広島駅

登録日:2023/04/23 Sun 15:42:37
更新日:2024/10/04 Fri 22:54:30
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広島駅(ひろしまえき)は、広島県広島市南区にあるJR西日本の駅である。
広電こと路面電車の広島電鉄の電停(広島駅停留所)も併設されている。
当項目では併せて解説する

概要

広島県および広島市の代表駅であり、利用者数では中国地方最大のターミナル駅である。
山陽新幹線山陽本線芸備線が乗り入れており、さらに山陽本線に直通する呉線可部線の列車も乗り入れる。
山陽新幹線は全列車が停車する主要駅の一つで、多くの列車は東海道新幹線九州新幹線にも直通しており、東は東京駅まで、西(南)は鹿児島中央駅まで乗り換えなしで行くことができる。
また、3大都市圏以外のJRの駅としては博多駅、札幌駅、仙台駅に次いで4番目に利用者が多い。

ただし路線数は四国とつながっている岡山駅の方が多い。
また岡山駅と異なり現在は長距離利用はほぼ新幹線が主体となっているため、巨大ターミナルであるにもかかわらず在来線特急の発着が無い。
その在来線は、国鉄末期から地方都市圏における等間隔・高頻度運転の普通列車システム「シティ電車」の発祥で知られ、現在では広島シティネットワークと呼ばれるまでに成長を遂げた。

広島電鉄の電停は1912年に開業。
南口のバスターミナルに併設されている。
系統としては、紙屋町を経由し広島港へ向かう1号線、原爆ドーム前を経由して広電宮島口へ向かう2号線、1号線とは別のルートで広島港へ向かう5号線、途中まで2号線と同じルートを走り江波へ向かう6号線が乗り入れている。

なお駅の南側は広島市内中心地へ向け銀行などの金融機関や商業施設や予備校などが多く、北側は住宅地や学校の他にJRの関連施設(JR広島支社、JR広島病院、広成建設など)などがある。
ちなみに北口付近は広島市東区役所やTV局などもある。

ちなみに大手町や紙屋町などといった広島市の中心繁華街からはかなり離れているため、広電かバスで移動する必要がある。
ただ最近は駅周辺の再開発も著しく、新たな広島の副都心としての性格も強くなっている。2代目広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の最寄り駅にもなっている(南口から徒歩10分で行けます)。

駅弁は広島駅弁当(ひろしま駅弁)という会社が作ってくれている。特に広島名物の牡蠣弁当やあなご飯、もみじ弁当が人気らしい。

政令指定都市の駅だが地下鉄は乗り入れていない。これは広島市の市街地が三角州を中心に形成されており地盤が弱いというのが理由。そもそも路面電車があるからいらないでしょと言ってはいけない。

駅構造

JR西日本

在来線のホームは南側に、新幹線のホームは北側にある。新幹線の改札口と在来線の改札口は結構離れているので注意が必要。
南口、北口(新幹線口)共にホテルがある他、南北を渡る自由通路沿いにekie(エキエ)というショッピングモールがある。ekieでは主に広島名物のお土産が販売されているが、飲食店や書店、病院なども入居している。
なおかつては南口にASSE(アッセ)という駅ビルもあったが、後述する広電乗り入れのために絶賛建て替え中。

中国地方最大の駅というのもあって構内の売店は充実しており、セブンイレブンは在来線改札内や新幹線ホーム(上り・下り両方)にもある。


在来線

地上駅であり、改札がある階より下側にある。

  • 1番のりば
主に山陽本線(横川、宮島口、岩国方面)が使用する。ただしシティライナーは2番のりばから発車する。
当駅の在来線で唯一の単式ホームである。

  • 2番のりば
シティライナーと可部線の一部列車がここを使う。
また、貨物列車は当ホームを通過する。

  • 3番のりば
主に呉線(呉、広方面)の列車が使用する。快速「安芸路ライナー」の他、可部線、山陽本線上り・下りの一部列車もここを使う。

  • 4番のりば
主に可部線(可部方面)の列車が使用する。呉線や山陽本線上り・下りの一部列車もここを使う場合がある。

  • 5番のりば
主に山陽本線(海田市、西条、三原方面)が使う。呉線の一部列車もここを使う。
なお、6番のりばは通過線となっており欠番。

  • 7番のりば
主に呉線が使用する。山陽本線上りの一部列車も使う場合がある。

  • 8番のりば
主に芸備線の到着専用ホームとして使用。
過去に早朝1本だけ、当ホーム始発の列車が設定されていたが、いつのまにか消滅しており、現在は専ら降車用としてしか使われていない。

  • 9番のりば
芸備線(下深川、志和口、三次方面)のホーム。

新幹線

島式2面4線の高架駅であり、改札がある階より上側にある。

  • 11番・12番のりば
下り列車(新山口、小倉、博多、熊本、鹿児島中央方面)のホーム。

  • 13番・14番のりば
上り列車(岡山、新大阪京都名古屋新横浜東京方面)のホーム。
13番のりばは主に当駅始発の「のぞみ」が使用する。

広島電鉄

前述の通り、南口の東側にある。
4面3線の櫛形ホームと、合流点にある乗車ホームで構成されている。

車両は駅手前の信号を渡った後、櫛形ホームのいずれかに入線し、客扱いを行う。
降車完了後、1・2・6号線の車両はそのまま合流点へ進行。そこで客扱いを行い、客を乗せた後出発する。
但し5号線だけ挙動が異なり、櫛形ホームのうち1番北側へ入線。そのまま降車扱いと乗車扱いを行った後に出発する。
そのため、櫛形ホームのうちの一番北面は5号線専用乗り場となっている。

2025年春の駅前大橋線ルートへの移設に伴い、ASSEの高架に移設して開業する予定。


追記・修正は牡蠣弁当かあなご飯をたくさん食べた人にお願いします。

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最終更新:2024年10月04日 22:54