(=大破した深雪は「新しい深雪」の合成素材にされた?)。
性格は良く言えば豪放磊落、悪く言えば無計画・大雑把。
真冬には
上半身裸で乾布摩擦
する等季節を問わず元気である。
因みに乾布摩擦仲間は少しずつ増えており、後に長門なども加わっている。
間宮の利用のために必要なおやつ券を使い過ぎては後々後悔する事も多い。
メインの4人の中で最も原作との変化が少ない艦娘と言える。
何故か髪型は段々原作と一致しなくなってきているが
本人曰く
「(吹雪以外の姉妹艦も皆んな)その気になればロシア語を喋れると思う」
との事。実際白雪共々着任したガングートを出迎える際に喋った。
史実に於ける実戦経験ゼロ・味方に沈められたという点も拾われており、一際戦意が高かったり誤爆で被害を受けた艦と仲が良かったりする。
自身の史実での結末については深く考えず、
「色々あった気もするけど今はみんなと一緒に戦えて嬉しい」と第二の生を謳歌している。
深海吹雪棲姫が聞いたらこれだけで特効入りそうである
太平洋戦争の史実の事を知らないので、新しい艦娘が着任した際には彼女が聞き役になるパターンが多い。
寮では初雪と同室。
やはり吹雪と出会い、親友となった艦娘。
重度のサボり魔であり、部屋で引き籠っている事が多い冬は冬眠するため吹雪らと一緒に行動する事は比較的少ない。
深雪とは逆におやつ券を貯め込んでおり、機を見て一気に使う事を好む。
「普段使い過ぎて肝心な時に困る深雪と、普段から少しずつため込みここぞとばかりに贅沢に使う初雪」という構図は、提督の備蓄資源事情を髣髴とさせると評判。
特筆すべき事項として、どういう訳かおっぱい星人と化している。
巨乳(初雪は「ふかふか」と称している)と見るや抱き着きに行き、ぱふぱふさせて貰いに行くのはお約束である。
また
「開口部」こと衣装のスリットに手を入れたがる
という嗜好も持っており、プリンツの胸に開口部が存在する事を服の上から見抜きビスマルクを驚愕させた。
ふかふかには乏しい葛城も、開口部が補って余りあるほど魅力的というスタンスで迎え、貧乳ネタで散々おちょくられた葛城から気に入られた。
割と博識でもあり、様々な分野の知識を持つ。
寮では深雪と同室。深雪とは趣味が全く違うのでスペースは完全に区切られている。
吹雪達の同型艦であるツンデレ駆逐艦。
本来は開戦時の第十一駆逐隊のメンバーなのだが、深雪に気を遣って普段は他の駆逐隊の応援に行っているため、出番は少なめ。
深雪に自分の位置を譲る際に「べ、別に深雪のためなんかじゃないんだからね!」というなどデレが少ない原作と比べてツンデレである事がやたらと強調されている。
一方でギャグ的な場面ではデレは少ないどころかまったくない塩対応が殆ど。
北上曰く「よその子」。
寮では磯波と同室だったが、遅れて着任した浦波に譲って現在は一人部屋。
孤独を恐れるクールな
ソ連かぶれ駆逐艦。
本作では当初
ヴェールヌイは響が孤独に苛まれた際に切り替わる別人格的な扱いを受けており、
彼女の主役回では些細なきっかけで孤独を感じてしまった響がヴェールヌイ化してしまい、
暁達が響が孤独でない事を再認識させて元に戻すというドシリアス回であった。
以後もふと孤独を感じたり
あと白いものを見たりするとヴェールヌイ化しそうになるがその度に暁達が元に戻すというのが定番のネタになったが、
結果として
ヴェールヌイが否定的に描かれてしまった事もあり、ヴェールヌイが響へと戻る過程に感動した一部の提督はあえて響をヴェールヌイにしないプレイングをしたとか。
後に大発を装備するためにヴェールヌイになる必要ができた事からあきつ丸の指導を受けてヴェールヌイ化を制御できるようになり、以後はヴェールヌイになっても人格が変わらないようになったが、ヴェールヌイになる度に暁に泣かれてしまうという悩みができた。
なお、初めてヴェールヌイになった際はロシア語しか喋らなくなったが、
声帯の妖精さんがロシア語を習得していないので吹雪の流暢なロシア語に圧倒されて「日本語でいいから」と涙目になった。
この初登場のため、響がロシア語を喋り出すと危険と電には一時期認識されていたが、実際には響とヴェールヌイを見分ける最大の決め手は原作通り帽子でエイプリルフールにロシア語を喋り出した際には雷に即見抜かれた。
一方でロシアの風習には詳しく、ロシア語で吹雪を意味するマロースがロシア版
サンタクロースも意味している事を語り、後の吹雪のマロースコスプレネタの発端となった。
ちなみに釣りガチ勢の一人でもあり、特にワカサギ釣りは
釣りイベントに自前のアイスドリルをわざわざ持参するレベル。
しかし、艦これの釣りイベントは基本的に海釣りなので、実際にワカサギ釣りの腕前を披露した事はない。
寮では暁と同室。
ある意味においてヴェールヌイにマイナスイメージが付いた元凶。
響のトラウマの具現化とも言うべきヴェールヌイ自体が新たなトラウマと化しており、以後は響にヴェールヌイ化の兆候が出る度に即座に阻止しようとするようになった。
さすがに響がヴェールヌイ化を制御できるようになってからはある程度沈静化したものの、響がヴェールヌイとしてロシア艦娘と接触しようとすると「響が日本の艦娘である事」を必死で主張し始めるなどトラウマは依然として残っている模様。
礼号組のツンデレ駆逐艦。
清霜に対するオカンっぷりが光る一方で大淀と足柄からは愛でられている。二次創作で礼号組に愛でられて恥ずかしがってる霞のイメージで十割方合っている
そしてまさかのヒゲフェチ。いくら鉄板な二次創作ネタとはいえここまで全部詰め込むのも珍しい
改二回では無人の執務室に放置されていた提督の上着を着て付けヒゲをつけてノリノリで艦隊指揮の物真似をするという凄まじい奇行に走った。そしてお約束通り執務室に帰ってきた提督に目撃されて悲鳴を上げた
利根のサンタコスの付けヒゲにもときめいており、予備の付けヒゲを貰っている。
史実を反映し、事故に遭いかけても偶然発生した自然現象に救われるなど並外れた幸運艦。
重度の寂しがり屋として描かれており、常に「コンビ」を組む相手を求めている。
当初は史実で『呉の雪風、佐世保の時雨』と称された事を受けて時雨と同行している事が多かったが、
後には同じく姉妹艦が居ない事で寂しい思いをしている島風と組む事も多い。
当初は初風と同室だったが、
寝言で「雪風は沈みません!」と連呼する
クセがあり、初風からは
聞いている自分が沈む悪夢を見る
と敬遠されていた。
初風は天津風着任を期に部屋割り変更を提督に打診、許可された事で引っ越して行き、代わりに島風が同室に、更に後に時津風と同室となった。
因みに部屋割り変更を許可する書類にはいいよとだけ書かれていた。テキトー過ぎでは……?
暗い雰囲気が苦手なダンス好き駆逐艦。
そして、本作屈指のドシリアス回の主役である。突然のシリアスに吹雪が慄くほど
着任早々行方不明になっている親友の野分の行方を知るとされる筑摩を訪ねるが、筑摩も野分の行方を知らず野分を想って涙するという舞風が苦手なはずの暗い展開になった。
この裏で利根のアイス騒動が繰り広げられたり、オチがエラー猫に野分との再会を祈るというギャグだったりしたが、ぶっちゃけそうでもしないと本当に暗すぎるというのが正しい
後に無事野分と再会…したのだが、加賀のトラウマ克服のために「仮想野分ちゃん」という抱き枕を作っていた事がバレたため、怒った野分から逃げるというとても残念な再会になった。
史実で沈んだ際に対峙した相手はアイオワだったため、トラウマを抱いていたが、同じトラウマを背負う香取と相談した結果、
「向こうも同じようなトラウマを持っているのかもしれない。自分達だけが怖がるのは良くない」という結論に至り、アイオワ着任時に無事和解した。
寮では野分と同室。
夕雲型駆逐艦を束ねるお姉ちゃん駆逐艦。
妹達からの慕われっぷりも発揮されているのだが、夕雲本人は特に巻雲を「かわいいオブかわいい」と徹底的に愛でている。
本作では巻雲の制服の袖余りは夕雲の趣味となっており、非番時は巻雲を次々とコスプレさせて涙目にさせている。
連載当初の彼女の人気は正に全盛期であったが、本作ではその当時から出番はあまり多くない。
やはりスピード狂な人物だが、それ故に蜂に追われたり進水式で酷い目に合うなど、何かと損な役回りにある傾向が強い。
スピード狂っぷりに隠れがちだが、姉妹艦が居ない事から少々寂しがりやな面が描かれている。
メディアミックス作品で気難しいキャラにされることが多い島風だが、本作では史実で共闘した面々には素直に懐いており、
初期の内に姉妹艦が欲しいと明かした事で周囲からも孤独な境遇を理解されているので、
意図せず島風に塩対応して落ち込ませてしまった天津風との間を吹雪が取り持ったり、
後述の通りルームメイトだった雪風が島風を気遣うばかりに時津風着任時に思い悩み、逆にそれを見かねた島風の方からルームメイト解消を提案するなど
周囲との関係も良好というメディアミックス作品屈指のコミュ力を持つ島風であったりもする。
しばらくの間、初風にルームメイトを断られた雪風と同室だった。
極めて寝付きが良く、一度眠りに落ちると朝まで起きないという性質から、初風と違って雪風の寝言を文字通り全く意に介さなかった。
また実艦の関連性か天津風との絡みも多い。
時津風の加入によって陽炎姉妹の部屋割りが改めて変更されたため、現在は天津風と同室となっている。
なお、原作で浮き輪に「ぜかまし」と書かれている連装砲ちゃんは何故か代わりに本体に「せれべす」と描かれている。
鎮守府初の海外艦となるドイツの駆逐艦。
その容姿と一人称、それに加えて艦名の由来が男性名である事から、当初は吹雪らに男の子と思われショックを受ける。
友軍に攻撃された仲として深雪とすぐに仲良くなる。
寮ではマックスと同室。
イタリアの駆逐艦。
公式の弱点がよりにもよって尻である事から、深雪に穴開き浮き輪型クッションを差し出されるなど、本人は否定しているものの完全に痔とほぼ同じ扱いを受けている。
なお、浮き輪型クッションは愛用している模様。
例によって例の如く、本作でも見た目によらず面倒見が良い
厨二病患者という扱い。
普段は専ら遠征が主任務な模様。
初期の頃には雨天で鬱憤が溜まっていた事から
キャラが被っているという理由で木曾と喧嘩騒ぎを起こした。
他のシーンではむしろ仲良く一緒に行動している事が多く、険悪な仲ではない様子。
あるいは殴り合いで友情を深めたか。
木曾共々「
アレ」が平気なため、夏場や大掃除の際は彼女と共にアレを100匹捕獲する事で得られる「油虫間宮」に精を出している。
その為夏場彼女に近づくと
ガサガサ音がする袋を持ち歩いているところに出くわすことがある。
響きが酷過ぎる事もあり、吹雪らは油虫間宮というネーミングを快く思っていない様子。
呪詛をたっぷり込めた禍々しいデザインのてるてる坊主がトレードマークのヤンデレ艦。
特に潜水艦に対しては並々ならぬ憎悪を抱いており、潜水艦の話題になるとどす黒いオーラを放ちながら「潜水艦」と書かれたてるてる坊主を握り潰したり捩じ切ったりする。
ただ一応敵味方の区別はつけているらしく、潜水艦娘が増えてきたらてるてる坊主の文字を「敵潜水艦」に変える程度の分別はあるらしい。まるゆの事を「木曾がどこからか拾ってきた犬」扱いしていたけど
ちなみにてるてる坊主の文字には他にも「新造艦」「提督」といったバリエーションがあり、後者は単行本で「
愛情の裏返し」と推測されていた。
進水式前の吹雪たちの旗艦。
夜戦大好きな性格は健在で、夜戦と聞くと前後の脈絡を無視してどこからともなく現れる。グラーフや一航戦改二戊、金剛型改二丙の登場回でも当然登場した。
作中の描写からどうやら基本的に昼間は寝ている模様。
雨を浴びた駆逐艦の濡れ透けを期待するなど、掲載初期は
重度のロリコン
だった。
その設定が自然消滅した現在は夜戦さえ絡まなければ面倒見のいい常識人で、特に那珂の暴走っぷりに度々頭を抱えている。
那珂考案の夜戦装備による危険行為にマジギレしたり、白雪が考案した夜戦装備に素で困惑したり、日向が航空誘導灯を夜間装備にねじ込もうとしている事に困惑したりとたまに夜戦が関わっていても常識人成分が出てくる。
「対潜って事は夜戦ないんでしょ?じゃあ行かな~い」「夜以外にいつ夜戦するの?」といった大迷言が飛び出すことも。史実では対潜エピソードがある川内が改二で対潜が低くなるのは前者の発言を反映した説もある
寮でお目付け役を買って出た神通と同室。
お馴染み自称「艦隊のアイドル」。
何かとアイドルとして活動したがるが、川内と神通からは微妙がられている。上記の通り、あの川内に夜戦装備を使った危険行為でマジギレさせた事も。
単行本のおまけコーナーで長らく主役を務めており、阿賀野や加賀とコンビを組んだことも。13巻にて充電期間に入ったが、最終巻にて復活。結果的に公式4コマの最後を締めくくる事になった。
そして提督達からは絶妙にゲスト出演の機会を逃してしまった桃を惜しむ声もあった
自身の指揮下である四水戦には四水戦のポーズなるものを教え込んでおり、全員揃うと真の四水戦のポーズになるとか。
なお、四水戦メンバーの大半からは微妙がられている。
寮は一人部屋。那珂はアイドル道具を置くために神通が気を遣って出て行ったと思っている。
余談だが、舞風と久々に再会したはずの野分が四水戦のポーズについて「初めての配属先で散々やらされた」と発言しており、どうも現在の鎮守府に配属されるより前に艦娘として四水戦を組んでいた時期があるようだが、詳細は不明。
安定のマイペースな北上様。
史実で阿武隈と衝突した逸話から、何故か阿武隈の首に異常なまでの執着を見せており、どうも物理的に狙っている節がある。
また、何故か吹雪型が集まっているところに出食わして引っ張り回される事が多く、吹雪型の事をかなり警戒している。なお、大井は駆逐艦が北上を困らせる事に怒るどころか、困っている北上の姿に喜んでいる。
イロモノ揃いの球磨型姉妹の中では比較的常識的な人物。
今作では木曾改二のデザインは彼女自身の手によるものとされている。
しかし、その
『眼帯、軍刀、外套』
というケレン味溢れ過ぎる造形は他の姉妹全員からドン引きされた。
史実に於けるまるゆとの関わりから、まるゆの保護者的立場になっている。
実は野外料理が得意らしく、作中ではジンギスカンやちゃんちゃん焼きを振舞っている。
寮ではまるゆと同室。
対潜能力に優れる軽巡。
潜水艦が多く登場するイベント海域攻略の為に超連続出撃を余儀なくされ、その疲れと不満の余りに出しちゃまずいものを出した。
ちなみにこの後彼女が改二になった事で、一部艦娘の間で「ひたすら出撃しまくれば改二になれる」という噂が広まったらしい。
駆逐艦たちからの認識は概ね
『改二になった事でおっぱいが増量された代表的艦娘』
。
先制対潜の初披露も担当しているが、北上から自分なら先制対潜しつつ先制雷撃もできるとツッコまれ、ぐぬぬ顔した。
潜水棲姫のバカンスモードを「自分の方がバカンスしている」と一方的にライバル視している。
任務の報告やイベント海域のブリーフィングでよく登場する。
イベント回ではまず最初に彼女から作戦の趣旨や手順、新要素の解説が行われるが、
大抵の場合駆逐艦たち(と伊勢)はすぐには理解できないため、その内彼女の方も解説に工夫を凝らす様になって行った。
個性的な艦娘たちを纏める立場に据えられた、気苦労の絶えない人という表現がよく似合う。
普段は原作でいう所の秘書艦・任務娘の様な存在なのか、提督に任務報告などを行っている様子が描かれている。
本作でも艦隊合流時には吹雪から「任務の受付嬢」と認識されていた。
大人しく控えめな重巡。
左目が探照灯になっており、燃料を大量に消費するため短時間に限られるものの任意で目から閃光を放つ事ができる。
大抵の艦娘は探照灯は使用に際して追加装備として用意する必要があるが、彼女のものは内蔵型とされ、追加装備無しで使用可能である。
姉妹艦の加古と同部屋であるが、彼女らの部屋は魚を飼うための水槽が大量にあり、水族館の如き様相を呈している。
更にはそれが高じて二人でビオトープまで作り始めている。この関係で本作の加古は仕事中に居眠りしない。
ダイナマイトボディ重巡。
本作中でも相変わらずのはっちゃけたお姉さんをしている。
また、どういう訳か
愛宕神社のステマに余念がない
キャラになっている。
何かとお姉さんぶりたがるが実際は妹に世話されている重巡。
ちょくちょくトラブルを起こしており、筑摩のアイスを勝手に食べてしまってキレられたり、
備蓄されていた秋刀魚を勝手に使い込んで、
艦隊が秋刀魚を集めに行く発端を作ったりしている。
姉の世話が生きがい気味な重巡。
野分を追い求める舞風から行方を聞かれるが「野分に助けられた」という記憶こそあったものの、野分の以後の行方はわからず落ち込む舞風を慰めるしかなかった。
後に野分が着任した際には再会を喜び合っている。
原作通り基本的には利根にはだだ甘だが、利根がやらかすとマジギレする。作中では上記の通り勝手にアイスを食べられた事にキレていた。
秋刀魚の時も全く姿を見せなかったため、「筑摩は利根の不祥事にマジギレしたため助けなかった」という説が濃厚
なお、作者は利根と筑摩の両方とケッコンしており、2人のイラストを上げた後に「嫁艦」と言及している。利根のあの扱いは作者の愛情なのかは不明
神戸出身のテニス選手みたいな叫び声を上げる重巡。
本作では
一人で出かけると帰って来れないという設定が付与されている。
三隈からはガンビア・ベイと同類の方向音痴扱いされているが、
普通に帰ろうとしたら突然の豪雨に加え暴風で吹き飛ばされた挙句に森の中で立ち往生する事態を起こすなど、
方向音痴というより下記の翔鶴などに近い
単独での帰宅時限定の不幸体質に近い。
一度など、
コンビニに出かけたはずなのに何故か海上の小島で発見された。
この設定は鈴谷・熊野が主役となった漫画『
止まり木の鎮守府』にも導入されている。
原作の節分限定ボイスが
(おそらくは)太巻きを頬張りながら喋っているせいで何を言っているのか分からないという凄まじいものだった事からか、
恵方巻きにやたら情熱を燃やすキャラになっており、
本来は戦艦・空母向けであろう
46センチ太巻き(目測サンドバッグ並のサイズ)を両手で持ち恵方を向きながらかぶりつくという荒業を披露した。
一方でサンドイッチ関連のボイスも多いので、上記のコンビニにサンドイッチ買いに出かけた他、
いつ如何なる時もサンドイッチを食べたがるというサンドイッチ好きになっている。
あと、深雪が神の名前が付く艦娘の艦隊として連想した面々の中に
深雪が想像したわけでもないのに神戸出身という理由で勝手に想像の中に入り込むという離れ業を見せた。
ドイツの重巡。艦影が似ているため初見ではビスマルクが小さくなったと思われた。
レーベに続き名前のせいで男の子と誤解されかかったがこちらは先に「男の子じゃないからね」と制していた。
艦名の由来はオーストリアの政治家オイゲン・フォン・ザヴォイエン(オイゲン公)であるため、吹雪らは名前でオイゲンと呼ぶべきなのか?と迷ったが、
彼女は「由来はともかく艦名としては『プリンツ・オイゲン』で一つの名前なので呼び方は何でもいい」としており、
このためドイツ艦やサラといった仲の良い艦娘は名前で呼ぶが、他の艦娘らは多くのプレイヤーと同様のプリンツ呼びである。
当初はビスマルクと同室を希望しており、それが断念した後は海外艦寮が完成するまでの間は重巡寮から戦艦寮まで毎日通っていた。
ゲーム中同様ビスマルクは全く自炊していないらしく、またビスマルクが猫を飼っている事から、
ビスマルクの食事は毎日三食、猫のコスプレをしたプリンツが用意している。
また「猫の師匠」として多摩を追いかけ回している模様。
大抵四人揃って登場する。
そして金剛と比叡が揃っていると
大抵、比叡が金剛を肩車している
。
これは鉄底海峡イベントの際に急遽必要になった三式弾を開発しようとした際、
「『比叡が金剛を肩車しながら霧島が投入資材を調整した』時に三式弾を開発できた事に頼っていた」
というネタに因む。
それ以外では特に大きな変更点・独自要素は無い。
単独での出番が多いのは金剛。
人物像は原作と大差ないが、前髪がぱっつんに近い髪型に変更されている。
作中で明確に
提督LOVE勢とされている唯一の艦娘である。
料理の腕は普通に上手い様だが、彼女の手によるカレーはイギリス式だったため日本の艦娘からはウケが悪く、
良いようにアレンジされてしまった事が切っ掛けで料理をしなくなってしまった。
イギリス帰りという無二の個性から、日本の艦娘に海外のお祭りや風習を解説する役という地位を守っていたが、
遂に登場した正真正銘の海外艦により、その地位を脅かされる事を脅威に感じていた。
紅茶と聞けばどこからでも一瞬で駆け付けるが、これは本人曰く「紅茶」というワードを聞きつける
紅茶ソナー
なるものを備えているためらしい。
比叡は劇中では「気合いを入れ過ぎた」ためにヒドいお菓子を作った事があるが、普通に料理した場合は普通に美味しいとされている。
一方で画力は素で壊滅的。
北上は彼女が描いた金剛の似顔絵を現代アートの一種と見做した。
常に穏やかな微笑みを湛える戦艦艦娘。
そのためギャグで白目を剥いている場面を除くと目が開いているコマは非常に少ない。
当初はゲーム中の台詞の通り伊勢姉妹に対して嫉妬心・対抗心を燃やすキャラであったが、
聯合艦隊旗艦を務めた経験が無い事が発覚してからは、
山城を含む聯合艦隊旗艦を一度でも経験した事がある艦娘全員に対抗心を燃やす様になってしまった。
またその時の『物陰から顔を半分だけ出すポーズ』が一種のお約束と化し、穏やかな表情で相手を見つめる時も同じ姿勢を取っている。
渾作戦にて遂に「連合艦隊」の旗艦となった際は山城共々浮かれまくっており、
出撃時の口上を何度も練習していた。
暗い面の強い山城に比べて幾分か明るく茶目っ気もあり、2014年のクリスマス回では
艦橋型髪飾りをクリスマスツリーにする
という半ば自虐的なネタを披露した。
またそれ以降、季節イベントの度にそれに因む搭状の物体を模した髪飾りを身に付ける
艦橋芸
という持ちネタを得た。
艦橋の形状が海外でカルト的な人気を博している事も拾われており、海外艦が鎮守府にやって来るとまず最初に彼女の髪飾りを触りに来るのが恒例となっており、
有名人というか
名所・名物
といった扱いになっている。
正月に至っては海外艦に崇められている。
人気である事には違いないためか、本人は素直にこの認識を歓迎している。
山城と比べると精神に余裕がある様に思えるが、全体としてみればやはり辛気臭い部類で、アンニュイな表情を見せる事は多い。
運の低さも気にしている様で、運気の上昇と不運仲間集めには余念がない。
山城共々、
不幸茶会
のメンバーの一人。
今作でもシスコン振りと扶桑以上の辛気臭さは相変わらず。海外艦が来る度に扶桑の髪飾りを触りに来る事も快く思っていない。
原作と同様、身の不運を嘆く事は多く、扶桑と比べてかなり精神に余裕が無い。
その一方で、聯合艦隊旗艦を務めた経験をキメ顔で誇らしげに語るなど、ドヤる時はかなり強気。
扶桑が艦橋芸や正月に崇められている事にノリノリなのに対し、山城は恥ずかしがる。かわいい
吹雪ら駆逐艦娘の教官的存在。
原作の明るさはそのまま、しかし真面目な部分はバッサリとスポイルされ、サボり魔且つ且つかなり間の抜けた人物として描かれており、
駆逐艦娘の教練に水着&サングラス装着のバカンス気分で同行する、何かと理由を付けてサボろうとする、作戦の趣旨や段取りを理解していない、
自室に入りきらなかった私物の玩具類を大量かつ勝手に工廠に置いた事で懲罰任務を喰らう、盛り上げるためと称して本来なら空砲のところを実包で撃つ、
イベント戦で南方へ出撃となるとやはりバカンスしに行くために参戦するなど、登場する度に何かやらかしている。
それでも人望はある方の様で、駆逐艦娘が進水式に差し当たり記念絵葉書を作成した際、皆真っ先に伊勢に渡しに来るなど、
駆逐艦娘達からは何だかんだ慕われている模様。
また、率先してトラブルを起こすものの、自分の行動が原因で他の艦娘のトラウマを誘発させてしまった際は即座に止める側に回るなど、空気が読めないわけではない。
大和が一時的に教官を務めた時、彼女は途中で逃げ出してしまった事から、
日向からは「これくらいユルい性格の方が駆逐艦の教官には向いているのかも」と称されている。
吹雪達が正式配属されてからは出番が一気に減ったが、それまでは狂言回しとして活躍していたため、4コマの真の主役と言われていた時期も。
4コマの伊勢のキャラを前提にゲームを始めたら全く違うキャラで困惑するのは提督あるあるである
ゲーム中ではイマイチ判然としないバストサイズは
本作ではかなり豊満
に描かれている。
吹雪ら駆逐艦娘の教官的存在にしてボケ倒しな伊勢へのツッコミ役。
教官であると同時に(以上に?)伊勢の監視役的存在であり、彼女が何かやらかす度に日向がお叱りを飛ばすのはお約束。
口調が原作とかなり異なっており、女性言葉で喋る事が多い。
原作の描写の拡大解釈というべきか、最上の事をかなり可愛がっており、何かと気にかけているがその最上からは懐かれているとは言い難い。
一方で二次創作とゲーム中ではお約束となっている瑞雲への言及は2018年ごろまで殆ど無かったが、以降は瑞雲にやたらと拘り、伊勢がドン引きするパターンが多くなった。
口調もこの辺りを境に原作に寄せられている。
バストサイズは伊勢がかなり豊満なのに対してこちらは控えめ。
戦場では勇ましい武人、鎮守府では子供好きなお姉ちゃんという極端な二面性を持つ。
史実でも民間、特に子供からの人気が高かった事を反映してか駆逐艦たちを大いに可愛がっており、また彼女らに慕われる事を喜びとする。
勿論と言うべきか、初期の二次創作物に多く見られた変態ロリコンキャラではなく、普通に常識的な範囲での「子供好き」である。
その為駆逐艦らの人気を集めようと度々ラムネを作っては配っている。
しかし大和の登場以降、居住性の高さやアイスを製造できる事から駆逐艦の人気を奪われつつある事、
また戦後の創作物への登場頻度の高さなど様々な面で対抗心を滾らせる様になる。
殊更アイスの製造能力については脅威に感じており、自分はラムネしか作れない事から、多くの対抗策を講じている。
最近では駆逐艦の方が気を遣って長門ラムネを注文に来る始末である。どちらがお姉さんやら……
とはいえイベント戦時ともなれば話は別で、ビッグセブンの名に恥じない活躍を見せる。
プリンツ・オイゲン、サラトガとは面識があるが、どこで会ったのかは思い出せない。
ちなみに原作では下戸扱いされることが多いが、本作ではかき氷に梅酒をシロップ代わりにかけていたため、酒も嗜んでいる模様。
長門と比べていくらかしっかり者といった感がある艦娘。
大和に対抗して駆逐艦の気を引こうとしたり、ルールを理解しないままビーチバレー大会を開こうとする長門を微妙な表情を浮かべながら諫めたりする役回り。
人物像は戦艦、ひいては全登場人物でも屈指の常識人だが、日頃から
第三砲塔(史実で起きた陸奥の爆発事故の発生源である)の不調
を訴えている。
直接的に描かれる事はほとんど無いが、どうやら
不意に爆発する事があるらしく
、
その対策の為に長門姉妹の私室は物が少なく、またドアや家具が防爆仕様になっている。
遂には
爆発で抉れた地面から温泉を湧かせる
事態を引き起こした。しかも長門の発言から
けっこう頻繁に爆発している
と見られる。
帝国海軍の切り札中の切り札。
イベントではその圧倒的スペックで以って海域攻略の主力を成すが、
紹介時に駆逐艦達が圧倒されていた豊満なバストが徹甲弾パッドで出来ている事を伊勢にバラされる、お花見の時に鎮守府で留守番させられる、
雛人形の衣装を着る事になり婚期が遅れるジンクスを気にする、艤装の居住性の良さから夏場や冬場には駆逐艦に良いように使われるなど、微妙に苦労が多い。
元々の戦艦大和の存在感の大きさから人気が高く、その上にアイスを製造可能という事で登場してすぐに駆逐艦たちとアイオワからの人気を確固たるものとした。
しかしそれが元で、長門から対抗心を燃やされる様になってしまう。
史実を反映し、食事が非常に豪勢。食生活の感覚も他の艦娘と若干ズレている模様。
また艤装は
冷暖房完備
なため艤装からは季節に応じて冷風・温風が吹いている。
この為夏場や冬場には大和に抱き着いて涼む、或いは暖まる為の駆逐艦が行列を成す。
長門と並ぶ武人然とした戦艦。
登場当初は何かと
調子に乗りやすい
性格で、耐久力を誇るつもりで吹雪のパンチを連続で受け続けた結果20発目でダウンしたり、
主砲の事をおだてられて良い気になり、46㎝砲を予告無しで撃って主砲周りの妖精さんに怒られるなどしている。
史実の進水時のエピソードを反映し、駆逐艦からの認識は
水に浸かると大量に溢れされる人
。
またイベントなどで食糧事情が厳しくなると畑で農作業をし始めるという
農家キャラ
でもある。
海外艦としては初の大型艦という事で、海外艦のリーダー的な存在となっている。
海外艦の新入りが到着した際は扶桑の艦橋を紹介するのも彼女の主導である。
最近遂にアークロイヤルと再会したが、やはり彼女の事は大いに警戒しており、
リシュリューと共に「お尻を守るためにお互いに腕を組んで背中合わせになる」という
対アークロイヤル陣形
を編み出した。
他にも勝手に英国の菓子箱に手を出してアークロイヤルに怒られた事も。
このように、ビスマルクがボケでアークロイヤルがツッコミという二次創作でも割と珍しい関係である
原作で戦艦シャルンホルストの話題を出している事から、元客船「シャルンホルスト」だった神鷹が着任した際は勘違いして顔を出している。
鎮守府で拾ったハチワレの黒猫をオスカーと名付けて部屋で飼っている。
寮内では抱えながら赤ちゃん言葉で甘やかしつつ床をゴロゴロ転がるなど相当可愛がっている模様。
なおオスカーと一緒に居るとビスマルクは穴に落下しがちである。
イタリア艦のツッコミ担当艦。
本作では子供好きとされており、リベッチオの保護者的な立ち位置になっている。子供好きだが甘やかしはせず保護者方面に突っ切っているためか、長門からも特にライバル視されていない
ザラに次いでポーラへの説教役になる事も多いが、本作ではたまにザラもやらかすのでザラにも説教する事が多い。
マエストラーレがポーラですらさん付けするのに呼び捨てにしてくる事を物凄く気にしている。
また、本作においてはホワイトデーに提督からのお返しを気にしている事をリットリオにからかわれて赤面しており、提督LOVE疑惑あり。
そのハイテンションさと凶悪なダイナマイトボディで駆逐艦らを翻弄するアメリ艦。
かつての敵国の艦娘として駆逐艦からは大いに警戒・敬遠されていたが、伊26の活躍(?)により、お菓子を介して和解に成功した。
一方で本人は潜水艦や駆逐艦がアイオワを見るや体当たりして来るようになった事には苦労している様子。
ソ連出身の名誉睦月型戦艦。
提督とあまり絡んでいないためか過激な発言は殆どない一方で面倒見の良さが駆逐艦相手に発揮されており、
「オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ」が十月革命の意を持つ事から史実にはいない睦月型の十月担当を買って出たり、
響がヴェールヌイとなってしまうのを恐れる暁を「優しいレディ」と評し、「今度食事をしながら響の話を聞かせてくれ」と
敢えてヴェールヌイではなく響の名前で呼ぶなど悉く空気を読む対応を取って睦月と暁からも慕われている。
おかげで長門からは新たなライバルとして見られている
本作では艦載機撃墜による熟練度低下は「搭乗している妖精さんは脱出できているが、新たな機体に乗り換えるため練成に時間がかかってしまう」という解釈が取られている。
また、何故か正規空母は赤城・加賀の鉄板コンビを筆頭に戦艦以上の大食らい集団扱いされている。
鎮守府の最高戦力の一角を成す空母。
そのキャラ付けは特に初期の二次創作でよく見られた人物像に近く、
頻繁に被弾しては長時間に渡って入渠し、そして非常に旺盛な食欲で凄まじい量の食事をつながらつまみ食いもするという「食っちゃ寝の慢心」的扱い。
お陰で吹雪達からも「よく入渠している人」「よく食べる人」といったあまりにもあんまりな認識。
また遠征に出る事を『赤城給食』とも呼ばれており、これは一時期提督達の間でも流行した。
実際
自身のトラウマを利用してまでつまみ食いしようとする
、
(加賀と共に)大鳳建造の為に投入された資源を盗み食いしてエラーを頻発させる(それがバレるといそいそと片付けてから唐突に自己紹介して誤魔化した)
など相当な食い意地を見せている。
資源を大量に消耗する者という意味で付けられた「ボーキサイトの女王」という
蔑称
を自分でも名乗るなど大食いの自覚はあるらしい。
というか大食いである事をアイデンティティにしている節さえある。
しかし自分の「超大食い」「頻繁に入渠する」といった認識を不満に思っている様子もあり、そのネタでイジって来た深雪に制裁した事もある。
また1戦目で中破してほとんど仕事しないまま帰還してしまった際には涙ながらに自ら
『私は無駄飯を食らいました』
と書かれた看板を首から下げて食事するなど、
自身の大食いに関するスタンスはあまり一貫していない。
というか本人的にもかなり微妙なラインのネタらしく、食欲の秋代表に竜田揚げの逸話から龍田が選ばれた際は嬉しさと悔しさが入り混じった凄まじい形相を見せている。
開き直った時は調理道具だけを持って秋刀魚漁に付いて行こうとする。
「慢心」「ミッドウェー」、「誘爆」等の用語はトラウマ。別名赤城スイッチ。
MI作戦は
睡眠中、加賀からずっとトラウマワードを囁かれ続ける
という特訓で乗り切った。
一方で、赤城がいなくなってしまうのではという不安感から泣き崩れた加賀を慰めたり、
天城が着任した際に戦艦天城との繋がりを吹雪達に説明するなど、
年長者・主力艦娘としての風格や貫禄を見せるシーンも少なくない。
雲龍・天城姉妹には史実での面識はなくとも「敗残の一航戦を姉と同じ名前の艦がいる空母達に託してしまった」と負い目を感じている模様。
やはり赤城と行動を共にしている事が多い。
かなりメンタルが弱くなっており、トラウマスイッチが入ってガチ泣きしたりする事は多い。
史実を鑑みるに、赤城のトラウマワードは加賀とも共通するはずだが加賀には効かないようである。
他にも、よくドヤ顔する、
笑いの沸点が非常に低い
など、総じて原作より表情豊か。
原作では赤城をさん付けで呼んでいるが、本作では呼び捨てで呼んでいる。
『焼き鳥工場』と揶揄されていたという史実に因み、
炬燵に入ると一緒に入った他の艦娘がのぼせ上がり、
お風呂に入るとお湯が煮立つ
という途轍もない高体温の持ち主。
更には龍驤から
夏場には目玉焼きが焼ける
程の高温になる事が示唆された。
この為、炬燵の熱源代わりにされかかったり温泉に入る時は根性試し用の超高温浴槽として温泉施設に組み込まれるなど、扱いは結構酷い。
「焼き鳥」はNGワードであるが、鳳翔などは加賀を見て悪気なく焼き鳥を連想してしまう。
今作に於いては大飯食らい艦娘として方々で散々ネタにされている
赤城以上に食い意地が張っている
(ゲーム中でも実際に加賀は赤城より燃費が悪い)。
しかも大食いである事を微妙に思っている節がある赤城に対して、こちらは
全く悪びれる様子が無い
。カレーを温めるためなら自ら焼き鳥ネタを振って熱源になる事すら辞さない。
一応「艦娘として大食い(=燃費の悪さ)は短所」という認識はある模様。あと、さすがに秋刀魚漁での赤城のやりたい放題には怒った。
第100話で
加賀岬を熱唱してからは
演歌界の大御所を目指しているという事になった。
間違いなく迷走しているが、気にしたら負け
赤城同様、雲龍と天城には負い目を感じている模様。かつては五航戦の着任で「史実通り自分達が沈むのでは」とパニックに陥っていた事を考えると自身のトラウマは克服したと思われる。
被害担当艦の通称の如く、何かと不運に見舞われる艦娘。
どんな工夫をこらしても弾が飛んできて被弾する
という因果律操作レベルの不幸体質の持ち主。
初登場時、不運エピソード枠として扶桑姉妹らの開く
『不幸茶会』
に誘われた。
今作では性質上、「提督との接し方がまるで幼馴染」という点がほぼ描かれないため、代わりに
七面鳥ネタ
がとにかく多い。
パーティーの席で七面鳥が出されるとその度に渋い顔をする羽目になる。
意外にも加賀との確執は描写される事は少ない。
3番目に現れた雲龍型姉妹。
原作と同様バストのサイズが他の姉妹に比べて乏しい事に重度のコンプレックスを抱いており、
(
意外かもしれないが、二次創作では貧乳コンプキャラでお馴染みの龍驤、瑞鳳、大鳳などは原作ではその様な描写は存在しない
)、初登場時には半ば暴走しかかっていた。
しかし「開口部は十分魅力的」と評した事で初雪を気に入ることになる。
瑞鶴をいたく尊敬しており、塗装がお揃いである事も自慢にしているが、普段は未改造の状態で運用される瑞鶴は紅白の制服なため、残念ながら緑系迷彩でお揃いとは行かなかった。
また瑞鶴改二の衣装は葛城と同様の迷彩だが、改二甲となるとまた紅白になるため、
『瑞鶴改二派』
として一人ステマを行っており、雲龍と天城からもドン引かれた。
鎮守府の裏方を支える艦娘。
戦場にいる事はほとんど無く、空母寮で食事の支度などが主。
ちなみに家計も預かっているらしく、大食艦揃いの空母寮の食費に日々頭を悩ませている。
加賀を見て焼き鳥、飛鷹の巻物型甲板を見て巻き寿司など、全く悪気無く艦娘を見て食事のメニューを決めるなど天然な所あり。
そんな彼女も白雪に「田舎のおばあちゃんみたい」と言われた際にはキレた。
寮では龍驤と同室。
何とも子供っぽい軽空母。
一言で表せば
テンプレ貧乳コンプレックスキャラ
。改二でのおっぱいの増量に反対する為に演説まで行った。
なお念のために断っておくと、ゲーム中の龍驤は自分のバストサイズにコンプレックスを持っている様子は存在しない。
一方で、いろんな意味で子供っぽい事から他の艦娘が扱いに難儀していた北方棲姫を瞬時に手懐けるなど面倒見の良さもうかがえる。
お祭りに際して出店を出している事も多く、ロリおかん的側面も描写されている。
呑兵衛艦娘
の一角。そのため同じく酒飲みな隼鷹などと仲が良い。
また、
酔うと脱ぐ癖がある。
これは
千歳お姉LOVEの千代田が本気で苦々しく思っており、いつも彼女のフォローもしくはお仕置きに回っている。
基本は水上機母艦としての登場であるが、その改造段階の多さから
フリーザのものまね
を要求された事もある(本人はノリノリである)。
初期は髪型が不明瞭だったためショートカットになっていたが、後に長い髪を一本に結んでいる事が判明したためコミックスでは修正されている。
初めて着任した潜水艦たち。
168は潜水艦たちのリーダー的存在に、58は原作より増して子供っぽくなっている。
どちらも特攻兵器
回天
がトラウマになっており、赤城同様似た音の言葉でも大泣きし始める。
当初は祥鳳を「剣崎」、瑞鳳を「高崎」と呼んでいた。ゴーヤは後に瑞鳳の胸部装甲について「潜水母艦を経由してないから飛行甲板要素が強いんでち!」という大迷言を言い放った。
原作で行われた『旗艦が大破していると強制帰還・また出撃できない』というアップデートは、
本作では『精力的に働き過ぎる彼女らを見かねた提督がストップをかけた』という形になっている。
つまり原作、そして本作中でも頻繁に行われる過重オリョクルは
彼女らの自主的なもの
として描かれていた。
ちなみにその理由は超連続出撃で五十鈴が改二になったからという噂によるもので、
近年ではデマである事が知れ渡ったためか58が(他の多くの二次創作と同様に)休みなく繰り返されるオリョクルにうんざりしている様子も描かれている。
168と58に少し遅れて登場した第三の潜水艦。
原作では当初は本来13年夏イベに登場する予定だったのが13年秋イベにずれ込んだという経緯を持つ。
その理由は
ボイスの収録し忘れ
だったのだが、本作では19から168のスマホ宛ての
「忘れ物をしたので取って来る」
というメールで再現された。
58と同様の子供っぽい性格で、やはり提督が出て来ないためか悪戯好きな面はあまり描写されていない。
ドイツの潜水艦。
改造によってキャラが大きく変わる特性を、
『衣装によってユーとろーに切り替わる』
と解釈された事で
多重人格じみた人物
となっている。
というか、初登場時はろーだった。
その性質上、ろーになっている時も肌は白いままとなっている。
なお、ユーとろーの切り替わりは他人に着替えさせられた場合にも有効である。
また、艤装の形状の都合で陸を歩けないため地上ではスリッパを履いている。
特にゴーヤと仲が良く、ユーちゃんの時点で「でっち」と呼んで親しんでいる。
他にもU-511を略してウーと読ませると卯月の「うーちゃん」と被るがユーなら自分だけ!とか考えてる辺り、素は間違いなくろーの方。実際プライベートではろーとして過ごしてた
一時期「さつき1号」という仮称だった事から皐月とも仲が良く、あと5月になるとテンションが上がって勝手にろーになる。
一にも二にもどんくさい日本の潜水艦。
かなりのコメディ寄りな初登場回がほぼ全編に渡って史実ネタ
という旧日本軍きってのお笑いエピソードの宝庫。
性能の低さに反して任務には積極的であり、潜水艦の出番とあれば進んで出撃する士気の高さを持つ。
本作では「合成」が描かれていないため、彼女の本来の使い道である運改修については触れられておらず、本当に性能が低いだけになってしまっているが、
なんとなく
扶桑姉妹や陸奥、大鳳などに狙われている
フシはある。
潜水艦だが木曾と同室。このため木曾の部屋には専用のプールがある。
久々に追加された潜水艦。やはりと言うべきか、屈指の飲兵衛。
原作にて、
レイテ沖海戦イベントで実装された7人編成艦隊の7隻目としてプレイヤーに愛用され、
名誉西村艦隊
と称された事に因み、
様々な史実艦隊にお邪魔して、腕章(原作の「お札」に相当する)をコレクションするのが趣味
という扱いになった。
特殊艦
陸軍の揚陸艦。空母寮に入っている。
揚陸艦としてのジョークなのか素なのか、浜辺に仰向けに打ち上げられている状態で発見された(本人は上陸に失敗したと言っている)。
イベント海域が終了して食事の水準が引き下がった事に対して
「メザシでありますか。大規模作戦が終了した感がありますな」
と零すなど、
原作と同様歯に衣着せぬずけずけした物言いが多め。
他の艦娘とは異なり陸軍の艦娘としての自負があり、すっかり海軍の風習に染まったまるゆにショックを受けた。
初期では鎮守府の艦娘からは「イベント海域の度に勢いよくドヤ顔で登場する艦娘」という認識であった。
あまりに何度も繰り返してイベント毎の恒例行事と化したため、後々周囲の反応も薄くなってしまったが。
未改造状態での運用が基本となる本作では、あきつ丸は「度重なる遠征によるトレーニングと、遠征先のおいしい食事を摂りまくっていたらこうなった」との事。
そしてイベント終了に伴い、精魂尽き果てる事で元に戻るという事を繰り返している。
本作では一部の軽巡や駆逐艦が大発を装備できるのはあきつ丸が指導したという事になっており、阿武隈達からは「師匠」と呼ばれている。こうして艦これに新たな師匠が誕生した
この関係で、ヴェールヌイにならないと大発を装備できない響には改になるコツを伝授したため、響がヴェールヌイ化を制御できるようになったという地味に重要な活躍をしている。
なお、最上を無茶苦茶敵視している。
修理・整備を任務とする工作艦。やはり艦娘達からはアイテム屋の人と認識されていた。
本作に於ける泊地修理は彼女の手による整体・マッサージと解釈されている。
改二装備のフィッティングやデータ収集も彼女が行っており、
改二の衣装や新装備を紹介したり、或いはそれを勝手に持ち出す艦娘に頭を痛めたりしている。
なお、陸奥の第三砲塔と利根のカタパルトは彼女でも修理できない。
その他
艦娘を指揮している人物。
「未熟な駆逐艦娘が専門の学校で艦娘の何たるかを学ぶ」というストーリーと劇中の描写から、
後に吹雪たちが所属する鎮守府は
駆逐艦を一切運用していなかった
という事になるのだが、
この辺りの事情は現在でも詳しくは明らかになっていない。
そのせいか初期は提督としての能力について艦娘に不満を持たれているらしき描写もあった。
イベント海域で能動分岐が実装された際もどちらに行くかを
鉛筆を立てて倒れた方に決めるなど真面目にやっているのかさえ疑わしい面もある。
一方で
ブラック出撃を嫌っていたり、秋刀魚漁の際に艦娘達を危険な海域に送り込む事を嫌って秋刀魚の養殖に挑戦して大淀共々真っ白に燃え尽きるほど疲弊するなどホワイト提督な一面も。
鎮守府唯一の男性である事は判明しているが、それ以外の設定はほとんどない。
台詞らしい台詞もほとんどなく、首から上も必ず何かに隠れているため素顔は不明。
艦娘には愛情を持って接している事が諸所の描写で描かれているが何しろ碌な目に遭わない。
提督LOVE勢によって駆逐艦に悪評を流されてイメージが大破したり、勝手に金を使われてお財布が大破したりなど、大抵酷い目に遭う。
かなり長い間改二はフィッティングのみという設定だったので、無改造でイベント海域を突破しているというすさまじい事をやっていた事になる。
改にはなっていたのかもしれないが、あきつ丸の例もあるので若干怪しい
なお、明確に描かれてはいないがセクハラはやっているらしい。
鎮守府内にある甘味処・間宮の店主。
基本的に優しい表情をした穏やかな人物。
艤装らしきものを身に着けており、おさらくは艦娘だが海に出ているシーンは無い。
45話で腰を痛めて以来腰痛持ちとなってしまう。
伊良湖はこれにより間宮の補佐のために召喚されたという扱いで登場した。
ゲーム内に於ける「間宮チェッカー」も話に組み込まれており、
「艦娘の疲労状態を心配して様子を見に来た(心配する程ではない事に安心して帰って行った)」と解釈されている。
やはりアイスが大人気であり、駆逐艦はもちろん加賀等の一部の大型艦にも愛されている。
またバレンタインにはチョコを大量に仕入れ、節分の時期には太巻きなどを販売する出店を出しており、割と商魂逞しい。
練習巡洋艦姉妹の妹の方。
先に着任した香取が典型的な鬼教官キャラだったため駆逐艦達からはどんなのが来るかと警戒されていたが、
その実はかなり柔和な人物だった事で驚愕された。
また、着任前の任務の影響で着任時に挨拶として「いらっしゃいませ!」と言い放ってしまった。
普段は教官として気を引き締める代わりにメリハリをつける目的で非番の時は徹底的にだらけるという生活をしており、
劇中では髪を適当にゴムで纏め、クッションにもたれながらお菓子を食べるという姿を見せた。
香取も休日はこんな調子で、顔パックしてだらけてる。
深海棲艦
本作でも詳細不明の敵とされており、伊勢の解説によると「『過去に沈んだ艦の怨念が実体化したもの』、
『艦娘も沈んだら深海棲艦と化す』と言われているが詳しい事は分かっていない」との事。
伊勢「襲って来る敵は確かにおんねん!って事!」
ル級やリ級などと比べてイ級がいかにもザコっぽい見た目をしている事に駆逐艦たちは沈んでなお格差がある事にげんなりとしていた。
全体的に扱いはやや偏り気味であり、尺が足りないので一部の艦娘側のドラマに関係のある者や特殊なギミックを持つ者以外は登場したコマで即座に倒されたり、ナレーションで片付けられたりする事もしばしばで、
中にはそもそも最後まで存在に触れらなかった艦まで存在する。
原作同様、鬼・姫級以外は言葉を発する事は基本的にない。
ゲームで言う所のギミックによって弱体化する理由は補給を絶たれた事による空腹、仲間を倒された事によるショックなど様々。
幼女。
深海棲艦ではあるが、それ以上に子供であるためか艦娘の事は積極的に敵視しているわけではなく、
むしろ自分から艦娘を招待してイベントに参加しようとしたりとやたらフレンドリーな関係を築いている。
最初の遭遇戦の際、成り行きで詐欺られて以来龍驤とは腐れ縁。
なお、さすがに絵面が酷い事になるためか、ドロップ系のイベントでは戦闘以外の形で彼女からアイテムを渡される展開になっているが、秋刀魚は嫌いなので持っていない。
一方で、遠征中の艦隊に襲い掛かるというとんでもない事をしでかした事がある。
◆用語
アメリカ艦娘との和解方法が切っ掛けで駆逐艦や潜水艦の間で広まった行為。
平たく言えば
アメリカ艦娘への体当たり
とそれによってお菓子を受け取るという一連の流れ。
『体当たりすればアイオワ等アメリカ艦がお菓子をくれる→お菓子をくれる人は良い人』という認識によって、
多くの駆逐艦娘が警戒・敬遠していたアメリカ艦娘との和解に成功したのだが、
当のアイオワなどは和解したのは良いとしても
鎮守府に居る限り四六時中いつどこから駆逐艦等が体当たりして来るか分からない
という状況に気を張り続けるハメになった。
サラトガは逆用して藤波の警戒を解くのに使ったりもしているが。
ついでにお菓子を経費で落としてくれと言われて提督の懐もまた痛むことになった。
当初は扶桑姉妹と陸奥が定期的に開いていたお茶会。
言及されると同時に翔鶴も扶桑姉妹に誘われることになる。
その際、翔鶴は「瑞鶴は誘っては駄目」と念押しされた。
果たしてその理由は参加条件は「運の初期値が10未満」か「特筆すべき不幸エピソードを持つ」のいずれかであるため。
運初期値10、被害担当艦と称される程に何度も何度も被弾と修理を繰り返していた翔鶴は後者の理由での参加資格アリと見なされた様だ。
後に参加メンバーに大鳳(運2)、グラーフ・ツェッペリン(運4)、狭霧(運6)が加わる。
なお茶会に使われるカップとソーサーは様々な柄や種類のものが混在しており、全く統一されていない。
これは勝手に割れるなどの理由で頻繁にカップを失うため。
割れていない分は捨てるのも勿体ないため使い続け、また不足分は随時別のカップの追加で補っていたらいつの間にかそのような状況になったという。
本来は船体下部に配置される膨らみの事で、増加燃料タンクであったり装甲版であったりする。
横幅を広げる事で安定性を高める役割を持つ。
本作では専ら「お腹の(ムダな)肉」の意味で使用される。
艦娘の姿がプリントされた等身大抱き枕。
主に特定艦娘に対するトラウマ克服のために用いられる。
ちなみに仮想アイオワは彼女の抱き着き攻撃を受けた艦娘の証言を元に作成されたため、胸部から特大の追加装甲が突き出ている。
「迷子になる」の意。
サミュエル・B・ロバーツと共に日本を訪問するはずだったガンビア・ベイが行方不明になっていた事から。
◆余談
ゲーム原作お墨付きの四コマ漫画は数多いが、「公式四コマ」でネット検索すると本作が先頭でヒットする。
2020年現在では他のゲーム作品もちらほら見かけるが、かつては1ページ目には本作しかないという状況であった。
連載終了して半年以上が経過した2021年末には流石に他の漫画が占める割合が増えて来たが、相変わらず先頭を維持している。
なお、この手のマルチメディア展開作品の場合、多くは同時タイアップ展開の為作者に緘口を布きつつ制作側から先行情報リークが行われるのが一般的なのだが
作者はゲームの情報を公式からは特に貰っていない。
よって上記の予言はマジ偶然のはず
ゲームを毎イベント完走しつつ、艦娘も毎度毎度掘りあてているが、
イベント終了3時間前まで粘った末に風雲を掘り当てたり、グラーフを掘り当てるために150周以上の周回をしたことも…
追記修正、頑張ります!
- おー、記事作成お疲れ様です 小ネタ盛りだくさんで楽しい作品 -- 名無しさん (2020-08-31 20:24:30)
- 結構出てるなぁ -- 名無しさん (2020-08-31 22:50:21)
- 終わってしまうのか…まぁ桃井提督には子育てに専念してもらうのが一番だよな -- 名無しさん (2021-03-12 16:29:00)
- 入れ替わりってわけじゃないだろうけど電ホビで新しい漫画の連載決まってるんだっけ この人だったらいいな…… -- 名無しさん (2021-03-12 17:36:49)
- 数ある艦これメディアの中でも初心者向けというか入門書って感じで読みやすい -- 名無しさん (2022-10-28 21:58:18)
最終更新:2024年08月29日 01:40