ソニック×シャドウ TOKYO MISSION

登録日:2025/01/21 Tue 04:22:02
更新日:2025/02/16 Sun 17:56:17
所要時間:約 10 分で読めます







東京から全てが始まる



Sonic The Hedgehog 3



ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』(原題:Sonic The Hedgehog 3)は2024年公開された実写版ソニック第三作である。
ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の続編で監督・脚本ともに続投している。

※以下、映画のネタバレあり

概要

シリーズ3作目である本作では前作のポストクレジットで登場したシャドウ・ザ・ヘッジホッグがついに本格参戦。
シリーズでもかなり人気のキャラクターの登場、更にその声をあのキアヌ・リーヴスが担当するということで世界的な話題となった。
※ちなみにファウラー監督は視覚効果業界に入った年にシネマティックスで『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(以下シャドゲ)』に関わっており、本作でも多数のシャドゲオマージュが存在している。

劇中歌としてONE OK ROCKの楽曲「Neon」が使用されており、劇中の渋谷の場面を盛り上げている。*1

邦題は前作までと異なり『ソニック・ザ・ムービー』の文字は入っていない。

映画のレーティングを考慮しつつ『ソニックアドベンチャー2』の物語を映画の尺でまとめ、シリーズが描き続けてきたテーマを昇華しつつ、
キアヌシャドウやジム・キャリーの一人二役等のインパクトある描写の数々などが評価されており、さらに数々のゲームオマージュやBGM等から、原作ファンからも高い評価を獲得。
アメリカのレビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家の評価を表す“トマトメーター”で86%、一般観客の評価を表す“ポップコーンメーター”では96%という圧倒的高数値を公開当時から維持しているほど。

そして全米、全世界において前作を抜いてシリーズ最高興行収入に到達している。
日本では海外の人気に反して国内で不遇の時期が続いたソニックが少しずつ再評価されている中での公開となり、上回ることに成功した。
そのためパラマウント・ピクチャーズは早々に続編制作を発表している。本作に続く第4弾は2027年3月に全米公開予定。


ちなみに日本限定の入場者特典では『月刊コロコロコミック』で『漆黒のハリネズミ シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』を連載している今田ユウキが描きおろした漫画冊子が数量限定で配布されていた。
内容的には予告字幕版をベースにしたチームソニックが渋谷に到着する前の描写がなされている*2


あらすじ

東京湾の「監獄島(プリズンアイランド)」のシステムが何者かによりハッキングされ、そこで眠っていたシャドウが開放されてしまう。
一方そのころ、ソニックが地球に着た日を記念日として祝っていた彼らの元にGUNから緊急出動を乞う要請が届く。

日本の渋谷にやってきたソニック達はシャドウと戦うことになるも三人がかりでも歯が立たない。
ウォルターズからシャドウの詳細を聞いたソニックたちだったが、突然エッグドローンによる襲撃を受ける。

かけつけたストーンの案内でロボトニックと再会し、この襲撃やシャドウの覚醒は自分たちとは全く関係ないと告げられた。
ソニックはお互いが追っているのが共通の敵かもしれないということで、不本意ながらもエッグマンと手を組むことになるのだが……?


登場キャラクター


ソニック
「コンニチワーット!?」
声:ベン・シュワルツ、日本語吹替:中川大志
前々作で家族を、前作で友達を手に入れた青いハリネズミ。
変に大人ぶって空回りしていた前作の経験を経て、子供っぽさはありながらも素直な感情表現を行っている。

そして今回はチームソニックのリーダーとして行動することになるが、チームプレイに慣れてないこともあって、
必要以上に自分で責任を負い一人で何かもやろうとする場面もあり、本作では彼がリーダーとして成長していく物語ともなっている。

また前々からその過去等がゲーム版シャドウに近しいところがあると言われていたが、今作でシャドウと対峙することで、
「育ての親を失い故郷の惑星を追われ、10年間孤独に生きながらも冒険を経て家族と仲間を手に入れた」という点が、
シャドウと明確に対比され、掘り下げられていくことになる。


ナックルズ
声:イドリス・エルバ、日本語吹替:木村昴
「いいや、ソニック。俺は戦いたいぞ?」
『銀河系でもっとも危険な戦士』なハリモグラ。
前作ではエキドゥナ族の戦士としての生き方を見せていたが、スピンオフの経験も経てすっかり地球に馴染んだようで、ポケモンのことも知っていた。ピカピカァ!(イケボ
また映画「キャスパー」を観て悲鳴をあげており、ソニアド2を意識してかお化けが苦手な様子である。「やさしいお化けなんていないしな」

相変わらずの100万%筋肉な脳筋っぷりも見せるが、精神的成長も多く見せており、
シャドウにはテレポート能力でボコボコにされたりしたものの、本作では全編にわたって頼りがいのある姿も見せている。
ソニックのとある判断には「正しい決断を下せるような状態じゃない」*3としつつもかつて立てた誓いから「彼を信じる」道を選んだ。


テイルス
声:コリーン・オショーネシー、日本語吹替:広橋涼
ソニックの親友なキツネ。ストーンには唐突に「君可愛いね」とか言われたりしていた。
天才メカニックっぷりは健在であり、ホログラム装置やハッキング用ツールなどを駆使して参謀役も務めた。カセットフーフー現象には懐疑的*4

チームソニック内では弟分という立ち位置で、前作と比べると結構自分を出すようになっている。
東京のカフェ「チャオガーデン」で少女に某探偵の電気ネズミと間違えられ、ソニックとナックルズにネタにされたときには非常に不服そうな顔をしていた。
マイルス“テイルス”パウアー的にはこっちの方が先輩だもんね!



トーマス・マイケル・ワカウスキー
演:ジェームズ・マースデン、日本語吹替:中村悠一
我らがドーナッツキング。
相変わらずソニックのことを大事に思い、マディやテイルス・ナックルズと共にソニックが地球に着た日を記念日としてサプライズパーティーを行った。
その際に1作目でソニックがかつて暮らしていた場所に行き、ロングクローのことを語るソニックに「悲しみに負けず、自分を保ち続けた」と告げている。

ソニックたちが東京(さらにそれからロボトニックとともに犯人捜し)に行ったため、久しぶりのマディとの平穏な日々に空の巣症候群となってしまい、
様々な新しい趣味に没頭し、果ては各部にドーナッツをあしらった「DONUTS LORD」セーターやリトルトム人形*5を作るほどに迷走していた。

ソニックたちから頼まれてロンドンで潜入捜査をした際にアドリブを利かせ、キーを奪取するもそのときにウォルターズに化けていたために、
勘違いしたシャドウの一撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまう。


マディ・ワカウスキー
演:ティカ・サンプター、日本語吹替:井上麻里奈
獣医師で、トムの妻。
空の巣症候群の際には酵母パンなどにハマっていた模様*6

テイルスのホログラム装置でレイチェルになった際には彼女の演技をするのが楽しかったようでノリノリになっていた。


ウェイド・ウィップル
演:アダム・パリー、日本語吹替:吉田ウーロン太
グリーンヒルズのトムの同僚。
本作ではスピンオフの経験を経て、ナックルズにとあるものを託されていた。
「努力はした」



ウォルターズ
演:トム・バトラー、日本語吹替:沢木郁也
GUNの司令官。
今までのことを経てソニックたちを信頼してきたようで、渋谷にシャドウが現れた際にはチームソニックに救援を依頼し、
彼らに説明を求められた際にはチャオガーデンで直接対応していた。

本作では彼の過去が明かされ、前作のポストクレジットでプロジェクト・シャドウのことを知っているようだったが、
本作でさらにかつて大尉だったころシャドウの実験施設で働いていた経験があり、シャドウとは顔馴染みであったことが判明した。
ジェラルドやマリアとも知り合いであり、セリフ的に以前の研究場所でも付き合いなりがあった様子。

前作までソニックたちに厳しいのか優しいのか割と曖昧な対応をしていたが、本作で明かされた過去を考えると実は結構複雑な心境で行動していたのかもしれない。

「チャオガーデン」にて、今回の一件についてソニック達に説明するが、その直後にエッグドローンの襲撃に巻き込まれてしまう。*7
その際に信頼できるのは彼らだけとしてGUNが保有する最強の兵器の起動キーの一つをソニックたちに託すことになるのだが……。


ロックウェル
演:クリステン・リッター、日本語吹替:渡辺明乃
GUNのエージェントの一人。
ウォルターズの指示でソニック達に出動を要請しにくるも、本当のところは彼等をエイリアンズと呼んだりと信用していない。
本作だけの描写だとそれ故にコミュニケーションを怠り、とばっちりを食らった形となっているが、
ウォルターズのセリフや作中の彼女の行動やセリフなどには怪しい一面も見られた。果たして真相は……



ドクター・アイヴォ・ロボトニック
演:ジム・キャリー、日本語吹替:山寺宏一
「行こうぜじっちゃん!汚いお仕事が待っている!」

前作の戦いで死んだと思われていたが、やっぱり生きていたマッドサイエンティスト。
しかしすっかりやる気を失ったようでカニ型ロボットの中の部屋で昼ドラ等を楽しみながら食事をむさぼる非常に堕落した生活を行っており、
すっかり髪は伸ばし放題のボサボサで腹部が肥満体になってしまっていた。*8

ストーンの報告で自身のドローンを勝手に使っている輩がいることを知ったことでやる気を取り戻し犯人捜しを決行。
さらにソニックたちから協力を求められ、ソニックのトゲを条件に彼らとともに犯人がいると思しき座標の場所に向かう。
なお、服は前作のものをそのまま着用しようとしたが太った腹のせいでちゃんと着れなかったため、ストーンの服をはぎとり、1970年頃のエルヴィスサイズで仕立て直すように指示していた。

「ゆとりが欲しい」

「でも適当な生地が有りません…」

ビリッ(ストーンのうわぎを破る)

「有ったぞ」

しかし、そこで出会ったのは祖父を名乗るジェラルドであり、散々家族という存在にコンプレックスがあった彼はジェラルドの説得を受けて早速そちらにつき、
彼の最高傑作であるエクリプスキャノンを手に入れるためにロンドンのGUN司令部に向かうことになる。

ジェラルドからは自身のコンプレックスを理解され、VRで家族の交流を行ったり、司令部に潜入した際に踊りながらレーザー地帯を突破したり、
ジェラルドの作った新作スーツに歓喜したりと、時々噛み合わないながらも家族の絆を深めていったのだが……


本作では作中で初めて本名であるアイヴォと名乗るシーンが存在する*9

演じるジム・キャリーは前作で引退を仄めかしていたが、本作で無事復帰。引退ではなくあくまでこの映画までの休業という道を選んだとのこと。お金に困ったともネタにしていた
さらにパワーアップしたロボトニックに加えて、ジェラルドまで演じられることには盛り上がっていた。しかしギャラは一人分なのであった
すでに決定している次回作への登場は未定だが、前作と比べると大分前向きなコメントを残している。パラマウントは支払いがいいのかもしれない

ちなみにストーンがロボトニックの髪を切るシーンはジム・キャリーが1年半かけて伸ばした本物の髪の毛を使った一発勝負の撮影となっている。


エージェント・ストーン
演:リー・マジドゥブ、日本語吹替:濱野大輝
ロボトニックのエージェント。
前作での戦いのあと落ちぶれたロボトニックを献身的に支え続けていた。

チャオガーデンでのエッグドローンの襲撃の際にはバイクに乗って登場し、華麗なドラテク*10でエッグドローンを無力化していた。

その後もロボトニックに付いていくのだが、血縁であるジェラルドとの出逢いに湧く彼に蚊帳の外に置かれることになっていく。
何気なくテイルスに話題をふった際に逆に自身とロボトニックの関係に言及され、改めてそれについて考えていくことになるのだが……。



シャドウ
声:キアヌ・リーブス、日本語吹替:森川智之
「これが終われば、もう後には何も残らない」

50年以上前にオクラホマの農場に落下した隕石の中に包まれていた究極生命体。
すなわち本作では原作のジェラルドによって作られた生命体と異なり、ソニックたちと同じエイリアンである*11

ソニックのようにカオスエネルギーという莫大なエネルギーを体内に保持しており、
それに目をつけ始まった「プロジェクト・シャドウ」と呼ばれる計画により、様々な実験を施されていた。
腕についているバングルはゲーム版やソニックX同様にリミッターになっている様子。

やがて出逢ったマリアとは親交を深めていくことになる。
しかしGUNの襲撃の際の事故によりマリアは死亡、ジェラルドは投獄され、
シャドウもその力を恐れつつも惜しまれたことで「コールドスリープ」という形で50年間封印されていた。

以後、東京湾にある監獄島で眠っていたが、ジェラルドによって目覚めさせられることになる。
ジョニー・シルヴァーハンドと交代で起きている*12

原作ではシャドゲで初披露したテレポート能力を持っており*13、復活後はGUNの部隊をそれで全て退け、
ソニックら三人を軽く片付けたり*14、冷静さを欠いていたとはいえスーパーソニックにもある程度対抗できる戦闘力を見せた。
カオスエネルギーを注入する能力もあり、作中ではバイクに注入してソニックと互角のスピード勝負を行ったり、ミニブラックホール発生装置を起動したりしていた。

性格は基本的に原作に近いが、より素直で等身大。
究極生命体というアイデンティティがあった原作と比べると、故郷の記憶すらなくカオスエネルギーという強大な力を持つことを不安視していたようで、
研究には大人しく協力しつつも科学者たちが自分のことを怖がっていることも感じていた。

目覚めた後は憎しみに囚われつつも、渋谷でGUNと対峙した際には「なぜ僕を放っておいてくれないんだ、お前たちは」と憤っており、
マリアと暮らしていた研究施設に戻った際にも軽く放心状態で彷徨っており、直接的な復讐への行動はジェラルドによって選択を与えられた段階で行っている。

過去の描写ではマリアの悪ふざけやダンス・遊びに付き合ったり、仲良く映画を見たり(それを見て「(自分は)あの映画の怪獣と同じ」と悩んだりもしていたが)等、
個人でヤンチャしていた原作の過去と比べると若干柔らかい印象も見受けられる*15

50年ぶりに目覚めた現在でも、ジョークの数々を言いながら追ってくるソニックに「ぶちのめしたくなる」と言ってのけたり、ナックルズがおばけを怖がっていると見るや不意打ちで驚かせたり、
待機している間にロボトニックが見ていた昼ドラを観て「どちらの男も殺せばいい」と物騒な感想を述べたり*16と冷血だけでないコミカルな一面もあるほか、
ウォルターズに化けていたトムを攻撃して瀕死の重傷を負わせた際は彼に寄り添うソニックも含めて、マリアの死を思い出して葛藤もしていた。



上述した通り、声の担当はあのキアヌ・リーヴスが担当。
前作のポストクレジットで登場していた時点で一部ファンからもシャドウの声の担当の候補として挙げられており*17、それが実現した形となった。
キアヌも歴代シャドウの演者の演技を参考にしたうえで、他のキャラクターとも調和した自分の中のシャドウを演じたとのこと。

監督曰く「ジョン・ウィックなどのダークヒーローを演じ続けている」ことや「シャドウが復讐の鬼というだけでなく複雑なキャラクターを持っている」点から起用にいたったようだ。
シャドウは口数も少ないため一言一言の重みが違うため、それを直観で理解したキアヌを絶賛していた。

ちなみに1作目にてソニックはトムとマディが見ていた映画『スピード』を見た際に「キアヌ! お前はこの国の宝だ!」(Keanu! You're national treasure!)と叫んでおり、
制作陣も伏線回収のようなキアヌの参戦には感無量だった様子。

日本語版吹替はキアヌの吹替でお馴染み森川氏が担当。
こちらは原作ゲームで声を担当している遊佐浩二に演技を寄せており、「ゲームとの違和感がない、かつ映画らしいシャドウ」に仕上がっており、原作ファンを驚かせた。


ジェラルド・ロボトニック
演:ジム・キャリー、日本語吹替:山寺宏一
「やぁ、お帰りマイボーイ……」

プロジェクト・シャドウの責任者である老科学者。
ロボトニックの祖父でもあるが、事故の責任を問われ50年間極秘の刑務所に投獄されていたことから彼とは一度も出会ったことがなかった。

性格や頭脳はロボトニックに似ており、自信過剰で尊大な性格をしている。原作ファンも映画からゲームに入ったファンも双方びっくりである*18
非常にコミカルでおどけた性格をしており、ロボトニックと合わせたWジム・キャリーの数々の怪演は必見。
しかし、同時にロボトニックの対応には時に噛み合わない塩対応を魅せることもあったが……

50年前の復讐を果たすためにシャドウを目覚めさせ、エッグドローンと使ってロボトニックを呼び出し協力関係を結ぶ。
その目的は釈放を条件にGUNに作らせていた地球のどこでもピンポイントに攻撃できる決戦兵器エクリプスキャノンの奪取であった。
いろいろなトラブルはありつつもシャドウの活躍で起動キーを奪ったことでついにエクリプスキャノンを起動させることになる。



ちなみに110歳でありながら50年前とほとんど変わらない肉体を維持していた理由に関しては作中では直接描写はないが、
インタビューによるとシャドウのトゲのカオスエネルギーから活力を得ていたためであるようで、
刑務所で殴られてもその後ひどい皴が戻るというシーンも撮影されていたとのこと。

ジェラルドの時があの時のまま止まったままであるということを直接的に描写したシーンではあったが、
本作自体かなりいろいろな要素を詰め込んだ作品であるため、絶対に必要であると判断されなかったこのシーンはカットされたとのこと。


マリア・ロボトニック
演:アリーラ・ブラウン、日本語吹替:悠木碧
原作同様にジェラルドの孫として登場。
原作ゲームと比べると活発な様子が見られ、良くも悪くも年相応の女の子といった感じとなっており、
作中描写的にも原作のように病弱というわけではないようだ。
結構悪辣なイタズラにロボトニックの血を感じる。

ウォルターズの言葉によるとジェラルドとはいつも一緒とのことで、
彼の研究にはなんらかの理由でついてきている様子で、シャドウと出会ったことで一緒に暮らすようになる。

インタビュー等によるとシャドウという存在を描くうえでマリアとの関係性は絶対に外せないが、
PG指定の映画でソニアド2の物語をそのまま再現するのは(映画の尺の都合もあって)難しいためか、制作サイドもここら辺のバランス調整はかなり丁寧に行った様子である。

吹き替え版はソニックファンかつ熱烈なシャドウ推しでお馴染みの悠木碧が担当。
公式サイトでのコメントではかなり熱量のあるコメントを公開していた。「推しの推しの声帯になる世界線がこの日本に存在してしまう…?」



用語


エクリプスキャノン
GUNが釈放を条件にジェラルドから設計図を提供された決戦兵器。
衛星軌道上から地球上のどこにでもピンポイントでキャノンを発射できる代物であり、起動には二枚のカードキーが必要となる。
原作ではスペースコロニーアークに搭載された兵器であったが、本作ではアークの設定がないためエクリプスキャノン部分のみが登場となった。
そのため横幅200m前後*19とかなり小さめ。

ロンドンのGUN司令部前のテムズ川の川底に隠されていたが、ロボトニックたちに奪取され衛星軌道に浮上。
変形したうえで、シャドウによって炉心にカオスエネルギーを注入させられた。威力は原作通りで月を(下から5分の1程度ではあったが)貫通して両断してしまうほど。
内部には多数のロボットが搭載されており、有事の際には出撃させることもできる。

ちなみに原作同様にジェラルドの顔を模した形態になるが、位置関係の都合で原作の鼻水ビームにはなっていない。エンディングでやったが



余談




  • 『TOKYO MISSION』という邦題は公式サイトによると
    『ワイルド・スピード』シリーズと同じプロデューサーチームが、『ソニック』日本チームとアイデアを出し合い、日本のファンへの愛とメッセージをこめたものとのこと。
    ただ、東京が舞台なのは序盤のクライマックスシーンだけであるため、人によってはこの邦題に肩透かしを食らってしまったという人も。GUNの元でミッションしていたのが東京だけなので仕方ないとは言えるが。

  • 日本向けのプロモーションの一環として『龍が如く』シリーズのキャストである中谷一博氏と宇垣秀成氏が冒頭の監獄島の警備員役でゲスト参加。
    それに合わせて、『龍が如く』シリーズファンに向けて彼らの演じた春日一番と真島吾朗になり切った「龍が如くver.“やりすぎ”本編特別クリップ」がYouTubeに投稿されている。本編ではちゃんと仕事をしているのでご安心を。

  • 本作の撮影ではCGキャラクター用に新たにリアルサイズのパペットを採用。
    以前までのテニスボールや棒以上に臨場感を持った状態で撮影ができたということで実写キャストにも好評だったそう。

  • 本作の予告映像は予告編だけでしか使われていないセリフや別の場面と合わせたセリフやCGモデルと取り換えたりカットした映像の数々から、前作以上にミスリードが多く存在し、実際の映画を視聴して驚いた視聴者も多かった様子。本Wikiの一部記述でももれなくだまされていた。

  • アメリカの若い世代を中心に流行っているアグリー(クソダサ)セーターの文化に対応してか、実写初期版のソニック…すなわちアグリーソニックのセーターが公式グッズ化を果たしている。何気にアグリーソニックという名称が公式で採用されたのも初。一キャラとして成立したのもあってかノリノリである。




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最終更新:2025年02月16日 17:56

*1 ちなみにこの曲が収録されたアルバム『Luxury Disease』には同じくソニックフロンティアのエンディング曲として採用された「Vandalize」の別バージョンが収録されている

*2 予告字幕版がベースのため、本編とは状況やセリフが異なる。

*3 実際、復讐心を優先して地球に被害を与えかねない兵器を後回しにしてシャドウに挑むという選択肢を作中取っていた。

*4 実際の所、テイルスの言うように科学的根拠がないとは言い切れず吐息に含まれる水分の影響で接続がし易くなるのだが、それ故に劣化するので長期的に見ると危険な行為なんだとか。

*5 マディには捨てろと言われていた。

*6 作戦会議中にナックルズに食べられていた

*7 ロックウェルの反応を見る限り重症ながら生きている可能性が高い

*8 ちなみにストーリーの初期案ではエッグマンとストーンはメキシコに潜伏していたが、ストーリーのペースの顕密化もあってそのまま潜伏先が東京となっており、ストーンのセリフにわずかにその名残がある。

*9 原作ゲームだとイーヴォ表記であり、パンフレットでもゲーム版のエッグマンの紹介欄ではイーヴォと表記されているが、本作では吹き替え・字幕共にアイヴォとしている。おかげで一部吹き替え版初見の人には「相棒」や「My boy 」と勘違いされてたとか。

*10 ソニックにはTOKYO DRIFTと呼ばれた

*11 ネタバレ回避のためか、公式サイトでは原作と同じく「ジェラルドによって生み出された」と記載されていた。

*12サイバーパンク2077』というゲームでキアヌが演じているキャラクター。ちなみに同作にはナックルズ役のイドリス・エルバの演じるキャラクターも登場している

*13 過去の描写では使用している場面が見られず、避難の際にも使用していなかったため、マリアの死後に覚醒した能力の可能性もある。

*14 パンフレットでは速さはソニック並、強さはナックルズ並、頭の良さはテイルス並と例えられている。

*15 原作の場合はブラックアームズから作られたことを知っているうえで、マリアの特効薬になるはずだった自身の生まれた意味も果たせなかった点も大きいとはいえるが。

*16 続けて、争いの元となっている「彼女は彼らの賞品ではない」と続いている為決して理由なく物騒な結論に至ったわけではない。

*17 公式サイドからもその旨の言及がある。

*18 シャドジェネ収録のジェラルドの手記にて、結構アグレッシブで大胆な過去が明かされてるため、これから入った方が比較的温度差が少ないかもしれない。

*19 格納庫すぐ横に存在するロンドンブリッジの全長がおよそ240mのため

*20 スポーツタイプのバイクはどれだけ低くてもシート高が700mm超となるため普通に考えるとシャドウの身長(1m)の8割は持っていくことになる。

*21 新ソニのソレアナ公国等が該当するとのこと。

*22 『ソニックフォース』で大量にメタルソニックが登場したことがあったが、そちらはファントムルビーによる偽物だった為、本物のメタルソニックが大量に登場したのはこれが初である

*23 前作までのテイルス、シャドウや本作のメタル、エミーと異なり、黒背景に白文字の方のエンドクレジットの後のシーン