トリプロン(仮面ライダーBLACK RX)

登録日:2022/12/03 (土曜日) 22:34:18
更新日:2023/12/26 Tue 22:55:26
所要時間:約 3 分で読めてしまうぞ!





光太郎が我らに追い付く事など、決してありません

我らが同志、ネックスティッカーが光太郎を抹殺する手はずが整っております!

出典:仮面ライダーBLACK RX/東映/第15話「ロボライダー誕生」/1989年2月4日放送
出典:仮面ライダーBLACK RX/東映/第17話「バイオライダー!」/1989年2月26日放送


仮面ライダーBLACK RX』の第15話「ロボライダー誕生」、第16話「奇跡の谷の姫君」、第17話「バイオライダー!」に登場した怪魔ロボット。

声:岸野一彦(2号)、斉藤茂(3号)


【概要】

不慮の事故でクライシス皇帝の娘であるガロニア姫を死なせてしまい、その替え玉に佐原ひとみを仕立て上げようとするマリバロンのサポートをする怪魔ロボット。
トリプロン1号、2号、3号という、三体一組で構成される珍しい特徴を持ち、三体揃って赤いカニのような姿をしている。

トリプロン1号はカニの甲羅のような姿をしており、唯一人型をしていないが飛行能力を持つ。
主な任務は偵察で、空中を飛び回りながら目から発射する青いビームで攻撃する。
また、三体の中で一体だけ言葉を話さない。

トリプロン2号とトリプロン3号はカニの甲羅のような装甲を身に付けたような姿をした人型のロボット。
2号は右手、3号は左手が巨大なはさみになっていて、はさみになっていない方の手は二体とも短い鎌になっている。
こちらは飛び道具は持っていないが、素早い動きで連携した攻撃を行う。
ただし、二体がかりでも格上の怪魔ロボットであるデスガロンには勝てなかったので、戦闘能力そのものはそれほど高くはない。

普段は三体に別れて行動しているが、実はこの三体は合体する事ができ、合体トリプロンとなる事で最大のパワーを発揮する事ができるようになる。

違う大隊のマリバロンの命令にも忠実に従う、非常に真面目な性格をしている。


【活躍】

第15話にて、拐われたひとみを救出するためにデスガロンに組み付いて怪魔界に進入した光太郎を「死の砂漠」で襲撃するが、呼び寄せたライドロンに乗って逃げられてしまう。
その後、2号と3号はジャーク将軍の命により光太郎を怪魔界に連れて来てしまったデスガロンを破壊するべく襲い掛かるが、自分達より上級の怪魔ロボットであるデスガロンには敵わず逃亡を許し、デスガロンがRXの新たな力「ロボライダー」に敗れた事をマリバロンに報告した。

第16話では、マリバロンの下から逃げ出したひとみを追跡して捕らえ、駆け付けた光太郎を怪魔ロボット「ネックスティッカー」に操られる霞のジョーに攻撃させて撤退。
さらに、RXへの人質とするべく怪魔界に引きずり込んだ茂を拉致しようとし、一時は正気を取り戻した霞のジョーの攻撃で取り逃がしかけるが、マリバロンの洗脳を受けてガロニア姫と化したひとみの超能力の助力で三人を捕らえる事に成功した。

しかし、続く第17話では、霞のジョーの「霞流拳法関節外し」によって三人は脱出。
ひとみに残ったわずかな人間の心を消そうとするマリバロンを止めに入ったRXの前に、再び捕らえた霞のジョーと茂を人質にして出現し、RXの動きを封じて脱出不可能な落とし穴に落として処刑しようとする。

RXが落とされた落とし穴はRXの力を完璧に計算されて作られており、加えて強力な磁場によりロボライダーの力をもってしても脱出は不可能。
天井を見上げても地上までは大岩で塞がれ空いているのは水が浸みだす隙間しかない。
そうしている間にも霞のジョーと茂の処刑は近づき、ひとみの心も消されようとしていく。

どうしたらいいんだ……!

ひとみちゃんと茂君を助けなければ……

死んでも死にきれんぞぉぉっ!

うおおおおーーーっ!

出典:仮面ライダーBLACK RX/東映/第17話「バイオライダー!」/1989年2月26日放送

不思議な事が起こった!

RXの体が、怒りの叫びと共にバイオライダーに変身したのである!

しかもその体は、水晶の輝きを持つ水となり、生き物のように隙間を登り始めた!

出典:同上

俺は怒りの王子!

RX!バイオ!ライダー!

わずかな隙間を登って脱出したバイオライダーは水柱と共にマリバロンの前に登場し、名乗りをあげる。
トリプロン2号と3号はチャップと共にマリバロンの前に出るが、バイオライダーの液体化能力の前に蹴散らされてしまう。
すると、そこにトリプロン1号が飛来。

出典:同上

合体!

何と、三体のトリプロンが合体して「合体トリプロン」となり、フルパワーでバイオライダーと対峙する。
しかし、バイオライダーはアクロバッターを呼ぶと専用マシン「マックジャバー」に変化させて対抗。
突撃してくるバイオライダーにトリプロンはビームを連射するが……

出典:同上

弾が全部奴の体を突き抜けてしまうぞ!

何と、ビームはバイオライダーの体を全て通り抜けてしまい、マックジャバーの体当たりを食らったトリプロンは吹き飛ばされてしまう。

バイオブレード!

出典:同上

そして、必殺の「スパークカッター」を受けたトリプロンはその場に崩れて爆散。
バイオライダーの力の前には、合体したパワーも全くの無力であった。

茂の必死の説得によってひとみは記憶を取り戻し、成長させられた体も「聖なる泉」によって元に戻った。
光太郎はひとみや茂、霞のジョーと共に地球に戻るのだった。

後に劇場版『仮面ライダー 世界に駆ける』において他の序盤怪人達と共に再生してBLACKとRXに襲い掛かるが、ここでもバイオライダーに蹴散らされ、てつをカルテットによる悪夢のような合体ライダーキックで蹴り飛ばされ合体解除させられてそのまま爆散した。
尚、ムサラビサラとガイナギスカン 蹴り飛ばされたトリプロンがぶつかったことが致命傷となっている。
どこかに吹っ飛んで行く1号が悲壮感をそそる…
デスガロンがリボルクラッシュを喰らった以外決まり手は不明(ロボライダーとバイオライダーはボルティックシューターとバイオブレードを持っている)。揃って爆死した。

【その他】

イナズマンF』に登場した合体ウデスパーのように、設定上合体していても着ぐるみは別なキャラクターはいるが、本当に三体が合体しているデザインは珍しい。

光太郎を助け、「聖なる泉」を教えたクルミン族のミンバ族長を演じているのは『ムーミン』でスナフキンを演じていた西本裕行氏。

成長してガロニア姫となったひとみを演じているのは『鳥人戦隊ジェットマン』でマリアを演じていた丸山真穂女史。

第16話の予告ではトリプロンが脱出した霞のジョーと茂を捕らえるシーンがあるが、本編ではカットされた。

ビームがバイオライダーの体を通り抜けた時のトリプロンの台詞は、バイオライダーのチート級の力を分かりやすく説明している台詞として有名。

普通に考えると、怪魔ロボットが3体合体しているため合体後はかなり強いと思われるが…流石に相手にしたヤツがあまりにも悪すぎたとしか言えない。いくら戦闘力が高くてもそもそもその攻撃が当たらないヤツだし…


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最終更新:2023年12月26日 22:55