執行機(ACVI)

登録日:2024/08/05 (月曜日) 10:15:21
更新日:2025/06/05 Thu 15:07:14
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コード15、排除目標を確認

消えてもらおう

相手は...上級尉官の執行機か


執行機(しっこうき)とは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に登場する兵器の種別。
ACとはまた異なる巨大人型兵器であり、作中では敵として登場する。




●概要


惑星封鎖機構が運用する兵器で、同組織の戦力の中核を担う機体。
惑星ルビコンの封鎖戦力の一部ではあるが通常の部隊ではなく、特殊な任務にあたる「執行部隊」に配備されている。

AC同様に四肢を持つ人型兵器だが、フレームは組み換え機能のない一体型であり、武装のみを状況に応じて換装する方式を取る。
そのためスラリとした手足やサイズ感など見た目はACを思わせるものの、性質的にはMTに近いといえる。
複数のバリエーションが存在するが、その中の下位機種でさえ並のAC・MTでは太刀打ち出来ない性能を誇り、各種大型兵器や高性能MT、シナリオ途中でACから乗り換える人物の存在も合わせて「(シリーズを通してパイロット共々希少かつ高価な重要戦力として扱われてきた)ACが一兵器としか看做されない」AC6の世界観を如実に示している。

それだけの性能を持ちながらも組織内では一般的量産機に過ぎないという点も、他勢力に対する封鎖機構の相対的な技術レベルの高さの証左と言える。
ルビコンに乗り込んだ星外企業や土着勢力であるルビコン解放戦線にもその戦力は大いに警戒されており、序盤では双方とも基本的に封鎖機構部隊との交戦は避けている。
特に解放戦線は執行機体が企業勢力に鹵獲・解析される事態を恐れており、621に破壊工作を依頼してくる程。
事実、中〜終盤にかけてアーキバスは封鎖機構から鹵獲・改修した執行機体を実戦配備し、勢力間のパワーバランスが一気にアーキバス優勢へ傾く要因となった。
……が、MTから強制的に乗り換えさせられた末端のパイロットからは、「配備されたばかりの鹵獲機体で仕事ができるか」と大変不評そら上層部が頭悪いとか言われるわ
ゲーム的には惑星封鎖機構が絡むミッションの多くに登場し、ボスとしても度々プレイヤーの前に立ちはだかる。


●バリエーション


▷AA18:LIGHT CAVALRY


主に一般兵や中級尉官が搭乗する機体。
機体名の「ライトキャバルリー」は「軽騎兵」を指す言葉で、作中では「LC」「LC機体」と呼称される。
ACに似た細身の人型兵器で、ボディのサイズは並のACより頭一つ分以上大きい。
3種類の武装バリエーションが存在する量産型ポジションの執行機。
狙撃型以外は本作の敵に多い「プレイヤーの攻撃ボタン入力に反応して回避行動」のメタ回避ロジックを搭載しており、こちらの攻撃に合わせてクイックブーストを吹かして回避してくるため隙の大きい単発攻撃は当たりづらい。
またACには出来ない真下方向への急加速による着地で不意を突こうとしてくる。なお真下ブーストは必ずドッスン着地になり硬直が発生する為こちらからしたらボーナス行動であるが
見た目は大体同じなのだが装備毎に基礎スペックは大きく違い、少し強い雑魚敵程度の狙撃型に対して取り巻きと合わせて一種の中ボスとして出てくるシールド装備型もいる。


装備バリエーション


  • 長距離狙撃型
レーザースナイパーライフルとバーストライフルを装備しており、正確な狙撃でこちらを狙いつつ近付かれるとバーストライフルで迎撃してくる。
APこそ低いがそれでも並のMTの2倍以上はあり、一度の出現数が多いため囲まれると高威力のレーザーでAPをゴリゴリ削られる。
幸いレーザーは発射時にアラートが鳴るため丁寧に回避して距離を詰めるのが良い。
作中ではこの型のみ上位機種が存在せず、本編で欠番のAA18Bは上位狙撃機ではないかと考察するフロム脳も。

  • 支援型
拡散バズーカとミサイルにフレアを装備する。火力もAPも高い上に出現頻度も高い。
今作では敵専用となったフレアを持ち、こちらのミサイルに合わせて展開してくる。
それでいて大体硬めのMTや別のLCと同時に出現するため、処理に手間取るとAPを削られやすい。

  • シールド装備型
グレネード付きライフルと実体シールド、ミサイルを装備する一際高性能なタイプ。
作中では「執行尉官」という士官クラスと思われるパイロットが主に運用してるので、恐らくは他作品で言う所の指揮官機みたいなポジションか。
空中をゆったりと飛びながら盾を構えてライフルとミサイルでチクチク削りつつ、時折グレネードを叩き込もうとしてくる。
旧Verではシールドの耐久力が本体とほぼ同じに設定される不具合によって中ボス顔負けの異様な硬さを持ち、多くのレイヴンにトラウマを植え付けた存在。
現在は修正により重ショットガンの至近弾一発程度であっさり割れると相応の耐久力に落ち着いたため脅威度はかなり落ちたが、
それでも一般MTなど比較にならない性能は健在なので、油断して突っ込めばあっさり叩きのめされることになる。


▷AA18:LIGHT CAVALRY HF


LC支援型の上位機種。HFは「ヘビーファイア」の頭文字か。
アーキバス接収後しか登場せず、封鎖機構が元から所有していたのかアーキバスの独自改修仕様なのかは定かでは無い。
拡散バズーカ、グレネードランチャー、6分裂ミサイル、背部に3連グレネードキャノンと3連ミサイルを搭載した超火力特化型。
本体も硬くなっているが、満載した兵装の影響で機動力は大きく落ちているため、基本的には地上に張り付いて遠距離から火力支援を行う。
だがその分OS強化なしの軽量機程度なら冗談抜きに一撃死させる火力を有し、近距離で上下を取られると理由もわからず即死する事もしばしば。
LC機体の強さの要となる機動力が犠牲になっているために御しやすくはあるのだが、その分こちらの護衛対象の目の前に現れたりいきなり背後から襲ってきたりとシチュエーションで勝負してくるタイプの敵となっている。


▷AA18A:LIGHT CAVALRY HM


シールド装備型の上位機種。HMは「ハイモビリティ」或いは「ハイマニューバ」の頭文字か。
追加装備の大型フライトユニットにより更に軽快な動きを実現した高機動型。
装備はシールド搭載型に準拠するが、フライトユニットに連装ミサイルが搭載されている。
LC機体最強のスペックを有し、後述するHCの随伴機であるほか道中では中ボスとしても扱われている。

性能はあくまでLC機体の範疇に留まるが、大抵単騎では出現せず、複数体ないしHCの随伴機として登場するパターンが多い。
高機動型の名の通り、空中を高速で飛び回りつつミサイルをばら撒いてくるので捕捉は一苦労だが、グレネード発射時の構え硬直などを逃さず火力を集中させるべし。
地味で発見しにくい場所にバトルログを持った機体がいたりするので、探す時はステージ各所をドヒャドヒャ飛んで探し回るハメになる。


▷AA22:HEAVY CAVALRY


執行部隊の上級尉官向けに配備されたLCの上位機種。
機体名の「ヘビーキャバルリー」は「重騎兵」を指す言葉で、作中では主に「HC」「新型」と呼ばれる。
LCと同じく人型の機動兵器だが、全体的に装甲が分厚く重厚なシルエットになっており、サイズもLCより一回り近く大きく、並の二脚ACの2倍近い頭頂高を持つ。
豊富な武装による大火力、重装甲とパルスシールドによる堅固な防御力、背部のフライトユニットによる重装機らしからぬ機動力を兼ね備え、攻守両面で隙が無い惑星封鎖機構の新型機体。
ミッション毎にパルスシールド以外の装備が異なっており、レーザーブレードにパルスキャノンを搭載した上級尉官専用機とレーザーキャノンに連装ミサイルを搭載した執行尉官専用機、全武装をプラズマ兵装に置き換えられたアーキバス鹵獲機が登場する。
出現頻度こそ限られるものの作中では一貫して中ボス、大ボスを担う存在であり、特に「執行部隊殲滅」はチェックポイントすらないミッションでグレネードやミサイル装備の封鎖機構MT多数+LC支援型2機などを突破した末に立ちはだかるということで、本作屈指の高難易度ミッションたる所以となっている。*1


ボスとしての性能


体力・火力・防御力・機動力と、機体性能そのものに明確な弱点は存在しない。
攻撃も全体的に隙が少なく「相手の攻撃を避けた上でこちらの攻撃を確実に命中させてスタッガーを狙い、ダメージレースを制する」という、AC6の基本戦術が物を言う敵である。

また機体性能と武装構成「そのもの」に明確な弱点は無いが、LC同様リペアキットを持たないため、蓄積させたダメージをあっさり回復されて立て直される…という事態は起こらない。
姿勢安定性能もACより巨大とはいえ人型兵器の範疇を出ず、流石に大型兵器には劣るため、強い衝撃を短期間に纏めて与えれば素早くスタッガーに陥らせる事も可能。
パルスシールド持ちという点も裏を返せばパルス兵器があれば手早く割ってスタッガーを取りやすいという事でもある為、ダメージ取り用の武器と合わせて持ち込んでおくのも一手。
ズルズルと戦いが長引けば火力差でジリ貧になるので、少ないチャンスを物にしてなるべく短期決着を心がけたい。


攻撃パターン


  • シールドバッシュ
パルスシールドを利用したHC共通の突進攻撃にして近接戦闘でのメインウェポンその1。
モーションが小さく出が早いため、大抵は不意打ち気味に繰り出される非常に厄介な攻撃。
盾を破れず焦ったり、背後に張り付いてくるレイヴンをもれなく狩り取ってくる。
近距離での隙消しとしては相当な脅威であり、高機動アセンでもある程度の距離を離してモーションを見切り易くした方が無難。

  • レーザーブレード
レーザーの刃を展開し、一定距離前方へ踏み込んだ後に薙ぎ払う。
近接戦闘でのメインウェポンその2。
威力はシールドバッシュを軽く凌駕し、軽装甲のACではスタッガー状態でなくとも一撃死しかねない。
ブレードホーミングも強力で、多少距離を離したり回り込んだりした程度では攻撃範囲の広さと合わせて容易く狩られる。
とりわけ近距離に張り付くとシールドバッシュと共に結構な頻度で振り回して来るので、欲張らず間合いを空けて攻撃の予兆を見逃さず確実に回避したい。

  • パルスキャノン
広範囲にパルスの弾丸をばら撒く。
衝撃力こそ低いが威力は折り紙付き。
被弾時のエフェクトも目立たないので、気づいたらAPがごっそり削られていたなんて事も。
敵専用とはいえパルス兵装には変わりないため、HCに対抗してパルスアーマーやシールドを展開するとコイツに泣かされる。

  • レーザーキャノン
中距離戦のメインウェポン。
警告表示はされないが、弾速・威力共に高性能。
見た目にはレーザーブレードやパルスキャノンのような派手さはあまり無いが、着実にこちらのAPを削り取ってくる。

  • 連装ミサイル
肩のポッドからミサイルを発射する。
密度はかなりの物で、まとめて被弾すればスタッガーに陥った後にさらなる追撃で撃墜されるのは必至。
ホーミングはそれほどでもないので、素早く懐に潜り込んで回避したい。

  • プラズマキャノン
アーキバス謹製のプラズマ兵器その1。
火力の高さに加えて広いダメージフィールドを形成する嫌らしさ全開の武装。
戦闘になる場所も狭いドームの中なので、不意に絡め取られないように注意。

  • プラズマミサイル
アーキバス謹製のプラズマ兵器その2。
こちらもキャノンとほぼ同様。

  • パルスランス
アーキバスによる改修でパルスシールドが換装され攻撃的になったもの。
バッシュと比べリーチが大きく伸びている上に火力が高く避けづらいため、非常に厄介。
追加された兵装で唯一プラズマ兵装ではない。


●各チャプターでの出番


チャプター3


LC、HC共に本格的に登場するのはこのチャプターから。
LCとの初顔合わせは「観測データ奪取」の最終盤。
強襲艦の登場と共に多数が投下され、これまでのMTとは一線を画す火力と耐久力でプレイヤーを大いに苦しめてくる。

「執行部隊殲滅」ではボスとしてHCが初登場。
LC2体他と戦う「壁」外部での前哨戦も厄介だが、壁内突入後は狭い閉鎖空間でHCが得意とする接近戦を強要される上にボス前のチェックポイントも存在しない。
これらの要素(特にバトルログ回収を前提にする場合)から本ミッションはチャプター3どころか全ミッション通して屈指の難関に挙げられる事も多いが、幸いにも「特務機体撃破」との選択式なので、1周目からクリア必須ではない。
厳しいなら装備の充実する2周目以降に回すのが無難である。

続く登場は「旧宇宙港襲撃」
強襲艦を全て落とした後に、HC(レーザーブレード型)とHM型LCの2機をラスティとの協働で相手取る事になる。
「執行部隊殲滅」より戦場が格段に広く、ラスティとの連携で2vs1の状況も作れるためかなり戦いやすくなっている。HCも「執行部隊殲滅」で出てきたタイプより動きが単純で強さは落ちている。
先にタイマンを張る場合はこちらがHCの相手を担当した方が良い。
というのも後々共闘するミドル・フラットウェルもそうなのだが、NPCは基本的に近接攻撃を避けるのが苦手で、レーザーブレードによる接近戦を仕掛けてくるHCはラスティだと分が悪い。
逆にHM型LCはどれだけ縦横無尽に動こうともスティールヘイズの高機動とNPCの超エイムの前に逃げきれず、ラスティにとっては有利である。場合によっては一人で撃破してくれることすらある。
とはいえモタモタしてるとラスティがやられてこっちが2vs1にされるので注意すべし。

2周目以降は追加ミッションの「新型機体鹵獲阻止」が登場。
ルビコン解放戦線からの依頼で調整中のHCを企業に鹵獲される前に破壊する事を依頼される。
初動は格納デッキに固定されていて動かないので先手を取れるが、しばらくすると護衛のLC2機が合流してくるので手早く仕留めたいところ。
逆にこのLC2機を先に排除する事も可能なので、好きな方を選ぼう。

チャプター5


「レイヴンの火」ルートを選択した場合に登場する「企業勢力迎撃」において、道中の中ボスとしてアーキバスによって鹵獲・改修され、プラズマ兵器を装備したHCが登場。
単純な火力ではミッションのボスであるフロイトのロックスミスをも凌ぐため、最終チェックポイント前の最後の関門としてプレイヤーに立ちはだかる。

+ ネタバレ注意

「司令部に報告」
「V.Ⅲペイター現着した!」

最短で3周目から解禁される「コーラルリリース」ルートの場合、「失踪」の最終チェックポイント後に登場するボスとしてHM型LCが現れる。
搭乗者はなんとヴェスパーの『元』第8隊長にして、現在は繰り上げで第3隊長となったペイター
諸事情からウォッチポイントからの脱出を目指す621を発見するや否や、上司の仇を取る為に襲いかかって来る。
その超ダイナミックエントリーにラスティの中の人は絶叫し、ペイター君の中の人は爆笑した。

本来は丁寧な性格の彼なのだが敬愛していた上司を殺されているという事もあり、この戦闘でのペイターは口調が荒くなるレベルで怒り狂っている
オマちゃん、あなたオキーフの死亡は事故に見せかけるって言ってませんでしたっけ?
…が、そんな状況でも第3隊長に格上げされた事については「第3隊長ペイター…素晴らしい響きだ」と、
オキーフの死に哀しみの涙を流しながら喜んでいる。*2ほんまお前…
スネイルの死さえ確認できていれば彼がV.Ⅱ=企業となっていただろう。アーキバス・ペイター…素晴らしい響きだ
621を本気で潰すべく最新鋭機体を駆り、かつての乗機デュアルネイチャーを上回る高機動で戦闘を挑んでくるのだが……。


ぶっちゃけると、デュアルネイチャーに乗っていた時より遥かに楽。
「失踪」そのものは長丁場かつ対処する敵も多いため、道中にて自機をかなり削られている可能性があるが、上述したようにペイターLCとの戦闘前にはシェルパによる補給ポイントがある。
戦闘前にAPも弾薬も満タンの万全の状態で対決できるため、ペイターとのタイマンも余裕を持って行えるのだ。
しかもHM型LCは常に高所を取れる上に機動力も優れているとはいえ、3周目の最終盤に出てくる敵としては正直弱い方の部類
決して弱すぎるわけではないが、ここに至るまで様々な強敵を相手にしていた621達にとっては「多少面倒くさい中ボス」程度の強さと言ってもいい。
何よりもACではないのでリペアによる回復も行えない。前の乗機はリペアで擬似的にAPを多く確保出来ていた上に保険として5秒間は完全無敵になれるターミナルアーマーもあったのでかなりしぶとかったのだが、残念ながら執行機にそんな機能はなく軽量機であるはずのデュアルネイチャーよりも脆く感じてしまう。
しかも別の周回で彼と戦う際には重量級四脚砲撃機のお供とコンビで現れるので、ボス戦だけ見るならそちらのミッションの方が難しいという声もある。
ペイター用にアーキバスHCの改修は間に合わなかったんだろうか。アーキバスバルテウス?間に合うわけがねえ*3

ただ、このミッションの真骨頂は「とにかくプレイヤーの精神を削る内容である」という点。
オールマインドによる計画が進み、彼女の手で蜂起し用済みとなった星外企業軍を蹂躙していく無人兵器達。
敵モブパイロットの阿鼻叫喚の悲鳴や悲壮感の漂う断末魔が響く中、やけっぱちの特攻を仕掛ける敵機体をただただ排除する621。
何を感じているかを語る事はない621を通して地獄絵図を見せ、プレイヤーの精神を真綿で首を絞めるかのように苛む鬱展開でもって終章へとひた走るミッションである。

しかも最後に立ちはだかるのは言動的にも621の事をそれなりに気に入っていたり、評価していたであろう2人のミッション仲介人。
片や鬼軍曹の仮面が剥がれ、錯乱して621を死神呼ばわりしながら突撃してきて返り討ちとなり、片や秘めたる狂気を開放して、憎しみと喜びを剥き出しにした異常な精神状態で襲撃してくるという構図。
長きに渡り621がお世話になった二人が、文字通りおかしくなった状態で621を殺そうと襲いかかるという非常に凄惨な光景と向き合うことになる。*4
しかも、ここまで来た621ならそうそう負けることがないような「お世辞にも強いとは言えない機体」で特攻してくるという、文字通りの力の差を見せつける形で。

621が何を思っているかは分からない。粛々と眼の前の二面性の狂気(デュアルネイチャー)を抱えし男を撃ち落とす。
彼が漏らした最期の言葉は、自分の死を受け入れられずに逃避する、空虚な言葉であった。


「おかしいな…」
「私はまだ…これから…」





「コードAW、優先排除項目を確認した。これより全消しを執行する」

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最終更新:2025年06月05日 15:07

*1 道中にチェックポイント一切無し=最初からやり直し、さらにはステージ序盤に情報ログ2つ+ルビコン解放戦線からの刺客たる軽タンクACが隠れており、回収したうえでクリアするには損害を終点ボスで詰まない程度に抑えないといけない

*2 ホーキンスの死亡時には第5隊長を「悪くない響き」と称していたため、ここに至っては喜びの質まで高まっているらしい。

*3 チャプター5ではあるが「失踪」は他ルートのチャプター5とは時系列が大きく異なりチャプター4終盤から地続きとなっている。「ルビコンの解放者」ルートのラスティの言動から「失踪」のほぼ直前に当たるラスティの脱走時点ではバルテウスの改修が終わっていないのでアーキバスバルテウスが間に合わなかったのはやむなしである。

*4 とはいえここまで一切戦う機会のなかったレッド君はともかく、ペイター君に関しては既存選択ミッションで通っているであろう「ヴェスパー部隊伏撃」で」でホーキンスを先に倒した際に、既にそういうヤツだと認識しているプレイヤーも結構いたので案の定天丼芸をかました事に噴いたという場合もあった。ただしそれを通らなかった場合はペイター君の狂気を知る機会がない。一応、アリーナの説明文で伏線は張られているが…。