透明ドリちゃん

登録日:2021/12/03 (金曜日) 17:58:00
更新日:2021/12/04 Sat 20:28:15
所要時間:約 4 分で読めます




ベルカイアルアマサクラ、ナイナイパ!

『透明ドリちゃん』は、1978年にテレ朝系列にて放送されていた、東映制作の魔法少女ドラマである。

原作:石ノ森章太郎
話数:全25話

◆概要


前番組のジャッカー電撃隊が半年で打ち切られた為、穴埋めの番組として急遽製作された。その為、当初から半年間の放送予定だった。
ちなみに本作は日本初の魔法少女ドラマだという事もあり、本放送当時はかなり新鮮で衝撃を受けた視聴者達もそれなりに多かった事だろう。
放送局こそ違う物の、東映不思議コメディーシリーズの原点と言っても過言ではない。

◆あらすじ


主人公の青山ミドリは、皆から『ドリちゃん』と言うニックネームで呼ばれている小学五年生の女の子。
ある日、彼女は弟の虎男と共にガラスで出来た車に乗せられ、フェアリー王国へ連れて行かれる。
そこで二人はガンバス国王と女王夫妻に招かれ、ドリちゃんは実は長年行方不明になっているフェアリー王国の王女様であると告げられる。
しかし、ドリちゃんは「自分は違う。私達は現実世界にいるパパとママの子供よ」と否定。
そこでガンバス大王は二人にフェアリーボールとフェアリーベルを授け、「困っている人がいたらそれらで助けてあげなさい」と告げ、二人を現実世界へ帰す。
そんな訳でドリちゃんと虎男はフェアリーボールとフェアリーベルの力で困っている人達を助け、皆を幸せにしていくのであった…。

◆主な登場人物


  • 青山ミドリ
演:柿崎澄子
主人公。
弟の虎男と共にフェアリー王国へ連れていかれ、長年行方不明となっているゼリアン王女と間違えられる。
ガンバス大王からフェアリーボールとフェアリーベルを授かり、困っている人達を助けていく。
妖精になった時は蝶々をイメージしたドレス姿になる。
小学五年生という設定だが、演者は当時中学二年生。

  • 青山虎男
演:安藤聖一
ドリちゃんの弟。
姉と共にフェアリー王国へ連れていかれ、ゼリアン王女の弟ピピル王子という事になる。
妖精になった時はピーターパンの様な姿になる。

  • 青山竜夫
演:佐藤允
ドリちゃんと虎男の父親。
職業は獣医さん。

  • 青山梅子
演:吉野佳子
ドリちゃんと虎男の母親。
専業主婦。

  • 白川大介
演:安藤一人
ドリちゃんのボーイフレンド。

  • 白川菊子
演:曽我町子
大介の祖母。
後にベーダー一族の女王となったり、カリントニュータウンにロボットとしてやって来たり、宇宙の魔女となったりするが、それはまた別のお話。

  • ガンバス大王
演:藤村有弘
フェアリー王国の王様。
ドリちゃんが行方不明のゼリアンではないかと疑っていたが…。
ドリちゃんと虎男にフェアリーボールとフェアリーベルを授ける。

  • ガンバス夫人
演:藤島くみ
フェアリー女王国の女王様。

  • ドンパ
CV:永井一郎
石の精。
フェアリー王国の秘密捜査官で、石を自由自在に操る能力を使う。

  • ボーム
CV:依田英助
火の精。
象の様な見た目が特徴で、大きな耳で空を飛んだりする他、長い鼻や尻尾から火を出せる。

  • ジャック
CV:里見たかし
風の精。
自由自在に風を操る能力を持つ。

  • ズーン
CV:渡部猛
土の精(木の精とも)。
中華チックな見た目が特徴で、妖精達の中で一番の巨体の持ち主。
巨体である事を活かして飛び跳ねる事で地震を起こすというお約束を披露。

  • オンディーヌ
CV:桂玲子
水の精。
妖精達の紅一点で、見た目は人魚
自由自在に水を操る能力を持つ。

  • ゼリアン王女
演:柿崎澄子(一人二役)
十年間行方不明とされていた本物のゼリアン王女。
その姿はまさにドリちゃんと瓜二つであった。

◆最終回


◆用語解説


  • フェアリーボール
ドリちゃんと虎男が妖精、ひいては透明になるための道具。
「ベルカイアルアマサクラ、ナイナイパ!」と唱えると妖精の姿になった後に透明になり、「アルアルパ!」と唱えると元に戻る。

  • フェアリーベル
妖精達を呼び出すための鈴。
一連の騒動が終った後はドリちゃんの家に風鈴の様に飾られる。

  • 魔の谷
巨人が住み、フェアリーベルの実がある谷。
本物のゼリアン王女は12年間この谷にある洞窟に閉じ込められていた。

◆主題歌

OP、ED、共に大杉久美子が担当。
なお、当初は堀江美都子を起用する予定であったが、堀江美都子が体調を崩したため、大杉久美子が代役として選ばれた。

  • OP「透明ドリちゃん」

  • ED「夢の国の王女さま」

◆余談


上述の通り本作は半年で打ち切られたジャッカー電撃隊の埋め合わせ的な物でもあるため、もし、ジャッカーが打ち切られる事がなかったら製作されていなかった可能性も考えられるが、東映不思議コメディーシリーズの原点である事を考えると、もしかしたら本作が不思議コメディーシリーズの記念すべき一作目としてフジテレビで放送されていた可能性も充分に有り得る。
もし、そうなっていたら不思議コメディーシリーズ、ひいては東映特撮の歴史は大きく変わっていた事は想像に難くないだろう。


追記・修正は透明になってから。

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最終更新:2021年12月04日 20:28