トラン/トランザ(鳥人戦隊ジェットマン)

登録日:2021/12/01 Wed 21:00:35
更新日:2022/01/21 Fri 09:00:44NEW!
所要時間:約 5 分で読めます




ねぇ、最初に奴らをやっつけた者が僕らのボスになるっていうのは…どうかな?


トランとは『鳥人戦隊ジェットマン』の敵キャラクターである。

演:久我未来



【概要】

次元戦団バイラムの少年幹部。メンバー最年少で、年齢はわずか9歳。
一人称は「僕」で、常に人を見下すような話し方をする。
優れた頭脳を持つ一方で物事をゲーム感覚でしか見ておらず、敵はおろか味方の犠牲も「ゲームを楽しむためだけの要素」と捉えてはばからない悪ガキ。
次元虫(母虫)を撃破したジェットマンの姿からラディゲ、マリア、グレイに冒頭の提案を持ちかけ、「ジェットマンを倒した者がバイラムの新しい首領になる」という地球侵略の方針を定めた張本人でもある。

戦闘時は腕に装着したキーパッド「メタルトランサー」によって発動するサイコキネシスやテレポーテーションで敵を翻弄、そこから放つ光線で攻撃も行う。
ちなみにサイコキネシス使用時にはゴーグルを展開させて素顔を現す。

作成した次元獣は蛇口に化けて人間を襲うジャグチジゲン、アコちゃんラーメンを食べた人間から忍耐力を奪い凶暴化させるヌードルジゲン、花嫁を始め結婚直前の女性から愛情を奪うソウジキジゲンなど。
ジェットマンの説得により改心し、最終的にバイラムから離反したドライヤージゲンも元々はトラン配下の次元獣である。

ただでさえ仲が悪いバイラム幹部の間では積極的に和を乱しており、マリアの次元虫を悪戯半分で人間界に落としてゴミジゲンを誕生させた事もあった。
そのため他の幹部から子供扱いされているが、本人にはそれが最大のコンプレックスとなっている。

第36話ではクラシック鑑賞を楽しむグレイの横で笛をかき鳴らし、彼を苛立たせる。
だがマリアには「トランはまだ子供なのだ。芸術を理解できる年ではない」と一蹴され、ラディゲに至っては

笛や太鼓が欲しい年頃というわけか。

トラン、ついでにママのオッパイでもしゃぶっていたらどうだ?

と、子供どころか赤子扱いする始末。

見ていろ……!今に見ていろ!
僕だって、僕だって…子供のままじゃないんだ!!

怒るトランは3人を見返すべく、バイオ次元獣・アリバズーカを引き連れて出撃し、ジェットマンが休暇で来ていた長野県の山田牧場を襲撃。
アリバズーカはトランが奏でる笛の音で操られ、小さなアリとなって鹿鳴館香や観光客を獰猛なアリ人間に変えていく。
その後、天堂竜ら4人と小田切長官をアリ人間に襲わせる中、香を利用した事で結城凱から激しい怒りを買う。

ガキだと思っていたが、もう手加減はしねぇ!罪を償え!香をオモチャにした罪をな!!

よせ、凱!バイラムと言えども相手は子供だ!

“子供”!?僕を…僕をバカにするのか!?

逆上しながらアリ達をアリバズーカに合体させるが、これが原因で香も元に戻ってしまい、5人揃ったジェットマンにアリバズーカは倒される。
悔しがるトランの前に現れたラディゲ達は、彼の作戦失敗を口々に嘲笑する。

敵に情けをかけてもらった上、このザマとはな!

まさにアリのように踏み潰されたというわけか。

フン…所詮子供。

子供故にジェットマンから情けをかけられ、他の幹部から完全に舐められるという二重の屈辱を受け、遂にコンプレックスが爆発。
トランは絶叫しながらその場を去ると、どこかの滝の下にある洞窟に身を隠す。

見ていろ……!今に見ていろ!

僕の…僕の怒りが成長を早める!!

ゴーグルを外したトランの身体は怒りによって急成長を遂げ、青年の姿へと変わる。
ジェットマンにとって新たな強敵、そしてバイラムを揺るがす存在が誕生しようとしていた……!!



Wiki篭り、罪を償え!
僕の…僕の項目を追記・修正しなかった罪だ!!


































※推奨BGM:「鳥人戦隊ジェットマン」


成長したトランはトランザを名乗り、ジェットマンに挑戦する。

そして、リングの中で展開する竜対トランザのデスマッチ!

そこへ、ラディゲの放った魚雷ピラニアの攻撃が2人を狙う!*1


鳥人戦隊ジェットマン!


誕生帝王トランザ









蛹を破り、蝶は舞う。フッ……


トランの殻を破った時、このトランザが……天に輝く!



【トランザ】


演:広瀬匠(現:広瀬裕

トランが怒りによって急成長した姿。
第36話ラストで顔見せした後、第37話から本格的に登場。
一人称は「俺」に変わり、性格もキザったらしく他人を見下す、自分本位な傲岸不遜のナルシストと化した。
つまりトランの肉体だけが成長し、精神面は更に悪化したと言っても過言ではない。
子供扱いされた反動からか、諺を用いるなどインテリぶった言い回しが多い。

また、何でも一番にならないと気が済まないらしく、初登場時には人間態でジェットマンの男性陣に勝負を挑み、それぞれの得意分野で打ち負かすこだわりを見せた(わざわざ一戦ごとに着替えていた)。
だが竜に一騎打ちを挑んだのはともかく、凱とのナンパ勝負や大石雷太との大食い勝負でも勝ち誇るあたり、子供っぽさは健在というか何というか……。

帰還後は自ら提案した首領争いのルールを反故にし、力づくでバイラムの首領を気取りながら他の幹部を虐げていく。
特に反抗的なラディゲには「トランザ」と敬称付きで呼ばせた上で跪かせるという屈辱を味わわせるが、これが自分の末路を悲惨なものに決めてしまう……。



【戦闘能力】


リボンを付けて返そう。貴様達から受けた屈辱をな!

サイコキネシスに加えて身体能力も強化され、フェンシング状の細剣「魔剣ボルトランザ」によって、ジェットマンや他の幹部を一蹴する戦闘力を身に付けた。
また必殺技として、自身の6つの幻影と共にボルトランザで敵を攻撃する技があるが、竜の捨て身の防御で破られて以降は使っていない。

兵器開発能力にも抜きん出ており、特にテストロボット・G2を経て完成した魔神ロボ・ベロニカは非常に強力。
生体エネルギーを動力とし、トランザの操縦で動くベロニカはグレートイカロスさえ圧倒して香、雷太、早坂アコを拉致する事に成功、ジェットマンを完膚なきまでに追い詰めた。

しかし、自身の権力を誇示するためだけにベロニカのコックピットを4人乗りにするなど、せっかくの勝機を慢心や仲間割れで逃してしまう場面も目立った。



【顛末】


短い間だったが、ジェットマン。貴様達とのお遊び、なかなか楽しかった。
だが俺も飽きっぽい性格でな。今日こそ全てのカタをつけてやる…!

第47話では自ら開発したバイオガンを使い、ジェットマンの4人を石板に変えていく。
唯一残った竜もその餌食にしようとするが、ベロニカ敗北のドサクサに紛れて行方不明になっていたラディゲの横槍を受け失敗。
そのまま三つ巴の戦闘に突入、レッドホークのスマッシュボンバーを受けたショックでメタルトランサーが誤作動を起こし、石板にされた4人が復活。

ファイヤーバズーカで大ダメージを負わされ、這う這うの体で逃げ出すトランザの前にラディゲが現れ、これまでの恨みを晴らさんと魔剣ブラディゲードで左手を貫く。
更にかつて自身が味わわせた屈辱をそのまま返されたトランザは、完全にプライドを折られ屈服させられてしまう。


ラディゲ様ァァァァァァァァァァッ!!!


そうだ!…だが殺しはせん。
人間として生きながら一生俺の名を恐れるんだ!!ハハハハハ……!!


そして、トランザは身元不明の患者として城東脳神経外科病院に収容、医師からは「脳神経がズタズタにやられていて一生あのまま」と診断される。
全身に包帯が巻かれ、虚ろな表情のまま口から涎を垂らす姿からは、傲岸不遜な帝王の面影をまるで感じさせなかった。

看護師に車椅子ごと引かれて隔離病棟に戻り、扉が閉じると同時にトランザは暴れ始める。


うわあああああ!助けてくれ!!


許してくれ!!許してくれェェェェェェェェェェッ!!!


扉の奥で何者かに許しを乞いながら医師達に取り押さえられ、真っ白になる画面と共に『ジェットマン』の物語から退場したのだった……。



【時を駆けて】

そして、映像作品の後日談として執筆された漫画作品『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』にも登場。
ジェットマンとバイラムの激闘から数年後、かつての鳥人戦隊達が平穏な日常に戻った裏で、未だ精神崩壊したまま病院でただ生きるだけの日々を過ごしていたが、
悪霊として現世に蘇ったラディゲにその肉体を奪われ、ジェットマン……否、天堂竜への復讐に利用されることに。

しかしトランザの精神も復活し、自分の体を取り戻そうとラディゲの邪魔をする。
一度は強引に封じ込められたが、ラディゲがレッドホークに倒され、トランザの体を捨てて別の体に乗り移ろうとした際、悪霊ラディゲを捕縛。
「俺と一緒に死ね!」と地獄への道連れにして、かつての雪辱を晴らした。



トランの項目を追記・修正した時、このトランザが……天に輝く!

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最終更新:2022年01月21日 09:00

*1 以上、本放送予告より。DVD収録時は「成長したトランはトランザを名乗り、竜と死闘を繰り広げる。そして、ラディゲは魚雷ピラニアを差し向け、2人を倒そうとした!」。