大豊核心工業集団(ACVI)

登録日:2024/02/14 Wed 09:57:24
更新日:2025/05/12 Mon 10:02:47
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大 丰 核 心 工 业 集 团
DAFENG CORE INDUSTRY CORP.


大豊核心工業集団(ダーフォン・コア・インダストリー・コーポレーション)」とは、ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONに登場する架空の企業である。


◎目次


◎概要

星外企業の一派・ベイラム・インダストリーの同盟企業。
名称的にシリーズ数少ない中華圏をルーツにしている企業と思われ、過去作の大華に続いて2つ目。
作中では専ら単に「大豊」とのみ呼ばれる。
アーキバス側のシュナイダーが「系列」と呼ばれ、作中で明確に上下関係が明かされているのに対し、こちらは「同盟」という呼称が使われているが、実際はベイラムの傘下企業である。
ベイラム専属部隊であるレッドガンのメンバーもこの企業のパーツを多く利用しており、後述の様にレッドガン向けに製造された装備も存在する。

コンセプトに「樹大枝細」という標語を掲げており、要約すると「樹の幹となる主要部分やその周辺は太く大きく重厚に、枝葉に当たる先端部分や細やかな機能は最小限に」という意味。
実際に存在する言葉ではなく、本作の造語である。

開発パーツはフレーム、ジェネレーター、実弾武器。
ブースターとFCS以外の物は一通り取り揃えており、総じて耐久性や継戦能力などのサバイバビリティが高く、初心者にも扱いやすい重量級パーツが多い。
パーツ名はいずれも古代中国の星座である「星官」から引用されている。

作中ではベイラムから発注されるミッションの大半の依頼主としてG6レッドを介して度々621に接触するほか大豊自体もある程度のMT部隊を所有しているが、
その依頼内容は不特定多数に向けたばら撒き依頼や必ずしも621がこなす必要の無い雑用のような物で、端的に言えば体の良い小間使いである。

序盤こそ名前を売るために粛々と依頼をこなしていたものの、壁越えを果たして大きく名を挙げた621に対しても相変わらずそんな依頼ばかりを投げてくるため、ウォルターは「お前の価値をいまいち理解していないようだ」と辟易。
以後、ウォルターと何かしらの交渉が行われた結果なのか、ベイラム系列からの依頼は大豊を一切通さなくなるばかりか、レッドガンの情勢もあってか依頼そのものがほとんど途絶える。

◎製品

▽ACパーツ

☆TIAN-QIANGシリーズ

漢字では「天槍」と表記される重量二脚型ACフレーム。
「樹大枝細」を体現する太い胴体とそこから先端に行くにつれて細くなっていくシルエットが特徴的で、見た目通り防御力に重きを置いている。
ショップ解禁と同時に入荷している唯一の重量級パーツであり、重量機を組む場合は他の重パーツが追加される後半まで長らくお世話になるだろう。

▷DF-HD-08 TIAN-QIANG
頭部パーツ。
見た目はカメラアイの付いた平ぺったい板で、シリーズお馴染みの皿頭の系譜。
大豊の基準では頭部も「枝」の範疇に入るらしく、対爆防御以外ペラペラの装甲に姿勢安定性能やシステム復元、スキャンなどの内装も最低クラスと、本当に頭部としての最低限の機能だけが持たされている。
その分重量・EN負荷は共に最低クラスという長所を持つが、所詮は頭部パーツなので影響が薄い割に失うものが大変多いため、他のパーツを蹴ってまでこれを優先して積むかは疑問符が浮かぶレベルの産廃。
重量はともかくEN負荷はほんの少しの+でマトモなものが積めるため、プレイヤー間では「RTA、或いはよほど軽さを追求したい場合以外に積む理由がない」とまで断じられ、
さらにVer1.05でのLAMMERGEIERの追加により重量で、レギュ1.07での初期頭ことFINDER EYEのアッパー修正によりEN負荷でも他機種に追い抜かされたことで、いよいよ存在意義そのものが揺らぎつつある
これでもレギュ1.03.1及び1.07の2度に渡って全体的に底上げがなされ、初期の頃と比べたら見違える程にスペックアップは果たしてるのだが…
尤も、重量についてはシュナイダーの設計が頭空力過ぎておかしいというのが正しいので頭を枝細にしきれなかった大豊は別に悪くない
つまり、流石にこいつだけは他のパーツに置き換えるのが無難とされているぐらいの産廃。拘りたいならベイラムのMELANDER系列か総長頭ことVERRILL辺りが良いかもしれない。
或いは星内企業ではあるがBAWSのBASHO頭も見た目的にはぴったり。
▷DF-BD-08 TIAN-QIANG
コアパーツ。
大きく前面にせり出した分厚い装甲が特徴。
その見た目通りに豊富なAPと姿勢安定性能、高い対弾、耐爆防御を誇る「天槍」の耐久力の要。
とりあえず積むだけで堅牢なACが出来上がる。
当然ながらその分重量があるので使用を検討してる脚部の積載重量と良く相談する必要があるが、それでも他の重量型コアよりは気持ち軽めなので対人シーンではその点に着目し、このコアを中心に他は軽〜中量タイプのパーツで揃え速度と耐衝撃性能の両立を図った、通称『邪神像』と呼ばれる構成がレギュ1.06までは主流の一つだった。
内部性能関連では出力補正こそ確保されてるもののブースター効率とEN供給が低く、特に1.06までは上述の邪神像が幅を利かせまくっていた事もあって、レギュ1.07で供給補正がワースト1位にまで落とされたのでどんなジェネレーターだろうと空にしてしまえば復帰まで隙を晒す羽目になり、クイックブーストを乱発するような動かし方だとすぐに息切れを起こしてしまうので、使い所にはより気を使う必要がある。
序盤に購入する場合はまともに運用できる脚部が同じ「天槍」の他には無いので、必然的にセットで使うことになるだろう。
▷DF-AR-08 TIAN-QIANG
腕部パーツ。
装甲に加えて反動制御に優れ、同社のガトリングガンを始めとした反動の大きい武器を扱うのにうってつけ。
射撃、近接適性共に重量パーツの中ではバランス良く高いため、扱える武器の幅が広い。
▷DF-LG-08 TIAN-QIANG
脚部パーツ。
こちらもコンセプト通りに太い大腿部から脛、爪先にかけてが細くなっていくシルエットが特徴。
不安定そうな見た目だが姿勢安定性能は特段低いという事はない。
APと実弾防御を確保しつつ豊富な積載量で重武装にも耐えられる上、重量脚部としては比較的軽めという特徴があり、積載を調整すると機動力も確保しやすい。Ver1.06以前では中量級ばりの速度も出せていた程。
他の重二脚2種がクセが強めなのもあり、相対的に素直な性能となっており扱いやすい。

☆TIAN-LAOシリーズ

「天牢」。
「樹大枝細」をさらに突き詰めた改良パーツという立ち位置ではあるが、腕部以外のパーツが存在せず、「天槍」の換装パーツというべきか。

▷DF-AR-09 TIAN-LAO
腕部パーツ。
「天槍」に輪をかけて肩部の装甲を肥大化させ、さらに耐久性を高めている。
反面、近接武器適性が大きく下がり、重量も並のコアパーツ並に増加。腕部積載も「天槍」より低いなど、耐久性以外の面のクセが強くなっている。
それでもレギュ1.06までは重二やタンクのお供として採用される事が非常に高く、その肩幅が張ったようなスタイルはまんま『肩幅重二』等の名称が付く程対人シーンでは見掛けるパーツであった為に、レギュ1.07ではAPと射撃武器適性に下方修正を受けた。
特に射撃武器適性は全腕パーツ中でも下から数えた方が早いくらいに落とされた為、ガトリング等のフルオート火器は勿論だが主に組み合わせられる事の多かった重ショットガンや重リニアといった単発射撃武器の精度に悪影響を齎しており、採用するなら武器やFCS、そして戦法をしっかり吟味する必要が出てきている。

★ジェネレーター

内燃型ジェネレーターを開発。
軽・中量機向けの軽めの物から「天槍」で扱うのを前提とした大容量の物まで一通りラインナップされている。
▷DF-GN-02 LING-TAI
パーツショップ解禁から売られている軽量型ジェネレーター。ベイラムが開発を委託し、軽量かつEN補充性能に優れる事を要求されたとされる。パーツ名の漢字表記は「霊台」。
全ジェネ中最高の補充性能と供給復元性能を誇り着地した瞬間にはほぼENが満タン近くまで回復するというとんでも無い復帰の速さを誇る。
…が、その反面容量・出力・復元時補充ENが全ジェネ中最低という罠が隠されており、ブースターによってはQBを2、3発吹かした所でガス欠なんてのもザラ。復元時補充の少なさから空中戦も不得手である。
前述の復帰の速さも、HUD上のバーの長さが一定のため見かけが実態以上に速く見えているだけという有り様で、あえてこのジェネレーターを採用するならアセンブリも出力補正の高いコアを選び少しでも余剰出力を稼げるよう気を配ったうえで、一切の無駄な消費をしない、最小の消費で最大の動きを常に心掛ける必要があり、あらゆる面で新米の独立傭兵には向かないパーツである。
間の悪い事にこのジェネレーターが買えるようになった頃には「武装採掘艦破壊」「壁越え」等の空中を飛び回る必要のあるミッションが出てくるのだが、この霊台は先述の通り空中戦や長距離巡航には全く向いていない。
追い打ちを掛けるようにVer1.03.1のレギュレーション調整にてほぼ似たようなポジションであったJOSOが底上げされた一方でこちらは完全ノータッチであった為、より良いジェネレーターを入手するまではJOSOで我慢しておけという風潮になってしまい、本作の不人気ジェネレーターの筆頭と化してしまっている。

流石に不憫すぎたためか、Ver1.07のアップデートでは容量が増えJOSOより僅かに下程度に落ち着いたものの、それでも他のジェネに比べればまだまだ低すぎるのが現状。
ゲーム開始直後に初期ジェネから買い換えての繋ぎとしては幾分使いやすくなったか。トレーニングをこなすだけで手に入るVP-20Sで良い?それはそう

+ 実は… ※ネタバレ注意!
本作の看板機体であり、ゲーム内でも「レイヴン」の搭乗機として対峙する事になる「ナイトフォール」のジェネレーターがまさかのコレ。
低消費が売りである初期ブースターとの組み合わせに加えて、小ジャンプ移動やQB・ABを絡めた的確な戦闘機動により、本ジェネレーターの利点を巧みに引き出しているロジックは驚異的。
参考にしてみるのもアリかもしれない。

▷DF-GN-06 MING-TANG
中量ジェネレーター。こちらは委託ではなくベイラムとの共同開発となる。漢字で書くと「明堂」。
立ち位置的には「容量とEN補充性能を重視した実弾装備向けタイプ」で、全体的に高水準な性能を持つ。
特に全ジェネレーター中2位を誇る補充速度が頼もしく、地上に立っているとあっという間に回復が始まってくれる。
過去作で多用されてきた「短時間の低空空中機動を繰り返し、回避運動をとりつつ距離を維持する」という、いわゆる小ジャンプ戦術に対して非常に高いシナジーを発揮する。
欠点は少々物足りない出力と、非常に低いEN射撃武器適性。高負荷フレームを多用した重装アセンや、EN武器などを多用するアセンなどには決定的に向いていない。
また、霊台ほどではないが復元時補充ENが低く、QB1回分にギリギリ足りないため、せっかくの高い供給復元性能を活かしきれていないのも難点。
Ver1.07のアップデートでは出力、容量、EN補充性能それぞれが強化されたものの、肝心の復元時補充ENはノータッチだったため、使いやすくなったとはいえ上述の弱点は解消されていないことには注意。
▷DF-GN-08 SAN-TAI
重量級ジェネレータ。漢字では「三台」と書く。
攻略・対人問わずよく使われたパーツで、全ジェネレーター中1位の膨大なEN容量を持つことが最大の特徴。
なにせ容量4420。隠しパーツかつクセの強いIB-C03G:NGI 000をわずかに上回り、他の店売り重量ジェネ(HOKUSHIが3420、VP-20Dは3720)とは結構な大差をつける。ENが消費直後にしばらく回復しなくなったAC6において、豊富なEN容量を持つことはそれだけで強みである
一方で弱点は凄まじい重量とそれに見合わない低EN出力
出力の数値自体は上記の明堂と同等ではあるものの、5桁に届く重量もあってアセンには頭を悩ませることになりがち。下手に載せても速度が犠牲になったり、EN供給が確保できずに息切れに追い込まれたりすることもある。
それでもアセンに合致させた時の強さは脅威的と言えるレベルで、戦闘時のスタミナ以外の点でも、ミッションの広大なマップの高速巡航に役立ち、時間が重要なミッションのSランククリアにも貢献してくれる。
レギュ1.06まではEN補充性能・供給復元性能も上記の「明堂」に次ぐ3位と見事な性能であった為に全てが快適な使用感で、なおかつ復元時補充ENもQB1回は保証される値のため、他の大豊製ジェネレーターと違って高い供給復元性能も活かしやすく、積むことさえできれば、他のジェネレーターとは段違いのスタミナを発揮することが可能となっていた。

…が、その機体を選ばない使いやすさが目立ちすぎたためか、レギュ1.07のアップデートにおいて他の大半のジェネが上方修正される中、EN補充性能、供給復元性能、復元時補充ENの3つが纏めてナーフされてしまうという憂き目に遭ってしまう。
特に復元時補充ENが下げられたのは痛手で、一度息切れしてしまうと復帰にかなり難儀するようになってしまったため、EN管理には気を配る必要がある。

★武器

重量機向けの重火器がメイン。
いずれも弾数が豊富で、弾幕を張るような運用や継戦能力に優れる物が多い。
▷DF-GA-08 HU-BEN
「虎貢」
ストーリートレーラーでハウンズの617が武勲を立てたガトリングガン。
1発1発のダメージ自体はマシンガンより小さいものの、熱量制なので撃ち続けられる時間が長く、直撃補正も高いためスタッガー中に叩き込めばAPが瞬時に溶けていく。
衝撃の蓄積と維持も優秀なので、直撃だけでなくスタッガーを狙う武器としても使いやすい。
欠点は腕部実弾武器の中でも最重量クラスに重く、発射レートが高すぎて反動制御が意味をなさないほど反動が大きく、
反動ありきで扱うことになるため少しでも敵から離れると弾がバラけてロクに当たらない事。効果的に使用するならむしろ射撃武器適性だけを重視すべき。
また、冷却はリロードより格段に時間がかかるため単純なDPSは劣悪であり、とにかく適切なタイミングで撃ち込むことが肝要。
雑にバラ撒いてなんぼのマシンガン系とは似ているように見えて全くの別物。
なお1300発という圧倒的な装弾数を誇るが、発射レートの高さと集弾率の悪さにより弾持ちは悪い。
同社の「天槍」のパーツならこの欠点もある程度はカバーできる。
▷DF-MG-02 CHANG-CHEN
「常陳」
重マシンガン。
豊富な弾数により継戦能力が高く、弾幕を張る運用に向いている。威力は別に高いわけではない。
他のマシンガンに比べると重量の分だけ取り回しに難があり、弾がバラけやすくリロード間隔も長め。
もう一押しでスタッガーが取れる、という時にリロードを挟んでしまうとせっかくのチャンスを逃す場合もあるので、マガジン管理には気を使いたい。
▷DF-BA-06 XUAN-GE
「玄戈」
弾数が最も多く弾速も速い安定した性能のバズーカ。
ショップ解禁直後から買える入手時期の早さも魅力。序盤の大型兵器戦に備えて1丁は入手しておくと攻略の強い助けになる。
アップデートによってリロード短縮に加え弾速が上がり非常に扱いやすくなったが、
その上で同カテゴリの武器の中では弾速が遅めなのがネック。ただし近接信管の爆発範囲が広い特性や最速のリロードなど魅力は十分にある。
▷DF-GR-07 GOU-CHEN
「勾陳」
腕部グレネード。
これまた弾数最多かつ中庸と言える性能で、威力・爆発範囲共にバランスが良い。
チュートリアルトレーニングをクリアするだけでもらえる入手の手軽さもポイント。
他のグレネードがアップデートによって有効射程が低下した中、本武器だけは据え置きで時限信管のおかげで使い勝手が大幅に向上。
雑魚MT程度なら遠距離から放り込む事で一撃で複数機をまとめて吹き飛ばせる。
▷DF-ET-09 TAI-YANG-SHOU
「太陽守」
炸裂弾投射機。
見た目は過去作にあった実体シールドのような四角い追加装甲にも見えるが
ブレードを振るようなモーションで無数の小型爆弾を目の前に散布するれっきとした武器。
通常攻撃ではトレイラー動画で四脚ACも披露していた右から左に薙ぎ払うようにして前方180度近い広範囲を、チャージ攻撃では一瞬振り被ってから下から上へカチ上げるようにバラ撒き爆風で消し飛ばす。
便宜上は近接武器に分類されるが、厳密には爆発射撃武器なので装弾数が存在し、腕部パーツの近接適性、ブースターの近接攻撃推力と消費ENの影響を受けない。
言うなればSEKIRO爆竹
爆発するまでが遅いので自分から殴りに行くよりも突っ込んでくる相手を迎撃するトラップ的な運用に向く。
四脚、タンクなら足を止めずに使用できる。そのため足の遅い機体の近接防御用として優秀であり、作中ではミシガンがレッドガン唯一の近接武器として採用している。
ただ性能はなかなかにクセがあるので命中させるには熟練を要する。
▷DF-GA-09 SHAO-WEI
「少微」
ver.1.05アップデートで追加されたガトリングキャノン。
肩キャノンのカテゴリーながら四脚・タンク以外でも構えが発生しない軽さと取り回しの良さが最大の特徴。
「虎貢」と合わせればヴァオーも喜ぶガトリングモンスターが完成する。その弾幕形成能力はパルスシールドさえ瞬く間に消し飛ばすほど。
あっという間にオーバーヒートするが、一方で冷却性能も非常に高いため「虎貢」とは使用感がかなり異なる。
ワンチャンスに流し込むだけだと勿体ないので、オーバーヒートしない程度に小刻みに連射する運用も求められる。
射撃発熱に関してはレギュ1.07で緩和され以前よりは長く撃てるようにはなった。

そんな良武器の開発経緯にはレッドガンからの「提案」があったとされる…が、他のベイラム系パーツにも恫喝に近い形で押し切られた経歴を持つものがあるので、この「提案」もわざわざ括弧書きされている辺りまともな手段ではなかったであろう。
パーツ名称も「」なくて「」妙という大豊の不満が滲み出ているようである。メリニットはわかるわかると頷き、シュナイダーはやりたいようにやらせてくれないクライアントはクソだと思った
こちらも造語と思われそうだが、実際は他の武器の命名規則と同様に星座の名前から取られている。なんともおあつらえ向きである。

★主な使用者

▷大豊パイロット訓練生
テスターACを駆る序盤のお財布のお供C4-621最初の宿敵。
「天槍」自体はG2ナイル、G3五花海、G4ヴォルタ、インビンシブル・ラミーとパーツ単位で採用している人物は多いものの、フルセットで組み上げられているのは意外にも彼のみ。
外部アーキテクトへの委託によりアセンブル最適化を施した」とされるが、頭部パーツのせいで重量級ながら姿勢安定性能が低く、「霊台」ジェネレータを採用したため余裕のある積載量に反してEN負荷がカツカツなうえ息切れが早いとまだまだ詰めが甘い。おまけにパイロットは輸送要員なので動きも未熟。
ただし接近戦を仕掛ければパルスブレード、距離を離せば高誘導ミサイルの餌食になるため油断はできない。「武器の適切な射程を掴む」「相手の攻撃を空振りさせ、自分の攻撃を当てていく」という対AC戦のチュートリアルとしての役割を果たしているのである。最初のヘリのほうがよっぽど強い?それはそう

ヴォルタ
アリーナランク17/C。レッドガンの4番手。
上半身を天槍で固め下半身にベイラムのタンク脚部を採用し、武装も重ショやハングレ、2連装グレに分裂ミサイルと典型的なガチタンを駆る。
ランク的には中堅どころだが実際は本作に於けるランク詐欺の筆頭。使用パーツが全て強力なものばかりなので真っ向からのダメージレースでは圧されやすく、まだアラートを確認してからの回避タイミングに不慣れな内は一回のスタッガーからそのまま溶かされる事も少なくない。
おまけにブーストキックも積極的に繰り出してくる上に妙に精度も高く、迂闊に近接を仕掛けるときっちりカウンターで轢き潰しに来る事も。
自分で使ってみてもそれなりに強く、性能が残念な頭部を他のに挿げ替えたり好みのコア拡張機能を積めばガチタン入門としてもお勧め。
『多重ダム襲撃』のALTルートで敵に回す選択を選んだ場合には当然ながらリペアキットを使ってくるのでアリーナの比ではないタフネスさに加えてガン盾イグアスの横槍もあり、全ミッションでも屈指の難敵と化す。
防御力では劣るイグアスを速攻で叩きのめし、タイマンあるいは解放戦線の部隊との多対一の状況にどれだけ早く持ち込めるかが勝負どころ。特にダムの奥にいるBAWSの4脚MTの所まで誘い出せば強力な支援も期待できる。2対1の状態から勝てる?OK君は立派なイレギュラーだ

◎余談

コーラル中毒者による幻覚によってシリーズでも特に二次創作が盛んに行われているAC6だが、その中で「各企業のマスコットキャラクター」という概念が生み出され、
走りであるアーキバスは「アーキ坊や」、ベイラムは「ベイ太郎」という実際にありそうなゆるキャラとして生み出された。
そして大豊は「大豊(ダーフォン)娘娘(ニャンニャン)」というマスコットが生み出された…のだが

  • デザインはコンセプトとしている「樹大枝細」から連想して、豊かな胸部装甲と大腿部を持つムッチムチな体付きのキャンペーンガール。
  • 中華圏の企業であることから服装はスリットの深いチャイナドレスで、色はオーソドックスな赤や大豊のロゴカラーである黄土色が比較的多い。

…と、「アーキ坊や」や「ベイ太郎」とは路線の異なる中華女子シンボルがやがて非常に扇情的な美少女として解釈された結果、
瞬く間に萌え燃え残った全てに火が着き多くのコーラル中毒者人がこぞって「大豊娘娘」を描き起こしていった末に、なんと2023年のネット流行語大賞のひとつとしてノミネートされる事態にまで至った。
繰り返すが、これらはあくまでもファンの間で発生した二次創作であるため、ネタにする際は用法用量を守って正しく使用しよう。レイヴンとの約束だ!



追記・修正は「樹大枝細」でお願いいたします。

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最終更新:2025年05月12日 10:02