登録日:2021/03/09 Tue 14:48:30
更新日:2025/05/26 Mon 12:31:22NEW!
所要時間:約 3 分で読めます
演:鈴木かすみ(リジェ)/小川摩起(リジュエル)
黎明の使徒リジェ
概要
また邪命体にキスをすることで、次元を超えて邪命体をアナザーアースに送り込む。
次元転移は投げキッスでも可能である。
リジェ本人が昏睡状態であっても、動作さえ取らせれば送る事ができる。
人物
非常に無垢で純粋な性格ゆえに、エヴォリアン達のマスコットアイドル的な存在である。
ただしエヴォリアンの本拠地「侵略の園」の中で純粋培養よろしく外界と隔離されて暮らしているせいか、奇怪極まる外見の
トリノイドやギガノイドを見て、「可愛い!」と評してはしゃぐなど美的センスは歪んでいる。
とはいえ、他の幹部に比べると働いた悪事が少なく悪辣さも無いため、恐竜やの面々や
ヤツデンワニと同様に本作の清涼剤と言ってもいいだろう。
その姿は邪命体らしからぬ人間そのものだが、彼女の正体はデズモゾーリャとマホロの子供…
―――
ではなくデズモゾーリャが
アスカとの間に宿っていたマホロの子供を急成長させた姿。
同時にダイノアース側のデズモゾーリャの邪命因子を宿した依り代でもあった。
故に実年齢は何と
1歳。
作中中盤にて
アバレキラー/仲代壬琴に惚れてからは彼を
「ミコ様」と呼び慕う。
性格も急変し勝手に壬琴を侵略の園へ連れて来たり、
ヤツデンワニを容赦なく攻撃したり、アバレンジャーの目の前に現れ挑発したりと言動や行動が乱暴になっていく。
そして……。
黎明の使徒リジュエル
概要
第37話で壬琴への想いを募らせたリジェが急成長した姿。
「悪い大人に影響されてグレた」とか「老けた」とか言ってはいけない。
口癖は「快感」。
成長した事で戦闘もこなせるようになり、巨大な杖を落下させる「リジュエルフラッシュイリュージョン」と
タロットカードに口付けをして敵に飛ばす「リジュエルボンバーキス」等の技を使いアバレンジャーを苦しめる。
人物
極めて傲慢で高圧的な性格で、一度キレると手が付けられない問題児となってしまった。
ミケラと
ヴォッファに高圧的に接したりジャンヌを
「オバハン」呼ばわりしたり
おまいうと可愛らしかったリジェの面影が完全に消えてしまっている。
その振る舞いは、あくまで姿が大人になっただけで精神や思考回路は子供のままの所謂
子供大人そのもの。
忠誠心もデズモゾーリャではなく、仲代壬琴の方に極振りされており彼を「壬琴」と呼び捨てする。
結果エヴォリアンの作戦方針も「仲代壬琴を喜ばせる」という方針に変わってしまった。
……とはいっても、この歪な精神性は異様な急成長を遂げた際に、竜人側の精神が完全に抜けエヴォリアン側の精神のみが残ったが故の歪みや、
彼女の心から頼り縋れる存在が仲代壬琴という人間ただ独りだったという所も大きい。
しかし、あまりの急変ぶりにショックを受けた視聴者は少なからずいた模様。
あと、リジュエルの中の人は演技力にかなり難があり、むしろそっちに絶望した人が多かったとか。
念の為に記載しておくと、まともに育っていない歪んだ価値観だけで急成長した赤ん坊が無理やり大人ぶっているという意味ではキャラ設定そのものには当てはまっている。
どちらかというとリジェと謎の少女の二役を演じ分けていた鈴木さんが完璧すぎたことによる落差がキツイ…というかキツすぎるのだと思われる。
謎の少女
演:鈴木かすみ
リジェと瓜二つの外見を有する彼女の竜神側の精神体。
本編では名前が明かされていないが、演者の鈴木かすみ氏にちなんで「カスミ」と表記する媒体もある。本項目もその表記で統一する。
序盤から度々登場しており、一時期は舞の体に憑依していたが、リジェがリジュエルに急成長した後は実体化して恐竜やで暮らすことになった。
リジェの本来の人格であり、リジェと異なり良識的かつ温厚。平気で人を傷つけてばかりいるリジェをよく思っていない。
アバレンジャー陣営の中では数少ないエヴォリアンの内部情報を知る協力者として活躍する。
終盤の動向
体内に潜むデズモゾーリャの邪命因子が覚醒し自我を奪われ掛けて苦しむ最中、助けを求めてミケラとヴォッファを呼ぶが、デズモゾーリャを裏切ることはできない彼らにはどうすることもできない。
誰も縋れる存在も無く、今は居ない愛する仲代壬琴の名前を叫びながら、独り孤独に苦しみ続ける姿は非常に悲劇的である。
デズモリジュエルと化してからは攻防共に優れた力によってアバレンジャーとアバレキラーすら終始圧倒し続けたが、
アバレモードとなった5人のダイノガッツを合わせた一撃を受け、さらにカスミと融合した事でデズモゾーリャから分離することに成功する。
そして、ジャンヌもといマホロの腕の中でリジュエル→リジェと経て本来の姿である赤ん坊に戻った。リジュエル(リジェ)としての人格が消失する瞬間、マホロを初めて「お母さん」と呼んだ。
全ての戦いが終わった後は「ミコト」と名付けられ、
アスカとマホロと爆竜達と共にダイノアースへ帰還した。
ちなみにエヴォリアンとの最終決戦から半年後、カスミにそっくりな少女とリジュエルにそっくりな女性が恐竜やに来訪している。
カスミ似の少女はアスカ似の父親が家族そろって外食するのに感激する様を見て苦笑いし、
リジュエル似の女性は仲代壬琴似の青年と恋人同士(?)となっているようだ。
余談
Vシネマ『
特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』では、当然ながらリジェ及びリジュエルの出番は無かったが、エンディングでは鈴木氏と小川氏がパーティーのスペシャルウェイトレスとして出演している。
北米版『
パワーレンジャー・ダイノサンダー』には彼女にあたるキャラは登場しなかったが、アバレキラーことホワイトダイノレンジャーの父であるアントン・マーサー博士に「敵首領を体内に抱え込んでいる」という要素が引き継がれ、
またデズモリジュエルもいちゲスト怪人にはなったが登場している。
追記・修正お願いします。
- 子供のほうが演技上手かった気がする -- 名無しさん (2021-03-09 19:49:12)
- 棒読みだとしても前作のフラビージョはキャラと相俟っていい感じに不気味さや底知れなさを醸し出してからな〜...そういう感情欠落系キャラならまだしも、冷酷で傲慢キャラには明らかに合ってなかった... -- 名無しさん (2021-03-09 20:32:04)
- ただまあ一切まともな育成されていない赤ん坊が無理やり大人ぶってると考えるとありっちゃあり。問題なのはその前の鈴木かすみ氏が決めた方向性とは全く違ったってことで。 -- 名無しさん (2021-03-09 23:29:29)
- 鈴木さんはリジェと謎の少女の一人二役を凄い力量でこなしてたから余計にね。でもリジュエルのキャラや結末は好き -- 名無しさん (2021-03-10 09:06:57)
- 最後の最後にジャンヌの事を「お母さん」って呼んだシーンは好き -- 名無しさん (2021-03-15 20:43:55)
- 赤ちゃんに戻ったミコトにカスミの時と同じようにお姉ちゃんって呼ぶ舞ちゃんのとこジーンときた。リジェの時に出会ってたらどうなっていただろう..... -- 名無しさん (2022-04-05 11:54:07)
最終更新:2025年05月26日 12:31