登録日:2021/02/28 Sun 00:25:39
更新日:2024/10/27 Sun 15:54:34
所要時間:約 8 分で読めます
2011年に発売された
CoDシリーズ、モダン・ウォーフェアの三作目。
開発は前作の開発も担当したInfinity WardとSledgehammer Gamesが共同で行い、日本では字幕版と日本語吹き替え版の二種類が発売された。
キャンペーンのストーリーは本作が完結編となっており、まさに三部作のトリとして正統進化を遂げたといえる出来映えとなっている。
ストーリー
前作において、独善的な暴走を始めたシェパードを抹殺したプライスとソープ。
しかし、マカロフが始めた戦争の火種はすでに世界中へと広がり、"第三次世界大戦"と呼べるほどの規模となってしまった。
シェパードの策略によって非正規部隊と成り果てた
タスクフォース141や
アメリカ、ヨーロッパ諸国はマカロフ打倒のため、そして依然として進攻を続けるロシア軍に対抗するため、それぞれ世界各地で作戦を遂行する。
登場人物
元
SASで髭とブーニーハットの英国紳士。前作の終盤で国際指名手配された。
新生TF141を率いてマカロフ及び超国家主義者たちとの戦いに臨む。
吹き替え:岡林史泰
元SASの
モヒカンの超人。前作のラストで重傷を負った彼がニコライの隠れ家へ運ばれてくるところから物語が始まる。
吹き替えを担当した岡林氏は、後にBO系統のシリーズで様々な主要キャラクターの吹き替えも担当した。
吹き替え:江川央生
TF141編のプレイヤーキャラ。顔も映るし、台詞も喋る。元スペツナズの腕利きで、マカロフのことを深く憎んでいる。
両腕にはびっしりとタトゥーが入れてある。
かつてSASに救出されたロシア人エージェント。何気に1から皆勤。
崩壊したTF141を再建させるための人員補充や各種情報入手を行うなど、縁の下の力持ち。
一部ミッションでは武装ヘリを駆り、前線で戦うことも。
吹き替えを担当した大塚氏は
BOにてレズノフの吹き替えも担当し、後のAWでもアイアンズの吹き替えを担当した。
吹き替え:鈴木達央
メタルチームの隊長でコールサインはメタル0-1。
サングラスがクールなナイスガイ。
プライスやソープとは旧知の仲で、秘匿回線で彼らと連絡を取りながら、アメリカや世界のため戦火に身を投じる。
吹き替え:楠大典
メタルチームの隊員でコールサインはメタル0-2。大柄な黒人で、ミッションによっては分隊支援火器や大型の電ノコなどを使用する力仕事担当。
吹き替えを担当した楠氏は
BOにてクラフチェンコやデンプシーの吹き替えも担当した。
吹き替え:間宮康弘
メタルチームの隊員でコールサインはメタル0-3。
MK14を愛用し、主にチームのマークスマンを担当する。ベースボールキャップと軽口が特徴的。
吹き替えを担当した間宮氏はAWのコーマックの吹き替えや、BOシリーズでの吹き替えも担当した。
吹き替え:なし
アメリカ軍デルタフォース編のプレイヤーキャラで階級は二等軍曹。メタルチームの隊員でコールサインはメタル0-4。
劇中では顔写真が映るが、ミラー仕様のゴーグルとバラクラバを着けているので素顔はわからない。
アメリカ軍の最高司令官。デルタフォースとメタルチームを指揮する。
前作では空気だったが、今回はデルタフォース編のほぼ全ミッションに登場。
スペシャルオプスの一部ミッションでもナビゲーターを務める。
吹き替え:なし
SAS編のプレイヤーキャラで階級は軍曹。
イギリス国内で怪しげな積み荷を運ぶ超国家主義者たちの行動を探る。
吹き替え:白熊寛嗣
MW1の貨物船のミッションでプライスのチームにいたSAS隊員。バーンズたちを率いて超国家主義者たちの行動を探る。
約5年の間に出世し、TF141に転属したプライス(ブラボー6)の後釜となっている。
吹き替えを担当した白熊氏は後に
BO2にてメネンデスの吹き替えも担当した。
吹き替え:遠藤大智
ウォールクロフトの部隊のSAS隊員。彼と同様に、貨物船のミッションにも参加していた。
吹き替え:菅生隆之
SASの司令官。ウォールクロフトの部隊を指揮する。
正体は若かりし頃のプライスと共にザカエフの暗殺任務を遂行したマクミラン。
当時の借りを返すようにプライスに脅され、TF141にも仕方なく情報を渡す。
吹き替えを担当した菅生氏は後に
GHOSTSにてイライアスの吹き替えも担当した。
超国家主義者
ザカエフの後任として超国家主義者たちの指導者となった男。
今作でも毒ガスを使用した無差別テロなどの非道な作戦を展開する。
マカロフのアジトの一つであるチェコの古城に勤める部下。
大統領の娘の居場所をマカロフに報告した。
マカロフの無差別テロに使用された毒ガスの輸送を行った人物。
フランスに潜伏していたが、デルタフォース及びフランスの特殊部隊
GIGNに襲撃される。
MW1にてソープに射殺されたロシアの超国家主義者。回想シーンにのみ登場する。
吹き替えを担当した若本氏は
BOにてドラゴヴィッチの吹き替えも担当した。
ロシア
吹き替え:なし
ロシア編のプレイヤーキャラ。ワルシャフスキー大統領の護衛のため、大統領や政府高官を乗せたジェット機に同乗した。
吹き替え:内田直哉
ロシアの大統領。戦争終結のため、アメリカとの和平交渉を進めようと考えていたが、超国家主義者の襲撃を受けて行方不明となる。
ワルシャフスキー大統領の娘。超国家主義者の襲撃後は父と同様に行方不明になる。
吹き替えを担当した植田氏は後に
BO2でクロエやミスティの吹き替えも担当した。
その他
吹き替え:志村知幸
ソマリアの武装勢力を仕切るチンピラ。マカロフに協力し、ヴォルクを通して毒ガス兵器をヨーロッパへ横流しにした。
マカロフへの手掛かりとして自身を捕らえに来たTF141と交戦する。
吹き替え:林一夫
MW1においてもSASに協力したプライスの古い友人。
今回も反マカロフ派のレジスタンスを率いてTF141の支援を行う。
マルチプレイヤー
オンラインで世界中のプレイヤーと対戦できる。またオフラインでも4人までプレイ可能。
6人VS6人(たまに9人VS9人)などの基本的な枠組みはMW2からあまり変わっていない。
本作で導入された新ルール「KILL CONFIRMED」は好評で、後のシリーズにも採用された。
また
武器技能などの新たなシステムが追加されている。
- キルスト効果によるキルもポイント加算対象になる「アサルト」
- 死んでもキルストリークカウントがリセットされない「サポート」
- キルストを得ると追加でPERKが有効になる「スペシャル」
の3カテゴリに分けられカスタム毎に設定できるという、シリーズ中でも類を見ないシステムになっている。
キルストリークもカスタムの幅が広がったかと思いきや、これが本作のマルチプレイがオーバーパワーとされる一因になっている。
ゲームバランスはとってもカオス。
全体的にプレイヤーの攻撃性能がインフレしており、度重なる修正を経てもなお殺るか殺られるかの一方的展開が横行。
ムチャクチャと名高いMW2とは違う形でバランスは崩壊気味である。
プレデターミサイル→リーパー→AC130の空爆定食、
マッチの後半ほぼ確定で飛んでくるサポートキルストのEMP、
史上最狂のARと言われたTYPE95ラピッドファイア(3点バーストで、近距離なら2発ヒットで人が死ぬ)、
レーザーガンじみた超低反動のサーマルサイトLMGによる定点防御、
バカみたいに高性能のバックアップマシンピストルなどなど…。
スペシャルオプス
今作では三つのモードに分かれており、どのモードも二人プレイが可能。
そしてオンラインプレイでは新たにフレンド登録していないプレイヤー(所謂野良プレイヤー)とも協力プレイができるようになった。
また新たなサバイバルのマップやミッションをDLCとして発売した。
サバイバル
無限に湧いてくる敵兵と死ぬまで戦い続けるモード。ラウンドが進むにつれて全ての敵兵が少しずつ強くなっていき、人数も増えていく。
プレイヤー側も武器や装備品などをフィールド上のショップで購入し、自身を強化させて戦う。高ラウンドになると、重装備のジャガーノート兵や武装ヘリも敵として登場する。
主な敵兵
最も多い普通の歩兵。
ラウンドが進むにつれて少しずつ重装備になっていき、武器もショットガン→サブマシンガン→アサルトライフルと変わっていく。
爆弾を体にくくりつけたイカれ野郎歩兵。
死亡すると体の爆弾が点火され、大爆発を起こす。
この爆発は敵兵もダメージを受けるので、上手くやれば攻撃にも使える。
武器はショットガン。
プレイヤーに向かって突撃してくる犬。
数回叩かれると本編同様に押し倒して噛みついてくる。
ラウンドが進むと自爆兵と同じ爆弾を背負ったカワイソーな個体も出てくる。
一般兵よりも軽装な歩兵。
フィールド上にクレイモアを仕掛けてくる。
こいつの仕掛けるクレイモアはバカにならないダメージを受けるうえに、なかなか嫌なところに設置してくるので地味に厄介。
武器はサブマシンガン。
空を飛び回りながら機銃で攻撃してくる。
基本的にラウンド始めに出てくるが、ラウンドが進んでいくと少し時間が経ってから乱入してくる事もある。
超重装備の装甲兵。
他の敵兵とは比べ物にならないほど頑丈で、動きは緩慢ながらも確実にこちらを追い詰めてくる。
ラウンドが進むとライオットシールドを携えた奴や、更に重装甲のアーマードジャガーノートなんてのも出てくる。
武器はライトマシンガン。
ミッション
前作のスペシャルオプスと同じようなミニミッション。星三つ(ベテラン)を目指して頑張ろう。
今回も二人プレイ専用のミッションがある。
オンラインで野良プレイヤーとも協力できるとはいえ、やはりオフラインで一緒にプレイできる友達や兄弟がおらず、オンライン環境も無い人には相変わらず星のコンプリートは絶望的である。
カオス
DLCにて追加された新たなモード。基本ルールはサバイバルと同じで死ぬまで敵と戦い続けるというものだが、敵兵が出てくるペースが比べ物にならないほど早く、湧いてくる人数も物凄く多い。
追記・修正は誰にだってできる。
──── その意志があれば。
- MW2もだけど、なんで項目名が「WARFARE」じゃなく「WARFAR」なんだろう -- 名無しさん (2021-02-28 00:33:12)
- ↑修正しました -- 名無しさん (2021-02-28 00:44:27)
- ↑ 対応サンクス。コレのマルチプレイヤーはすさまじいパワー合戦で、乱暴だけど嫌いじゃなかった -- 名無しさん (2021-02-28 01:48:20)
- マルチの完成度そのものはマジで終わってた でもなんかこう雰囲気とかは好きだった -- 名無しさん (2021-02-28 10:50:13)
- ジャベリストとか言 -- 名無しさん (2021-05-28 20:49:37)
- これの反省なんだか知らんけど、CoD:「ゴースト」はえらいローパワーなマルチプレイになっちゃって残念だったなぁ -- 名無しさん (2021-05-28 23:54:20)
- バランスが悪いというより「遊び方が凶暴になった」という感じで、楽しかったなぁ(何もできずにやられる場合も含めて) -- 名無しさん (2024-10-27 15:54:34)
最終更新:2024年10月27日 15:54