登録日:2024/03/31 Sun 19:10:20
更新日:2024/09/16 Mon 17:31:21
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概要
両親の海外出張により、
主人公が1年間滞在することになる地方都市。
八十神山を中心とした山々と
八十神丘陵に周りを囲まれ、市内のどこにいても遠くに山が見える。
この山に囲まれた一帯が
八十稲羽と呼ばれ、稲羽市の中心になっている。
名前の由来は『
古事記』に登場する
因幡の白兎から。
自治体が制定した市の花はガマで、市の動物はウサギ。こちらも因幡の白兎が由来となっている。
歴史
戦国時代
遥か昔から山々と丘陵に囲まれ、わずかな平地に集落が点在するほかは、たまに猟師が訪れる程度でほとんど人は住んでいなかった。
しかし、戦国時代に一帯を治めていた領主が、その天然の要塞と言うべき地形を活かして新たな城を築くことを決定。
最も標高が高い八十神山の山頂に城は築かれ、八十神山城と名付けられた。そして、山の麓に城下町が形成される。
田舎の小さな領地であったが、大きな戦火に巻き込まれることもなく、付近の山や川で採れる新鮮な食材に恵まれ、領民の生活は豊かだった。
江戸時代
戦乱が終息すると、庶民の間で娯楽としての旅行が流行り始める。
八十稲羽の地では以前から温泉が湧いており、噂を聞きつけた旅行者が集まるようになった。
さらに当時の領主が「我が地の温泉は、かの武田信玄公が立ち寄られ、掘り当てられたものである」と発言したことで、信玄の隠し湯として評判になり、ますます人が集まり城下町が活気づいていった。
最初の繁栄期を迎えた稲羽の町であったが、その繁栄は突如として終わってしまう。
八十神山城は標高が高い場所にあるため、冬になると厳しい寒さに襲われるのだが、ある日の早朝、城の下働きが寒さを凌ぐために火をおこす。
しかし、寒がりだった下働きがいつもより激しく火をおこしたことで、近くに積んであった薪に燃え移り、あっという間に屋根まで炎が広がる。
城内のほとんどの者が起き抜けだったため、消火活動もままならず、午後になる前に城は焼け落ちてしまった。
幸いなことに山にまで燃え広がることはなく、この火事による死傷者は一桁に留まったが、城は城壁を残して焼失。
領主の一族は以前住んでいた城に戻ることになり、城下町の人々もそれに伴い移住していった。
その結果、城が築かれる前の八十稲羽へと戻ってしまった。
明治~昭和時代
文明開化により西洋の技術が取り入れられ、日本全体が急速に近代化・工業化していった。
そして、燃料となる石炭の需要が高まり、忘れられていた八十神山が人々の注目を集めることになる。
八十神山から良質な石炭が発掘されたことで、稲羽炭鉱が開坑。炭鉱の町として再び繁栄を迎えるのだった。
全国から労働者とその家族が集まった結果、爆発的に人口が増加し、一気に村から市へと昇格。こうして、稲羽市が誕生したのだった。
現在の稲羽市民の多くは、この時に移住してきた炭鉱労働者の子孫である。
総人口の9割が移住者だったため、古くから住んでいる住民と新しい住民の対立も少なく、順調な発展を遂げる。
しかし、1960年代になると、石炭から石油へとエネルギー移行が進んでいき、石炭の需要が減少していった。
稲羽市にあった石炭の加工用の工場も徐々に閉鎖していき、1980年代に炭鉱が閉山。
炭鉱の町としての稲羽市は終わりを迎えたのだった。
現代
少子化と高齢化による人口減少に悩まされており、過疎化の一途をたどっている。
多くの自然に溢れているが、景勝地と呼べるほどの目立った名所は無い。
陶磁器や染め物など伝統工芸はいくつかあるが、他の地方との差別化を図れるほどの名産品や特産品も無い。
交通の便も悪いため、市民の生活は市内だけでほぼ完結している。
数年前から町おこしの一環として、稲羽牛を使ったビフテキを名産品にしようという動きがあり、行政も後押ししている。
しかし、町の住民との会話によると稲羽市に肉牛を育てている場所は無いらしい。遠くに牧場はあるが、そこには乳牛しかいない。
そのため、何の肉を使っているのか市民から怪しまれている。
そして、物語が始まる1年前にジュネス八十稲羽店がオープン。食料品から家電まで何でも揃うため、ジュネスを歓迎する市民は多い。
その一方で、ジュネス進出により商店街の多くの店が閉店に追い込まれたため、ジュネスに対して複雑な思いを抱いてる市民もいる。
最近は人々の間で
マヨナカテレビという噂が広まっており、雨が続いた後は深い霧が立ち込めるなど不穏な空気が漂っている。
主な場所
八十稲羽駅
都会から来た主人公が到着した駅。
稲羽線というローカル線の中心駅で、稲羽市の公共交通機関はこの鉄道とバスのみ。
しかし、この駅から直接都会へ行くことはできず、途中で特急列車に乗り換える必要があるため、3時間前後の時間がかかる。
駅のモデルは山梨県笛吹市にある石和温泉駅。
堂島宅
堂島遼太郎と
堂島菜々子が住む家。木造2階の一戸建て。
主人公は1年間この家に居候することになり、2階に主人公の部屋がある。
新築ではなく、売りに出ていたところを堂島が買ったらしい。
5月22日のイベントでは、家の隣に家庭菜園を作ることになる。
様々な効果がある野菜を栽培し、収穫した野菜はダンジョンの探索や
シャドウとの戦闘で使うことができる。
畑の手入れをすることで根気の
ステータスが上がり、収穫日を早めたり、収穫量を増やすことができる。
また、堂島や菜々子と一緒に畑の手入れをすると好感度が上がる。
クエストを進めると、家の前に野良猫が現れる。猫を撫でることで伝達力のステータスが上がり、さらに猫の数が増えていく。
鮫川河川敷
鮫川は市の中心部を南北に貫いて流れており、稲羽市に自然の恵みをもたらしている。
人々は水遊びや釣りを楽しんでおり、死神コミュの黒田ひさ乃は河原で日向ぼっこをしている。
釣り竿があれば、主人公も釣りに挑戦できる。
稲羽中央通り商店街
南側と北側に分かれている。ジュネス進出の影響でシャッターを閉めている店が多い。
バス停
稲羽市の公共交通機関の1つ。主人公はバイト先への通勤に利用している。
隣の市と結ぶ東西の路線と、八十神山の中腹にある施設と結ぶ南北の路線がある。
しかし、バスの本数は少なく、利用者もそれほど多くはない。
MOEL石油
主人公と堂島親子が訪れたガソリンスタンド。
主人公はアルバイトの勧誘を受け、店員と握手した。
この店員は雨の日だけ店の外に立っており、それ以外の天気の日は見かけない。
四目内堂書店
四目内とは店主の名字。
「よめない」という本屋としてはどうかと思う店名だが、店主の四目内さんは全く気付かず、開店した後でふさわしくない名前だと気付いたという。
店の名前が知れ渡ると、地元の小学生たちが「本が読めない本屋はど~こだ?」とナゾナゾで楽しむようになり、四目内さんは密かに気にしていた。
しかし、時間が経つにつれて開き直るようになり、今では自分の趣味の本しか置かないようになった。
そのため、変わった趣味の常連客が大半になり、普通の客は入りづらく、本当に読めない本屋になりつつある。
だいだら.
よく「だいだら」と間違えられるが、正しくは「だいだらぼっち」であり、最後の「.」も含めて店名である。
金属細工店……の筈だが、売っている商品は銃刀法に違反しそうなものばかり。店主のオヤジさん曰く、これらは全てアートだとか。
『
Persona4 the ANIMATION』では13話で花火職人として登場し、「花火もアート」と語っていた。
主人公は戦闘で入手した素材を売り、装備品を作ってもらうことになる。雨の日の夜は全商品が2割引きになる。
『
ペルソナ4 ザ・ゴールデン』では実習棟の2階に職人見習いの弟子がいる。彼に特定の武器を渡すと、変わった見た目の武器と交換してくれる。
オヤジさんは時々、自作のアートを店先で嬉しそうに振り回しているそうだが、知らない人からすれば凶器を振り回す危険人物である。
しかし、顔に傷があるオヤジさんが怖くて、誰も通報できないでいる。
丸久豆腐店
久慈川りせの実家。
昔ながらの製法と素材へのこだわりが支持され、ジュネス進出後も生き残った数少ない店。
久慈川という名字が店名の由来だが、周囲からは「まるきゅうさん」と呼ばれているため、本当の名字はあまり知られていない。
りせの祖母が1人で店を切り盛りしていたが、年齢のせいか最近は製造量を減らし、営業時間の短縮や休業日が多くなっていた。
しかし、孫のりせが来てからは彼女のサポートもあり、店はフル稼働に戻った。
朝一番の豆腐の水揚げはりせの仕事であり、その噂がファンの間で伝わり、早朝からファンが列を作った結果、店の最高売上を更新した。
四六商店
昔から商店街に店を構えている雑貨屋。
創業当時は薬売りだったため、よく効く薬の代名詞として知られる「ガマの油売り」の口上に出てくる「四六のガマ」が店名の由来。
主人公はこの店で回復アイテムなどを購入でき、雨の日は全商品が2割引きになる。
店主である四六のおばちゃんは主人公のことを「ぼっちゃん」と呼び、気にかけている。
しかし「ぼっちゃん、いつも変なもの買ってくから……おばちゃん、ちょっと不安だよ」と心配されることも。
店先には自動販売機とカプセル販売機がある。
自動販売機はいつでも利用でき、利用しても時間は経過しないが、カプセル販売機は雨の日だけ利用でき、利用すると時間が経過する。
『P4G』の夜会話によると、
クマはホームランバーが大好物なのだが、ジュネスには無いため、この店で真冬でも大量に買い込んでいる。
+
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そして、夜になると…… |
夜になると、スナック紫路宮という店に変わる。
おばちゃんも派手な化粧と真っ赤なキャミソールを身に付け、紫路宮のママとして接客している。
主人公は皿洗いのバイトをしたり、戦闘で入手した宝石と武器を交換することが可能。
店内にある巨大な水槽には、 アキヒコという名の魚が泳いでおり、捕まえた昆虫を食べさせることができる。
しかし、アキヒコは飽きっぽく、同じ昆虫を5回食べさせると他の昆虫を欲しがるようになる。
それを繰り返していくことで、アキヒコは少しずつ成長していくのだが、最終的には水槽と同じくらいの巨大な魚になる。
どう見ても主人公の倍以上の全長があるのだが、昼間はどうやって隠しているのだろうか?
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愛家
代々続いてきた油屋だったが、現在は「アイヤー」「~アル」など怪しい中国語を話す
店主がいる中華料理店。
しかし、店を経営している中村さん夫妻は生まれも育ちも稲羽市の日本人。
店主によると「THE 麺道」という本に感動してこうなったらしい。この本は愛家を8回利用すると貰える。
中村あいかという娘がおり、アニメでは度々登場する。
ゲームでは姿を見せないが、店主との会話で名前が出てくるため、設定上は存在している。
店のメニューは以下の4つ。
- 麻婆豆腐定食
- 焼きそば定食
- 肉丼
- 雨の日スペシャル肉丼
曜日や天気によって注文できる料理が変わり、食べることでステータスが上がる。
惣菜大学
数年毎に違う店に変わる。貸しビデオ屋、下着屋ときて、肉屋になった。
だが、肉だけ売っていても繁盛しないことに気付き、今度は「おふくろの味」を売りにした惣菜屋に鞍替え。
しかし、都会の人間とは違って、稲羽市民は「おふくろの味」に全く飢えていなかったため、この試みは失敗した。
ジュネスから出店のオファーが来たが、「趣味の店だから」と断ったらしい。しかし、日によって味が違うため、趣味というより気分の店だとか。
近年は町おこしに便乗した、ビフテキを使ったメニューを売り出している。
本格的なステーキには敵わず、行き詰まりを感じているものの、値段が安いことから学生たちには人気がある。
放課後には大勢の学生が立ち寄っており、肉を愛する
里中千枝もよくこの店で買い食いしている。
店のメニューは以下の3つ。
久保美津雄はかつて、この店でアルバイトをしていた。
辰姫神社
石段を登った先の頂上にある寂れた神社。毎年8月に夏祭りが開催される。
祀られている祭神は豊玉昆売命。開運や安産、水難の厄除けなどの御利益がある。
豊玉昆売命の真の姿は八尋和邇とされており、稲羽市の由来である因幡の白兎にも和邇が登場している。
おみくじが引けるほか、虫取り網があれば昆虫採集ができる。夜になると白い着物を着た女性が現れ、特定の魚と宝石を交換してくれる。
隠者コミュのキツネが住み着いており、キツネは神社の復興を目指している。
主人公はキツネが持ってきた絵馬に書かれた願いを叶えることで、神社の評判を高めていき、復興に協力していく。
キツネはダンジョンの探索にも登場し、どこかの山から調達してきた回復効果のある葉っぱを使い、自称特別捜査隊をサポートしてくれる。
ただし、ギブアンドテイクであり、回復には料金がかかる。金額はキツネの機嫌によって変わるが、コミュのランクが上がると料金が安くなっていく。
巽屋
巽完二の実家。
明治時代に鮫川の清浄な流れを利用した染色が盛んになり、巽屋はその時代に開業した老舗の染め物屋である。
天城屋旅館に土産品を卸しているため、天城家とは昔から親交がある。
先代の店主は完二の父親で、現在の店主は完二の母親。
先代の店主は全国的に有名な職人であり、その名声は今でも伝わっているため、ジュネス進出後も順調な経営を続けている。
完二も手芸や裁縫が得意で、皇帝コミュでは少年に手作りのあみぐるみをプレゼントし、コミュをMAXにしていると手芸教室を開くという話が聞ける。
コニシ酒店
小西早紀と小西尚紀の実家。
代々続く酒屋だったが、ジュネス進出の影響で客足が遠のいてしまい、経営の危機にある。
姉の早紀は高校3年生で主人公たちの先輩。ジュネスでアルバイトをしており、
花村陽介は彼女に片思いしている。
弟の尚紀は高校1年生で主人公たちの後輩。刑死者コミュで主人公と関わることになる。
店先には当たりつきの自動販売機がある。
1本買うと抽選が行われ、当たると好きなジュースを1本無料で貰える。
当たりが出た後にも抽選が行われるため、運が良ければ連続で当たることがある。
店名の由来は、バトル担当スタッフの小西氏の実家が酒屋だったため、仮の名前として「小西酒店」と名付けたら、そのまま採用されたらしい。
天城屋旅館
天城雪子の実家。
有名な老舗の温泉旅館で、温泉の泉質は酸性ラドン泉。客室は全30室で、その内の半数以上が離れにある。
地元の野菜と川魚を使った料理など、八十稲羽の自然を満喫できる名店として、テレビや雑誌にも取り上げられている。
普段は旅館に行くことはできないが、10月30日のイベントでは捜査隊と菜々子が旅館に泊まり、女教皇コミュをMAXにしていると3月20日にバス停から行くことができる。
稲羽市立病院
主人公のバイト先の1つであり、悪魔コミュの上原小夜子の勤務先でもある。
水曜日から金曜日の夜にバス停から行くことができ、この病院で働くことが死神コミュの発生条件の1つになっている。
皇帝コミュでは完二の父親がこの病院で亡くなったことが明かされ、太陽コミュでは小沢結実の父親が入院することになる。
メインストーリーの終盤に差し掛かると、堂島親子と
生田目太郎が入院し、12月3日のイベントで選択肢を間違えると
バッドエンドになってしまう。
八十神高等学校
主人公たちが通う県立高校で、略称は八高。男女共学の普通科高校で、1学年につき3クラス。
県内の偏差値は中ランクだが、近年はランクが上がってきている。生徒たちの素行も良く、地元の評判は上々。
大学に進学する生徒は少なく、地元で就職する生徒が多い。
実は県庁などに八高を含む県立高校の学閥があり、地元での出世を望むなら県立高校に進学せざるを得ないという裏事情がある。
歴史
1944年、第二次世界大戦中に創立された
八十神山兵役学校が起源。
創立の目的は青少年の教育ではなく、開校することで炭鉱が空爆の目標となるのを避けるため。
終戦後は通常の高等学校として再整備されるが、軍事的な施設だった頃の象徴として、現在でも敷地の隅に実物大の
ゼロ戦が置かれている。
校舎
校舎は教室棟と実習棟の2つに分かれている。
戦後の再整備に伴い改修や補修工事が行われたが、基本的な構造は創立当時のまま。
老朽化が進んでいるが、定期的な補修工事が行われており、今のところ新校舎の建築計画は無い。
炭鉱の町として栄えていた頃は今よりも生徒数が多かったため、実習棟の方にも教室があった。
しかし、炭鉱が閉山してからは少子化が進み、空き教室が増えていった。
その空き教室を無駄にしないために、各種の実習教室を設置した結果、生徒数の割には設備が充実していると評判になったとか。
他には講堂を兼ねた体育館、陸上トラックがある校庭、やや小さいが野球場まである。
ただし、プールは無いので、八高では水泳の授業は無い。
制服と校則
制服は男子は学ラン、女子はセーラー服をベースにしている。
制服の着こなし方はキャラクター毎にかなりの差があるが、八高の校則はそれほど厳しくないため、余程の改造さえしなければ特に注意されない。
直斗は男子の制服を着ていることについて「校則に違反してる」と言っているが、実は「女子が男子の制服を着てはいけない」とは書いていないため、厳密には校則違反ではない。
アルバイトは勉強の妨げにならなければ、届け出をすることで許可が下りる。しかし、未成年にふさわしくない職種は却下される。
バイク通学は校則で禁止されているが、剛毅コミュでは隠れてバイク通学をしている生徒が登場する。
行事
毎年6月に1泊2日で行われる。1年生と2年生の合同で、目的は「若者の心に郷土愛を育てる」こと。
近くの山でゴミ拾いをした後、それぞれの班に別れて夕食を作ることになる。
男女別にテントで寝ることになるが、夜にテントを抜け出すと1発で停学。
毎年9月に2泊3日で行われていたが、生徒数の減少と予算削減のため、2年に1回となり、1年生と2年生の合同に変更。
さらに主人公たちの担任だったモロキンが考えた企画により、観光中心だった内容が見直され、勉強中心の旅行になった。
旅行先は『
ペルソナ3』の舞台となった辰巳ポートアイランドで、私立月光館学園では学校交流会が開催。
主人公たちは生徒会長になった
伏見千尋から歓迎され、江戸川先生による特別授業を受けた。
毎年10月に開催され、一般客の入場も可能。
各クラスによる出し物のほか、外部の業者の出店も認められているため、神社の夏祭りと同じような感覚で楽しまれている。
主人公が参加した年は
ミス?コンとミスコンが開催された。
ジュネス八十稲羽店
物語が始まる1年前にオープンした全国チェーンの大型スーパー。店長は陽介の父親である花村陽一。
稲羽市の南端に国道が通っているのだが、ジュネスは国道の近くにあるため、近隣の市町村からも大勢の客が訪れている。
店員として地元の人間を雇い、地域活性化に貢献しているが、前述の通り商店街の関係者からは複雑な思いを抱かれている。
マスコットキャラクターはいなかったが、クマが現実世界に出てきてからは、アルバイト兼マスコットの熊田くんとして働いている。
『P4G』の夜会話によると、ジュネスの本社から視察に来た重役に気に入られ、専属モデルのオファーを受けたらしい。
だが、社会的にはクマは身元不明の存在であるため、陽介は色々と焦っていた。
時給
高校生は690円、それ以外は900円。
夏休みに陽介から臨時のアルバイトを頼まれるが、月曜日から金曜日の5日間で4万円の給料が貰える。
これは陽介が気を利かせて、特別待遇にした結果らしい。
シナリオ担当スタッフによると「きっと陽介は時給400円ぐらいでこき使われています」とのこと。最低賃金法違反では?
フロアガイド
主人公はいつもここからジュネスに出入りし、フードコートに行く時はエレベーターを利用する。
足立透はよくここで仕事をサボっており、道化師コミュの発生場所になっている。
そして、
真エンドへの入口にもなっている。
食料品売り場があるフロア。食料品売り場に限り、24時間営業となっている。
出来立ての惣菜は16時・19時・22時に売り場に並び、堂島が好きなたくあんも売っている。
フォアグラなどの高級食材も売っているが、前述の通りホームランバーは無い。
クマは「ホームランバーを入れろ」と陽介にリクエストしているが、残念ながら実現していない。
林間学校で作った
カレーライスや、事件解決の打ち上げで作った
オムライスなど、この売り場の食材から様々な
物体Xが誕生した。
家電売り場があるフロア。捜査隊がテレビの中に入る時に使う大型テレビが置いてある。
マッサージチェアなども置いてあり、初めて現実世界に出てきたクマが多彩なもみ技を堪能していた。
フードコートがあるフロア。捜査隊はフードコートを特別捜査本部として利用している。
フードコートのメニューではウルトラヤングセットの人気が高く、完二も1度食べてみたいと考えているが、いつも売り切れらしい。
これはハンバーグ・ビフテキ・メンチカツ・唐揚げの盛り合わせで、量がかなり多いが、千枝は普通に完食していた。
ダンジョン内の陽介との会話で「ウルトラヤングセットが何の肉なのか知らない」「まさか、キツネの肉では?」という疑惑が聞けるが、これはただの考えすぎ。
実際はジュネスと提携している牧場から、牛肉や鶏肉を仕入れているらしい。
ヒーローショーなどが催される屋外ステージがあり、10月10日のイベントでは、りせの特別ライブが行われた。
ちびっこ広場と乗り物のりばという子供たちが遊べる場所もあり、看板には下手くそなウサギの絵が描かれているが、この絵は店長の直筆らしい。
その他の場所
沖奈市
稲羽市の隣にある都市。隣といっても山を挟んでおり、電車やバスの本数も多くないため、車やバイクがないと交通時間がそれなりにかかる。
主人公はバイクを乗り回すことで、沖奈市に行けるようになる。
コミュや休日のイベントで訪れることがあり、6月15日のナンパイベントの舞台にもなった。
映画館やアパレルショップ、喫茶店などがあり、稲羽市よりも都会。
喫茶店のマスターの名前は無門というのだが、『P3』の塔コミュの無達と名前や風貌が似ている。
「出家した兄がいる」と語っていることから、この2人は兄弟だと思われる。
七里海岸
稲羽市に最も近い海岸。主人公はバイクで遠出することで海岸に到着する。
海釣り竿があれば、海釣りに挑戦できる。海水浴や静かに海を眺めて過ごすこともできる。
8月23日のイベントでは、原付免許を取得してバイクに乗った捜査隊が海水浴に出かけた。
ベルベットルーム
夢と現実、精神と物質の狭間にある場所。商店街やテレビの世界の入口広場にある青い扉から行くことができる。
イゴールと
マーガレット、『P4G』では
マリーもいる。
ペルソナの合体やペルソナ全書の利用、スキルカードの登録と購入などができる。さらにマーガレットは女帝コミュ、マリーは永劫コミュを担当する。
ベルベットルームは訪れる者によって姿を変えるが、『P4』では霧に包まれた道を進むリムジンとなっている。
これは謎に包まれた事件に立ち向かう主人公の不安を表しているとのこと。
イゴールたちは主人公の目の前にいるので、誰がリムジンを運転しているのか気になるかもしれないが、それも含めて主人公の不安であるため、運転席には誰もいないらしい。
追記・修正は稲羽市に引っ越してからお願いします。
- 読みやすい良い項目、しかしこうしてみると稲羽市ってなんだかんだ充実してる都市だよなぁ、作中じゃ田舎で何も無いみたいなこと言われてるけど -- 名無しさん (2024-04-01 01:13:21)
- 喫茶も無ェ!映画も無ェ!クラブやディスコは勿論無ェ!活気も無ェ!希望も無ェ!マヨナカテレビを見るしか無ェ! -- 名無しさん (2024-04-01 10:31:06)
- てか戦国時代の頃から設定作られてるのね。全然知らなかった。 -- 名無しさん (2024-04-01 11:30:45)
- 食料品売り場だけとはいえ田舎で24時間営業してる大型スーパーって凄いな… -- 名無しさん (2024-04-01 12:31:22)
- 稲羽町なら現実にもあったんだけどな 町のどこを見ても山が見える、大型ショッピングモールに生活を支配された町ってのも同じだ 今は各務原市の稲羽地区に変わっちゃってるけど -- 名無しさん (2024-04-01 17:44:21)
- めっちゃ設定作り込まれててビビる -- 名無しさん (2024-04-01 18:09:35)
- 大型ショッピングモールが出来た田舎の解像度がやたら高い事で有名と聞いた -- 名無しさん (2024-04-01 18:42:32)
- 町の一部がP4U/P4U2のステージに使われている -- 名無しさん (2024-04-01 19:29:59)
- 稲葉駅ってローカル線路だったのか。居眠りしてたら辿り着いた順平ェ… -- 名無しさん (2024-04-01 20:05:22)
- 想像以上にしっかりした項目だったし設定めちゃ細かいのな…授業あまりよく聞いてなかったのがバレる… -- 名無しさん (2024-04-01 23:10:20)
- ホルスタインを肥育したブランド牛ってのも実在するんで、「乳牛しかいない(ように見える)のにビフテキが名物」というのもありえなくはない -- 名無しさん (2024-04-04 02:58:05)
- Qに出てくる時計塔(の原型)とか「あの子」が入院していた病院とかも一応稲羽市だよね…? -- 名無しさん (2024-04-04 03:37:10)
- 原作で触れられてたか忘れたけど、もし入り口のテレビに買い手がついてたらどえらいことになってたよね。特に入ってる最中。 -- 名無しさん (2024-07-15 19:28:09)
- ↑でも、展示品のテレビを買う人ってそんなにいないと思う。もしも、入ってる最中に誰かが買ったとしても、クマがいればジュネスで売ってる他のテレビに繋がる出口を出してくれそう。それに現実世界とテレビの世界は「場所と場所で繋がってる」という台詞が劇中にあるので、同じ場所に他のテレビを置いて中に入れば、いつもと同じテレビの世界の広場に出るはず -- 名無しさん (2024-07-16 05:57:42)
最終更新:2024年09月16日 17:31