マリオパーティ100 ミニゲームコレクション

登録日:2024/02/09 Fri 22:42:00
更新日:2024/06/19 Wed 13:55:44
所要時間:約 3 分で読めます




『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』とは、2017年に発売したマリオパーティシリーズの外伝作品である。対応機種はニンテンドー3DS

概要

マリオパーティの歴代作品から選りすぐりのミニゲームを100種類選出したミニゲーム特化の外伝作品。再録とはいえ、ミニゲームの収録数は後述の『スーパースターズ』と並び1位タイ。タイトルの100はミニゲームの収録数からとられている。シリーズ100作目というわけではない。


なお、選出はマリオパーティ1~10の所謂ナンバリング作品のみで、『アドバンス』、『DS』、『アイランドツアー』、『スターラッシュ』といった外伝作品からは選出されていない。

プレイアブルキャラクターはマリオルイージピーチデイジーワリオワルイージヨッシーロゼッタの8キャラ。デイジー、ワルイージ、ロゼッタで彼らの未登場作品のゲームを遊べるというだけでも価値はあるかもしれない。

ミニゲームの仕様は基本的に原作通りだが、「フラフラレコード」は1つの音符を誰かが取れば終了、から手に入れた音符の数を競う内容に変更されている。また、マイクミニゲームは言葉ではなく息を吹きかける(Lボタンで代用可)に変更されている。
それ以外にも「みつけろ!パワーキノコ」が巨大キノコに代わり、名称や巨大化後のBGMが変更されている、「ジュラシックパックン」のパックンがボスパックンに変更されているなど、今風の使用に変更されているミニゲームが存在する。そのせいで7までお馴染みだったミニクッパはクッパJr.に差し替えられ出番が皆無となった。

ミニゲームのリザルトジングルに関しては、出典の作品それぞれのジングルのアレンジというこだわりっぷり。ただし初期作品の複数パターンはなく各作品で1種のみだったり、リザルトの画面が9以降の別画面になるもので、一部のミニゲーム終了後の寸劇が再現されていないのは惜しい。
BGMは原作のミニゲームのアレンジになっているが、一部ミニゲームはオリジナルのBGMが収録されず、別のBGMに差し替えられている。(例:「ニアピンぴったり!」のBGMが6の「じっくりゆっくり」に変更されている。)

ゲームモード

  • ミニゲーム100
従来のフリープレイなどに相当する、収録されたミニゲームを自由に遊べるモード。今回はミニゲーム特化の作品ということでパーティモードを差し置いてメインモードとなっている。
初めは一部ミニゲームでは遊べないが、後述のミニゲームアイランドを攻略することでミニゲームを開放できる。

  • ミニゲームアイランド
懐かしのミニゲームアイランドが帰ってきた。マスに配置されたミニゲームを攻略する1人用モードでだが、旧作と異なりミニゲームで1位を取らなくても進めるようになっている。
しかし最下位(2VS2や1VS3、デュエルなどでは敗北)になると残機が減り、残機が0になるとゲームオーバーになってしまう。残機はミニゲームクリアやブロック、amiibo連動で手に入るコインを集めることで回復する。

ステージの途中でドンキーコングクッパ、他のプレイアブルキャラクターが登場し、その場合はドンキーミニゲームやクッパ関連のミニゲーム、デュエルミニゲームが登場する。

1度クリアすることで、「むずかしい」が解放される。こちらは旧作のように1位を取らないと進めない。運ゲータイプのミニゲームが鬼門となってくる。

  • ミニゲームマッチ
従来のパーティに相当するモード。『スターラッシュ』の「バルーンマッチ」を基にしたルールで、コインを集めてスターバルーンを入手していき、スターの数を競う。

「テレベル」や「まほうのランプ」のような懐かしのアイテムも登場するが、ステージ数が1つしかないのが残念。あくまでもミニゲームがメインだからだろうか。

  • かちぬきバトル
3回勝負及び5回勝負でミニゲームの勝利数を競う対戦モード。

  • デカスロン
ミニゲームアイランドと並ぶ懐かしのモード。固定の10種類か5種類(それぞれ内容は別)のミニゲームをプレイし、その記録によって得られるスコアを競う。

  • コレクション
シリーズの紹介やミニゲームマッチのアイテム、本作のBGMを鑑賞できるモード。

シリーズの紹介は1~10のナンバリングタイトルのみであり、『DS』などの外伝作品の紹介はされていないが、過去作品に登場した司会者キャラクターも紹介されている*2

余談

ミニゲームの出典数に関しては、5が最も多く17作品、一方で8は最低の3作品、10が4作品と偏りがある。もっとも、8の場合はWiiリモコンを利用した体感操作のミニゲームが多く、3DSの再現が難しかったのだろうが…

後に発売された『マリオパーティ スーパースターズ』は1~10までの歴代ミニゲームを100種類収録したという同一のコンセプトを採用している。ミニゲームに重複するものもあり、「フラフラレコード」や「みつけろ!巨大キノコ」などの変更点も受け継がれている。
一方で1~3のボードマップがリメイクされてパーティモードが大幅強化されている、BGMの差し替えが無く、全て原作のアレンジとなっているなど、本作から改善された部分もある。


追記・修正は100種類のミニゲームを遊び倒してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年06月19日 13:55

*1 当時は「みつけろ!パワーキノコ」という名称だった。

*2 ちなみに3に登場したコロはイラストが3ではなくアドバンスのパッケージのものであり、さりげなくではあるがアドバンスの要素は入っているといえる