その他階級(グロンギ)

登録日:2009/06/12 Fri 02:33:46
更新日:2025/10/08 Wed 01:18:38
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仮面ライダークウガ』における敵組織・グロンギ族は、彼らの基準による独自の階級で成り立っている。

本項目では以外の階級について紹介する。


●ン階級

最強のグロンギに与えられた究極の称号で、ダグバについては「究極の闇をもたらす者」とも呼ばれる。
「ン」は「Ω」、「ゼ」は「全能」を表し、「ザギバス・ゲゲル(ファイナルゲーム)(白き闇のゲゲル)」でその当時の「ン」に勝利した者が手に出来るとされる。
仮面ライダークウガ アルティメットフォームに相当し、物質を分解、再構成する力(全能の力)を持つ。

今のところ確認されている「ン」は『ン・ダグバ・ゼバ』と『ン・ガミオ・ゼダ』の2名のみ。


演:浦井健治

『クウガ』本編の「ン」で、人間体は白い服の少年。
ゴ・ガドル・バが倒された事によりゲゲルを終了させ、自ら「究極の闇」を開始、自然発火能力を使い、人体を内部から燃やす形で3万人以上の人間を殺戮した。
殺しを遊びとしか考えておらず、ズ以下の者達を「整理」と称して殺戮した。

最期は九郎ヶ岳の山中で共にアルティメットフォームとなったクウガと壮絶な殴り合いの末、腹部の神経断裂により死亡。
「自分の笑顔の為に」戦ったダグバに対し「皆の笑顔の為に」戦った五代が勝利した。
詳しくは個別項目を参照。



クウガ本編ではなく、『仮面ライダーディケイド』の『クウガの世界』に登場する「ン」。
ダグバは最初に復活したが、ガミオは最後に復活した。
当初は、戦うリントの女性=婦警を、指定された5ヶ所で血を一滴も流さず殺害するゲギバス・ゲゲル(聖なるゲーム)で復活するはずだったが、仮面ライダーディケイドに阻止され、失敗。
しかし、後に発生した滅びの現象により復活を果たした。

黒い煙を発生させ、吸った人間をグロンギ化させるという凶行に出たが、ガミオ自体は正直ダグバと比べると戦闘能力で劣っている感は否めず、
最期はディケイドとクウガゴウラムが放ったファイナルアタックライド「ディケイドアサルト」の前に敗れた。
詳しくは個別項目を参照。


●ラ集団

ゲゲルの進行役、ないし審判・監視役。
「ラ」は「ランキング」に由来するとされるのが有力。
進行役ながら「ゴ」上位に匹敵する実力を誇る*1

演:七森美江

人間体はもはや説明不要の「バラのタトゥの女」
他のグロンギ達がゲゲルを始める際に、角状の飾りが付いた指輪をベルトに押し当て、力を注入すると共に起爆装置のスイッチを入れていた。
ゲゲルの進行に併せて、本編中4回(黒→白→紅→白)にわたってコスチュームを変えた。

一条薫とは何かと縁があり、物語の要所要所で遭遇している。
最期は港で一条が放ったの強化型神経断裂弾を食らい、海中に没した。
なお、彼女が終盤一条(と視聴者)に言い放っていたビビギダダ(気にいった)ゴラゲド・パラダ(お前とはまた)ガギダ・ギ・ロボザ(会いたいものだ)という台詞は『劇場版 仮面ライダークウガ』の伏線だったが、実現は『小説 仮面ライダークウガ』まで待たねばならなかった。

なお、結局は本編中では消化されなかったが、登場初期の彼女の台詞から察するに、グロンギ達自身も自分達の起源を探っていた模様。
詳しくは個別項目を参照。


演:婆娑羅天明

人間体は黒尽くめに白い布を巻き付けた男。プールにこの格好で出没するなど、不審者オーラプンプン過ぎる。
ゴ集団の執り行うゲリザギバス・ゲゲル(セミファイナルゲーム)における殺した人間のスコアカウントを務める為、常に計測器具のバグンダダ(カウンター)を持っている。

ガドルのゲゲルの際に一条にバグンダダを破壊され、ゲゲルをリセットする羽目になった事でガドルから粛正として決闘を申し込まれる*2
胸の飾りをトンファーに変化させ、ガドルと互角の勝負を繰り広げるも、翼を毟り取られて劣勢に陥り逃走、それを追った杉田と櫻井に神経断裂弾を撃ち込まれて死亡。

…役者の名前がスゴイ。

上記の様に本来は戦闘要員では無いものの、モチーフとデザインの秀逸さからか、『ディケイド』などでは“やられ役”として登場。
詳しくは個別項目を参照。


●ヌ集団

ゲゲルに使う道具の製作を務めたり、ベルトの修復を行うなど、基本的にゲゲルの裏方に徹する、黒子や職人のような存在。
「ヌ」は「マニュファクチャー(手工業)」に由来するというのが有力な説。

演:高月忠

人間体はサングラスをかけた黒づくめの不気味な爺さん。
「ゲリザギバス・ゲゲル」におけるゴ集団用の装飾品や武器の修復、メ・ガリマ・バの鎌の製作やゴ・バダー・バの専用バイク「バギブソン」のメンテナンスなどを担当した。
ダグバのベルトの修復も担当したが、その後ダグバ自身によって殺害された。

  • ライターの男(謎の存在)
演:高岡良平

ザジオと同じ服装をした謎の男。厳密には階級不明だが、便宜上ここに記載する。
5話登場時にはゲゲルを取り仕切っているらしき意味深な言動を見せていた……が、その後まったく登場しなかったため詳細は不明。
後に登場したザジオとは同一人物とも別人とも言われるが、公式には特に明かされていない。*3
詳細はザジオの項目も参照。


●ベ集団

ゲゲルの参加資格を一切持たない最下位の集団。
「ゲリ・ザギバスゲゲル」開始と共にダグバに「整理」と称して抹殺された。
なお、ヒーローショーに「ミジンコ種怪人:ベ・ジミン・バ」なる戦闘員に相当するグロンギがいたらしく、『仮面ライダークウガ 超全集』でも紹介されている。
…「ズ」集団がゲゲルを成功させていれば“漸く”ゲゲルの機会が与えられていたと思われる。

由来は高寺成紀(現・高寺重徳)Pの発言によれぱ下僕(しもべ)「べ」の事。
お前らがさっぱり働かんからゴオマさんがコキ使われて……。

ダンゴムシとかハムスターとかタンポポみたいな戦闘能力を想像出来ないモチーフの怪人がいた」とか言われるネタが存在する。
……そんなモチーフでも上位集団に昇格すれば、それなりの能力になると思うが。



ギギビダダ・ゴラゲ・ビザ・パダ・ヅギビ・シュグゲギ・ギデ・ロサグ・ダギ・ロボザ
訳:気に入った、お前にはまた追記・修正してもらいたいものだ

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最終更新:2025年10月08日 01:18

*1 ガドルが劇中で言及

*2 マーキング弾を撃ち込まれ、位置まで探られる

*3 ネット上では「ヌ・アゴン・ギというザジオの弟子」という情報も見られるが、ソース不明。