反乱同盟軍(STAR WARS)

登録日:2021/02/02 Tue 20:27:20
更新日:2024/12/17 Tue 15:22:12
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「われわれは銀河帝国が銀河系に暮らす自由市民の権利を故意に、かつ悪質に踏みにじったと判断する。
よってわれわれは帝国をこの銀河から追放する権利を持ち、その権利はなにものにも侵すことはできない」



反乱同盟軍とは、スターウォーズ・シリーズに登場する武装組織。
銀河帝国の圧政に対抗して結成された反体制派組織であり、EPIV~VIおよび同時代を舞台にした多くのスピンオフ作品における味方勢力である。

正式名称は「共和国再建のための同盟(Alliance to Restore the Republic)」
やや長いため、略称として反乱者、反乱軍、反乱同盟などとも呼ばれる。






概要

惑星ダントゥーインやヤヴィン4、ホスなど辺境(アウターリム)の各惑星に転々と拠点を構える、1銀河規模の巨大反乱組織。
同盟のトップは議長モン・モスマで、その下に帝国元老院のメンバーや同盟に加盟した各反乱組織、被迫害種族、非合法組織などが属している。

その名前が示すとおり、最終目標は銀河共和国の再建・復興。そのため、組織のトップが「議長」であるなど一部組織形態も共和国のものを受け継いでいる。


主な人物

元帝国議員

主に銀河共和国時代から銀河や惑星の執政を担っていた人々。
帝国時代には議会が機能しておらず軍事力的権限も少ないとはいえ、議員としての権力および特権は依然として強力であり、その権限を利用して密かに抵抗活動を行う者も少なくない。

  • モン・モスマ
コア・ワールドの惑星シャンドリラ出身の同盟軍指導者にして元共和国議員。
議長パルパティーンが銀河帝国を設立したのに反発して地下で抵抗運動を支援し、帝国からの亡命後は「反乱宣言」で帝国を叫弾し人々に団結を呼びかけた。
初登場はEP6で、その後EP3の没シーンや『ローグ・ワン』にも登場。『クローン・ウォーズ』でもコルサントを中心とした政治劇の回にはパドメの同僚としてほぼ必ず登場する。

  • ベイル・オーガナ
モン・モスマと同じく共和国議員で、惑星オルデランの代表。
帝国の圧政に反発して初期反乱運動を支援し、そのまま反乱同盟に加わった。
自分の娘であり同じく議員となったレイア・オーガナにタトゥイーンへ向かわせたが、その後デススターで見せしめに破壊されたオルデランと共にその生涯を終えた。
『クローン・ウォーズ』でも準レギュラー。

  • レイア・オーガナ
ベイル・オーガナの娘で、彼と同じく元老院議員。
裏で反乱軍の活動を支援しており、帝国の機密情報であるデス・スターの設計図を回収。それを突き止めた帝国軍側に追跡されることとなった。
政治家で反乱活動参加者というのもあり、かなり大胆かつ勇気のある振る舞いで周りの人間を驚かせることが多い。


ヒドゥン・パス/隠された道

主に帝国から追われる者を安全圏へと逃がしたり、匿うなどの慈善活動を初期反乱運動時に行っていた組織。
基本的にヒドゥン・パスと呼ばれるが、略称として「パス(The Path)」が使われることも。

ジェダイの生き残りによって結成されたネットワークなのもあり、逃亡中のジェダイの援助やフォース・センシティブの保護なども行っている。
直接的に反乱同盟軍と繋がりがあるわけではないが、彼らが助けた人々(レイア・オーガナなど)が後に運動の中心人物になるという形で結果的に反乱運動に小さくない影響を与えている。


  • シア・ジュンダ
創設者の一人であり、元ジェダイ。
共和国時代はジェダイ候補となる子供たちを見つけ出す役目を負い、多くの子供たちの面倒を見てきた。
しかし帝国の拷問に屈し、更には奪われたパダワンが暗黒面に落ちるという壮絶な人生の持ち主。

帝国時代初期はジェダイ・オーダーそのものの再建のために「ジェダイ候補たちのリスト」を求めて旅をしていたが、元パダワンのカル・ケスティスとの出会いを経て方針を転換。帝国に追われる者を増やさないためにリストを破壊し、亡命幇助のための秘密組織を設立した。

  • イーノ・コルドヴァ
シアの師匠。シアの探していたリストを隠した張本人でもある。
弟子からは死んだと思われていたがどっこい生きており、合流後は豊富な知識を活かしてアーカイブの再建を助けた。

  • クインラン・ヴォス
元ジェダイマスターにして、暗黒面と光明面の境目を彷徨った人物。
ヒドゥン・パスの一員として活動しており、惑星マプーゾの隠れ家にサインを残していた。
詳細は不明だが、旧友オビ=ワンにそのサインを発見される形で存命が明かされた人物。

  • ターラ・デュリス&NED-B
元帝国軍大尉と、そのパートナーであるローダー・ドロイド(作業用のドロイド)。
帝国軍士官として振る舞いながら、密かにヒドゥン・パスとして人々を安全圏へと逃がしていた。

逃亡中のオビ・ワンとレイア・オーガナを逃がすために力を貸すが、レイアを攫われてしまい脱走作戦に参加。
大胆にも惑星ナーの尋問官要塞に将校IDを利用して侵入し、オビ・ワンをサポートした。
しかし、惑星ジャビームに尋問官が侵攻した際には防衛のため奮闘、NED-B共々壮絶な最期を遂げた。


  • カウラン・ローケン
ヒドゥン・パスのメンバー。彼自身はジェダイではないが、妻がフォースセンシティブだったためにお尋ね者となってしまったかわいそうな男。
囚われたレイア・オーガナの救出作戦に不本意ながら参加するが、次第に彼らの心意気に共感していく。
最終的にレイアの身柄を託されることとなり、ジェダイとして再覚醒したオビ・ワンがヴェイダーとの決戦に向かうのを見送った。


  • ウェイド・レッセリアン&サリー・スターク
レイア救出のためにT-47エアスピーダーで繰り出したヒドゥン・パスのパイロット。
救出には成功するが、調子に乗ったウェイドは尋問官に爆弾をぶつけられあえなく殉職した。

何気にレアな改造前のスノースピーダー乗り。機体としてはそんなに強くない部類なので、なんとなくヒドゥン・パスの懐事情が伺える機体チョイスである。


  • ハジャ・エストリー
ジェダイごっこで顧客を騙しては余計に金を巻き上げる生粋の詐欺師。ただそれなりの正義感はあるようで、脱出を試みる依頼人たちはきちんとヒドゥン・パスへと引き渡している。
よりによってジェダイ・マスターのオビ=ワンと出会ってしまいあっさりトリックを見破られてしまうが、彼のレイア救出には積極的に協力。オビ=ワンを追う賞金稼ぎや尋問官相手にブラスターとハッタリで立ち向かったりと度胸のある活躍を見せ、しかも生き残るというかなりの悪運の強さを発揮した。

  • カル・ケスティス
初期反乱分子「スティンガー・マンティス」のクルーであり、元パダワンの青年。ゲーム『スターウォーズ:ジェダイ』シリーズ主人公。
オーダー66発令に遭遇したが師匠を喪いながらもなんとか生き延び、整備工として潜伏していた。
シア・ジュンダに出会って以降はリストの行方を追って奔走し、リストの破壊後は彼女と別れて初期反乱運動に身を投じている。

母船スティンガー・マンティスの新しいクルーが全滅した後、第二の師匠シアと彼女のヒドゥン・パスと再会。安寧の地となる古代の惑星を見つけ出すべく、彼女らの活動に協力した。


モン・カラマリ

惑星モン・カラの魚顔の種族。造船事業に長けている。
帝国時代には帝国との条約締結のための交渉が元ジェダイの陰謀により決裂し、モン・カラ侵略によって惑星ごと帝国に掌握された。
その結果一部の艦隊が反乱同盟軍へと寝返り、後半には惑星規模の反乱も勃発した。

モン・カラマリの軍人で、半漁人めいた外観が特徴。
見た目のインパクトは強いが勇猛果敢な名将で、多くの同僚・部下から慕われていた。
初登場はEP6。『クローン・ウォーズ』ではモン・カラマリの王室親衛隊長だった頃の姿も描かれた。

  • ラダス提督
アクバー提督の古くからの同僚でもあったモン・カラマリで、寒冷地出身のため黒っぽい皮膚が特徴。
好戦的な性格だが戦略に長けた知将でもあり、その腕はアクバーも評価していた。
反乱同盟の正式な樹立後、最初の大規模戦となった「スカリフの戦い」を指揮し、反乱軍を勝利に導いた。


マサッシ・グループ

多数のスターファイターを保有する反乱分子。反乱軍の主戦力であるYウイングなどの元々の所属もここである。
モン・モスマの亡命と反乱同盟宣言に立ち会っており、初期反乱同盟軍の中核となった勢力。

  • ジャン・ドドンナ将軍
EP4でデス・スター攻撃を立案した白髪の老将。
かつては旧共和国、そして帝国に仕えた軍人でスター・デストロイヤーの艦長であったが帝国に失望し離反。
ヤヴィン4を拠点に、同盟結成以前では最大クラスとされる「マサッシ・グループ」という抵抗組織を結成し、モン・モスマ亡命の際は救助隊を派遣するなど、初期反乱運動から戦い続けている歴戦の名将。
ヤヴィンの戦いの後、戦死したとされる。
レジェンズでは新共和国時代も名将として活躍している。

  • ジョン・ヴァンダー
コールサイン「ゴールド・リーダー」。
映画ではヴェイダーにあっさり落とされたが、スピンオフでは結構な頻度で活躍する。


フェニックス・グループ

AウイングやプロトタイプB6などが所属していた大規模反乱分子。
反乱同盟軍への合流後は主戦力として活躍した。

  • コマンダー・ジュン・サトー
同じく同盟結成以前では最大勢力とされる「フェニックス・グループ」の指導者。
『反乱者たち』の主人公チームであるスペクターズも、シーズン2以降はフェニックス・グループの別働隊的な立ち位置になる。
アトロンの戦いにて戦死。
すっごく馴染みのある感じの名前だが遠い未来の遥か彼方の銀河系から転生して来たとかではない。
なお帝国軍に臨検された際に「自分は企業同盟(コーポレートアライアンス)の人間」と名乗るシーンがある。企業同盟に尋ねれば一発で露見する嘘をつくのも不自然なため、実際に名義を借りている可能性がある。

  • ウェッジ・アンティリーズ
映画本編でも活躍するエースパイロット
『反乱者たち』では帝国から引き抜かれた経緯も描かれる。


スペクターズ

  • ヘラ・シンドゥーラ
スペクターズのリーダーであるトワイレックの女性。
凄腕のパイロットでもあり、TIEディフェンダーエリートを単騎で撃退する腕前の持ち主。
スペクターズ自体はとある事情から一時的に同盟軍と疎遠になるが最終的にはよりを戻したらしく、ヘラも将軍として在籍し続けエンドアの戦いまで戦い抜いた。

  • レックス
かつてアナキン・スカイウォーカーやアソーカ・タノと肩を並べたクローントルーパーのキャプテン。
ファンの間ではEP6に登場した反乱同盟軍のとあるモブ老兵が実はレックスなのではないかという噂が囁かれており、確定はしていないもののエンドアの戦いに参戦したこと自体は確かな模様。


クラウド・ライダーズ

部族っぽい衣装と顔を覆い隠すヘルメットで正体を隠し、スピーダーバイクで帝国やギャング「クリムゾン・ドーン」などを襲撃する武装組織。
あまり出番はないが一応大型母艦「エアリー」を保有しており、バイクを積み込んで惑星間を移動している。

  • エンフィス・ネスト
「クラウド=ライダーズ」のリーダー。
迫害から故郷を救うため立ち上がり、帝国の圧政やギャングの横暴に反発する民族や無法者たちと共に初期反乱運動を指揮していた。
このため、スパイス(麻薬)の輸送を行っていた帝国のモノレールを襲撃した際も、医療用として加工されたものだけを奪取して高い価値のある未加工のスパイスは躊躇なく捨てており、気高さがうかがえる。
現在のリーダーは二代目であり、死亡した初代リーダーの装備を受け継いだ子供。わずか16歳でありながら勇猛果敢な性格で、部下たちの信頼も篤い。

小規模な集団かつ設立の10年ほど前ゆえ直接反乱同盟に参加していたわけではないが、ソウ・ゲレラを通じてある物資を提供したことで同盟軍艦隊に大きく貢献している。


パルチザン

保有する武力では他勢力に劣るが、初期反乱分子の中では屈指の武闘派。
その過激さが敬遠される一方、他の反乱分子に所属していた血の気の多いヤツが多数移籍している。

  • ソウ・ゲレラ
オンダロン反乱軍の指導者であり、帝国統治後はパルチザンを指揮して帝国に対抗していた人物。
『バッド・バッチ』ではクローン戦争が終結した直後から既に反乱運動を開始しており、かなり早い時期から帝国に目を付けられていた。
惑星キャッシークでは撤退ついでに 単独でAT-ATを倒した と思われる会話が聴けるなど、全盛期の戦闘力はジェダイにも負けず劣らずの勇猛果敢な戦士。

帝国へ損害を与えるためならば民間人への被害も厭わない過激な手法や、度重なる帝国の攻撃によって組織全体が他人を信用しないようになったことから反乱同盟側からは距離を置かれていたが、目指す目的はだいたい一緒であり、場合によっては共闘することも多い。
帝国設立初期を描くスピンオフの常連であり、特徴的なアーマーと共によく登場する。

  • マリ・コーサン
初期反乱運動中にソウの副官を務めていた人物。シリウーク語の通訳ができる。
14 BBY頃に勃発したパルチザンによるキャッシーク襲撃の際にソウと共に帝国の樹液精製所へと赴き、元パダワンのカル・ケスティスと協力して囚われていたウーキーたちを解放することに成功した。
しかし、奪還を目指す帝国の猛攻に耐えかねたソウがキャッシークを見捨てる事を決定するとこれに反発。元ターフルの部下であり囚人となっていたチョイシックと共に撤退するパルチザンと別れ、首長ターフルたちによる反抗組織キャッシーク・レジスタンスに加わった。

  • ベンシック
銀河内戦中にソウの副官を務めていた人物。
「ツー・チューブ」の異名を持つエイリアン種族で、その名の通り顔の下から二本のチューブが垂れているのが特徴。
この時期のソウと同じくかなり疑心暗鬼な人物で、接触を図った反乱軍メンバーを牢屋に放り込むなど帝国のスパイ活動に対してかなり警戒していた。

元々はクラウド・ライダーズのメンバーとして帝国とクリムゾン・ドーンの暴虐に反抗していたが、その後帝国への反抗を続けるパルチザンに出会い、そちらに合流した。
デススターによるジェダ・シティの砲撃の際には仲間をシャトルに載せて脱出させつつ自らもなんとか撤退に成功し、崩壊を生き残る。
その後は亡きソウの遺志を継いで、かつてジェダ・シティだった跡でクリスタルを漁る帝国軍に対してレジスタンス活動を続け、ルークやレイアたち反乱同盟軍メンバーと和解し共同作戦を展開するなどした。


ローグ・ワン

反乱軍上層部が却下したスカリフの潜入作戦を独断で決行した正義の問題児集団。
彼らの行動が結果的に反乱同盟軍と銀河帝国軍の初めての全面戦争に繋がり、以降の内戦へと繋がっていった。

  • ジン・アーソ
科学者ゲイレン・アーソを父に持つ女性で、父が帝国軍に連行された後にソウ・ゲレラの元で育てられた。
ソウとの関係は悪かったがパルチザンとの仲介役に抜擢され、帝国の攻撃や父の死を乗り越えデススターの設計図奪取を画策。僅かな仲間たちと共に「ローグ・ワン」を結成し、激戦の末に設計図を反乱軍へ届けることに成功した。

  • キャシアン・ジェロン・アンドー
反乱軍の工作員であり、「フルクラム」の一人。それ以外にも多種多様な偽名を持つ。
優秀な情報将校で反乱軍の規律に忠実。反乱軍のためになるならば、例え穢れ仕事ですら引き受ける生粋のスパイ
元帝国のセキュリティ・ドロイドであるK-2SOを相棒としている。

ゲイレン・アーソと彼の作る超兵器を巡る作戦行動の過程でジン・アーソと出会い、相棒兼監視役として行動を共にするが、次第に父の意志を継ぎ超兵器を破壊するという彼女の意志に賛同。
損害を恐れた反乱軍首脳部によって作戦が却下された際には同じく穢れ仕事を引き受け反乱軍のために尽くしてきた仲間の工作員たちを引き連れ、彼女と共に反乱軍の独立愚連隊「ローグ・ワン」に参加。設計図を奪取するため、スカリフの戦いに挑んだ。


スター・ツアーズ社

ディズニーランドのアレでおなじみ、銀河帝国時代に観光業を営んでいた企業。
最新型の観光船「スタースピーダー1000」を導入したのはいいのだが、スタースピーダー・1401便がエラーで点検中に発進してしまった上に反乱同盟軍のスパイが乗りこんでいるらしいことがスキャンにより発覚し、帝国軍に追われてしまう。
その後は成り行きでホスやキャッシーク、ジャクーなどで行われている反乱軍と帝国軍の戦いに巻き込まれ、成り行きで共闘する羽目になる。
正史での消息は不明だが、レジェンズでは あまりにも事故率が高すぎて帝国崩壊と同じ年に破産した

  • C-3PO&R2-D2
よりによって点検担当だった1401便に乗り込んでいた悪運の強いいつものコンビ。
時期としてはまだオルデランのオーガナ家所属の頃…のはずなのだが、分離主義勢力やファーストオーダーと戦ったりもする。狭間の世界かな?

  • RX-24"キャプテン・レックス"
レジェンズ時代(現実で言うところの旧スター・ツアーズ)の名物パイロットを務めていたドロイド。
RXで船長だから「キャプテン・レックス」。コールサインはレックス24。
レジェンズで 会社が倒産したのは大体コイツのせい

現役時代はそのとんでもない操縦テクで乗客たちに親しまれていたが、アトラクションのリニューアルに伴い上述の通り名物コンビに役目を奪われリストラされてしまった。
...と思いきや、データバンクによれば正史でも「スター・スピーダー3000」を駆ってスターツアーズ社にパイロットとして勤務していたようだ。

が、案の定正史でも墜落事故を起こし、惑星バトゥーのブラック・スパイア・アウトポスト(なんとカリフォルニアのディズニーランド・パークにある「ギャラクシーズ・エッジ」である)に墜落。バーの店主に再プログラムされてDJに転職し、「DJ R-3X"DJ・レックス"」を名乗って今もディズニーランドのSWエリアを訪れる観客たちをもてなしている。

元帝国軍

帝国アカデミーなどから亡命したり、所業に耐えかねて所属する部隊から脱走した人々。
帝国の圧政が強まるにつれ、離脱する兵士も段々と増えていった。

密輸業者兼反乱軍メンバー。宇宙最速のガラクタ「ミレニアム・ファルコン」を操る凄腕パイロット。
元々はルークの輸送と姫の救出後は去る予定だったが結局ヤヴィンのデススター迎撃にも参加し、メダルを授与される。
その後もホスの戦いやエンドアの戦いに参加し、反乱軍を支援した。

ハンは元々コレリアの下水道を拠点とするギャング「スクラム・ラット」に所属する孤児であり、辛くも脱出して帝国アカデミーに入学した経歴を持つ。しかしTIEファイター・パイロットの試験に落第して惑星ミンバンの最前線へと送られ、そこで捕まっていたチューバッカと遭遇。二人揃って密輸業者チームと合流し、彼らと同じ密輸業者としての人生を歩むこととなった。

  • クリックス・メイディン
ソロと同じくコレリア出身。インペリアル・コマンドーを率いる帝国軍将校だったが、後に反乱同盟軍へと亡命した。
その後は将校となり、エンドアの戦いにおいてはシールド発生装置の破壊作戦の立案に関わった。
『ダークフォース』や『出撃!ローグ中隊』などレジェンズのゲーム作品では彼の亡命に関連するエピソードが何故か複数あるが、正史ではどのように亡命したかは不明。

  • インフェルノ分隊
エンドアの戦い終結直後のシンダー作戦実行に反対し離反、銀河内戦末期に同盟軍へと加入した銀河帝国軍の分隊、及びその旗艦「コルウス」のクルーたち。
実行部隊はコルサント育ちの超エリートである隊長アイデン・ヴェルシオ、複数の兵科を経験した熟練兵デル・ミーコ、同盟軍デンジャー中隊の元隊長であり途中で加入したシュリヴ・スールガヴなど。
アイデン及びデルはTIEファイター・パイロットとしての経験もある凄腕であり、(ゲームの操作キャラなのもあるが)状況に応じて歩兵戦闘からドッグファイトまで何でもこなすことができる。

ヤヴィンの戦いでのデス・スターの破壊をきっかけとする、帝国軍の組織のうちでも比較的後期に設立された最新鋭の凄腕特殊部隊なのだが、旗艦ごと借りパクされて新共和国部隊としてそのまんま運用されるという帝国にとっては目論見大外れな結果に終わっている。人員と資材は離反後に有効活用され、ジャクーの戦いなどで新共和国の勝利を支えた。


その他

ご存知旧三部作主人公にしてジェダイ。
レイア姫を救出してヤヴィン4へと向かった後に反乱同盟軍へと加入し、ヤヴィンの戦いを成功に導いた。

  • フルクラム
各地に潜み帝国の情報を反乱者に提供する協力者達が共通して名乗るコードネーム。
現在正体が判明しているのは3人で、その一人は元ジェダイアソーカ・タノである。


レジェンズの関係者


  • ダッシュ・レンダー
帝国の影』ゲーム版主人公で、ハン・ソロと同じく密輸業者。宇宙船「アウトライダー」を操り銀河を飛び回る。
元々は帝国首都コルサントに住む名門だったが皇帝によって追放され落ちぶれてしまった経歴を持つ。
ホスの反乱軍基地に滞在中に帝国が進軍したところをハン・ソロに強引にローグ中隊に加入させられ、ルークらと共にAT-ATの大群を迎撃。その後ホスから脱出し、ルークやハンを助けつつ犯罪組織ブラック・サンの陰謀を暴くべく激闘を繰り広げた。

  • カイル・カターン
ダークフォース』シリーズ主人公で、元帝国軍士官の賞金稼ぎ。
相棒ジャン・オースと共に「モルディー・クロウ」号で銀河を飛び回る。
モン・モスマの依頼を受けてデススターの設計図奪取や謎のバトルドロイド軍団の特定に奔走し、巨大工船アークハンマー号を爆破してダーク・トルーパー製造計画を阻止した。

  • ギャレン・マレック
フォースアンリーシュド』の主人公。強大なフォースを持つ若者。
ヴェイダーからダークサイドの教えを受けたシスに近い人物だが、ライトサイドへと転向した。
ヴェイダーの命で帝国に反抗する組織の結成を命じられ、コタ将軍やオーガナ議員らと接触し、反乱同盟軍の雛形を生み出した。
帝国に捕らわれたコタ将軍らを助けるためにその命を散らし、ギャレンに敬意を表したレイア姫によってマレック家の家紋が反乱同盟軍のシンボルとして使われた。

  • ラーム・コタ
同じく『フォースアンリーシュド』の登場人物。旧共和国の生き残り。
ジェダイだがクローンを信用していなかったためオーダー66を生き残り、帝国の成立後はオーガナ議員らと共にシスの暗黒卿をおびき出す計画を立てていた。
だが、計画に食いついてきたのはシスの教えを受けたスターキラーであり、彼の強大なフォースの前に敗れ、視力を失ったうえ宇宙に放り出されてしまう。
何とか生き残るも、酒浸りの中でフォースとのつながりを失い、かつての精強な姿は失われてしまった。
後にスターキラーと再会し、彼をキャッシークへと導きオーガナ議員の娘を救出させると、ダークサイドから転向したギャレンやオーガナ議員らと共に反乱軍の結成に動く。

  • ルーキー・ワン
『レベルアサルト』シリーズ主人公で、タトゥイーン出身の反乱軍新人パイロット。
ルーキー・ワン(Rookie One)と言う名前は新人時代に付けられたコールサインだが、早々と頭角を現したため一人前になった後も本名ではなくこのニックネームで呼ばれ続けている。

ゲーム主人公連中の例に漏れず、ドッグファイトから生身の銃撃戦までなんでもこなすオールラウンダー。
『1』では反乱軍・帝国軍双方が甚大な被害を受けたヤヴィンの戦いを生き延び、『2』ではステルス能力を持つ帝国軍の秘密新兵器「TIEファントム」の製造計画を頓挫させることに成功した。

元々ルークの代替主人公として用意されていたため、出身地、年齢、参戦した戦いなど多くが彼と共通しているという「ジェダイじゃなかったルーク」に近い存在となっている。
それどころか『レベルアサルト』一作目では排熱孔にプロトン魚雷を撃ちこんでデススターを破壊する役目すらも彼が担っており、「これってホントに史実なの?」と混乱するファンが続出。
後の時系列編纂の際には流石に問題視され、2006年には「『レベルアサルト』のトレンチ・ランのシーンは史実ではありません」というコメントが公式から発表された。

主な兵力


同盟軍艦隊

映画などで描かれることの多い、反乱軍の主力となる軍事勢力。
パイロット達はいずれも精鋭揃い(あるいはそもそも精鋭でなければ生き残れないか)であり、上位の実力者ともなればTIEファイター複数を単騎で落とす芸当すらやってのけるが、それでもなお帝国の圧倒的な物量を覆すのは難しく、損耗率の高さと相まって常にカツカツである。


  • 反乱軍トルーパー(艦隊)
艦隊や基地勤務の一般兵士たち。
バイザーの付いた白いヘルメットと青いシャツに黒い戦闘用ジャケットを羽織った制服がおなじみだが、これはオルデラン領事警備隊の装備だったもの。オルデラン壊滅後は反乱同盟軍の正式装備の一つとなり、デザイン更新などを挟みつつ新共和国時代まで使われ続けた。
上級士官も白ヘルメットは共通だが、制服はカーキ色。


  • 反乱軍パイロット
オレンジ色の派手なジャンプスーツに白いヘルメットを着用した、各種スターファイターを操るエースたち。
機体の都合で整備・火器管制担当のアストロメクドロイドとコンビを組んでいる場合が多い。
こちらも新共和国時代になっても同じデザインが使われ続けている。


対艦戦、ドッグファイト、大気圏内なんでもござれ、かなりオールラウンダーな万能機。
4枚の主翼が後方にあり、展開することでX字になることからこう呼ばれる。
銀河内戦を描くスターウォーズのフライトシム系作品ではほぼ皆勤賞の、反乱同盟軍の顔となる機体。
欠点はコストの高さ。


主に爆撃を担当する、Y字型の構造を持つ戦闘機兼爆撃機。
最高速度や起動性こそ他の機体に劣るが頑丈さと火力はピカイチで、クローン戦争時代から基本構造を変えずに使われ続ける高い信頼性を誇る機体である。
骨董品もいいところなのだが、後継機と目されていたBウイングが癖の強い機体だったためか、結局退役することなくEP9のエクセゴルの戦いまで運用され続けた。
欠点はコストの高(ry


クローン戦争中のジェダイスターファイターをベースに開発された高速戦闘機で、敵戦闘機とのドッグファイトが主任務。
つまりはTIEファイター系列とは異母兄弟に当たるが、こちらは生命維持装置はしっかりと完備している。
原型機譲りのピーキーさはあるものの、帝国のTIEインターセプターをも超える速度を叩き出す高性能な機体である。
欠点はコス(ry


  • Bウイング・スターファイター
モン・カラマリの技師であるクアリーが開発した、十字の翼と端に寄ったコクピットという独創的な形状が特徴の、高火力をコンセプトとした珍兵器強襲戦闘機。
戦艦の破壊に特化した武装を搭載しており、Yウイングの後継機としての座を期待されていた。
が、形状故かメンテナンスが難しいという欠点を抱えており、そうこうしているうちにYウイングも現役のまま銀河内戦は終結を迎えた。
新共和国時代でも運用されているが、魔改造機もいろいろと出てくる。

試作機である プロトタイプB6 は機動力にも優れた上に戦艦を一撃で吹き飛ばす「合成ビームレーザー」なるロマン兵器を搭載している化物マシンだったが、一度撃てばハイパースペースが不可能になるほど燃費の悪かったり、そもそも乗りこなすのが難しすぎる過剰スペックだったりと、量産にあたってオミットされた機能も多い。
一部アニヲタ諸兄が大好きな「試作機が実は最強」パターンである


  • Uウイング・スターファイター
物資・兵員輸送も行える宇宙・地上両対応の可変機で、インコム社の帝国接収前最後の製造機。
そのため製造機体数こそ少ないがかなり便利だったらしく、さまざまな戦闘で利用された。


  • モン・カラマリ・スタークルーザー
同盟軍の一員であるモン・カラマリの開発設計による、タマゴに似た流線型の船体を特徴とする巨大宇宙戦艦。
その巨体と性能ゆえ、同盟艦隊の旗艦に据えられることも多い。
元々は海洋惑星であるモン・カラにおいて、都市として機能する船「シティ・シップ」として建造されたものであり、全く同じ形状の艦は存在しないとされる。


  • ブローケッド・ランナー
レイア姫が乗っていた外交船のアレ。
CR90コルベットという型式が付いているのだが「封鎖突破船」を意味するこの名前でもよく呼ばれる。
乗客・貨物用の輸送船であり、武装は最低限のものしか積まれていない。...はずなのだが、同盟軍の艦があまりにも足りないためか、武装強化を施された上で艦隊戦に駆り出されることもしばしば。


  • ハンマーヘッド
映画ローグワンで登場。ゾイドではない
名前通りの巨大な艦首を持つ、現実にも古代から1800年代後半まで活躍したいわゆる衝角艦に分類される小型宇宙船。
レーザー砲で遠距離戦を行う銀河帝国時代においても当然のことながら古代兵器扱いされるような代物だが、頑丈さには定評があり、とある局面でラダス提督が使用したことで スターデストロイヤー2隻を轟沈 という稀に見る大戦果を挙げた。
とはいえ実際の役目はただの輸送船であり製造した会社側も実戦目的ではなく、あくまで「古き良き伝統的なデザインの宇宙船」として設計しただけらしい。


  • ミレニアム・ファルコン
万年整備不良の宇宙一早いガラクタ。
正式には反乱同盟軍所属機でもなんでもないただの密輸業者所有のYT-1300軽貨物船だが、デススター破壊時の援護や第二デススターの破壊を始め重要人物の輸送などさまざまな場面で反乱同盟軍のために活躍した。
同機は高い拡張性を誇っており、コレリア・スター号など複数の同型機体が反乱同盟側の戦力として戦闘に参加している。


  • アウトライダー
ファルコン号を90度回転させたような形状で飛ぶYT-2400軽貨物船。
YT-1300の後継機であり、積載量や出力が向上しているため運搬業者、密輸人、海賊などに好まれた。
当機は上下に大型のダブル・レーザー・キャノンを装着した火力特化の改造が為されており、命中率と居住性こそ低いものの4門同時発射による非常に高い火力を手に入れている。

YT-1300と同じく有名な機種であり、サトーズ・ハンマーやマイティ・オーク・アポカリプスなどこれまた同型機体の出番は多い。


  • ゴースト
スペクターズが初期反乱運動の頃から使い続けたVCX-100軽貨物船。
船後方に分離可能な小型機であるファントムを搭載しており、柔軟な運用が可能。
高いステルス性能と乗員たちの優れた技術により、反乱運動を初期の初期から支え続けた屋台骨である。
『ローグ・ワン』における友情出演が話題となったが、驚くべきことにその数十年後にあたるEP9にもそれらしき船が確認でき、ミレニアム・ファルコンに並ぶ長寿機体と名高い。

  • HWK-290軽貨物船
ナブー危機より前に作られた小型の貨物・人員輸送船。(Hawk)の嘴のような機首が特徴。
より大型のYT-1300に積載量や火力で劣るためクローン戦争中に製造が中止されたが、一部機体は改造されその後も使用され続けた。
有名な機体として反乱同盟軍傭兵の使用していたモルディー・クロウ号が存在するほか、反乱同盟軍も惑星ダンドランで発生したゾンビパンデミック鎮圧の際に複数の機体を投入している。


かつてクローン大戦で戦った分離主義勢力/独立星系連合の戦力。
経緯はいろいろだが一部の戦力が横流しされており、プロヴィデンス級は高度に改造された「レベルワン」などが、ルクレハルク級は練習艦に転用された船が所属している。


  • インペリアル・シャトル
正式名称ラムダ級T-4aシャトル。白い機体に3枚翼が特徴。
銀河帝国軍の輸送機であり、兵員輸送から高官の輸送、物資輸送まで幅広い用途で活躍する機体である。
反乱軍側からも人気があったらしく、「スター・ウォーズ Xウイング」などのスピンオフ作品ではしょっちゅう鹵獲されては反乱軍マークで塗られ再利用されている。


  • ネビュロンBエスコート・フリゲート
細長い中央ブロックが印象的な護衛艦。
本来は銀河帝国軍の船だが、数隻が拿捕され、反乱軍でも改造して使用されている。
特に、EP5のラストシーンを飾った病院船「リデンプション」が有名。


同盟軍地上部隊

地上での戦闘を行う、同盟軍傘下の軍事組織。
正史では主にスマホ用RTS「スターウォーズ コマンダー」などで言及されている。

  • 反乱軍トルーパー(地上)
惑星スカリフやエンドアでの戦いに投入されていた、反乱同盟軍の一般的な歩兵。
迷彩の施された戦闘服と、前面に黒い増加装甲の付いたヘルメットが特徴。ありあわせの装備かつエイリアン種も参加しているので、色が違ったり帽子にゴーグルだったりと各兵士によって細かい部分は意外と異なる。
一般部隊のほか、潜入作戦やゲリラ行動に特化した特殊部隊「パスファインダー」などが存在する。

  • 反乱軍トルーパー(ホス)
映像では初めて登場した地上歩兵。ホスのエコー基地防衛のために塹壕に籠り、撤退までの時間を稼いだ。
雪原地帯専用の厚着装備が特徴だが、やはり素顔が見えている構造なのは共通している。

  • AT-TE
クローン戦争中に使用された6脚歩行兵器。「スターウォーズ コマンダー」に登場。
兵員輸送車としての側面もあり、コンセプトは後に銀河帝国軍のAT-ATに受け継がれた。
アウターリムの果てまで大量にバラ撒かれたのもあり、終戦から20年後も一部の反乱同盟軍は役目を終えたそれらを鹵獲し再使用していた。
『反乱者たち』には魔改造された機体が登場し、映像作品初となるAT-ATとの夢の対決を演じた。

  • AT-TP
同じくクローン戦争中に使用された2足/3足歩行兵器。「スターウォーズ コマンダー」に登場。
こちらは銀河帝国軍のAT-STの原型機であり、AT-TEと同じく一部反乱軍基地で再使用されていた。

  • AATホバータンク
同じくクローン戦争中に使用された戦車。「スターウォーズ コマンダー」に登場。
独立星系連合の保有していた浮遊戦車であり、AT-TE、AT-TPと同じく一部反乱軍基地で再使用されていた。

  • IG-227ヘイルファイヤー級ドロイドタンク
同じくクローン戦争中に使用された パンジャンドラム 戦車。「スターウォーズ コマンダー」に登場。
ホバータンクと同じく、独立星系連合の保有していたドロイド戦車で、IGシリーズ・バトルドロイドの一種。ミサイルの威力をさらに強化している。

  • T-16スカイホッパー
大気圏内用の超小型スピーダーで、インペリアルシャトルに似た畳める3枚翼が特徴。
民間用の安価な機体であり、ルーク・スカイウォーカーもタトゥイーンの自宅で農場偵察や輸送、狩りに使用していた。要するに 宇宙時代の軽トラ である。

最大の利点は 「同じインコム社製のため、コクピット規格がXウイングに近い」 というポイント。Xウイングの操縦経験のなかったルークがヤヴィンの戦いで容易に乗れたのもこの利点のおかげであり、反乱軍パイロットの成長を描くアクションゲーム「スター・ウォーズ レベルアサルト」などでは反乱軍基地でもXウイングの操縦訓練用に数機保有していた。

大気圏内用戦闘機のT-47エアスピーダーをベースに、耐寒装備の装着などの改造を行った機体。
惑星ホスのエコー基地で使用されており、反乱軍艦隊の基地脱出までの時間稼ぎとしてAT-ATの迎撃に向かった。

主な惑星


  • ダントゥーイン
反乱同盟が最初にスピーチを行い、集結した惑星。
反乱軍基地が設けられたが、発覚を恐れ帝国の発見を待たず撤退していた。

  • アトロン
初期に使用された反乱軍基地のひとつがあった惑星。
フェニックス艦隊の基地として利用されていたが、アトロンの戦いで帝国軍に包囲され破棄された。

  • オルデラン
元老院のベイル・オーガナ議員が代表を勤めた惑星。
帝国の国力を知らしめるため、デススターから発射された見せしめのスーパーレーザーで惑星ごと破壊され消滅した。

  • ヤヴィン4
惑星ヤヴィンの4番目の月で、EP4当時にはこの地にある古代シス帝国の神殿に、反乱軍の主力基地を置いていた。
……そしてこの神殿は二十年ほど前に、当時のシス卿愛弟子が激闘を繰り広げている。
デススター破壊時に出撃後、帝国の攻撃を受けて放棄された。

  • ホス
ヤヴィン撤退後に使用されていた反乱軍基地。
自然がカモフラージュとなる極寒の地だが、プローブドロイドによって場所が露呈、AT-ATを用いた大規模侵攻によってバリアが破壊され陥落した。

  • クレイト
一時期、前哨基地が置かれていた。
その後長らく無人となっていたがEP8で追い詰められたレジスタンスが臨時基地として再利用し、辛うじて危機を脱した。

  • エイジャン・クロス
オルデランの調査隊が発見した後、反乱同盟軍の拠点候補地として敢えて帝国に報告せず隠された星。
結局使われることはなかったが後の時代にルークとレイアのジェダイ修行やEP9におけるレジスタンスの拠点として使われる。

劇中の活躍

共和国の終焉

詳しくは銀河帝国を参照。
戦時下に際限なく権限を拡大させるパルパティーンへの反対はモスマ、オーガナやアミダラを筆頭にこの時期から始まっており、これがのちに反乱同盟軍の母体となっていく*1

帝国設立初期

戦争時の軍事力をそのまま生かした武力統治により、帝国設立初期は目立った大規模反乱が起こることは少なかった。
反乱の芽は活動を広げる間もなく潰されていき、帝国の領土は拡大を続けていった。
ソウ・ゲレラ率いるパルチザンはこの頃から活動しており、キャッシークの樹液工場を陥落させてウーキー奴隷の解放に成功しているが、帝国の圧倒的な物量を前に工場奪還を許し撤退せざるを得なくなるなど、苦しい戦いが続いていた模様。

しかし、統治から10年ほど経過すると次第に帝国が抑えきれないほどの反乱分子が形成され始める。
ジェダイマンダロリアンなどの混成グループ「スペクターズ」や、アトリヴィス宙域で抵抗活動を行った「アトリヴィス・レジスタンス・グループ」、同盟結成以前では最大勢力とされ宇宙艦を複数台保有する「フェニックス艦隊」などが帝国に反旗を翻し、互いの接触は行われないながらも各地で戦闘を続けていた。
元ジェダイのアソーカ・タノや帝国に反発する一部元老院議員たちは、そんな各地で戦う反乱分子に「フルクラム」というコードネームで情報提供を行って支援を行い、活動を裏から支え続けた。

このほか、かつてクローン大戦で共和国に敵対した分離主義勢力/独立星系連合の残党も、掲げるテーゼこそ異なりながらも敵は共通ということや、独立星系連合も戦力不足に陥っていたことから、資金や戦力などを融通したり、協力したりしていたという。

同盟樹立・銀河内戦勃発

銀河帝国設立から17年後の2BBYには、フェニックス艦隊と合流していたスペクターズとマサッシ・グループの共同作戦により帝国から亡命した元老院議員モン・モスマが救出され、彼女を指導者とする「共和国再建のための同盟」が正式に組織として結成、各地の反乱分子やモン・カラマリなどの被占領種族が同盟に加入した。
2年が経過した0BBYにはさまざまな組織が集結した巨大組織となり、惑星ヤヴィン4の古代寺院「グレートテンプル」を拠点に巨大艦隊を率いて抵抗運動を行っていた。

0BBYに勃発したスカリフの戦いによって銀河内戦が正式に勃発。
反乱軍は艦隊の大部分を失うほどの打撃を受けながらも帝国の秘密兵器デス・スターの設計図を奪取し、データは議員レイア・オーガナの乗るコルベット艦へ渡った。
その後紆余曲折を経てヤヴィン4へと辿り着いたルーク、レイア、ハン・ソロの3人によってデス・スターの弱点は突き止められ、ルークらを追跡することでヤヴィン4に基地があることを突き止めたデス・スターとの戦闘が勃発。
スカリフの戦いで消耗していた反乱軍はデス・スター攻略の要となる小型戦闘機を中隊わずか二つ分しか出せなかったが、
ルークの活躍によって反乱軍はデス・スターの破壊に成功し、帝国は大量の兵器や士官を一度に失う大損害を受けた。

その後、ヤヴィン4は放棄され反乱軍は各地の拠点へと撤退。帝国軍は各惑星に偵察用のドロイドをばら撒き、彼らの捜索に当たった。
ヤヴィンの戦いから3年後には、帝国は惑星ホスの反乱軍基地であるエコー基地の所在を突き止め、これに進軍。
撤退作戦は成功し複数の艦隊が脱出するもシールドジェネレーターを砲撃で破壊され、エコー基地は帝国に破壊されてしまう。

1年後、エンドアにデス・スターが建造中であることを突き止めた反乱同盟軍は大規模艦隊を率いて総力戦に突入。エンドアの戦いが勃発した。
ハイパースペースで待機していた帝国軍の反撃やバリア解除の遅れによって痛手を負ったものの、最終的にはシールドの停止に成功した。

パルパティーン皇帝はルーク・スカイウォーカーとダース・ヴェイダーによって倒され、デススターも中枢への攻撃によって爆発四散。
帝国軍艦隊もその多くが沈み、エンドアの戦い、そして銀河内戦は反乱同盟軍の勝利に終わった。

終戦・新共和国樹立

帝国衰退後、反乱同盟は新たに新共和国政府を樹立。
帝国残党との小競り合いを繰り返しながらも統治を行い、第二デススター破壊の知らせを聞いた各地の軍も帝国から新共和国側へと反旗を翻した。

やがてジャクーの戦いで敗北した帝国軍は首都コルサントで銀河協定を締結。大規模な軍縮、領地制限、賠償金の支払いを要求され、正式に内戦は終結となった。


帝国崩壊と共に反乱同盟の役目は終わり、同盟の中心人物達も新共和国の要職に就いたり故郷に戻ったりする形で銀河各地へ散らばっていったものの、帝国残党の怪しい動きに対して強気な対応を取ろうとしない新共和国の方針に反発するレイアの呼びかけにより「レジスタンス」として再結集し、帝国残党およびそこから派生したファースト・オーダーに対しての抵抗運動を継続した。




余談

  • 描かれなかった地上軍の存在
一見して大規模戦の多そうに見えるスターウォーズ。しかし、旧三部作EPIV~VIではその殆どが宇宙空間での艦隊戦であり、本格的な地上戦は「ホスの戦い」以外に存在しなかった(それすらも主力は飛行機のスノースピーダーで、地上部隊は脇役扱い)。
このため長い間 「反乱軍の使う地上用兵器」 はあまり描かれることはなく、その結果スターウォーズを題材にしたスピンオフの大規模対戦FPS「スター・ウォーズ バトルフロント(2004)」などでは、 帝国と比較して反乱軍が地上戦で使える兵器が少なすぎる 、という事態に陥ってしまったことも。
現在ではスマホ用RTS「スター・ウォーズ コマンダー」などで地上戦力の設定が補強されつつあり、上述の通りクローン戦争中に活躍したAT-TEやドロイドタンクなどが再び使われていた、ということになった。

  • 反乱軍マーク
『反乱者たち』ではサビーヌ・レンが好んで描いていた伝説の鳥スターバードの頭部に『ローグ・ワン A STAR WARS STORY』にも登場したソウ・ゲレラのマークを合成したもの。
ジェダイの紋章と似ている理由は不明。
レジェンズでも長らくその背景が不明だったが『フォース・アンリーシュド』にて、前述の通りマレック家の家紋を使用したという設定が与えられた。





追記・修正は銀河協定を締結してからでお願いします。

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最終更新:2024年12月17日 15:22

*1 EP3カットシーンではパルパティーンの大権放棄を求める署名が提出されるシーンやモスマらが話し合いをするシーンがあった。