オリビア(マリオ)

登録日:2021/01/28 Thu 19:53:00
更新日:2025/04/13 Sun 22:45:23
所要時間:約 6 分で読めます




わたし
えーっとオリビアです。
なまえです!


【概要】

オリビアとは、ペーパーマリオ オリガミキングに登場するサポートキャラクターである。
従来のペーパーマリオシリーズでいうアンナルーシーペンキーと同じようなポジションと言えよう。

折り紙で出来た女の子で、兄であるオリー王の悪事を止めるため、マリオに協力する。
性格は非常に明るく天然、というかアホの子であり、世間知らずだったり言い間違いも多い。その割にはゲーム中のヒントは優秀である。無論ヒントが役に立たなければ困るのだが…
基本的にどんな人にも敬語を使い、名前に「~さん」をつけることが多い。ちなみに兄であるオリーは「兄上」と呼ぶ。
とはいえ意外と「やば~い」など、砕けた口調になることも少なくない。天然が行き過ぎてか、やや毒舌な部分も…

前述した天然ということも含め、精神年齢も小学生程度、むしろ一部シーンでは幼児ともいえるほど幼く、見たことのない地や乗り物などにはしゃぐ一面もある。
また遊園地に赴いた際には、目的そっちのけで遊ぼうとしたことも…

中盤の成長や後半の活躍に加え、底抜けに明るく天然なキャラクター、それに見合った可愛らしいデザイン、今作では珍しい立体感からのパタパタと動き回る可愛さから、暗かったり若干残酷なシーンの多い今作の清涼剤として人気を集めている。

能力としては兄と同様のオリガミの力を操ることで、
マリオの手を非常に大きく伸ばす「カミの手」を発動できる。(オリビアが離脱しているときは使用不可能。)
このカミの手は物を引っ張ったりと道中で道を形成するために使うほか、バトルでも豪快に叩きつけて大ダメージを与えられる。

また今作の中ボスである各地の「カミさま」を撃破することで、そのカミさまに変身する能力を獲得する。
例えば土を操る土ガミさまならその力を使ってチアダンスをしながら土を盛り上げたり沈めたりする、など強力な力を操る。
この能力は戦闘でも活躍し、カミさまやブンボー軍団など、他のボスの弱点を突く謎解き要素として役に立つ。

どうでもいいが、クッパからは「オリガミ娘」と呼ばれる。

【活躍】

彼女とマリオが出会うのはピーチ城の地下。
オリーによって壁に埋められていたところをカミの手で救出する。その後は兄によってマリオともども森に飛ばされてしまい、オリー王やピーチ姫のいるピーチ城を浮かばせている5つのカミテープを何とかするために、マリオと大冒険を繰り広げる。

赤のカミテープがある「ミハラシタワー」のエレベーターでエレベーターガールの物まねをするのはなかなか可愛らしく、印象深い。

次のカミテープを探しにロープウェイに乗った時に、一緒に乗りあわせた記憶喪失のボムへいと仲良くなり、3人で旅をすることに。
その際、「ボム平」と若干名前を勘違いしている*1

青のカミテープ攻略中に訪れたテーマパーク「OEDOランド」では、カミテープ攻略よりも遊ぶことを優先し、OEDOランドより先に進もうとすると、思い切り悲しそうな感じになる*2

OEDOランドでハリボテクリボーの被り物を被ったマリオの姿がツボに入ったのか、かなり大笑いしている。本人によると、恐ろしいハリボテ兵が弱そうな姿、彼女曰く「よわボテ」なのが面白いらしい。

そして青のカミテープを攻略し、黄色カミテープの続く「かぜわたり谷」でオリー王に自分の元に戻らないかと誘われる。
それを拒否するも、なんと彼の手によって大岩の下敷きになってしまう。
ボム平の捨て身の爆発により救出された後は、彼が死んだショックと自責の念から「もう旅なんて続けられない」とふさぎ込んでしまうが、
マリオがよわボテで笑わせようとしたことで、いつまでも泣いてばかりはいられないと、旅を再開する。

黄色カミテープのある「ヤケスナ砂漠」で攻略のために「火ガミさま」の力が必要になった際、火ガミに会うためには「美しい声としなやかな体を持つ者が壁画の呪文を歌いながら舞を披露する儀式が必要である」ということで、彼女が舞を披露することとなる。
…その内容はアイドルのように歌って踊るという儀式というにはほど遠いものであるが。(この際マリオともう一人の仲間である考古学者キノピオはなんとオタ芸を披露している。)

その後黄色カミテープを攻略した後、次の目的地である大海原にて彼女が生まれた場所であるオリガミ職人の家に行く。
そこで彼女はオリー王の手下となるために「いのち折り*3」によって生まれたが、それを拒否したために壁に埋められたことを語る。そのあと職人から何かの書をもらう。

紫のカミテープを攻略し、緑のカミテープが見える「天空スパーランド」へ赴いた際には温泉にハマるが、
「折れに効く温泉」にも長くつかっていたことでただの紙に戻りかけてしまうピンチに陥った*4
この時はカメック*5が折りなおしたことで事なきを得た。

その後ジャングルにて巨大なハリボテワンワンが潜むという緊張感のある中での3連続の分岐で、カメック*6と意見が分かれ、マリオに最終的な選択肢を譲るが、いずれもオリビアではなく、カメックが正解である
共闘してるだけで本質的には敵のカメックより相棒のオリビアを選び、外れたプレイヤーもいるはず。*7カメックの態度もどことなく怪しいのも騙される要因だろう。当然自分にも関わる事であり、マリオを騙そうとしていることはないのだが。

この際カメックが全て正解していたのは、魔法の類ではなくただオリビアやクッパJr.選ばない道をあえて選んでいた*8ためであり、彼女(とクッパJr.)の勘は鈍いことが分かる。

その後緑のカミテープのある墜落したクッパ城で、カミテープの番人であるハサミの手下、「黒い手」に誘拐されてしまう。
救出され、手を特定の形で出し合い、勝敗をつける伝説の方法で黒い手を撃破した後、マリオに抱きつき、「怖かったけど泣かなかった」と告げる。

全てのカミテープを攻略し、ラストダンジョンにあたるオリガミ城*9で、「兄を止められるのか」と不安になってしまうが、マリオやクッパによって励まされ、いよいよ兄との最終決戦に向かう。


ちなみに100%クリアしたあとでエンディングを見ると…


【外部出演】

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは、スピリットとして2020年8月28日開始のスピリッツイベントから参戦した。同時参戦スピリットはオリー王、オリガミ版ピーチ姫。
HOPEランクのサポーターで、スキルは「空中防御強化」。
スピリットバトルでは、原作のごとくマリオとスモール化クッパが護衛として登場し、撃破後に色と形が似たピカチュウに憑依した本体が出現する。
また、ステージ・BGMともペーパーマリオのものが使われている。
そしてそのルールは……

  • アイテム固定:ボムへい
  • 30%以上のダメージで攻撃力・防御力アップ

またしても公式がプレイヤーの心を折りに来たのだった。


追記・修正は兄の野望を止める覚悟のある人にお願いします。

出典:ペーパーマリオ オリガミキング/インテリジェントシステムズ/任天堂/2020年7月17日発売

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最終更新:2025年04月13日 22:45

*1 結果、多数いるボムへいの中からこの「記憶喪失になっていたボムへい」を指す言葉として「ボム平」の通称が使われる。

*2 OEDOランドにカミテープがあるうえ、先に進む道が塞がれているためどのみちOEDOランドに入る必要がある。

*3 これで折ると折り紙に命が吹き込まれるという秘術。

*4 折り紙である彼女がただの紙に戻ることは実質死を意味する。

*5 今作では利害の一致からクッパ軍団は味方である。

*6 3回目はクッパJr.も

*7 外れた場合、2回目までは敵との戦闘のみだが、3回目は問答無用でゲームオーバーである。

*8 これを聞いた2人は自分たちのおかげでカメックが正解できたと前向きにとらえていた。それに対しカメックは(Jr.がいたこともあってか)否定はしなかった。

*9 オリーの手によりピーチ城が変化