登録日:2024/07/07 Sun 21:14:27
更新日:2025/04/23 Wed 20:00:51
所要時間:約 25 分で読めます
遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・・
STAR WARS
EPISODE Ⅸ
THE RISE OF SKYWALKER
●目次
【製作】
リレーのアンカー
異色作か問題作か、賛否(否寄り)はあれど世界に衝撃を与えた前作『
最後のジェダイ』。
続く最終作である本作に求められるのは少なくとも、前作・前々作から散りばめられてきた謎や伏線などの要素をまとめ上げて
ハッピーエンドで大団円を迎えることである。
ご存知の通り続三部作は自由度を優先してリレー形式で制作されており、アンカーに挑むのは『
ジュラシック・ワールド』などで知られるコリン・トレボロウ監督である……
はずだった。
ところがここで事件が起こる。
インタビュー等によると監督側と配給側で意見の相違があり、双方意見を譲らなかったのが原因であるとされているが、具体的にどのような相違があったのかまでは明かされていない。
代わりに前々作を担当したJ・J・エイブラムス監督が製作にあたり、設定の練り直しなどを行った上でようやく完成となった。
撮影中の設定変更なども多かったようで、後年エイブラムス監督はこの件について「計画性の重要さを知った」とも語っており、結果的に今作は公開する前からリレー形式の負の面が様々な形で顕れてしまうこととなった。
なお、スタッフロールにトレボロウ監督は「原案」としてクレジットされており、後に流出した没案と似た展開が(アレンジされてはいるものの)あったりと、本作に部分的に反映されている。
公開直前
トレイラーの公開とそれに伴うタイトルの発表によりいよいよ本作の公開は目前に迫っていた。
シリーズ最大の巨悪として馴染み深い皇帝パルパティーン…あるいは
ダース・シディアスの邪悪な笑い声で〆られるトレイラーは見た者に衝撃を与え、
本作以前の時系列におけるシディアスの暗躍にも触れたコミック『
Rise of Kylo Ren』もほぼ同時に発刊される。
これ見よがしに本作と対となっているタイトルからも分かるように、このコミックは
EP9の内容を踏まえて設定開示を行いつつもEP9のネタバレはほぼトレイラーの範囲内のみに抑えた、EP6.9と言えるポジションの作品であるため、本作と併せて読むことが強く推奨される。
(……のだが、2024年現在まだ邦訳されていない。大きい書店の洋書コーナーや通販で手に入るので、機会があれば英和辞書片手に。)
そうして遂に続三部作最後の作品は世に公開されることとなる。
続三部作を通しての評価など
結論から言えば、今作は前作で巻き起こった
賛否両論を巻き返すには至らなかった。
その理由は端的に言ってしまえば、前作との繋がりが見出しづらい追加設定を重ねたことと、一部キャラクターの扱いであろう。
後者は後述するとして前者については、
主人公レイの正体などが顕著な例だが「EP7で出てきた疑問にEP8で意外な答えが与えられたかと思いきやそれが更にEP9で覆った」という要素が散見されるのである。この文面だけなら単なるミスリードだったで済むようにも思えるが、ここにきてリレー形式にしたことが足を引っ張ることとなる。
監督間での協議や共有が希薄だったことで
後付けの設定となったために、EP8までに明かされたことのいくつかはミスリードであることがEP8時点でほとんど示唆されていない状態となったのである。(全く無いわけでもないが…)
ファンや観客が今作公開までの二年という歳月をEP8の要素から予想を巡らせながら待っていたところへ「前作のあれは間違いでした」となれば唐突感や違和感が生じてしまうのも無理のない話ではある。
黒幕が往年のファンには馴染み深いパルパティーンになったことも見方によってはEP8までに示してきた「新たなスターウォーズ」を貫ききれなかったとも取れる。デザイン面でも、個性的な新規メカニックを多く生み出した前作と比べると既存機体とほぼ変わらないシルエットのものが多い。
そういった方向転換から、最終的に今作に対してはEP8とはまた違った内容の賛否両論が寄せられる結果となった。
全世界興収は約10億7千万ドルを記録し、数字だけ見ればかなりの大ヒット作にはなるのだが、それでも前作比で約2.5億ドルを下回っており、前作の賛否両論が響いた事を窺わせる。
一方で、悪役であると同時に裏の主人公として活躍し続けた
カイロ・レンの結末などを高く評価する声も多く、三部作の決着に相応しい見所が存在するのも確かである。
ストーリーの根底にある哲学も、スターウォーズ通してのテーマの一つである「親子の愛」「無私の愛」を主軸としつつも単なる焼き直しではなくまた次の答えを示すものとなっている。
更に終盤のある場面におけるファンサービスはスターウォーズシリーズ全体の集大成にもなっており、映画シリーズに加えてスピンオフ作品の要素も取り入れられている。あのキャラクターが意外な形で登場した事に驚いたファンも多いのではないだろうか。
また、エイブラムス監督がEP7とEP9の両方を担当したことで結果としてEP7での細かな構図や台詞回しが随所で今作とリンクしており後付けながらも伏線として機能するようになった演出も多い。今作まで視聴してから前二作を見直せば新たな発見もあるだろう。
EP7とEP9のリンクが強くなったため通して見直すとEP8の浮き方が目立つようになり、「EP8とはなんだったのか」という印象になってしまうのは内緒
先述の『Rise of Kylo Ren』などを筆頭に、続三部作に散見される唐突感や違和感を補うための設定開示・補完も
後発のスピンオフなどで少しずつ進められている。
公開直後には賛否のあった新三部作もEP3をきっかけに再評価が進み、今ではファンを増やしてシリーズの重要なパーツとして受け入れられているのと同様に、続三部作もシリーズを支える柱の一つとして馴染んでいくことを期待しよう。
【ストーリー】
ディカー撤退・オエチの戦い・クレイトの戦いでの大敗から月日は流れ、レジスタンスはなんとか勢力を回復させて引き続きファースト・オーダーと戦っていた。
だがある時死者の口が開いた。
元銀河帝国皇帝、パルパティーンが突如宣戦布告したのである。
これにはレジスタンスのみならずファースト・オーダー側も動揺し、両勢力はその事実確認に奔走することとなる。
ファースト・オーダーを率いるカイロ・レンはいち早く(なんと冒頭5分で)パルパティーンの潜伏する惑星エクセゴルに辿り着き、パルパティーンの生存が事実であったことと彼の用意した恐怖の艦隊ファイナル・オーダーの存在を知る。
レイを殺すことを条件にファイナル・オーダーをレンに譲渡しようと提示するパルパティーンだったが、同じ頃レジスタンスもまたエクセゴルへの航路の特定およびパルパティーンの打倒を決意する。
レイはルークの手記を頼りにエクセゴル捜索を開始し、ファースト・オーダーもそれを妨害すべく動き出す。
フォースを通じて築き上げてきた互いへの共感と執着を、決裂した今もなお捨てきれぬレイとレン。そして偶然か否かそんな二人が潰し合うように仕向けるパルパティーン。
彼女らが再び対峙した時、銀河の運命は……?
◆エイジャン・クロス
新登場。アウター・リムに位置するレジスタンスの新たな拠点。
設定では、帝国時代にオルデラン政府の調査隊が発見していたが反乱同盟軍の拠点候補とするため敢えて帝国に報告せず秘匿されていたという。
肥沃な森林が示すようにフォースの流れが強くジェダイの修行に適した星ともされており、レイのみならず
エンドアの戦い翌年にルークとレイアも修行を行った場所である。
◆ムスタファー
EP3クライマックスで知られる火山の星。冒頭少しだけ登場。
過去作ではあまり描写されてこなかった森林地帯が描かれた。
今は亡き
ダース・ヴェイダーの居城があった星であり、ここでカイロ・レンがヴェイダーの遺産であるシスのウェイファインダーを見つけ出す。
◆エクセゴル
新登場。未知領域に存在する、古代のシスの要塞が存在する惑星。要塞は地下にあり、地表は薄暗い雷雲と殺風景な岩の大地に覆われている。
激しい磁気嵐や重力井戸に囲まれており無策で突っ込めば死は免れないが、シスのウェイファインダーのみがその隙間を縫う航路を示すという。
冒頭にレンがヴェイダーのウェイファインダーを用いて到達し、そこでクローン培養されているスノークらしき生命体や、
ゾンビさながらの状態で生き延びていたパルパティーンを発見する。
◆パサーナ
新登場。かつてルークがシス・エターナル捜索のためある盟友と共に訪れた、エクスパンション・リージョンに存在するサバンナの星。
市街地は原住民アキ=アキ族の祭で賑わうが、そこから離れた砂漠には謎の船が長年放置されており…?
◆キジーミ
新登場。ミッド・リムに存在する岩山と雪の星。
アウトロー達の隠れ家が点在し、その中にはかつてポーが所属したスパイス・ランナーズも隠れ住んでいる。
とある事情から腕利きのドロイド技師を尋ねて一行が訪れる。
◆ケフ・バー
新登場。アウター・リムのエンドア星系に存在する海の衛星。
かつて
デス・スターⅡが墜落した場所であり、現在も残骸が海に沈んでいる。
◆オク・トー
未知領域に位置する、最初の
ジェダイ寺院がある星。
前作に引き続き登場する。
【用語】
◆フォース・ダイアド
前作からレイとカイロ・レンに起こっている奇妙な現象の数々を始めとする、二人の間にある特別な
フォースの繋がり(あるいは繋がっている二人自体)の正式名称。劇中ではだいたい略されて「ダイアド」と呼ばれる。
この関係にあるものは
物理的には別個に存在するが、フォースの中にあっては一つの存在とされる。このためか一方の肉体が滅びても他方の内に存在できることを示唆する発言もあった。
これは生まれついての結びつきであり、フォースを開花させる前でも相手の闇落ちに呼応して寒気を感じる程度のことは起こるが、何のきっかけもなく自然に「自分と繋がっている誰かが存在する」と自覚するようなことはできない模様。また、第三者から察知する手段もおそらく(直接相対でもしない限り)ない。
フォース自体に万物を繋ぐ性質があり、ダイアドはそれの超強力版といったところ。
続三部作の根幹にある設定であり、後付け気味ではあるもののEP7中盤からその存在が示唆されている。
生命体同士の繋がりだけあってフォースの概念のうち「リビング・フォース(生けるフォース)」の要素が強い事象であり、その濃密な生命力は「命そのもの」とまで評される。扱いに成熟すれば
ライトセーバーによる深手をも治癒させる規格外のフォース・ヒーリングを行使可能とする。
シス・エターナルの予言にもその存在が残されており、シス伝統の「二人の掟」は内輪揉めを防ぐ従来の目的に加えて、師弟でダイアドとなりその超常的な技業を手中に収めることも目標の一つにしていたとされる。
なお、これはレイとレンだけの現象なのか、それとも他にも自覚・無自覚問わずダイアドとなる者が存在するのかは不明(予言や伝承があるということは前例があるのかもしれないが)。
◆フォース・ボンド
ダイアドの起こす現象の一つ。
フォースを通じて記憶や技術を共有することができ、時には物体の転移すらも可能とする。
前作では、レンの修行の下準備としてレンにレイへの執着を芽生えさせるべくスノークが事実上補助する形で発現させていたようだが、芽生えさせ過ぎてレンがレイの方を選んだのは前作の通り。
結果的にスノークの計略が二人の絆をむしろ後押ししてしまう形となり、今作ではスノークがおらずともレイもレンもある程度意図的にフォース・ボンドを起こせるようになっている。
◆シス・エターナル
エクセゴルを拠点とする、
シスを信奉するカルト教団。
基本的に構成員は非フォース感応者だが、兵器開発や暗殺などでシスをサポートしており、長い年月をかけて最強の艦隊ファイナル・オーダーを作り上げていた。
一応ファースト・オーダーからすれば味方ということにはなっているが、それもあくまでレンがレイを始末したらという条件付きであるため厳密には突如現れた第三勢力と呼べる存在であり、そのことが中盤から終盤にかけて大きな意味を持ち始めることとなる。
なお、エクセゴル外にも銀河中にシンパがおり、新共和国の統治下では犯罪者集団と言って差し支えないファースト・オーダーやファイナル・オーダーに最新兵器が続々投入されているのは大手の造船企業内に潜むシス信奉者が子会社などを経由した裏ルートで技術を横流ししているためである。
いつからある組織なのかは明言されていないが、ダイアドと二人の掟の関係から察するにダース・ベインの時代から存在していても不自然はなく、後にコミックで描かれたEP4以前の帝国時代初期の時点でもかなり大規模な組織となっていた。
ちなみにジェダイを信奉する非フォース感応者の教団も存在しており、EP7冒頭で壊滅したジャクーの「フォースの教会」もその一つである。
◆スノーク
冒頭のエクセゴルのシーンで、スノークの正体はシス・エターナルの技術で培養された人造生命体であったことが明かされている。
掘り下げても今作の本筋にはあまり関係無いのでサラッと流されるが、エクセゴルの生命維持装置から離れられないパルパティーンの代理兼操り人形としてEP7以前からずっと暗躍していたようで、コミック『Rise of Kylo Ren』ではベン・ソロを闇へ誘導する一幕も描かれている。
また、後発のアニメ『
バッドバッチ』やドラマ『
マンダロリアン』ではクローン技術を悪用する帝国/帝国残党の姿が描かれており、そのオリジンが匂わされている。
◆ウェイファインダー
エクセゴルへの道を示すシスの工芸品。
「二人の掟」に従い、師匠用と弟子用の二つが存在する。
シディアス&ヴェイダー師弟がそれぞれ所有したまま斃れたため所在不明となっていたが、その在処の手がかりはシス・エターナルの構成員の所持品などに遺されている。どっちもノーヒントだろうと割と想像の付く場所にあるのはご愛嬌
◆シス・アサシンのオーチ
シス・エターナル所属の暗殺者であり、とある任務のためエクセゴル外で活動していた人物。任務終了後に帰還する手段としてウェイファインダーの在処を示すダガーを持っていた。
かつてルークはオーチの足跡を追ってパサーナを訪れたが、無人で放置された彼の船を見つけたのみでそれ以上の手掛かりを見つけられずエクセゴル捜索を断念。それまでの道筋を手記に残しており、それがレイ達の道標となる。
オーチが標的としていたのは果たして……?
◆アナキンのライトセーバー
前作にてレイとレンの壮絶な引き合いにより真っ二つに割れたが、破片は両方ともレイが回収しカイバー・クリスタルも無事であったため今作でも修理された状態で登場する。
デザイン面では、元の形状をベースにしつつも接合部分に修理の跡が加えられている。
稼働年数もすごいことになっている
◆ファースト・オーダー
どの辺が「ファースト」なのか長らく疑問視されていたが、ファイナル・オーダーの登場によりその意味が暗に示される形となった。
前作でレジスタンスを完膚無きまでに叩きのめしたが、中核メンバーの一部を取り逃した上にこちらはこちらでスターキラー基地とスプレマシーという二大拠点を立て続けに失っており、設定では表舞台に出ずに控えていた「予備軍」を引っ張り出すことになったという。
最高指導者がカイロ・レンとなったことで運営方針も一新され、幹部複数人での評議会制が採用されている。
……が、方針を議論し合うというよりはレンの意図を各部署へ確実に伝えて遂行させる目的の方が大きいらしく、レンの意に反したことを言おうものなら即フォース・チョークで制裁される。ですよねー
シス由来の生命体であるスノークがシディアスの傀儡として最高指導者を務めていたことからも分かるように、パルパティーンはファースト・オーダーのことを自分の尖兵だと認識していたに等しいがファースト・オーダーからすればファイナル・オーダーは突然現れた第三勢力であるため、評議会ではファイナル・オーダーと組むことを不安視する者もいた。
◆レジスタンス
前作ラストの時点で本隊の保有戦力がミレニアム・ファルコンのみになるという大損害を被っていたが、ある程度の月日を経て今作開始時点ではそれなりの勢力まで復旧している。
各種スピンオフで明かされたところによると、ディカー撤退時に出払っていたメンバーの帰還や、各地の賛同者のもとを巡ることでなんとか戦力をかき集めたようだ。
最終作だけあって艦隊や戦闘機も歴代の様々な機体が姿を見せるが、一方で機種ごとの数はかなり少なく、豪華というよりはごちゃ混ぜな印象も受ける。
復旧の経緯からして、混合編成にしてでもとにかく戦力が欲しかったのだろう。
【登場人物】
主要人物
○レイ(デイジー・リドリー/永宝千晶)
今のところ最後のジェダイ。
ルークの後を引き継いだレイアの指導のもと修行を続けており、着実に力を上げてポーと共にレジスタンスを引っ張っていく人物となっている。
一方で、剣を握るとすぐに荒々しさが顔を出してしまうことに悩んでおり、それが暗黒面の片鱗であることを分かりつつも、知られれば見捨てられてしまうのではないかという不安からレイアには打ち明けられずにいる。
孤児ゆえの「
導いてくれる人物を失うこと(=孤独)への恐怖」は依然として克服できていないと言え、それらが解消されないままレジスタンスを牽引する立場となってますます苦悩を深めていくこととなる。
そして今作でついに何故孤児であったかが明かされるとともに、未だ克服せぬ弱点が原因で事態は悪化していくこととなる…。
その本名はレイ・パルパティーン。皇帝パルパティーンの孫である。
前作でレンはフォース・ボンドを通じてレイが「何者でもない」本当に捨てられただけの孤児と推察していたが、パルパティーンの息子(クローン)であるレイの父がレイをシスの世界から逃すため「孤児に見えるよう仕向けた」のが真実であった。
(レンの推察が読み違い、あるいは引き込むための出まかせであることを示唆する描写がEP8にほぼ無かったことから、このどんでん返しは流石に素人がフォースに目覚めると言う驚愕の展開だったのもあってか後付けされたと思われるのも納得であるがかなり物議を醸した。……これだけではEP7の描写を回収しきれないことから「まだ何かある」と予想していた視聴者がいたのも確かであるが)。
そして両親の死の真相を知ったことで、エクセゴル捜索の目的は「銀河の平和」ではなく「両親の仇を殺すこと」へと変わり、暗黒面へと急速に近づいていくこととなる。
レイのことを最後のジェダイではなく一人の仲間として思い案じ続けるフィンの優しさにも気付けず突き放し続け、ベン・ソロを光へ帰還させるという志までも忘れて、ついにはケフ・バーにてレンと無意味な戦いを始めてしまう。
●カイロ・レン(アダム・ドライバー/津田健次郎)
ご存じ最高指導者となった男。
前作でスノークに「闇に憧れるだけの」「馬鹿げた」と、散々こき下ろされ自ら破壊したマスクを修理して改めて着用する姿には、憧憬ではなく自らの意志で闇を選んだ覚悟が見て取れる。
パルパティーンの提示した条件に従いレイの追討をファースト・オーダー全軍に命じる……が、それもあくまでも自身へのメリットを鑑みてであり、前作での発言通りシス自体は滅びても構わないと思っている。
根底ではレイへの共感と執着を引き続き抱えており、レイを暗黒面に引き込んでから共にパルパティーンを始末し銀河に秩序を齎すことを本当の目的としている。
当のレイが自身の暗黒面の片鱗に苛まれていることもあり、弱点であった光への未練もほとんど見せることなく終始優勢でレイを追い詰めていくが…?
レジスタンス陣営
○レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー/ビリー・ラード/高島雅羅)
ご存じレイア姫。
エンドアの戦いの翌年にルークから修行を受けていたことが判明する。
やはりと言うべきかその素質はルークに匹敵したらしく、修行が終わる頃には銀河最強を誇ったルークに模擬戦で勝つこともあったほどの腕前を身につけていた。
その後は再び議員の道を選んだようだが、政界に戻る際にライトセーバーをルークに預けており、以後使われることなく現在もオク=トーで保管されている。
長らく政治方面に注力しさらに寿命僅かとなった本作ではさすがに動き回れる体ではないが、レイの二人目の師匠として問題なく指導しており、かつてのジェダイの訓練とは毛色の違うジェダイの先人の声を聞く修行も取り入れている。
さらには見捨てられることを恐れて悩みを打ち明けられないレイの内心も全て見抜いた上で励ましの言葉をかけてから送り出すなど、武力を用いずとも銀河を救う手立てを打つ活躍ぶりは今作のMVPと言っても過言ではない。
なお、旧三部作から我らのプリンセスを演じてきたキャリー・フィッシャーがフォースの冥界へと旅立たれたため今作では既に撮影完了していたシーン、前作以前の没シーン、娘のビリー・ラードによる代役+CG処理……などを駆使して登場している。
自分の命があと数刻であることを悟り、残り僅かな力を振り絞ってカイロ・レンと化した息子ベン・ソロへの最後の接触を試みた。
そしてその声は確かにレンの元に届き、
レイとレンに一筋の光を与えて戦いをやめさせるきっかけとなった。
さらに、どうにも成果を得られずにいたジェダイの先人の声を聞くレイの修行も無駄になってはおらず、最後の最後に実を結ぶ。
○フィン(ジョン・ボイエガ/杉村憲司)
前作にて立場をコロコロ変えて逃げようとする悪癖を拭い去り、レジスタンスとして戦う決意を固めた元
ストームトルーパー。
レイに同行するのはEP7ぶりであり、お互いに様々な立場の変化があったが、レジスタンスの同僚ではなくあくまで一人の友としてレイに接し、様々な不安や重圧に晒される彼女の助けになろうと寄り添い続ける漢気を見せる。
しかしその思いも届かないほどにレイは追い詰められており、時には言葉で、時には行動で突き放され続けてしまう。
……悪い言い方をすれば(レイやレンと比べて)無力な人物として描かれてもおり、彼のファンのみならず演じたジョン・ボイエガ氏もその扱いに不満の声を残しているなど、(彼の人気の証でもあるが)その扱いはしばしば本作の問題点として挙げられる。
○ポー・ダメロン(オスカー・アイザック/小松史法)
レジスタンスの
エースパイロット。
レイアが一線から退いたのに伴い、事実上リーダーとして仲間達を率いる立場となった。
レイやフィンとたびたび口論になったりと組織を牽引する立場としての苦悩も増えており、レイアのように上手くやれているのか葛藤しながらも仲間を鼓舞し続ける。
また、レジスタンスに入る前はアウトローとの繋がりもあったらしく…?
○ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル/島田敏)
前作でフォースと一体となった、レイの一人目の師匠。
実は21ABY(レイがジャクーに置き去りにされたのと同じ年)にシス・エターナルの存在を独自に突き止めて捜索しており、エクセゴルやウェイファインダーの存在も認知した上でオーチの足跡を追ってパサーナまで到達していたが、そこで次のヒントを得られず断念した。
ルークの旅路は死してなお道標としてレジスタンスを導き、その最後の一歩を完遂するべくレイ一行は奮闘する。
暗黒面に呑まれるままその力を使ってしまったレイが自分自身に絶望し、全てを投げ出してオク=トーに閉じ籠もりライトセーバーを捨てようとした瞬間、霊体で現れそれを受け止める。
ヴェイダーの息子であったルークがそれを知ってなお立ち上がったように、生まれが人の本質を決めるわけではないということや、
暗黒面に触れてもそれで全てが終わってしまうわけではなく、むしろその恐怖と向き合い乗り越えることが全てのジェダイに訪れる試練であることを説き、レイを再起させる。
さらにはレイアのライトセーバーと海に沈んでいたXウイングを託してエクセゴルへと送り出すなど、真の意味で「マスター」となった彼の言葉と勇姿は本作屈指の見所の一つ。
○ランド・カルリジアン
中の人ともども帰ってきた伊達男ギャンブラー。
かつてルークのエクセゴル捜索に同行しており、レイアの手配によりパサーナにて一行を導く。
さらに終盤では再びミレニアム・ファルコンの操縦桿を握り、援軍をかき集めるべくディープ・コア(銀河系の中心部)へと飛ぶ。
○チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)
ご存じチューイ。
今作では、レン騎士団に拘束され中盤から暫し囚われの身となってしまう。
○ローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン/冠野智美)
レジスタンスの整備士。フィンともすっかり顔馴染みに。
今作では役職通り裏方を担当する場面が多いが、終盤の総攻撃では前線で戦う姿も見せる。
前作で散々批判の的になってしまった影響か、EP8ではメインキャラだったにも関わらず驚くほど出番がない
○BB-8
ご存じ続三部作の新型ドロイド。
今作では他のドロイドを充電する機能を披露。偶然見つけたD-Oを再起動する。
○R2-D2
ご存じR2ユニット。
晴れて九部作皆勤賞を達成し、壊されることなく戦い抜いた。
言うまでもないが、九部作通した全ての物語を目の当たりにし記憶している生き証人は彼だけである。
○C-3PO(アンソニー・ダニエルズ/岩崎ひろし)
ご存じプロトコルドロイド。こちらも九部作皆勤賞となる。
なんと古代シスの言語をも翻訳できることが発覚。幼少期のアナキンがタトゥイーンで作ったことを思うと、当時の翻訳機能はこれがスタンダードだった
か、後からアナキンがやばいカスタムをしたのかもしれない。
ただ、当時の規制により翻訳はできても発声してはならないようにプログラムされており、そのデータを取り出すため一時的とはいえ記憶をリセットされることに…。
とはいえ、彼が
過去に一時的ではないガチの記憶消去を受けていることを知っている視聴者(とR2)からすると、本人の物悲しさとは裏腹にシュールでもあるシーンとなっている。
もちろんちゃんと元に戻った。
○D-O
BB-8が偶然発見し再起動した、小さい一輪車のような姿のドロイド。
かつてオーチの所有物だったようだが、かなり酷い扱いを受けていたらしく、レイ一行に対しても怯えた姿を見せる。
しかしオーチの任務についても多くを知っており…?
○テミン・"スナップ"・ウェクスリー
EP7に登場したレジスタンスのパイロットで、ポーとは長年任務を共にした盟友。
今作ではレイ一行のエクセゴル捜索の成果が芳しくないことへの焦りもしばしば見せる。
○ケイデル・コー・コニックス(ビリー・ラード)
何気に続三部作全てに登場しているレジスタンス中尉。
演じるビリー・ラードはキャリー・フィッシャーの娘であり、先述の通り今作では一部シーンのレイアと兼役となっている。
○アフタブ・アクバー
前作で戦死した
アクバー提督の息子。
EP8とEP9の間を描くスピンオフコミック『去りし日の希望』にて先行登場している。
生涯現役を貫いた父とはほとんど会ったことが無かったが、故郷モン・カラの偉人としてその武勇は学んでおり、父の遺志に恥じぬ生き方をすべくレジスタンスに加わったという。
搭乗機もモン・カラマリにルーツを持つBウイングとなっている。
○マズ・カナタ(声:ルピタ・ニョンゴ/杉本ゆう)
ご存知海賊女王。前作では数秒の出番今作では命僅かとなったレイアのためエイジャン・クロスを訪れ、その最期の決意を見届けるべく付き添う。
○ナイン・ナン(マイク・クィン、声:キプサン・ロティッチ)
まさかの続三部作皆勤賞を果たしたサラスタンのエースパイロット。
元密輸人という経歴上、中型以上の船の扱いには一日の長があるということで、エクセゴルの戦いではCR90コルベットの操縦を担当。
○ゾーリ・ブリス
ポーがかつて属していたスパイス・ランナーズの現リーダー。
かつてポーとは息のあったコンビだったらしく、チームを抜けた彼に辛辣な態度を取るが、なんだかんだで手を貸してくれる。そんなわけで視聴者からは概ね元カノ扱いされている
彼女自身も優れたパイロットであり、Yウイングを操縦する。
○バブ・フリック
アンゼランという小柄な種族の、凄腕のドロイドスミス。後に『マンダロリアン』にも同族がドロイドスミスとして登場しており、アンゼラン自体が手先の器用な種族のようだ。
スパイス・ランナーズとは得意先の関係にあり、ポーとゾーリの依頼でC-3POにシス語の翻訳を喋らせる。
○ジャナ
ストームトルーパー第77軍団出身の女性脱走兵。従軍時代のコードはTZ-1719。
同僚たちと共に離反したのちケフ・バーに隠れ住んでおり、似た経歴を持つフィンと意気投合。
デス・スター2跡地の探索に先走ったレイの追跡と打倒ファイナル・オーダーに力を貸す。
○???
○ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
まさかの再登場。
死んだと思っていたレイアからの最期の接触とレイのフォースによる治癒を受けて光への未練を呼び起こされ、ただただ立ち尽くすレンの背後に突如現れる。
本人ではなく、レンの記憶……あるいはベンの思い出が象を結んだ幻であるが、言い換えればベン・ソロの光明面の象徴としての登場である。
心中の父との対話を経てカイロ・レンは滅び、ベン・ソロが光明面に帰還することとなる。
かの名台詞「
I know.」も交えたベンとハンのやり取りは、アダム・ドライバーとハリソン・フォード両者の熱演も相まって必見である。
○レイの父
○レイの母
両者とも故人。回想シーンにのみ登場する。
後に小説『Shadow of the Sith』にて父はダサン(Dathan)、母はミラミア(Miramir)という名前が明かされている。
レイの父はパルパティーンが魂を移すための器候補として12BBY頃に生み出されたクローンの中の一体であり、不慮の事故により自我を持ってしまった個体である。K-2SOと同い年
(時系列的にはなんと『ハン・ソロ』やドラマ『オビ=ワン・ケノービ』よりも昔の話であり、パルパティーンの周到さが伺える)
乗り移る予定だったので自我は不要・フォースの素質も乏しい・脱走されては計画が漏洩しうる……などなど不都合な要素の塊でしかなく、21ABYにオーチにより妻諸共始末されてしまったが、その前に当時6歳だったレイを孤児に偽装してジャクーに隠していた。
ルークの言葉で再起し両親の死の真相を受け入れたレイは両親のことを「シスから私を守ってくれた」「弱くない」と述べ、かつてのルーク同様パルパティーンの挑発を一蹴するまでに強固な精神を身につけた。
しかしレイとルークには大きな違いがある。
それはかつてパルパティーンの挑発を跳ね除けたルークを救ったのは光に帰還した父アナキンだったということである。
レイには救ってくれる両親などもういない。
それならば……?
○ベン・ソロ(アダム・ドライバー)
自ら「顔向けできない」と語った母レイアが最期の最期まで自分を案じていたことを知り、さらに父ハン・ソロの思い出との対話を経て、両親の愛に導かれ光明面へ帰還。
エクセゴルでパルパティーンの策略に追い詰められたレイの元へ「ベン・ソロのテーマ」と共に駆け付ける。
ブラスター片手に父と同じノールック早撃ちも披露し、さらにはフォース・ボンドを通じてついに祖父アナキンのライトセーバーを手に取り戦う。
スカイウォーカー家の末裔たる彼の物語は『Rise of Kylo Ren』で闇に堕ち『Rise of the Skywalker』で光に帰還するという形のタイトル回収ともなっている。
そしてベンもまた無私の愛ゆえの決断を下し、アナキンが始めたことを終わらせることとなる。
○ウェッジ・アンティリーズ
かつてルークと肩を並べたエースパイロット。
ミレニアム・ファルコンの銃座に乗り込み、エクセゴルの戦いに参戦する。
ファースト・オーダー陣営
●エンリク・プライド(リチャード・E・グラント)
先述の「予備軍」のトップである、帝国時代からのベテラン将校。
レンの意向によりハックスを上回る地位である「忠誠将軍」に任命され、ファースト・オーダー全軍を指揮できる立場に就いた。
……のだが、前二作で影も形も無かった(上にキャナディ艦長とキャラが被り気味である)ため、ポッと出のような印象を受ける視聴者も少なからずいる模様…。
●アーミテイジ・ハックス(ドーナル・グリーソン/川本克彦)
前作にてレンとの最高指導者争いに敗れ、それどころか今作では軍のトップの地位もプライド将軍に取って代わられてしまった。
評議会での席次を見るに、地位も権力ももはや他の幹部と大差ないようだ。
散々な状況ながらもレジスタンスを苦しめ続けてきた手腕は健在であるが……?
詳しくは本人の項目へ
●レン騎士団
ここまでEP7のフォース・ヴィジョンでしか出番が無かったがようやく登場。
レンの部下として冷徹に任務を遂行する寡黙な武闘派集団で、全員がフォース感応能力を持つ暗黒面の使い手達。
ピカピカに清掃された艦内を泥まみれの靴で歩き回るなど組織の規律を平然と無視した振る舞いが目立つが、その実力と実績ゆえ咎められることはなく畏敬の対象となっている。
……と、ビジュアル面ではダークで強キャラ感溢れる集団に仕上がっているが、いざ完結してみれば寡黙すぎて台詞はほぼ無く肝心の戦闘シーンも少ないわで一部ファンからは
ネタキャラ集団扱いされている。
まるでかつての[[ボバ・フェット]]…
その正体はルークの新生ジェダイ壊滅の際にレンと共に離反した賛同者
ではない。
レン騎士団の正体や、ルークの語った「カイロ・レンと共に去った弟子達」についての真相は『Rise of Kylo Ren』にて先駆けて明かされており、今作終盤の展開もそれを踏まえたものとなっている。
●ストームトルーパー
相変わらずわらわらと出てきては薙ぎ倒されるやられ役……かと思いきや、最新鋭のジェットパックを装備した部隊も登場。
パサーナにてレイ一行の中型スピーダーと壮大なチェイスを繰り広げ、最終的に相打ちの形ながらも撃墜に成功する活躍を見せた。……そのおかげで一行がヒントに辿り着いたのはご愛嬌。
彼らを見たレイ一行の一連のリアクション「They fly now!!(×3)」は
ミームとしても認知されている。
確かに映画作品でトルーパーが飛ぶのは初めてだが、フィンの中の人からは「クローンウォーズやバトルフロント2から飛んでるんだけどな(要約)」とツッコまれたりしている
シス陣営
●シーヴ・パルパティーン/ダース・シディアス(イアン・マクダーミド/青森伸 + 浦山迅)
予告編で衝撃の復活を果たした皇帝。
クローンの肉体に魂を移すことで生き延びていたもののその復活は不完全なものであり、生命維持装置から動くことはできず肉体もところどころ朽ちていたりと、その様はホラー映画のゾンビさながら。
それでいてこの状態でもなおレイやレンを遥かに上回るフォースの力量を保持しており、想定外の事態が起ころうとも即座に軌道修正し自身の利とする手腕も健在。
その目的はシスが統べる真の帝国の再興であり、レンを傷付いた自身に代わるシスの後継者候補と見込んだ上でファイナル・オーダー譲渡の条件としてレイの始末を命じる。
EP6以降の動向などについては個別項目に詳しいのでそちらへ。
●ソヴリン・プロテクターズ
言うなればシス・エターナル版ロイヤルガードであり、シス卿の身辺警護を務める。
ソヴリン(sovereign)は君主・主権者・帝王などを意味する名詞であり、帝国時代にはターキンの旗艦の名称にも使われている。レジェンズのスーパースターデストロイヤーや新共和国のコルベット船
あと6代目エンタープライズ号など宇宙船の用例多し。
●シス・トルーパー
ファイナル・オーダー所属の赤いストームトルーパー。
視認性抜群の赤いアーマーはインパクト大。
でもやっぱりやられ役。
●???
●レン騎士団(真)
彼らの正体はカイロ・レンの出現以前から存在した武闘派集団であり、真に忠誠を誓う相手はシディアスである。
前二作では別任務で出払っていたとのことだが、こうなってくると本当にファースト・オーダーの任務だったのかも怪しいところである。
『Rise of Kylo Ren』では先代のリーダーにして赤いライトセーバーの使い手であるレンという男が登場しており、「レン」とは歴代のリーダーが名乗った称号である。
言うなればカイロ・レンの部下だからレン騎士団だったのではなくレン騎士団のリーダーだからカイロ・レンだったのだ。
本来の主はシディアスであることから、終盤ベン・ソロが光に帰還した際は元リーダー相手に何の情も見せることなく敵対した。そして見事にかませ犬集団となった。
本作以降のスピンオフでも度々登場し、本来はシスとも別の独立した規律と哲学を持つ組織であったことなどが明かされた。
帝国時代には先代以前の「レン」がリーダーだったことも発覚したがその頃はシスとも敵対し得る立場であったようで、現リーダーであるカイロ・レンがスノークに仕えるのに伴い彼らもファースト・オーダーの一部隊となったとされている。
シス側から接触があったのは恐らくそれに前後してのことであり、彼らがスノーク(≒シディアス)に忠誠を誓った経緯は未だ不明となっている。少なくともシディアスは先代レンのことをベンを暗黒面に落とすための贄として認識していた。
シスとも独立した組織であることが明かされるのに伴い、完結後に本編外での活躍が増え、そしてなおも謎が深まり続ける存在となっている。そんなところまでボバに似んでも
●エンリク・プライド(真)
こちらも本来の忠誠の対象はパルパティーンであり、帝国時代からの腹心の一人であった。
レンが消息を絶ったことに動揺することもなく、パルパティーンへの生涯の奉公を宣言。ファイナル・オーダー全軍の指揮を引き受け、迅速な指揮でレジスタンスを迎え撃つ。
【クリーチャー】
○ヴェクシス
パサーナの流砂の底のトンネルを巣とする大蛇。
警戒心が強く、トンネルからの脱出を試みる一行の前に立ち塞がったが、その警戒心の原因である怪我をレイに癒されたことで道を譲った。
【メカニック】
○ミレニアム・ファルコン
今は亡きハン・ソロの遺した
魔改造船。
冒頭でポーとフィンが諜報のため乗り回しており、大幅にパワーアップしたTIEウィスパー部隊と壮絶なチェイスを繰り広げる。
なんとか帰還するもののかつてない勢いで燃えており、開幕早々
シリアスな笑いを提供した。
○???
○T-65B Xウイング「レッド・ファイブ」
オク・トーの海に沈んでいるかつてのルーク専用機。
今作でも相変わらず海底に安置されていたが、再起したレイを送り出すため、師匠の
ヨーダさながらにルークの霊体のフォースにより海底から引き上げられて復活&フラグ回収。
ウェイファインダーを使い先陣を切ってエクセゴルへ殴り込み、レジスタンスの道標となった。
余談だが、長らく沈んでいたせいで実はあちこち故障しており、レイが乗ってきたTIEウィスパーの残骸を再利用して修理したという裏設定が存在する。
○CR90コルベット
ブローケット・ランナーでお馴染みの中型船。
ナイン・ナンが操縦する。
○/●WTK-85Aインターステラー・トランスポート「ベストーン・レガシー」
パサーナに放置されている、オーチの宇宙船。
ファースト・オーダーの追手を振り切ってミレニアム・ファルコンに戻るのは難しいと判断したレイ一行により再起動され、そのまま移動手段として使われる。
また、勘のいい視聴者ならばその外見に
見覚えがあることだろう。
○???
前作。クレイトからの援軍要請には誰も応じなかった。
僅かな手勢でファイナル・オーダーに挑むレジスタンスには当然その事実が脳裏によぎる。
ランドが銀河の中心ディープ・コアへと飛び、今度こそ援軍を募るべく辺境のみならず銀河中へとメッセージを発する。
援軍が来ると信じ、先陣を切って戦い続けた彼らの前に、遂にそれは現れた。
希望を捨てず戦い続け、反乱の火花は銀河中に届き火をつけた。
どの組織に属するわけでもない「人々」が、自らの意思で馳せ参じる。
1080隻のジストン級も恐るるに足らない、エクセゴルの空を埋め尽くす大艦隊が銀河中から駆け付けた。
…もっとも、裏を返すと「新共和国には頼らず自分の身は自分で守ろう」という人々が相当数いたということでもあるのだが。
○ネビュロンB・エスコート・フリゲート
○ネビュロンC・エスコート・フリゲート
○GR75中輸送船
○スフィルナ級ハンマーヘッド・コルベット
○MG-100スターフォートレスSF-17
これまで反乱同盟やレジスタンスの艦隊として活躍してきた機体たち。
銀河中から同型機が馳せ参じる。
○モン・カラマリ・スタークルーザー
反乱同盟軍の旗艦でお馴染みのクルーザー。
「元は海中都市なので全く同型の艦は存在しない」という設定を活かしてか様々な機体が姿を見せる。
○VCX-100軽貨物船「ゴースト」
『反乱者たち』でお馴染みスペクターズの主力機兼移動基地がこっそり登場。
明言こそされていないが乗組員はほぼ間違いなく
彼らであろう。
また、同型の機体が他に最低2隻いるらしい。
○ST-70アサルト・シップ(らしき船)
『マンダロリアン』でお馴染みレイザー・クレスト……に、よく似た宇宙船。
割と目立つ位置に映っており、両作品の絶妙な公開時期の差もあって話題を呼んだが、マンドーのレイザー・クレストはシーズン2で破壊されてしまったためこれは違う機体である模様。
ただ、製作陣曰く「同型機かもね(意訳)」とのこと。
○ファイアスプレー31級哨戒攻撃艇
○Z-95ヘッドハンター
○コムルク級ファイター/トランスポート
○N-1スターファイター
○Hタイプ・ヌビアン・ヨット
それぞれ
スレーヴ1、Xウイングのご先祖様、
マンダロリアン御用達の輸送戦闘機、ナブー親衛隊の主力機、EP2のパドメの足…でお馴染みの、シリーズではメジャー目な機体たち。
銀河中から同型機が(ry
○スタースピーダー1000
○T-6ジェダイ・シャトル
○YT-1300軽貨物船
○YT-2400軽貨物船
○コルサント貨物船他多数
民生用の輸送船も多数馳せ参じた。まともな武装あるのか…T-6なんてナブー危機以前の設計で非武装だし…
○Dウイング
新登場。
民衆の艦隊の中には今作初登場の機体もおり、その中にまだ使われていないアルファベットの戦闘機も入れようという製作陣の遊び心で仕込まれた初見だと分かるわけない、いつか名前被りを招きそうな小ネタ。
その他、初登場の機体が数えきれないほど登場する。その数公式サイトの記述では14,000隻、ILMの動画では16,000隻。
ものすごい数の宇宙船が画面を埋め尽くす様は圧巻。
近年の没デザインの数々が一気に再利用されたとか…
あまりにも数が多いので何種類か用意したCGモデルのパーツを継ぎ接ぎして(所謂キットバッシュ)色を変えることで種類を増やしている。
他、後年の映像媒体・非映像媒体問わず参加していたことになっている船も多数ある。
●リサージェント級スター・デストロイヤー「ステッドファスト」
カイロ・レンの旗艦。スプレマシー撃沈後のファースト・オーダーの事実上の本拠地となっていおり、レンの不在時にはプライド将軍が指揮を取る。
レンの自室があったり、レイ一行に侵入されたりと、移動基地的な側面が強調されている。
●TIEウィスパー
更なる進化を遂げた最新型
TIEファイター。
TIE/sfの系譜にあたり、最大二人乗りなのも特徴。
シールドとハイパードライブに加えて、ウィスパー(囁く)の名の通りステルス機能が強化されている。
さらに前作にてメガ級ドレッドノートが搭載していたハイパースペース・トラッキング・ナビゲーションシステムの小型化に成功。搭載してあるそれを用いて
ハイパードライブで離脱した相手と同じ座標へ即座に飛んで追い続けることが可能となっている。
ミレニアム・ファルコンをどこまでもどこまでも追いかけてくる姿はもはや雑魚キャラのそれではなく、開幕から視聴者の度肝を抜いた。
●TIEウィスパー改造型インターセプター
TIEサイレンサーの
後継機にして今作におけるカイロ・レン
専用機。
その名の通りTIEインターセプターの最新型とも言える機体であり、外見もTIEインターセプターを全体的に尖らせて黒と赤で彩ったような雰囲気となっている。
トレイラーでもクローズアップされていた、レイに猛スピードで突っ込んでくるシーンが印象的。
設定上のスペックはTIEシリーズ最強候補といって差し支えないが、性能と裏腹に平気で乗り捨てられては燃えカスになる
(しかも2回)不遇の名機である。
●ジストン級スター・デストロイヤー
ファイナル・オーダーを構成する戦艦。
外見はインペリアル級そっくりだが、やや大型化し設備も最新鋭のものになっている他、艦底に装備されたアキシャル・スーパーレーザーは反応炉直結かつ装甲も薄い弱点となっている代わりに長時間照射により惑星を破壊できる程の威力を誇り、文字通りガチの「スター・デストロイヤー」と化した超兵器となっている。
エクセゴルの空を埋め尽くす1080隻のジストン級の姿は異様にして圧巻である。
一方でインペリアル級そっくりすぎてマンデーターIV級やメガ級のような新規メカニックを期待してた層からのウケはそこそこといったところ。
初期案の中には複数のスター・デストロイヤーがエネルギーを結合してスーパーレーザーを放つというものもあったとか。
●TIEダガー
シス・エターナルが開発したもう一つの最新型TIEシリーズであり、ジストン級の艦載機。
三角形のソーラーパネルを二重に重ねた翼が特徴で、表面積の拡大によるエネルギー効率の向上と厚さによる耐久度の強化が為されている。
TIEウィスパーと違ってハイパードライブは積んでいないが、代わりに高いエネルギー効率を活かしてより高火力な重レーザーを搭載しており、シールドを搭載した相手でも少ない手数で撃墜できるジストン級ともども脳筋火力重視の機体となっている。
○TIEスカウト
デス・スター2跡地に遺されていたかつての帝国軍の哨戒機。
帝国期の元祖TIEファイターとほぼほぼ同じ機体だが、ハイパードライブを搭載している。
THE SKYWALKER SAGA HAS ENDED――
THE STAR WARS SAGA STILL NOT END――
NEXT:???
- もはやパルパティーン無双を見るための映画。ついでにシスカルトが有能過ぎて、銀河帝国いらなかったと違う? -- 名無しさん (2024-07-07 21:32:32)
- 作成乙です。まぁ、色々とっ散らかったのを何とか軟着陸させたような作品という印象っすね -- 名無しさん (2024-07-07 21:38:25)
- 正直あのコテコテの「最終決戦だ!!!!」感は嫌いじゃない -- 名無しさん (2024-07-07 21:50:33)
- アナキン「フォースにバランスをもたらすんだ!」←うん アナキン←「僕のように!」←🤔。パルパルが復活の手段を予め用意してた時点でアナキンは別にバランスをもたらせてなかったのでは? -- 名無しさん (2024-07-07 22:08:00)
- 一人の人間が齎したバランスが未来永劫そのまま保たれるってもんでもないだろうしね。アナキンは間違いなくEP6の時点で一度はそれをやったし、引き継いでくれる誰かもいたんだって話じゃないかな。 -- 名無しさん (2024-07-07 22:40:29)
- EP8で語られた話がほとんど覆ったどころかEP8で出した新キャラもほぼ出番無しで、EP8を全力で無かったことにしようとしてる感が酷い。たしかにEP8は俺も気に入らなかったけど、さすがにこれは製作陣にはプライドとか無いんかと思った -- 名無しさん (2024-07-07 22:41:46)
- 後期3部作を見たうえで敢えて問いたい。キャプテン・ファズマとはいったい何だったのか…? -- 名無しさん (2024-07-07 22:54:03)
- ↑というか、〇〇とはいったい何だったのか?が多すぎるよこの三部作 -- 名無しさん (2024-07-07 23:33:22)
- 文句ならいくらでも書ける自信あるけど、墜落しかけたEP8からどうにか不時着に持ち込んだ点だけは評価したい。あとEP9の没案は一見の価値があるので、未見の方は是非。正直そっちが見たかった -- 名無しさん (2024-07-07 23:33:38)
- シス・トルーパーのかっこよさと、ジェット・トルーパーを飛ばしたことは評価できる。 -- 名無しさん (2024-07-08 00:08:34)
- アレの次作という時点で、生まれる前から良作にはなれないと宿命付けられた不幸な作品 -- 名無しさん (2024-07-08 02:35:38)
- ローズの出番がめっちゃ減ってたなぁ、って思った -- (2024-07-08 08:33:28)
- 後付けの嵐。なんだけど、何もかもを滅茶苦茶にしたEP8からどうにか大団円にまで持ち込んだ″辻褄合わせ力″だけは評価したい。 -- 名無しさん (2024-07-08 09:47:36)
- 『EP8は何だったの?』と言う不満があるのも納得かも。コリン・トレヴォロウ案(多分)ではEP8を活かしたうえでうまくまとめてただけにね -- 名無しさん (2024-07-08 10:10:39)
- レイの設定のらりくらりしすぎて破綻したシリーズって感じよな…普通に当初のオビワンの隠し子やパルパティーンの孫でもよかったのに…うーんこれは叩かれても仕方がない -- 名無しさん (2024-07-08 11:49:47)
- 受け入れられてるというか、ほとぼりが冷めたしこれ以上弄ってもどうしようもない状態というか・・・ -- 名無しさん (2024-07-08 12:00:58)
- 良し悪しは置いといてテンポ感がめちゃくちゃ早くて8で本来やるべきことを詰め込んだ感じがしなくもない -- 名無しさん (2024-07-08 12:28:51)
- EP8まではWOWOWで放送したのにこれだけ放送されないという不遇。 -- 名無しさん (2024-07-08 14:21:20)
- そもそも無理に続編作らなくてよかったんじゃねえかなって… -- 名無しさん (2024-07-08 14:32:10)
- トルーパーが飛んだことに対して、「(トルーパーが)飛んでる!」と仰天するシーンに対して、 -- 名無しさん (2024-07-08 14:47:52)
- ミス 「割と前から飛んでるトルーパーが出てくる作品結構あるんだけどな(意訳)」と突っ込みいれたのが、ファンどころか当の映画のキャストだってことに草生える。それだけボイエガさんはスターウォーズファンだってことだろうけど(それだけにあの扱いに不満もつのも無理もないと) -- 名無しさん (2024-07-08 14:53:13)
- 副題が『スカイウォーカーの夜明け』なのに肝心のスカイウォーカーの血筋が絶えちゃったんだが -- 名無しさん (2024-07-08 14:59:10)
- すでに何度もコメントされてるけどマジでEP8からよくぞここまで持ってきてくれたって感じの評価になる…結局EP8でシークエルの評価は固まってしまったのだろう -- 名無しさん (2024-07-08 15:57:37)
- C3-POの「友達のことは忘れません」のためだけにある映画 -- 名無しさん (2024-07-08 16:44:17)
- とにかくメチャクチャだったEP8からどうにかこうにか着地させた所は評価できる点だが、逆に言うとそれ以外に評価できる点が無い -- 名無しさん (2024-07-08 17:03:08)
- スターウォーズのページはどれも読み応えあるから作ってくれて嬉しい。 -- 名無しさん (2024-07-08 18:21:27)
- トルーパーが飛ぶ云々は神の目線を登場人物に期待しても無理筋ちゃうか -- 名無しさん (2024-07-08 20:57:58)
- 8は当時から大炎上してたからコメント欄は最初から無いけど、9はそこそこ評価されてるからコメント欄はあるのか -- 名無しさん (2024-07-08 21:12:39)
- コリン・トレボロウが描いた原案がyoutube上にアップされてるからそっちも見てほしい。 -- 名無しさん (2024-07-08 21:45:37)
- スター・ウォーズ項目製作者の方の項目はやっぱり読んでいて面白い、ありがとうございます。正直ラストはカイロ・レンが主人公に成り変わるのだとばかり思っていた、あと個人的にはレイのスカイウォーカーの名乗りはラスト迄の展開考えると自身のあり方を乗り越えると言う意味では自身の本質を「代名詞」で隠してしまっただけの様な感じがして違和感があったな… -- 名無しさん (2024-07-08 22:56:41)
- 同じ人かわからんけどホントに9まで項目作りきってくれてありがとう これまでの心中お察しするわ -- 名無しさん (2024-07-08 23:12:46)
- ↑2 カプ厨みたいな見解にはなるけど、ベンの命を貰って事実上スカイウォーカー家に嫁入りしたようなもんではあるかも(だとしても厳密にはソロ家だけど) -- 名無しさん (2024-07-09 01:05:32)
- トレボロウが降板してJJが再登板、納期短い、前作否多めの賛否両論となればそらEP8要素には犠牲になって貰うとなるわなEP7の監督として -- 名無しさん (2024-07-09 08:38:02)
- 人を生き返らせることはできない、が6部作で描かれた結論だったはずなのにレイさんがバカみたいなキスで復活するの本当に冒涜に思いました -- 名無しさん (2024-07-09 11:56:49)
- ↑↑8 なまじ今まで飛ぶトルーパーが出てた時には、べつに何のリアクションもなかったのに、今回に限ってはこれ見よがしに言ってくるからシュールと受け取られたんちゃうかな?トルーパーが飛ぶことよりも、飛んで襲ってきたことに対して「飛んでる!」って言ったかもしれないが(飛ぶ瞬間もカタパルト射出じみてていかにもって感じだし。自分は結構好きっす、ああいうの) -- 名無しさん (2024-07-09 15:40:14)
- 新旧三部作で否定される存在だった旧ジェダイをアッセンブルさせるエイブラムは本気で新三部作に興味ないんだなぁと -- 名無しさん (2024-07-09 21:16:07)
- ライアンにもJJにもプリクエルdisる資格はない -- 名無しさん (2024-07-10 01:33:13)
- 前作までのとっ散らかった内容をある程度見れるエンドにしたことは評価するべきだと思うけどパルパティーンが蘇ったことをオープニング開始一秒の「死者の口が開いた!」で済ませちゃうのはちょっと面白過ぎた -- 名無しさん (2024-07-10 16:55:56)
- ↑ハリウッド史上、宇宙艦隊に無双したおっさんは皇帝くらいでは? -- 名無しさん (2024-07-10 17:27:50)
- パルパティーンの夜明け☀ -- 名無しさん (2024-07-10 20:09:31)
- シスがいると思われる惑星エクセゴルを探すためにシスウェイファインダーを探すためにシスの短剣を探すために惑星パサーナに向かう→シスの短剣は砂丘で蟻地獄みたいな穴にたまたま落ちて、たまたまそこにあっただけ -- 名無しさん (2024-07-10 20:36:38)
- レンくんがチューバッカに「お前は父ほど俺に対して愛情を注いでるわけはない」って言ったそばからチューイーおじさんって懐いてた幼少期を回想シーンの即落ちっぷりはちょっと笑えると同時に悲しくもなってしまった。シークエルでは数少ない名シーンだと思う -- 名無しさん (2024-07-10 21:06:36)
- ボロボロだった前回までをなんとか着地させたと言えば聞こえは良いが、結局のところEP8をほぼ無かったことにして、ご都合展開に次ぐご都合展開を重ねて力業で無理矢理それっぽく見せかけただけで、お世辞にも誉められるような作品じゃない -- 名無しさん (2024-07-10 21:38:37)
- ↑っていうかレンの所作の一つ一つが愛らしいんだよな、悪ぶってるのに育ちの良さが隠せなくて、いつもウジウジしてる感じが。 -- 名無しさん (2024-07-10 21:40:50)
- 駄作でした -- 名無しさん (2025-02-02 08:22:46)
- エピソード6でスターウォーズは完結したって思うことにするよ -- 名無しさん (2025-03-10 10:21:52)
- IP「2400:2200:6a9:f8ee:ad8c:dc2d:d92e:7f48」「240f:7e:601:1:8536:9530:32f8:112f」の方のコメントを特定個人へのレッテル貼り・中傷・煽りと暴言として荒らし報告ページへ通報を行いました -- 名無しさん (2025-04-02 12:52:38)
- あらためて『名作の続編のジレンマ』(名作の続編を作ってしまうと過去作の主人公の努力がなかったことになりかねず、更には主人公が醜態を晒してしまう可能性まである)というのを思い知らされた作品だった -- 名無しさん (2025-04-23 20:00:51)
最終更新:2025年04月23日 20:00