登録日:2022/12/22 Thu 15:34:02
更新日:2025/07/12 Sat 18:15:29
所要時間:約 8 分で読めます
既に確認されている弓のような新しいタイプのブキは、「ストリンガー」と呼ばれることが判明した。
ZRボタンで弦を引き絞り、離すと複数のインクを同時に発射するようだ。
地上では「ヨコ射ち」、空中では「タテ射ち」とブキを持つ姿勢が変化する。
使いこなすとカッコイイぞ!
概要
Splatoon3にて初登場した、そのまんま
弓の形状をしたブキ種。見た目通り、弦の張力によって遠距離までインクを矢のように射出する新しいタイプのブキである。
同じカテゴリでもブキ種ごとに性能が大きく異なるのが特徴。
発売当初から実装されている「トライストリンガー」と「LACT-450」の時点で全く別の運用をするブキであり、アップデートで追加された「フルイドV」も前者2種とは操作感がまるで異なる。
ここに後述する操作難度も加わるので、基本的にはゲームに慣れてきてから触るのがオススメのブキたち。
その分使いこなせればカッコいいぞ。
性能
まず、全ブキカテゴリ屈指のアクションの多彩さを誇る。最初はその把握だけで苦労しがち。
どのストリンガーも共通して発射口が複数備え付けられており、射撃時はそこから扇形にインク弾を発射する。一回の射撃で発射口の数だけ弾を放つ。
地上で撃つと弓を横に構えて放つ
ヨコ射ち、空中で撃つと縦に構えて放つ
タテ射ちに変化する。
ローラーのヨコ振り/タテ振りをイメージすればわかりやすいだろう(あちらほど性能は変わらないが)。
さらに、弓を引き絞る動作により、従来の
チャージャー同様
チャージを行うことが可能。どのストリンガーもチャージすればするほど射程が伸びる。
ただし、ストリンガーはチャージした長さによって射程だけでなく
弾の性質も変わる。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、
とりあえずチャージすればするほど良くなるブキではないのが従来のチャージブキとの大きな違い。
チャージは
スピナー同様二段階。「ノーチャージ」→「一周チャージ(一周以上フル未満)」→「フルチャージ」。
概ね共通しているのはチャージするほどに射程が伸び、
着弾点が収束していくという点。後述するフルイドVはこの部分すら異なるのだが……。
上述をまとめると、シンプルに考えるだけでも、
- ヨコ射ちノンチャージ・一周チャージ・フルチャージ
- タテ射ちノンチャージ・一周チャージ・フルチャージ
……と、性質の異なる
6種類の射撃を使い分けて戦うことが出来る。
ノンチャージは縦横それほど違いはないけど
フルチャージで威力と有効射程を活かすことが前提の
チャージャーとも、チャージするだけ制圧力に拍車が掛かる
スピナーとも異なり、場面に応じた手札の多さで勝負できるのがストリンガーの魅力。既存のブキカテゴリに該当しない全く新しい概念のチャージを操れるか否かが、ストリンガー種を扱う鍵になってくる。
その他、よく比較されるチャージャーとの違い:
- 曲射を行うことが出来る。
照準を上向きにすることで、弾が山なりの軌道を描いて飛んでいく。この着弾時に威力減衰はない。これにより、遮蔽物を飛び越しての狙撃やインク塗りが可能となっており、弓矢らしい強みを持つ。
- レーザーサイトが表示されない。
チャージャーと異なり、攻撃の瞬間まで撃たれる方向を悟られにくい。とはいえフルチャージすると手元が光ってしまうので、遠目からでも目立つのは変わらない。
- 収束しない一発ごとの威力は低い。
フルチャージを全弾命中させれば一撃で倒せるものの、弾の判定は独立したままなのでカス当たりがある。動き回るイカに安定して全弾命中させるのはチャージャー以上にシビア。
種類
上述通り、ブキごとに大きく異なる性能を持つ。個性の振れ幅なら
スロッシャーと同等かそれ以上なので、自分にハマる一張を選ぼう。
トライストリンガー
パッケージでもメインを飾る、ストリンガーの代表とも言えるブキ。モチーフは見ての通り釣り具で、製造元は釣り具メーカーの「つり」。
『3』を意識してか一度に三発の弾を放つ。
カテゴリ内最長の射程を誇る遠距離型のストリンガー。さらに釣魚のクーラーボックスからの連想かインクの冷却機能を搭載しており、チャージしたインク弾が着弾点で破裂するという特徴を持つ。
一言で言えば、とにかく出来ることが多い器用さ重視のブキ。フルチャージで狙撃キルを狙うのはもちろん、中ほどの収束弾で敵の足元を奪って追撃、曲射で遮蔽物越しに狙撃、冷却弾で移動を強制させる……など芸達者な攻めが可能。遠距離だけでなく前線やや後方からの援護も積極的に行える。
遠距離からキル以外でも貢献できる行動があるという点から、チャージャーより敷居が低い遠距離ブキとしても受け取れる。
「やれることが増えたチャージャー」とも言えるだろう。
一方、出来ることが多い分器用貧乏に陥りやすいのが難点。
射程・撃ち合い性能・曲射など、様々な性能で大抵はそれぞれに特化した上位互換が存在している。
やれることが多い分チャージャーより遠距離ブキとしては敷居は低いが、対戦のレベルが上がるにつれて「やれること」をフル活用しないと特化ブキには競り負けてしまうのだ。
触るだけでなく「勝ちたい」となると要求スキルはぐっと高くなる。
チャージャーのように単純に距離を取れば有利というブキではないし、一方で長射程からガンガン狙撃するプレイが求められることもある。
「チャージャーは難しいけどこっちなら出来そう」と考える初心者から中級者、役割の多さを苦に思わない上級者にまで広くオススメできる一張だ。
亜種はトライストリンガーコラボ、トライストリンガー燈。
イカ、トラスト愛溢れるアニヲタ達の記したトラストの詳細を纏めておく。トラスト単独で項目にした方が良かったんじゃないかレベルで子細に語られているため、トラストに興味を抱いているプレイヤーはぜひとも参考にすべし。
ヨコ射ち
自分の足元から扇形にインクを発射する。着弾点での爆発はなし。
発売当初は着弾点手前の塗りが甘く「とりあえず最低限塗れる」程度のものだったが、アップデートVer.2.0.0により塗り性能が向上したため、地面を塗る仕事もチャージャー以上、シューター未満くらいにはこなせるようになった。
威力は低いので、敵に詰め寄られた場合に慌ててノンチャージを連打するのはNG。その場合は下記の一周チャージの爆発を利用して迎え撃ちたい。
ノンチャージとフルチャージのちょうど中間くらいの性能。弾は着弾点で爆発する。
フルチャージに比べると着弾点が収束せず拡散範囲が広いため、広域に渡る塗り性能が高め。
特に「逃げ回る相手の足場を奪う」「追撃の爆発を浴びせて弱らせる」などサポート性能がフルチャージより高い。
こちらが高台にいる時や、相手が射程・機動力の短い武器ならば、一周チャージの爆風を何度も当ててそのままキルまでこぎ着けることも十分に可能。
一発でも足場を奪えるので、相手がまごついたらこちらのものである。
ただしこの戦法は
マニューバーにはほぼ効かないので注意されたし。
飛距離が長く、弾がより収束する。軌道上の塗り性能が弱く、着弾地点にもそこまでインクが塗り拡げられない。
一確持ちの遠距離ブキの都合上最終的には狙撃キルから逃げられない。エイムが要るが、これを用いたキルを積極的に狙えればチャージャーにも負けないアドバンテージを得られる。
……が、キル狙いなら後述のタテ射ちの方が基本おすすめ。
ジャンプが使えない・必要ない場面ならこちらで。
タテ射ち
縦に平行にインクを発射する。
塗れる範囲は狭く、攻撃としても威力は物足りない。
主に壁を塗る際に使う。
縦並びの3発。着弾地点で爆発する。フルチャージよりも収束しておらず、高い壁も一気に太く塗ることが出来る。
また一直線に対して爆発範囲が広く、そこそこ射程もあることから、こちらを捕えている相手に対し射程勝ちを狙いやすい。
ヨコ射ちフルチャージに比べてインクの拡散範囲は少し狭く、弾が横に拡散しないため足場を奪うのは不得手だが、正面にしっかり捕らえた相手を仕留めやすい。
というのも、的が縦に長いヒト型の都合上基本こちらの方が当たる。ジャンプ中の照準合わせは入念に練習しておこう。
サブウェポン:ポイズンミスト
ダメージや塗りを補うのではなく純粋に狙撃を補助する。接近拒否、一地点の防衛など、トライストリンガー本体を理解すればするほどシナジーが高まっていくサブ。
とはいえ、各種ボムのようにダメージに直結はしないので中級者から上級者向け。塗りも発生しないので、初心者はまず「何のためにこれを使うのか?」を意識しつつ使うべし。
自然と戦略を立てつつ戦えるようになるぞ。
スペシャルウェポン:メガホンレーザー5.1ch
索敵・オブジェクト貫通・射程の長さなど、こちらもメインとの相性が良い。
相手に移動を強制させたり、炙り出すにはうってつけ。メインだけでは手の届かない遠距離だけでなく、上手く使えば短・中射程ブキに反抗する一助にもなりうる。
総じて痒い所に手が届く構成。
単純なキル性能はさほど高くないし、塗り性能はゼロ。ポイズンミスト同様考えて放つべし。
トライストリンガーコラボ
サブウェポン:スプリンクラー
スペシャルウェポン:デコイチラシ
トライストリンガーのマイナーチェンジ版で、アウトドアブランドの「シグレニ」とコラボしたモデル。
通常版トライストリンガーも弓幹は木製だが、コラボはよりウッディな柄、各部パーツもカーキー色など、キャンプグッズを思わせる意匠に仕上がっている。
もともとトライストリンガーのベースが釣り具なので、デザイン的にも実にマッチしたコラボと言えよう。
メイン性能はトライストリンガーと全く同じなので説明は割愛。通常版は痒い所に手が届くサブスペ構成だったが、コラボは塗り性能に特化したサブとスペシャルを備えている。
ブキチの説明によると、囮を配置して敵をおびき出すというのがコラボのコンセプトにあるようだ。
つまりこの武器でいうキャンプとは野戦やゲリラ戦みたいなニュアンスを含んでいるのだろうか……?
メインによる遠距離射撃はもちろん、サブスペにヘイトが向いた敵を撃ち抜く戦法が可能になっている。まさに「釣り」の戦術であり、単純ながら初回は決まりやすい。さすがに何回も通るものではないので、警戒され出したら逆に見え見えの囮で圧を掛けつつ塗りを広げていくべし。
反面、通常版よりさらに接近戦に弱くなっている点には注意。
狙撃を外さないエイムも重要。リザルトに釣果を刻むべし。
サブウェポン:スプリンクラー
ご存知スーパー塗りサブ。そもそもメインが割と自在に塗れる武器ではあるが、その塗りをさらに補助できる。
ブキチの説明でも「スプリンクラーをおとりに設置し、壊しに出てきた相手をフルチャージで狙い撃ち」と語られるので正確なエイムが勝負を分ける。
絶妙に壊しにくい位置に配置し、周りで敵がもたつきはじめたら大チャンス。
スペシャルウェポン:デコイチラシ
噂の新スペシャル。
ブキチ曰く、こちらもおとりとしての使用を想定しているらしい。過去のアップデートでデコイの塗り範囲とダメージが上がっているので、デコイとメインの爆風の併せ技という使い方もできる。
配置時点で敵の注意が逸れるし、爆発時には広範囲の塗りと小ダメージがある。デコイに気を取られた相手や、爆風で弱って足場も奪われた相手はどんどん撃ち抜いていきたいところ。
トライストリンガー燈
サブウェポン:ラインマーカー
スペシャルウェポン:ジェットパック
2025年6月のアップデートで追加された「バンカラコレクション」。コラボ先の「シチリン」と同じ三原色の電飾を身に纏った、ネオンに輝く三張目のトラスト。
サブウェポンにラインマーカー、スペシャルにジェットパックを搭載。空中爆撃&狙撃のジェッパは元よりラインマーカーが遠近共にキルのお供になると評判で、遠距離はフルチャカス当たりで仕留め損ねた相手を即座に追撃、近~中距離でもライマ直当て→ノンチャor一周チャージの継矢戦法が取れる。
どうしても物足りなかったメインの攻撃力がまさかのラインマーカーによって補完され、長年キルに飢えていたトラスト勢からの評価は中々高い。
新たに手に入れたサブスペの矢で敵を射抜くのだ。
概ね上方修正が貰えている。
アップデートVer.2.0.0後は塗り性能が強化され、塗りや援護射撃などの使い方なら初心者でもいくらか手を付けやすくなった。
また、アップデートVer.4.1.0にてさらに攻撃性能も強化。弾の威力上昇とチャージ/フルチャージ中の移動速度が上昇し、攻撃面でも使い勝手が向上している。追ってVer.5.1.0でメガホンレーザーが強化されたのも追い風。
ver.8.0.0ではさらに飛沫の塗りの大きさを上方修正され、縦横射共に塗りが一直線になりやすくなった。
相性の良いギアパワー
ギアパワーの選択は十イカ十色だが、トライストリンガーは特別尖らせなければならない部分はなく、「これは必須」というギアパワーもあまりない。
各々のスタイルによって伸ばしたい面は変わってくると思われるので、様々なカスタマイズを積極的に試そう。
- メインインク効率アップ
- サブインク効率アップ
- インク回復量アップ
どんな場面でも腐らない、汎用性の高いインク管理関連。
トライストリンガーはインク効率は良好な部類であるため必須ではないが、当然積めば積めば役に立つ。
メインインク効率アップを積めば攻撃の手数を増やせる。
サブインク効率アップがあればポイズンミスト後の追い討ちがより快適に。
メインとサブを両方使いこなすトラストはインク回復量アップも役に立つだろう。
ヒト状態で行動する時間は長いので、ギアパワーを発揮することは多くなる。
遮蔽物を利用してのピークショット、前に踏み込んで射程を伸ばすなどの操作を素早く行うために。
相手ブキの射程に捉えられた際はキルタイムの差で基本的に不利だが、射程端で撃ち合いになった際の戦闘力を上げる想定で積むのも悪くない。ただしステージごとに予想される仮想敵次第。
どんなブキでもあって困らないイカ速アップ。
盤面に合わせて細かくポジションを変えるブキなので、立ち位置のこまめな変更を意識するのも良いし、とっさの逃走などにも役立つ。
ノンチャージ、一周チャージの塗り効率が優秀なので、塗り返しに意識を置けばかなりゲージが溜まりやすくなる。
近距離に詰められた時の咄嗟の切り返しや、インクが枯渇した時の回復手段としてもスペシャルをいつでも使えるようにしておくと安定感が増す。
メガホンレーザー5.1ch運用関連。性能アップは照射時間が伸びる。
特に性能アップは、スペシャルとメインの連携を活用したいのであれば、いくらかつけておくと「積んで良かった」と思うタイミングも生まれるかもしれない。
0キルでデスを繰り返すと良い仕事ができないブキであるため、あまりこのギアパワーに頼るのは避けたいところ。
「キルは苦手だがサポートに徹する」という戦い方なら役に立つかもしれないが、遠くの敵もキルできるブキである以上、なるべく早めに「積極的にキルを取っていく」という意識に変えていこう。
慣れるまでのお守りとして。
基本は後衛ブキだが、塗り性能の高さから前線の押し上げに参加するべき場面も多い。
スーパージャンプでの素早い前線復帰の他、追い詰められた時の緊急回避の手段として持っておくと安心。
ポイズンミストの投擲距離が延びる。
トライストリンガーはポイズンミスト使いの中では断トツの射程を持つブキであるため、ポイズンミストを遠くに投げることができるようになるのはなかなか有効。
いわゆる安全靴。ヒト形態を晒す時間が長いという弱点をある程度カバー出来る。
同じストリンガー同士での撃ち合いならスリップダメージを抑えて疑似確1を回避できる可能性も。
上述のヒト移動速度と併せても良い。
こちらが遠距離ブキである以上、相手がサブで攻撃をしかけてくる場面も少なくない。
特に弓を構えている間はどうしても隙になりがちなので、いざというときの保険として悪くない。
上述の通りインク効率は悪くないブキだが、終盤はインク管理など気にしていられないといった盤面も多い。
特にナワバリバトルであれば最後に塗り仕事をする状況も生まれがちなので、いざというときのインク不足を防ぐこともできる。
トラストの立ち位置だと生存率は高い。
仲間の復帰を待ちつつ、反撃に出る際に積極的にスペシャルを発動して不利状況をひっくり返す助けになる……かも。
メインブキのインクを命中させた相手が壁越しにいる場合に強調表示する。
他のブキでは優先して積むほどの有用性は無いが、トライストリンガーは曲射で遮蔽物の奥の敵を攻撃する機会が多いため、撃ち漏らしの軽減、逃げられてもその後の索敵に繋げられるので、積んでいるといないとでは使用感が大きく変わる。
ただし、着弾時の爆発にはサーマルインクの効果がないので注意すること。
フルチャージをガンガン当てていけるプレイヤー向け。
遠距離ブキなのでチャージャー同様に十分選択肢には入るが、ストリンガー自体がアシスト向きのブキという性質上(アシストキルでは効果を発揮しない)、立ち回りのシビアさは格段に上がる。
ドンパチやりあっている最前線に飛ぶことは比較的少ないブキ種だが、前線にはすぐに赴くというプレイスタイルの場合は保険になる。
遠距離射程を活かして露払いをするのもトライストリンガーに出来る仕事なので、あると役に立つかもしれない。
特にホップソナーやグレートバリアが多いと想定されるルール・ステージでは相手の設置物をどんどん壊していけるかも?
オーダーストリンガー
追加DLC
『サイド・オーダー』で登場。秩序の塔を
フウカのパレットで攻略する際に使用できるストリンガー。
オーダーシリーズに漏れず、クリームホワイトと銀のパーツが組み合わさった無骨な外見をしており、射出音もプラスチックやセラミックスのような乾いた音が響く。
素の状態ではトライストリンガーの劣化版だが、パレットのカスタマイズで性能の調整が可能。
サブはトライストリンガーと同じくポイズンミストとメガホンレーザー5.1ch。秩序の塔攻略に置いては他のサブ・スペシャルに比べると微妙であるため、途中の自販機で良いサブやスペシャルを見つけたら買い替えてしまってもいいだろう。
フウカのパレットを使っている間はムーブ系とレンジ系のチップが出やすい。
レンジ系の爆発サイズチップはストリンガーの弾の爆発にも適用されるので、たくさん積めば敵を掃射するのに便利になる。
チャージャーやスピナー同様、チャージ時間のチップも適用される。しかし、チャージを使い分けることが肝要な当ブキ的には積み過ぎるとかえって使いづらくなることもあるため、計画的に強化していきたい。
フウカのパレットで秩序の塔をクリアすると通常のオンラインモードで「オーダーストリンガー レプリカ」が解禁される。オンラインバトル時の性能はトライストリンガーと全く同じのため省略。
性能面において使い分ける意味はないが、射出音が好きな方を選んだり、ステッカーやバッジが欲しければ両方を使ってバトルに挑んでみても良いだろう。
ストリンガーの軽量モデル。メーカーは.52ガロンやカーボンローラーと同じ「ペトロ」で、通称「ラクト」。
トライストリンガーに比べると射程が短い代わりにチャージが早い・連射力に優れているなど近距離型のストリンガー。
初心者には塗り、中~上級者には撃ち合い性能で応えてくれるポテンシャルを秘めている。
詳細とマルミサ関連のアレコレは該当項目にて。
亜種はLACT-450デコ、LACT-450MILK。
フルイドV
『3』発売から1年9か月を経て遂に登場したストリンガーの新型モデル。メーカーは
リッター系や
ブラスター等を扱う「ハイドロ」。
名前の通り、古井戸のような金属感のある弓幹に
5門の発射口を携えた重量級ストリンガー。弓というよりは射出機といったほうが近い。
こんな金属の塊が重量級なんて言葉で済むのかはさておき
なお、フルイド(fluid)は「流動」という意味。さらに「フルイドアート」という絵の具の流動性を利用した描画法の用語もあり、おそらくトリプルミーニングの凝った名前。
性質としては中距離型。トライストリンガーと同じくインクの冷却機構を持ち、一周チャージ以降で冷却弾を放てるのも同じだが発射口が5門……つまりこちらは5Way攻撃になる。
しかし、トラストとの最大の違いはチャージの性質。
- 一周チャージまでは照準が収束していく
- 一周チャージの時点で完全に収束
- 一周チャージを超えると逆に照準が拡散。
照準が戻っていき、フルチャージで最大範囲になる
トライストリンガーと異なり、一周チャージの時点で一確を狙える収束狙撃になる。
冷却弾は1発35.0ダメージのため、トライストリンガーと異なり全弾命中させなくても3発当たるポイントで捉えれば(理論上は)一確が可能。
ただし、エイムが雑でも簡単にキルが取れるかと言えば大間違い。一周チャージを超えるとレティクルが拡散する性質上、チャージした状態で狙いを定めることができないので、むしろタイミングを合わせた瞬発的なエイムが必須。
そしてフルチャージ時には弾が収束せず、広範囲に冷却弾を放つことができる。バイトで似たようなブキを見た気がする? 口外厳禁である
高拡散5Way爆発弾の制圧力は非常に厄介で、広範囲への削りや相手の足場を奪う塗りは強烈。もちろんその塗りからガチエリアでも活躍可能。
また、射撃一回の威力が高い都合上対物性能が非常に高い点もリリース直後から話題になっている。この射程におけるホコバリアやカニタンクの破壊速度は全ブキ中最速であり、グレートバリアも装置への曲射にて簡単に破壊できる。
ノンチャージは冷却機能なし。射程はLACT-450と同程度だが連射速度が低いので塗り性能はやや低め。
何気にノンチャージが24.0*5なので、理論上はノンチャージで一確を狙える前代未聞のチャージブキでもあったり。
とはいえ実戦で狙うことはほぼ不可能。
と、ここまでならトラストの射程とラクトの一確を併せ持つハイブリッドブキにも思えるが、当然固有の短所もある。
まず射程は最大でも4.8、一確を狙える一周チャージの射程は3.0。勘違いされがちだが、トライストリンガー(5.4)には射程で大きく劣っている。ゴツければ射程が長いわけではないのだ。
一周チャージの射程についても、3.0帯はS-BLASTやロングブラスター、スクリュースロッシャーなどのキルブキが犇く魔の射程帯。重量級であるフルイドの一周チャージだけで渡り合える相手ではない。
かといって前線に近い中衛ポジションにいないと仕事ができない場面が多く、求められる立ち回りとエイム練度、特に対面での反撃と警戒はトライストリンガー以上に素早い判断が求められる。
頼りの一周チャージの収束狙撃はジャンプすることでチャージ鈍化≒キープすることができるが、近距離では上述通り瞬発的エイムが必要。もちろん広範囲爆撃で足場を奪う、素直に逃げるといった選択肢があることも忘れないようにしたい。
インク射出量が多い分燃費も悪いので注意されたし。
総じて、冷却弾の範囲制圧にスポットを当てた中距離型ストリンガー。同じく制圧が得意なスピナーに比べると臨機応変な対応力が求められ、その頼もしい重量感に反し繊細な立ち回りを要求されるタクティクス重視のブキになっている。パワータイプが多い重量級ブキの中ではかなり異色である。
実装当初から「ポテンシャルは高い」と評されつつも、大会や環境でいまいち明確な活躍を残せていない雌伏のブキでもある。上記S-BLASTのように遅咲きを果たせるか、今後の動向に期待が掛かる。
重量級ながら前線~中距離で生き延びられる射手にこそ真価を発揮できる連弩だ。
亜種は現在フルイドVカスタムの一種のみ。
サブウェポン:ロボットボム
索敵用。ロボットボムに追われて物陰に逃げ込んだ相手を曲射で撃つ快感はストリンガーならでは。
メイン爆撃で足場を奪う→ロボットボムに追い詰めさせる→さらにメインで追撃という流れも強力。
メインの燃費の悪さとの兼ね合いがネックになりがちなので、使用感は練習しておこう。
スペシャルウェポン:ウルトラハンコ
複数の使用パターンを持ち、状況判断力を求められるスペシャルウェポン。
ブキチは前線への突撃を想定しているらしい……が、当ブキは近接に弱い都合上考えなしに突っ込んでも片道切符となってしまう。
主な用途は近づいてきた相手へのカウンター。フルチャージを連発すればスペシャルの貯まりは早いのでいざという時に使えるようにしておくとよい。ウルトラチャクチやテイオウイカほどの安定性はないので、出しても手遅れ、ということがないように常に身の安全は意識しておきたいところ。
このブキ独自の戦術として、メインで相手の足場を奪ってからとどめを刺す、なども面白い。ブキの射程上わりと前線に近づくことも多く、敵陣を滅茶苦茶に踏み荒らすチャンスがあれば逃さずに。
フルイドVカスタム
サブウェポン:ポイントセンサー
スペシャルウェポン:ホップソナー
フルイドVと同時にリリースされたマイナーチェンジ版。ラベルが変わっているほかはグリップの色が違うくらいで見た目はほとんど変化なし。
性能についてはオリジナルと変わりないので省略。
説明するまでもなく索敵を意識した分かりやすい編成。近接の天敵となりやすい
スパッタリーや
ボールドマーカーの早期探知、射程の有利を取りづらい中距離ブラスターとの位置取り調整などで役立つだろう。
攻撃性能が大きく下がっているので、よりメインの性能を重視する人向け。敵を絶対逃がさずメインで仕留めてやる、という意気込みに応えてくれるブキ。
サブウェポン:ポイントセンサー
オリジナル版のロボットボムと同じく索敵用。ロボットボムと異なり、攻撃性能はないかわりに視認性が大幅に上昇するので物陰に隠れた相手に曲射を利かせやすい。
サポートをメインにしていく、という使い方においては利が大きい。燃費が控えめなのも嬉しいポイント。
スペシャルブウェポン:ホップソナー
まさかの索敵用その2。ポイントセンサーとホップソナーの組み合わせはフルイドVカスタムが唯一である。
設置時のマーキングで相手の位置を特定できるだけでもフルイドV的にはかなりのアドバンテージになる。また、相手に縄跳びを強要させれば格好の的。
ただし、攻撃手段としては弱いのでこのスペシャルだけで敵を簡単に殲滅は出来ない。メインでのキルを純粋に補佐するスペシャルになっている。
+
|
ワタシ個人の持ち物が混ざってしまいました。見つけても絶対に持ち出さず、口外しないでください。 |
クマサン印のストリンガー
重量:中量級
クマサン謹製、 サーモンラン専用のストリンガー。ベースこそトライストリンガーっぽい見た目だが、魔改造により発射口が3倍の9個に増やされている。
照準など知らんとばかりに着弾点はバラバラ。フルチャージしても全く収束しないが、右側に照準が密集するポイントがあるためそこを活用するとバクダンを一撃で処理できるので試してみよう。
逆に照準の粗さをイカし、ノンチャでもかなり広範囲を塗ることができるほか、ベースとなったトライストリンガーと同じ1周チャージから着弾後の爆発が発生するため壁塗りも得意。
フルチャージした時の1発あたりのダメージは150で、全弾命中すれば 150×9=1350という破格のダメージ。至近距離まで接近し全弾ぶつければモグラやテッキュウといった高体力オオモノシャケもワンパンできる。さらに的のデカいオカシラシャケであれば全弾叩き込むのは容易。メインでイクラキャノン1発を超えるダメージを叩き出す、対オカシラ決戦兵器と化す。
が、クマサンシリーズの宿命としてインク効率の悪さがあり、フルチャージすると4発しか撃てず、ノンチャでも10発しか撃てないためインク残量には注意。
|
余談
- ストリンガーの代表であるトライストリンガーはスプラトゥーン3のパッケージを飾っている。3という数字に所縁があるものが多いが、このトライストリンガーもその一つと言えよう。
- すりみ連合のフウカは、ラジオでたびたびステージ相性とストリンガーについて言及していることから、ストリンガーが得意武器であると予想されていた。その後、サイド・オーダーにて、フウカのパレットブキで装備できるブキがストリンガーであったことから、ストリンガー使いであることが判明した。
- ヒーローモードでもトライストリンガーが支給されることがあるが、『5-7 不可逆な時の中でこの街並みを選ぶ意味の場所』でのトライストリンガーチャレンジはヒーローモード屈指の難関の一つと言われている。トライストリンガーのエイムや着弾点の収束を熟知して臨まれたし。
ブラスターでクリアして放置してる人は正直に手を挙げなさい
- 『3』において完全新規の重量級ブキは実はフルイドVだけである。。(マイナーチェンジ版を除く)
- ちなみにフルイドV初出の公式PVに登場した「アタマにマルノミウーパーを被ったインクリング」が「フルイドくん」の愛称でXにファンイラストが多く投稿されている。三つ編みヘアスタイルのボーイ、フードを被った弓使い……と個性的な属性が際立っているゆえか。
ナワバトラーでもフルイドVのカードイラストにフルイドくんが使われている。
追記・修正はヒーローモードのステージ5-7をトライストリンガーでクリアしてからお願いします。
- 使えば使い込むだけ応えてくれるブキ -- 名無しさん (2022-12-22 20:56:56)
- 遮蔽物で完全に姿が隠れてる敵を曲射でぶち抜いた時の脳汁の出方がチャージャーとも違う昂りを感じる -- 名無しさん (2022-12-22 20:59:17)
- 「不可逆」はもう「トラストのチュートリアル」じゃなくて「トラスト使いの登竜門」なんよ -- 名無しさん (2022-12-22 21:24:40)
- 矢が無く弦を引いて銃口から弾を飛ばすという弓としても異質な構造をしているブキ -- 名無しさん (2022-12-22 21:43:45)
- 「不可逆~」攻略の一番の肝は的に当たらなかった時の爆発の活用 -- 名無しさん (2022-12-23 09:31:27)
- おすすめギアについては初版ではあえて書かなかったんですが、書かない方がいいと思います チャージャーとかやることが決まってるブキならまだ分かりますが、ストリンガーだと特に「これが必須」「これがいらない」はないと思われます。何でもできるとはいえ、戦術とかはやっぱ使い手によって変わってくるものですからね 先日シューターもその件で突っつかれてたので、この記載は除くこと希望 とりあえず今COだけさせてもらいます -- 名無しさん (2022-12-23 11:08:53)
- ルールとしては問題ないのかもしれないけれど、ブキ種の項目は直前で揉めたばかりだし、2種類しかないのに既にラクトの方の記事はできているし、ぶっちゃけ種別としての総括項目じゃなくて「トライストリンガー」の項目として立てた方が良かったと思う。 -- 名無しさん (2022-12-23 11:31:49)
- ↑2について続き、前述のとおりおすすめギアというのが絞りにくいブキであるため、いっそ全部のギアパワーについて記載してみました。それに伴い、コメントアウトした記載をコメントアウト解除しています(元の記載はなるべく消さないようにしています)↑1 その議論によるとブキ種の要相談化など今後の設立の注意は促されておらず、ストリンガー種共通の話など出来る場が無駄とは思わないので、間違ったことをしたとは思いませんが それはそれとして、トライストリンガーを分割したいとかであれば反対はしません -- 名無しさん (2022-12-23 16:41:12)
- チャージャーとは違って敵に使われると「突然弾が飛んできてじわじわ削られる」って緊張感がある -- 名無しさん (2022-12-24 08:27:28)
最終更新:2025年07月12日 18:15