六葉アサナ

登録日:2021/04/06 Tue 20:12:14
更新日:2024/12/16 Mon 13:13:26
所要時間:約 3 分で読めます





「私は勝つ! 重騎道の誇りにかけて!」


六葉アサナとは遊戯王SEVENSの登場人物。
CV:髙橋ミナミ

●目次

概要

ゴーハ市の都市開発にも貢献したムツバ重機のご令嬢
ゴーハ第6小学校重騎デュエルクラブの部長を務める小学生で通称重騎愛ずる姫君
容姿は銀髪に褐色の肌、騎手のような服を着込んだ男装少女。
御付きに同じクラブ参謀の顧問の先生田崎ギャリアン、加山シュベール、鳩のハトラップを従え、愛機である深紅の小型ショベルカーR6に乗っている。



人物

規律や伝統重んじる生真面目な性格であると同時に好奇心旺盛で、取り締まっているラッシュデュエルを実際に体感してみてとても楽しそうにデュエルしている。
実直な性格や力強いデュエルスタイルからクラブ内で慕うものも多い。
一方で重騎であるR6のエンジン音を声として会話したり、その音に聞き惚れて顔を赤らめ、ハァハァする危ないオタクな一面も。
更に六葉家に代々伝わる重騎乗りが従うべき掟が999あるという重騎道なる教えを信仰している。
伝統や格式を重視する姿勢からオリジナルこそ美しいという考えを持ち、ゴーハデュエルを改造したラッシュデュエルを取り締まるよう動いたり、人の言葉を話すゴーハ社開発のドローンをムツバ重機衰退の原因でもある事から嫌悪していて、カイゾーやセバスチャンなどはゴーハ6小内での使用を禁じている。
ラッシュデュエル開発者である王道遊我とは森で重騎デート遭遇した時からR6が気に入ったのもあってお互いに友好的。

重騎デュエルクラブでは、ムツバ重機製の小学生でも乗れる小型の重騎(デュエルディスク機能付き)を普段使いしており、それに乗ってデュエルする重騎デュエルを行っている。
ライディングデュエルでもないのに乗る必要はあるのか?遊戯王ではよくあること
アサナの場合デュエルディスクとして小型化されたものを元々はムツバが重騎に搭載する形で初めて移動式デュエル装置を作り出したという自負も加わっている。
重騎デュエルクラブはアサナと同じく重騎道精神を信仰し、ラッシュデュエルの取り締まりやギャリアンとシュベールによる遊我一行への自作自演行為、鉱山に廃棄された試作型デュエルディスクを掘り起こし、その中から消滅せずにマキシマム化するカードを探し続けるという気の遠くなるような作業を熟すなど、統率の取れた集団でもある。

使用デッキ

種族を幻竜族で統一した「幻刃(げんば)*1カードを扱う。
「どう違うの?ドラゴン族と」「わからん!」
重機に関係した言葉を文字ったもの、掘り起こすという言葉通り墓地のカードを再利用したり裏側守備を表側にするカードがある。
また複数のフィールド魔法を駆使して自分のモンスターを強化するのが基本スタイル。

  • 幻刃竜(げんばりゅう)ビルド・ドラゴン
お前の前に道はない、お前の後ろに道はできる!永遠(とわ)に動け、無限の軌道!
幻刃竜ビルド・ドラゴン 駆動!

アサナのエースモンスター。
フィールド魔法がある時、墓地の幻竜族かつ通常モンスターを現場復帰させることができる。
効果名はインフィニティ・レクラメーション。
技名はヘビィ・プライド・クラッシュ。

口上の由来は高村光太郎の詩「道程」の一節「僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる」から。
分かり易いことに「僕」が「お前」になっている。

  • 幻竜重騎ウォームEx(エクス)カベーター
目覚めよ、重騎乗りの魂と共に!鳴け!響け!黒鉄(くろがね)の竜よ!マキシマム召喚!山を削り、大地を穿ち、世界中に重騎の道を敷き詰めよ!出でよ、幻竜重騎ウォームExカベーター!!

アサナの切り札その2
自分の手札枚数で攻撃力を上げる永続効果を持ち、場の魔法か罠を破壊しドロー効果も持つマキシマムモンスター。
効果名はアルカディア・クエイク。
技名はインフィニット・グランド・クラッシュ。
マキシマムの例に漏れず揃えば強力なカードではあるが、マグナム・オーバーロードと同じく埋まっていた試作型デュエルディスクから掘り出したものなので遊我2戦目の途中で限界が来てしまい消滅している。

  • 幻刃天竜(げんばてんりゅう)ガントリー・ドラゴン
天を貫き、そびえ立つ巨体!轟く鋼の咆哮!
躍動せよ!幻刃天竜ガントリー・ドラゴン!

アサナの新たな切り札。
フィールド魔法が表側表示で存在する場合に、幻刃竜ビルド・ドラゴンを蘇生し、このターン幻竜族以外攻撃できなくなる効果を持つ。
攻撃名はメカブーム・クラッシュ。効果名はインフィニティ・ローディング。


重騎デュエルクラブメンバー

田崎ギャリアン


7小ごときの青二才が、我らに挑む根性など持ち合わせるはずがない!

CV:中村光樹

ゴーハ6小6年6組、重騎デュエルクラブ参謀。
アサナを「ひいさま」と呼び、絶対の忠誠を誓っている。
髭にしか見えない長いもみあげがチャームポイント。小学生とは一体…
やや中年体型ながら、作中初のデュエルマッスルを披露したでもある。
老け顔であり、凛之助も顧問の先生と見間違えていた。
口調も非常に古くさく、自身を「老兵」、蘭世や凛之助を「若造」と呼ぶが、前述のとおり彼自身も小学6年生の若造*2であり、言うなれば逆ミミさんである。
高圧的な面はあるが、戦った相手の戦術に感銘を受けた際は素直に称賛する気持ちの良いところもある。


初登場時、重騎で「何か」を掘削していたところに鉢合わせた蘭世&凛之助と対戦。
双子の実力は認めつつも《ドリリング・マンドリル》により一蹴、2人を6小に強制転校させる。
後に同じく強制転校させられてきたガクトに、蘭世と凛之助の敵討ちとしてデュエルを挑まれる。
新エース《シールド・ボーリング・コング》で勝利圏内まで追い詰めたが、ガクトの攻撃力0戦術の前に攻撃をいなされGG03と共に敗れた。
蘭世&凛之助には「良き主に恵まれたな」と告げ、自ら廃棄宿舎へ行き、シャベルなどを通して初心に帰って努力している。

●GG03
ギャリアンの重機。
老兵を自称するギャリアン同様既に大分古くなっているらしく、デュエルの際はかなりの負担がかかってしまうらしい。
ガクトとのデュエル後、機能を停止してしまった。
読みは「ジージーゼロスリー」だが、明らかに「ジジイオッサン」と読ませに来ている。スタッフ・・・・・・


加山シュベール


今の私は、あの頃の泣き虫シュベちゃんじゃないでシュベール

CV:佐藤祐吾

重騎デュエルクラブ参謀。
語尾に「〜シュべール」と付けるのが特徴。香山ピエールではない。
マントを羽織っておりキザな印象を受けるが、重騎の危ないギャリアンを気遣っていたり仲間意識は持っている模様。
デュエルは下記のハトラップの通訳と称し、彼(?)の手足となってサポートする。よってデュエルの腕前は鳩以下。
しかし長年の付き合いと自信からハトラップの考えを全て理解しているつもりでいるためか、結果的にハトラップの指示に反する行動をしてしまうことがある。

なお、ハトラップの通訳をしている時と自分の意志で喋っている時とで語尾が違うため、区別可能。
ちなみに彼の家は鳩が経営する配達会社であり、鳩の両親や兄弟たちと共に過ごしている事が判明した。しかし家族で人間なのはシュベールだけである


ハトラップ


クルックー!

CV:松田利冴

重騎デュエルクラブ参謀。鳩。
鳩ながら高い知能を持ち、ルークに「ラッパデュエット大会」のチラシを届け、6小にやってくるように仕向けた実行犯。
シュベールが通訳してる時の語尾は「〜ラップ」
ちゃんと生徒である。そしてちゃんとデュエルも出来る。
この件に関して往年の遊戯王アニメファンの一部からは「SAL*3や忠吉*4がデュエルしてたし動物のデュエルなんて今更じゃん」などという感想が飛んだが、それらは知能方面に何らかの外部的補助があるものであり、カードのプレイに関して純粋に自らの頭脳のみでデュエルを行った原生生物*5はハトラップが初である。
ちなみに好物は焼き鳥。


ちなみに声優はハントと兼役。
SEVENSではモンスター以外の兼役は何らかの関係があるため当初はハント=ハトラップだとか言われていた(名前もだし)が、特に関係はなかったようだ。


象明寺キャタピリオ


見たか!我が解体の技!

CV:堀井茶渡

重騎デュエルクラブのメカニック。語尾は「〜ゾウ」
特徴的な仮面を被り、背中には特殊金属ゴーハニウムで出来た巨大なスパナを背負っている。なお実の顔は割とイケメン
重騎のメンテナンスを担当しており、それゆえに解体も得意なクラブの縁の下の力持ち。


作中では遊我の「ロード研究所」を解体すべく、部下2人と共にロード研究所を強襲。
立ちはだかったタイガーとのデュエルになった。
どうやらタイガーとは昔からの知り合いであり、なんらかの因縁がある模様。
だからって小6女子に向かって「お前を解体してやるゾウ!」はまずいんじゃないだろうか。


本編の活躍

ゴーハ6小編から登場。
遊我とは一足先に遭遇してR6を修理してもらったことで仲良くなり、密着してR6の操縦を教えながら森林デートするという6小編ボス候補でありながらまさかのヒロイン属性を発揮。
そしてラッシュデュエルの取り締まりを行なっているゴーハ第6小学校重騎デュエルクラブの部長として本格的に登場。
本人初のラッシュデュエルだと思われる遊我戦ではゴーハデュエルとの違いに驚きながらも興味津々な様子で実力を如何なく発揮し、更にはマキシマムモンスターをも駆使して遊我に勝利し一行をゴーハ第6小学校に転校させた。

ギャリアンとシュベール&ハトラップは学人とルークに敗北し、鉱山の秘密を知った遊我たちにゴーハ市内小学校のラッシュデュエル存続を賭けたデュエルを持ちかける。
お互いマキシマムモンスターを召喚しぶつかると思われた時、掘り起こしたマキシマムカードの限界が来て両方消滅。
共にモンスターゾーンが空の状態でアサナにターンが渡り幻刃竜ビルド・ドラゴンで攻めるも罠で防ぎきられ、返しのターンで遊我の新エースである鋼機神ミラーイノベイターに敗北、それと同時にR6も爆散してしまった。

実家であるムツバ重機が都市開発を担い隆盛を極めたのは今は昔の話であり、ゴーハ社のドローン普及により、アサナ自身時代遅れと言及する程に重騎の需要は低下。ゴーハの重機製造部門に吸収され旧型重騎のサポートは終了、現在ではムツバ重機は存在せず六葉自転車にまで規模が没落している。
そのため自分たちの重騎が経年劣化により壊れかかっているにも関わらず自前でパーツを製造することもできず、それが可能なゴーハに再生産を頼むも断られ続け、他のパーツを使った改造は主義に反しているので拒否していた。
ラッシュデュエルの取り締まりを強行するのも、ゴーハ社長と目的達成した暁には重騎用パーツを再生産する約束を交わし、ムツバ重機を復活させるためだった。
しかしアサナも探し求めていたムツバ式移動デュエル装置 R零号を遊我が場所を調べ上げ発見し、その内外が他のパーツも使った継ぎ接ぎだったことで説得され限界が来ていたR6の改造を許諾。
遊我の技術を使った改造によりR6は生まれ変わり、ゴーハ6小も晴れてラッシュデュエル解禁となり和解した。
なお、それまで幼少期の思い出にしか登場しなかった曾祖父さんは現在でも元気に生存していることが判明している。


余談

ちなみに、六葉アサナは歴代シリーズでもかなり特異なポジションにいる。

  • アニメシリーズ初の幻竜族使い
  • アニメシリーズ初のボスポジションの女性キャラ*6
  • 非ゲストキャラの女性決闘者で唯一女性型のモンスターを使用していない*7。アンナちゃんですら列車に女騎士の上半身を引っ付けていたというのに……。
  • メインヒロインのロミンがライバル枠のルークとのフラグを立てる一方で、彼女は主人公の遊我とフラグが立っている(別のジャンプ漫画でいうとこの人に近い)




「デュエル竣工! 我らの追記、修正を確認」

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  • 髙橋ミナミ
最終更新:2024年12月16日 13:13

*1 重機と幻竜族である事もかけて、「工事現場」がネーミングの元ネタとされる

*2 一応年齢は明言されていないが

*3 アニメGX

*4 アニメZEXAL

*5 「異世界から来た虎型のモンスター」「竜の化身」などファンタジー要素が加わったものは存在するが

*6 原作:吉田伸作画:三好直人の組み合わせであるZEXALとARC-Vの漫画版はラスボス格がゲロマブ美人だったが

*7 フュージョン召喚の指定素材兼マスコット的立ち位置の《幻刃姫パイロン》もケモ度の方が際立っている