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男装

登録日:2010/12/30 Thu 18:13:26
更新日:2026/06/30 Tue 00:52:31
所要時間:約 8 分で読めます






【男装とは】

女の子(女性)が男の子(男性)に変装する事。対義語は女装
女装と纏める場合は「異性装」と呼ぶ。

女の子が態々男装をする理由は様々だが、息子が欲しかった父親の押し付けで男として育てられていたり(ベルばらのオスカル等)、
「女だと分かるとナメられるから」という理由等で男装する場合がある。
また、一族の風習や、とある目的で双子の兄・弟に変装している等のケースもある。

中性的な男性だと思っていたところで真の性別が発覚して「こいつ女だったのか!?」と衝撃を受けたり、
女性だと知った後では言動そのものは以前とあまり変わっていなくとも受ける印象がガラリと変わったりと、その「ギャップ」が魅力的な属性である。
ただ、作品によっては最初から女性だと(読者にも周囲にも)分かっているキャラクターが変装の一環で一時的に男装したり、
元々髪型や服装がボーイッシュで、体格もスレンダーあるいは筋肉質だったりで女性だと発覚しても男性にしか見えないなんてパターンもある。
また、男装(女性)であることがバレるシーンは男装キャラの醍醐味の一つと言っても過言ではないが、
特に女性であることを匂わせたりもせず、見た目も普通の男性にしか見えないのに性別を見抜かれるなんてことも。
その他、別に自分が女性であることを隠してはおらず、普通に自己紹介の段階で女性と名乗るが、
自分の目指すものが男らしさ(少女革命ウテナとか)であったり、周囲の需要等により行っている(アイマスとか)などの理由で男装しているパターンも。

現実においても、コスプレや趣味、ファッション、性的嗜好の一環で男装する人も多い。
男装カフェなども存在する。
体格差や顔つきなどから難易度の高い美少女風の女装に比べて、現代日本で好まれる中性的な美男子風の男装はやりやすい。
一方で、ホルモンバランスの違いなどから筋肉質な男性や髭の濃い男性に扮することは難しく、多くの場合は筋肉スーツや付け髭などに頼る必要が出てくる。
また、女性が男性の衣類を着ていても、逆パターンによりかは奇異的な目で見られることは少ない。


【特徴】

髪型はやはりショートカットが中心、と見せかけて意外とロングもいる。
一人称は「僕」「私」「自分」「うる星やつらの竜之介)」等。

下着まで男性のものを身に付けているパターンはかなり稀で、普通に女性用下着を着用している場合が殆どだが、
胸元が見えてしまう男装の場合は、サラシを胸に巻いて胸のふくらみをごまかしているというのもある意味王道。
サラシを外した瞬間、「流石にサラシでごまかせる(潰せる)大きさじゃないでしょ」と言いたくなるレベルで巨乳だったりするのもお約束。

普段は男性っぽく振る舞っているということで、声優もハスキーボイスが特色の方というケースが多い。
恋愛要素のあるゲームでは、主人公の前でだけ女性らしい声色・言葉遣いになる展開もお約束である。

物心つく前から男として育てられていた為に自分が女であるという自覚が薄かったり、自分の女としての体を嫌っていることも。
逆に「女である」と名乗る、「女らしくありたい」とむしろ強く思う場合も。

偽装の場合は男らしく振る舞う為に普段は凛々しい雰囲気を纏っている。
周囲にバレないように常に気を張っており、他の男子と同じような生活を送っているので、心身ともにかなりの負担がかかってしまうこともある。


【発覚】

完璧に男を演じながらも、やはりいつかはバレてしまうのがこの世界の常。
着替え中やお風呂に乱入されて胸の膨らみに気づいてしまったり、水泳の授業を必ず見学している事を怪しまれたりetc…
どうみても普通に女の子だったりする場合もあるが、大体はネタバレになるので注意が必要。

中には本人の意思を汲んで(?)秘密を知った人間が「彼は女性化していく奇病(半陰陽の変種)の持ち主だ!」と誤魔化した作品(『風光る』)もある。

滲み出す色気が抑え切れてなかったり、何かの弾みで素の声や仕草が出てしまう事で女である事がバレてしまう。
それにドキッとした男友達が、「俺はホモじゃない!お前だから(ry」と焦るのもよくある話。

ゲーム界隈では恋愛シミュレーションの金字塔『ときめきメモリアル』にも男装少女伊集院レイが登場。
このゲームで男装少女に目覚めた人も多いのでは。

格ゲー、例えば龍虎の拳キングが敗北時に服が破れて女だと判明する演出は有名である。
推理モノでは捜査を撹乱する為男装をし、解決編で女である事が発覚するキャラも。

男装とは少し違うが、パワードスーツを脱いだら実は中身は女だった(鎧天狗)とか、
からくりの術により男の姿にされ、EDで実は女だった、なんて場合でもかなり意表をつかれる。
中にはあさりよしとおの某作品にて、僻地で働くゴツい外見のたくましい肉体労働者達が、実は余暇に通販で買ったBLを嗜む乙女達だったなんてのもあったそして見た目と口調だけで先輩方を自分と同じ男だと勘違いしていた新人は、それを知った後勘違いの罪で痛い目にあった。

斯様に、もはや定番化と言っていいほどよく見るネタになった影響で、最近はメタ風の雰囲気を出そうと作品タイトルでバラしたケースも現れている。
作中でもバレバレなのか否かはそれぞれだが、ショタコン男の娘ネタと扱いが似通ってきていると言えそうだ。


【歴史】

日本では古くから女性の男装に魅力を感じる文化があり、白拍子、女歌舞伎、女義太夫等の文化が存在する。
日本神話の時点で既に、天照大神が男装して素戔嗚尊との誓約(ウケイ)に臨んだというエピソードがあり、非常に古い歴史を持つ属性といえる。
また、“男装の麗人”という言葉にみられるように、男装がむしろ美しい女性の魅力を引き立たせる場面を意識していると見られている。
どうやら我々日本人にとっては遺伝子レベルで好きな属性のようだ。
現代においては、宝塚歌劇団の男役の方々等が有名。

歴史上では古代エジプト女王ハトシェプスト、ジャンヌ・ダルク、日本人では翡翠峡奇譚の打ちきりフラグこと川島芳子等が有名。
彼女達は自己防衛や威力誇示、政治的な理由等で公的な場では男装をしていた事もある。

童話などでも「男に化ける」目的で男装は非常に多い設定だが、変わったパターンだとアンデルセンの『人魚姫』にあった運動性の都合というものも。
(足を手に入れた人魚姫がしゃべれない遭難者として王子に保護された際、歩くと足が痛む彼女のために乗馬で移動できるように小姓用の服を着せてもらう。」という場面がある。*1

この場合、2次元ではベルサイユのばらのオスカルやサクラ大戦マリア・タチバナ辺りが該当する。
特撮では『スーパー戦隊シリーズ』の「光戦隊マスクマン」のライバルキャラ・イガム王子が該当する。
彼女の正体が発覚する回のサブタイトル「イガム王子!君は女」は今でもネタになっているとか。

【主な男装キャラクター】※FtMは除く



追記・修正は男装してお願いします。

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最終更新:2026年06月30日 00:52

*1 この場面、中盤に数行程度でさらっと流されるためか、映像化はもちろん原作の日本語訳によってもハブられていることも多いが原文ではちゃんと小姓用の服とある。