幻竜族(遊戯王OCG)

登録日: 2016/02/18 Thu 13:40:02
更新日:2025/03/06 Thu 19:58:27
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「どう違うの?ドラゴン族と」


「わからん!」


幻竜族とは、『遊戯王OCG』におけるモンスターの種族の1つ。


概要

2014年(第9期)の『ザ・デュエリスト・アドベント』にて登場した24番目の種族。
2017年(第10期)にサイバース族が登場するまでは、ゲーム内に存在する種族の中ではもっとも新参であった。

名前の通り所属するモンスターはドラゴンが中心。
というか外見で判断する限りは本来ならドラゴン族に分類されるようなモンスターがほとんどである。
海竜族ですらドラゴン族でまとめればいいんじゃないか、と言われたこともある中、こちらはほとんどがドラゴンドラゴンしている。

それでもわざわざこの種族を登場させたのは、恐らくあの子達が環境において大暴れしすぎて下手にドラゴン族を増やせなくなったため。
外見的に華やかで子供を中心に人気の高いドラゴン型のモンスターを増やすための妥協案だったのだろう、とデュエリスト達からは言われている。
……もっとも、その原因となった彼らが禁止カードになった*1ことで現在もドラゴン族は続々と登場しているわけなのだが。

あえて特徴を挙げるのであれば、半透明のものや光り輝くもの、神話やおとぎ話に登場するようなモンスターが多い。
特に「竜生九子」や「中国の伝承に出てくる伝説の剣」といった、東洋風モチーフがここ最近多め。
《メタファイズ・アームド・ドラゴン》や《幻界突破》のテキストから判断すると恐らくはドラゴン族が変化を遂げた存在なのだろう。

扱いに関しては、現実世界におけるドラゴン≒デュエルモンスターズの世界における幻竜、くらいに考えてもよいかもしれない。
それらを意識してか、英語版での名称はファンタジー作品において古竜を意味する「Wyrm」。

幻竜族の登場と同時に誕生したカテゴリには竜星があり、以後しばらくは幻竜族≒竜星のイメージが強かった。

というのも、新種族の割に新規がなかなか増えなかったことと、
幻竜族の登場から数えて1年半以上もの間、竜星以外のカテゴリが現れなかったこと、この2点が原因である。
しかし、2017年最初のマキシマム・クライシスで幻煌龍真竜が追加され(真竜は以前から関連モンスターが少しずつ出ていたが)、ようやく活気もわいてきたと言えよう。


特色

種族固有の特徴というのはさほど明確には決まっていないようだが、非カテゴリの一部のモンスターには他に例のあまりないユニークな効果を備えたものが多い。
また、通常モンスターそのものを戦術の主軸する幻煌龍や、永続魔法や永続罠をアドバンス召喚のリリースに用いる真竜、など、これまでのOCGのセオリーから外れた要素を打ち出している。

これらを鑑みると、「幻の竜」という呼び名に則った「物珍しさ」をコンセプトとする種族なのかもしれない。

強いていうなら、サイキック族と並んで「除外」に関連するカードの割合が他の種族に比べてやや多め。
除外されることで効果が起動したり、自らを除外して効果を使ったり、除外された幻竜族を呼び戻したりといったことができる。


代表的な幻竜族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:幻竜族 も参照。

メインデッキの幻竜族モンスター

  • 《幻殻竜》(☆4)
幻竜族の下級通常モンスター。
レスキューラビット》でリクルートでき、守備力0の闇属性なので《悪夢再び》や《おもちゃ箱》にも対応。

  • 《メタファイズ・アームド・ドラゴン》(☆7)
光属性の通常モンスターへと変化した《アームド・ドラゴン LV7》のリメイクモンスター。
変化前とステータスやレベルは変わらず、もう片方のリメイクモンスターに比べると効果を持たないこともあり地味に思えるかもしれないが、実は攻撃力2800はレベル7の通常モンスターでは最高。
最上級と同じステータスを持つため、一部帝サポートの恩恵も受けられる。

  • 《幻煌龍 スパイラル》(☆8)
スパイラルドラゴン》のリメイクモンスター。
通常モンスターかつ種族以外のステータスもリメイク元と変わらないが、こちらは「幻煌龍」装備魔法による特殊召喚に対応している。

  • 破面竜(ネイキッド・ドラゴン)》(☆3)
仮面竜(マスクド・ドラゴン)》のリメイクモンスター。アランカルではない。
自身の戦闘破壊時にデッキから守備力1500以下の幻竜族を呼ぶリクルーター。
種族以外のステータスは《仮面竜》と同じだが、こちらは攻撃力ではなくリクルート先の守備力を参照する。要は専用リクルーターになった《黒き森のウィッチ》。
殴られると最上級が呼び出せるので、《強制転移》で相手に大ダメージを与えると良い。

  • 《ドラゴンダウザー》(☆4)
ペンデュラム黎明期に登場した下級モンスター。
戦闘破壊または相手の効果により破壊された時、地属性ペンデュラムモンスターを守備表示でリクルートできる。
特殊召喚したモンスターはターン終了時に破壊されるので、【幻竜族】よりは【ペンデュラム召喚】デッキが主な職場になるだろう。

  • 《ナイト・ドラゴリッチ》(☆4)
《つまずき》+《アヌビスの呪い》を内蔵した制圧力の高い骨。
デッキやエクストラデッキから特殊召喚された幻竜族以外を強制的に守備表示にし、更に守備力を元々の守備力分だけ下げる効果を持つ。
基本的に手札から出てくる儀式モンスターと相性が良く、中でも《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》は相手の守備0への攻撃が通れば1キル確定である。
闇属性・守備力0なので《破面竜》・《悪夢再び》等にも対応。
連続特殊召喚を行うテーマが多い現在の環境において非常に優秀な効果であるが、通常召喚や(エクストラ)デッキ以外からの特殊召喚には対応しない点、自身にも効果が及ぶ点、そして何よりリンクモンスターに全く刺さらない点には注意が必要。

  • 《マグマ・ドラゴン》(☆4)
《ラヴァ・ドラゴン》によく似た蘇生効果持ちの下級モンスター。
自身の特殊召喚時、墓地の幻竜族を効果を無効にして守備表示で特殊召喚できる。
蘇生対象にレベル制限はなく、墓地で発動する効果までは無効にしないので《破面竜》や《邪竜星-ガイザー》を蘇生して更なる展開へ繋ぎたい。

  • 竜胆(リンド)ブルーム》(☆4)
相手にも影響力がある超重武者を内蔵した下級モンスター。
モンスター同士の戦闘時、ダメージ計算を互いの守備力の数値で行わせる。
《ナイト・ドラゴリッチ》と比べて、こちらは確実にダメージが与えられる一方、制圧力に欠ける点・守備力1800と高めなので《破面竜》で呼べない点では劣る。
また相手のブロッカーも強化すること、直接攻撃は対象外なこと、幻竜族自体攻守の極端な連中が多いことにも注意。

  • 《竜宮のツガイ》(☆6)
手札のモンスター1枚を捨てて、デッキからレベル4以下の幻竜族をリクルートできる。
《マグマ・ドラゴン》・《ナイト・ドラゴリッチ》・《イルミラージュ》あたりが主な候補。
《竜宮のツガイ》から《イルミラージュ》を持ってくれば《幻竜星-チョウホウ》、《マグマ・ドラゴン》を持ってきて《イルミラージュ》を蘇生させれば《邪竜星-ガイザー》が狙える。

  • 龍大神(りゅうおおかみ)》(☆8)
相手が特殊召喚を行った際、相手にエクストラデッキのカード1枚を墓地へ送らせる効果を持つ。
破壊ではなく墓地送りなので優秀と言えば優秀だが、相手に選択させる関係上、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》などのように、墓地へ行っただけで発動するカードが増えた現在では逆にしっぺ返しを食らう可能性もあるので注意。
相手に送り付けて自分が《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》の効果を利用してしまうのも1つの手。

  • 《イルミラージュ》(チューナー・☆3)
互いのモンスターの攻守を自身のレベル・ランク×300下げる効果を持つ。言わば《強者の苦痛》内蔵の下級チューナー。
あちらとは異なりエクシーズモンスターにも対応する一方、守備力も下がりかつ自分も弱体化するので扱いは難しい。自身は攻1600・守1000なので、実質攻700・守100となる。
一応レベルの割に攻撃力はあるので標準的ステータスなら相打ちにできるが、エクシーズモンスターは低ランクでも高攻撃力持ちが比較的多く、加えて今ではリンクモンスターという弱点もあるので過信は禁物。

  • 《タツノオトシオヤ》(チューナー・☆7)
レベル・スティーラー》を内蔵した最上級チューナー。
1ターンに3回までレベルを下げてレベル1の「タツノコトークン」を生成できるので、これ1体でレベル5~7のシンクロ召喚が可能。
ただし、最上級モンスターでありながら「幻竜族モンスターの効果でしか特殊召喚できない」デメリットを持つので、手札事故には注意。
一応通常召喚は可能なので《死皇帝の陵墓》を使うか、早々に墓地へ送りたい。
《マグマ・ドラゴン》で蘇生すれば《星態龍》になれる。

  • 獄落鳥(ごくらくちょう)》(チューナー・☆8)
《心変わり》を内蔵したアタッカーとして使える最上級チューナー。
手札のチューナーを墓地へ送り、相手モンスターのコントロールを1ターン奪取できる。
更に自身の攻撃力が墓地のチューナー×100上がるので、シンクロ召喚や自身の効果発動に応じて強化されていく。
高レベルかつ低守備力なので、上級チューナーを呼べる《ぴよコッコ》や《破面竜》に対応する。

高攻撃力持ちのチューナーなので、チューナーを多く使う【チューナー】では非常に有用。
《イージーチューニング》を使えば手軽に攻撃力を2700強化できる。
名前はトリだが、頭の部分をよく見るとキバがある(=ドラゴン寄りである)のがわかる。

  • 《アークネメシス・プロートス》(特殊召喚・☆11)
「ネメシス」に属する特殊召喚モンスター。属性が異なるモンスター3体を除外する事で特殊召喚できる。
属性を1つ宣言し、宣言した属性を持つフィールドのモンスターを全て破壊して次のターン終了時までお互いにその属性を特殊召喚できなくする効果を持つ。
属性統一デッキに対して高い制圧力を備えているが、特殊召喚封じのみを目的としてフィールドに存在しない属性を宣言する事はできない。
このカード単体でメタを張れる闇属性を宣言したとしても、このカードは効果破壊耐性を持つので自滅する事は無い。


エクストラデッキの幻竜族モンスター

  • 《沼地のドロゴン》(融合・☆4)
幻竜族初の融合モンスター。「同じ属性で種族が異なるモンスター×2」を融合素材に指定する。
自身および自身と同じ属性のモンスターに効果対象耐性を与え、フリーチェーンでそのターンだけ属性を変化できる。
なかなか面倒な能力持ちだが、フリーチェーンと言っても対象に取られてからチェーンしたのでは遅いので、能動的に自分の属性を変えられることを生かしたい。
こいつの登場による一番の影響は、《超融合》のマトになるモンスターと、《未来融合-フューチャー・フュージョン》で落とせるモンスターがいきなり増加したことだろう。
もちろん《簡易融合》にも対応している。

  • 《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》(シンクロ・☆6)
ホルスの黒炎竜 LV6》のリメイクモンスター。
シンクロ召喚時に素材とした非チューナーモンスターの種類で効果が変わる。
  • 通常モンスター:シンクロ召喚したターン、他のカード効果を受けない
  • 効果モンスター:自身以外の表側カード1枚の効果を無効化
  • Pモンスター:相手が選択したモンスター1体のコントロール奪取(シンクロ召喚したターン、そのモンスターは攻撃不可)
ペンデュラムモンスターにも属する通常・効果モンスターを非チューナーとして用意すれば全ての効果が得られる。
効果を持たない儀式・融合・シンクロモンスターは素材にしても効果が使えないのは注意。

  • 《たつのこ》(シンクロ・チューナー・☆3)
地味に増えてきた下級シンクロチューナーの1体。
他のモンスター効果を受けず、手札モンスターをシンクロ素材にできる効果を持つ。

  • 竜巻竜(トルネードラゴン)》(エクシーズ・★4)
エクシーズ素材を消費し、フリーチェーンで魔法・罠を1枚破壊できる。言わば生きた《サイクロン》。
素材縛りがなく、攻撃力も2100とそこそこあるので最悪でもアタッカーとして使えるのは割と大きい。

  • 星輝士(ステラナイト) セイクリッド・ダイヤ》(エクシーズ・★5)
簡単に説明すれば「シャドールインフェルノイドライトロードを絶対殺すマン」。
「エクシーズ素材を持つ間、互いのデッキからの墓地送りを封じ、墓地から手札へ戻るカードも除外する効果」・「エクシーズ素材を消費し、相手の闇属性モンスターが発動した効果を無効にして破壊する効果」を持つ。
素材指定は「光属性レベル5モンスター×3体以上」と厳しいが、自分メインフェイズ2であればテラナイトエクシーズモンスターに重ねてのエクシーズ召喚も可能。

エクシーズ素材を消費し、対エクストラデッキから特殊召喚されたモンスター専用で《月の書》を発動できる。
さらに相手の効果でフィールドから離れたら自身を裏側守備表示で特殊召喚でき、自身がリバースしたらフィールドから1枚を墓地送り、と意地でも相手へ干渉する吸血鬼
「離れた」と緩い条件だが、同じ条件の《E・HERO アブソルートZero》や《スターダスト・ウォリアー》と違い、エクストラデッキへ戻ると特殊召喚できない*2ので注意。

ちなみにNo.が登場するアニメZEXAL放映はOCGでは第7期途中~第8期までであり、当時は幻竜族は影も形もない。
このカードは後付けのOCGオリジナルとは言え、設定的にそれでいいのかというツッコミ所ではある。

  • 竜絶蘭(りゅうぜつらん)》(リンク・L4)
リンク召喚時に、墓地の「竜」にまつわる種族を参照にして様々な効果を発揮する大型リンクモンスター。
  • ドラゴン族:その数×100のバーン
  • 恐竜族:その数×200分自己強化
  • 海竜族:その数×300分、相手モンスターの攻撃力を全体弱体化
  • 幻竜族:その数×400LP回復
無理に全種族を混ぜると1つ1つの効果量が小さくなりがちなので、勝利に直結しやすいドラゴン族のバーンに、高打点を生かせる自己強化の恐竜族か弱体化の海竜族辺りの1・2種類に絞って使いたい。


魔法・罠カード

  • 《幻界突破》(永続魔法)
自分フィールドのドラゴン族をリリースし、それと同じレベルの幻竜族1体を特殊召喚する永続魔法。
特殊召喚された幻竜族モンスターには、戦闘破壊したモンスターをデッキへバウンスさせる効果が付与される。
このカードを軸に幻竜族とドラゴン族をコラボレーションさせたデッキを組んでみるのもまた一興。
これが除去されても付与した効果は消えないので安心を。

  • 《異層空間》(フィールド魔法)
「フィールド全体の幻竜族の攻守を300アップさせる効果」・「墓地の幻竜族3体をコストにフィールドのカード1枚を破壊する効果」を持つフィールド魔法。
破壊効果は維持できれば毎ターン使えるものの、ややコストが重い。
単純に攻撃力の上昇のみを求めるならば、構築が狭まるものの《一族の結束》を優先した方が良いかもしれない。

  • 《相剣暗転》(通常罠)
自分フィールドの幻竜族モンスター1体と相手フィールドのカード2枚を対象として破壊する、言わば幻竜族版《毒蛇の供物》。
あちらとは異なり対象が減っても不発にならない。

  • 《幽麗なる幻滝(げんろう)》(通常罠)
「ステータスを指定しない幻竜族サーチ」と、「手札・フィールドの幻竜族を任意の枚数墓地に送り、送った枚数+1枚のドロー」のどちらかが行える通常罠。
「万能サーチ」と言えば聞こえはいいのだが、罠としての遅さから《破面竜》でリクルートしたほうが手っ取り早く、現状わざわざこのカードでサーチしなければならないモンスターは(《破面竜》以外)あまりいない。
そのため、むしろメインは後者の効果で、手札交換はもちろん、フィールドの幻竜族を巻き込んでサクリファイス・エスケープにも使えるので、サーチ先が少なくなるデュエル後半で引いても腐りにくい。
また、もし後者の効果を使うタイミングが無い時でも前者の効果を使えば腐らないので、2つの効果が相互に欠点を補っており、二重の意味で1粒で二度おいしいカードといえる。

  • 《竜魂の幻泉》(永続罠)
墓地からモンスターを特殊召喚し、種族を幻竜族へと変化させる永続罠。
蘇生時の表示形式は守備表示に限定されているので、《リビングデッドの呼び声》とは相互互換と言える。
こちらは幻竜族を素材に指定するモンスターの特殊召喚や《ナイト・ドラゴリッチ》の効果をすり抜けるのに有用。


幻竜族テーマ

深き海の底より帰還した大渦の主。
上記の《幻煌龍 スパイラル》を中核とする、「大型通常モンスターワントップ構築」という漢らしすぎるテーマ。
様々なカードが「《幻煌龍 スパイラル》をデッキから呼ぶ」か「《幻煌龍トークン》を生成する」といった効果を持ち、これによって《幻煌龍 スパイラル》かトークンをムキムキになるまで強化しまくるというコンセプト。
更には通常モンスターのみが場にいると妨害効果が発動したり、条件を満たすと特殊勝利になるといった、とにかく《幻煌龍 スパイラル》を利用して戦うというストロングスタイルなデッキとなっている。

「Pの一族」の総まとめであり、竜魔王に呼び寄せられた「真竜皇」と、それに立ち向かう「竜剣士」によって構成される。
もはやEXからの展開が当たり前になった9期パックの最後に登場した、まさかのアドバンス召喚重視のテーマ。
ほとんどの「竜剣士」が場の永続魔法・罠をリリース素材にするという前代未聞の方法によるアドバンス召喚が可能で、これによって堅実に場を固めていく。
その一方で「真竜皇」は場のカードを破壊することで手札から特殊召喚が可能となっており、破壊に巻き込んだカードの属性によって追加効果を得る形になっている。

烙印世界関連テーマの1つで、霊峰に住まう竜人の剣士たち。モチーフは東洋伝承における伝説の武具。
水の精霊である氷水と契約し、「相剣」という己の魂を形にした剣技を振るう。
シンクロ召喚主体テーマでありながらもテーマ内に普通のチューナーが存在しないという点が特徴。
その代わり、様々な方法でチューナーのトークンを作りそこからシンクロを行っていく。
デッキそのものは展開がわかりやすい上に安定した強さのカードが多く、初心者から上級者までオススメできるデッキの一つ。
後述する天威・竜星と無理なく組み合わせられる為、それらのいいとこ取りをした「幻竜族シンクログッドスタッフ」といった構築も可能。

  • 【天威】
修羅に堕ちた武人と、正道を征く拳僧と天女、そしてそれらに力を貸す龍の群れ。
「効果モンスター以外のモンスター」に関連した効果を多く持つモンスターを擁する、幻竜族統一テーマ。
効果無しのリンクモンスター・《天威の拳僧》から安定して様々な展開に繋げられるのが持ち味。
効果無しのモンスターが軸となる事から、《スキルドレイン》の効果を押し付けるのも容易。

サイキック族混成のテーマ。データの流れを調整する使命を持つ、電脳世界の道士やヴァーチャル神獣達。
幻竜族お得意の中華風モチーフとサイキック族でおなじみのメカニカルモチーフを組み合わせた、アジアンテイストなデザインが特徴。
「3の倍数のレベルやランク」で構成され、除外関連効果や墓地に送られた際に何らかの効果を発動する効果が多い。
一度回れば満足やDDもかくやな凄まじい展開を見せ、あっという間に場を制圧し尽くせるポテンシャルを持つ。

幻竜族統一テーマで、端末世界に存在するカテゴリの1つ。
モチーフは竜生九子で、端末世界に迫る新たな危機と星の戦士の降臨に呼応して生まれた精霊。
メインデッキのモンスターの大半がリクルート効果を持ち、破壊されても戦線を維持しやすいのが特徴。
相手ターンにシンクロ召喚できる効果・シンクロ素材となった場合に付与される耐性により、自分の盤面を固めつつ着実に攻めるのが持ち味。

限界、もとい「幻界」を突破し竜を超越した者たち。
昔から存在する様々なドラゴン族モンスターを光属性・幻竜族へリメイクした種族統一テーマ。
「メタファイズ」モンスター効果での特殊召喚をトリガーとして効果を発動するデザインとなっており、そのほとんどが除外ゾーンからの帰還をメインとしている。
同時に、様々なコスト・効果でカードを除外するようになっている為、一気に除外ゾーンへカードを飛ばしそこからどんどん戻して展開を行う。




崇高なる追記・修正は幻の如く。其の編集者は頂に佇む。

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最終更新:2025年03月06日 19:58

*1 なお、その征竜は2018年10月から段階的に制限緩和されていき、2024年10月には制限解除となっている。

*2 エクストラデッキに戻ると裏側表示になって情報がリセットされ、「このカード」と言う条件が満たせなくなる。