VWXYZ(遊戯王)

登録日:2010/12/24 Fri 18:22:51
更新日:2025/02/11 Tue 16:46:47
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「VWXYZ」とは、遊戯王OCGに登場するカード群の総称、及びそれらを用いたデッキの名称である。
「ブイダブリュー(ry」ではなく「ヴィトゥズィ」と読む。VtoZ。


【概要】

「VWXYZ」というのはカテゴリとしての名称ではなく、融合体である《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》から取られている。
属するモンスターは全て光属性機械族であり、ユニオンモンスターを含む一組のレベル4モンスター群と、それらの融合体に大別される。

『GX』以降ほとんど音沙汰がなかったが、時折関連カードが登場しており、特に第9期と第12期には、まとまった数の新規カードを得ている。
2016年6月18日発売の「ストラクチャーデッキ-海馬瀬人-」では、新顔としてABCが登場*1
2024年5月25日発売の「デュエリストパック-輝光のデュエリスト編-」では、元祖XYZのリメイクモンスターが登場している。

光属性・機械族・ユニオンという点は共通しているカード群だが、
  • XYZ:海馬が原作で使用したカード群
  • VW:万丈目がGXでXYZに追加する形で使用したカード群
  • ABC:海馬をイメージした、XYZの実質的なリメイク版
とそれぞれの登場経緯が異なるため、VWとABC間の関係性は存在しない。


【各カード紹介】

X-ヘッド・キャノン

通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1500
強力なキャノン砲を装備した、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して様々な攻撃を繰り出す。

記念すべき1体目のXYZ。下記のY・Zの2体共々、初登場は第3期第2弾「ユニオンの降臨」。
攻撃力が高く、効果の無いシンプルなアタッカー。それ故か、XYZ以外でも声がかかる事がある。
なんで最初が「X」なのかって?社長に聞いて下さい。

Y-ドラゴン・ヘッド

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1600
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの「X-ヘッド・キャノン」1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は400アップする。

2体目のXYZにして、初のユニオンモンスター。
効果はXへのユニオン。攻守共に頼り無いため、早々にXに装備して強化するか、下記の融合体またはランク4エクシーズに繋げたい。

Z-メタル・キャタピラー

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1300
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの、「X-ヘッド・キャノン」か「Y-ドラゴン・ヘッド」1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は600アップする。

3体目のXYZ。Yと同じく、初のユニオンモンスターの1体。
効果はXかYへのユニオン。ステータスはYより劣るが、合体後の補正値で勝る。

V-タイガー・ジェット

通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1600/守1800
空中戦を得意とする、合体能力を持つモンスター。
合体と分離を駆使して立体的な攻撃を繰り出す。

元祖XYZの登場から3年後、下記のWと共に第4期第6弾「ELEMENTAL ENERGY」で登場した4体目。
Xと同じく通常モンスターだが、攻守の数値があちらと逆になっており、アタッカーとしては頼りない中途半端なステータスになってしまった。
虎なのは「カッコイイからだ!!」

W-ウィング・カタパルト

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1300/守1500
(1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの「V-タイガー・ジェット」1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターの攻撃力・守備力は400アップする。

Vと共に登場した5体目。こちらの攻守はZの逆になっている。
効果はVへのユニオン。貧弱なので早急に合体させたいが、させたとしてもステータスには不安が残る。

A-アサルト・コア

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1900/守 200
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地の他のユニオンモンスター1体を手札に加える。

9期に登場したABCの1体で、オレンジ色のサソリのような形態の移動砲台。ABCの中では唯一ドラゴン要素が皆無である。
機械族・光属性モンスターの装備カードとなり、相手モンスターの効果への耐性を付与する。
ABCは共通して、装備モンスターに特定の種類のカードへの耐性を与えるが、この種類は自身の色と対応している。

もう一つの固有効果は、フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる他のユニオンモンスターのサルベージ
この効果には1ターンの回数制限がなく、複数枚あれば同名もサルベージ可能なため、あの《ファイアウォール・ドラゴン》を絡めた射出ループで無限の弾として使われた事もあった。
日本では射出する側のモンスターが次々規制され、このカードもFWD禁止までに特に規制はかからなかったが、海外では一時期制限カードに指定された。
もっとも、その2か月半後の改訂でFWDが禁止指定されたため、何事もなく無制限に戻っている。

攻撃力は1900と、合体前のモンスターの中では最高の数値を誇る。

B-バスター・ドレイク

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1800
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは相手の魔法カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからユニオンモンスター1体を手札に加える。

緑色の恐竜型メカ。ウィングとビーム砲を搭載している。
機械族・光属性へユニオン合体し、装備モンスターに魔法耐性を与える。
フィールドから墓地へ送られた場合の効果は、ユニオンモンスター1体のサーチ
こちらも回数制限はないため、上述のAとループする。

C-クラッシュ・ワイバーン

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守2000
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは相手の罠カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からユニオンモンスター1体を特殊召喚する。

紫色の翼竜型メカ。ランチャーポッドで武装している。
機械族・光属性にユニオン合体し、装備モンスターに罠耐性を付与する。
フィールドから墓地へ送られた場合に手札からユニオンモンスター1体を特殊召喚できる。
こちらもやっぱり1ターンの回数制限はないが、主にループで使われていたFWDと役割が被っていた。

こちらは合体前最大守備力を更新した。

X-クロス・キャノン

効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):機械族・光属性の、融合モンスターかユニオンモンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードに装備可能な機械族・光属性ユニオンモンスター1体を、
その効果による装備魔法カード扱いでデッキからこのカードに装備する。
このターン、自分は光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

12期に登場した《X-ヘッド・キャノン》のリメイク。
相変わらずユニオンモンスターではないが、機械族・光属性の融合かユニオンがいれば自力で手札から特殊召喚可能。

注目すべきは(2)の効果で、EXから光属性モンスターしか出せなくなる代わりに、機械族・光属性のユニオンをデッキから装備出来る。
装備したユニオンはそのまま装備解除で特殊召喚出来るため、展開の要となる重要カードになっている。

Y-ドラゴン・イアヘッド

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1600
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から1体を装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
このターン、自分は光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。

12期に登場した《Y-ドラゴン・ヘッド》のリメイク。リメイクXYZの名前にABC同様に頭文字XYZの単語を入れる命名法則を採用したせいか「イアヘッド=学年主任」なんて無理矢理な名前になっている。
リメイク前と異なり、装備してもステータスは上昇しないが、装備先が機械族全般に拡大している。
また、リメイクX同様にEXから光属性しか出せなくなる代わりに、特殊召喚時に手札・墓地から機械族・光属性・レベル4モンスターを装備出来る効果を持つ。

ABCの様に墓地に送られた時に効果が発動する連中を使いまわせるだけでなく、よく見るといずれの効果にも同名ターン1がない
(1)の効果は同名カードも装備可能なので、墓地に2枚揃えて墓地送り手段も用意した上で特殊召喚すると無限ループが完成する。ABCと言い何故こうも無限ループと縁があるのか…

Z-ジリオン・キャタピラー

ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1300
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
自分の除外状態の機械族・光属性・レベル4モンスター1体を装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
このターン、自分は光属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。

第12期に登場した《Z-メタル・キャタピラー》のリメイク。
ほぼリメイクYと同様の効果だが、装備先が除外ゾーンからとなっている。例によって同名ターン1がないが、墓地より送りにくい除外ゾーン参照なのでループは困難。
融合体を出す過程で除外したユニオンの使い回しが主な仕事。


【合体形態】

各種合体形態には以下の共通テキストが存在する。

「***」+「***」(+「***」)
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
※第12期以降のテキストに準ずる

上記の方法以外では出せないが、「カード」という指定なので、ユニオン効果などによる装備状態でも合体する事が可能。
加えて「このカードは墓地から特殊召喚できない。」というテキストが存在するモンスターもいるが、除外状態からの特殊召喚は可能である。

XY-ドラゴン・キャノン

融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2200/守1900
「X-ヘッド・キャノン」+「Y-ドラゴン・ヘッド」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の表側表示のカードを破壊する。

XとYの合体形態。
手札1枚をコストに表側の魔法・罠を除去できるが、やや使い勝手に欠ける。
分離も追加合体も出来ないため、長らく原作再現が不可能であったが、
後述の《X・Y・Zコンバイン》により、擬似的に追加合体の再現が可能となった。

YZ-キャタピラー・ドラゴン

融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2100/守2200
「Y-ドラゴン・ヘッド」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の裏側表示モンスターを破壊する。

YとZの合体形態。このカードと下記のXZは、原作には登場しないOCGオリジナルとなっている。
手札1枚をコストに裏側モンスターを除去できるが、ステータスには不安が残る。
後述の《ユニオン格納庫》1枚から即座に合体出来るので、XYより《X・Y・Zコンバイン》との相性が良いのは内緒。

XZ-キャタピラー・キャノン

融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2400/守2100
「X-ヘッド・キャノン」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドの裏側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の裏側表示のカードを破壊する。

XとZの合体形態。
手札1枚をコストにした伏せ除去効果を持つ。
ステータスは比較的高く、効果の発動機会も多い方だが、チェーンして対象のカードを発動され、コストの払い損になりやすいのがネック。

XYZ-ドラゴン・キャノン

融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻2800/守2600
「X-ヘッド・キャノン」+「Y-ドラゴン・ヘッド」+「Z-メタル・キャタピラー」
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
このカードは墓地から特殊召喚できない。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。

X、Y、Zの3体が合体した姿。
手札1枚をコストに相手フィールドのカード1枚破壊できる。発動回数に制限もないので、手札が許す限り相手の盤面を荒らせる。
モンスターフィギュアコレクション Volume 3にも登場。DUEL TERMINALでスキャンすると専用デッキが出現する。

VW-タイガー・カタパルト

融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2000/守2100
「V-タイガー・ジェット」+「W-ウィング・カタパルト」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):手札を1枚捨て、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの表示形式を変更する。
この時、リバースモンスターの効果は発動しない。

VとWの合体形態。
手札1枚をコストに相手モンスター1体の表示形式を変更する。
エネミーコントローラー》や《月の書》で事足りるが、リバース効果を封じつつ裏側を表側できるのが利点。
ステータスに不安が残るので、すぐに合体させるか防御手段が欲しい。

VWXYZ(ヴィトゥズィ)-ドラゴン・カタパルトキャノン

融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「VW-タイガー・カタパルト」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」
自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを除外する。
(2):このカードが相手モンスターに攻撃宣言した時、その攻撃対象モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃対象モンスターの表示形式を変更する。
この時、リバースモンスターの効果は発動しない。

VWとXYZが合体した最強にして最後の形態「VWXYZ」。万丈目のパワーカード。
1ターンに1度、相手のカード1枚を対象に取って除外し、攻撃対象の表示形式を(リバース効果を封じつつ)変更する効果を持つ。
強力な効果を持つが、まともに召喚しようとすると5体のモンスターを場に用意して合体させる必要があり、その道のりは長く険しい。
サポートカードを駆使してディスアドバンテージを軽減したいが、特に耐性もないので、活躍させるのならば出した後に守る手段も別途必要になる。

よく見ると腕のように見えるのは分離した《Z-メタル・キャタピラー》であり、実際の腕は胸部の《X-ヘッド・キャノン》から伸びている2本だけである。

アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン

融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻3500/守3000
「VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン」+「アームド・ドラゴン LV7」
自分が上記のカード全ての特殊召喚に成功しているデュエル中に、自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は除外されている自分・相手のカードと同名カードの効果を発動できない。
(2):相手ターンに1度、デッキ・EXデッキからカード1枚を除外して発動できる。
相手のフィールド・墓地のカードを全て除外する。

最強にして最後と言ったな。あれは嘘だ。
第10期の「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-」で登場した、VWXYZが《アームド・ドラゴン LV7》と悪魔合体して誕生する浪漫モンスター。
万丈目はアームド・ドラゴンもVWXYZも一つのデッキに組み込んでいるので、おそらくモチーフはそれ。

他のVWXYZ系列と違い、墓地から合体素材を調達しても良いが、
その決闘中にVWXYZとLV7両方の特殊召喚を成功させる必要があり、総合的な厳しさは一段と増している。
その代わり自分のデッキ・EXデッキ1枚をコストに相手の場と墓地のカードを全て除外し、
除外されたカードと同名カードを相手は使えないというブッパとロックを組み合わせた凄まじい制圧力を誇る。

ABC-ドラゴン・バスター

融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
(1)自分・相手ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):相手ターンに、このカードをリリースし、自分の除外状態の機械族・光属性ユニオンモンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。

A、B、Cの3体が合体した姿。VWXYZまでと違い墓地のABCも除外できる。
1ターンに1度、手札1枚をコストにフリーチェーンの除外効果と、
相手ターンにリリースする事で除外されている機械族・光属性のユニオン3種類を特殊召喚する効果を持つ。
相手ターンであれば、《無限泡影》など対象を取る無効化を回避しながら除外効果を使う事ができる。
帰還したA、B、Cを除外すれば2体目以降も出てくるので、1体出れば実質的に3体目までは出せる非常に厄介な性質を持つ。
VWXYZもABCもレベル4で統一されているため、エクシーズ召喚に繋げられる他、自主退場しつつフィールドにモンスターを3体残せる事からリンク召喚との相性も良い。

こうした使い勝手の良い効果を複数持つことから、環境でも大いに活躍。
便利すぎた《ユニオン格納庫》が2017年1月に制限になったことで一時期鳴りを潜めた。しかし同年7月、《テラ・フォーミング》の準制限指定に伴い、格納庫が準制限に緩和され、勢いを取り戻した。
……と思いきや10月にてABC自体が制限入り。流石に許されなかったか。
その後致命傷になりかねない《墓穴の指名者》の登場や、相性の良いリンクモンスターが次々規制で消えて行ったことと環境のインフレで目立った活躍がなくなったことから無制限まで緩和された。
…が、マスタールール改訂により融合モンスターをリンクモンスターなしで並べられる様になったのが危険視されたのか、格納庫共々2020年4月に再度制限指定を受ける。
その後、相性の良い《ユニオン・キャリアー》の禁止と同時に準制限に緩和。2023年1月にようやく再度無制限となった。

A to Z(エートゥズィ)-ドラゴン・バスターキャノン

融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守4000
「ABC-ドラゴン・バスター」+「XYZ-ドラゴン・キャノン」
自分フィールドの、元々のカード名が上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):自分・相手ターンに、フィールドのこのカードを除外し、
自分の除外状態の「ABC-ドラゴン・バスター」「XYZ-ドラゴン・キャノン」を1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

ABCとXYZの合体したもう一つの最終形態「AtoZ」。
手札1枚をコストに相手のモンスター効果・魔法・罠の発動を無効にして破壊する制圧型。
しかも除外する事でABCとXYZに分離するオープンゲット持ち。
「AtoZ」で全てと言う意味になるので、おそらく真の最終形態なのだろう。
最大の欠点は重さよりも、ABCが強すぎてこちらをわざわざ出しに行く必要がないこと
VW「」

XYZ-ハイパー・ドラゴン・キャノン

融合・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻3000/守2800
「X-クロス・キャノン」+「Y-ドラゴン・イアヘッド」+「Z-ジリオン・キャタピラー」
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):相手ターンに1度、手札を1枚捨て、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):フィールド・墓地のこのカードを除外し、
EXデッキの機械族・光属性・レベル8融合モンスター1体を相手に見せて発動できる。
そのモンスターにカード名が記された自分の墓地・除外状態の融合素材モンスターを3体まで特殊召喚する。

リメイク版X、Y、Zの3体が合体した姿。ABCと同様に墓地からも素材を確保出来る。
破壊効果は相手ターン限定となったものの、フリーチェーン化したので妨害として機能する様になっている。
ABCと同様に3体に分離する効果を得たが、EXから機械族・光属性・レベル8融合モンスターを公開して、そこに記された融合素材を墓地・除外ゾーンから3体まで特殊召喚する効果となっており、リメイク版XYZではなく本家XYZかABCを呼び出す物となっている。
ちなみにVWXYZを見せればVWとXYZを除外ゾーンから呼び戻せる。
変わったところでは《サイバー・ツイン・ドラゴン》を見せれば《サイバー・ドラゴン》(墓地で《サイバー・ドラゴン》扱いとなるモンスターも可)を2体並べられる。

ユニオン・コントローラー

融合・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻2200/守1900
機械族・光属性モンスター+「Y-ドラゴン・イアヘッド」か「Z-ジリオン・キャタピラー」
自分フィールドの上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがEXデッキから特殊召喚した場合に発動できる。
効果テキストに「ユニオンモンスター」と記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
機械族・光属性の、通常モンスターかユニオンモンスター1体を手札から特殊召喚する。

まさかのモンスター化した《エネミーコントローラー》。素材は機械族・光属性モンスターとリメイク版YかZ。
EXから特殊召喚された際に効果テキストに「ユニオンモンスター」と記された魔法・罠カードと言うめっちゃ強引な指定でサーチを行う。これで中々サーチの難しかったユニオンサポートにアクセス出来る様になった。
また、メインフェイズに手札から機械族・光属性の通常モンスターかユニオンモンスターを特殊召喚する効果もあるためこちらも便利。
通常モンスターでもユニオンモンスターでもないリメイク版Xは特殊召喚出来ないが、場のこのカードがあちらの特殊召喚条件を満たすので、特に支障はない。


【XYZを補助するカード】

  • ユニオン格納庫
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから機械族・光属性ユニオンモンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性ユニオンモンスターが召喚・特殊召喚された場合、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターに装備可能で、カード名が異なる機械族・光属性ユニオンモンスター1体をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
この効果で装備したユニオンモンスターは、このターン特殊召喚できない。

発動時の効果処理として、デッキから機械族・光属性のユニオンモンスター1体をサーチできるフィールド魔法。
名前的に万丈目が用いた永続魔法《異次元格納庫》を意識していると思われる。ただ、このカードの(2)の効果はXとVには対応していない。

1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性のユニオンモンスターが召喚・特殊召喚された場合、そのモンスターに装備可能でカード名が異なる機械族・光属性のユニオンモンスター1体をデッキから選んで装備させられる。
この効果で装備したユニオンモンスターはこのターン特殊召喚できないが、展開とデッキ圧縮を兼ねられる。
なお、特殊召喚にかかる制限は「そのターン中に装備状態から直接特殊召喚できない」というものなので、一度場を離れれば特殊召喚が可能。
融合素材にするのも問題ないので、VWXYZやABC系列のモンスターを除外して融合体を出すのも手である。

アドバンテージを大いに稼げるため、《テラ・フォーミング》などの汎用的なフィールド魔法サポートの他、《ユニオン・コントローラー》のサーチも活用して手札に用意したい。

ABCが登場して環境で暴れた際は、あまりにも便利すぎたため2017年早々に制限入りを果たした。
しかし7月になって準制限、2019年4月には無制限と釈放されたが、上記の通り2020年4月にはABC共々再び制限となった。
その後2021年4月に準制限、7月にはようやく無制限へと緩和された。

  • スクランブル・ユニオン
通常罠
「スクランブル・ユニオン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):除外されている自分の機械族・光属性の、通常モンスターまたはユニオンモンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の機械族・光属性の、通常モンスターまたはユニオンモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

除外されている自分の機械族・光属性の通常モンスターまたはユニオンモンスターを3体まで特殊召喚する通常罠。
禁止になった《異次元からの帰還》の代わりになる展開の要。
墓地効果として、自身を除外する事で除外されている自分の機械族・光属性の通常モンスターまたはユニオンモンスター1体を手札に戻す事もできる。

  • おジャマ改造
通常魔法
(1):EXデッキの機械族・光属性の融合モンスター1体を相手に見せ、自分の手札・フィールド・墓地の「おジャマ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
見せたモンスターにカード名が記されている融合素材モンスターを、除外したモンスターの数だけ自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の「おジャマ」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

機械族・光属性の融合モンスター1体を公開し、手札・場・墓地からおジャマを除外、その数だけ公開したモンスターの素材モンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚する魔法カード。
墓地から除外して除外されたおジャマを3枚戻して1ドローもできる。
1枚からすぐに合体形態を呼べるが、ほとんどシナジーのないおジャマを混ぜなければならないのが玉に瑕。《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》を狙うデッキなら必須級ではある。
万丈目のおジャマ+アームド・ドラゴン+VWXYZデッキがこのような形でしっかりと一つに纏まるようになるとは、いったい誰が想像しただろうか…。

  • ユニオン・ドライバー
ユニオン・効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備状態のこのカードを除外して発動できる。
このカードを装備していたモンスターに、装備可能なレベル4以下のユニオンモンスター1体を、その効果による装備魔法カード扱いでデッキから装備する。

装備状態から自身を除外する事で、自身を装備していたモンスターに装備可能なレベル4以下のユニオンをデッキから直接装備させる機械族・光属性のユニオンモンスター。
上級モンスターなので《ユニオン格納庫》か、下記の《無許可の再奇動》で装備させたい。このカードを経由することで、それらの特殊召喚不可のデメリットを踏み倒して展開出来るのが魅力的。
種族・属性が一致しているので、除外した後も《スクランブル・ユニオン》や後述の《X・Y・Zハイパーキャノン》で帰還させたりデッキに戻したり出来るのも強み。

  • 無許可の再奇動(メイルファクターズ・コマンド)
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに、装備可能な機械族ユニオンモンスター1体を手札・デッキから装備する。
この効果で装備したユニオンモンスターは、このターン特殊召喚できない。

自分の機械族モンスターに装備可能な機械族ユニオンモンスターを手札かデッキから装備させる通常魔法。
装備したユニオンには格納庫と同じデメリットがつくが、《ユニオン・ドライバー》で踏み倒せば何も問題はない。

  • X・Y・Zハイパーキャノン
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「XYZ-ドラゴン・キャノン」またはそのカード名が融合素材として記されている融合モンスターが自分フィールドに存在する場合、この効果の発動ターンによって以下の効果を発動できる。
●自分ターン:除外されている自分のユニオンモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
●相手ターン:手札を任意の枚数捨て、その数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

XYZの必殺技カード
XYZかVWXYZ、AtoZが場にいる事が発動条件の永続罠で、
自分のターンに発動したなら除外されてるユニオンモンスター1体をデッキボトムに戻して1枚ドロー、
相手ターンに発動したなら手札を任意の枚数捨ててその数だけ相手のカードを破壊する。
自分のターンで手札を稼ぎつつ《ユニオン格納庫》のリクルート先を確保し、増えた手札は相手ターンでの除去に使う設計。

  • X・Y・Zコンバイン
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の機械族・光属性のユニオンモンスターカードが除外された場合に発動できる。
デッキから「X-ヘッド・キャノン」「Y-ドラゴン・ヘッド」「Z-メタル・キャタピラー」の内1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドの融合モンスター1体をEXデッキに戻して発動できる。
除外されている自分のモンスターの中から、「X-ヘッド・キャノン」「Y-ドラゴン・ヘッド」「Z-メタル・キャタピラー」を2体まで選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

XYZを補助する永続魔法で、機械族・光属性のユニオンモンスターが除外される際にXYZの内の1体をデッキからリクルートし、融合モンスターをEXデッキに戻す事で除外されているXYZの内の2体を帰還させる。
原作でのXYとZの合体がOCGで再現できなくなったのを解消できるようにデザインされたものと思われる。
リクルートは《ユニオン・ドライバー》の効果や《封印の黄金櫃》でも発動し、戻す融合モンスターは種類を問わないため、適当な融合モンスターを《簡易融合》《簡素融合》で調達する事も可能と、柔軟な動きが可能。

  • ユニオン・アクティベーション
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):機械族・光属性の、通常モンスターかユニオンモンスター1体を手札・デッキから墓地へ送り、
そのモンスターと攻撃力が同じで元々のカード名が異なる機械族・光属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分が機械族・光属性モンスター3体を同時に特殊召喚した場合、
このカードを除外して発動できる。
デッキから攻撃力3000以上のモンスター1体を手札に加える。
その後、そのモンスター1体の召喚を行う。

12期に登場した新規サポートカードで、《ユニオン格納庫》内で《X-クロス・キャノン》への改修を受けている《X-ヘッド・キャノン》。
手札・デッキから機械族・光属性の通常モンスターかユニオンモンスター1体を墓地に送り、攻撃力が同じでカード名が異なる機械族・光属性をサーチする。
本家XYZをコストにリメイク版をサーチする、という設計だろう。基本的には本家YZは要らないけど
重要な初動であるリメイク版Xにアクセス出来るのが強み。《ユニオン・コントローラー》のサーチにも対応しているため、展開途中でアクセスして更に展開を伸ばす事も可能。
また、自分が機械族・光属性モンスター3体を同時に特殊召喚した時に墓地から除外することで、攻撃力3000以上のモンスターをサーチしつつモンスター1体の召喚を行う効果もある。
原作でXYZが1体で3体分の生け贄となって《オベリスクの巨神兵》を呼び出した流れを現代風にアレンジした物で、ABCやリメイク版XYZのオープンゲットに合わせて大型モンスターを呼び出せる。
《オベリスクの巨神兵》以外もサーチからアドバンス召喚出来る様になっているため、ABCの分離から相手ターンに《神獣王バルバロス》を3体リリースでアドバンス召喚して全体破壊したり、リメイク版XYZの分離から《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》を出してターンスキップを狙ったりと様々なコンボが可能。

  • AtoZ(エートゥズィー)エナジーロード
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
自分フィールドのレベル8以上で機械族・光属性の融合モンスターの数だけ自分はドローする。
(2):自分スタンバイフェイズに、墓地のこのカードを除外して発動できる。
ユニオンモンスターを含む自分の除外状態の機械族・光属性モンスターを6体までデッキに戻す。

相手の効果発動に反応してドローが出来る通常罠。融合体の効果で消費した手札を補充出来る。
特に手札が続く限り何度も無効効果が撃てるAtoZとは相性抜群だが、誤って無効にしたい効果にこれをチェーン発動しない様に注意したい。
また、自分スタンバイフェイズに墓地から除外してユニオンモンスターを含む機械族・光属性を6体まで除外ゾーンからデッキに戻す効果もあり、デッキにいて欲しいカードを戻したり出来る。

  • ユニオン・パイロット
ユニオン・効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの効果モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備状態のこのカードを手札に戻して発動できる。
自分のモンスター1体に、装備可能な除外状態のユニオンモンスター1体を、その効果による装備魔法カード扱いで装備し、このカードを自分の手札から特殊召喚する。

12期に登場したユニオンサポート。
装備状態の自身を手札に戻すことで、除外状態のユニオン1体を自分の場のモンスターに装備し、自身を手札から特殊召喚できる。
《ユニオン格納庫》《無許可の再奇動》で装備した場合も、一度手札に戻ることで問題なく特殊召喚可能。
《ユニオン・ドライバー》とは相性が良く、除外状態のあちらを装備状態にし、再び除外してデッキから新たなユニオンを引っ張り出したり、特殊召喚してランク5を展開できる。
リメイク版XYZと併用する場合はEXデッキから光属性しか出せない縛りが付くため、《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》を経由して《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を立てるのがベターか。

レベル5なのでサポート無しでは場に出しづらく、《ユニオン・ドライバー》の(2)の効果にも対応していない点には注意。

【外見やコンセプトが関連しているカード】

元祖合体モンスター。
後にリメイクが登場した際、VWXYZと同様の召喚条件を持つ融合モンスターとなり、XYZにおけるXY・YZ・XZに相当する2体合体形態も登場するなど、随所にVWXYZとの類似が見られる。

ATMのマグネットモンスター。
合体前の面影が感じられない程に複雑な合体をしている。というか3体のモンスターが一旦全身バラバラになって合体する。多分下手なプラモよりパーツ数が多い。

マシンナーズの合体モンスター。

【デッキ構築】

除外して合体する為、帰還系カードは必須。
《マシンナーズ・ピースキーパー》《ゲットライド!》《機甲部隊の最前線(マシンナーズ・フロントライン)》等の機械族サポートも非常に有用。

ユニオンモンスターが増えたことにより《前線基地》の使いやすさも格段に上がった。
状況次第では《ギアギガントX(クロス)》をエクシーズ召喚し、新たな機械族をサーチしていくのも可能だが、リメイク版XYZを取り入れる場合はEXからの展開に光属性縛りが付いてしまう。

ユニオンサポートに対応していないXとVを採用する場合は《予想GUY(ガイ)》などを組み込むことで多少は事故率を抑えることができる。
レスキューラビット》から呼び出した2体に《融合識別(フュージョン・タグ)》を2枚使用するとVWXYZを召喚することもできたりするので参考程度に。

【アニメでの活躍】

DMにおいては原作同様に海馬社長がX、Y、Zの三体をオベリスク召喚の布石として使用。
三体合体のモンスターなので三体分の生贄にできるという納得できるようなできないような理屈だった。
恐らくは遊戯の磁石の戦士に対抗したのではないかと思われる。

GXではこれまたライバルキャラの万丈目がVとWを追加する形で使用。
おジャマと組み合わせる形で様々なデュエルで登場したが残念ながらほぼ負け戦。
アモン戦での無駄に気合の入った五重合体シーンは必見。

OCG同様長らく登場しなかったが、ARC-Vにて再登場。
融合次元の遊勝塾の生徒である兄弟のうち兄がVとWを、弟がXとYとZをそれぞれ使用した。
連携プレイでVWXYZを召喚したものの除外効果が仇になり、ユーリの《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》に葬り去られた。
同じデュエルで《マスター・オブ・OZ》《スーパービークロイド-ジャンボドリル》《おジャマ・キング》などと共に、GXの隼人や翔、万丈目の切り札を意識する形で登場していた。


追記・編集は、《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の正規召喚及び《アームド・ドラゴン LV10》&《おジャマ・キング》と共に揃い踏みさせつつ相手に勝利してからお願いします。

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最終更新:2025年02月11日 16:46

*1 ここで再録された元祖Y・Zおよび《強化支援メカ・ヘビーウェポン》、ならびにこれ以降再録されたユニオンモンスター全般には、柔軟性を向上させるエラッタが行われている。