登録日:2023/12/13 Wed 20:54:11
更新日:2023/12/15 Fri 19:10:08
所要時間:約 ? 分で読めます
心を一つに……!
クロォス・ファイト!
ダンガイオーッ!!
ダンガイオー、見参!!
【概要】
4機のダン・メカニックと呼ばれる戦闘機が合体した、ターサン博士曰く宇宙最強の機動兵器。
元々はターサン博士が
宇宙海賊バンカーに売り付けるべく、パイロットとなる4人の
超能力者とセットで開発したもの。
白いボディに赤や黒のアクセントの入ったカラーリング。
合体メカとしてはスマートな体型で、刺々しいデザインが特徴。
【ダン・メカニック】
頭部とバックパックを担当。
ダンガイオーチームのリーダー機ではあるが、目立った活躍はなし。
胴体、両肩、腰を担当。
ボディの主要部分を占めるためか、合体後はロールがメインパイロットとなる。
腕部を担当。
ダンガイオー一番の欠陥構造である。詳細は後述。
脚部を担当。
ロール機と強制合体する事も可能で、こうなった場合はパイが機体の主導権を握ることができる。
【ダンガイオー】
パイロット4人の心と精神力が1つになった時、4機のダン・メカニックが合体して誕生する巨大ロボット。
サイズ等に関しては不明だが、6階建てのビルより少し大きいくらいなので全高20m程度であると思われる。
バイオメタルや形状記憶素材が使われているようで、合体の際に明らかにダン・メカニックから形が変わっていたり、腕の爪が針のように変形、伸縮したりする。
4人の精神力が戦闘力に直結するようで、心が乱れると本領を発揮できないという欠点もある。
武装
肩にある模様から射出される、手裏剣のような武装。
額より放つ光線。
いわゆる
ロケットパンチで、両腕を相手に向かって発射する。
だが、ターサン博士は何を思ったのか
腕部を構成するダン・メカニックのコクピットごと飛ばすという、どう見ても中の人の安全を一切考慮していない危険な設計にしている。
ランバも
「勝手に飛ばすな!」と言っているが、断りを入れたところで状況は変わらないだろう。
頭を押さえているだけで済んでる辺り、耐ショック性能は高いらしい。
後述のスパロボKでは時系列の関係上諦めたのか
「ブーストナックルは控えめにしてよね!」と初登場時に言ってくるが、
ショルダーカッターも破邪の剣もなくなった同作のダンガイオーの一番燃費がいい武器であるため、今日も戦場にランバの悲鳴が響き渡る。
ブーストナックルの派生技。
サイキックウェーブで相手を拘束した後、両の拳を合わせて放ち、螺旋状に回転しながら相手を貫く。
ダンガイオー唯一の手持ち武器。
両手の間から生成される長剣。
ダンガイオー対イクサー1ではダンガイソードと呼ばれた。
そして……
みんなの命、俺が預かる!!
任せたよ!
いいわ!
頼むわ、ロール!
……サイキック・斬でいく!
ダンガイオーの
必殺技。
サイキックウェーブで拘束した相手に飛びかかり、破邪の剣で一刀両断する。
ダンガイオーの数倍の大きさを誇るブラッディⅠをも破壊できるほどの威力を持っている。
どこかで聞いた事のあるBGMが特徴。
スパイラルナックルやサイキック・斬の前準備として行われる、いわゆる拘束技。
……かと思いきや実際は本機の最強技であり、2体の巨大兵器をまとめて握り潰すほどの出力を出す事も可能。
また、拘束だけでなく念動力をエネルギー波として放つ事も可能で、手も足も出なかったギル・ギアを撃退するほどの威力を持っている。
4人の心と精神力が戦闘力に繋がる、ダンガイオーを象徴するべき技と言ってもいいだろう。
作中では専ら右手で発動していたが、設定上は左手でも発動可能。
腕のパイロットであるランバの影響か、発動時には手のひらにリリス王家の紋章に似た模様が浮かび上がる。
【パイロット】
ロール・クラン
ミア・アリス
ダンガイオーチームのリーダー。
クロスファイトの掛け声担当。
地球生まれの日本人であるが、どういった経緯でターサン博士の元に来る事になったのかは不明。
超能力に関しては不安定かつ謎に包まれている。
主に身に危険が迫った時に周囲に大爆発を起こす(いわゆるイヤボーン)が、宙を飛ぶ力を見せた事もある。
また、大破したダンガイオーに祈りを捧げた際に何らかの力が発動した為、最後の決戦で生き延びられたのも彼女の力である可能性が高い。
優しい性格で戦いは好まないが、バンカーと戦うために故郷の地球を離れ戦う道を選んだ。
ランバ・ノム
指先からレーザーを放つ事のできる少女。
戦いの中で戦いを忘れたりはしない。
ナレーター曰く「どこか気品を感じる」そうだが、作中では幼く子供らしい姿を見せることが多かった。
かつては惑星リリスの王女だったが、バンカーに攻め込まれた際に長かった髪を切って身を隠し脱出させられる。
結局ターサン博士の元で記憶処理をされた後にバンカーに売られそうになったり、数少ない生き残りでかつての侍女シャザーラに恨まれるなど、結構ハードな人生を送っている。
パイ・サンダー
褐色の肌に男勝りな性格の危険な少女。
怪力を超能力として持っているが作中では割と力負けしがち。
実はガリモス大船長の娘であり、超能力戦士としてより完璧なものとする為、あえてターサン博士の元で記憶処理と強化手術を受けさせられていた。
だが、記憶処理によって事情を知らずに一度逃走したことを裏切りと捉えられ、バンカーに戻っても実の父娘であるはずのガリモスから信用されずにいた事からバンカーに見切りをつける。
そしてバリアスの名を捨て、パイ・サンダーとしてダンガイオーと共に戦う事となった。
【関連機体】
グレートダンガイオー
3話にて破壊されたダンガイオーの
後継機となる予定だった、設定上でのみ存在する幻の機体。
1機増えての5体合体となっている。
ダンガイオー(地球製弾劾凰)
『破邪巨星Gダンガイオー』に登場する機体。
弾劾凰B(バースト)、弾劾凰F(フレイル)、弾劾凰X(クロス)の三体が合体して完成する。
実は地球に漂着したミア・アリスからの技術提供で作られた機体。
ダンガイオーUr
同じく『破邪巨星Gダンガイオー』に登場する機体。
地球製弾劾凰のプロトタイプであり、人間の脳を機体に直接搭載した巨大サイボーグというべき存在。
性能に関しては地球製弾劾凰よりも高いが暴走しており、作品後半の強敵となる。
G(グレート)ダンガイオー
『破邪巨星Gダンガイオー』最終話に登場する機体。
名前は似ているが上述のグレートダンガイオーとは無関係。
今まで活躍していた地球製ダンガイオーが「Gダンガイオー」だと思っていた視聴者を驚愕させると同時に、
物語は衝撃の結末を迎えた。
日本の警察が誇る本格的な人型レイバー。
「お前の乗ってるのはダンガイオーか」と突っ込まれたが、当然ながらダンガイオーとは無関係。
COMPACT2、及びそのリメイクである
IMPACTと、
K、そしてCard Chronicleに参戦。
初参戦となるCOMPACT2ではOVA3話分のシナリオをほぼ再現。
流石にガリモス大船長との対決は終盤に繰り下げられており、パイの素性もその段階で明かされる。
また、フラッシュとバーストがいないせいでロールのみ過去の掘り下げがされないという地味に惜しい部分も。
スパイラルナックルはシャザーラ加入との選択式だが、シャザーラの乗機「アイザム・ザ・サード」が異常な強さを持っている為、そちらを選んだプレイヤーも多いのではなかろうか。
なお、スパイラルナックルは第3部で移動後に使えるようになって強化され、アイザム・ザ・サードは弱体化されるという嫌な罠があったりする。
地上へ宇宙へと離脱が多く、人によっては精神コマンドが貧相で苦労する場合もあるが、ミアが必ず奇跡を覚えるので最終的には頼れる機体。
IMPACTでも扱いはほぼ変わらないが、フラッシュとバーストが追加された事でより原作再現がされる事となった。
しかしそんな事よりもギルの「逆恨み」のせいで出撃させると却って苦労する場面が多数存在。
そもそも強制出撃でかち合うことが多いので、戦わせる場合には気をつけたい。
ショルダーカッターが使える唯一の作品でもある。
スパイラルナックルとシャザーラ加入については射程の長いスパイラルナックルと、壁役不足の第2部ロンド・ベルにはとても助かる機体であるアイザム・ザ・サードのどちらも利点があるため、好みが分かれるところか。
Kでは原作3話でギル・ギアを退けた技が「ファイナルサイキックウェーブ」として追加された。
しかし合体機構が壊れていると初登場時に言っているなのにこの時だけ毎回分離と合体を繰り返している不思議。
原作終了後なのでスパイラルナックルを最初から習得しているが、ショルダーカッターはオミットされ、破邪の剣もサイキック・斬の時しか使ってくれなくなった。
なお、原作終了後と言ったが、なんと既にバンカーはダンガイオーによって壊滅しており、ついでに生き残ったギルが立ち上げた後継組織もオリジナル勢力の手で壊滅した状態から始まるという
中々ブッ飛んだ原作終了後参戦である。
【立体化】
No.23として、かなり初期の段階で発売された。
破邪の剣、サイキックウェーブ用の手、スパイラルナックル用の手と一通り必要なものは揃っているが、サイキックウェーブは右手のみ。
完全変形
レジンキャスト製の大型キット。
ダン・メカニック状態で4機が合体した巡航形態も再現可能。
MODEROID
組み立て式の
プラモデルキット。
差し替えありとはいえダン・メカニック形態とダンガイオー形態の両立が可能な良キット。
追記修正は熱く熱く熱くお願いします。
- Gダンガイオーってラスボス予定じゃなかったっけ? 思いっきりマジンガーZ最終回パロって終わったけど、続いても主人公交代ではなかったはず -- 名無しさん (2023-12-15 09:05:40)
- 実はスパロボのグルンガストのブーストナックルはダンガイオーのパロディ。しかしその元ネタが参戦してしまうという事態になるとは第四次の時点で考えていなかったようだ。後年の大張正己監督のロボアニメ作品でも、ブーストナックルを捩った必殺技が頻出することになる -- 名無しさん (2023-12-15 12:30:18)
- めっちゃ出てる印象だったけどスパロボ割と出てないのね… -- 名無しさん (2023-12-15 19:10:08)
最終更新:2023年12月15日 19:10