登録日:2024/02/20 Tue 17:12:43
更新日:2024/09/05 Thu 23:07:16
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It is a lawless time.
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(Solo: A Star Wars Story)』とは、2018年に公開された「
STAR WARS」シリーズの映画作品。
製作はルーカスフィルム、配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。
監督は『
ダ・ヴィンチ・コード』などで知られるロン・ハワードが担当している。
概要
原題はド直球に『SOLO』。その名の通り、スター・ウォーズの主要キャラクターである
ハン・ソロのオリジンを描いた作品である。
時代劇や叙事詩のような壮大な展開が特徴の映画三部作や、第二次世界大戦や
ベトナム戦争を題材とする硬派な雰囲気を持っていた前作とはまた異なり、本作のテーマは「スペース・ウエスタン」。
題材の通り、本作には
ジェダイも
シスも、
反乱同盟軍も、そして
銀河帝国すらもあまり多くは関わってこない。
その代わりにアウトロー、ギャング、シンジケート、早撃ちガンマンに大列車強盗に鉱山採掘に原住民とのいざこざといった西部劇におなじみの要素が盛りだくさん。
悪党の蔓延る銀河の無法地帯を主な題材とし、
「コレリアの孤児『ハン』が、密輸を生業とする悪党『ハン・ソロ』となるまでの物語」を描いている。
時系列的には『ローグ・ワン』よりも古く、EP3からEP4のおおよそ中間あたりの13BBY~10BBY辺りの出来事である。
前作冒頭のゲイレン連行シーン(13BBY)やドラマ『オビ=ワン・ケノービ』のレイア誘拐事件(9BBY)、『
ジェダイ:サバイバー』のカルの冒険(9BBY)などが本作の出来事と前後して発生している。
ストーリー
銀河共和国が
独立星系連合を打ち破る形でクローン戦争が終結し、皇帝
パルパティーンにより
銀河帝国が設立されてから6年後。
帝国軍の圧倒的武力の前に銀河内の秩序は再び整いつつあったものの、依然として辺境は犯罪勢力の台頭や格差社会といった問題を抱え、人々は苦しめ続けられていた。
帝国の造船業で経済的に栄えながらも、荒れ果てたスラム街の間で格差と犯罪が蔓延する惑星コレリア。
街の下水道で「パイロットになり自分の船を持つ」という夢を抱きながら暮らしていた孤児ハンはある日、仕事として希少な燃料「コアクシウム」を売る役目を得る。
交渉材料であるコアクシウムと交渉相手のスピーダーを盗み出した彼は、恋人であるキーラを乗せて薄汚れた故郷を脱出。
追っ手を振り切ってコレリア宇宙港に辿り着くも、あと一歩のところでキーラと離れ離れになってしまうのだった。
それから3年後……
惑星カリダの帝国アカデミーに入学したハン改め「ハン・ソロ」は、反抗的な態度でアカデミーを追放され惑星ミンバンの最前線へと送り込まれていた。
塹壕の中で地獄のような日々を送るハンだったが、ある時トバイアス・ベケット率いる窃盗団が帝国軍の輸送船を盗み出す場面に遭遇。
偶然出会ったウーキーの囚人であるチューバッカと共に、ベケットのメンバーに加わることに成功する。
「パイロットになって船を手に入れ、故郷で待つ恋人のキーラを迎えに行く」
自分を加えてくれたメンバーにそう夢を語る若きハン・ソロ。
しかし、惑星ヴァンドアでの作戦失敗を境に、彼の人生は思いがけぬ方向へと進んでいく。
物語の舞台
物語冒頭の舞台。ハンの故郷の惑星。
住んでいる人々はコレリアンとも呼ばれ、造船業が身近なせいか
「冒険野郎が多い」
という独特な風土がある。
実際ハン以外にもクリックス・メイディンや
デンガーなどここを出身とする人物は多く、SW世界ではかなりメジャーな惑星である。
造船業が盛んで、ブロッケード・ランナーやミレニアム・ファルコンでおなじみコレリアン・エンジニアリング社もここに本拠地を構えている。
本作の時代でも宇宙船建造で賑わっており、
TIEファイターや
スター・デストロイヤーの建造が帝国の発注により行われているようだ。
格差社会が進行しており、栄えている宇宙港や市街地とすさんだスラム街が露骨に分かれている。
スラム街出身のハンとキーラはスピーダーに乗って宇宙港へと向かったが、ハンだけがコレリア脱出に成功した。
コレリアを脱出した後にハンが向かい、3年間を過ごした惑星。
帝国アカデミーが存在しており、申請を行ったハンはここでまず歩兵としての教育を受けた。
未公開シーンではTIEファイターパイロットとしての試験も受けたようだが、精神的に全然軍人向きでなかったため落第している。
しかし、劇場公開版ではそこらへんの諸々は全部カットされているため、採用担当官のドロード・マンブリンによって名前が言及されるだけで出番は全くない。
最終的に、ハンは上官に対して反抗的な態度が多すぎるという理由で問題児共の追放先であるミンバンへと送られてしまう。
地元種族であるミンバニーズと植民地化を図る帝国軍が争うミンバン戦役の最前線。
反抗的な態度を取った罰としてハンが送り込まれ、仕事のためにいい感じの貨物輸送船を盗みに来たベケット一行と遭遇した。
粗悪な装備でこき使われる下っ端徴募兵のスワンプ・トルーパーと、彼らよりはややマシな境遇のミンバン・ストームトルーパーが配備されている。
年がら年中吹雪が吹いている過酷な雪の惑星。険しい山脈が並んでおり探検家に人気だったが、帝国時代には保管施設が建造されていた。
「コンヴェイエクス」と呼ばれるモノレールを用いて物資の輸送作業を行っており、そのうちのコアクシウムを積んだ一両を狙ってベケット一行が襲撃作戦を行った。
しかし、同時にそれを嗅ぎつけた「クラウド・ライダーズ」が襲来。奪い合いの末にコンテナは落下し、臨界点に達したコアクシウムは山一つを抉り取る大爆発を起こした。
ハンの武勇伝「ケッセル・ラン」でおなじみ、スパイス鉱山のある黄土色の惑星。
外伝作品でちょくちょく出番のある犯罪組織「パイク・シンジケート」が取り仕切っており、医薬品にも使われる鉱物性ドラッグの「スパイス」を発掘しては銀河の各地に売り捌いている。
採掘には帝国によって奴隷にされたウーキーや犯罪を犯して帝国に連行されてきた者、各種ドロイドなどが携わっており、劣悪な環境でこき使われている。
惑星の周囲を「アカディーズ・メイルストロム」と呼ばれる星雲ガス、巨大岩石、氷塊などの大量のデブリが覆っており、更にはそれらを引きずり込む重力井戸が各所に点在する。
このため脱出不可能な天然の刑務所とでも言うべき立地となっており、安全に辿り着くにはデブリの少ない地帯をぐるぐると渦巻き状に迂回しながら時間をかけて進む伝統的な「ケッセル・ラン」航路を進まなければならない。
コアクシウムを精製可能な古い施設が存在する惑星。帝国の管轄外であり、クリムゾン・ドーンや各種密輸業者が未認可の宇宙港として利用していた。
惑星としてはあまり肥沃ではなく、全体的に寂れた場所。
登場人物
ホワイト・ワームズ
演:オールデン・エアエンライク/日本語吹替:
前野智昭
銀河を飛び回る夢を見ながら、惑星コレリアのスラム街で生きる人間種の青年。
幸運のお守りとして、サバックに使われる金色のサイコロをチェーンで繋いだアクセサリーを持ち歩いている。
身寄りのないコレリアンの孤児であり、犯罪集団「ホワイト・ワームズ」にこき使われる構成員「スクラム・ラット(ネズミの群れ)」として働いていた。
彼曰く「10歳の頃からAV-21を乗り回していた」らしく、真偽はともかくスピーダーや宇宙船の運転・操縦センスはかなりのもの。
また普段から他ギャングとの交渉役として活動していたらしく、銀河ベーシックからグリンダリッド語、シリウーク語など複数の言語を操ることが出来る。
ある日、「持っているだけでも逮捕される事もある」という稀少なハイパードライブ燃料「コアクシウム」の取引を任された彼は、取引相手のスピーダーを強奪してコアクシウムを握ったまま逃走する。
ボスであるレディ・プロキシマの拘束や帝国兵士の追跡からも逃れた彼は、恋人のキーラと共にコレリアの宇宙港に辿り着く。
脱出寸前でキーラと引き離されてしまうが、コアクシウムを賄賂に使って受付を買収し、彼は一人だけでゲートを通過した。
キーラを巡るいざこざのせいで厳重な警備が敷かれコレリアの宇宙港の中で身動きが取れなくなった彼は、バレずに脱出するために帝国アカデミーへ加入を申請する。
その際、苗字もなく独りぼっち(Solo)の孤児を一瞥した採用担当官により、彼は「ハン・ソロ」として登録されるのだった。
演:エミリア・クラーク/日本語吹替:山根舞
ハンのガールフレンドであり、同じくスクラム・ラット。孤児ながらも優れた美貌と賢さを持つ。
役人を買収してコレリアを出る計画をハンに語っており、それが彼がコアクシウムのカプセルを奪うきっかけとなった。
コアクシウムを横流ししたハンと共に追っ手を切り抜けて宇宙港まで辿り着いたものの、あと一歩のところで脱出できず追っ手に捕まってしまう。
CV:アンドリュー・ジャック
ホワイト・ワームズのメンバーでありレディ・プロキシマの側近的なポジションに就いている、グリンダリッド種族の男性。
普段はスクラム・ラットたちの監督役であり、虐待同然の行動で彼らを統制していた。
日光に弱いため、地上ではマスクを被って活動している。
惑星コレリアの犯罪集団「ホワイト・ワームズ」を取り仕切る、グリンダリッド種族の女性。
名前の通りの白い芋虫のような外見が特徴で、沿岸都市コロネット・シティの地下にある淡水化プラントに居を構えている。
「ザ・シンクホール」と呼ばれる塩水プールの中で暮らし、部下であるスクラム・ラットを指揮して犯罪行為を行う。
身寄りのない子供を「保護」する代わりに犯罪行為を強要しており、稼ぎを容赦なく没収するなどその行為は残虐で非道。
とはいえ孤児たちにとっては食べ物と寝床が手に入るコレリアで唯一の場所であることには変わりなく、皆仕方なく従っていた。
取引の材料だった貴重なコアクシウムを使ってコレリアから逃げようとしたハンを捕らえ、罰を与えようとしたが、窓を破壊されたことで弱点である日光を浴び火傷を負う。
その後、ハンを取り逃がしたもののキーラを捕らえることには成功し、彼女を奴隷商人へ売り飛ばした。
おなじみ一般バケツ頭。本作でも帝国の領土内ではそこら中にいる。
惑星コレリアの宇宙港では頻出する不法渡航者をしばくために複数のトルーパーが勤務しており、通報を受けてキーラを拘束した。
新作が出るごとに毎回3種類ぐらい増えていくストームトルーパーのバリエーションだが、もちろん本作でもどんどん増える。
本作最初に登場するパトロール・トルーパーは、これまでいそうであんまり見かけなかった市街地の治安維持役、要するに町のお巡りさん。
スカウト・トルーパーに似ている軽装甲だが、ヘルメットは普通のものに似た形状。ただし、黒色の塗装が施されており、目の部分が
ご先祖様(後期型)のように繋がっている。
なんとこのヘルメット、交通状況がリアルタイムで確認できるカーナビ機能まで付いている優れもの。
残念ながら映画では序盤でハンを追いかけ回してバイクを事故らせるだけの役回りだが、フィギュア化されたりレゴになったり、同時期のゲーム『サバイバー』で首都コルサントの警察役に出世したりと意外と優遇されている。
惑星ミンバンで戦闘を行っていた、これまた新規のトルーパー。沼地や塹壕でも動きやすいよう装甲は少な目で、全身緑色をしている。
……というか、使っているのが先鋭のストームトルーパーではないただの徴募兵であるためか、よく見ると妙に安っぽいのが特徴。
ガスマスクとゴーグルとヘルメットを装着することで一応トルーパーっぽい顔にはなるが、マスクの固定器具がベルトに金具だったりと安物感はだいぶ強い。
金で雇われた彼らの任務は、アカデミー育ちの貴重なエリートであるストームトルーパーたちの代わりに小汚い塹壕の最前線で磨り潰されること。
劇中のハン・ソロのように、落ちこぼれや命令違反、反抗的な態度で追放された元アカデミー候補生もここへぶちこまれている。
帝国アカデミーで正式な教育を受けた兵士たちであり、戦闘力はともかくとしてスワンプ・トルーパーよりは位の高い存在。
外見は通常のストームトルーパーにかなり似ているが、泥の多い地形に合わせマントを装備しているほか、ヘルメットの額部分に増加装甲が取り付けられている。
なにしろ設立からまだたったの9年ぐらいしか経っていないので、まだまだ大学OBは少なめ。
更に、上記のように高度な治安維持にも人員を割かれているため、せっかく育てた先鋭を人海戦術で無駄に消費するわけにもいかない。
というわけで、金で雇った連中に粗末な装備を着せて前線で使い潰すことにし、彼らは比較的まともな境遇で作戦に従軍していた。
とはいえ最前線でドンパチやってることに変わりはなく、これまで出てきたストームトルーパーたちの中ではかなり過酷な部類である。
スノー・トルーパーに近い装備構成のトルーパー。もこもこした暖かそうな上着が特徴。
ヘルメット部分は前作に登場したデス・トルーパーとタンク・トルーパーをニコイチしたようなスーツ流用既視感のある顔つきをしている。
惑星ヴァンドアのモノレールの警備を担当する兵士たちで、脚部マグネットブーツによって高速移動する列車の上でも姿勢を維持することが出来る。
ベケット一行
演:ウディ・ハレルソン/日本語吹替:ふくまつ進紗
二丁拳銃による早撃ちを得意とする
賞金稼ぎ。あの
オーラ・シングを倒したという噂を持つが、本人ははぐらかしている。
ハン・ソロに生き方を教えた師であり、後の作品におけるハンの行動にはベケットの思想に影響を受けたものが多い。
外見はいかにも賞金稼ぎといった感じのうさん臭さの漂う風貌だが、死線を潜り抜けてきたメンバーからの信頼はそれなりに篤い。
劇中では犯罪組織「クリムゾン・ドーン」からの借金が溜まりすぎて首が回らなくなっており、帝国軍の輸送するコアクシウムを頂いて一儲けしようと企んでいた。
そのために輸送船であるATホーラーを盗み出すべくミンバン戦役に参加。大尉の死体から装備一式を剥ぎ取って忍び込んだが、偶然出会ったハンに上官と間違われて指示を請われる。
戦闘後、自分がニセ軍人であると見抜いたハンを罠に嵌めて自分達はATホーラーを盗み出すことに成功するが、処刑寸前で脱走したハンを面白がりメンバーに加えることにした。
ヴァンドアに到着した際に余っていたカービンを分解し、後の愛銃であるDL-44重ブラスター・ピストルをハンに手渡す。
翌朝、賞金稼ぎ引退を賭けた一大作戦を決行したものの、メンバーが二人死亡しコアクシウム入りのコンテナも失うという大失敗となってしまう。
この際、自分一人で責任を負う為に仲間だと知られていないハンとチューバッカをその場で逃がそうとするなど、賞金稼ぎにしては身内に対する優しさは割とあるほう。
リオ・デュラント
CV:ジョン・ファブロー/日本語吹替:後藤光祐
ベケット一行のパイロットを務める、4本の腕を持つ気の良い男性アルデニアン。
元々共和国側の軍人であったが、戦争終結に伴い職を失い犯罪稼業に手を染めた。料理が得意。
脱走したハンを面白がりメンバー加入に賛成するが、その後のヴァンドアで作戦中に船の内部に乗り込んできたスウープ・ギャングの攻撃で負傷し息絶える。
演:タンディ・ニュートン/日本語吹替:山像かおり
ベケット一行の破壊工作担当。謎の多い中年女性で、誰もフルネームを知らない。
ベケットとは長い付き合いで、公然とキスを交わす恋人同士。ヴァルという名前がヴァラコードという楽器に由来することまでは探り当てられたらしい。
当初素人であるハンとチューバッカの加入には反対していたが、人手不足を理由に彼女の懸念は却下された。
その後ヴァンドアの作戦中に橋に爆弾を仕掛ける作業にかかるもスウープ・ギャングのせいでプローブドロイドに囲まれ、仲間を守るべく橋ごと自爆した。
演:ヨーナス・スオタモ
惑星ミンバンで捕らえられ、泥だらけの地下牢で置き去りにされていたおなじみウーキー族の男性。クローン戦争以前からのベテラン戦士で、本作の時点で自称190歳。
ハンにとっては後の生涯の友となる人物だが、初登場時は3日もメシ抜きで流石に狂いかけていた。
ベケットに騙されて地下牢へと落とされたハンと殴り合うが、ハンのシリウーク語を聴いて正気に戻り、二人で協力して脱獄する計画に乗る。
ATホーラーを奪い脱走寸前のベケット一行にギリギリ間に合い、二人揃って拾ってもらいベケット一行へと加わった。
まだまだ友情を築く前の段階だが、いきなり全裸で一緒にシャワーを浴びるなどだいぶ距離が近め。
ヴァンドアの作戦ではベケットやハンと共に車両へ降り立ち、持ち前の怪力で連結器を解除するなどして貢献した。
クリムゾン・ドーン
演:ポール・ベタニー/日本語吹替:土田大
犯罪組織「クリムゾン・ドーン」の首領。一見人間種っぽい外見だが、興奮すると体表に模様のようなものが隆起する体質を持つ近人間種。
「ファースト・ライト」と呼ばれる巨大なスター・ヨットを拠点としており、状況に応じてしょっちゅう位置を変えることができる。
クローン戦争の頃はパイク・シンジケートなどと共に犯罪同盟組織「シャドウ・コレクティブ」に忠誠を誓っていたが、同組織の崩壊後は同盟を組んでいた他のシンジケートとの関係は険悪化している。
犯罪王として辣腕を振るう一方で近接戦闘術にも優れており、小型刃物「キューゾ・ペター」を(主に処刑用武器として)愛用している。
コレリアからの脱走に失敗し奴隷として売り飛ばされたキーラを買い取ったのも彼であり、彼女の頭脳と身体能力の高さを高く評価して自分の右腕として育て上げた。
事務作業や犯罪交渉、趣味のコレクション収集はもちろんのこと、古代格闘術である「テラス・カシ」まで習得させるなど、彼女の有能さも相まってかなり重宝している様子。
ベケットに対してはかなりの貸しがあり、実質専属としてこき使っているような状態。オーラ・シングを殺してこいと命令したのも彼である。
作中ではベケットに「精製済みコアクシウム100キロ」を届けるよう要求し、失敗したら殺す算段だったが、ハンとキーラの「未精製コアクシウムを奪えばいい」という急場凌ぎの説得を受け入れる。
シンジケート同士の表立っての争いは避けたいドライデンは一応フリーランスであるベケットらに役目を任せ、パイク・シンジケートが取り仕切る惑星ケッセルへ襲撃に行かせるのだった。
ちなみにそのヴォス(Vos)という苗字や同じぐらい長い名前ということから「クインラン・ヴォスの親戚か、まさか本人なのか」と言う動揺や問い合わせもあったらしいが、公式から「偶然に同じ苗字なだけで、クインラン・ヴォスとはまったく関係ない」と明言されている。
演:レイ・パーク/声:サム・ウィットワー/日本語吹替:山路和弘
実写作品としてはかなり久しぶりの登場。
EP1や『クローンウォーズ』、『反乱者たち』でおなじみ元暗黒卿その人である。
演者も過去作通り。彼の象徴であるダブル=ブレード・ライトセーバーは『反乱者たち』に登場したものと同じ構造で、登場シーンではあの音楽も流れる。
度重なる命の危機を乗り越えてしぶとく生き残っており、本作時点でも銀河の裏社会で活動を行っている。
本作より過去の話である『クローン・ウォーズ』シーズン7では、彼の配下の犯罪勢力の大物達の内の一人としてドライデンがカメオ出演している。
本作時点でもドライデンを裏から操るボスとして君臨していたが、登場するのは彼がキーラにより殺害された後。
ドライデン亡き後のキーラをクリムゾン・ドーンの新たな頭目として選び、本拠地ダソミアまで来るように命じた。
密輸業者
演:ドナルド・グローヴァー/日本語吹替:綱島郷太郎
後に起業家→執政官→将軍といった高い地位に上り詰めるハンのもう一人の親友ランドだが、本作の時点ではただの密輸業者。
相棒のL3-37と共にYT-1300軽貨物船「ミレニアム・ファルコン」を用いて密輸を行っていたが、コアクシウム強奪のためにベケットら一行を乗せることになる。
演:フィービー・ウォーラー=ブリッジ/日本語吹替:浅野まゆみ
ランドの相棒を務めるパイロット・ドロイド。女性型。
ランドとの関係はあくまで雇用であって「持ち主」ではないため、人間全般に対して反抗的で口が悪い上にとんでもなくお喋り。
パイロットなだけあって銀河系に関する膨大な航行データを脳内に収めており、操縦に役立てている。
元々はキャプテン・レックス(ドロイドの方)のように自分の脚すらも持っていない備え付けのドロイドだったのだが、偶然制御を外れた際に自分を改造して人間のような四肢を手に入れた。
ドロイドながら自由に強い憧れを抱いており、自分を個人として認めてくれたランドにパイロットとして雇われてからは小言を言いながらも彼の傍らで働いていた。
ランドからはかなり特別な感情を密かに向けられている。
パイク・シンジケート
演:ディー・テイルズ
惑星ケッセルの採掘業を取り仕切るカポ(ボス)。パイクの連中には珍しく現場で直接指示を下している。
帝国から供給される奴隷をこき使ってスパイスを採掘させ、銀河中にばら撒いて儲けている。奴隷の扱いは酷く、彼自身は儲けの事しか考えていない。
鉱山内に未精製コアクシウムを保有しており、これを狙いクリムゾン・ドーンからやってきたキーラたち一行によって鉱山内で暴動を起こされる。
手始めにコントロール・センターの管理ドロイドが解放されてしまい、暴れまくった彼らにより奴隷たちが解放されてしまう。
更には暴動の混乱に乗じてコアクシウムをベケットらに盗まれ、大きな損害を負ってしまった。
クラウド・ライダーズ
演:エリン・ケリーマン/日本語吹替:清水理沙
スウープ・バイクを乗り回して帝国やギャングへ襲撃を行う武装組織「クラウド・ライダーズ」の親玉。
顔をすっぽりと覆うヘルメットを着用し、部族的な意匠の装備を着込んでいる。
メンバーの中でもひときわ大きいバイクを乗り回しており、戦闘および操縦スキルはかなりのもの。
獰猛そうな外見と戦いぶりとは裏腹に、一人称は「私」だったりする。
ある目的のためにベケット一行をしつこく追い続け、ついに惑星サヴァリーンで対峙するが…
「ローグ・ワン」でパルチザンの副官だった彼が本作でもカメオ出演。
この頃はライダーズの一員としてバイクに跨り、帝国やギャングに対して抵抗運動を行っていた。
その後、ソウ・ゲレラと出会った際に彼の思想に共感してパルチザンに加入、約10年後の「ローグ・ワン」ではソウの忠実な副官となった。
本作の時点では普通のモブ兵士といった立ち位置で、一斉に身分を明かすシーンでも立っているのは後ろのほう。注意して見ないと気付かないレベルだが、特徴的な顔立ちはこの頃から変わっていない。
登場メカニック
帝国軍
わりと整った市街地向けの、ゴツめのスピーダーバイク。切れ目の入った板のような、シンプルながらも奇怪な形状をしている。
帝国軍のバイクといえばオフロード性能が高い74-Zスピーダー・バイク(EP6の茶色いの)が有名だが、こっちは機敏性よりもパワーを意識した機体ということで差別化が図られている。
その車体のゴツさのお陰でそこそこ乱暴なカーチェイスも行うことができ、比較すると劣るとはいえ一般的なスピーダーよりはそれなりに機敏。
更にはブラスターキャノンも搭載されており、その気になれば犯罪者を吹き飛ばすこともできるなかなか高性能な白バイである。
ミンバン戦役で使用されていた簡易的なATビークル。
小さめの高射砲にそのまま脚が生えたような奇怪かつ弱そうな外見をしている。
ミンバン戦役で使用されていた、AT-DTを最前線へと輸送する輸送用宇宙船。
双発エンジンにより非常に輸送能力が高く、自分よりもデカい貨物も易々と持ち上げる。
長距離輸送も考慮しているのか内部も異様に豪華で、泥を洗い流すシャワー室まで完備している。
- ヘビー・TIEファイター(TIE/rb重宇宙戦闘機)
ケッセルに投入された強化型
TIEファイター。
従来のTIE/lnファイターをベースに、操縦ポッドと片側のソーラーパネルの間にブラスターユニットが追加された左右非対称のシルエットと重装甲が特徴。
スター・デストロイヤーから発進しミレニアム・ファルコンを執拗に追いかけるという、EP5の小惑星帯のシーンをオマージュした演出が光る。登場時のBGMも同シーンのアレンジとなっている。
通称「コンヴェイエクス」。一本のレールを上下から挟み込む奇抜な形で運用する、帝国軍のモノレール。
同じ形式の車両は『
フォールンオーダー』などにも登場しており、帝国の貨物輸送手段としてはわりとメジャーめな存在らしい。
装甲列車であり、かなりの重装甲に加えてレンジ・トルーパーも配備されている侮れない相手。
コロネット・シティの帝国軍管轄エリアで検問を担当していたドロイド。
検問所のバーを破壊したハンのスピーダーを注意しようと道路に飛び出たところを、モロックのスピーダーに跳ね飛ばされ破壊されるというかわいそうな役回り。
『帝国の逆襲』でおなじみ偵察ドロイド……の、強化型。頭部側面に追加されたブラスターで不審者を狙い撃つ。
ヴァンドアのコンヴェイエクスの警備に使用されており、クラウド・ライダーズの出現を受けて出動した。
その他
再序盤から終盤まで継続して登場する、本作のキーアイテムとなる燃料物質。
小瓶ひとつでカタブツの帝国士官すらも買収でき、コンテナひとつで巨大艦隊をも賄える燃費の良さを誇る一方、未精製状態では一定以上の衝撃が加えられるだけで化学反応が起こり、山一つ抉り取るほどの大爆発を起こすという、超希少・超便利・超危険な燃料である。
序盤でソロが士官の買収に用いたもの、帝国がヴァンドアに保管していたもの、パイク・シンジケートによってケッセルに保管されていたものなど、帝国・ギャング問わず各勢力がその高い価値に目を付けて奪い合いを繰り広げている。
また、ケッセル・ランで窮地に陥った際にはミレニアム・ファルコンに対しても使用され、エンジンの方が耐えきれずに一旦停止するほどの凄まじい出力で重力井戸の引力から抜け出した。
冒頭でハンが取引相手から盗んだスピーダー。二人乗り。
青い塗装がされており、ボンネットからエンジンパーツが飛び出ていたりとどことなくアメ車っぽさがある。
ホワイト・ワームズの拠点から飛び出したハンとキーラが乗り込み、追っ手や帝国軍の白バイとカーチェイスを繰り広げた。
モロックがハンを追いかける際に使用した貨物輸送用スピーダー。通称「スティンガー」。
軽トラみたいな分類で、劇中では犬(っぽいやつ)を載せていた。
ハン・ソロが晩年まで使用し続ける愛銃。
本作ではベケットが予備として所持していたカービンブラスターの基部として運用されており、臨時メンバーとしてハンが加わった際に分解してブラスターとして手渡された。
プロップの元となっている実銃モーゼルC96ピストルには取り外し可能なストックパーツや銃口を延長したカービンモデルなどが存在しており、本作のカービン形態も意図的にそれに似せた形状をしている。
映画公開時にスター・ウォーズとNERFがコラボした際には分解・音声・蓄光機能付きの「トバイアス・ベケット・グローストライク」として発売されている。
劇中で使っていたのはほぼハンなのだが、一応カービンだったころの所有者ということでパッケージを飾るのはドヤ顔のベケット。
ドライデン・ヴォスの拠点である巨大な宇宙ヨット。サイズ的にはヨットというよりも動くビルといった雰囲気。
奇抜な形状ながら居住性はかなり高く、エレベータ完備・展望台ではバーが楽しめるなど上流階級の生活が楽しめる。
最上部にはドライデンの書斎があり、中には彼のコレクションが並べられているらしい。
- YT-1300f改軽貨物船”ミレニアム・ファルコン”
後のハン・ソロの愛機。本作の時点ではまだランド・カルリジアンの所有する船となっている。
基本的にはこれまで登場したファルコン号と同一の構成だが、機首部分に脱出ポッドが接続されたことでかなりスタイリッシュなシルエットになっている。
更には白地に青の美しい塗装まで施されており、劇中中盤では在りし日のファルコン号の造形美を堪能することが出来る。
しかし、ハンの行った強引なケッセル・ランにより機体が限界を迎え、サヴァリーンに辿り着いたころにはいつものボロ船に早変わり。
脱出ポッドは襲ってきた怪生物に囮として食わせ、綺麗な装甲版はあらかた吹っ飛んで中身が剥き出しになってしまった。
その後も一応ランドが所有していたが、賭けサバックに勝利したハンに奪われ、彼とチューバッカの手に入れた最初の宇宙船となった。
登場クリーチャー
体毛のない、白くて犬っぽい生き物。
鼻が肥大化しており、鋭い嗅覚で獲物を追い詰めて鋭い牙で襲い掛かる。
惑星コレリアでは猟犬として飼われており、逃亡するハンとキーラを追跡する際にモロックがけしかけた。
旧支配者めいた仰々しい名前と、その名前に違わぬなかなか冒涜的な見た目をしたタコっぽい巨大生物。
大量の目と電撃を放つ触手を持っており、体長は7,432メートルにも達する。
ケッセルの周囲を取り巻く危険地帯であるアカディーズ・メイルストロムを直線距離でショートカットしようとしたファルコン号に襲い掛かったが、機転を利かせたハンが脱出ポッドを囮に使い、近隣の重力井戸に引きずり込まれて死亡した。
この際、重力井戸のあまりの引力に逆らえず骨格から皮膚がずるずると剥がれ落ちるというグロい最期を遂げている。
製作・評価
若きハン・ソロ役のキャスティングがすさまじく難航したり、撮影がだいたい終わった頃に「創作性の違い」によって監督がフィル・ロード&クリス・ミラーのコンビからロン・ハワードに交代したり、そのせいで必要になった再撮影のスケジュールに間に合わずドライデン・ヴォス役の役者および設定がやむなく変更されたり、編集担当も交代して全体の7割ほどを新たに撮影するなどいつものようにトラブルにも見舞われながらもなんとか上の定めた「2018年5月」という公開予定日に間に合った本作。
しかし、『スター・ウォーズ』シリーズのひとつである本作にとっては、なんとか間に合ったその公開日こそが一番の問題だった。
2017年12月に公開された『
STAR WARS 最後のジェダイ』からたったの5ヵ月という短い期間で公開された、というのも大きいが、なんといってもその
『最後のジェダイ』が賛否両論渦巻く凄まじい問題作であったという事実が一番の要因として本作に立ちはだかった。
供給過多によるファン層の疲れや熱心なファンたちのほとぼりが冷めていなかったこと、『最後のジェダイ』の不評によってディズニーが手掛ける続三部作およびそれらを取り巻く作品群に対する大幅に高まった不信感が合わさった結果、本作の興行収入は特にライバルと呼べる映画が上映されていないにも関わらずディズニーの予想を大幅に下回る結果となってしまう。
ディズニーの製作体制を考慮せず単体の映画として見れば、楽しいアクションシーンや過去作を意識したファンサービス、これまでにないロケーションや組織といった新機軸も多く、その内容を褒める声も少なくない。
しかし、続三部作否定派のようにレジェンズのハン・ソロのオリジンを是とする古参ファンからはその存在自体を否定する声も上がるなど、前作が溜めに溜めまくった不信感を拭い去れるほどの良作となることはできなかった。
このように、本作は興行的にも批評的にも「期待外れ」と言い表すしかない結果に終わった。
本作を最後に実写スピンオフである「アンソロジー・シリーズ」は(事実上)幕を閉じ、SWの映画展開も2019年の『
スカイウォーカーの夜明け』を最後に一旦停止した。
しかし、2019年には実写ドラマ『
マンダロリアン』の配信がDisney+で開始され、こちらは高い評価を獲得。
以後、スターウォーズの実写外伝作品は主に劇場ではなく動画配信サービスを通じて展開されるようになった。
余談
ランド・カルリジアンの所有するファルコン号の洗練されたデザインを担当したのは、ILM所属の3DCGモデラーであり、MCUやSW新三部作の艦船3DCGモデルなども手掛けた成田昌隆氏。
綺麗な装甲が終盤で全部剥がれるという展開の都合上、剥がれた中身も作らねばならないため、一旦中身を作った後に全ての装甲版と武装を被せるというまるでスケールモデルのような構造で製作されている。
基本的な構造は同じだが、塗装以外にも内装やパラボラアンテナ、上部レーザーキャノンなどといった破損しやすいパーツが旧三部作時代のハンのものと異なる。所有者であるランドの性格が反映されており、よく見ると細かい部分にも違いが隠されている。
色々なキャラクターのオリジンが明かされる本作だが、愛機ファルコン号ももちろん例外ではなく
- 往年のファルコン号の構造
- と、なぜガラクタになったのかの理由
- ハンとチューバッカが手に入れた経緯
- 船体前面にある凹面の使い道
- C-3POが内臓コンピューターの訛りに驚いた理由
- 操縦席にぶら下がってるダイスの意味
などなど、過去作とリンクする要素が多く用意されている。
ランドの相棒であるL3はC-3POのような外装を一部しか持たないため、全て3DCGによる合成。
…かと思いきや、実際は多くのシーンを
演者に外装パーツを被せた緑タイツを着せ、ドロイド頭部をキノコ帽子のように装着して撮影
しており、彼女の撮影シーンを抜粋したメイキング映像は凄まじくシュール。
廃材から自分の胴体を組み上げたという設定通り、彼女の身体は複数のドロイドのパーツが流用されている。
例えば、彼女の上腕部のパーツはR2-D2などのアストロメク・ドロイドのものに酷似している。
彼女の名前は海外インターネット用語「LEET」を捩ったもの。
LEET→LƎƎT→L3-37となっている。
ケッセルの戦闘で身体を失い、親友ランドを救うために頭脳をアップロードされファルコン号の制御システムと一体化した彼女だったが、その後も普通に自我を有し続けていた。
彼女の気難しい性格とドロイド人権運動は依然として健在であり、ランドがハンにファルコン号を渡したことに怒ったり(ただし操縦の腕前は認めている)、コンピューター内に既に接続されていたドロイド頭脳のED-4とV5-Tに自立を促して「ミレニアム・コレクティブ」という同盟をドロイド3人で結成するなどしてファルコン号の活躍を裏から支えていた。
かくして彼女ら3人は宇宙船の制御コンピューターにはあるまじき自我を3人分も擁する奇妙な分担体制をファルコン号の中で維持することとなり、後に『帝国の逆襲』で出会ったC-3POを大いに困惑させるのだった。
…というのが、短編アンソロジー小説「Faith in an Old Friend」で補完された彼女の顛末である。
彼女が各地で語ったドロイドの権利運動やケッセルで起こしたドロイド蜂起の噂は彼女がいなくなった後も銀河各地へと伝わっており、再プログラミングされたB1バトルドロイドであるR0-GR(ロジャー)は自著「ドロイドグラフィー」の中で彼女の功績を称えている。
ランドとのサバック対決に際してハンがハッタリで所有していると嘯いた機体。
一見スターウォーズ名物の「言及されるだけで登場はしない固有名詞」に思えるが、実はVCX-100軽貨物船はアニメ『
反乱者たち』の主人公機「ゴースト」として活躍している機体であり、同作の視聴者ならニヤリとできる小ネタとなっている。
本作の日本語吹替キャストの中には、歌舞伎俳優の市川海老蔵、ミュージシャン・俳優の及川光博、宇宙飛行士の野口聡一、ロックバンド・OKAMOTO'Sのハマ・オカモト、そしてお笑いコンビ・ミキの亜生がカメオという形で出演している。
本作にはテラス・カシ(Teräs Käsi=フィンランド語で「鉄拳」)という近接格闘術が登場し、これを会得しているキーラがクエイ・トルサイトに対して使用している。
実は、この格闘術は『
帝国の影』小説版を起源とする、レジェンズ時代から存在する概念。反ジェダイ的思想を持つカルト「パラワの信奉者」によって編み出されたジェダイを殺すための暗殺拳で、極めた者であればブラスターを持った大量の兵士も徒手空拳で倒せるという。
また、クソゲーとして悪い意味で有名な格闘ゲーム『マスターズ・オブ・テラス・カシ』のタイトル名にも使われている。
なんでそんなものをキーラが会得出来ているのかというと、これは元々モールが学んだもの。モールの部下であったドライデンもモールから教わり、その後彼の副官となったキーラに教えた、という流れになっている。
本作以前はほぼ空気な古代格闘術だったが、本作で言及されてからは「実はプレトリアン・ガードの教育課程に含まれている」ということにされるなど、ちょっとだけ出番が増えてきている。
追記・修正はケッセル・ランを12パーセクで突破してからでお願いします。
- ファルコンの暴れ馬の原因がわかる作品。キーラとクリムゾンドーンの行く末を描いた続編は・・・無理だろうなあ・・・ -- 名無しさん (2024-02-20 17:58:04)
- 悪い作品じゃないんだよ ただ公開された時期がね… -- 名無しさん (2024-02-20 18:11:13)
- うーん、謎めいていて魅力があったケッセルランの真相を、こんなしょうもないベールの剥ぎ方で描いていてキャラクターも関係性や過去が入り組んでいる割には魅力がなくて、ディズニースター・ウォーズ映画は残念な出来だなと更に確信させられる作品だったなあ -- 名無しさん (2024-02-20 20:21:37)
- そして、ラストにはまさかのアイツが…… -- 名無しさん (2024-02-20 23:51:52)
- ハリソンフォードが演じたキャラの若かりし頃、スターウォーズの外伝という点を除けば、可もなく不可もない作品。その2点が必要不可欠なんだけど、それがマイナスに作用してしまう。後悔はしないだろうけど、わざわざ勧めない作品。 -- 名無しさん (2024-02-21 04:30:07)
- SW外伝として、先に出たローグワンが及第点だっただけに…上がったハードルを越えられなかった、に尽きる作品 -- 名無しさん (2024-02-21 14:12:34)
- ヴァルがいてくれれば、ベケットの最後の選択も変わったのかな -- 名無しさん (2024-02-22 15:16:14)
- レジェンズ小説のハンの前日譚が良かったのも低めに見られる要因か -- 名無しさん (2024-02-22 22:16:32)
- 劇場版よりもシーズンドラマとかの方が題材的にもキャラ的にも向いてた気がするのは確か -- 名無しさん (2024-02-23 18:41:23)
- 何と言うか、薬にも毒にもならない作品。 話は破綻してないし、映像も綺麗、 ケッセルランやファルコン号の訛りとかが分かって所々「ほーん」ってなるけど、それ以外感想がない。あと最後のモールはいらんだろ。仄めかすだけならまだしも、映画しか追ってない人には急に生き返ったようにしか見えないのはやや問題。 -- 名無しさん (2024-02-23 23:34:05)
最終更新:2024年09月05日 23:07