真・キン肉マン ソルジャー

登録日:2022/05/23 Mon 19:01:16
更新日:2025/04/22 Tue 12:11:48
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いるさ。それも4人。まあ名古屋城のリングではおまえたちがアッというチームを登場させてやるぜ

真・キン肉マン ソルジャーとは『キン肉マン』の【王位争奪編】に登場する超人。
王位継承権を争う運命の王子の一人であり、真・残虐(ソルジャー/ざんぎゃく)チームのリーダー。


目次


【プロフィール】

所属:残虐チーム大将(残虐超人)
出身:キン肉星(エントリーは西ドイツ)
身長:197cm
体重:102kg
年齢:24歳
超人強度:1億パワー/87万パワー(ソルジャーマン時代)
必殺技:アサルト・ドライバー
CV:千葉繁/中村秀利

【概要】

本名ソルジャーマン。キン肉マンことキン肉スグルと同じ日に、同じ病院で誕生した。
射撃や格闘の技術に優れ、金さえ積まれればどんな部隊にも加わる傭兵超人。
戦場で銃撃を受けて倒れる所だったがそこに残虐の神が憑依したことで復活し、パワーアップした。

『ディープオブマッスル』では彼の生い立ちにも触れられている。
幼少時に移住した星で戦争に巻き込まれ、生きるために傭兵として戦う内に性格が歪んだらしい。
戦場で1000人の兵士を惨殺し、傭兵達の間では「超人凶器」の名で知られ恐れられていた。

…設定だけ見ると容赦のない残虐ファイトを展開しそうだが、実際の役割はキン肉アタルがソルジャーに成りすまし王位争奪戦に出場するための踏み台。
当然ながらコスチュームは全く同じ迷彩服だが、アタル兄さんが綺麗な目をしているのに対し、ソルジャーマンは眠そう酷薄そうな半目をしているという違いがある。

【劇中での活躍?というより生涯】

戦場に応じて毎回違う仲間を揃えるため、メンバー集結は他のチームよりも遅かった。
シード権を与えられたが、1回戦の試合が全て終了した時点でまだ仲間を集めておらず、他チームの試合を偵察していた。
マンモスマンフェニックスの強さを知った上でそれに対抗できる仲間を集めると宣言した所までは格好良かったが、
結局メンバーとの特訓中にアタルに襲撃されマスクと名前、出場権を奪われてしまう。
上記のセリフを述べた時の堂々とした態度からかこの時のソルジャーがアタルなのではないかと言うファンもいるが、作者によるとこの時点ではまだ真ソルらしい。
キン肉マンを「スグル」と呼ばなかったことや、その少し前にミキサー大帝の邪悪友情パワーに協力していたことからも説得力があるだろう。
ただこの会話のすぐ後にアタルによる勧誘シーンに転換しているため、ミスリードとして機能している。
搬送先の病院で真ソルジャーがその詳細を明かしたことで、今フェニックスと戦っているソルジャーが偽者であることが発覚してしまったが、
真ソルジャー本人もアタルとの実力差は痛感し、絶叫しながら傷口から血を噴き出し絶命
今際の際に「無名の超人に惨敗するようではどの道自分は王の器ではなかった」とまで認めている。
死亡後はその血をオメガマンによって回収され、血染めの儀式に使われた。
(スグルは兄・アタルの血と勘違いしていたが…まぁ状況が状況だし、突っ込むのは野暮だろう)

【戦闘能力】

ルールもクソもない戦場で生まれ育った経験からか、相手のウィークポイントを攻めまくる冷酷無比な残虐ファイトが持ち味。
必殺技はアサルトライフルで相手を担ぎ地面に叩きつけた後、さらに射撃するというもの。
凶器攻撃はキン肉マンではよくあることだが、これはもはやレスリングの体を成していないような…
…と言いたいが、機銃や大砲を備えた超人もいるのが恐ろしい所*1
だが、持ち味を活かす間もなくチームメイト諸共アタルに瞬殺されたことから、
ほかの王子候補とは違い一流の超人たち相手にはまるで歯が立たないレベルとみていいだろう。
アッと言わせてやると息巻いて集めたメンバーもアイドル超人のような補正のない70万~80万クラスしかいない。
ちなみに、王位争奪戦の決勝戦ではスグルチームに2800万パワーのネプチューンマンが加勢したため、王子候補のチームの中で唯一大将の本来の超人強度を大幅に上回る超人がいないチームとなった。

考察本『77の謎』ではビッグボディ以上フェニックス以下の実力と推測されている。
というかマリポーサゼブラに近い実力を持っているならあれほどの醜態は晒さないだろう。
実質「ソルジャーとビッグボディのどちらが最弱なのか」を決めるための考察と言って良い。
ちなみにその根拠とは「あんなんでも残虐超人だから試合中に弱音吐いたヘタレに比べればマシなのでは」という具体性0かつ
言ってる当人たちも確証ないこと自覚してそうな推論のため、実質的には不明と言っているようなものであろう。
そしてビッグボディは現行シリーズにおいて他の五王子やキン肉マンですら苦戦もしくは敗北したオメガ・ケンタウリの六鎗客一角を撃破し、
ヘタレ超人の汚名を晴らし、更にはフェニックスと組んでのタッグ戦で超神のタッグをマットに沈めて勝利するなど現代超人としては最強クラスの活躍をしている。
新シリーズでもソルジャーマンは アタルのナパームストレッチ喰らってそのまま死亡した と判明。復活の機会さえ与えられずに出番終了となった。
更に、血盟軍結成の裏を描いた特別読切「超人血盟軍、結成秘話」では「やつは明らかに運命の王子ではなかった」「その実力に達していない」という理由から
アタルにすり替わりの標的にされた事も語られており、*2これらの描写からも、五王子最弱はソルジャーということに確定でよさそうだ・・・。

なお新シリーズでは本来の超人強度で戦うも苦戦を強いられていたフェニックスやマリポーサに邪悪神が再び憑依したことで平常時とは段違いのパワーを発揮し、形勢を立て直す場面があった。
なんだかんだ言って神の1億パワーは侮れないということなのだが、そのせいで神の力があってもチームもろともアタルに軽く壊滅させられたソルジャーマンの脆弱さが一層目立ってしまったともいえる。

【その他の活躍】

ゲーム作品でもキン肉マン ソルジャーとしての出番はアタルに奪われ、彼にスポットが当たることは殆どない。
スマホ向けアクションRPG『マッスルショット』ではアタルと紛らわしくないようにという配慮からかソルジャーマン名義かつ迷彩マスクなしで登場した。
学研の図鑑でもリーダーにもかかわらず一人だけ詳細なデータを掲載してもらえなかった。
それどころか40周年記念ムービーや新装版の表紙でも真ソルジャーがいるべき場面で明らかにアタルの目をしたソルジャーが登場していたりする。

一応、超人様の方では生き返っているという設定でウールマンやゴッドシャークと行動を共にしている。
アタルとの扱いの差を愚痴っていたが、彼のおかげで一時期女性にはモテてていたものの、正体がソルジャーマンだと分かった途端にフラれてきたらしい。
その後も新コスチュームや新メンバーを募集するなど、本作では出番が多い。
ただし、超人様という作品自体が夢オチで終わってしまったので実際はチームメイト共々生き返ることはできなかったと思われる


追記・修正は真・ソルジャーの復活を願いながらお願いします。

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最終更新:2025年04月22日 12:11

*1 もっともレオパルドンの場合は「体orコスチュームの一部」ということで超人レスリング的には問題ないのだろうが。

*2 更に同話にて描かれた「ザ・ニンジャが五王子のただならぬ野心に冷や汗をかく描写」にはしっかりビッグボディも描かれている