ジェームズ・マクラウド

登録日:2020/11/19 Thu 22:49:13
更新日:2025/01/07 Tue 19:10:09
所要時間:約 5 分で読めます






「決してあきらめるな 自分の感覚を信じろ」


スターフォックス』シリーズの登場人物。

雇われ遊撃隊「スターフォックス」の初代リーダー兼創始者。本シリーズの主人公フォックス・マクラウドの父親である。一人称は「私」。
息子であるフォックスからは『64』『コマンド』『零』では「父さん」、『アサルト』では「親父」と呼ばれている。
元々はコーネリア軍のエースパイロットであったが後に独立し、同軍であるペッピー・ヘアと科学研究員のピグマ・デンガーと共にスターフォックスを結成した。
スターウルフのリーダーであるウルフ・オドネルとは何かしらの因縁があるようだが詳しいことは明らかになっていない。
容姿はフォックスと瓜二つのキツネの姿だがサングラスをかけており、『64』では右耳が若干かけているように描かれている。ピグマによると、物凄い仲間思いで良くも悪くも優しい性格だったらしい。

だが、そんな優しい父親ではあるものの、グレートフォックスの莫大なローンを残してしまっている。スターフォックスが金欠なのもそのせいである。親父ェ…


シリーズでの活躍


スターフォックス(SFC)


{{「心配するな、私にはこれがある "グッドラック"幸運のおまじないさ!」}*1

この作品では「フォックス・シニア」という名前になっており、スターフォックスの創始者ではなく、コーネリア軍の軍曹という立場になっている。
宇宙海賊との戦いを終え、コーネリアへ帰還していた途中にブラックホールに飲み込まれて消息不明となった。
容姿はこちらもフォックスと瓜二つだが、彼はジェームズとは違ってサングラスはかけていない。





スターフォックス64


CV:麻生智久(無印)、坂本くんぺい(3D)

本編開始から5年前、ペパー将軍からの依頼で惑星ベノムへと調査へ向かった際に、アンドルフと結託していたピグマに裏切られ、ペッピー共々アンドルフの罠にはまってしまう。ペッピーは命からがら脱出することが出来たが、ジェームズはそのまま罠に落ち消息不明となってしまった。
この件でペッピーは彼のことを戦死したと思い、フォックスに最期を告げた。その後彼の志を継ぐべく、フォックスがスターフォックスの二代目リーダーに就任、新生スターフォックスが誕生した。

なお彼の明確な死亡描写は描かれてないため未だ公式でも生死ははっきりしておらず、死亡したと表明する者もいれば、未だに行方不明(生存の可能性あり)と表明する者もいるためファンによる解釈はまちまちとなっている。



「どんな時でも決してあきらめるなフォックス」



フォックス「!!!・・・父さん!?」



「フォックス 私について来い!」



ラスボスであるアンドルフ・ブレインを倒すと、どこからともなくアーウィンに乗って颯爽と登場し、フォックスを出口まで誘導してくれる。フォックスが基地から脱出した時には再び姿を消してしまうため、フォックスの前に現れたのが幻だったのか本物だったのかは結局謎のままとなった。



「強くなったな フォックス」





スターフォックスアドベンチャー


本人は登場しないが、特定の魔人メダルを井戸に投げることでメッセージを聞くことが出来る。





スターフォックスアサルト


CV:掛川裕彦

「もう じゅうぶんだ… これ以上 傷つくことはない…」



フォックス「…………」



「ともに生きよう」



ファルコ「フォックス!! だまされんな! お前の親父は…!」



フォックス「分かってる! 親父は… 俺の親父はそんなことは言わない!!」



『アドベンチャー』同様本人は登場しないが、本作の黒幕であるアパロイドマザーがフォックスを混乱させるため彼の声を模倣した。しかしフォックスには通用せず、上記のセリフで拒絶された。
どのように彼の声を利用したのか、経緯は一切不明である。(もしかしたら行方不明後にアパロイドに浸食されたのかもしれない)





スターフォックスコマンド


「……よくやった…」



一部ルートの最終決戦で特定の条件を満たすと登場し、プレイヤーキャラとして操作することが出来る。しかし『64』の時とは違ってフォックスとは一切会話をせず、ラスボス撃破後はまたしても消息不明になる。



余談

『F-ZERO』シリーズにも同姓同名の人物が登場しており、その外見も『スターフォックス』シリーズにおける外見をそのまま擬人化したようなデザインとなっている。
年齢は32歳。雇われ遊撃隊「ギャラクシードッグ」のリーダー。マシンは「リトルワイバーン」で、スペースダイナミクス社製。無理矢理ギャラクシードッグの戦闘機をマシンに改造してもらった代物だそう。
ちなみに、アーウィンやグレートフォックスを作ったのも同じくスペースダイナミクス社である。
加えて、『スターフォックス64』のトレーニングモードに登場するタヌキ「ヤル・デ・ポン」はそのスペースダイナミクス社の社長である。あれ?
また、奥さんと幼い息子さんがいるらしい。ん?*2

2003年に放送された『ファルコン伝説』にも登場している。CVは三木眞一郎
こちらでは『スターフォックス』シリーズの性格とは真逆で、他人を信用しないリアリストな性格となっている。
理由は「上司の裏切りで戦友が戦死し、自身も敵の捕虜となってしまったから」。つらい…。
高機動小隊やダークミリオンを利用してレースで優勝を勝ち取るも、レース終了後ダークミリオンに追い詰められ
ピンチに陥ってしまうが、リュウ・スザクに危機を救われたことでいくらか心境に変化が現れた模様。
なお、次回のレースにも(モブとして)出走していたが乱入者によりいきなりクラッシュさせられてしまった。人を利用した挙句勝ち逃げしたがために罰が下ったのだろう。

ちなみにその戦死した相棒の名はオドネル。おやぁ?どっかで聞いた事のある名前ですね…。
なお、戦死したオドネルは実際にF-ZERO世界におけるウルフ・オドネルという設定だったと後に今村孝矢氏のTwitterの発言で明らかとなっている。勿論、『スターフォックス』シリーズのウルフは当然ながら生きている。
『ファルコン伝説』自体は原作『F-ZERO』シリーズとは世界観や設定が異なり同一の世界とは言えないため、原作でも同様なのかは不明。



あと、バート先生のF-ZERO教室において明かされたのみであるが、ギャラクシードッグの同僚の名前はペッピー・ヘアピグマ・デンガーだそうだ…って、完全に初代スターフォックスじゃねーか!!

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではスピリットで登場。
性能は防御属性のアタッカーでスロットは3あり、最大レベルまで育てるとパワーが1万を越える。
階級は最上位のLEGENDだけに彼とのスピリッツバトルは難易度が高い。
詳細はこちらを参照。



ジェームズ「これが私の記事か。 えへへ…なんか照れるなぁ~!」


フォックス「父さん…そんな照れることじゃないと思うけど…。」


ペッピー「ゴホン…追記・修正をよろしく頼むぞ!」


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最終更新:2025年01月07日 19:10

*1 1993年発売 月刊コロコロコミック連載「スターフォックス」より

*2 ちなみに、『スターフォックス64』本編開始時のフォックスの年齢は18歳である。仮に彼らを同一人物と考えた場合、F-ZERO世界はスターフォックス64の少なくとも10年以上も前の話という事になる