登録日:2021/07/17 Sat 02:27:21
更新日:2025/07/24 Thu 21:04:26
所要時間:この項目を読むのにかかる時間は約………(1コマ沈黙)1 分になります! ※実際は約 8 分で読めます
マックス「バ…バカ丼屋…!?」
タロウ「なんか今にもつぶれそうな店~…」
レオ「ホントにこんなボロい店のメシがウマいのかよ~?」
マン「バーカ!ボロい見た目だからこそウマいんだよ!」
エース「その通りでやんす!」
【概要】
「友情が生んだ味 究極のバカ丼!!」(電子書籍版22巻収録)に登場。
マンと
エースが
ウル忍年少組と
マックスを連れて訪れた。ちなみにマンとエースはこの店の常連だそうである。
(文字通りの意味で)今にも潰れそうな外見といかにもダメそうな店名がデカデカと書かれた看板が特徴で、その名の通り丼ものを扱っている。
店の内装はいたって普通だが、そこで扱われているメニューはというと……
【バカ丼屋のメニュー】
- チョコ玉丼
- たくあん丼
- 沢庵が乗ったご飯に沢庵の漬け汁をかけた丼飯。
- 漬け汁を増量させる「つゆだく」オプションも注文可能。
- イントロ丼
- 煮込んだインゲン豆と大量の味付け酢を注いだ丼飯。
- 特大サイズの超イントロ丼もある。
- カレー丼
- カレーライスの丼……などでは当然ない。
- ワサビ・カラシ・タバスコ・赤唐辛子・豆板醤・七味唐辛子などの香辛料を大量にトッピングした丼飯。辛え丼。
- エチゴジャム
- こちらはパン(食パンとコッペパンの2種類)に乗っている。店主によると「客足が鈍ったので始めた」そうだが……。
- エチゴジャムは越後から取り寄せたもち米で捏ねた餅……をペースト状になるまで暗く湿った場所に放置して作る代物。
- ウミウシ丼
- 名前だけ登場しているが、原材料としてウミウシを仕入れているところから本当にウミウシが乗った丼だと思われる。
- 一応現実でもウミウシは調理次第で食えなくもないが…
- ヒトデ丼
- ウメボシ丼
- キャベツ丼
- でろれん丼
- ドドンが丼
- 西郷丼
- いずれも名前だけ登場。しかし上記のクオリティを考えるとこれらもおそらくは……
犯°鈍「なんだ、パン丼はないのかよ…」
テレスドン「テレス丼が無くてよかったぁ…」
バードン「バー丼…」
タロウ「チョコ玉丼にウミウシ丼って…
カツ丼とか親子丼とか…そーゆーのないの…?」
マン「バーカ!そんな気取ったどんぶりはこの店にはねーよ!」
あの
朧党ダーメンもかくやな
某サイコックが作ってそうなサイテーの品ばかりで、カツ丼や親子丼といった、マン曰く「
気取ったどんぶり」は一切扱っていない。
「いや、気取ったとかそーゆー問題じゃなくて…」byタロウ
【で、肝心の味はというと】
本来、ご飯のお供となる沢庵や梅干ですら丼の材料となるとこの不味さである。
漬け汁をかけなければ何とか食べれるかもしれないが……。
しかし、カビた饅頭や腐った牛乳を平気でむさぼるマンと沢庵・梅干はおろかふすまをも食べるエースだけは喜んで食べている。
これで曙テレビが取材に来ようもんなら間違いなく番組で最低ランク:くそマズ(食べると危険)を貰っていたであろう…。確実に…!!
【ちなみに値段の方は】
マンがセブンに頼んだ
5円(2円)定食の方が安いって?気にするな!
これはこの店の主人のオッサンが品の清算を考えていなかったからという(それ自体はありがちな?)理由によるもので、材料の仕入れを担当しているつるかめフーヅの伍助も材料費を考えていなかったため全品纏めて100円で済ますという始末。
マンは「バカのように美味くてバカのようにメッチャ安いからバカ丼屋なんだ!」と絶賛したが、まともな味覚のタロウたちから言わせれば「バカなオヤジが作ったバカみたいに不味い料理をマンやエースみたいなバカな客が美味そうに食べ、そして仕入れ先と配達人もバカ」だからバカ丼屋なのである。
こんな杜撰な営業体制で(看板を信じるなら40年も)よく潰れなかったな…。
一応客が少なからずいる辺り、そういう点ではあまりにも味&見た目がヒド過ぎて客が来なくなった朧党ダーメンよりはなんぼかマシかもしれない……多分…。
…がしかし、そんなバカ丼屋にも危機(?)が訪れた……!
ある日、老中エレクを供にお忍びで外出していた将軍
ウルトラの父が店の名前を面白がって来店、チョコ玉丼を食べるが
バカ殿のウル父にしては意外にもあまりの不味さに激怒。
エレクの仲裁もあり粛清沙汰にはならなかったものの、「翌日にまた来るから
納得する丼を出せなければ営業停止な」と言い渡されてしまう。
それを聞いたマンとエースは、この状況を打開すべく新たなメニューを提案する──!!
【これが新バカ丼だ!】
イタリア丼
チョコ玉丼の改良版とも言うべき特別メニュー。
名前は「イタリア」なのに古代中国王朝秘伝というデタラメな由緒ある料理らしい。
材料は、
- 善衛門チョコ
- 日本一のチョコレート職人と言われていた渋谷善衛門が作った板チョコ。ウル父はこのチョコが大好物で、善衛門が生きていた頃はよく食べていた。隠し味としてコンブ・カツオだしが使われており、チョコの表面には
白カビみたいなそのだしの欠片が付いている。
- この時点で色々とアレな代物に見えなくもないが、国際チョココンクールで10年連続金賞を受賞しているから美味しい代物なのだろう……恐らくは。
- リキミクソダケ
- 巻きグソのような形の笠が特徴のキノコで、市場では数万円で取引される幻の高級食材。このキノコを仕入れた伍助は世話になっているバカ丼屋への義理として無償で譲ってくれた。
- アイスのあたり棒
- 装飾として使用。エースがバカ丼屋の力になろうとアイスバーから引き当てたが、当たりを出すまでアイスバーを食べ続けたため、お腹壊してトイレに行く羽目に。
- 烏骨鶏の卵
そして迎えたウル父再来店当日。バカ丼屋はウル父の御前でイタリア丼を差し出す。ウル父はイタリア丼のベースがチョコ玉丼だという点に難色を示したが、上記の材料を使用していることを知り、喜んで実食。
これでウル父が納得すれば営業停止処分は撤回されると思われたが…
まさかの大不評だった。当たり前だ。
結局バカ丼屋は営業停止に追いやられ、店主はマンとエースから別れを惜しまれながらもウル父を納得させる丼を生み出すことを誓って修行の旅に発つのであった。
ティガ「最初から親子丼とかを出せば
将軍も納得したんじゃないのかな~…?」
【余談】
- この話は残念ながら単行本化されず、後年に配信された電子書籍版22巻で初収録された。おそらく食べ物を粗末にしているとみられてもおかしくない内容だったからだろう。
- こんなエピソードだが、この次の話はウル忍シリーズの完結編である。
- みどー曰く、店主のモデルはバカボンのパパ。「天才バカ丼」だそうな。
- ネタ出しの段階では「ブルーハワイ丼(炊き立てのご飯にかき氷のシロップをかける)」「フルーツみつ豆丼(炊き立てのご飯にry)」「犬カツ丼」「ミミズ丼」「ゴキ丼」なんてものまで考えていたという。
- が、これらのメニューは「白黒の漫画じゃ色合いが伝わらない」「蟲系はさすがに……オレも嫌だし読む方も嫌だと思う」という常識的な判断によりボツに。よかったよかった。
- また、丼の材料を集めるシーンで幻の食材としてツチノコを探すという案があり、その最中に同じくツチノコを探していた朧党とツチノコ争奪戦へと発展するという展開だったが、バカ丼屋のエピソードと関係ないエピソードになるじゃんってんでボツになったそうな。
オヤジ、追記・修正丼を一つ!
- ウミウシ丼、デレロン丼、ドドンガ丼. -- 名無しさん (2021-07-17 15:01:27)
- ↑間違えた。ウミウシ丼、デレロン丼、ドドンガ丼もあったのに表記がなかったから記憶違いかと思ったらあったか。 -- 名無しさん (2021-07-17 15:02:43)
- 絵も無いのに材料を読んでいるだけで食欲が減衰するというのは凄い -- 名無しさん (2021-07-18 11:29:55)
- たくあん丼はつゆだくでなければ何とかなるかも。ご飯とたくあんという組み合わせは問題ないんだし -- 名無しさん (2021-07-18 17:08:53)
- 名前通りのイタリア丼作るとリゾットの上にピザの具やパスタが乗ってるものになりそう -- 名無しさん (2023-01-04 03:02:01)
- ドドンが丼がどんなのか気になるwwwww -- 名無しさん (2023-11-17 20:55:58)
- ある意味、あまりの酷さに覚えているエピソード。 -- 名無しさん (2025-07-11 23:34:06)
最終更新:2025年07月24日 21:04