登録日:2022/12/22 Thu 15:34:02
更新日:2025/10/22 Wed 00:00:04
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既に確認されている弓のような新しいタイプのブキは、「ストリンガー」と呼ばれることが判明した。
ZRボタンで弦を引き絞り、離すと複数のインクを同時に発射するようだ。
地上では「ヨコ射ち」、空中では「タテ射ち」とブキを持つ姿勢が変化する。
使いこなすとカッコイイぞ!
概要
Splatoon3にて初登場した、
弓の形状をしたブキ種。
見た目通り、弦の張力によって遠距離までインクを矢のように射出する新しいタイプのブキである。
同じカテゴリでもブキ種ごとに性能が大きく異なるのが特徴。
発売当初から実装されている「トライストリンガー」と「LACT-450」の時点で全く別の運用をするブキであり、アップデートで追加された「フルイドV」も前者2種とは操作感がまるで異なる。
性能
どのストリンガーも共通して発射口が複数備え付けられており、射撃時はそこから扇形にインク弾を発射する。
地上で撃つと弓を横に構えて放つ
ヨコ射ち、空中で撃つと縦に構えて放つ
タテ射ちに変化する。
ローラーのヨコ振り/タテ振りをイメージすればわかりやすいだろう。
さらに、弓を引き絞る動作により、従来の
チャージャー同様に
チャージを行うことが可能。
どのストリンガーもチャージすればするほど射程が伸びる。
ただし、ストリンガーはチャージした長さによって射程だけでなく
弾の性質も変わる。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、
とりあえずチャージすればするほど良くなるブキではないのが従来のチャージブキとの大きな違い。
チャージは
スピナー同様二段階。「ノーチャージ」→「一周チャージ(一周以上フル未満)」→「フルチャージ」。
概ね共通しているのはチャージするほどに射程が伸び、
着弾点が収束していくという点。(後述するフルイドVはこの部分すら異なる)
上述をまとめると、シンプルに考えるだけでも、
- ヨコ射ちノンチャージ・一周チャージ・フルチャージ
- タテ射ちノンチャージ・一周チャージ・フルチャージ
……と、性質の異なる6種類の射撃を使い分けて戦うことが出来る。ノンチャージは縦横それほど違いはないけど
この性質上、
全ブキカテゴリ屈指のアクションの多彩さを誇る。
フルチャージで威力と有効射程を活かすことが前提の
チャージャーとも、チャージするだけ制圧力に拍車が掛かる
スピナーとも異なる全く新しい概念のチャージを操れるか否かが、ストリンガー種を扱う鍵になってくる。
場面に応じた手札の多さで勝負できるのがストリンガーの魅力だが、最初はその把握だけでも大変なため練習や試し撃ちは必須。
特にガチマッチなどではある程度は他ブキなどでルールに慣れてからでないと、考えることが多すぎて手が回らなくなるかもしれない。
その他、よく比較されるチャージャーとの違い:
- 曲射を行うことが出来る。
照準を上向きにすることで、弾が山なりの軌道を描いて飛んでいく。この着弾時に威力減衰はない。これにより、遮蔽物を飛び越しての狙撃やインク塗りが可能。
- レーザーサイトが表示されない。
チャージャーと異なり、攻撃の瞬間まで撃たれる方向を悟られにくい。とはいえフルチャージすると手元が光ってしまうので、遠目からでも目立つのは変わらない。
- 収束しない一発ごとの威力は低い。
フルチャージを全弾命中させれば一撃で倒せるものの、弾の判定は独立したままなのでカス当たりがある。動き回るイカに安定して全弾命中させるのはチャージャー以上にシビア。
種類
上述通り、ブキごとに大きく異なる性能を持つ。
個性の振れ幅なら
スロッシャーと同等かそれ以上なので、自分にハマる一張を選ぼう。
カテゴリで最初にお披露目されたストリンガーの中量級モデル。モチーフは釣り竿。
チャージしたインク弾が着弾点で破裂するという特徴を持つ。
フルチャージはスプラチャージャーと同等の射程でありながら、塗りやアシストもこなせるマルチウェポン。
詳細は該当項目にて。
ストリンガーの軽量モデル。メーカーは.52ガロンやカーボンローラーと同じ「ペトロ」で、通称「ラクト」。
トライストリンガーに比べると射程が短い代わりにチャージが早い・連射力に優れているなど近距離型のストリンガー。
初心者には塗り、中~上級者には撃ち合い性能で応えてくれるポテンシャルを秘めている。
詳細とマルミサ関連のアレコレは該当項目にて。
亜種はLACT-450デコ、LACT-450MILK。
フルイドV
『3』発売から1年9か月を経て遂に登場したストリンガーの新型モデル。メーカーは
リッター系や
ブラスター等を扱う「ハイドロ」。
名前の通り、古井戸のような金属感のある弓幹に
5門の発射口を携えた重量級ストリンガー。弓というよりは射出機といったほうが近い。
こんな金属の塊が重量級なんて言葉で済むのかはさておき
なお、フルイド(fluid)は「流動」という意味。さらに「フルイドアート」という絵の具の流動性を利用した描画法の用語もあり、おそらくトリプルミーニングの凝った名前。
性質としては中距離型。トライストリンガーと同じくインクの冷却機構を持ち、一周チャージ以降で冷却弾を放てるのも同じだが発射口が5門……つまりこちらは5Way攻撃になる。
しかし、トラストとの最大の違いはチャージの性質。
- 一周チャージまでは照準が収束していく
- 一周チャージの時点で完全に収束
- 一周チャージを超えると逆に照準が拡散。
照準が戻っていき、フルチャージで最大範囲になる
トライストリンガーと異なり、一周チャージの時点で一確を狙える収束狙撃になる。
冷却弾は1発35.0ダメージのため、トライストリンガーと異なり全弾命中させなくても3発当たるポイントで捉えれば(理論上は)一確が可能。
ただし、エイムが雑でも簡単にキルが取れるかと言えば大間違い。一周チャージを超えるとレティクルが拡散する性質上、チャージした状態で狙いを定めることができないので、むしろタイミングを合わせた瞬発的なエイムが必須。
そしてフルチャージ時には弾が収束せず、広範囲に冷却弾を放つことができる。バイトで似たようなブキを見た気がする? 口外厳禁である
高拡散5Way爆発弾の制圧力は非常に厄介で、広範囲への削りや相手の足場を奪う塗りは強烈。もちろんその塗りからガチエリアでも活躍可能。
また、射撃一回の威力が高い都合上対物性能が非常に高い点もリリース直後から話題になっている。この射程におけるホコバリアやカニタンクの破壊速度は全ブキ中最速であり、グレートバリアも装置への曲射にて簡単に破壊できる。
ノンチャージは冷却機能なし。射程はLACT-450と同程度だが連射速度が低いので塗り性能はやや低め。
何気にノンチャージが24.0*5なので、理論上はノンチャージで一確を狙える前代未聞のチャージブキでもあったり。
とはいえ実戦で狙うことはほぼ不可能。
と、ここまでならトラストの射程とラクトの一確を併せ持つハイブリッドブキにも思えるが、当然固有の短所もある。
まず射程は最大でも4.8、一確を狙える一周チャージの射程は3.0。勘違いされがちだが、トライストリンガー(5.4)には射程で大きく劣っている。ゴツければ射程が長いわけではないのだ。
一周チャージの射程についても、3.0帯はS-BLASTやロングブラスター、スクリュースロッシャーなどのキルブキが犇く魔の射程帯。重量級であるフルイドの一周チャージだけで渡り合える相手ではない。
かといって前線に近い中衛ポジションにいないと仕事ができない場面が多く、求められる立ち回りとエイム練度、特に対面での反撃と警戒はトライストリンガー以上に素早い判断が求められる。
頼りの一周チャージの収束狙撃はジャンプすることでチャージ鈍化≒キープすることができるが、近距離では上述通り瞬発的エイムが必要。もちろん広範囲爆撃で足場を奪う、素直に逃げるといった選択肢があることも忘れないようにしたい。
インク射出量が多い分燃費も悪いので注意されたし。
総じて、冷却弾の範囲制圧にスポットを当てた中距離型ストリンガー。同じく制圧が得意なスピナーに比べると臨機応変な対応力が求められ、その頼もしい重量感に反し繊細な立ち回りを要求されるタクティクス重視のブキになっている。パワータイプが多い重量級ブキの中ではかなり異色である。
実装当初から「ポテンシャルは高い」と評されつつも、大会や環境でいまいち明確な活躍を残せていない雌伏のブキでもある。上記S-BLASTのように遅咲きを果たせるか、今後の動向に期待が掛かる。
重量級ながら前線~中距離で生き延びられる射手にこそ真価を発揮できる連弩だ。
亜種は現在フルイドVカスタムの一種のみ。
サブウェポン:ロボットボム
索敵用。ロボットボムに追われて物陰に逃げ込んだ相手を曲射で撃つ快感はストリンガーならでは。
メイン爆撃で足場を奪う→ロボットボムに追い詰めさせる→さらにメインで追撃という流れも強力。
メインの燃費の悪さとの兼ね合いがネックになりがちなので、使用感は練習しておこう。
スペシャルウェポン:ウルトラハンコ
複数の使用パターンを持ち、状況判断力を求められるスペシャルウェポン。
ブキチは前線への突撃を想定しているらしい……が、当ブキは近接に弱い都合上考えなしに突っ込んでも片道切符となってしまう。
主な用途は近づいてきた相手へのカウンター。フルチャージを連発すればスペシャルの貯まりは早いのでいざという時に使えるようにしておくとよい。ウルトラチャクチやテイオウイカほどの安定性はないので、出しても手遅れ、ということがないように常に身の安全は意識しておきたいところ。
このブキ独自の戦術として、メインで相手の足場を奪ってからとどめを刺す、なども面白い。ブキの射程上わりと前線に近づくことも多く、敵陣を滅茶苦茶に踏み荒らすチャンスがあれば逃さずに。
フルイドVカスタム
サブウェポン:ポイントセンサー
スペシャルウェポン:ホップソナー
フルイドVと同時にリリースされたマイナーチェンジ版。ラベルが変わっているほかはグリップの色が違うくらいで見た目はほとんど変化なし。
性能についてはオリジナルと変わりないので省略。
説明するまでもなく索敵を意識した分かりやすい編成。近接の天敵となりやすい
スパッタリーや
ボールドマーカーの早期探知、射程の有利を取りづらい中距離ブラスターとの位置取り調整などで役立つだろう。
攻撃性能が大きく下がっているので、よりメインの性能を重視する人向け。敵を絶対逃がさずメインで仕留めてやる、という意気込みに応えてくれるブキ。
サブウェポン:ポイントセンサー
オリジナル版のロボットボムと同じく索敵用。ロボットボムと異なり、攻撃性能はないかわりに視認性が大幅に上昇するので物陰に隠れた相手に曲射を利かせやすい。
サポートをメインにしていく、という使い方においては利が大きい。燃費が控えめなのも嬉しいポイント。
スペシャルブウェポン:ホップソナー
まさかの索敵用その2。ポイントセンサーとホップソナーの組み合わせはフルイドVカスタムが唯一である。
設置時のマーキングで相手の位置を特定できるだけでもフルイドV的にはかなりのアドバンテージになる。また、相手に縄跳びを強要させれば格好の的。
ただし、攻撃手段としては弱いのでこのスペシャルだけで敵を簡単に殲滅は出来ない。メインでのキルを純粋に補佐するスペシャルになっている。
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ワタシ個人の持ち物が混ざってしまいました。見つけても絶対に持ち出さず、口外しないでください。 |
クマサン印のストリンガー
重量:中量級
クマサン謹製、 サーモンラン専用のストリンガー。ベースこそトライストリンガーっぽい見た目だが、魔改造により発射口が3倍の9個に増やされている。
照準など知らんとばかりに着弾点はバラバラ。フルチャージしても全く収束しないが、右側に照準が密集するポイントがあるためそこを活用するとバクダンを一撃で処理できるので試してみよう。
逆に照準の粗さをイカし、ノンチャでもかなり広範囲を塗ることができるほか、ベースとなったトライストリンガーと同じ1周チャージから着弾後の爆発が発生するため壁塗りも得意。
フルチャージした時の1発あたりのダメージは150で、全弾命中すれば 150×9=1350という破格のダメージ。至近距離まで接近し全弾ぶつければモグラやテッキュウといった高体力オオモノシャケもワンパンできる。さらに的のデカいオカシラシャケであれば全弾叩き込むのは容易。メインでイクラキャノン1発を超えるダメージを叩き出す、対オカシラ決戦兵器と化す。
が、クマサンシリーズの宿命としてインク効率の悪さがあり、フルチャージすると4発しか撃てず、ノンチャでも10発しか撃てないためインク残量には注意。
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余談
- すりみ連合のフウカは、ラジオでたびたびステージ相性とストリンガーについて言及していることから、ストリンガーが得意武器であると予想されていた。その後、サイド・オーダーにて、フウカのパレットブキで装備できるブキがストリンガーであったことから、ストリンガー使いであることが判明した。
- 『3』において完全新規の重量級ブキは実はフルイドVだけである。。(マイナーチェンジ版を除く)
- ちなみにフルイドV初出の公式PVに登場した「アタマにマルノミウーパーを被ったインクリング」が「フルイドくん」の愛称でXにファンイラストが多く投稿されている。三つ編みヘアスタイルのボーイ、フードを被った弓使い……と個性的な属性が際立っているゆえか。
ナワバトラーでもフルイドVのカードイラストにフルイドくんが使われている。
追記・修正は弦を引き絞ったままお願いします。
- 使えば使い込むだけ応えてくれるブキ -- 名無しさん (2022-12-22 20:56:56)
- 遮蔽物で完全に姿が隠れてる敵を曲射でぶち抜いた時の脳汁の出方がチャージャーとも違う昂りを感じる -- 名無しさん (2022-12-22 20:59:17)
- 「不可逆」はもう「トラストのチュートリアル」じゃなくて「トラスト使いの登竜門」なんよ -- 名無しさん (2022-12-22 21:24:40)
- 矢が無く弦を引いて銃口から弾を飛ばすという弓としても異質な構造をしているブキ -- 名無しさん (2022-12-22 21:43:45)
- 「不可逆~」攻略の一番の肝は的に当たらなかった時の爆発の活用 -- 名無しさん (2022-12-23 09:31:27)
- おすすめギアについては初版ではあえて書かなかったんですが、書かない方がいいと思います チャージャーとかやることが決まってるブキならまだ分かりますが、ストリンガーだと特に「これが必須」「これがいらない」はないと思われます。何でもできるとはいえ、戦術とかはやっぱ使い手によって変わってくるものですからね 先日シューターもその件で突っつかれてたので、この記載は除くこと希望 とりあえず今COだけさせてもらいます -- 名無しさん (2022-12-23 11:08:53)
- ルールとしては問題ないのかもしれないけれど、ブキ種の項目は直前で揉めたばかりだし、2種類しかないのに既にラクトの方の記事はできているし、ぶっちゃけ種別としての総括項目じゃなくて「トライストリンガー」の項目として立てた方が良かったと思う。 -- 名無しさん (2022-12-23 11:31:49)
- ↑2について続き、前述のとおりおすすめギアというのが絞りにくいブキであるため、いっそ全部のギアパワーについて記載してみました。それに伴い、コメントアウトした記載をコメントアウト解除しています(元の記載はなるべく消さないようにしています)↑1 その議論によるとブキ種の要相談化など今後の設立の注意は促されておらず、ストリンガー種共通の話など出来る場が無駄とは思わないので、間違ったことをしたとは思いませんが それはそれとして、トライストリンガーを分割したいとかであれば反対はしません -- 名無しさん (2022-12-23 16:41:12)
- チャージャーとは違って敵に使われると「突然弾が飛んできてじわじわ削られる」って緊張感がある -- 名無しさん (2022-12-24 08:27:28)
- 過去にも話題に出ていましたが、この項目から分割してトライストリンガーの個別記事を立てることを提案します。今は折り畳みで見やすくなっていますが、記事の半分近くがトラストの記述であるのは変わりなく、多少加筆修正すれば個別項目として問題なく成立すると考えます。1週間経過しても異論等が出なかった場合は実行しようと思います。 -- 名無しさん (2025-10-14 20:15:11)
- そもそも反対はだれもしてないので -- 名無しさん (2025-10-14 21:29:18)
- しかし読んでみると「チャージャーより敷居が低い」って書かれてますがやること多いのにチャージャーより敷居が低いわけない(というか上の方で操作難度に触れてるのに内容が既に矛盾している)ので書き換えないしは差戻は必要かもしれませんな…(追記)というかいま見てみたら無理矢理切り貼りされてるせいで内容がおかしいところが結構ありますね いま気づいたところだけ直しましたが、ちょっと大き目に修正しないと下手に分割したら余計内容がちぐはぐになるかもしれない -- 名無しさん (2025-10-14 21:43:51)
- ↑記事の独立やってくれるならお願いします! あと一応、記事中の「脳死プレイ〜」とかそういう表現を、独立の際にもうちょい穏便な内容に差し替えてくれると助かります。たぶん一時期項目乱立してかなり雑な文章書いてた人の名残だと思うので… -- 名無しさん (2025-10-14 22:06:51)
- ↑ていうか気に食わないなら自分で編集したら?記事分割するまで編集しない方がいいのこれ? -- 名無しさん (2025-10-14 23:13:00)
- ↑2 内容は見てみますが、記事の分割(独立って分割の事ですよね)は提案した人に任せたほうが良いでしょうな ちょっと前まではもう少しマシだった気がしますが、今みるとだいぶ文章が荒れてるのを感じますね とりあえず修正できそうなとこ修正してみます ↑そのまま切り貼りできない状態な気がするので分割するにしても編集は必要かと思います -- 名無しさん (2025-10-15 01:12:06)
- 迅速な修正感謝です。ありがとうございます… -- 名無しさん (2025-10-15 01:53:04)
- 240f:e2:7cbf:1:~の暴言コメントを荒らし報告ページに報告しました。 -- 名無しさん (2025-10-15 17:27:53)
-
(2025-10-14 22:14:58)のコメントをコメント整理に関する相談ページに報告しました。24時間以内に反対が無かったため削除しました。 -- kayuinemui (2025-10-16 06:52:57)
- 1週間経過して反対意見が出なかったため、加筆修正してこのページからトライストリンガー(Splatoon)を作成します。 -- 名無しさん (2025-10-21 22:55:03)
- ↑分割完了したので、この記事からトラスト関連の記述を削除・書き換えしました。 -- 名無しさん (2025-10-22 00:00:04)
最終更新:2025年10月22日 00:00