房子/獣電鬼(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

登録日:2022/10/14 Fri 16:20:50
更新日:2024/09/21 Sat 18:28:43
所要時間:約 6 分で読めるというお話




※推奨BGM:「Don't Boo!ドンブラザーズ」


じか~い、次回。


なぜ、人は欲望にまみれる?

ソノイVSドンモモタロウ、ついに決着(けっちゃく)!?


桃井タロウのような清らかな者が住む世界を私は作る。

今度こそ、奴を倒す!


ドン13 さよならタロウ


…というお話。




この世はね、強い者が勝つんだよ!


房子は特撮テレビドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物。

演:原扶貴子

【人物】

ドン13話「さよならタロウ」で初めて登場した、服装がやや派手なパーマをかけた中年の女性。名字は不明。
とにかく傍迷惑なクレーマーとして知られており、周囲から忌み嫌われている。

房子のクレーム及び迷惑行動一覧
  • 「喫茶どんぶら」でおしぼりが思ったより熱かったことに腹を立て、「火傷をした」と騒ぎ立てる。
    はるかが謝罪しコーヒー代は払わなくていい旨を伝えられても、「この手は死んだ夫にきれいだと言われてきた自慢の手」と唐突に思い出話を引き合いに出し、「コーヒー一杯で済ませようってのかい!」と激昂する。
    見かねた介人に手の甲をキスされた途端に上機嫌になり、「治っちゃたよ火傷」とあっさり許す。
  • 美容院で夏美の夢を見ながら爆睡していただらしない顔で眠っていたと嘲笑。それだけならまだしも、「最近の若い男は恥というものを知らないのかねぇ」という的外れな注意に加え、会ったことも無い夏美までも「しょうもない女」と罵倒する。
    この一言にキレた翼は文句を言おうとしたが、関わるとろくなことにならないと即座に悟り、何もせずに去って行った。
  • 服屋にて他の客が手にした服を強引に奪う。
    当たり前だが周囲から大ブーイングされるも、全く悪びれようともしない。*1

本当は寂しいんだ…。

普段は傲慢ながらも、内心では夫に先立たれたことがかなり心に来ている上に、息子は家出中。
彼女は、誰かに絡むことで孤独を忘れようとするために数々の迷惑行為を働いていたのだ。
だが、他人には自分の本心をさらけ出せず、さらに上記の通り法律スレスレの悪行もあったので益々周囲から嫌われ孤立する悪循環に陥っていた。

結果、獣電鬼に変貌し今まで以上に荒れまくり民間人を襲撃する。
駆け付けたドンモモタロウと交戦するが、諸事情によりイヌブラザー以外のメンバーはボイコット中だったので、持ちこたえる。
その後、ソノニとソノザの乱入で苦戦するドンモモタロウを見かねたサルブラザー達が加勢。
そのまま「前人未桃・打ち上げロボタロウ」で倒された。

直後に獣電鬼ングとなって巨大化。
最初はサンバを踊りながら蹴り技を駆使してドンオニタイジンを翻弄したが、キジミサイルやオニキックを連続して受けた結果足を怪我してしまい、怯んだ隙を狙われ撃破された。

どうやらヒトツ鬼になっていた頃の記憶は無いらしく、元の姿に戻ると困惑しながら去っていった。
これでめでたしめでたし……と思いきや…

おかえりおばさん


ちょっとあんたどういうつもりなのよ。何とか言いなさいよ何とか。

ドン27話「けっとうマジマジ」で再登場。
指定時間を守って配達に来ているタロウに突っかかっていた。その理由は「食事中にタロウが荷物を持って来たのが不愉快だったから」。
やっぱり悪癖は直っていなかったようだ
幸いにもイケメンに弱い点もそのままだったので、このままではタロウとの決闘ができなくなると判断したソノイに手の甲をキスされると、途端に牙を引っ込めて荷物にサインをしたのだった。
ソノイのことは気に入ったらしく、その後彼が食事中に来訪しても激怒せずにご馳走しようとしている。おでんを見に来ただけだったので断られたけど
余談だが、彼女はタロウが届けた荷物に連続パンチしていたのだが、よりにもよって割れ物注意の表記が貼ってあった。

ただ、彼女以上にキャラが濃いおじさんも同話で再登場しているので影はやや薄い。


獣電


誰か構えェーッ!構エ、構エェェェッ!!

迯」髮サ謌ヲ髫(獣電戦隊)

CV:原扶貴子
身長:194cm
体重:245kg
スキン:ブレイブインマスク
ベース:ベニツ鬼
むかしむかし:房子は夫を亡くし息子にも家出され淋しかったという…。

房子の「自分にかまってほしい」という欲望から生まれた獣電モデルヒトツ鬼
民族衣装やサンバコスチュームを思わせるスキン「ブレイブインマスク」を纏っている。
顔に歯を剥き出しにして威嚇する恐竜の顔を模した民芸品風の仮面を被り、ティラノサウルスの頭蓋骨を肩当てとして装備。
頭にはティラノサウルスのトサカや王冠を思わせる黄色の羽根飾りがついている。
そして縦ロールのように垂れ下がる充電池を模した無数の髪飾りが特徴的だが、よく見ると充電池ではなく複数個連なった使い捨てのボタン電池になっている。
全体的にはコミカルな容姿をしているが、同時にどこか威圧感もあり、王冠やロール髪を思わせる装飾も相俟って獰猛そうな仮面で本心を覆い隠したキングならぬクイーンといった印象も与える。
若干派手な柄物の服を着たおばさんっぽくもあるが。

人を超えた自己主張の鬼となり、あっちこっちにどんどん嚙みついて周囲の気を引こうとした。
モンスター化すると、止められない放電(獣電)攻撃」荒れまくって人々を襲った。
しかしサンバのリズムで踊りながら頭の髪飾りから放つ放電攻撃以外にはさして厄介な能力も持たず、そもそも本人に戦闘をしている自覚がないこともあってかヒトツ鬼の中では比較的倒しやすい部類に入る。

モチーフは『獣電戦隊キョウリュウジャー』。
恐竜の顔を模したデザインなどから、ガブティラ人間化したキョウリュウレッドモチーフではないかと予想されている。
そしてモチーフのキョウリュウレッド破天荒ながらも多くの仲間達から好かれたリーダーシップと勇気に溢れる好青年だったのに対し、
獣電鬼の場合孤独のあまり周囲の人間に噛みつきまくった結果他人に煙たがられより孤立してしまう荒んだ迷惑おばさんという対比になっている。

獣電鬼ング


モット構エェーッ!!

全長:50.6m
体重:2074.6t
スキン:強き竜のキング
ドロップ:キョウリュウジャーギア

倒された獣電鬼のパワーが脳人レイヤーに積み重なって生まれる、巨大な獣電モデルのヒトツ鬼ング。
キョウリュウジンを歪めたようなスキン「強き竜のキング」を纏っている。
頭はキョウリュウジンに似ているが、手足はグレー一色となっている。
なお出現した際はキョウリュウジャーの変身時のダンスと同じ振り付けのダンスをしている。

他のヒトツ鬼ングと異なり武器は持っていないが、激しいサンバのリズムに乗って踊りながら戦闘する「カーニバルスキル」を得意とし、史上最強のステップで驚くほど見事に攻撃をかわすことができる。
倒されると「キョウリュウジャーギア」をドロップする。

モチーフはキョウリュウジン。頭部造形は騎士竜鬼ングのリデコ。


【余談】

東映公式サイトのブログによれば、演者の原氏は「謙虚で優しい素敵な方」とのこと。
また、ドン27話に再登場することが決定したことを知らされた原氏のマネージャーは「そんなことってあるんですか」ととても驚いていたらしい。でしょうね


あたしだってねぇ、好きで荒らしやってるんじゃないんだよ!ばぁ~か!


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最終更新:2024年09月21日 18:28

*1 会計前とはいえ、房子の行為は窃盗罪が成立する可能性がある