しょうぐんヘイホー(マリオストーリー)

登録日:2023/4/9 (日曜日) 00:00:00
更新日:2025/01/15 Wed 17:45:47
所要時間:約 7 分で読めるのよん




ぼく しょうぐんヘイホーだよん
クッパさまの ごめいれいで
星のせいを つかまえてるんだよん


しょうぐんヘイホーとはNINTENDO64のゲーム『マリオストーリー』に登場するキャラクターである。

【概要】

キノコタウンのとある空き家、その隠し部屋に置かれたおもちゃ箱の中に広がる世界『ヘイホーのおもちゃばこ』
ヘイホー が溢れかえるその場所でリーダーを務めているヘイホーである。
白い制服に軍帽…とまさに軍人のようなビジュアル。
大勢のヘイホーに指示を飛ばして戦う様はある種のカリスマもある。
クッパの命令により星のせい『ニール』を捕えたカードを監視している。
星のせいを捕まえていれば好きにして良いと言われているらしい。

作中ではキノコタウンをイタズラで滅茶苦茶にするという悪事を働いた。
もともとヘイホー達のイタズラは以前にもあったが、本編では内容が激化。
命に関わるようなものではないが、商売道具を盗んだり列車の運行を妨げたり室内で暴れ回ったり……と迷惑極まりない代物。
主人公のホームタウンに直接ダメージを与えるという面では他ボスもなし得なかった快挙ともいえる。

一方で性格は自由気ままな子供そのもの。戦いでは部下との意思疎通がうまくいってなかったり、マリオの攻撃にムキになるなどおせじにも理性的とは言い難い。
何よりキノコタウンへの大規模イタズラの結果、
あんなに大量のヘイホーがいるのは異常!
→しかし街の外からヘイホーは来なかったぞ
街の中にヘイホーの拠点があるのでは?と勘づかれる結果を招いてしまった。*1

彼のカリスマに惹かれてやってきたのか、はたまた好き勝手放任主義にやってきた結果なのか、彼の配下であるヘイホー達は実に個性的。
迷彩服を纏ったゲリラが如き「コマンドヘイホー」、風船で宙を漂う「バルーンヘイホー」、全身が燃え盛っている「ファイアヘイホー」、戦いには興味を持たず美食を追い求める「グルメヘイホー」、そしてレモンあめが大好きな化物級の強さを誇るブラックヘイホー」……などなど。
人員の個性豊かさではクッパ軍団にも劣らないレベルといえよう。
戦闘中、部下がやられた際には「よくもぼくのだいじなかわいいヘイホーたちをいたぶってくれたんだよん!!」と怒っているので、一応部下を想う気持ちはあるようだ。


【活躍】

4人目の星のせいを探すマリオ達だったが、突如現れたヘイホーたちの対策に追われることに。
レサレサの力を借りてマリオ達が突き止めたのは、玩具とヘイホーでいっぱいの愉快な世界『ヘイホーのおもちゃばこ』。
道中では囚われの身であった、ケセランの赤ちゃんであるアカリンを仲間に迎える。
いたずら好きのヘイホー達をこらしめていき、ついにしょうぐんヘイホーの待つフロアへたどり着くのだった。

おもちゃばこを散々荒らしまわされ、更には星のせいまで奪い返されるとあってしょうぐんヘイホーは怒り心頭。
イタズラに反省の色をちっとも見せず、それどころかマリオに対して戦う気満々。
無礼千万な侵入者を撃破せんと、ヘイホー達へ高らかに号令を下す!


マリオ やっつけちゃうよ~~ん!

やっつける~!

とつげき~っ!



みんなで どうじに やるんだよん
いーち にの さーんで
マリオを やっつけろ~~!

おおおおおおぉぉ~!!

【VSぐんだんヘイホー】


まずは小手調べとばかりに取り巻きのヘイホーが大挙して勝負を挑んでくる。
見た目から察しが付くように、数の暴力といわんばかりに全員でタコ殴りされる。
HP=攻撃力となっているため、無抵抗だと15ダメージも受けてしまう。

一方でHPが減ればその分ヘイホーが逃げて攻撃力もダウンする。ガンガン攻撃して追い払おう。
また、攻撃は1ダメージを人数分繰り返すというもののため、被ダメージを-1するバッジ「ダメージヘール」があれば完封可能。
腕に自信があればアクションコマンドで全てガードするのもありかも?
逆に言えばバグ技を使ってモロハノヤイバーを装備するととんでもない事に…

おまけに瀕死になると怯えてしまい、残ったヘイホーがまとめて勝手に撤退してしまう。




マリオ! よくも ぼくの だいじな
かわいい ヘイホーたちを
いたぶってくれたんだよん!!

でも もう そうは いかないんだよん!!
こんどは もっと つよいのが
あいてなんだよ~~ん!!


たけうまヘイホー
しゅつげき~~~!

ヘイホー!!!!!

【VSたけうまヘイホー】


お次の刺客は竹馬に乗ったヘイホー。ヨッシーアイランドでもお馴染みのアイツである。
しょうぐんヘイホーも愛用の戦車に乗り込んで誘導係のヘイホーを轢きつつ登場するが、この時点ではまだ攻撃できない。
竹馬ぶんの重さのおかげ……かどうかは知らないが、通常のヘイホーと比べて攻撃力が倍増。
ものしりでも語られているじしんハンマー、あるいはヨッシーよろしくジャンプで踏んづければ竹馬から引きずりおろせる。
面倒だったら「ほしのふるよる」で1ターンキルするのも一興。

ムッキィィィ~!!
なさけないーーーーっ!!
もう いよいよ
アレを やるしかないんだよ~~ん!


ホーホホホホホホッ!!
マリオ!
こうかいしても ダメなのよん!


いっきに やっつけろーーーっ!

ヘイホー!!!!!

【VSトーテムヘイホー】


3番目に現れたのはトーテムポールよろしく重なったヘイホー。
仲も良いのか息ぴったりのパチンコ攻撃を仕掛けてくる。
人数が攻撃力になるという、かつて戦ったノコブロスのような敵である。
幸い防御力は皆無なので集中攻撃すれば1ターンで片方は倒せるはず。
かいてんハンマーを使えばだるま落としが如くまとめて吹っ飛ばせる。もし装備しているなら活用してあげよう。

……パチンコで攻撃するだけなら重なる必要あった?

・・・・・・・・


ムキィー!!
こうなったら ぼくだけで
マリオを やっつけちゃうんだよ~ん!!

んもぅーっっ!!

あやまったって ゆるさないんだよ~~ん!


【VSしょうぐんヘイホー】



遂に真打登場!不甲斐ない部下にしびれを切らし、ようやくしょうぐんヘイホー本人が最前線に姿を見せる。
ここまでの戦いで消耗したHPやFPはそのままなので余力を持って挑もう。

連戦を考慮してかしょうぐんヘイホー自体のスペックは低め。
戦車らしく攻撃は爆弾……を手動で投げつけてくる。撃てよ!
また装甲だけはおもちゃとは思えぬ堅牢っぷり。防御力2はそのまま戦うにはやや厳しい。
ここは防御無視攻撃を持つアカリンの出番である。
なおアカリンで攻撃すると「そのビリビリしたこうげきってせんしゃのぼうぎょ力がきいてないってカンジィ~!」と文句を言ってくる。

最大の特徴は戦車に装備されている「せんしゃでんきゅう」。
5ダメージかつ防御に失敗すれば仲間に2ダメージという強力な武装。
本作は仲間キャラにHPがない代わり、ダメージの値ターンだけ行動不能になるシステムとなっている。
つまりこの一撃を防げなければ仲間が2ターン動けなくなる。
防御タイミングもつかみづらいので放置するのは悪手。早々に破壊してしまおう。
せんしゃでんきゅうはHP8防御力1となっている。ハンマーでは攻撃が届かないのでジャンプのバッジ技や空中戦が得意なパレッタ、もしくはこちらもアカリンに活躍してもらおう。
特にツラヌキジャンプを装備しておけば仲間との攻撃でアクションコマンド成功前提ではあるが確実に破壊できるので楽。
ちなみにせんしゃでんきゅうによる電撃はアカリンに対しては無効となっているので、別に喰らっても動けなくなることは無い。






撃破後は、頼みの綱である戦車が破壊されたことでパニックになり戦意喪失!
しょうぐん諸共、ヘイホー達は蜘蛛の子を散らすように慌てふためいて逃げ去っていくのだった。


やったでちゅ~~~っ! ヘイホーたちを やっつけたでちゅよ がっはっは~ でちゅ!
ヘイホーたちも ぢぇんぢぇん たいしたこと ありまちぇんでちたね
やっぱり これも アカリンの おかげでちゅね~ ・・・・・・・ねっ?


なおアカリン以外の仲間を出していた場合は、勝利後に台詞を発することは無い。
その後しょうぐんヘイホーと戦った部屋にまた戻ってクリオのものしりを聞くと「まあまあ強かったのは認める」というコメントが聞ける。


4連戦という本作最多の連続バトル回数を誇るしょうぐんヘイホー。
一方でギミックこそあれど前ステージボスのような必殺技はないため、まだ戦いやすいボスといえる。
アイテムの補充さえあれば多少の消耗も問題ないはず。
むしろ愉快なBGMと共に繰り広げられる、ヘイホー達の緩くてコミカルな言動を楽しむのがメインといってもいいだろう。
イタズラのお灸をはしっかりすえつつ、彼らのかわいらしさにのんびり癒されよう。



何しろ次ステージのボスは戦力面にも初見殺しの面でも手ごわいアイツが待っているのだから……




エンディングのパレードで再登場。
誘導係のヘイホーの案内の元、現れたのは煌びやかに輝くド派手なネオンステージ。
ミラーボール…ではなくせんしゃでんきゅうをバックに、ノリノリで踊り明かすしょうぐんヘイホーとその部下たちはインパクト大!
ぐんだんヘイホーも足並みそろった進行を魅せるなど、パレードの中でひときわ目立つ存在であった。
そして一人だけ置いて行かれ、コケてしまうドジっ子ヘイホーで〆られた。ボス撃破時にも逃げ遅れてコケたヘイホーがいたので多分おんなじ子。
なおパレードで登場するのは他のボス達と違って夜であり、順番としてはクライマックスを飾るマリオとピーチの一つ前である。


余談

  • バトルBGM『あしなみそろえていってみよ~』は能天気でユーモラスなヘイホー達の姿を軽快なリズムで表現した耳心地の良いマーチ。
    ボス戦らしからぬ緊迫さに欠けた1曲だが、4連戦という長丁場もあいまって多くのプレイヤーの印象に残る良曲。

  • 大乱闘スマッシュブラザーズX』ではシールの一枚として登場している。
    ボスキャラからの選出はカメックババとしょうぐんヘイホーのみ。数ある他ボスを差し置いてなぜ彼が選ばれたのかは謎である。



みんなで どうじに やるんだよん
いーち にの さーんで
項目を 追記修正しろ~~!

おおおおおおぉぉ~!!


画像出典:マリオストーリー/インテリジェントシステムズ/任天堂/2000年8月11日発売
(画像は2021年12月10日に配信のNINTENDO 64 Nintendo Switch Online版)

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最終更新:2025年01月15日 17:45

*1 一応ヘイホー達も、マリオの目の前で隠し部屋に入るような事は避けている。