ゼンカイジュウオー

登録日:2021/08/08 Sun 00:00:02
更新日:2023/07/13 Thu 21:11:11
所要時間:約 5 分で読めます






2人仲良くやってね~♪


ZENKAI GATTAI!

レッツゴー!Fooo!
ノリノリで行くぜ!
凄いでしょ~!ヤッちゃんに教えて貰ったんだ~!


ZEN-KAI-JUO


なになに?体が勝手に!?
うおっ!?取れた…
ああっ!くっついた!


ゼンカイジュウオー!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第21カイ!『大カイジュウの大破壊!』より(2021年8月1日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


介人とゾックスが合体して、怪獣になったチュン!?



ゼンカイジュウオーとは、スーパー戦隊シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する巨大ロボ。今作の三号ロボに該当される。

CV:駒木根葵汰、増子敦貴 SA:斎藤謙也

テーマソング:「超全界合体!ゼンカイジュウオー」(歌:遠藤正明)


データ

全高/43.5m
全幅/1280m
胸厚/45.5m
重量/2700t
スピード/350km/h
パワー/1200万馬力

概要

第21カイ!「大カイジュウの大破壊!」から登場。
巨大化したスーパーゼンカイザーと、同じく巨大化し、更にはスーパーツーカイザーSDに変形したツーカイザーがそのまま超全界合体して誕生したロボット。
特筆すべきは上記のセッちゃんの言葉通り、二足歩行で前傾姿勢の巨大怪獣のような姿をしていることである。
ベースは巨大なスーパーゼンカイザーだが、前傾姿勢になって腰に尻尾としてゼンカイテンランスが取り付けられている他、その腕のアーマーパーツの一部が両肩にキャノン砲として合体している。
そして、背中部分にはスーパーツーカイザーSDがうつぶせに合体し、その胸部であったカイジュウヘッドがスーパーゼンカイザーの頭部に被せるように取り付けられている。
合体時の音楽とイメージ空間はディスコやクラブ風で、シンセサイザー風のBGMが鳴るが、アナウンスはゼンカイジュウギア同様に機械的な音声になっている。
元々彼らが変身に使うゼンカイジュウギアは、介人用にただ一つだけ存在する想定の物であった為、複製したフリントの手で独自に設定されたオリジナルの戦闘形態と言える。

構成ロボ

スーパー戦隊シリーズ全体を見渡してもかなり珍しい、「主人公と追加戦士のメカだけで構成されている」という特殊ロボである。
更に言うと、構成しているのはメカではなく、主人公と追加戦士本人だったりする。

巨大スーパーゼンカイザー



俺もでっかくなってみたかったんだよね~!

画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第21カイ!『大カイジュウの大破壊!』より(2021年8月1日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

身長/50.0m(巨大)
全幅/28.0m(巨大)
胸厚/14.7m(巨大)
体重/2500t(巨大)
スピード/2000km/h(巨大)
パワー/2000万馬力(等身大)
出力/1100万馬力(巨大)

スーパーゼンカイザーがそのまま巨大化した姿。
サイズ以外は元の状態と一切変わらないので、詳しくは上記個別リンク参照。


スーパーツーカイザーSD



おい!小さくなってどうすんだ!?

画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第22カイ!『ウシシなモ~れつ闘牛会!』より(2021年8月8日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


全高/12.7m
全幅/11.0m
胸厚/13.8m
重量/100t
スピード/400km/h
パワー/40万馬力

スーパーツーカイザーの巨大戦用形態で、キカイノイド達にとっての「機界モード」にあたる。
外見はカッタナーやリッキーと同じテイストのSDロボであり、ゴーカイオーをモチーフにした人型ボディに、ブイレックスの頭部を模した「カイジュウヘッド」が取り付けられている。
戦闘時には機動力を活かして素早く飛び回り、胸のカイジュウヘッドで障害物をかみ砕く。

尚巨大化する前に、「一度この姿になって前よりも小さくなる」手順を踏む回りくどいことになっているが、フリント曰く「デザイン的な問題」でこうなってしまったとのこと。
因みに双子の弟達は、「俺達とお揃いだ~!」と喜んでいた。

武装・戦闘スタイル

鋭い牙と剛腕を活かした格闘戦や、長くて太い尻尾をドリルの如く振り回す力強い接近戦を展開する。
また、運動能力も高く、巨大な両足を振るって繰り出すダイナミックな回し蹴りも強力で、ダイコピーワルドが放った偽ゼンカイオーをいとも簡単に後退させた程。
他にも、
  • 口に搭載した二門のビーム砲
  • 両肩のキャノン砲
  • 両腕にある爪状のミサイル
  • 体の各部から乱射するレーザー
等、遠距離専用の武装も多数装備しており、それらを豪快に乱れ撃つ遠距離戦法も得意。
装甲も硬く、ダイコピーワルドが作った悪いビル群からの一斉射撃もものともしない。

そんな防御力に身を任せて相手の弾幕を無効化し、煙幕の中から咆哮を上げながら自身の武装でビル群を破壊し尽くす初陣の姿は、まさしく「大怪獣」その物であった。
一方で、火力によるゴリ押しが通じない相手には滅法弱い弱点があり、元々しっかりと物を掴む事が出来なかった(因みに、ハロウィンワルドの際には腕を通して布を持っている)事も合わさってテニスワルドに敗北したりガクエンワルドにも敗北し掛けたりする事があったが、そんな時は大体ブルマジーンに見せ場を譲っている。

  • カイジュウマックスブラスター
画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第21カイ!『大カイジュウの大破壊!』より(2021年8月1日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

全身の武装で一斉射撃するフルバースト技。
ダイコピーワルドの作り出した偽物の町を一撃で破壊してしまう程の高火力と広範囲攻撃が可能という性能を誇る。

  • ゼンカイジュウダッシュ
猛スピードで駆け出し、敵の攻撃をものとせず全力で突進する。


  • ゼンカイジュウオー・ツインブレイカー
画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第21カイ!『大カイジュウの大破壊!』より(2021年8月1日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

一度2体に分離して敵に突撃し、そのまますれ違いざまに敵を斬り裂く必殺技。
この時のみ、スーパーツーカイザーは元の姿のまま巨大化できる。

ゼンカイジュウドリル

画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第22カイ!『ウシシなモ~れつ闘牛会!』より(2021年8月8日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

ダイトウギュウワルド戦で唐突に登場した即席の巡航形態。シルエットやパーツの配置は豪獣ドリルとほぼ同じ。
舳先になっているゼンカイテンランスで突撃し、敵を貫く。

この形態は本来設定上にも存在しなかったものだが、工場試作品を動かしていたところたまたま豪獣ドリルっぽいフォームが完成し、これが監督の目に止まった結果、本編に逆輸入され登場したという頭ゼンカイな裏話がある。*1

余談

◆モデルは合体前と同じくドラゴンシーザーブイレックス
因みに二体とも経緯は違えど、町中で大暴れしたことがある。

◆初陣の相手であるダイコピーワルドについてだが、怪獣な姿の分、豪快に街を破壊する特撮を撮ろうにも、「ヒーロー側が町を壊すのはどうか」という考えから、「悪者が作った偽物の町なら問題ない」という結論に達し、町をコピーして生み出す敵が生まれた。あまりにもトンチキすぎる絵面に視聴者のみならず登場人物からもツッコまれたが。
また「燃える街で戦わせたい」ということでダイトウギュウワルドの作った世界は焼き肉にすることになった様子。
?「夜は焼き肉っしょ!アッハッハッハッ…」
語られている通り日本の闘牛は黒毛和牛なので、そういう意味でも良かったようだ。そうはならんやろ

◆時期的に偶然だと思われるが、このゼンカイジュウオーが登場する少し前にも、怪獣型に変形するロボが出てくるアニメが放送されていた為、ロボット怪獣ファンはそれらを想起した他、ロボット怪獣の豊作ぶりに歓喜したのだとか。

◆最強ロボであるゼンリョクゼンカイオーの登場後も、CG費用の関係で毎回登場しないことを逆手に取って頻繁に出撃しているなど、中場以降でも見せ場が多い。因みに、新年以降は意外な事に出番無しであり、逆にゼンカイオーやツーカイオー、メンバー自身の巨大化がメインになっている。

追記・修正は大怪獣のように項目を破壊…することなくお願いします。

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最終更新:2023年07月13日 21:11

*1 このため玩具版でも再現自体は可能だが、ゼンカイテンランスは上下逆に取り付けることになるためきちんとハマらず、スーパーツーカイザーSDに至っては乗っかっているだけで全く固定されない。