邪見(犬夜叉)

登録日:2020/12/01 Tue 12:56:05
更新日:2021/01/10 Sun 11:44:34
所要時間:約 3 分で読めます




アホ! 殺生丸様には深いお考えがあるのじゃ!


邪見とは『犬夜叉』の登場人物。
CV:チョー(無印時代は長島雄一名義)


【概要】

犬夜叉の異母兄・殺生丸に仕える妖怪。
狩衣と烏帽子を身につけた河童っぽい(皿や甲羅は無い)姿をしている。
背丈は子供であるりんよりも低い。

アニメによれば、数百年前は幾千もの同族の妖怪達を従え武蔵野の草原に勢力を誇ったそれなりに名のある妖怪だった。
同族故に全部オレ状態に見えるが気にしない。
そんなある時、他の勢力との抗争中にその首領であった比丘尼に追いつめられるが、偶然通りかかった殺生丸に比丘尼とその配下達はたちまち殲滅される。
その姿に感服した事で地位も配下も全て投げ打ち、半ば押し掛けながらも家来となった。
最終的には殺生丸が築く帝国の大臣となる事が目標。


【性格】

長く生きているだけあり妖怪等についても割と博識だが、かなりの小心者でどこか間の抜けたところがあり、
付き合いの長い殺生丸についても、今一つ考えている事がわかり辛い彼の相手をするのは骨が折れるらしく、
ごますりや余計な事を言っては殴られたり石をぶつけられるなど文字通り邪険に扱われている。
さらにドラマCDの台詞からM疑惑もある。

何か進言しても大抵スルーされ、逆に聞こえなくていい小言に限って聞かれがち*1
さらに途中からりんが加わった事で奔放な彼女にも散々振り回される事となる。なお、本人もりんの方が扱いがいいと自覚している。
ついでに犬夜叉一行や他の登場人物達からの扱いもかなり雑。

ちなみに犬夜叉とは以前から見知ってはいたらしく、「おう邪見」とある種の馴染みがあるかのような呼びつけ方もされている。
一方邪見は「お前のような半妖に話すことなどないわ」と吐き捨てているが、犬夜叉が顔色一つ変えずに殴りつけると割とあっさり要求に応じた。

そんなこんなでかなりぞんざいに扱われがちだが、殺生丸への忠誠は本物で、逃げようと考える事はあっても見捨てる事は決してしない*2
殺生丸も灰刃坊に殺害された際は天生牙で生き返らせるなど、彼なりに思うところはある様子。
まあ、この世のものは斬れない天生牙で試し斬り(花占い疑惑)されたが…。
普段の漫才めいたやり取りに隠れがちだが、彼の気持ちを的確に代弁することも多い。
(というか、原作初登場時の殺生丸がかなり饒舌だったのを、同エピソードのアニメ化に際して邪見がほとんど代弁している)

りんについても彼なりに大事に思っており、危機に陥った時は「殺生丸様のため」等建前を並べながらも身を挺して守ろうとするほか、冥界でりんが命を落とした際は涙を流していた。
また、最終回以降殺生丸がりんに度々送っている着物も、邪見が見立てて買いに行っているらしい。


【戦闘】

殺生丸から授けられた翁と媼の面が一対となった妖杖・人頭杖(にんとうじょう)を操る。
翁の面は所謂火炎放射器で、人間や雑魚妖怪の集団をまとめて焼き尽くすほどの威力を持つ。
媼の面は妖怪の墓場へと辿り着くためのカギとなっており、黒真珠に接触すると秘められていた妖力が反応し、妖怪の墓場への道が開く。元々は武器としてではなく、こちらが本来の役割。火炎放射機能は雑魚を蹴散らすための護身用程度でしかない。

しかし、それ以外は別に特殊な能力があるわけではため、本人の力は大したことなく*3かごめにあっけなくやられてしまっているシーンもある(一応単純な腕力では彼女を上回り、力で跳ね飛ばしたこともある)。
いくら人頭杖を持つとはいえ、使い手としての戦闘センスもないため、強豪妖怪相手には到底歯が立たず、そうした場合は専ら解説役に徹している。

一応、アニメオリジナルで研屋としての才能を見せたり、術で札からいい湯加減の温泉をだしたり、無男という妖怪の手下がいたりといった描写もある。

また人頭杖の火炎は攻撃範囲も威力もかなりのもので、初登場時にはこれで大勢の武士を骨も残さず焼滅したり*4、劇場版では毒蛾や屍の兵士の大群を一瞬にして焼き払ったりと、単純な破壊力には優れる。
妖怪のタフさは持たないとはいえ、七人隊睡骨もその威力に驚く場面もあった。

(りんに何かあったら、わしが殺生丸さまに殺される! そ、それだけは!)


【余談】

どこか憎めないそのキャラクター性から、ある種の萌えキャラとしての地位を確立している。
というか殺生丸やりんの活躍を追っていると必然的に邪見にも萌えてくる。
さらにアニメでは、
  • 「くしゅくしゅくしゅ へけっ!」どこかのハムスターのようなリアクションをとる
  • 阿吽から振り落とされそうになり喘ぐ
  • りんが口ずさんでいる歌の真似をする
  • 中の人が文字通り中の人を務めるNHKの某キャラクターの鳴き声を発する
等々アドリブがてんこ盛りとなっており、ネタっぷりに拍車がかかっている。

加えてドラマCDのひとつ『嵐と祭りと宝来島!』では完全に泥酔した状態で登場、犬夜叉はおろか殺生丸にさえ絡んだ挙句NHKの某番組の歌までノリノリで歌いだし犬夜叉兄弟の喧嘩を白けさせ、犬夜叉の風の傷&殺生丸の蒼龍波を同時に叩き込まれ文字通り吹き飛ばされた(死んだとは言ってない)。
同作のドラマCDの中でもずば抜けて楽屋裏ノリが激しく賛否はあるが、邪見さまファンは必聴。

高橋留美子先生は、「邪見の性別が女だったら、最終回後殺生丸との間に子供を作っていたかもしれない」と答えている。
それくらい二人の関係性は濃いのである。
なお、続編『半妖の夜叉姫』の製作発表時のキャッチフレーズの一つの「殺生丸には、娘がいる。」を受け、母親は誰なのかとネット界隈は一時騒然としたのだが、邪見もこの騒動のとばっちりを受ける事になってしまった。
あろうことか夜叉姫主演の三人松本沙羅・小松未可子田所あずさもインタビュー内で冗談とはいえこの真説ネタに触れている。

『夜叉姫』4話の先行カット公開時に、かごめの祖父がもろはに河童の腕のミイラをプレゼントするシーンがある。
これ自体は犬夜叉1話との天丼ネタなのだが、これにかごめ役のゆきのさつき女史が反応。
Twitterにて「邪見の手(笑)」とツイートした。
邪見様生きてるよ!
なお、のちの本放送時に手ではなく足のミイラだった事が判明する。




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最終更新:2021年01月10日 11:44